オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE-300B パワーアンプVSバッファーアンプ

2014年09月29日 11時20分44秒 | オーディオ


同じWEの300Bを使って聞き比べを行ってみました


ひとつはいつものWE91Bレプリカ


もうひとつはTオーディオ製のバッファーアンプ



このバッファーアンプの音のよさは数回書いてきましたが


もともとTショップの売り物の2A3のアンプを改良して

WEの入力トランスを入れてWE300Bバッファーアンプに改良したもの。





このバッファーアンプなるもの、音はかなりすっきりしてすばらしいのだが


91Bと比べてみてみよう


聞き比べるのはこのレコードで



パワーアンプとバッファーアンプの違いは皆さんのほうが私より詳しくご存知だとおもいますが


増幅管の前段を使っていないので、信号がトランスを経て直接WE300Bに入る



増幅管の素材の音がじかに出るアンプである


本来ブースターアンプには小出力の前段アンプが必要となるが



わがWE120Bレプリカはラインアンプなのに、小型のパワーアンプ並みの真空管を使い小出力の電力供給ができる


このWE120Bと組み合わせると





ブースターアンプは、すっきりした非常にパワフルな音がする


音の純度が高いため透明度がありトランジェントもいいので弾む



バイオリンの音はくっきりはっきり響いている







WE91Bレプリカに戻してみると


明らかに前段アンプが余計なノイズを発しているのがわかる


少し音が曇る






が、その音と音楽性はさすがWE91Bレプリカ


その独特の明るく、パーンと押し出すサウンドは91Bならではのもの


思わず聞いてて楽しくなるWEサウンドである




だが残念ながら音の純度は明らかに落ちる



バイオリンの音も先ほどと比べると少しぼやける


音楽は楽しいが、音ではバッファーか?




91Bはもともと劇場用アンプででその入力はラインレベルの信号ではなく


フィルム等の微弱な信号を増幅するために、入力トランスで昇圧し、


全段に310を二本も使い二段増幅し、300Bで増幅するハイゲインアンプ




わが91Bも、WE618B入力トランスにて受けて310二段で増幅している


チョーハイゲインWE-91Bアンプ





微弱な信号を受けるならいいのかもしれないが



WE120Aラインアンプの小型出力管なみの真空管で電圧・電力もあげられた信号を受けるのだから


当たり前だが91Bのアッテネーターでかなり絞っている



プリアンプのWE120Aのボリュームも少ししかあげられない、


ほんとにばかげな無駄なことをやっている




もちろん、WE120Aラインアンプを使わなくても十分な音は出る!

音だけで言えば当然ないほうがピュアで音はいい



だが120Aラインアンプを入れたほうがオーディオ的に楽しい音なので、入れている






アンプ単体で考えれば圧倒的に91Bに軍配が上がるが



我がシステムでのことを考えると、このブースター方式があっているようだ



WE91Bをブースターアンプに改造するのも選択の一つだが


やはりWE91Bはそのままがいい・・・・・

デッカ MK7 VS MK V  パート2

2014年09月26日 08時33分03秒 | オーディオ

デッカVが再生できないレコード


美味しいところがまったく歪んで音楽にならない





音楽マニア、レコードマニア、ともに毛嫌いし無価値のこのDIGITA/LONDONレコードだが


ことオーディオマニアには貴重な一枚となる



非売品の見本版の白レーベル(オーディオマアはこういうのが好きなんだよね)





ロシアの曲をドイツの指揮者がアメリカの楽団で演奏しイギリスのレコード会社が発売したもの



うーん、国際的だねー




このレコード、チャイこの四番としては演奏的にはどう評価されるのか知らないが





オーディオ的には凄い!




この凄い録音のレコードを期待を込めてDECCA Vでかけてみたところ全くだめであった



一番おいしいフォルテのところが見事に歪む


アンプでもスピーカーでもない、カートリッジが歪むのだ




ロンドンレコードでも、原版はDECCA、それを日本のポリドールロンドンがプレスしたもの


ポリドールといえばグラムフォンだが、なんとこの時期にDECCAも


ポリドール傘下になり、その最初ぐらいの作品ではないでしょうか




あまり詳しくありませんので突っ込まないでくださいね、あたしゃオーディオマニアですけん!



針とレコードの時代背景が会わないのだろうか?


全く音が合わないのだ



デッカセブンに変えてみると、全く問題ない


素晴らしい音楽だ、爆発的な迫力は無くなるが


ぴったりはまった良い音だと思う





えっ?



プレスの時代なの?、それとも




もしかしたらこの「デジタル」の文字に関係してるのか


DIGITALの文字があるものは、Vではならないのか?


今度は同じデジタル録音でも、ちゃんとしたDECCA盤



セブンで鳴らすと、こんどは明らかにおかしい


音は出るのだが音楽にはならない


なんだかトレースしきれないような、ひ弱な音


ファイブに戻してみると、


いいじゃないかー、ちゃんと鳴るではないか



なに?何が基準なの?


何度こんなにもならないレコードと、鳴るレコードが違うの?



DIGITALがその境界線で無いとしたら何?




SXL版だと表現力は全く違うが、双方とも音は出る







少なくともわかったのは日本プレスのポリドールDIGITALロンドンレーベルは


DECCAセブンでないと全く鳴らない、




DIGITALでもオリジナル版ならファイブのほうがいい、セブンはいまいち


アナログのアナログレコードは(おかしな言い方だが)どちらも鳴る





うーん、もしかしてDECCAセブンは日本製?


オルトフォンのカートリッジもいつしか日本製になっていたが




デッカもそうだったのかな-


どなたか真実を知っていますか?











DECCA MK7 VS MKV なんで新しいものは・・・・・

2014年09月22日 18時39分13秒 | オーディオ


DECCAのカートリッジマーク Vとマーク7


何気なく聴き比べをしてみた


マークセブンはもう25年以上前に新品で買ったもの


バンデハルでもない普通のデッカセブンだが



あの頃ファイブを使っていたが、

最新型のセブンの方が音良い!

と誰かに聞いたか、何かで読んだか忘れたが


絶対に新しい方が良いはずだと、期待を込めて買ったもの



購入時当時聴き比べたと言うか、交換して聞いた時は、音のレンジが広くなって


特に高域が伸びていて


音が澄んで綺麗になって音が良くなった気がした

多少の不満は残ったのだが



あの頃のオーディオ機器はレンジが広いのが、音が良い条件の一つ




レンジが広く聴きやすい音

ただそれだけで交換してしまい、古いV
の方は下取りに出したか


売ってしまったのか忘れたが、同時期に入れ替わってしまったので、

あれ以来ファイブを聴くことは無かった




その時の多少の不満が、25年経った今でも心に残っていた





今聴き比べたらどうなんだろう?


そんな思いで最近手に入れたDECCAV、ファイブ


あの頃持っていたモデルはMK V /EEだったが


この度購入したのはMK V ロンドン初期型

ロンドン自体がVの初期型でその後/EEや/M型が発売されたもの


当時何が不満だったかと言うと、一言で言うと、凝縮されたエネルギー



これが失せた気がしたが、代わりに伸びやかでスーッと伸びた高域

音の濁りが無くなって綺麗になった音だった






25年前は最新アンプやCDによるワイドレンジでHIFIサウンド

時代の先に進んで、失うものはないと思っていた頃だったが




今はあの頃と違い、どちらかと言えばナローレンジサウンド

機器から見ればそうなると思うが、

本人は音楽視聴上必要充分な帯域を持ったレンジ感だと思っている・・・・



まあ、ご想像の通りの中音重視のシステム



あの頃とは違うかもしれない、と思い再度DECCA Vロンドンを

聞いて見た



今の聞き方では、その差は歴然!


あの当時なんで買い換えてしまったのか、理由がわからないと思えたほどだった




DECCA Vロンドンのエネルギー感はとんでもない


心臓が突き破られそうなほどの強烈なパンチのある中低音


これはたまらない


なんだーこれは


これが本来のデッカの音なら、今までのセブンで聞いていた音はなんだったんだ



大袈裟だがそう思えてきた





セブンに戻してみると


レンジは広く音が綺麗だが細い、聞きごたえが全く違う


なんで?



あの頃はこんなに違いが無かった気がしたが・・・


機器が違うせいなのか?、自分の聞き方が変わったせいなのか?、

それとも時代が変わったせいなのか?


とにかくあの頃何バカなことやってたんだろうと思ってきた


DECCAロンドンで聞く音楽がとにかく楽しい、爆発的瞬発力

ぶった切られた高音

全く伸びない低音


だがその分集まった中域のとんでもない密度、エネルギー



とんでもなく楽しい、


どんどんボリュームが上がる



オーディオは体力だ!

聴きながらそんな懐かしい言葉を思い出した・・・


何故あの頃はこの違いが分からなかったんだろう・・・・・










やっぱり本物のWEホーンは別世界

2014年09月20日 08時53分52秒 | オーディオ

Western Eiectric KS-6368 HORN


やっぱり本物でしか味わえない世界がる


恐るべしWEサウンド、こんな小さなホーンで




欲、良くも悪くも欲を掻き過ぎるとろくなことが無い



オーディも同じで高域の欲、低域の欲

これをほどほどで割り切ると、そこにはとんでもない世界がある



この小さなホーンは、

映写室のモニター用に使われていたWEの本物のホーン


材質は何だろう?紙?


木ではない、硬い紙に思えるのだが


よくもまあこんなに良い状態で残っていたものだ



本格的に音楽を鳴らすのではなく


サブシステムとして鳴らすには最高だと思う



透き通った、綺麗な音だ、歪み感もまったく無いから音がリアル


これはこれで素晴らしいい


これにツイーターやウハ―は邪道であろう





このスピーカーは、私の515FCの時、交換をお手伝いいただいた



KIM氏の所有物だ


KIM氏が近じかオープンする予定のトレーラーカフェで鳴らすもの



トレーラーcafeで鳴らすにはとんでもなく贅沢なGBM装置である




この限られた空間でこのWEサウンドは良く響くことだろう


コーヒーを飲みながら聴くのが楽しみである



いつものT氏がお祝いにアンプをプレゼント

2A3で作った、MINI91B風アンプである


かわいいホーンスピーカーには、可愛いアンプが似合うだろうと

作ったようだ、


「かわいい」の言葉が、最も似合わないT氏だが、これはなかセンスが良い

詳しくはKIM氏のホームページでご確認頂きたい
kim333366.exblog.jp
KIMさんごめんなさい勝手に記載してしまいました。









T氏はお店のBGMで食事の邪魔にならないように

品の良いアンプを作ったが



このホーンはやはり只者ではない



トランス入力のブースターアンプで鳴らしてみたところ




○○○~



○△~◇□~



てなかんじ、KIM氏のものだからコメントできないが


やはり本物のWEは世界が違う、


たかが中音しか出ないホーンだがこの説得力は別世界


ボーカルを聴くのにこれ以上のスピーカーがあるのだろうか?


これ以上を求めるものが無い!


そんな風に想わせたスピーカーである


やはりWEの世界は果てしなく奥が深い!

ガラード301はやっぱり良い!

2014年09月18日 19時31分57秒 | オーディオ

ビンテージと呼ばれるプレーヤーが三台並んでいるが



本人はヴィンテージとは思っていない・・・・


もっとほかにも選択肢はあったが、結局この三台がお気に入りベスト3かな?




いやいやまだ夢は捨てていない何時かは本物のEMTがほしいけど・・・


最近はギアドライブ等の局用の大型ターンテーブルも魅力があるが


やはりオーディオマニアの憧れ、本物のEMT



なく子も黙るEMT-927Dst


未だにほしいプレーヤーだ、現物や情報を聴かなくなってずいぶん経つが


きっとものすごい値段になっているんだろな・・・





夢より現実に目をやって


ご老体のガラード301購入以来何年経つのだろう25年以上は使っている



その間何度かメンテナンスをお願いしたが、その店ももう無く


最近はオイル注入とグリス交換のみだった




先日ご近所のS氏によって整備された、トーレンスTD124とTD150が


非常に調子いい



かなり静かで響きが良い、モーターもかなり力がある



それに比べてガラードは、寄る年波でますますトルクが落ちてきた


音に元気が無くなった気がする


クリーナーを押し付けると弱弱しく回転が落ちてしまい止まりそう・・・・

そんなわけでご近所のS氏にガラード301のオーバーホールをお願いした


S氏の手により、モーターを始め全てのパーツが解体され


組み上げられたようだ


ありがとうございます。



私の感想だが、S氏はどうもこのような作業が好きなようだ


プラモデルを作るような感覚なのだろうか?


丁寧に几帳面に組み上げられたのが分かる



とってもモーター音が静かになった、振動もほとんど感じられない


クリーナを押し当てても回転が落ちない、素晴らしい



スイッチの入り方、回転の切り替え、動きの鈍いところやガタが無い



ガシャン、ゴチとか言っていた各スイッチが


カシ!、ピシッとスイッチが入る


気持ちいくらいに動きが良い


新品状態に戻った



確かに機械いじりが好きじゃないとここまで丁寧に組み上げられない

子供のころからプラモデルを作っても部品が余っても、まあいいやで済ましてしまう私や

動きが悪い所は、簡単に輪ゴムをはめて治してしまうT氏では絶対に無理


きっとSがプラモデル作ってもかなり神経質に作るんだっろうな~


そうか、ガラード301とプラモデルを同じ土俵で表してはいけないんだ


女性から見れば「どうせおもちゃでしょ」この言葉を裏づけてしまう・・



そう芸術品のガラード301が完成した

ガラードとトーレンス似たようなプレーヤーだが


セッティングはガラードのほうがちょっと気を使う


トーレンスはプレーヤーシステムの感があり

音の一体感もあり、余韻、奥行き感など

その完成度はかなり高いと思う


ガラードはキャビネットやそのセッティングでがらがら表情を変える

がちがちにセッティングすると、猪突猛進の周りを見ない

そう、イノシシのようにドーンと突進してくる

これが楽しい、


が、大人になったし、今回素晴らしく完ぺきに整備して頂いたので

そのような鳴らし方ではなく少し大人の雰囲気で



グリスも固めのグリスで

キャビネットの間にはゴムを敷いて

ターンテーブルシートも砂入りだが柔らかめのシート

キャビネット下のマグネットボードはフローティング状態で


完ぺきな大人のセッティング



おお~


良い感じ、


静かだ、いつものレコードを掛けてみる

クッキリ、サッパリ、だがガッツもある


当然は爆発的な迫力は生りを潜めるが・・・


いいんだ、静かな、綺麗な音、すばらしい


このレコードはダイレクトカッティングだが


どうやら片面を一度に演奏して録音してるようだ



曲と曲の間に楽譜をぴらぴらとめくる音が、心をそそられるレコードだ

片面を一気に演奏しながら録音、テイクワンで全て録音できたのだろうか?

とても緊張感のあるレコードだが



今まで聞こえなかった、演奏者の息使いが聞き取れる

演奏も後半になると疲れてくるのか、息遣いが荒いような


そして楽しみながら口づさんでいるような声も聞こえる



やっぱり静かなプレーヤーはいい!

さよなら、クイックシルバー、真空管の良さを教えてくれた思い出のアンプ

2014年09月13日 15時57分22秒 | オーディオ



う~涙が出そうだぜ!




俺のオーディオは出会いが全てだった


何にどう出会ったかで、その後進むオーディは変わって行った




雑誌などで情報を得て、その情報を記憶に残しながらその機器を聴く


そこで、すべるかハマるか




それもあるし、自分のその時の気持ちの持ち方もある


いうまでも無くオーディオは答えが無い



到達点が無いと言えば良いのかもしれないが




よく言えば無限に楽しめる!


今は、そう思っている




間違ってもキリが無いとか、果てなき地獄の苦しみ、妥協の産物なんて言ってはいけない・・・





違う話になりそうなので、出会いに戻そう、



そう、同じ機器でも出会い方によって印象が変わる




クルマ等は、まずどこでどう出会ってもそう違いが無いが


オーディオは出会い方を間違うと、その間違った印象が残ってしまうことも




組み合わせ方、鳴らし方、鳴らしてる人・・・によってかなり違ってくる



次にその製品に出会っても、その印象が残っていながら聞くうことになる





そうなると本来とは違う評価をしてしまうのではないだろうか



それもそのはず、当たりまえだがスピーカーの音だけを聴けない


アンプの音だけを聴けない


カートリッジの重はDECCAなら耳を近ずければ直接音も聴けるかな?



まあ通常はカートリッジも聞けない




当たり前だが単品では音は出ない、組み合わせで聴くしかない


組み合わせで、良い音、よくない音と、出てくる音は全く違ってくる場合もある





そうなると、結局製品単品の評価は組み合わせを聴く量、視聴回数で克服するしかない



聴く数が限られている、我々のような一班庶民は、やはり評論家の意見は重要だ


かなり参考になる意見も多く、非常に助かっている面もあるが


明らかにこれは違うぞ!、



てことも多々ある・・・・・・


昔から言われているがメーカーから評○家へのの○賂、○着、等々の噂は絶えないし


職業上、仕方ないかもしれない



ほとんどの評価は頷けるが、明らかに違うのは笑って許すしかないだろう


高評価していたものが、翌年はランク外、

あ、もうあのメーカーと関係が無くなったのね・・・・


なんて自分で評価したりするのも、また楽しい








なかなか本題に入らないが






あのころ、ある方から聴いた話ですが



編集者がアンプの視聴テストで、余りにも良い音で聴き惚れてしまって、記事を書き忘れたアンプがあるんですよ

評論家ではなく編集者が、聴き惚れてあしまったアンプ



そう紹介されたアンプです


後から探した記事ですがこう記されていました



今回のパワーアンプ・テストにおける最大の驚きは、最も小さく、最も見映えのしない外観に包まれてやってきた。

そのアンプに与えられる最高の賛辞は、私がメモをとることを忘れてしまったという事実である



米アブソリュートサウンドの編集長が発した言葉でした





そのアンプがクイックシルバー8417MONOブロックであった


よっぽどメーカーに金が無く、宣伝に金を掛けなかったのか


日本でそのアンプが紹介され話題になったのは、ずいぶん後のことです




始めてそのアンプを聴いたのはB&W-801Fモニタースピーカーでしたが


異様なほどのリアリティーに


「気持ち悪い」と思うほどの実在感の有る音であった


当時B&W-801Fモニタースピーカーは私も所有していましたが


とても鳴らしずらいスピーカーで、能率も低くセッティングの面倒なスピーカーでしたが



各壁から離し、きちんとした台の上に空間セッティングをすると

非常に、表現力のあるスピーカーで、かなり気に入っていました、


そんな表現力豊かなスピーカーがリアリティーを得たものだから大変


気持ちが悪いほどのリアリティーになってしまったのを覚えています


もうあれから30年近く経ったのか・・・・・・




まあそれがクイックシルバーとの出会い


その後同じ輸入元のマーチンローガンもよくならしていた



あの頃はレビンソン(借りて聞いてたもの)からクレルのアンプを購入した頃で


私も様々なアンプを借りたり、拝借したり、ちょっと持ってきたり、たまには買ったり


様々なアンプを使っていた、オーディオが一番おもしろい時期でもあった


新しいソースCDにも期待していた?、そんな時代、


私の中で真空管は過去のものになりつつある時代での出会いだった






改めて、真空管アンプの凄さを思い知らされたアンプでしたが



その後私が選んだのは、時代と共に次から次えと出て来る、新しい魅力を持った

トランジスターアンプの新製品


当然の時代の流れで、

あの頃私が進んだのは更なる、低インピーダンススピーカや、高出力のアンプでした・・・・

音の良さはわかっていながらも、あの頃は定着しなかったアンプだったが





縁あって、数十年経って我が家にに舞い戻ってきたアンプだ




84171台でも十分鳴らせたが、


8417は中高域の透明感や立体感はあるのだがいかんせん


低域のパワー不足


それを補うには低域もクイックシルバーにするしかないと


後継機のKT88バージョンを購入したもの

我ながらこの組み合わせは、ドンピシャ!



クイックシルバー8417を高域に、KT88を低域に使った


ALTEC-817、マルチアンプ駆動


マルチアンプ駆動では基本同じアンプを使うのが鉄則?だが


鉄則と言っても同じアンプを使ってマルチをやっている人は実は少ない




同じアンプではないが似たアンプで行った


高域の艶やかなアンプと、低域に力があるアンプ



音色は実によく似ている


当たり前か?





この組み合わせもほんとに気に入っていたのに



なぜか今更ながらWEに進んでしまい・・・・




今更ながらWE、・・・・私の場合はWEは出会いが悪くて?

いや、私の人間性に問題があるんだろうが




あの頃WEをやっている人はなんだか皆、怖くて近寄りがたかった


だからWEには近づかない、ハマらないようにしていたのだが




結局このざま




WEシングルにはまりながらも




クイックシルバーは手元に置いておいた


繋ないで音を出さないと壊れるので



たまには WE755AやJBL220を鳴らしていたが・・・・・・



等々束なす羽目になってしまった。




ありがとうクイックシバー8417とKT88


出来ればセットで誰かに使って頂きたいが、それは私の勝手な希望



また使った誰かに衝撃と感動を与えて下さい。


おげんきで・・・・感謝、感謝





必然なのか2A3→WE300Bへ変更

2014年09月11日 08時25分17秒 | オーディオ

WE20A電源で、じゃ無かった19.5Aで使われなかったWE91B二軍の球、WE300Bレプリカ


使っていないので2A3と交換して頂いた



電圧を変えれば使えるとのことなので、聞いてみたところ


T氏:持ってくれば変えてあげるよ



とのこと、では遠慮なしに


Tオーディオの売り物のアンプを買いもしないのにさらに改良して頂いた

申し訳ございません




店に持って行くと、おーい二階まで持ってきてくれ


T氏の店は1皆が店舗、二階がラボになっている

まあ普通の人が見れば、どちらもたんなる物置きだが・・・・・・



ここにおいてと言われたところに置き


私もそうだが作業を見られるのはいやなもので、T氏もきっとそうだろうと思い遠慮して

下の店舗?、常人が見ればガラクタ置き場で本を読みだした


二階から、「出来たぞー」




えっ?カップラーメンじゃ無いんだから・・・



なんでそんなに早いの~



T氏:もう来ると思って、ちゃんとハンダを温めて待ってたんだよ、だから早く出来たんだよ

とのことだが、たぶん違う

ハンダを抜き忘れていたんだと思うが・・・・それにしても早い!



まあいいとにかく数分で電圧が上げれた

2A3からWE300Bに変更が出来た


チャイナ2A3から見ればWE300Bはとんでもなく良いはずだ



ワクワク



ドキドキ



WEサウンドが鳴り響くぞ~

てなわけで


2A3からWE300Bに真空管を替えて、電圧も倍にあげた





出てきた音の第一声は






デブ




音が太った




しかも太って抜けない音


お父さん方の運動会で障害物競争の梯子の所で、2A3のお父さんたちはするっと抜けて行くのに

WE300Bのお父さんは「腹がつっかえて抜けない」

そんな姿が頭をよぎった


そんな、なんて抜けの悪さだ!



え~こんなにデブだったっけ


あまりの変わり様にかなり戸惑った


でも聴いていると低音もしっかり出てるし


量感もある


我慢して一時間も聴くころには



グラマーも良いかなーと思い始めたが




しかしあの、張りのある音は何処行ったの?



パーン!が

ド~ンになってしまった



考えた挙句、T氏にメール
あの~元の2A3に戻してほしいんだけど・・・・



T氏:・・・・(返事が来ない)





仕方ない何とかしよう


でもそんな、なんでWEの球で音が抜けない?こもるの?


WE独特の端正な粒子の整った音が聞こえない


粒立ちも荒いとは言わないが、粒子が太い、整ったと音とも言えない




音に張りが無い、WEではなくMBサウンド


メタボサウンド




なぜそんなを繰り返し、そんなわけはなと思いながら


また違う姿に思えてきた、そう、今思うと2A3はスリムなチャイナドレスで


すらっとした足がチラッと見えて、

ゾクっと、男心をくすぐった

スリムな、色気もあって、きりっとした知的な顔立ちの美人に思えてきた・・・・





それと比べてこの300B、朝からハンバーグと山もりの肉を食べて、のっそのっそと歩き

小さい事は気にするなよー、と豪快なソバカスだらけのアメリカンBIGママに見えてきた・・・・



そんな訳はない、これはまがりなりにもWEなんだ


そうWEなんだ


自分に言い聞かせるが時間の無駄







そうか、もしかしてレプリカ300Bだから?


ふと気が付き91Bから79年製のWE-300Bを抜き取り

レプリカと変えてみると





ええっ~ええ~、


もうひとつ、やったー



やっぱり、思ったとおり・・・・・・・









そうだ





えっ?

皆さん何を想像しているのですか?

WE300Bレプリカ良い球ですよ、79年製と何一つ変わりません

形も一緒、足の数も一緒、文字も一緒、少しプレートの色が違うが

そんなこと気にしないで、同じ、一緒、うりふたつ・・・・・・・・



ここで詳しく書くとWE300Bの値がますます上がるかもしれないから

書かない



そうです、WEオリジナルはろくなものじゃないですよ

再生産されたものはオリジナルの欠点を隠してくれます、そのお腹で

すばらしいですねー、皆さんレプリカが良いですよー



皆さん頼むからオリジナルを買うのはやめましょう

・・・・・・・・



俺、せこい?






Ortofon CG-25D MONOクラシックはこれで決まり?

2014年09月09日 16時40分47秒 | オーディオ

うーん、SMEにはSPU-Gが良く似合う、しかもプラシェルだぜ



とある日、ご近所のオーディオ友達のO氏のところでお茶を飲みながらオーディオ会談中に


O氏は生粋のクラッシック音楽マニア、レコードでもCDでもなんでも聞くが

やはりレコードが一番好きなようだ


生粋のクラッシクファンらしくスピーカーはタンノイ、以前我が家にあったコーネッタもO氏の物

リスニングルームではGRFオリジナルをマッキンの20と240で鳴らし込んでいる

職場ではラックスのSQ38で3LZを鳴らしている根っからのタンノイファンでもあるO氏





そんなO氏とMONOレコードの話になって、バリレラ等最近の近況を話していたところ


O氏がオーディオルームの奥から、





この針使いたいけどダンパーが定期的にダメになるんだよなー


修理すれば使えるんだけどなー



と言ってこのCG-25Dを二個も出してきた


ほー、流石オルトフォンファンあるところにはあるものだ

こんな近くにプラシェルのモノ針二個も持ってる人がいるとは



修理できる店を探して修理するとの事になり、




ならば、このブログでお知り合いになったWE22さんにお願いすることになった



WE22さんもかなりの数のSPUやMONOの25Dを所有しておりご自分でメンテナンスされるとの事





目の調子が悪いと言いながら無理言ってすみませんでした




WE22さんの手により、2個の25Dの修理が終わり



その針を持ってO氏が我が家へ遊びに来てくれた

いや、素晴らしい音ですね


クラシックレコードは



初版に拘るとは言わないがそこそこの初期プレス


を所有している、



このてのオリジナルレコードの交響曲ではバリレラではちょっと・・・


葡萄屋のおやじ様、バリレラはジャズではその切れや、押し出しが似合うが


クラシックはどうも苦手のようですね・・・・





バリレラでは音が我先にと言わんばかりに出てくる・・・



どんどん押し出されていく、バイオリンが、フルートもチェロもオーボエも


一色たんになってどーんと出てくる


ティンパニーも一色たんになって、エネルギーと、元気だけは素晴らしいが・・・・








このOrtofon CG-25Dは何と言ったらいいのか、

音楽を奏でる



まずとても静かである



スクラッチノイズも極端に少ないし


MONOなのに上下の楽器の配置がきちんと出てくる、それに加えて奥ゆかしさも素晴らしい

陰影をうまく表現する


音の高さが、高いものは高く低いものは低い所から出てくる



ティンパニーがちゃんと一番下で鳴っている、下の奥で



他の楽器とかぶらない、分離してティンパニーが鳴る

うーんこれはほんとにすごい、同じレコードなのと思うくらい?


MONOレコードと白黒写真は表現が似ている気がする


白黒写真は白と黒だけで表裏を出す、下手な白黒写真は平べったく塗りつぶされるが

良い写真は本当に素晴らしい立体感である、奥行き感等の描写は暗影、影が実にうまく表現している

MONOでも同じように、いいMONO音楽はステレオにはない表現力がある


それに気づく前は、MONOは一色たんに音が出ると思っていたが


違っていた

なるほど、この上下の音の配置はカートリッジによるものだったのか


素晴らしい








今までモノレコードはエネルギーが凄いとか書いてきたが



恥ずかしい




エネルギーが凄いのはそういったカートリッジで聴いたから?

MONOの良さはエネルギーだけでは無かった


流石にオルトフォンではエネルギーの話は出ない



静寂の中でなんていい演奏なんだ

まずは演奏の良さと、音の良さ

このレコードの本当の音を聴かせて頂きました


ありがとうございましたO氏





皆さん聴いて下さい、嬉しいことがおきました


有難い事にO氏が帰り際に

「25D一個置いてくよ」



えっほんとに・・・


ありがとうございます~



O氏:いや、くれるんじゃないよ、貸すんだからね!分かった!



・・・・



わかりました


O氏:俺のスペアなんだから、俺のが壊れたら持ってきてね!わかった!


・・


分かりました






ありがとうございます、大切にお借りいたします。


そうか、たいしたことのないカートリッジで聴いている私を不憫に思ったのか


O氏は最初から一つ私に聴かせる為に二つ修理したようだ


有難い事です、




それから

WE22様、ほんとに丁寧CG-25Dを仕上げて頂きありがとうございました

オリジナルと遜色ない仕上がりとのこと、感謝申し上げます。



皆様のおかげで貧乏な私もオーディオが続けられます・・・・


感謝!感謝!
























追伸


どなたかこれからマルチをやってみようと言う方はいませんか?


セットでお安く致しますが・・・





誰も知らない時代を変えた隠れた名器?TD150

2014年09月08日 09時45分13秒 | オーディオ

何気にカッコいいではないか(301のクリーナーが邪魔だったな)



発信しまくりのデッカVは、


我がシステムでは最も静かで、バランスのとれたトーレンスTD150ABに移された




このトーレンスTD150は、TD124に比べるとほとんど知られていない製品だが


TD124の後継機にあたるのだろう





TD124が採用しているベルト・アイドラー方式


当時はマイクロトラック等の多くのプロ用メーカーもこの方式を採用しており




それまでの主流であった、アイドラー方式の弱点でもあるモーター振動からの回避と低減、


そして回転の安定化の為に、強力な高速モーターを使って




異なる二つの回転方式を使って回転を安定させているのであろう




だが、その方式はやがてその複雑さからなのか分からないが




メーカーのラインナップからは外れてしまう





その原因がTD124Mk2発売の、2年後の1965年に発売されたこのプレーヤーなのか?

ターンテーブルの時代を変えた、と言っても良いだろうこのプレーヤー



歴史的な変貌を遂げたこのトーレンスTD150

作ったのはEMT社と言われている


そう言うと凄いと思いません?




駆動するモーターは、TD124は長方形の大型の4極インダクションモーター


でどちらかと言えばトルクよりも、馬力重視で、高回転のモータから



TD150では超小型で超低速の、16極ヒステリシスシンクロナスモーターに変わり


とても静かで上品な、多極型のモーターに変わった




これにより、「ぶーん」とか「びーん」とか「キーン」とかの下品な音は

ターンテーブルから聞こえなくなってきた





もしかしたらだが

50年台、までのオーディオ装置はこのブーン、ビーン、キーンが聞こえないほどの

アンプのSNだったのではないだろうか?




アンプのSNが良くなってきたから

アイドラーは姿を消したのか?



と、そんなこと言うとまた怒られるから、

きっと50年前はそんな音は全くしていなかったんでしょう


50年前の新品のときはガラードもトーレンスもマイクロトラックも

がー、ごー、きーんの音はしなかったのであろう




★注、誤解しないように
がーゴーキーンは整備されたTD124やガラードであれば通常の使用状態であればそんな音はほとんどで出ない
我がシステムのような異常値とも言える馬鹿げた爆音再生での話ですので・・・・




だが、同年代に制作されたRCAなどのとんでもなく金のかかった業務用のギアドライブは

その見た目とは裏腹に、当時は静かであったであろうことが伺える精度の高さである



メンテナンスを完ぺきに行ったモノに巡り合えれば是非使ってみたいが

高い、でかい、重いのでなかなか手が出ない・・・・・・





話を元に戻すが

確実にこのTD150ABが発売さてからは、そのような音は聞こえなくなってきたのではないだろうか?


静かなプレーヤー時代の幕開けだ




フレームはそれまでの重厚感のあるダイキャストフレームから


見た目はちょっと貧弱だが、新方式の鋼製フレームに変わり



注、
モーターに続きフレームもコストダウンしたんだろ、と思ったあなた、

そうあなた!

違いますよ静かさと滑らかさを追及したらあの様な小さなモーターになり、
ゴツいフレームも必要無くなり、華奢にも見える軽量フレームになったんです
全ては音楽のため・・・・注おわり



マッシュルームゴムでフロートしてたサスペンションから



鳴き止めがなされた、スプリングコイルダンパーで

ユニットプレートから浮かして3箇所の吊り下げ式に変わり

振動対策は内部のモーターからも、外部の振動からもより完ぺきなものになった




ターンテーブルもそれまでの真鍮とか単一素材から



インナーとアウターに分かれて、インナーをモーターで回す

二重ターンテーブル方式となった



またまた余談だが、ガラードはホイールバランスを採っているがトーレンスは取っていない

が、二重ターンテーブルは人力でこれを合わせることが出来るのです

内周、外周に360度の印をつけて、少しずつずらしてみる、

ターンテーブルを回して揺れの一番小さなところを探す

大変だが一度はやってみる価値あり、まあ気分的なものですが

揺れの少ない所が見つかります。

音には大した影響はありませんが揺れを気にする方はやってみて下さい






そんな、スプリングフローティング、二重ターンテーブル、ベルトドライブ

この構造のプレーと言えば、リンLP12がその代名詞のようだが



このTD150ABが発売されてから、15年経ってよく似てると言われる

リンのPL12が発売されたのだ



同社でも、この方式はのちに、同じ規格で125、126等に引き継がれていく

TD124の後継機がTD125と思ってらっしゃる方も多いんですが


実は150の発売の数年後に125が発売されている


だからトーレンスフローティングプレーヤーの元祖はTD150


それからその構造に大きな変更も無く、そのまま50年近く経ってもモデル名を替えて

作られたいる、これは驚異的な事だ


だから発売から50年近く経ていてもベルトが今でも入手できる




そう思うと歴史を変えた凄いプレーヤーではないだろうか・・・



回転調整も無い

あんな音の切れが悪いし、ぼけたような音のプレヤー・・・・


なんてバカにしてはいけない!



あれは、「お品の良い、温もりのある音」と表現するんです!





はぁはぁ・・・疲れた・・


だいたいこんなものだろうか?




もしかしたら俺の知らないベルトフロートがあってもそれはそれで良いんです

上記は、私の知る限りですので間違っていたあしからずです。







なんか、ほかのとても勉強になるブログのようになってきたが・・・




なんか自分らしくないので元に戻そう

うひょーガラード301トーレンスTD124、TD150が並ぶとカッコいー!



そういった意味で歴史を変えてきたプレーヤーの勢ぞろいだ




痴呆症になっていたTD150だが、

124を完全整備して頂いたご近所のs氏によって

モーターの分解整備、進相コンデンサーの装着、シャフトのクリーニング整備

とうの整備を終えて戻ってきた

実に綺麗だ、スイッチを入れてもちゃんと廻り出す

それも正しい方向に



手で回る方向を教えなくてもちゃんと回るようになっている

進相コンデンサーが壊れていたときは手で回る方向に回してから電源を入れないと

逆に廻っていたTD150、手で回しても強引に逆回りもたまにしていた痴呆症TD150AB




Sさんありがとう完ぺきな仕上がりです

輪ゴムで瞬時に修理してしまうT氏とは違い、几帳面に整備されたことが伺えます



とても静かでデッカの良さが旨く引き出されたプレーヤーになりました

TD124の時と比べると低域がゆったりとして音がピラミッド型になってとても聴き易い


反面少し、ぬペッとして?平べったくなった?音の粒立ちが甘くなった気がするが


これはこれで良い音です



TD124もやっぱりSMEが良く似合う

やっぱりかっこいい


この古い3009は軽量級ではなく重量級のカートリッジを装着出来るように成っています


綺麗なのは一生懸命磨いたんです


全てバラして(バラした後後悔したが何とか元に戻せた)

エッジはナイフのように研磨はしなかったが、それなり意に磨いた

錆が出ていた受け側も丁寧に磨いて2日がかり磨きあげた



パイプの細かな傷は、使っていないときに、馬鹿な私は

工具入れの中にこのアームを入れておいたため

気が付いたらこんなに傷だらけになってしまった

売り物でもないし音には影響が無いので気にしません


うん、SMEにはSUP-Gが似合う


TD124にもこのアームが似合う





さあ入り口が決まってきたか、またアンプを・・・・・・










追記
このような事をブログに出していいのか考えものだが


どなたか以前のシステムで使っていたアンプをご購入いただけないだろうか

クイックシルバーMONOブロック8417とKT88
それにシンメトリーの無段階チェンネルデェディバイダーACS-1

大変気にっていたアンプで生涯使おうと思って予備球も沢山あります
予備の真空管全部つけます

チャンデバは、かのジョンカールの作です。
このディバイダーでマルチの音が強烈に今も頭にあり
売らずに持っていようと思いましたが

その想いと行動が一致しなくなり
大型送信管にチャレンジしたくなりました・・・・

8417は1年半前にKT88は二年前にカマニにてオーバーホール済みです
ここ1年くらいはほとんど燈を入れていません

どなたご興味のある方はいらっしゃいますでしょうか?

安価にWEサウンドを味わえるKs-8616のコストパフォーマンスは最高!

2014年09月06日 10時25分21秒 | オーディオ

かれこれ15年くらい前だろうかこのトランスを買ったのは


1っ個だかペアだか忘れたが1万円で買ったもの


WE以外のアンプを使うときにWEの香り付けに使っていたトランスである



音が悪い、と思ったことも無いが



そんなに極端に音が良くなった記憶が無いトランス





WEらしい音の色付け、彩にはなる程度でそんなに飛びぬけて


良い音のトランスでは無かった気がしたが・・・・



私の見る目が無かったのだろう



それとも今まで何度か感じたがWEの製品は



使い方によっては全くその威力を発揮しない



いや使い方を誤ると全く効果が無いか、逆効果の事もあった



使い方を誤ると言っても・・・・・俺ら本来の使い方を知らないものが多い




誤るのではない、無知で知らないのだ


情けない、やはりWEは私のような素人に手が出せるのものではないようだ





でも手を出さないと話が進まないから、手を出します



そう言えば、昔から手を出してはいけないものに、手を出しては

悩み、後悔、謝罪、反省・・・・この繰り返し

行く先は茨の道、それはわかっています
それでも手を出し続けます

私では出来ない作れないトランス結合アンプ

T氏作の店にあった売り物のアンプを改造して聴かせて頂いた




この音を先日も書いたが



本当に驚きの音であった


ビシッと1本筋の通った音で


すっきり

サッパリ

ピーンと張り詰めた


それでいて彫も深い

明朗で軽快

欠けているとすれば重厚さが少し足りないかな?




このトランス結合アンプは驚きの音である



始めて使う2A3アンプ、基本は300Bとあまり変わらないとは聞いていましたが



こんなに良い音がするとは思いもしませんでした



流石T氏の制作のアンプ、トランスもT氏が巻いて制作したアンプ



T氏が巻いた出力トランスが良いのか?


本当にKs-8616が優れているのか





分かった、

真空管がとんでもなく良い球なのかも?

えっ!


ちゃちゃちゃチャイナ?



そんなに高級な真空管には思えないが・・・・


真空管アンプは球が命のはず

その球がChinaなのに?


チャイナ管てほんとにここ数年で飛躍的に良くなったの?


噂には聞いていたチャイナ管も良いよって話


・・・・




とにかくこの音は初めての体験だ







気になっていた、ラインアンプWE120Aレプリカのボリューム位置は8割以上回っている

今までの2~3割の位置の状態から思えば、理想的なボリューム位置だと思う


受けるパワーアンプにもボリュームは入っていないので


音は本当にストレートな音だ


余分な増幅をしていないせいなのか音に濁りが無い


すっきりサッパリの音は本当に気持ちが良い



2A3の出力は3W程度らしいが


91Bの8ワット比較して全く見劣りしない


2A3ほぼフルパワーの状態だと思うが


全くあの壊れる寸前の限界値のピーキー性が出ない


スムーズに3ワットが出ている気がする

フルパワーで床が揺れる、鐘の音が響き渡る

鳥肌が立ちそう・・・・・・




ほんとにWEでは価値のない数万円の、音色が多少変わる程度のトランスでも


WE製品は正しく使えば、たとえチャイナ管であっても


ここまでの音が奏でられるのか



改めてWEの凄さと


チャイナ管に失礼な偏見を持っていた事を反省いたします


・・・・・



T様、しばらくこのアンプお借り致します


驚愕のWE8616トランス結合アンプ、あっKSだった

2014年09月05日 11時15分53秒 | オーディオ

またまた訳のわからない事に手を出してしまった





二台のラインアンプの電源の強化で音に更なる力が出てきた




WE120Aラインアンプの電源を強化したところで、音が大きくなるわけでも


音量に変わりはないが、質が良くなり、切れが良くなり、歪みが無くなると




当然ボリュームは上がる





だがこのパワーのあるWE120Aラインアンプのボリュームは、かなり絞って使っている


これがもったいない





ウエストレックス1474で増幅してLCRイコライザーユニットを通って


パワーのあるWE120Aラインアンプで少しだけ増幅して





パワーアンプWE91Bレプリカでは、



WE618Bインプットトランスで受けて昇圧され


それをご丁寧にボリュームで絞り、WE310A2本も使って初段増幅して


NFBもたっぷりかけて、WE300Bで増幅している





「馬鹿かお前は」




人にいわれるまでも無く、自問自答を繰り返してきた



一つ一つの製品を組み合わせて使う場合はどうしても



多かれ少なかれこのような現象が起きてしまう





本物のWEのように、そのシステム専用に設計され、送るインピーダンスや


ゲインを合わせられるのが当然ベスト




この、なんちゃっての、しったかぶりの、寄せ集めの、とりあえずのWEサウンドは


ろくな音がしない




こう思われている方も多いことでしょう





そのとうりです!



人に言われると腹が立つから、自分でいいます

そんなことは分かっています、




上げて下げての音創り?これも楽しみと思って


やってるんです!


・・・・・・・





でもやっぱり少し反省してます







ほんとにWE120A?ラインアンプ

ちょっとオリジナルと使っている球は違いますが

回路はWE120A

使っているWE328とWE329の組み合わせは、

それだけでちょっとしたパワーアンプになってしまうような組み合わせ




有り余るパワーを、ボリューム少しだけ上げて


ちょーハイゲインパワーアンプで増幅して

トータル105dBぐらいあるであろう、ちょー高能率ALTEC817励磁システムで

20畳程度の部屋を鳴らす




昔から無駄が好きな人間ですが


このシステムは無駄だらけ




「無駄なことを楽しむのが人間の豊かさなんだぜ~」



とかほざいていたころが幸せだった






もう少し効率よく鳴らそう、そうやっと思えるようになってきました

俺も大人になった!






またまた前置きが長かったが





例のT氏渾身の作品WE212でも使われていた手法で


WEのオリジナル、WE41・42・43の組み合わせでも使われている




ちゃんとしたトランス結合



いわゆるブースターアンプ

これを試してみることになった





最初、我が91Bを改造してトランス結合を試そうかと思ったが


ナンチャッテでも、レプリカでもWE91Bはやはり改造したくない



T氏とお茶を飲み相談していたら


T氏:トランスがあれば2A3のアンプで試してみる?


私:お願いします、WE618Bのレプリカじゃダメ?


T氏:ダメ


私:え~良いトランスだよー


T氏:マイクロフォンとかMCカートリッジの昇圧にはね、でもパワーアンプの入力には向いていないね!


私:え~、でも今使ってるんですけど



T氏:言葉には出さないが(だから良い音しないんだ)の表情


T氏:もっとコアの大きいのは持ってないの?


私:沢山、ありますよ、


T氏:・・・・・・・



後日、だいぶ前に購入した、入力トランスを幾つか店に置いてきた




ここだけの話。T氏は私の持っている物を誉めたことが今まで一度も無い



どうも私を、ガラクタWE収集家と思っているようだ

どうせ、使い物にならないWE風のうさん臭い製品んを、騙されて買わされた哀れな男と思っているんだろう

まあ、確かに今使っているほとんどの製品は、T氏によって手直しされて使い物になっている・・・・




持っていったいくつかのトランスを測定してくれたようだ

T氏は巻物に関しては自分でも巻くから特にうるさい



後日、

T氏:このトライアッド切れてるよ、何やったの?残念だねー勿体無いねー、
名器も切れてちゃゴミだね、ご丁寧に両方共ね

私:○□△×・・・・・・・


T氏:これもだめ使い物にならない、入れても意味が無いよ

私:・・・・・っく~!・・・・””

T氏:でも、これが良いんだよなー

これすごく良いねー、俺もほしくなっちゃったよ、これはすごいよ!


私:っへっへっへ~、ざま―見ろ~


良い気分

気分の良いトランスだあ!




このトランスを使って試してみようとの事になり


T氏が制作して店に展示してあった販売用の2A3アンプを改造して頂いた

入力信号をトランスで受けて直接2a3に繋ぐこの方法


店のスピーカーで聴いてみると素晴らし音



だが当たり前だ、珍しくWEのオリジナルのホーンで音を出したのだから


すっきりした音で彫も深くて良い音これは良さそう

とりあえず我が家に持ってきて、音出し




どっひぇー



うオ~


なんだこりゃ~


すんげ~


こりゃまいった



そんな言葉しか出てこない、改めて言葉のぼぎゃぶラリーが少ない私を情けないと思うが




もう一度





すっげ~ぜ!





アンプは電源が命!・・・・

2014年09月03日 16時01分25秒 | オーディオ


今更ながらやっぱり電源は重要だ


パワーアンプの音色、彩色そういったものは真空管の種類や回路で決まるのかもしれないが


それを支える全体のクオリティー「質」はやはり、電源にあるのではないだろうか





音質が良いから、音色これが生きてくる


そしてトータルで音の良いアンプとなる






車で言えば馬力よりもトルク?


そうですよね、やっぱりアメ車は馬力じゃなくトルク、
トルクがあるから馬力が生きる


くねくねセコセコ曲がりくねったF1よりも豪快なインディーレースのほうが好きだ





やっぱりアメリカンなアンプは豪快だ



考えてみればアメリカパワーアンプはみんなそうな気がする


トランジスターアンプでも、レビンソン、クレル、チェロ、ジェフローランド




今まで使ったアンプはすべて電源のお化けみたいなだった


アンプ部以上に電源部が大きいのが当たり前のようなアンプを好んで使ってきた気がする





当たり前だが、電源がしっかりしたアンプはやっぱり音がいい



底力がある音、これがアメリカンアンプの音なんだろうか




考えてみたら私の好きなアンプは今も昔もアメリカアンプ!

メイドインUSA!






前にも言ったが、アンプの古い新しいの区分はよくできない


今の私にはWEが最新アメリカンサウンドに思える


おかしな考え方かな?




私はWEが古くは感じていない、ほんとに最新アンプに思えている・・・・・







その中でも、以前も書いたが我がWE91Bの限界を感じさせられ


またオーディオが辞めたくなるほど、打ちのめされた私の中では最新最強アンプ


(オーナーの使用許可が頂けないため写真を掲載できません)

大型送信管WE212を使ったアンプ


何度も言うがこの音には参った!




そんなに良かったなら、じゃあお前も作れよ


と言われるだろうが、そんな簡単に作れるようなら



またオーディオが辞めたくなった、なんて言いませんよ




作れないですよあんあアンプは





もちろん真空管も超弩級の大型管だが、



それ以上に凄いのが、電源がとんでもなく凄い!



何が凄いのか詳しくは書けないし写真も載せられないが


こっそり・・・

これらがそのアンプの電源に使われたコンデンサの一部である、伝わりますか?その巨大さが




今時よく手に入れられたものだ、これはいつものT氏が揃えたものではなく


このWE212アンプのオーナーが苦労してコツコツ探しだした物らしい





もしWE212アンプを私が作ろうとしても、真空管は何とか買えるかもしれないが



こういった部品がもう手に入らないであろう





だから私には作れない、手が届かないアンプなのだ





T氏渾身の力作、WE212アンプの全容をお伝えしたいが


オーナーに断りも無く書くことは出来ない・・・・・・






話は戻るがこのアンプの音がとんでもなく良い理由の一つが、電源だと思う




当たり前だが、ケミコンなんざ使っちゃ本当の音は出ない!


それだけは私も分かった





だから今回のWE20A電源制作のポイントはオイルコンを使う事!

これが一番重要であった




だから例えWE348Aが無くても

WE351が違う球になっても

音の決め手のWE300Bが変わってしまっていても




いいんです!、274Bと313Cが使われていればそれで十分



なんたってオイルコンで作ったアンプ・・・じゃない、電源ですから

たとえそれがあのWE212アンプ電源の1/3?いや1/4の大きさであっても・・・・・・・




音が良い、いや力が出た!


ラインアンプの電源を強化したら音に力が出たのだが


結構神経質な面があるこの20A



(パラゴンさんからクレームがきたのでWE20Aと呼ぶにはつらいので
WE20.5A?マドリガル、レビンソンみたいだけど、オリジナルより大きな数字にするとまた、
Pさんに怒られるからWE19.5Aでいいや!)




このWE19.5A置き方もアンプ並みに気を使う

ゴム足で置くと音が死ぬ、曇る



最初裏蓋も付けないで聴いていて、裏蓋を付けないとシャーシの強度が出ないので付けたのだが


なんで~


電源なのに~?


と叫びたくなるほど音が悪くなった



結局三角錐の真鍮で落ち着いたが、アンプ部以上に置き方に気を使う


神経質なWE19.5A電源である







次はどうしよう


やっぱりWE91Bの電源強化?



う~んでもレプリカとはいえ、改造するのはちょっと気が引けるが・・・・・・・・