オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

音の迎賓館サウンドオブアートへ行ってきました

2019年08月31日 12時08分00秒 | オーディオ




オーディオマニアとして憧れの製品をコレクションするのも楽しみの一つ


 知人の「石◯」さんに、WEの聖地へ連れて行ってやるよ




との連絡を頂き、お供させていただきました、

 

まあ、コレクションを嫌う人もいますが、人それぞれでうらやましい限りの館でした




Fは愛車コレクションとWE以外のオーディオ製品の展示

 

オートグラフやトーレンスリファレンス、まあこれは玄関みたいなモノでしょうか

 

異常に綺麗で、渋く光り輝くトーレンスリファレンスは当時の物ではないようだが

 



そういえば当時はいろいろ、金ピカが流行った、そんな時代の象徴?()

 

 

でも、その金ピカは意味が有るんですよね、SME2012も音が滑らかで、音の情報量が普通のSMEより多かった気がしました

 

そういえばEMT930Stを金ピカにしたトーレンス101もよかった、930のような低域重視ではなく、意外にフラットで良い音がした

 

 

当時私が使っていたBWSS25シルバーシグネチアも金ではなく銀だが、これも柔らかくてとても良い音がしました

 

 

 

リファレンスは聞き比べて事がありませんでしたが、誰もが憧れたプレーヤーでしたね

 




一階と二階の出入り口には

 

カートリッジやアームトランスなどの名品がずらり

 

眺めながら音を妄想しちゃいます

 



このカートリッジを、このトランスで昇圧して、このアームだと、あの音がこんな感じかな~、

 

 

なんて、眺めてると時がたって日が暮れてしまいそうです()

 

二階はいよいよWEルーム

 




 

中央の16Aを中心とした数々のWEシステム、

 

 

メインシステムは、WEの定番ともいるTA7396バッフルにTA4181A18インチウーハーをダブル




 

中域には、なんと大型のWE15Bホーン、WE555WWで使用した最強ホーン、すげー

 




 

 そしてなんといっても圧巻なのが


WE597Aボストイックツイーターを、ダブルどころではない、

 



四個も使用した、とんでもないシステム

 


 

 

当然ながらアンプも凄い

 




マニアの憧れ、最強にして最後の劇場アンプともいわれている、WE1086も凄いが

 

 

一体世界に何セット残っているのか、劇場の黄金時代を支えた最強アンプセット




WE41A+42A+43A、三段増幅の超大型アンプ

 

 

43バッファーは、色々聞かせて頂いたり、91のバッファーでも聴かせてもらったことはありましたが、

本来の三台の組み合わせは、初めての試聴です

 

 

なかなか三台は揃いません、しかもステレオで

 

 

スイッチを入れたのであろう、ぼわあ~んの音の後バチ・バチ、ジー・・・・、WEが目覚め始める儀式のサウンドが始まった

 




 

今回の入力は先ほどのEMT927ではなく(ここには927が沢山あります(笑))、マスターテープ音源

 

 

レコードも沢山ありますが、スゴイのはマスターテープの量




写真は撮り忘れましたがかなりの量です、デッキも凄い

 

テレフンケンにスチューダー、ルボックス

 



あら?このテレフンケンはヘッドの向きが上下逆?う~ん?

 

 

そんなことを、疑問に眺めているうちに例のバチバチ音が消えてきた、ウオーミングアップ完了

 

 

 

おっON AIRがついてる、いよいよ音楽再生が始まります

 



気分は最高潮!

 

何とかかってきたのは、JAZZの定番中の定番、聴きなれたアートペッパーのリズムセクション、

 

おおーなんというエアーボリューム

 

 

あら?四個もパラってあるWE597Aが静か~

 




私のとは明らかに見た目が違う、本物証スクリーン斑点が付いているオリジナル597

 

 

 

近付いて見ても、ほーちゃんとなっているが、聞き易い、

 

流石、高音の出ないツイーター()

 

 

 

我が家の様な至近距離で聴くのと大きく違う、大きな部屋全体の空気が響く

 

 




歪感の無い聞き易く柔らかいサウンドが、広いホールに響き渡る

 

 

 

なるほど、流石劇場用サウンド・モニター的なサウンドとは全く違う響き

 

 

ここでオーナーがスコッチを一杯持ってきてくれた、

 

お~ありがとうございます、今日は運転手付きなので遠慮なく頂きます

 

 

 

 

旨いスコッチとアートペッパーのサックスで、酔わせて頂きました

 

 

 

どちらも旨い!

 

 

そう、モルトウイスキーもWEサウンドもどちらも旨いんです!、

 




 

ここまで来ると、音が良い音とか悪いとかそんなことは問題外なんですね

 

 

まさに音楽に酔いしれたひと時でした


「石◯」氏、お連れ頂き

ありがとうございました!




オリジナルWEを更に磨き貫いたサウンド、GIP

2019年08月29日 10時02分47秒 | オーディオ

 

GIPラボラトリーにお邪魔しました

 

 

 

 

あまりの心地よいサウンドに、お土産に妻が持ち帰ろうとしましたが、重くて持ち上がりませんでした(笑)



GIPサウンドはいままで何度かイベント等で聞いたことがありましたが、

 

その時は正直あまり印象はよくありませんでした

 

 

 

 

エル〇〇、カ〇ノ、等と同じ「和のWEサウンド」だと感じていました

 

 

私はオリジナルの状態でWEを聞いたことがない世代です、



 

私が聞いたWEが、オリジナルのサウンドかどうかもわかりませんが

                                                             

 

 

前回も書きましたが、私個人の感覚では

WEサウンドは確かに、聞きずらくなる原因の歪は少なく、聞きやすい音で

 

人の心に違和感なく入り込んで、「心を」刺激したり、和ませたり、落ち着かせたり、

 

 

色濃く表現力豊かに聞き手に感情が伝わるサウンドだと思っています

 

 

 

時に静寂に心にしみるように、

時に過激に心に刻むように、

 

名優が演じる様に

音で感動を演じる「音」演出装置だと思っています


心動かす感動
 

これは料理でも、仕事でも、人間関係でも同じだと思うが

 

自分の長所・強み・良さだけではかえって印象が薄くなる

 

印象が残らないと、心動かすのは大変である

相反する雑味・灰汁、苦み、が加わり始めて個性となり

人の心に残り感動を与えられるのだと思います

 

 

音も、雑味・苦みを排除し、旨味だけだのいい音のスピーカーには、あまり魅力は感じませんでした

 

 

私が思うWEは「雑味」があるとは言いませんが、

 

旨味成分だけで作られているとも思いません

 

 

 

心に入って揺さぶるには、旨味だけでは、伝わらず

 

ポイントは渋みなのか、苦みなのか分かりませんが、

 



 WEは人の心を掴む何かを知っていて、それを製品に加味していたと思っています

 

 

 

 

すみません、上手く表現できません

 

 

 

 

 

 

 

私が「和」のWEと表現した機器は、

 

この雑味か渋みか苦みか分かりませんが「負の要因?」とも思える成分を、

取り除いた「いい音」を奏でる機器のことです

 

 雑味の除去は悪いことではないと思っています、が

日本製の多くの製品に感じられる「いい音」のスピーカー

 

雑味を取り除いた良い音だけのスピーカーが奏でる音楽に魅力を感じませんでした

 

 

 

 

いい音を奏でる機器と、魅力的な音を奏でる機器、

勿論趣味の機器ですからどちらを選ぶのも自由ですが、

 

私は欠点があろうとも魅力的なスピーカーが好きです

 

 

 

 

 

 

 

いつも通り前置きが長くてすみません

 

私の勝手な思いですが、オリジナルWEの魅力的に「心に伝わる音」

 



 

そこから、大切な何かも一緒に取り除いてしまった「いい音だけの和のWE」

 

 

 

GIPサウンドも、東京のイベントで聴いたときは、その「和のWE」と感じていました

 

 

 

 が

 

先日、関西のおっちゃんに、

いや!GIP555を侮るなかれ、先入観を捨て「もういっぺんちゃんと聴いてみ~な」

 

と言われ、おっちゃんがそう言うならと、早速聴きに行ってきた次第です

 

 

 こんな時だけは役に立つご高名「笹本さんに聴けと言われたのですが、明日聴きに行っても大丈夫ですか?」

 

  と、お盆の最中GIPさんに電話をしたところ

 

えっ:「笹本さんのご紹介ですか、お店は休みですが、いつでもご都合のいい時に来てください最優先でお迎えいたします」

 

 

との返事、流石ご高名!

  

翌朝、早朝ゴルフをした後、おいしいもの食べに行こう、と妻を騙して車に乗せて、

いざ山形へ

 

 

 

GIP社長のS氏とのご挨拶を終え、音を聞く前にお互いの紹介がてら、オーディオ雑談



私が感じた和のWEサウンドのことを、正直に聞いてみたところ

 

イベントでは敢えてあのサウンドを奏でていたのだそうだ

 

 

 

 

 

話の意味が分からず、ぽかんとしている妻にS社長が

 

S社長:奥さんが料理を作るとき、旨味だけで味付けはしないですよね?

妻:そう、それだけじゃ単純で深みが出ないし、美味しく無いんですよねー

  味・香り・彩・効能なんかも考えてテキトーに(B型)入れると美味しくなるんですよねー

 

S社長:奥さん音も同じなんですよ、雑味、苦み、渋みは感動を伝える音響装置には不可欠なんです、

 

  

とのこと、流石〜〜、

 

私と同じ意見、これは気が合うかただ

 

 

  

ああいったイベントで個性的なそれを出さないのは、そのオーディオのイベントの特性を考えてのことのようだ

 



 

私の語った、過激な一面を奏でるWEを奏でることも

 

雑味を完全に取り除いたWEサウンドを奏でることも

 

更に調味料を加えて、美味しくするのも、自在な様だ

 

 

ただそれを一つのシステムで奏でるのではなく、主張を明確にするために専用にシステムを組んでそれを表現しているようです

 

 

 

 

私の好みを伝えた後で

 

 

S社長:「これは嫌いでしょうが」と注釈付きで聴かせて頂いたシステム



 

なるほど雑味がない、レンジ感も量感も質感も文句なし

 

 

S社長:いい音だけど好きではないでしょ?

 

 

 

えっ、いや、まあ、そうですね・・・

 

 

S社長:これはあなたが先ほど嫌いと言われたサウンドですが、海外のユーザーの要望で表現したシステムですから

 

 

S社長:一般の皆さんは雑味の無い、いい音を望まれるんですよ

(笹〇さんとあんた達だけだよそんな注文付けるのは・・・、と笑顔の裏に書かれていたように感じました)

 

 

私:いや、私はマトモですよ笹〇さんと違って

 

S社長:みんな自分だけはまともだって思ってるんだよね~・・・・・・、

 

 

私:いや、ほんとに・・・、笹〇さんと同じにされても・・・・・

  

私:じゃあ、聴きやすくていい音ですねー

 

 

 

 

S社長:・・・(笑)お次は、好みのサウンド聴きます?これはある雑誌社の為に作ったモニタースピーカーみたいなものだけどね



 

私:スゴ!

 

 確かに、GIPさんでは各ユニットをホーンやその構造を理想的に組み上げた各システムで、

 

自由自在に様々なサウンドを奏でることができるようです

 

 

 

 S社長自らピアニストで、このシステムではそのピアノの響きにはかなりの拘りを感じました

 

 

 

 

 

 一番大きな視聴室に部屋を変え聴かせていただいた

 



 555をダブルで使ったこのホーンシステムの、低域のBOXは特殊な構造で、

 

WEではほとんど見かけない奥行きが長い構造です

 

 

それにスーパーウーハーも追加されたシステム

 




このシステム教会音楽をかけて頂いたところ、感動的でした

 

 

 

改めて教会音楽では、自然なパイプオルガンの重低音再生が必要だと感じました

 

 

 

WEオリジナルには無かった、いや必要とされなかった低域を、氏の経験とオーディオセンスで加えられ奏でられ

 

当時のオリジナルWEでは聞くことのできなかったであろうサウンド

 

 

 

PA音響機器ではなく、進化したオーディオ機器として、

 

 

 

 

 

WEオリジナルを単にコピーしたのではなく、

 

まさに現代技術で正確に復元し

 

 

 

それを更に独自の音楽センスで磨きをかけて現代に蘇らせた、新しいWEサウンドと言えばいいのでしょうか

 

 

 

4時間もの長時間音楽を聞かせて頂き本当にありがとうございました

 

最後に聞かせて頂いたアベマリアに、涙した妻に

 

 

 

S社長:今日は私も聴き手に恵まれました

 

 

との言葉をかけて頂いた、S氏のお人柄が「全てのシステムから流れていた」ことに最後に気が付きました 

 

ありがとうございました


躍動感を演出するためにWE91Bが捨てたもの

2019年08月26日 10時39分52秒 | オーディオ

 

 

 

タイトな中高音を叩きつけるように放ち、それがちょっと過激で魅力的なアンプ

 

 

それが私の思うWE91Bアンプで

 

 ちょっとガサツで、ゴリっとした、ガツンとしたなんて形容詞が似合うと思っています

 

 

 

他の真空管アンプの音の傾向や魅力で、よく聞かれる言葉で

 

「柔らかく聞き易い」なんて上品な言葉は出てこない

 

 

 

 

専門の方々からは批判の多い、ケミコンをパラって使う特殊な技で

軽く省いて飛ばす荒業を使ったアンプは

 

スカッと活き活きした躍動感溢れるサウンドを演出し、個性的で超魅力的なアンプだと思います

 

 

 

これは私の勝手な思い込みですが、WEの機器は音が良いと言う言葉よりも

 

 

 

「演技力・演出力が良い音」だと思っています

 

音に個性的な色艶や・力・厚み・深みなどを付加して、

時にそぎ落としたり?、そんな色付けした声を拡声し

 

 

聞き手に感動を届ける「演出装置」だと思っています

 

 

 

 

 

以前も書きましたが、WEの達人の知人が、ボランティアで落語の席で音響を提供し

 

シンプルな装置ですが、WEの鉄仮面マイクで拾って

WEのスピーカーや装置で拡声したところ

 

 

生よりも話が伝わったそうです。

 

 

不思議な現象ですが、聴き手は話に聞き入り、話し家はどんどん乗ってきて、

生で話すより、聴き手も話し手も全然良かったとの話を聞きました

 

 

 

 

私も何度か経験したことですが、WEの拡声器は、単に声を大きくするだけではなく

 

WEの機器は声を「聞き易く」「分かり易い」に変えていく拡声器だと思っています

 

 

音の演技力・演出力が素晴らしい、それが「私の思う」WE機器なんです・・・・

 ※くれぐれも私が勝手に思うです

 

 

 

 

ついでに、もちろん音も良いんです

 

 

 

 

そんなWEの各機器毎に、その個性的な演技力を演出する機能があると思っていますが

 

全ての機器を聞くなんて私ごときでは不可能ですから、幸運にも出会えたものだけの私見ですが

 

 

 

今使っているのはWE91Bのコピーアンプです、

オリジナルの足元にも及びませんが、その片鱗は聴くことができるとおもっています。

 

 

WE91Bの長けた演技力は、「躍動力」だと思っています。

 

 

 

 

 

個性たっぷりに、ゴリっと、ガツンと演じることで、躍動感を演出するのが魅力です

 

ちょっと他には無い魅力だと思いますが・・・・・

 

 

 

 

魅力的なものほど、欠点もあるというか

(※美人ほど欠点も多いいとも言いますが・・・・、)

 

 

魅力を演出するために、敢えて捨てたのかもしれませんが

  

 

重低音は奏でません

 

 

 

 

 

特に現代の録音ソースの再生で、WE91Bをオーディオ用アンプとして使った場合

決定的に重低音が足りません

 

 

オリジナルやオリジナルに準じたモノほどこの傾向はある様に感じます

 

 

 

(※オリジナルは数回しか聞いたことありませんが)

 



※注、私が聞いた限りですが、WE91B風とかコピーとかレプリカとか言えるのは、トランス入力・310二段増幅・NFB・ケミコン・300B交流点火・WEのワイヤリング部品やコンデンサーなどと、WEの真空管を使ったものだと思っています

 

 

 

同じWEアンプでも86Bや124など他のWEと比べたことはありますが、

91Bの中域の押し出しの魅力に興奮しますが、よく聞くと91Bは低域が無いんです

 

 

86ではスピーカーが朗々と鳴る、なんて形容詞も似合いますが

91Bでこういった形容詞は出ません

 

同年代の他のWEアンプは低音が出るものもあるのですが、WE91Bは出ない、

これは出さなかったと考えてもいいのではないでしょうか?

 

 

 

僅か8ワットの出力で、中規模劇場ながら多くの観客に、感動的な声を届けるために

 

あみ出された、低音は「省き」生きた声を届ける拡声法だと思っています(笑)

 



実際に当時の劇場でも、WE得意の低域が伸びるフォールデッドホーンは使われなく


見るからに低域が出なそうなショート・ストレートホーンが使われていた


多分セリフ重視の映画で使われたのでは?

と、思いますが


 

 

 

 

 

そんな明確な使われ方のアンプだったのだと思いますが



その後、

その低音が出ないことを不満とした方々が改良し、

 

オーディオ用として良く出来た91タイプは、ここから外れてきて

 

 

低域までよく出て、高域も滑らかで静かな300Bシングルアンプになってきたように感じます

 

 

 

 

 

 

私も、折角のオリジナル風の91Bを使っているなら、

その魅力を活かすべきだとは思います

 

 

 

 

 

WEマニアなら

WE91Bの魅力を活かしたシステム、WE555を使って13,14,15,16などの大型ホーンを中心としたフルレンジ・システムで

 

レンジを広げても下と上を付け足す程度で、色濃い再生音を楽しむのがベストな気がします。

 

それが一番だと私も思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・、

 

 

でもね、わたしゃ純粋なWEファンでも、オリジナルファンでもない、

 

なんちゃってWE派

 

 

 私の所有のレコードを楽しむ為のオーディオ、

 

実は、曲によっては重低音が無いと楽しめないものもあります

 

 

 

教会音楽などでも、「その美声」だけに特化して聞くのも悪くないと思いますが

 

せっかくの教会音楽で、その特徴でもあるパイプオルガンの重低音も再生できると、

 

 

 

音楽の感動が変わります

 

 

 

 

重低音を加えることで、魅力的なWEサウンドを壊すかもしれませんが、

 

様々な音楽を、一つのシステムで楽しむにはチェレンジの必要性があると思っています 

 

 

 

 

言い訳が長かったように思いますが(笑)、

そんな訳で中途半端なオーディオマニアとして、重低音再生を行ってみようと思います

 

 

 

現在、 低域にWウーハーで使っている、

LANSING415はフロントにコンプレッションを掛けることで軽くて速く張りのある中低音を奏でます

 

それに追いつく、速い重低音を加えようと思います

 

 

  

 

 

ただ厄介なのは、重低音を出すと、中低音にもそれが乗って、タイトでキレのある音が、太って濁ってしまう事です

 

 

中低域が太って濁ってしまえば、魅力の躍動感は伝わりません

 

 

 

だから音は出来るだけ出さずに、空気をうまく揺らして重低域の再生の雰囲気を行いたいと思って

 

 

長らく放置してあったYAMAHAの、YST SW-1000を使って、弾けて濁らず太らない低音に挑戦しました

 



 

①     まず、各スピーカーの横や、もしくは2個を並べて、視聴位置に向け設置

 

量は出ますが、どんなに絞ってもスイッチを入れた瞬間音は太ります

 

太った音は弾みません

 



 

②、2個の振動板を向かい合わせ、同相でぶつけ合ってみました、

 

これはただ単に音が濁ります

 

 

 



 

③、②の方法で逆相で押し引きし合う、こんなユニットが一番いいとの話もありますのでやってみましたが

 

全然ダメ、もろ逆相で音を打ち消しあっちゃいます

これをやる場合は、密閉した箱の中でやらないとダメなようです

 

 



 

④、2個の振動板を同相で斜めに向かい合わせ上蓋をする

実はこれが効果的でした

 

はじけ飛ぶ音とは言えませんが、あのYSTの風の様な、ぼよよ〜〜とした低音がかなり締まります

 

 

設置方法を工夫することで

 

超高額なスーパーウーハーにも負けない活力ある重低音を奏でる事が出来ます!

 

 

 

全ての曲で使うわけではなく

 

 

 

低域演出が必要な時だけ電源を入れ、継ぎ足す重低音

 

 

 

 

まだまだ理想の低音には程遠いですが、楽しみながら模索してみます


理想を叶える励磁型スピーカー

2019年08月13日 16時39分06秒 | オーディオ




やっと落ち着いてきた我がなんちゃってWEサウンドシステム

 

 

またまた彷徨い歩きました 

カーバッテリーは力がある、


ディープサイクルは質が良い音だ


いや音楽を奏でるのはやっぱりタンガーだ、





あら、でも意外にセレンもいい





などと散々励磁電源で迷い

 

 

落ち着いたと思えば今度は

振動板位置を合わせて、タイムアライメントを合わせても、


ウーハーとツイーターは同相だが中域の288ドライバーでは逆位相だとわかり

 




ネットワークでは反転処理を行っていないので現物合わせしかないので、


重たいのを一生懸命前に後ろに動かして



励磁電源極性と共に+-、赤黒、L1・L2を差し替えを繰り返し

 

 

何やらガサゴソと調整を繰り返していました

 

 

 

 

まあ迷うのは、いつもの事なんですが、あっち行ったりこっちに戻ったり、

 

やっと良い音が出ても、何故か満足できない

 

 

 

何故?と、迷いが

 

 

 

 



またまた、迷った時の、原点回帰


今回はなんの為に音楽を聴くのか、聴いた後どんな気分になりたいのか

それにはどんな「音」が必要なのか

 

自分に問いながら原点回帰をしてみました

 

 




 

原点回帰で使うのがいつもの忌々しいスピーカーWE755A8インチフルレンジ


相変わらず良い音奏でます


正直、原音再程度の音量なら、20㎝フルレンジで十分だと思います




一般的に名演奏の音楽を聴いて楽しむなら





8インチスピーカーで十分だなが



オーディオ的に楽しむには1:1の原音程度の音量ではなく、


1:2までは行かないが原音以上の音・圧



ちょっと非現実的な音で楽しむのもオーディオの楽しみの世界

 



嫌いな音、好きな音、楽しい音、だんだん思い浮かんできました





やっぱりオーディオ的に言うと私の好きな音は



大音量と、キレ

 

量で淀まず、濁らず、膨らまず、

 



キレて弾ける、大音量

 

 

 

人になんと言われようと、やはりそれが私が聴いて一番気持ちいい音

 




原音を「ある意味」超える量と圧


私はその音で音楽を聴けば、感動と、様々な活力の力が湧いてくる

 



そう、私のオーディオは音楽を聴いて気持ちを落ち着かせる為のオーディオでは無い

 

 

音楽を聴いて気持ちを奮い立たせる

 

 

つぎの一歩を踏み出す、為の音楽、それを実現するオーディオ機器

 

それを求めたのが今のメインシステム

 

 



迷いが無くなって来ました

 

 

 

 

だから

いい音なんてしなくていい

 

 

 

 

綺麗な音なんて要らない

 

 

 

 

励磁にしたのは、そんないい音を求めてでは無い

 

 

 

 

大音量で歪まない、滲まない、崩れない


それが最大のメリットと感じて励磁の世界に入って来たのだ

 

 

 

 

 

私流に言うと、空気が沸騰しない

 

 


 

励磁のメリットはそんな処にもあるのです

 

 

 

いい音と綺麗な音は、副産物(笑)

 

 

 

 もう一つの副産物は

なんといって励磁特有のそのスピードが可能とした

 

 

リアルな再生音が好きなのです

 

 

 

 


 

因みに、WEが好きなのでは無いんです

 

好きな音を辿ったら、それをWEが奏でていたからだけなんです

 

 

 

 

そう、私が求めていたのはWE製品を使ったWEサウンドでは無い!

 







WE製品なんて使わなくても



理想のサウンドは、励磁システムで叶えられる!



WE製品なんていらない





















すみません


買えない


ウーハーが出たときは、ドライバーは引っ込みます。

2019年08月10日 15時40分51秒 | オーディオ

因みに我が家では「妻」の意見が出たときは「私」が引っ込みます・・・・、

 

 

関係ないか・・・・、

  

今回は極性の話です

振動板が前に出ようが、後ろに下がろうが音には関係ないよ!

 

と言われる方は、今回のブログはパスして下さい

  

同じ信号入れてドライバーと、ウーハーが逆方向に動いたら上手く鳴らないよ!

 

と、思われる方々ご一緒に考えてみましょう

 

 

まずはランシングが残した名器ALTEC604を改めて眺めてみます

 

パット見てまず思うのは

(なんて小っちゃいマグネットなんだ・・・・・、)

 なんてこと、思っても口に出してはいけませんよ、

熱狂的なファンがいらっしゃいますから

それにこの画期的な構造の為には、仕方ないことですから

 

白黒でよくわからないので、ユニットを上向きにして天才画家が絵にしてみました



こんな感じですよね~

 

それぞれの低域高域ユニットの黒い部分がマグネットで

その磁極がポールピースを伝いうまい具合に磁場を作っているのがわかりますよね

 

先日も書きましたがJBLをだけは訳あって逆ですが、

WEもそれを引き継いだALTECも全ての日本製も

 

内側のマグネットがN極で外側がS極です

その間にボイスコイルが入ります


注、 S極、N極どちらが内側でも音質は同じですが 

WEが決めたルールです 

 

二つのユニットの極性が分かり易くするために

604のウーハーと、ドライバーを切り離して 



ドライバーユニットを逆さまにして
マグネットの極性を同じ方向に並べてみます

 

 

 これでマグネットの磁極は同じ向きになりました

次に信号ですが、

WE・初期ALTECでは端子の表示は+ーや赤黒では無く

L1・L2の表示となっています

 

 

これもWEの決めた決まり事のようですが

L1に(+)の信号が入った場合は、

コイルは磁界の外側に押し出される、決まりだそうです

 

ウーハーはコイルに振動板が付いていますので

L1に+信号が入ると、コイルが磁界から押し出され振動板は

ユニットの前側に出ることになります、


聴き手から見て前に動きます

 

上記の通りマグネットの向きを合わせてみるとよくわかりますが


同じ信号を入れた場合、高域側の振動板は聞き手側から見て


後ろに下がります

 

 

※詳しくは

森本 雅記様著書の サウンド与太噺  極性の問題の項目をお読みください

ご本人様ご承諾のうえ、極性の項目の原文を記載いたしました

ウェスタン・エレクトリックの時代には、コンプレッション・ドライバの端子は<L1,L2>と表示されていました。

<端子L1>はマグネット内部で一番遠いボイスコイルの巻端に行っていました。

しかし<端子L2>はマグネット外側のボイスコイルの最終巻端に行っていました。

そして<L1>に<+電圧>かけた場合には、ボイスコイルをギャップの外側に押し出しマグネットから遠ざける方向に向かわせました。

ペーパーコーンである低域ドライバでは、マグネットとギャップはコーン紙の後ろ側にあります。

ボイスコイルをマグネットの外側に押すことによって、圧縮波を作りながらスピーカ・エンクロージャの前にいる聞き手の方向にそれを押し出します。

高域を再生するコンプレッション・ドライバでは、アルミニウム製のドーム型ダイアフラムはマグネットの後ろにあり、音は実際にマグネット内部の穴を通って動いています。

これらのドライバのマグネットの外側の方向にボイスコイルを押すと、希薄波を作りながらホーンの前にいる聞き手から離れる方向に動きます。

もっと古い時代の高域そして低域のドライバの<L1>と<L2>における電気的極性は、それ故同じ<運動極性>を作りますが、聞き手の位置において逆の音響特性を作ることになるでしょう。

それをどのように解釈をして使うかは<L1,L2>とマークされている端子を持つコンポーネントを使用している全ての人々によって選択されるべきでしょう。

アルテック・ランシングはウェスタン・エレクトリックからこの配列を受け継ぎ、その考え方を変え始めたのは1960年代の後半になってからでした。

その時点ではアルテック・ランシングは一つの端子を赤にマーキングし始めました。それは赤い端子に<+電圧>をかけると聞き手の方向に圧縮波を常に作り出すようにしたことです。この変換が進む過渡期の数年間は端子を赤と黒に色づけするのと同時に<L1、L2>とマークが打たれていました。

今日このシステムにおけるアルテック・ランシングの任務は、サウンド・リンフォースメントで使用されるコンポーネントの仕様書のためにAES(Audio Engineering Society)の新基準をまとめることです。

AES RECOMMENDED PRACTICEの項目<2.1.5(高域ドライバ用)>と項目<4.1.5(低域ドライバ用)>では次のように定義されています。

電気的端子、色づけによる分類、機器の極性の表記。

標準の実行にあたっては、端子は赤と黒にし、赤端子に<+電圧>をかけるときその外側に正方向の圧力を発生するようにすること。

私達はオーディオシステムの極性をあまり重要でないと考えてきました。

スピーカシステムが同じ適切な音響極性となっていればよいのではないかと考えていたのです。

しかし今日全てのスピーカの極性を反転することでシステムの聴感を変えるという、全く違った高度な判別力のある聞き方でサウンドを評価するようになってきました。

極性を変えると瞬時にサウンドが変化したことがわかりますが、その評価は漠然としており言葉で説明することはできません。

多くの聞き手は一つの極性を他に転換することによる強烈な印象を言葉で表すことでしょう。_何故そうなるのでしょうか?自然界では多くの衝撃的なサウンドが圧縮波なのです。鉄砲の発射音、シンバルの叩き音、その他。

長く続いている話では、付加的子音<t,p,b>と擦過子音<f,s>は、唇と舌を通って吐き出す空気によって作り出されます。

耳を通過する全てのサウンドは空気の瞬間的な希薄化圧縮のどちらかを聞いているということで、後者の自然さを好むことが多いのです。

長い時間にわたって高度な聞き方をするスピーカの使用者は、全体のシステムで極性を反転して聞くテストが有効であることに気づくことでしょう。

  

なるほど~いつもながら勉強になる「与太噺」です

 

快く記載承認を頂きありがとうございました

 

元の形に戻します、

上記の説によればL1に(+)信号を入れた場合は604の低域・高域のユニットは前後逆に動くことになります。

  

それでいい!

そのためにわざわざ振動板の位置をズラシテ設計してあるのだ

 

と言われる方も当然いらっしゃると思います

 

信号が入った瞬間前後逆に動いても乱れるのはクロス付近の周波数のみだが

 

一般の604は1.5キロクロス、タイムアライメントで考えると22.6㎝振動板位置がずれていれば問題ないのでしょうか?

 

確かに低域は前側、高域は後ろ側で離れてはいますが、22.6㎝も離れているのだろうか?


604ではそうだけど、あれは同軸型で特殊なユニットだから、とお考えのあなた

 

 

違いますよね、全てのドライバーはこの802と同様の構造です、

もちろんWE594Aや288も同じ構造ですから


L1に(+)を入れれば振動板は引っ込みます

 

でも、WE555は前に出ます

 

同様に

WE597Aツイーターも前に出ます

 

なるほど基本ルールがわかれば納得

 

古いユニットのALTECや・WEのL1・L2は理解できました

 

だがちょっと気になるのは森本氏の与太噺の中で1960年後半の赤・黒端子に変わって

赤が(L1)で+を繋ぐように記載されているが

 

その後で



「標準の実行にあたっては、端子は赤と黒にし、赤端子に<+電圧>をかけるときその外側に正方向の圧力を発生するようにすること。」

 

外側とはどういう意味なのだろう?・・・・・・

 

ユニットの外側とも思える文面だが 

 でも実際にALTEC288-16Gをテストしてみると、




赤に+の信号を入れるとユニット出口では空気は引っ込みます

 

つまり聞き手側から見ると振動板は後ろに下がります

 

これは世間一般でいう逆位相ですね



低域のALTEC515Bの赤、


515 BのL1に(+)の信号を入れると振動板は前に出ます

 

A5やA7を使っていてお気づきの方はやっていますが、


振動板位置を合わせたら 

極性は上下逆に

 

 

まあ森本さんの書にも、「極性を反転して聴くテストが有効である」と書かれているとおりですね、流石!

 

信号の(+)・(-)とアライメントを合わせ、音像を合わせるのは大変ですね

 

ですが我が励磁は更に大変、コイルの電極を変えると振動板は、更に逆に動くのです

 

 

信号で逆にしたほうが良いのか

 

電磁石の極性を逆にして合わせたほうが良いのか・・・・・・、

 

 


相変わらず、バカなことをやってる思ってるでしょうが、

 

良いんです、これぞオーディオマニアの王道

 


いまは、我がシステムはかなりのハイレベルなサウンドを奏でています

 

 

現時点の我がシステムは、

 

物理的に振動板位置タイムアライメントは各ユニット全て同じ距離です

 

信号はウーハーもドライバーもツイーターも位相極性は同じです

 

 

ただ288のコイルは・・・・・・、

先日バッテリーからタンガーに変えたときにプラスとマイナスを間違えてた様です

 

逆になっています

 

 

何時もの位相調整はネットワークの入り口で変えていたのですが、

それをしなくてもタンガーは凄い信号極性まで変えてしまうほどの音楽性を持っている

 

 

と、勘違いしてしまいましたが、電磁石の極性が逆だったんですね、同じことだけど

 

  

でも、実はこれだけは譲れない作業なんです、

 

安易にデジタルチャンデバを入れれば解消なんて言う人もいますが

 

 

・・・・・・・


・・・・・・・・・・・、

 

どうせだから言っちゃいますが、

デジタルチャンデバで調整された音で感動的な再生音を聞いたことは

私は無いんです)だから、自分を信じて距離と位相を根性で突き詰めてみせます

 


一歩進んで三歩下がり時には転げ落ちますが、確実に進んできました

 

 

栗〇さん 

 

もうチェロの様なバイオリンだとか言わせませんよ、

 

あれ?コントラバスのようなバイオリンて言われたんだっけな?

 

 

 

まあいい、どうせ口うるさい人しか聴きに来ない我がシステム

 

 

見てろよ~