オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE20A電源完成、技は力の中にあり!

2014年08月29日 15時58分36秒 | オーディオ

Western Electric 20A電源がいよいよ完成した!



今までラインアンプWE120A、

LCRイコライザー用ウエストレックスRA1474ラインアンプ



ともに電源はWE-18Aオリジナルとレプリカを使っていましたが


先日のとんでもないアンプWE212アンプで衝撃を受けたのだが



あのアンプはとにかく電源が凄かった



本体よりも電源のほうが大きかったアンプであった




いかに良い真空う感を使おうと良い回路であっても

電源が貧弱であれば貧弱な音しか出ないように思えた



本ものが欲しいが、なかなか見つからないし結構なお値段

二台揃えたいが・・・・


まあいつかは電源をと思っていたが




いつものTオーディオでのティータイムで


いつものくだらないやり取りの後


20A電源を作って頂くことになった



私がお願いしたのはケミコンを使わずオイルコンのみで制作



出来ればWE120AとRA1474のレプリカ両方に電源供給


WE20Aの図面を基に色々書きながら



T氏:オイルコンはWEじゃなくて良いよね!
   WEは高いよ!

私:え~、じゃあしかたない、良いです


T氏:配線はWE単線じゃないよ、そういうのは後で自分でやってね


私:はい

T氏:274は有る?

私:有る

T氏:348Aは?

私:無い

T氏:買える?

私:買えない!

T氏:300Bは?

私:2本あります!

T氏:でも2台に供給するんじゃWE300Bは使えないね


私:えっそれじゃWE20Aと呼べないような・・・・



T氏:大丈夫、回路はだいたいそのままだよ、それとも2台作るの?


私:・・・・・・・むり




2台のアンプに供給するのであれば300Bではきついとのこと


2台のWE20Aを作る予算など到底無理!



私:せめてWEの球で、私でも買える値段の球でお願いします


・・・



てなことで何度か図面を書きなおして使う球が決定、

この書き直した時点で既に20Aとは言えないかもしれないが




やっぱりWEが並ぶとカッコいい!


1台の電源で2台のアンプに違った電圧を供給するので、


当然オリジナルの回路とは多少変わってしまったが


そこは、なんちゃってWE規格では問題なし!

これはWE20Aだ!


基本回路はほとんど同じだから、WE20A電源でいいでしょう?




だいたいラインアンプ、LCRバッファーアンプ、パワーアンプ


アンプ3台も使ってるのがおかしいと言われるが



これがみそ


パワーのあるラインアンプWE120A!



ばか、パワーがあるのはパワーアンプだろ!





と言われそうだが、実はそうとは言い切れない!




確かに先日の212アンプも凄かったが


ちゃんと前段にブースターアンプが入っていた


WE212パワーアンプだけであの力が出ているわけではないのだ




傍から見れば訳の分からない

WE120AとRA1474+LCRユニットの組み合わせ


この電源強化は半端じゃなかった
(左からWE120A、中央がWE20A,右がRA1474)





タイトルにもあるが


技は力の中にあり


空手をやっていたときにその総帥が言った言葉の一つだが




どんなに良い技、凄い技、誰を出来ない特殊な技を持っていても


力のない技はかからない



空手では技は力(重量)に負ける



技は力がって初めて威力を発揮する



今回まさにそれを立証した





素晴らしいWE120AもウエストレックスRA1474も


電源が18Aでは技がかからなかった




ラインアンプの本領を発揮できなかった

WE20Aで供給された電圧で駆動されたアンプは




まさに力が漲る音であった


素晴らしい


力があると言ってもぐいぐい押しだすのではない


音の粒子が適度に細かいのだ


解像度が高い事による音切れの良さが


力となって音に表れて様な気がする


音に変な癖が無く、明るくはっきりと




明朗・・・・?

(夜の街で散々騙されてきたきた言葉だが・・・・・)



そう明朗な会計・・・
じゃなかった、


明朗な音、まさにその言葉がぴったりの電源だ



球が良いのか?、

ケミコンを使わなかったこと?が良いのか

あっそうか忘れてた、作った人が良いのか?


まあその全てだろうが



とにかく、感謝、感謝!



調整されたTD124は音楽を奏でる

2014年08月27日 08時40分50秒 | オーディオ

ある日突然TD124が返ってきた




私が2台目の124を買ったので気を使って頂いたのか



それともオークションで

「今まで使っていたものですからノークレームノーリターンで」お願いします

と謳っていながら、実際はジャンク状態のTD124を騙されて?

いや見る目が無かったため、駄物をオークションで落札してしまい



それを気の毒に思って頂いたのか・・・・・、



S氏が完全整備したのTD124を、我が手元にお持ち頂いた








私も2台は必要ないので、話し合いの結果




今回落札した、スプリング不良の為、輪ゴム動作の124を格安でお持ち帰り頂いた






TD124を整備して使っていたのは、ALTEC-515FCの搬入の際もお手伝いいただいたご近所のS氏



帰ってきたこのTD124はS氏によって完璧に整備調整がなされていた



ぱっと見の見た目だけで精度の高そうな音の良さそうなオーラがが伺える

かなり神経質にセッティングされていたのであろうこの124




それに比べ


すみませんSさんジャンク状態のTD124をもう一度整備してお使い下さい

たぶんかなり苦労することでしょう、今回のTD124も











さあ完全整備されたTD124はどんな音か

まずはモーター音は、全く無しとはいかないが



かなりのレベルの静けさ、例の「ブーンは」実際の視聴ではほとんど気なならないレベル


盛大に音を拾うDECCAでこのレベルであれば



SPUやEMTはたぶんゴロを拾わないであろう


やはり静かなのは大切である、





ガラードに比べて、音の数が多くレンジも広いこのTD124



モーターでベルトとアイドラー両方を回しているため不完全なものはどうしてもゴロが出やすい



完全整備を行うのは各部のブッシュ類を含め、


モーター整備等かなりメンテナンスが必要である




その調整整備の良さが、きちんと音に表れている


静けさの中でちゃんと奥行き感が出ている、



いや静かだからこそ奥行きが表現できるのだろうか





うーん、ジャンクTD124とはやはり別物



楽器の数が違う、濃淡が出ると言うか奥行き立体感が出るので



音楽が奏でられる


良い音が出ると言うより、良い音楽が奏でられる気がする



やはり整備された124は良い・・・・感謝感謝!




DECCAレーベルとDECCAカートリッジ

2014年08月22日 08時43分47秒 | オーディオ

DECCAのレーベルのレコードは、DECCAのカートリッジで聴かなければ


本当の音は出ない






昔から言われてきた言葉だ


本当なんだろうか?





DECCA同士の組み合わせが悪いはずはない、何度も言うが


ピントの合った聴きごたえのある音は流石である、


私も、この音が好きで以前はこの組み合わせに填まったことがある


音の良いデッカカートリッジだが




ファイブ以降の、このカートリッジの問題点がいくつかある




まずマイクロフォン並みに音を拾う


このカートリッジの前でカラオケ歌えばスピーカから声が出るんじゃないかな?



それくらい音を拾う、これが嫌でブチるゴムを巻いたり


鉛を張ったりしたが




今は大人になったので、そういった邪道の中途半端な改造は行わない


製品はあるがままに使う、


製品を改造できるほどの技術力は私には無い


と自分に言い聞かせて、使っている




以前は使いこなしのテクニックとか言いながら色々やったが


多少音がよくなっても、結果は壊れたカートリッジの山を作っただけ



SPUだけでも自慢じゃないが10本は壊している



SPUのデッカも昔は安かったが、今は高級品だから壊さないように使う





私が思うに、よく鳴るカートリッジは結構音を拾うものだ


SPUオリジナル、EMT、もそうだがシェルを叩くと結構音が載る


載らない、拾わない、静かなカートリッジは歌わない




だから歌うカートリッジを、きちんと歌わせることがテクニック



歌うカートリッジを殺してはいけない




たとえそれが安い鉄板の音でも・・・




俺も大人になったものだ





トーレンスTD124は力もそこそこあり響きも良く古いものにしては静かなぷれーやーだが



このDECCAのカートリッジを繋ぐと盛大に「ブーン」の音を拾う


OONR装置を使っても聞こえてくる、アウターテーブルを上げてもモーターを回すと出てくる




SPUや他のカートリッジではあまり拾わないが、この歌うマイクのようなDECCAは拾う


ちょっと気ななるが仕方ないかな・・




え?OONR装置がなんだかわからない?





そうですか、「音楽」以外の「音」ノイズリダクションシステムです


これが私の頭に組み込まれていて



音楽以外の雑音やノイズはかなり減衰できるんですよ


まあ、かなりトレーニングは必要ですが・・・




そう言えばW氏にノイズの音に安らぎを感じていませんか?



と、気になるお言葉を頂きましたが、私にはこのOONR装置が脳に組み込まれていますの


あまりノイズを感じません


ほとんど静寂の森の中から、突然ライオンが飛び出すがのごとき、の音です・・・・・・・





まあ平たく言うと今までの文章は

DECCAとTD124は、ノイズの海にノイズの嵐がきたように、「感じる人も」いるでしょうと説明したまでです

・・・・






そのノイズを得ても、捨てられぬ良さがある

と思うのだが



もう一つの不満は


スケールが小さい


低音も高音もそこそこカットしてあってレンジが狭いのは問題ないのだが


このすべての音楽を「箱庭」で表現してしまう



この若かりし頃のキョンファちゃんのチャイコフスキーのレコード



大ホールでの交響曲を、何と室内楽にしてしまう程の能力がある!





そんなわけはないが



かなりスケールダウンしてしまう



DECCAと言えばデコラを想像する方もいらっしゃるだろうが


どんな装置で鳴らしても、たしかに、あんな感じになってしまう


これは好き嫌いは分かれるだろう、




しかも

全く楽器の配置も変わってしまう

楽器の配置が違う?いや強調する楽器が違うのか?



SPUとは全く演奏が変わってしまう



これが本来の演奏なのか?



これが評論家の方がも言っていたSPUではDECCAのレコードの真価は出ない


の言葉なのだろうか


楽器が並ぶ、端正に整う、ピントが合って音が滲まない





まさに整った正確な音


DECCAのレコードはDECCAのカートリッジで鳴らせそれが本来の音だ!


今回それがよくわかった


俺も大人になった・・・・・・



















だが



冗談じゃないぜ



オーディオはやっぱり豪快に鳴らさなきゃ



ピントがずれようが、配置がずれようが、滲もうが、多少ダンゴになろうが構わない



ズッドーン



どっかーん



床を揺さぶる、心臓をえぐり取るかのような、この迫力と興奮が無くて交響曲が聴けるか~



どうだ~ばっきゃろめ~と叫びながら、SPUとEMTを喜んで聴いているいる



大人に成りきれない、自分がいじらしくて可愛い・・・

DECCA・Mark-Seven ビシッとピントの合ったこの音は凄い!

2014年08月19日 08時47分12秒 | オーディオ


プレーヤーの調整・整備がほぼ終了していよいよ本格的な調整に入る



まずはプレーヤーを安定したところに置き、水平を測るのだが


使い方を考えるとやはりラックの上が使いやすいのだが


今までの配置では、ラック上部にラインアンプ、イコライザーアンプが並んでいたので

このままでは、ラックの上にはプレーヤーが設置できない




仕方が無いのでラインアンプ、フォノイコライザーアンプ類は



ちょっと狭くて放熱が心配だがラックの中へ納めてみた



ほんとは、要らないレーザーディスクプレーヤーやAVアンプを処分すればいいのだろうがそれはまだ無理

TD124プレーヤーはWE120ラインアンプが載っていたマグネフロートボードへ乗せることにて


ガラードとプレーヤーを2台並べてみると


おー!、何気にカッコいいではないか




使い方としては、これがベストであろう



フロートボードも何とかなりそうだ


そこそこ重量のあるプレーだが充分フロートする


完全フロートでも使えるし、ハーフフロートボード?でも使える


取り敢えずセミフロートで前を1か所ではなく2か所に挿み物を入れてみた


後ろ側はフロートされたままだがこの状態で

水準器で本体及びターンテーブルの水平を摂る



ターンテーブルが安定したところで



いよいよこのめんどくさいアームの調整に掛かるが


まずはゼロバランス

前回音出ししたのに、ゼロバランスもとらないで音出したの?

と言われるかもしれませんが


いちおう取りましたよ、でもだいたいの取り敢えずゼロバラ


後は針圧計でおっつけ仕事で適正針圧を出し、取り敢えず音を出したまでです






まずこのアームの調整を行うのに重要なことがあります。



皆さんも経験おありだろうが



お酒を飲まないで調整すること、これが一番大切





実は、私は酔拳ゴルフの達人で飲めば飲むほどスコアが良い!

送り迎え付きのゴルフで朝から、スタートから、昼も当然飲み続けて

ビール3リッターも飲めば絶好調!ドライバーを振ればド真ん中

ショットは絡んで、カップはバケツの穴に見えてくるから不思議

ポコポコ入る、酒さえ飲んでゴルフしていれば幸せ・・・・・・





だがシビアなオーディオ調整では通用しない


飲んで良い気分で調整した、前回のブログの記事はかなり怪しい気がするので



お酒の入っていない状態で正確に調整を行う




飲んでいない素面の状態で調整するには


夜はダメ、昼間しかない


仕事をさぼって仕事中に行うしかない、




お盆休みであけで気持ちがたるんでいるスタッフに


朝礼で活を入れ、激を飛ばし、皆でガンバロ~と全員を奮起させ




一人コソコソと家に戻り調整に入った


そんなわけで、今日の調整はかなり気合が入っているぞ!



まず完ぺきにゼロバラを取った


そんなの簡単だろ?、と言ったあなたはこのアームを使ったことが無い人


このアームが嫌いな理由の一つでほんとにめんどくさいんです


この作業だけで少し疲れたが完ぺき、興奮した鼻息で上下に揺れても


ピタッと水平に戻る、我ながら完ぺき





そして少し針圧を掛けて、今度はオーバーハングゲージを使って慎重に調整


これも完ぺきピシッときまった



えーと次は・・ラテラルバランス、ターンテーブルを後ろから持ち上げて

動かなくなる位置まで調整


おーこれは割と簡単に出来た


良いねー、かなりプレーヤーを上げたり下げたりしたがこれもピシッと納まった





そしてアームの高さを調整、


おーずいぶんアバウトな調整だったようだ下げて下げて


完ぺき


このカートリッジはこのアームの水平がかなり大切なので結構真剣に


この状態で再度ゼロバランスをとる、やはりずれているので微調整



えーと



まだあったかな?



いやこんなものだろう、いよいよ針圧をかけて針圧計で測ってみると





素晴らしい、ほとんど誤差が無い!これは気分が良い


最後にインサイドフォースキャンセラーだが


あまり気がのらないが針圧の半分くらいかけてみる



針をリフターで降ろした時も真っすぐ落ちるので、このくらいでおおむねOK




さあいよいよ音出し



ドンピシャ!


全く滲みのない、ピントの合った音


さすがデッカマークセブン


この安定感と音の張り、押し出しは私好み





良い音の秘訣は、やはり音の帯域はそれほど欲張っていないからか?




重低音は必要無い、高域も伸びきっているってほどでもない


この割り切りが中域の張りと力強さになるのだろうか




力があると言っても音が暴れるわけではない


少しイメージが違うかもしれないが



ものすごく端正な素直な音だ、


だから我がシステムにもよく似合っている



もっと聞きたいが好い加減に仕事に戻らないとまずいので、今日はここまで!









デッカ・カートリッジを語るなら MK1・MK2 ?

2014年08月18日 08時43分43秒 | オーディオ

MK1・MK2の、本当のデッカの音を,デッカのアームで聴いてみな!

古くからのオーディオの先輩方からはこう言われてきた




これは当時、私がデッカの後期型、ファイブやセブンを使っているので


そんなものはデッカじゃない!


と諸先輩方から苦言を呈されてきたのだが




当時デッカファイブで聴いたデッカレーベルの輸入版の音の良さに感動し


コンデンサースピーカを使っていたのだが、その中低域の張り、余韻がもんのすご良く出ていた


ので大変気にっていた


その気に入っていたデッカファイブを貶されて、

それは駄物だ、本物はこっちだと言われても



はいそうですかと、私が言うわけも無く


言われれば言われるほどMK1・MK2使いたくなくなり、


嫌いになるのがオーディオマニアとしての人情であろう


だから私はMK1・MK2を使わない、




完ぺきな理論である



・・・・・





そんなわけで私の好きなデッカはファイブ以降である


当時ファイブは比較的安価で音も抜群


そのピントの合った音にかなりはまった時期がある



最終型となってしまったセブンは当時最新式のデッカで、ファイブと比べると


セブンのほうがさらにピシッとピントがあって張りと押し出しが良かった


セブンの後ファイブを聴くと何か柔らかく情報量の欠落を感じた




やっぱりセブンはいい、


ウルトラセブン・セブンスター・マイルドセブン・たけちゃんマンセブン・・・・・・・


デッカセブン







ただこのカートリッジはめんどくさい!


かなり念入りに調整を行わないとすぐ歪む!


右に左に適当に繋ぐとどちらかが歪む、もちろん全部歪む事も





当時は重量級アームしか持っていなくて


軽量級カートリッジが使用できるのはSMEシリーズファイブ



か3009だったが、シリーズファイブはほとんど裸SPU専用アームだったので


3009を使っていた、この3009も良かったのだが軽量級に徹するために


当時、発売以来全く人気の無かった3009S3を購入


なぜ不人気だったのはだいたい想像はつくが・・



この音はドンピシャだった!





デッカ・カートリッジではSMEシリーズファイブよりもSME3009S3のほうが音が良かった

シリーズファイブのほうが音が暗かった記憶がある


明るく弾けるように鳴るこのアームに一時惚れこんだ

オイルダンプの音が好きでは無かったので両方ともオイルダンプはすぐ外してしまったが

3009s3とデッカセブンの組み合わせは張りとスピード感が素晴らしかった・・





だが、このアームと組み合わせはにかくめんどくさい


アームの調整だけでも、とにかくめんどくさいし


たまには他のカートリッジに交換して聴いてみよう、なんて作業を始めたら不器用な私は大変


交換パイプがもったいなくて買えなくて、いちいちパイプをはずして針交換




そんなめんどくさいアームと神経質なデッカセブンの組み合わせ




音はとにかく良かったが・・・・





結局その神経質な調整が、私のおおらかな性格と合わずに少し疎遠になってしまった


最後に鳴らした13年くらい前かな?その時も左右どちらかが歪んで「だめだこのカートリッジは」


と言って外してそれっきりだった










相も変わらず昔話を前置きでしてしまって恐縮だが


そんな思い出のカートリッジをもう一度鳴らしたくなってきた



10年近く休んでいたオーディオを再開した昨年正月以来、カートリッジはSPUとEMTで聴いてきたが


やはりカンチレバーレスのストレートな音これは忘れられない



と言うか先日手に入れたGEバリレラを聴いて

なぜかデッカの音を思い出して

無性にデッカをもう一度鳴らしたくなり



TD124を再購入


SME3009S3も調整もまだおおらかなとりあえずの調整しかしていないが



取り敢えず音を出してみる


やっぱり良い!



何が良いのかと聞かれると、やはり音のピントが合っている





いみが伝わるかなー・・




まだ調整をしていないので何だが


鳴りそうな予感




価値の無い最後のデッカレーベルレコードと最後のデッカカートリッジ

音楽マニア・オーディオマニア、どちらからも「駄物」と言われる組み合わせだが




これも良い



この低音はSPUなどと比べて軽いと言えは軽い


だがこのスピード感のある張りのある低音は他ではなかなか出ないであろう


もう一度この組み合わせをきちんと調整してみよう











ピュアオーディとヴィンテージオーディオ

2014年08月15日 14時20分13秒 | オーディオ

W氏より頂いたコメントでふと考え込んでしまった



私のオーディオシステムはピュアオーディオだと思っていたんだが・・・・・・


そうは思えない人もいるんだろうか?


ピュアオーディオ・ハイエンドオーディオ・ビンテージオーディオ


その違いは何だろう?

ハイレゾオーディオで無いことだは確かだが

Wさんおよび読み間違いをされている方々へ


私のオーディオシステムは「ピュアなサウンドを奏でるハイエンドオーディオシステム」ですよ





懐古趣味な

ビンテージオーディオをやってるわけじゃないんですけど・・





まあ使っている機器が機器だから


そう思われてしまうのだろうが・・・・





結論から言えば、オーディオ機器はこの50年くらいの間に、ほんとに進歩したのだろうか?



最新オーディの定義は何?



何年ごろからのものが最新なのか?



最新機器とオールド機器は何が違うの?



うーん、考えてしまう






私がオーディオを始めた80年代は確かに、明らかに区分されていたのかもしれない


アンプも管球式とソリッドステート式


真空管は古く、ソリッドステートは新しい

80年代の頃の真空管のイメージは



柔らかい


ふわっとした


悪く言えば、ぼけたような


音に芯が無い音

そのような音を総じて「古ぼけた音」と呼んでいた気がする




あの頃、時代はソリッドステート式が主流で


真空管アンプはなぜだか分かりませんが、確かに時代遅れの音がしていました




対して

ソリッドステート式は、確かに音もソリッドで


切れ味があって


高域が伸びていて


低域が伸びていて


すっぱんシャッキーンな音がしていた、

借金-の音ではないですよ、

シャキーンな音


その極めがMLAS


音のテンポも良くこれが当時のJBLサウンドともマッチしていたと思う


ワイドレンジで切れが良く


ひずみ感がなく癖もなく無色透明な温度感の低い音(レビンソンは高かった、熱かった)


これが当時の最新オーディオの音だった気がする



その後も更なる、最新オーディオを追って

追って

さらにワイドレンジでスピード感のある癖の無い音を追い求め


アンプもスピーカーも全てのもが、その方向になってきた




だが、やがてそのワイドレンジでハイスピードは



芯の無い薄っぺらい音に感じてきてしまった


作られ強引に着色された良い音

良い音に感心はするけれども


芯の無い薄っぺらい音には感動がない



感動しなければ聞く意味が無い



それを気付かせてくれたのが、皮肉にも久々に聴いた初期レビンソンJC2であった


カッコよく言えば、偶然にも私のソリッドステートアンプはレビンソンで始まり、

レビンソンに終わった、(今でも使っていますが)





その後さらに力のあるものに、力と言うか意義のある音圧、音彩


熱、音力、音の太さ、音の濃さ、彩り


そんなものに感動を覚え、魅力を感じていった




そこにあったのがWEサウンドであった






前置きが長いのだが、

自分の中で我がオーディオ装置が時代を後退したとは考えていない



しいて言えば


聴き逃したもの?、いや当時庶民では聴くことが出来なかった
超高級なオーディオシステム


それがWEサウンドであったり、様々なカートリッジであったり、

偏見と無知で見過ごしてきたオーディオ機器




先ほども言ったが幸か不幸か、オーディオ機器はこの50年間何も進歩してこなかった!


進歩していないから自分が聞いてたことがない音は、最新オーディオ機器?


オーディオ機器が進化したの?


いや、ただ変わったのは

人間が聞こえる聞こえないに関係無く、ある一定の音域の音を



上下に伸ばしたり

ピラミッド型にしたり

前後に配置したり

様々な形に配置に音を変えて試行錯誤を重ねてきた



しかし人間には聞けない、犬や蝙蝠が反応する音を再生しても、聴いてる人間は満足感が無い


もちろん作っている人間は満足感があったのだろう

聴く人間は感心するばかり


我々が求めているのは心に残るもの、心が感じるのでは無く

心が動くもの「感動」の無い音楽には意味がない


と、思う





聴く人間が満足し感動する音それは、存在する音域の中でほんの僅かな帯域



この人間が心地よいと感じれる帯域の音を形を変えずに


聞き慣れた中域を中心に、厚く熱く聴かせることで「聴く満足感」がある


そこに感動があるのではないか




だから今の狭いレンジは、退化してのレンジではない


自分の中では音の満足度が、上下のレンジではなく、


芯のある太さ厚さのレンジであると分かり

自分が進化して、上は要らない、下は邪魔の帯域、分厚い中域重視のレンジ感である






その中域をさらに艶やかに滑らかにするために、安易なマグネット方式ではなく


作るコストや、電源の手間の問題など造り手、売り手の問題ではなく

音のためには最善の理に叶った、励磁方式になったアルテック288FC



その中域をさらに力強くしなやかに、彩りを添えたのが、タンガーバルブ電源



そして歪み感の無い、クリアな低域を目指して4本ともに改良した

アルテック515FC

その励磁のメリットを最大限に活かした上下の515ユニットを、電圧変化によるダンピングファクター調整


これは古いのか新しいのか分からないがやってる人は少ないと思う



今奏でている私のサウンドは




ソリッドステートアンプとハイスピードコンデンサースピーカーを使っていたあの頃と


実は、私の中ではあまり変わってはいない


ピュアサウンドも同じである


ピュアサウンドと言えばそう言われたものを数々使ってきた


クレル、マドリガルレビンソン、チェロ、ETC・・・・


素子を減らして純度の高い音?端正な音?それがピュアなサウンド?




その素子の音を一番よく出していたアンプが実はWE91B


もちろん素子がよいものでなくてはならない


良い素子WE300Bを無駄のない回路でしかも超ハイスピード


押し出し、単なる押し出しではない爆発力のある押し出し




こんなアンプは今までお目にかかったことが無かった


残念ながら本物は買えなくてウエスタンサウンドインク社の

きらいな、レプリカ物だが

きらいな、国産だが・・・・

大っ嫌いな一番信頼の無い俺のお手製だが



今はこれをしのぐアンプはWE212しかないのか・・・・・




まあとにかく

ビンテージオーディ機器の定義はよくわからないが

以上の長い説明で、
(けっして言い訳では有りません)


私のやっているのはピュアでハイエンドなオーディオってことで、ご理解頂けたでしょうか?
そこんとこよろしくお願いします



まあ傍から見れば、中途半端な、なんちゃってWEオーディオでしょうが



本人は、作られた時代は関係なく、見過ごしてしまったものも含めて、

オーディオ再開を機に初心に帰って、聞いたことがない初めて聴く機器の音は

最新機器の音だと思って聴きます



これからも私にとって最新機器を使った


ピュアでハイエンドなオーディオを目指します・・・・・





追伸

今のなんちゃってWE ALTEC-FCとWE91レプリカの音は


4343をML2Lブリッジやチェロパフォーマンスで鳴らしていた時の


音量、音圧、供に変わりが無いと思います・・・・音彩は違いますが


始めての方は、耳栓、胃薬、頭痛薬をご持参下さい












ヤフオクで良いものはなかなか・・・・・

2014年08月12日 10時18分59秒 | オーディオ


昔の思い出の品トーレンスTD124


今となってはヴィンテージオーディオ製品、良いものはなかなか巡り合えないのか?



オーディオ製品は信頼の置ける販売店で買うのが一番!



いつもそんな事をいていたのに



確かにWE製品などはオークションでは滅多に買わない





どうでもいいがちょっと使ってみようと思えるようなものを落札してきた



過去にもヤフオクで痛い目にあっていたのに






どうしてあんないい加減な出品者が後を絶たないのか?




オークションの文面では、さぞ今まで使っていましたような文面で


実際はとんでもないもの!、よくある事だが




やっぱり腹が立つ




さも完ぺきな商品ですからノークレームノーりたんでお願いします。

なぞとほざいていながら



届いたTD124は何と廻らない!

ばねが伸びきっていて廻らない




整備してあるのでノークレームノーリターンではなく


半年前は動いたが今は分からない


との事、



その出品者は後から確認したら「悪い」「非常に悪い」が沢山った


はやく気が付けばよかった






みる目の無い私は、指で押さえないと廻らないターンテーブルを落札してしまった


・・・・


ちゃんとした専門業者に修理を頼もうか考えたが予算が無い






勇気を出して


困った時のいつものTオーディオへ



まだALTEC 515FCの代金の支払いが残っているのに申し訳ないが


Tオーディオにメール




あの~


ごめん懐かしさで124落札したんだけど動かないんです~


あっそ


ごめんなさい、すみませんが診てくれませんか?


持ってくれば





そんなやり取りの後、みて頂いた




T:どうしてこいつは見る目が無いんだ!




とは言わなかったが



T氏の後ろ姿が明らかに物語っていた



T:動かないんだから返せば



ノークレームノーりたんで落札したので・・・


ふ~ん






結局色々、試みたが結局だめ廻らない


T氏:手で回せば良いじゃない、廻り出せば大丈夫なんだから




・・・

いや、同じくトーレンス150ABも痴呆症で時々逆回転するので

手で回しているしだいで

二台とも手で回すのはどうも・・・・




あっそ


じゃ

ここにテンションがかかればいいんだから


輪ゴムで良いじゃん


なっ

ナッ

なるほど、流石オーディオ機器の名医、WEの大家



いやいやで、めんどくさそうに、輪ゴム一個で回転不良を治してしまった





流石です、恐れ入りました




てな訳でいずれはちゃんとオーバーホールしようと思うが


とにもかくにもやっと動き出したTD124




ジャンクに近いものであったが何とかものになってきた








今度はこいつ、


使わなくなってから既に15年近くいやもっとかな?


放置され




アルテックのホーンの開口部に飾られ


たびたび大音量で床に落ちた


前TD124の忘れ形見SME3009SⅢ



こいつはほんとにめんどくさいアームなのです~






音の良いプレーヤーって・・・・

2014年08月11日 09時38分49秒 | オーディオ


音の良いプレーヤー



音の良いプレーヤーの定義って何だろう?



静かな事


回転が安定してる事


振動を拾わないこと



そんなことは当たり前か、今まで使ってきて静かなプレーヤーは


音も繊細で、静かで、良い音なんだけど・・・・・



かつては


ジャイロッデクや



オラクルを使っていたが


今残っているフローティングプレーヤーは


元祖バネフロートプレーヤー トーレンスTD150ABだけ



悪いプレーヤーではないが



やはりベルトドライブ

良い音もするんだが


美味しい所も薄れる、


音に力が無い、ガッツが無い


アタック音が薄れてしまうのが欠点だ






がァ~


ゴオー


ちょっと煩いくらいのプレーヤーのほうが力があって音が太くなって楽しい






十数年前に色々と聴き比べてた時に



EMT930stとガラード301を聴き比べた事があったが


カートリッジは同じEMTで


ガラードはXSD15+RS212、930はTSD15で


フォノイコラーザ―はベンデッタリサーチSCP-2で聴き比べた




聴いてすぐ分かったのはレンジ感




中域の音に力があると言えばカッコ良いが


ようは、ガラードは美味しい音の帯域が狭いのだ


上も下も伸びない



これには驚いた、


EMTは流石である


安定した低域の上にピークディップの無い中高域が載っている感じ


安定しすぎた低域?かもしれないが


全く不安はない




対する
ガラードの音の帯域の狭さはターンテーブルが特定の響きだと思うが

その音が載って、中域重視の音になる気がした


当時の私のガラードは砂マット、硬いアイドラー、硬いグリス


がちがちカンカンキンキン仕様であった




えッつ?、意味分からない?




ご存知の方も多いでしょうがガラードは、何をやっても音がゴロゴロ変わるターンテーブルだと思います


アイドラーを柔らかい物のすると音の腰が柔らかくなる



シャフトのグリスを高級な滑りの良いグリスにすると、滑らかな伸びやかな音にはなる


だが、これがつまらない音




私の持論だが



ガラード301のグリスタイプは、中音が分厚くあればそれでいい


がちがちセッティングで音の速さ、力強さ、


これが全て


余韻だの、響きだの、静けさだの求めてはいけない





これは当時の想いですよ私の若かりし頃




今は、大人ですから



ゆとりを持ったつもりですが



なにせ若いころそんな想いで組み上げたガラード



もう少し静かで落ち着きのあるプレーヤーがほしくなってきた






静かで力もあって音も良いEMT 930STがやはりベストなプレーヤーなのかもしれない


だがもう手元には無い



とても高くて、もう買えないだろう




EMTに近い音で、もっとリーズナブルなターンテーブルは



・・・


やはりトーレンスTD124かな?






実は昔・・・・


オラクル、ジャイロデックの次に使った

のがTD124であった


初めてのビンテージ?当時はそう呼ばなかったが


オラクルやジャイロデックのベルトフローティングでは


静かで伸びやかだが、特に声に力が無かった



そこで走ったのが当時ちょっと古いプレーヤー



最初に買ったのがTD124で、次に買ったのがガラード301だった



TD124でかなり満足していたのだがプレーヤーとしての音の完成度は高く



気に入っていたのだが、


さらに音の力を求めてガラードを購入


これがハマってしまい気に入ってこちらばかり使っていた


やがてEMT930を手に入れて、さらに使う事が無くなったTD124


邪魔にして、どこかに放り投げて置いて




たまたま遊びに来た知人に「使っていいよ」


と貸し出したのが運の尽き、


それっきり・・・



もうあれから何十年が経つのだろう


貸しただけなのに・・・


まあ、いつか帰ってくるだろうが、帰ってくるのを待っている


相棒のSME3009がかわいそうで仕方ない




相変わらず前置きが長いのだが


そんなわけで再度トーレンスTD124を再購入



予算も無いのでオークションで安物を購入



かなり汚かったので一生懸命磨いて



アームのボードに穴を開けて



何とか格好になってきた



オークションの説明では200Vになっているとの事だったが



ちゃんと100に変更になっている



何十年振りかのTD124だが何とか使い方は分かっているつもり


主要な部分を動くかチェック、グリスアップ、



シャフトクリーニングしてオイルを適量注入


EMTのようなゲージは無いが昔取った杵柄で概ねOK


全てのチェックを終え回してみる






ええ!?




廻らない





ターンテーブルを乗せる前のチェックで、モーターの回転は確認した


ちょっと煩いが廻るのは確認した



なぜ?



・・・・


・・・・・

・・


分かった

ここを少し動かすと廻る


アイドラーとターンテーブルの接触が悪い


指で少しだけ押してやると廻り出す



・・・・



クッソ~ また、駄物つかまされた~



どうしよー








やっぱり大音量再生はオーディオの醍醐味

2014年08月07日 18時39分05秒 | オーディオ



地を揺すぶるような大音量

音楽マニアは絶対にやらない非現実的な大音量







どうだー



バカヤローめ



212がなんぼのものじゃー



と叫びたくなるような大音量がやっぱり楽しい




音楽マニアの方に言わせると

こんな大音量の演奏会は無いぞ!


と言われるだろうが、かまはない、楽しいものは楽しいのだ



交響曲の大音量は迫力が凄い



馬鹿げた大音量再生だが



大音量には大音量の苦労がある





アンプの話には触れずに





カートリッジの話になるが




大音量交響曲が似合うカートリッジは、やはりSPU



EMTも好きなのだが、大音量になると少しうるさい



歪みっぽくなるような気がするというか


音の粒立ちが潰れる気がする


シェルの音が載るのが原因だろうが、少しかん高くヒステリックになるところもある




その点、SPU-Aはしっかりしている


どんな大音量でも歪まず、

厚みのある中域を中心に高域、低域良いバランスで再生する



ハーマン輸入の駄物でも、やはりたいしたカートリッジである





そのSPUの再生で最近LUXのアンプが良い感じで鳴っている



ラックスのフォノイコライザーと言っても


フォノイコライザー単品は持っていない




大昔に買ったLX33プリメインアンプのフォノイコライザーを使用している



購入以来かれこれ30年以上34年くらいかな?



前にも書いたが、とある販売店でたむろしていたときに


発売したてのこのアンプを買ったお客さんが入ってきて

「使い物にならない!」

と言って返品に来たのだが



たまたま店にいた私が買いますと言って手に入れたもの



何が気に入らなくて買ってすぐに出したのか分からないが


少なくとも私は気に入った



だから30年以上たってもまだ持っている?




斬新なデザインで(34年前は)真空管としては音も歪み感が無くはっきり、すっきりした音で


当時の真空管らしからぬ、新しい時代の真空管アンプ


そんな印象でしたから


その前の世代の方からは少し敬遠されたのかもしれません




とにかくこのLX33のフォノイコがなかなかいい


フォノイコには12AX7が二本使われていますが


当時はそれほど高くなかったテレフンケンに変えてあります


今じゃ買えません




LCRフォノイコライザーに比べると少し甘い音ですが


これはこれで味がありますし


ことSPUで聴き比べるとLX33はなかなかのものです


この少し甘いところが交響曲を大音量で聴いた場合に


ふくよかさが出る


悪い意味でぼやけるのではなく


尖らずに、ふっくらする?




何とも言えぬ、大音量交響曲の完成度である







やはり、LUXとSPU、この組み合わせは筋の通った説得力がある