オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

20Hz〜20KHzテスト・トーン

2019年01月30日 20時30分36秒 | オーディオ

大型スピーカーでも位相は合う②

オーディオは理論が大切です!



友達をこれ以上失いたくないので、理論派も実は私は好きなんですが・・・・

信じてもらえるかな?




理論を唱えるのにまず必要なのが測定器


我が家の測定器といえば、先日紹介させて頂いた使い物にならない、




世界一の測定器




オーディオマニアたるものは誰でもが、誇れる測定器を持っていると思っていますが

・・・・・・・、




まあそんな測定器が聴き分ける信号は



私はお気に入りの女性ボーカルのレコードと

テストトーンで位相を合わせています


私のテスト・トーンはCDですが、今はYouTubeにもあります、

周波数テストトーンで出てきます


20Hz~20KHZの信号を流すだけで実は位相が合うんです
(☆お前のはそんなに出ないだろうが〜、と言った貴方、大丈夫です耳で聞こえない下と上は心で聞いてます)



まあこの周波数の我がシステムで再生できるのは〇〇~△△ぐらいですが




このテストトーンが最初から最後ま同じ場所で動かずに鳴ればそのシステムは合格


帯域と共に上に上がっていくようでは、

口裂け女の大口ボーカルや、チェロの大きのバイオリンが奏でる音楽になってしまいます


きつい音、張りがない音、力がない、などもこれが合っていないと出る症状です



以前のシステムは、ヴォイスコイルで合わせていたので、ビタっと全く動かず


センターの繋がれていない

音が出ないA5から歌声やテストトーンは出ていました



視覚的なものもあってかほんとにびくりとも動かないシステムでしたが









今のシステムは、


というか、WE22Aを入れてからは大変でした

どうセッティングしても




うごく




音量の違いでも


うごく





音源を動かさないようにするには










嚇す!


Don’t move




この44マグナムが目に入らねのか〜



テメェ〜、

ちょとでも動いたら撃つぞ!






・・・・・・・





と脅しても




ちょっと動く







他に止める方法としては

修行がいるが、ハンドパワーの念力も効果的



音の帯域が上がるごとに、動くな〜、動くな〜、

あっ、そっそこまで〜止まれ〜



とまるんだ〜




あ〜〜ダメか〜〜



まだ、修行が足りないようだ











なんてことを繰り返してきたのだが(笑)





ほんとに合わせるのは位相なのか距離なのか

何を合わせるのがいいのか様々なテストを行ってきた


世界一の測定器を使って


・・・・・・・、



またこの測定器、以前も言ったが燃料のエナジードリンクの量が一定量を超えると



Not moving ok




の表示が出るが、その時だけ、

翌日はまた動く






今まで行ってきたのは、クロスでの位相合わせ

一周期を合わせるのが無理なので、半周期の逆位相の位置合わせで調整してきた


かなりいいとこまで来ていたが動く、44マグナムで脅しても多少動く





何度も計算して距離を測って、ホーンの80%理論も試したが



以前のようにピタリとはいかなかった







でもまあ音質は最高だし、

ちょっと口は大きい位くらいが、ちょうどいいや

なんてごまかしながら聴いいていたが





やはり我慢できず徹底的に合わせてみました



今回は様々な理論は無視して、

自分の信じる測定器だけを頼りに、重いホーンを


前に出したり、

出したり、



また引っ込めたり




何度も繰り返し、やっとほんとに動かない場所を探り当てた、



20~20Kが全く動かない不動のセッティング



かなりホーンが前いでてきてカッコ悪いが仕方ない









距離を測ってみると、クロス位相の距離ではなく、


物理的なボイスコイルの距離


低域ホーンも実際の距離と反射距離とあるが、





実距離でビタリとあった


22ホーンも80%が出口とかいろいろな理論があるが、

実際のホーンの長さと同じだった






様々な理論があって、様々な環境があって、様々な結果があるのだと思う





我が家では物理的にボイスコイルを合わせるのが、



一番気持ちいいサウンドを奏でるようです


ホーン型スピーカーでも位相は合う

2019年01月29日 18時08分53秒 | オーディオ


ホーン型スピーカーは簡単に言えばメガホンの様なもの


小さい声でもメガホンを使えば効率よく遠くまで伝搬できる、という特性を持っています。




その特性を生かし、物理的に歪の少ない小さな振動板で、

歪の起きない少ない振動で、正確に空気を動かし



その正しく振動した空気に圧を掛け整えて、

一気にホーンで拡張して、多くの正しく振動した空気を放射することで


リアルで鮮烈なサウンドを奏でることができる



コンプレッションドライバーとホーンの組合せが奏でるサウンドは、

正にそこで歌っているかの様なリアルなサウンドを奏でます




ではなぜ、その理想的なリアルなサウンドを奏でるスピーカー

コンプレッションドライバーとホーンの組合せがスピーカーシステムの主流にならないのか




様々な理由がありますが、
大きいこと、そこまで質を求める必要がない、等のくだらない意見は除き

・・・・・、



そもそもスピーカーの目的は何なのかというと


声や楽器音などの自然音の音波を、録音し電気信号に変換してして

出来るだけその信号を再び元の音波と同様に再生することが目的ですよね
注(※私の場合はこの理論とはちょっと違います)




出来るだけ元の音波に近付けるため理想は、ブレが少ないように振動する振動板は一つのほうがいいです


が、一つのユニットでは帯域が足りない場合は、帯域を分けて複数のユニットを使うことになるのですが



実はこれが大問題



この大問題を嫌う方々はフルレンジで「音楽」を楽しみます
※大昔の555+15Aなど最強のフルレンジホーンであったと思います



だが悲しくもこのフルレンジでは物足りない私は

マルチユニットで再生するしかありません、




それぞれの素晴らしいサウンドを奏でる複数のユニットを使って


一つ一つのユニットは素晴らしくても、それを幾つか使った「システム」となると大変




全帯域ホーンのマルチユニットを行ったならばまだしも

「中高域のみホーンスピーカーシステム」は特にバランスが悪くなります




とある同様のホーン型スピーカーの宣伝文句に

「中音域の音が他の方式のスピーカーよりもリアルに聴こえることが、
ホーン・スピーカーの最大の魅力です」


なんて書かれていますが、自らバランスの悪さを自白したような宣伝文句です


全体域を理想的なホーンで行うのはホーン長や時間軸等物理的に困難なため、



妥協で止むを得ず、仕方なく、

合わないのはわかっている低域と合わせたことが、ホーン型スピーカーシステムの問題点



そこことは今までも散々書いてきましたが、



合わない原因は

最終的に音波変換させる中域と低域の振動板の素材の違い、

そしてコンプレッション方式とバスレフ方式の「圧の」違いによる、「速さ」の違い

それと音源の位置の違いによる、音軸のズレ

勿論、位相の問題もある




スピーカーシステムとしては、これらが合っていないと





先ほどの、とあるスピーカーの謳い文句となったり、

楽器や声が音源に対し、異常に大きく再生したりして、よく言う
お化け口のボーカルが歌う

となってしまいます


それと、時々聞く話ですが、

ホーンスピーカーは音がキツい、とかいう方や

力が無い、迫力が無い、音離れが悪い・・・・、




実は、これらは全て、バランスの悪いホーンスピーカーで起きる現象です




いままで、これら位相・音軸問題を解決するために

諸先輩型の理論を参考にさせて頂き、様々な実験を(いじって)きました





疑問はたくさんありました、

位置合わせの基本、どこを基準に合わせるか


振動板?

ボイスコイル?

振動板のつけね?

ユニットの出口?

ホーン型はスロート出口?



また、ホーンは面一の出口が、音が出口ではなく、

ホーンの80%の位置から音が出る?

はたまた音源の位置を合わせるのではない?

位相を合わせるのだ?




諸先輩方、

皆さんの理論は皆正しく聞こえ、読めば読むほど正論ばかり


理論派の皆様はほんとに大変ですね


測定して、計算して、また測定して、文献を漁り、

理論を実践する姿勢はほんとに凄い、素晴らしいと思います。


























でもね

はっきり言って、そんな理論ばかりを唱える人の所で感動的な音を聞いたことは・・・・・・、


な○、

いうと怒られるから言いませんが




先日も暴露しましたが、私は、なんといっても世界一の測定器を所有しています



私の知るオーディオマニアは、皆さん私以上の基準の測定器をお持ちの様です


なぜだろう、理論を学びそれを唱える音を造る人より

自分の測定器を磨いて、奏でた人の再生音の方が




感動的です

スピーカーは生き物、常にお手入れを ・・、

2019年01月25日 22時50分02秒 | オーディオ

オーディオのスピーカーはペットのようなもの

常にお手入れをして最高の状態にしておかないとすぐ機嫌が悪くなってしまいます



ちょっといい音がしたからもうスピーカいじらなくていいや

後は毎日楽しく音楽を聴こう




なんて思った瞬間から、スピーカーちゃんの機嫌が悪くなります




あそこをこちょこちょ、こっちをなでなで、きれいに磨いてキュッキュッキュ




スピーカーのお手入れは大変です


私はスピーカーをいじくりまくっているのでは無いのです



お手入れして、可愛がっているのです





今日のお手入れは、WE 597Aツイーターちゃん





位相調整で散々前に後ろに高く低くいろいろやってみましたが




どこに置いても、ツーウエイの魅力を更に引き上げるセッティングができませんでした





仕方なく、アホでもできる位相合わせ。



ヴォイスコイル物理的位置合わせ





なんとこれが、今のところBESTセッティング





1キロでも2キロでも10キロでも、ツイーターから音が出ない


ちゃんとウーハーと中域ホーンの間から音が出る





ツイーターちゃんの位置合わせは結局のところ

ウーハーとの位置合わせができるならそれが一番いいようだ





声の定位が良くなった、でも、少し音が小さくなったような気がします



ならば、バッフルを付けて、能率アップ


ツイーターにバッフルを付けると能率アップと繋がりが良くなるはず





久々にやってみたが




みょーなバランス、歌声が不自然


バランスも悪い


板を外すと、





おーヤッパリこっちがいい


WE 597Aが描き出す、声の輪郭



輪郭が整お存在感が現れるが、その空気感と言うか


音の描写力が素晴らしい





劇場では音を遠くまで飛ばすためにバッフルを付けたのだろうが


資金距離で聞く一般家庭では





なにも無いほうが、抜けも良く、空気感、奥行き感


どれをとっても素晴らしい




バッフル無しのWe 597Aいい音描きます





ガラード301の魅力、キレと力を活かすセッティング

2019年01月24日 23時54分52秒 | オーディオ


スピーカーのセッティングが上手くいきボリュームが益々上がってきて

困ったのはハウリングが出るようになってきてしまった




基本に戻ってメインプレーヤーの調整を行いました




励磁スピーカーの魅力、キレ、透明感それを生かすも殺すも


やはりアナログオーディオではプレーヤーのセッティング次第ですね





聴きやすさ、ふくよかさ、柔らかさ、余韻、力強さ、キレ、響き

我がシステムでは、聴く曲やレコードによって、

更にそれを色濃くする、三台のプレーヤーで再生できます



力とキレが気持ちよく奏でられるターンテーブルは

ガラード301をおいて他に無いと、私は思っています




あっ、言い忘れましたが、ガラードとオルトフォンのアームの組み合わせです

間違ってもガラードとSMEの組み合わせでは、



お互いの力を出しきれない組み合わせだと思っています




SMEとトーレンスは聴きやすさ、柔らかさ、余韻と言った響きではベストマッチですね、

余分な音を適度に削いで、本当に上手く歌いあげますね





ですが、トーレスとSMEでは絶対に出せないサウンドがあります

ドラムやティンパニーのアタックから弾ける生々しい活きたサウンドは

ガラードとオルトフォンで味わうと別格




他の組み合わせでは、それらしい音がしますが、打楽器の楽しさは比較になりません



勿論ガラードとオルトフォンの組み合わせであっても

セッティングを誤ればこれもまたた弾んだ楽しくサウンドは奏でない





ガラード&オルトフォンの良さを活かしたセティングは

ガッチりとリジッド

バネやゴムやましてや、マグネットで浮かせて使うのは、もってのほか




F1マシンでパリダカに参加するようなもの



以前のオラクルやジャイロデックでも散々やってみたことがあるが


はっきり言ってオルトフォンのアームの良さを、フローティングプレーヤーでは感じられなかったです


ついでに、EMTやプレステージでも申し訳ないがガラード&オルトフォンのアタックは出なかった




マイクロの8000や5000はそこそこ上手く出るが、残念ながら好きでは無い



打楽器ではガラードのリジッドセッティング、私はこれが一番好きなプレーヤー


だが、リジッドで使い勝手を考えたセッティングでは、今回のような


ハウリングとの闘いが待ってます




ハウリング対策で、一番簡単で効果的なのは、


マグネットフローティング、で浮かせてしまう事




ハウリングには効果的だが、はっきり言ってバネやマグネットで浮かせてしまっては



ガラードを使う意味はない



もちろんオリジナルガラードではバネで浮かせたタイプも有って

この使い方がオリジナルだ!、と言われる方もいらっしゃいます



否定はしませんが、私はこれが本来のポテンシャルを発揮した使い方だとは思えません



本来かどうかの議論は置いておいて、魅力を倍増させるセッティングは、がっちりリジッド





もちろん各部の調整メンテナンスを施した、「ゴ〜ー〜」って音がしないのが基本



申し訳ないがOILタイプは魅力が薄れます、グリスタイプの、オリジナルグリスを使ってが基本です




オリジナル以外のグリスを使って、ガラード301ハンマートーンは語れません、絶対に







そんなガラード301ハンマートーンとオルトフォンの組み合わせ、で

リジッドなセッティングを行ったものが奏でる、



男らしくタイトに弾けるサウンドの魅力は、絶品です、







でも、ハウリングがひどいので、


ダメを承知でマグネットフローティング台に乗せてみました


やはり、トーレンスと変わらない柔らかさ、ふくよかさ、聴きやすさ




暫く我慢して聞いていましたが、限界




フローティング台から下ろしました、正直フローティングのサウンドは好きではありません


アンプなどは金属ラックにネジで固定が一番いいと思っていますが



わが環境では無理なので、全てのアンプや電源は浮いています





完全フローティングではなく、一点はつっかえ棒で支持しています、


フローティングボードにつっかえ棒?



おかしく思えるでしょうが、私はこの方法が一番好きです






でもフローティングボードで一点支持方式は、やはりガラードの魅力を殺いでしまいした



やむを得ず今度は、ゴムで浮かす作戦を取りましたが



結果は同じ、ガラードの魅力を生かすことができませんでした





何日も同じようなことを、ゴム質を変えて、場所を変えて、探ってきました


がやっと妥協点が見つかりました



ゴムと、鉛板を様々にサンドした特性の五点支持の飲酒レーター




定期的にずらしたりやり直さなければならないセッティングだが、やむを得ない



やっと魅力を活かし、楽しい音量で、ハウリングから逃げることができるセティングポイントが見つかりました






タイトに弾けるサウンドを引き出すプレーヤー



無駄な音を奏でない励磁型スピーカーが奏でるサウンドは









へへへへへへ〜〜〜です!

位相が合う→ピントが合う→音が暴れない→困った

2019年01月21日 10時53分26秒 | オーディオ

今は、デジタルで簡単に合わせられる時代だが


・・・・・・、







昔話で恐縮だが、もう20数年経つが昔HIVIという雑誌に出たことがあったのです





勿論ホームシアターでの取材だが

映像にも膨大な金額を投資し当時完成したが
※(このファロージャラインダブラーは高かった、Xoも、SONY1272Qjも今は粗大ごみとなってしまったが)
※※(ついでにスチュワートのサウンドスクリーンもゴミとなりました)ごみの合計は695です

そのころはギンギンのオーディオマニアであったので




映像だけではなく、音にも相当の拘りを持って作ったホームシアターだった




その時はやっていた最新音響システムは

AC3なる5.1チャンネルのドルビーシステム





デンオンの高額なプリアンプでスタートして、ヤマハやいくつかの海外高級AVアンプを使った記憶がある

今でも使っていないがオンキョーのAVアンプが一台ある






さんざんやってみて仮想の音軸は画面があって成り立つもの、

画面に意識の80~90%の意識が集中して、残りで聴くための装置


それらの方式で録音・再生されたものに、音楽での感動は無い!

そう結論付けてはや20数年、名残のA5センタースピーカーはあるが、二チャンネル以上の再生はしていない






それ以来、正直私はデジタルデバイダーやDSPは嫌いです



20年前の技術ですから、当然今は比べ物にならないくらいに良くなっているとは思いますが


・・・・・・・・・、




この時のイメージを覆す音に出会ったことはありません







だから、位相・音軸、マルチスピーカーで合わせなくてはならない物理的な距離合わせは、

実際に動かして合わせるしかありません!







WE22AやWEのホーンは舞台のスクリーンの裏に、奥行きを取らずに設置できることが絶対条件で作られています、

だから、フォールデッドやロールによってコンパクトに奥域を取らない作り


その、苦労の設計を無視した、全面に引っ張り出した配置





「使うなよWE22Aを」、と言われそうだが、これも仕方のないことなんです





仮想ではなく、実際の低域ウーハーLanshing415のヴォイスコイル位置と

中域のAltec288Fcのヴォイスコイル位置を





中低域クロスポイントで位相を合わせました、340/250=136

ジャスト136㎝離れています、ユニットが同じ向きなら同相でしょうが、逆を向いているから逆相で配線がいいのかな?

まあこれはどちらも毎回、ユニットを動かす度に試しています







位相問題では

通常のリスニングルームでは直接音が6割間接音が4割とか、

昔のボーズさんは直接音1:間接音8なんて様々な理論でした






確かにコーン型のスピーカーは間接音が多く位相問題はあまり気にしなくていいと言われていましたが


ホーン型はわりと直接音が多いいですので、その辺は大変です



まあお陰様で22A下敷き覚悟の調整の甲斐あってかツーウエイでは

位相がかなりあってきました












位相が合うとピントが合います



音像の定位もよくなります






音が暴れなくなります









迫力が薄れます













生理的に「綺麗で良い音」が嫌いな私は大変です(笑)

・・・・・・

WE22Aが、シャープな音像を描く

2019年01月17日 19時26分31秒 | オーディオ

位相・音軸・距離問題・・・・、考えていても埒があかないので、板に載せてホーンを引っ張り出して

世界一の測定器で測ってみました




何事も測定器は大切、測るものが正確ならば解決は早い



今はそこそこの測定器とチャンデバがあれば、すぐに位相なんて解消してしまい、


マルチユニットの位相ズレなんて、問題になるほどの事ではないのでしょうが





我がシステムではそこそこの測定器ではなく、世界一精度の〇〇い測定器を使っているから・・・、



そんな測定器しか無いから、何年たっても、









う〜〜ん、いいね〜酔いしれるような美声だ~・・・・・

でも口がでかい!



すんごい弾んで良い響きだ~

でも楽器が動く!



心が感じて感動的なサウンドだ~

でもちょっと気持ち悪い!







こんなことの繰り返し




なんともいい加減な、気分屋な測定器だから、



数値に勝手に付加価値が載ってしまう

このくらい努力したんだから、このくらいの数値は出てるはずだ


あれだけ苦労したんだから、このくらいは改善されているはずだ





と、労力と希望が+された測定器


しかも動かすにはエナジードリンクが必要、測定器が動くときは必ず注入しなければならない


その量や、酒類に酔って数値は様々、だから、始末が悪い、

その時は良くても、あとで聴くと、




なんじゃこりゃ




まあ、これからもこの繰り返しだろうが、

この測定器と共にまた一歩進むことにする




あっ因みに、世界一の測定器とはこれです

私の耳














さて本題



巷ではWE22Aは人の声を再生するには、このうえないであろう名機、と言われているが


実際にそんな音に出たったことが殆どないのは私だけだろうか?


WE22Aの評判は、ボケる、滲む、音がひっくり返る、量で動く、Etc



悪評ばかりだが








だが、


ばかこくでねえ〜〜




実はWE22AはALTEC311-90にも勝るかもしれない

シャープな音を奏でるやはり名機であった







我がシステムでのWE22Aの音像がボケる、動くは、セッティングの問題だった




課題であった、
位相・時間軸問題を、根本的に解決するべく取り組み始めた





まずは基本のツーウエイにしてウーハーとドライバーの問題を解消することにした




当初の計算では300クロスのはずだったが

現在のクロスは250Hzくらいの様だ(コンデンサーを変えたりコイルを変えたりしてかなり下げました)


250Hzの一周期は1360㎝これに双方のヴォイスコイルを合わせることにした



だが415ウーハーはストレートに音は出ない、実際はデフェーザーとホーンに反射してからホーンの外に出る




音の屈折角度は入射角と反射角は等しいとのことで計算した場合は、実際のホーン出口までは60㎝だが反射角を入れると


最短で74㎝

最大で118㎝


平均だと95㎝となる



低域のヴォイスコイル位置をどう捉えるかも一つの問題点ではある





とりあえず実際のヴォイスコイル位置で1360㎝までゆっくりと




かなり22Aホーンが前に来る



前に来る・前に来る・・・・・・・・




以前、ホーンに潰され殉職するかと思った経験から、つっかえ棒を用意しました



半周期セッティングとは明らかに違う、歌う声が下に降りてきた





我がシステムで一番ピントが合った時は

何時も聞いてる女性ヴォーカルの声がビシッとリアルに、あたかもそこで歌っていた用だった




システムの真ん中に使っていない元A5が鎮座していたが、

その繋がれていないA5から美声が流れていた

そこまで来ることは無いと思って始めた今回の実験だが







当初のヴォイスコイル距離約60㎝から始めたが120㎝を超えたくらいから声が下に下がってきた


上の22Aホーンから声が出ていない、ウーハーからヴォーカルが聞こえきた







おっつ




良い感じ






もっと前・もっと前・・





目標のヴォイスコイル距離1360㎝に達し、我が世界一の測定器にかけてみると、










音のピント指数:100%

美声変換率:MAX

滲み誤差:感知不能

感動指数:よっ!、世界一










やった~


































あくまでも世界一〇〇な測定器ですがね








マルチS Pで合わせるのは位相?音軸?距離?

2019年01月17日 00時45分57秒 | オーディオ


マルチスピーカで合わせなくてはならないものは

音色?

音圧?

音速?

音軸?

位相?

時間?

沢山合わせなければなりません


我がシステムは現在スリーウエイシステム、まあツーウエイでも可能だが

複数の低域・中域・広域ユニットを使いひとつの音楽を奏でるスピーカーシステム


振動板はコーン紙・アルミ・ジュラルミンの別々の音色だが

励磁と様々なマニアックな技法で程度音色は合わせられている


音圧・音速もオール・コンプレッションホーンで、ある程度合わせてきている


・・・・・・








だがどんなに音が良くなっても、

厚が強くなっても、

張りが良くなっても

一つ一つの音が最高によくなっても






音楽が最高に鳴るとは限らないです




前にも書きましたが、これは史上最高の音質を誇ったであろう




ベル研のフレッチャーシステムの失敗が物語っている

高域用ユニットのホーン長が3フィート、

低域用ホーン長が11フィート、

その差8フィート




2.3メートルの音源位置のずれが、時間のずれとなって



到達時間差が8mm/sあったのだそうです。


結果、時間軸が合わなくてタップダンスが二回聞こえるほどの状態だったそうである





一つの定義として、



マルチユニットの時間軸を合わせる、

これは各ユニットの音の発信源、ヴォイスコイルの位置を合わせることで解決する


以前もこの方法でうまくいっていた








もうひとつの定義は、


クロスポイントで位相を合わせるやり方


我がシステムのクロスは300Hz

クロス周波数 : 300Hzでの波長は
300Hzの波長 : 340m(音速)÷300=113cmとなります




一周期で113センチの位置に・ドライバーとウーハーのヴォイスコイルを合わせれば



位相が合います、
(現状は、この半分の半周期の位相合わせで聴いています)





ただ、


位相があったとして時間軸はあっていません







音距離で時間軸を合わせるべきなのか、クロス位相を合わせるべきなのか

難しい問題です

固定され抑えられ塞がれて、飛び出す低音

2019年01月12日 14時48分52秒 | オーディオ

Lanshing415





一般的に音の良いスピーカーの振動板は、軽くて動きの良いものがいいと言われています



反応が良くレスポンスのいいスピーカーは、

音も繊細で、振動板が軽ければ余分い動かず、余分な音を出さないと言われています



またコーン紙の場合、振動板は紙です、だから大きい振動板だと歪みやすいです

これらを解決するために、最近の音の良いスピーカーは

小さくて・動きがいいユニットになってきています




確かに小さくて動きがいいユニットは素晴らしいサウンドを奏でます










我が愛機LANSIG415はちょっと違います





普通スピーカーの振動板の外側はエッジが貼られています


ロールや波型を、布やポリプロや革などが貼られている



これは紙でも振動板は歪まないように頑丈にできています、



丈夫な紙では振動板が上手く振動しないので、このような「動きやすいエッジ」が外側に貼られています




反応良く微細な信号でも、レスポンスよく振動板を動かすために「エッジ」が貼らているんですが



我がLasing415は「FIXエッジ」なる得体の知れないものが貼られています






fixとは調べると、:「固定する,動かないようにする」という意味




ん?、動きやすくするためのエッジが、「動かないようにする」エッジ?




ありえないでしょ〜




それともう一つ、振動板のボイスコイルをさせるダンパーも必要ですが


これも振動板の動きを妨げないように通常は、波型のフラフラの布などの

動きやすいもので支えられている



普通はね




でも我が415はベークライト蝶ダンパーなる「板」で出来ている




動かない固定したエッジに、板のダンパーで支えたれた振動板は意外に大きい


515などのボイスコイルは10センチ、その半分の小さなボイスコイルだから振動板面積が大きい



通常ボイスコイルは大きいほうが正確に信号を振動に変えられると言われていて



音のいいコンプレッションドライバーなどは、

振動板の大きさと同じ大きさの、大きなボイスコイルは正確でいい音




と、これにも大きく反した415、小さなヴォイスコイルで大きな、動かない振動板を動かすという




とんでもないスピーカー(笑)




常識を遥か逸脱し、良音の定義に逆行した、スピーカー






しかもそれだけではない



我がシステムは、その動かない、やっと動いた振動板を物理的に空気振動をさせないように

全面を板で塞いで圧をかけている



全面だけではない



後方もBOXを作って塞いでいる、窒息しないよに空気取りの穴は空いていますが





動きの悪いスピーカーを、さらに動かないように圧をかけている、マゾスピーカー





そのマゾスピーカーに送られる信号も、細〜い単線一本で送られている





つまり、絞って、搾って、私募って?めいっぱいしぼってから、音を解き放ちます




その解き放たれた音を今度はディフェーザーで拡散して、ホーンが拡張します







いじめ抜かれた男は強い!


と同じで、いじめ抜かれて解き放たれた音は、




弾んで響きます




実はこの弾んで響く低音は、中高域にコンプレッションドライバーとホーンを使うシステムでは重要なポイント



WE594Aを夢見て改良された、一応、多分、きっと、お願いだから、近い音がすると信じている288Fc





そんな288Fcの浸透力のある加速する力強い音に、低音は澱んではいけない、量で膨らんだりしてはいけない




タイトに弾ける低音ではなくてはいけない





そんな思いでいろいろ試してきました、もちろん素人考えで、プロの方やメーカー製品を使う方々からみれば




馬鹿な真似



でしょうが、いいんです、




自論を語ると反論の嵐でしょうが、あえてもう一度言います





コンプレッションドライバーとホーンを使った中高域を活かす低音は、

バスレフや密閉で鳴らすウーハーでは追いつきません




ドライバーの高域に合う「低音」




やっと、先が見えてきた今日この頃です










新年装置紹介②コンプレッションドライバー、288FC

2019年01月08日 10時33分11秒 | オーディオ


コンプレッションドライバーを語るなら、

マニアなら必ず持っている名機があります


オーディオ界の頂点、神器WE594A


このコンプレッションドライバーを使わずにはWEサウンドは語れない・・・・







・・・・・、

だが残念ながらこのドライバーは数多く作られたわけではないので、

オーディの神に選ばれし者しか手にすることはできない






運に恵まれず、神に選ばれなかったものは・・・・・




大丈夫、そんな貧〇人方の為に、救世主が我が町にいます

時代が時代なら天才!と言われた、かもしれない・気がする・ような雰囲気のオーディオマニアが店を開いている




その店の名は「Tオーディオ」、店主はT氏、Tは歪の無い綺麗なサウンドでなければオーディをやる意味はない

と綺麗な音色のスピーカー、アンプ、その他オーディオ機器に拘ってきた


だからスピーカーは「紙」のコーン紙は嫌いで使わない、

振動板は金属に限る、



その金属の振動板を正確に音にするコンプレッションドライバー方式、

それを正確に拡声するホーン方式でなければならない

この信念の元数十年間オーディオと取り組んできた猛者


最近は夢の低音ホーンをいくつも実現し、その仲間と至福の日々を過ごされているが


オール・コンプレッション・ドライバー+ホーンを理想とするその方の研究の末に




やはりコンプレッションドライバーはWE594Aが最高

の結論になり

多くのユーザーに594A使ってもらおうと考えたが、周りの客は貧乏人ばかり



「そんなバカ高いもの買えるわけないだろ~」安くていいものはないのか!



そんな都合のいい事言う客ばかり、考えた末に彼は同じようなものを作ろうと決意し

様々な名機を壊してきた、もとい改良してきた


諸般の事情で594ドライバーが買えないなら、まずはその末裔JBL375となったが・・・

これがかなり多くの問題を抱えていた、


それもそのはず、


594Aは一切の妥協無く最高の音質を目指してベル研で開発された至高の機器

対する375はそれを模範にローコスト、簡単メンテナンスを命題に似たものを作ったもの



数台の改良を行ったが、594Aのレベルにするにはかなりの労力を必要とし断念

一番の問題はコンプレッションの要、フェイズプラグが375はプラスチックで出来ているため、

この音質が気に入らなかったとのこと





次に目を付けたのが、Altec288C、



これはもともと励磁の287を、上記と同じの命題を掲げられ、

この方がやむを得ずアルニコマグネットにデッドチューンしたもの




振動板の大きさはちょっと小さくなるが、


フェイズプラグも594Aとほぼ同じ真鍮製

元の287も、当時594Aを目指して開発されたもの、

だから近いものにはなるはずと



288Cを改良することになった、磁力の強いというか容量の大きい16Gも作ったが、


重くて大変なのもであったので、288Cが大きさも手ごろだったらしい

財力の乏しいオーディオマニなの夢を叶えるべく

大量の288Cを改造するのに、まず大変なのが「蓋を」開けること



やったことがある人は分かるだろうが、人力ではまず蓋は取れない

この蓋は、オリジナルの287は励磁であった為、電源を切れば磁力がなくなり、簡単に蓋が外せた名残だと思う

常時磁力のある288の蓋をきれいに開けるのは、まず不可能

そこで氏は、脱磁器なるものを開発、


普通のオーディオショップは着磁装置だがここではその反対のとんでもない装置

本体は撮影禁止であったので映せないが、

この無数のコンデンサーを使って、この上にそのナゾの装置がある

この脱磁器装置を使い瞬時にアルニコVマグネットの磁力を落としてしまう恐ろしい装置



通常のアルニコV信者には、信じられない悪行装置だ




とにかくこの装置のおかげで励磁改良が飛躍的に簡単になり

多くの名機がここで、改造手術を受けたらしい





わが愛器288Cもここで手術を受けて、

Feld Coilの288FCと型番が変わった

やっと本題に入るが、



そんな経過を経て我がシステムに最初に入ってきた「励磁」ユニットは288Fcなのです

改造は約二日ほどを要したが、それまで使っていた288Cをそのまま改良したので



その音の違いは歴然であった








え〜〜、しっしっ静か〜〜


滑らか〜〜


クリア〜〜〜〜



一昨日までのアルニコ288Cの奏でたサウンドは、

砂嵐の中で聴いていたようなサウンドだったんだ~





砂嵐が去り、晴れて、艶やかな緑のなかで、雫が煌めく様なサウンドが広がった


なっなっなるほどー、これが「励磁」の世界か―





とにかく綺麗で音が良い!・・・・・・・






今まで、レビンソン、クレル、チェロ、などで奏でていた、マーチンローガン、アポジー、B&W・・・

などの音が良いとはちょっと世界観が違う音の良さ




だが、いままで経験したことのない音の鮮度に戸惑ったのも事実






俺はこんな「良い音に」耐えられるのだろうか?



耳から血が出る〜〜


太田胃散くれ〜〜、胃が痛いー


握りこぶしから汗が滴り落ちる・・・・、ついでに赤いあせも落ちてきた〜〜




聞きにきた人にそんな喜びを提供してきた我がシステム




過激で量感たっぷり


そんなオーディを楽しんでいたのに、何故か励磁の世界に入ってしまった



場違いな音に戸惑いながらも、

闘いつづけて

ふと気がつくと、それまでのエネルギッシュな量感が偽りに思えてきた



迫力は歪みであり


量感は余分な動きから出る付帯音であったことがわかってきた







なるほど〜

どんなにボリュームをあげても歪まずに、余分な音がしない、


最初は物足りなく感じていた音にも慣れ



今まで奏でられていなかった、新しい音が聞こえてきた




実は、やっとその凄さに気がつくまでに数ヶ月を要した





その後も、様々な電源を試したり

さらに音を良くしたり


また悪さをして、悪くしたり





音色を変えるために、コンデンサーを並列に入れてみたり

様々なコンデンサーを試したりもましました


コンデンサーを噛ませると


煌びやかになったり

ウエットになったり


いろいろ試してみたが、結局今は全て外してしまった






電源はダイオード・セレン・と試しましたが

やはりタンガーが一番自然で響きが良くかったです


何より声が聞きやすかった







今はこの電源と288の間にはWE1048Bインダクタンスコイルをチョークとして入れている




一番の問題は



ドライバーを生かすも殺すも・ホーン次第

以前使っていた911-60がこの部屋にはベストだった





でもかっこよさだと

やっぱり311-90のほうがカッコいいかな〜〜






はっきり言おう、ALTEC311-90や60は最高のホーンである!



音が濁らずクリアーで、定位もよくビシッと音像が決まる最高のホーンである






だが、

何故か今は





ピントの甘い




怨霊によって・・・・、違った音量によって


定位が動くというか変わる、最初はホーン臭いホーンと思っていたが


実はとても、

めんど臭い







訳の分からないWE22Aホーンと格闘している毎日です~(笑)





WE597A Bostwick ツイーター

2019年01月05日 18時53分56秒 | オーディオ

新年明けましておめでとうございます


このブログもはや6年目となりました、お付き合い頂き誠にありがとうございます

今年も励磁大音量を楽しみたいとお思っております、

また一年お付き合いの程よろしくお願いいたします


最近FBばかりでブログを書かなかったことを反省しています、

が、・・・FBにて


魅惑の「励磁」の世界にようこそ


というグループを立ち上げましたのでご興味のあるおかたは是非、覗いてみてください



そのFB用にツイーターの写真を撮ったのでこちらで詳しく書かせて頂きます






まずは597をご説明と思いますが・・・、


597Aに興味のある方は読んだことがあると思います

横須賀の極道様のホームページにくしく書かれていますので



これを読んでいただくのが一番なので引用させていただきます、

無断転用ですいません






Western Electric
 597-A Reciever
名前の由来は Lee G Bostwick氏が1929年に開発した高域再生用レシーヴァー

ヴォイスコイルはエッジワイズに巻かれたアルミニウム線で、直径1インチ(2.54cm)。

ごく薄いクラフトペーパーで裏打ちされ、0.002インチ(0.051mm)厚のバフ仕上げが丁寧に施された17STアルミ合金ダイアフラムに固着されている。

エッジはフラットのままだが、これは高域専用のため、振幅を大きくとる必要がないからである。

ダイアフラムの全重量はわずか160mg、カットオフ2kHz(開口部2インチ強〔約5cm〕、長さ4.75インチ〔12.06cm〕の亜鉛合金ホーンの中に、砲弾型のイコライザーが設置されている。

E.R.P.I.のエクイップメント・ブリテンには計7種類のタイプが存在すると記されているが、

『596』と『597』で0.25ポンド(113.25g)重量が異なる(ヨーク部のフィニッシュとターミナル構造が違う)のと、

フィールドコイルの電圧と電流値が用途別になっているだけで、ヴォイスコイルのインピーダンスと耐入力電圧も有意差がないため、基本的にはすべて同一のユニットと考えてよいだろう。

本機は『555』を中心とするシアター・サプライ、3ウェイの“ワイドレンジ・システム”(1933年、
2ウェイもある)に登用されたせいで、

『555』と同様な設計思想に基づいて製品化されたと思われがちである。

事実そのように用いた場合、音色がきわめて近似しており、受持帯域が違うだけという捉え方が一般的のようで、

特許に示されている図や設計者自信が発表したBell Laboratories Recordの記事中写真にも、

15-Aホーン・システムと組み合わせた写真やその測量グラフが出ていることもあり、そう信じてしまうのも無理ない。 

だが、

それは本機の持つ力の一端なのではあるまいか。

傍証だが、その根拠はいくつかある。

まず、1933年当時の光学式録音高域限界は10kHz止まりで、本機の高域周波数限界12kHzを下回ることである。

加えて先述のTA-7272-A 2ウェイ・システム(キャリングケース入りの小型システムで、『TA-4151-A』と組み合わされた)の存在。

さらにケラーA.C.Kellerらが開発に執念を燃やしていた縦振動ディスク(高域は12kHzまで伸びていた)のデモストレーションに用いられた、

移動式プレーンバッフル(『595-A』15インチ低域用コーン型レシーヴァー8本に4本の『597-A』。
4本と2本の組合せもある)があること。

そして何よりも、“ワイドレンジ・システム”のトゥイーターとして用いた時と2ウェイの高域ユニットに
使った場合の、

得られるサウンドのあまりにも大きな差である(クロスオーヴァー周波数はどちらも同じ3Hz)。

前者では、存在感を決して誇示することなく、

あくまでも静かに、

音楽の中にまろやかに溶け込でいく鳴り方。

通常トゥイーターを必要としない『594-A』レシーヴァーを中心とした「ダイフォニック・システム」でも、本機を付加する効果は大きいといえよう。

音場のできかたというか、雰囲気づくりの上手さにおいては、『596-A/597-A』の右に出
るものはない。

しかし本機をひとたび2ウェイで用いると、その性格は一変する。

例えば『TA-4151-A』と組み合わせると、高域が伸びるというよりは、むしろ中域がぐっと充実して、切れ込みと締りが増す印象になるのだ。

エネルギッシュかつスピード感豊かで、モニターライクな現代的サウンド。

これこそ『96-A』本来の慣らし方なのでないだろうか、と思わせるものがある。

確かに設計上の形態からいえば、本機は『555』の系譜に属するという指摘は正しい。

しかし、

仮説だが、思想的には、キャビティの設計、つまりホーンの喉部に設定されたイコライザーとダイアフラムの間隙のとり方。

最初からフルレンジ再生を狙わない手法。

高域の指向性がビーム状に鋭くなるのを防止する小型ホーンの採用。

タイム・ドメインを考慮したパテント図版中のユニット配置(同軸型ユニットがすでに提案されている)。

複雑な熱処理を必要としないシンプルなエンボス加工のダイアフラムとヴォイスコイルの接着法など、むしろ超弩級ユニット

『594-A』の、先駆的製品として性格が強いのではないろうか。

そう考えれば、このユニットの音の二面性も理解しやすいように思われる。


 
{ステレオサウンドK.K.発行 WESTERN ELECTRIC SOUNDより}  
  新忠篤さん著 






う〜ん素晴らしい、


Western Electric 597A BOSTWICK TWEETER は555W REVEICEV の高域補正用として開発されたと聞いていましたが

WE594の高域にも使えた優れモノツイーター


もちろんオリジナルを買えればいいのですが


なかなか手が出ない値段なのでレプリカを使っています


わたしが使っているのはWEラボ製で
・V.C インピーダンス:20 Ω D.C.R
・励磁電圧: 7V DC
・周波数帯域:1K ~ 18KHz
・サイズ:108 φ ×全長181(mm)
・重量 :2.9kg

をコンデンサーカットで繋いでいます今は

1.5μFで接続で、だいたいクロス5KHz位でしょうか?ワニ口クリップで仮接続で何種類か試しています




勿論ネットワークを作った時も、ちゃんとコイルを使ったローカット回路をつけましたが


コンデンサーだけのローカットの方がクリアでいいですね




電源は以前はケンウッドの医療用の精密電源を使っていましたが、ヒジョーに音が硬かったため

いろいろ検討した結果、ショットキーバリアダイオードを使った電源を使っています


テスト用に作ったものをそのまま結局使っています、



タンガーが作りたかったのですが、当時の予算の問題と高域はクリアな方がいいかなーとダイオードを選択しました




まあ、いつかはタンガーに




一応電圧調整機能も付いています、コイルの入口で5.5V〜7.5Vまで三段階ワニ口クリップで調整できます


そして、電源と励磁コイルの間にはコイルを入れています+側も-側も両方に入れています


コイルは沢山使っていますが、ここで使っているのはWE製コイル



これを入れると1.5Vくらい電圧が下がってしまうので、予め出力は上げてあります



つまり、このコイルを使うことを前提に電源を作っています



励磁の使いこなしテクニック?として、

電源にコンデンサーを並列に入れるのも、彩が華やかになって良いのですが




我がシステムでは直列にコイルを入れています、

コイルは質感が良くなりトランジェントもいい感じです




設置方法はWEでは15Aの中に設置を推奨していますのでやってみましたが


木製で大型の15Aは上手くマッチングするのだと思いますが



金属製で小型の22Aホーンでは、この偽装同軸設置法は異質な反響が起き、

定位も悪くなるような気がしてやめました




ホーンから出したほうが空気感というか雰囲気が良くなります



同様にバッフルを使っても音が鮮明になるのでが、空気感が無くなるのでやめました




前後の位置はクリアーに鳴らすなら面一もいいかもしれませんが先ほどの空気感、雰囲気は


後方に下げ、(ウーハーの振動板の位置まで)




上にあげて、空中セッティングで周りにないにもない方が一番良い雰囲気を醸し出します




まだまだ試行錯誤の途中ですが、いつしか597Aツイーターを使いこなしたいと思います