オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

マイクキタさんお元気になられて良かったです

2021年12月30日 00時04分15秒 | オーディオ


やっとマイクキタさんにお会いできました

お元気になられて良かったです

 

 

メインシステムでの「音の格闘」で疲れた心を癒す目的の

我が家のリビングオーディオ

 

 

かつてはマーチンローガンCLSとフルデジタルアンプFOBのアンプが

爽やかなサウンドを奏でていましたが、とある事故で哀れCLSは天国に召されてしまい



その後JBL LE8Tがその役を担っていましたが

 

少々役不足と思っていました

 

 

 

 

 

 

 

 

サブシステム

と呼ぶには失礼なWEモニタースピーカーとアンプが並ぶ

 

現在のリビングオーディオシステム



今年大病を患い、病からあけて

ICUからやっと出て帰宅すると

 

友人のD川氏からある話が舞い込んできました

 

 

知人の「WEシステムを引取ってくれないか」

との話

 

 

:WEアンプもスピーカーも持っているのでもう要らないよ

と一旦は断ったが

 

病とともに断捨離され一人になった私に

病で断捨離を余儀なくされたWEシステムの話

 

そうかこれは、せっかく助かった命だ

もっとWEを楽しめ

 

との天からのお告げかもしれない

 

と、勝手に思い込み

 

 

:分かりました、WEシステムありがたく、全て引き取ります

 

 

D川氏の話では持ち主は

WEをこよなく愛し、WEサウンドと音楽を楽し、

またWEアンプを自分で手掛けるアンプビルダーのシステムとのこと



その方が大病をされて、大切にWEシステムを使ってくれる人を探しているとのこと

私にその話しが回ってきたのはありがたいことです

 

そんな縁あって我が家に運び込まれたアンプやスピーカーを見て

 

 

「どこかで見たことがある」

 

と思ってネットで探して

 

「マイクキタ」さんのシステムだと分かりました



D川さんは当初

有名なマイクキタさんのシステムだよと何故か言わなかった

 

が、

 

私の手元に来てからはマイクキタさんのことを色々教えてくれました



キタさんはその名とおり、マイクを作っていた方で

美空ひばりも北さんのマイクを使っていたとのこと

 

 

フェイズメーションの会長なども友達で、オーディオ界では有名な

 

マニアであり、アンプビルダーであり、音楽愛好家とのこと



そんなマイクキタさんが大病を患い、オーディオ機器を断捨離する事に

 

 

マイクさんのブログを読むと氏のWE愛が良くわかります

氏が死ぬまで離さぬと惚れ込んだWE 728bが

 

 

我が家のリビングオーディオに収まったのだが

 

 

 

どんなお気持ちで断捨離されたのか

 

また、受け継ぐのは私で良かったのか

 

 

聞きたい事は幾つかあったが

 

キタ氏は病院でリハビリの日々、D川氏も連絡がつかないとのことでした

  

 

相変わらず私はブログを書きながらオーディオを楽しみ、

 

ブログでマイクキタさんのシステムのことを書いた

 

いくつかのブログを印刷して

 

D川さんに渡し、マイクキタさんへ届けていただきましたが

 

その後は特に連絡は有りませんでしたが

 

 

 

最近キタさんが退院して自宅に戻られたとの話をD川さんから聞き

 

それではと

年越し蕎麦を持って、突然のご挨拶に伺いました

 

 

脳梗塞を患ったとの事で言葉に多少障害はあるようですが

無事にご挨拶させて頂きました

 

キタ氏は私がコピーしたブログを嬉しそうに出してきて

 

「闘病中、病室で読ませてもらいました、とても嬉しかったです」

 

と言って頂きました

 

良かった〜

 

 



 

WEとの出逢い、WEの思い、オーディオを友達の話を伺わせて頂きました

 

システムを引き継ぐのは私で構いませんか?

の問いに、キタさんは笑顔で答えて

 

 

メンテナンスしてくれたんですね、ありがとう

あの頃本当に体調が悪くなってね、もうダメだと思って

 

処分されたくなかったので、誰か好きな人で引取ってくれる人いないかと

D川さんに頼んだんだよ

 

との事

 

「よかったよ」

 

と、言って頂き、ホッとました

 

 

キタ氏のWEへの熱き情熱は、病気を克服された今も変わらず

更に次なるアンプ構想があることも驚きでした

 

 

もう少し体調が良くなったら、お迎えに来ますので私のシステムも聴いて下さい

 

と約束し、

 

 

尽きぬ話でしたが体調の事もあるので失礼させて頂きました

 

お会いできて本当に良かったです

 

早くお元気になられて、我がシステムを聞いて頂けたらと思います

 

感謝、感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとつ気がかりだったのは

 

元気になったから「WEシステムまた聞くから”返して”」

 

と言われたらどうしようかと思っていましたが

 

要らぬ心配でした

次なる構想の245アンプの完成が楽しみです


WEモニターサウンドとシアターサウンド

2021年12月28日 21時19分06秒 | オーディオ

今年も楽しませてもらった、我が家のオーディオシステム

 

我が家のスピーカーシステムは大きく分けて

 

 

二通りのサウンドシステムに分けられると思っています

 

 

 

メインシステムは劇場用の

シアター・サウンドシステム

 

 

 

もう一つはリビングの

モニター・サウンドシステム

 

この二つの音の違うかを一言で言うと

 

 

シアターサウンドは「演ずる音」

モニターサウンドは「正確な音」

 

 

の違いだと

わたしは思ってセッティングをしています

 

 

「演ずる音」って誤解されそうですね、

私の勝手な解釈かもしれませんが

 

劇場で演じる劇、劇って演ずるものを観てもらうところですよね

男優さんや女優さん達、俳優がその役割を演じる場所が「劇場」

 

その演じる場所で、その演じる声などを奏でるスピーカーも

俳優さんのように「音を演じる」スピーカーだと思います

 

 

当たり前ですが「演じる」は「偽り」ではありません

 

 

演じるとは、「その場面」「その状況」「その雰囲気」等々を

 

更に印象深く、または分かりやすく伝えることが

 

演ずることだと思います

音も、より印象深く、ときに聞きやすく分かりやすく

聴衆に伝えるように「音を演じる」

 

 

これは、時には「オリジナルの音を越える」必要があると思います

 

WE劇場用スピーカーシステムは、時にオリジナルの音を更に「強調」した「聞きやすく」または、

「魅力を更に引き出し伝えやすく」したサウンドを奏でます

 

 

体験した人は何人もいると思いますがWEのマイクやスピーカーを使って声を出すと

オリジナルの声より聴きやすく、魅力的ないい声で聞こえることがあります

 

 

そんな、良くも悪くも

様々な場面を好印象に色付けする拡声機サウンド

 

それが演じるサウンド

飾るサウンドと言っても良いかもしれません

 

 

 

 

 

かたや

演じ無いサウンド

 

ニターの基本は、音の粗さえもよくわかる「正確な音」と言えます

 

「聴き易い」や「心地よい」とかの音を優先とした物じゃないです

 

 

余分な色付けをしない「あるがままの音を再生」

 

すっぴんで勝負の「素顔美人」の音楽といったサウンド

 

 

味付けが少ない分、

余計な音がしないので長く音楽を聴いても疲れないです

んなモニターサウンドを奏でるは、

WE755AとWE728B+WE597Aの二組のスピーカー

 

 

奏でるサウンドは、いろんな意味でまさにモニターサウンド

 

スッピン音楽だと思います

 

スッピン美人サウンドとでも言えば良いのでしょうか

色付けがなくても、とても魅力的です

 

 

食事もそうですが、色付けの多い、味付け過多は飽きるが

 

素朴な食事は飽きはきません

 

 

音も、この755A や728Bは長く聴いても飽きません、疲れません

 

 

同じWEサウンドですが、目的が違えば、音作りも違う

 

 

 

実は最近リビングでレコード聴きながら過ごす時間が長くなってきました

 

今一番のお気に入りは

 

WE350BプッシュのWE 142とWE 755Aの組合わせです

 

まさに一日中聴いていても

飽きなくて

疲れないです^_^


「ジー」・「ブー」のノイズは友達です

2021年12月23日 07時26分00秒 | オーディオ

 

先日WEの大御所の方々が、我が家にお見えになる事になり

 

 

好き勝手に、我が楽しみを鳴らしていた「荒海サウンド」は

 

盛大に鳴る「ジー」・「ブー」のノイズの嵐

 

 

 

実は私の身体には、昔のドルビー・ノイズ・リダクションシステムのような

 

 

ハムノイズ・モーターゴロ・レコードパチパチ・ノイズ

リダクションシステムが搭載されています

 

 

ですからノイズは殆ど気になりません、

 

 

とても静かな我がシステムだと思いますが

 

 

 

 

・・・・・・

 

時々、体内にリダクションシステムを搭載していない方が来ると大変です

 

 

スピーカーの裏に「猫がいるの?」

 

見えないけど「ハエが沢山飛んでるの?」etc

 

 

 

「音楽以外の音が出るオーディオは、オーディオじゃない」

 

と言ってノイズが嫌いな人は数分で部屋を出てしまいます

 

 

110bd超高能率スピーカーで真空管はAC点火、

 

プレーヤーはガラードとマイクロトラックのアイドラー

 

 

各機器のワイヤリングはWE単線で、もちろんシールド無し

 

 

 

 

まあ、ノイズが出る原因が有ると言えば、

 

多少有るかな~(笑)

 

 

 

大御所のお二人にお聞き頂くのにそんな「盛大なノイズ」を

 

少しでも解消しようと思って、迎える前の晩に夜鍋して

 

 

 

ラインアンプやフォノイコライザーアンプの電圧増幅管やミニ出力管に

 

手作り銅板でシールドを被せました

 

 

 

まずはフォノイコに改良したWE141アンプの増幅管6J7、

 

これを悩みに悩んで結局WE348Aにしたのですが

 

 

 

WE348Aは盛大にノイズが出ます、少しでもこのノイズを減らそうと

 

アルミのシールドケースを被せてみたところ、明らかに静かになり

 

 

 

 

やはりシールドは効果ある、と感じて、次に

 

 

ラインアンプWE12Aアンプの電圧増幅管WE328Aにも手作りのシールドケースを被せてみた

 



 

やったー、益々ノイズが減った

 

 

 

ならばと、出力管のWE329Aにもシールド

 

 

お~お~素晴らしい静かになった

 

 

 

 

これで大御所を、静かなオーディオシステムでお迎えになれる!

 

とシールドが完成したのが、

 

 

夜中の午前一時を回っていた

 

 


 

 

お二人とも音にうるさい、音楽大好きな方々

 

 

 

そんな方々にジーやブーのノイズを聴かせるわけにはいかない

 

 

 

それに俺も、もうすぐ60になるのだから、いい加減に「大人のサウンド」を奏でなければ

 

と思っての調整、ノイズは確実に 減った、

 

 

 

完璧!

翌日、大御所のお二人を招いて勇んで一曲

 

 

 

 

 

・・・・・・あれ?、何かへん?

 

 

いやいや、もう一曲

 

 

 

う~ん

 

何やらお二人共ちょっと不難なご様子

 

 

 

三〇氏、:なんかちょっとバランスが悪いねー

 

青〇氏、:中高域がこもってるよ、イマイチ抜けてない

 

 

 

 

初めて聴くはずのお二人から、なんとダメ出しをもらってしまった

 

 

 

いつもの視聴位置で私も聴いてみると・・・・・、なるほど

 

おっしゃる通り、あきらかにバランスが何か悪い

 

 

 

 

いつもの過激な我がサウンドではない

 

おかしい、昨日まであんなに元気に鳴っていたのに 

 

 

あれ?もしかしたら、ラインアンプの328と329に昨夜付けた

あの急ごしらえのシールド管のせいかな?

 

でもシールド菅でこんなに音が篭るかな〜

 

と、思いつつラインアンプのシールドを外してみると

 

 

 

「ジー」、の音と共に霧が晴れてゆく

 

音が抜けた〜戻った!

 

 

しかし流石強者のお二人、初めて聴くサウンドでも「違和感」を感じ取る感性は流石です

 

安物真鍮シールドは音が悪いことがわかりました

 

 

もしかしたらフォノイコに使っているWE141Aの348Aにも被せたが

あれはアルミのシールドだから音には影響はないと思うが

 

試しに外してみると、これも音が違う

 

 

明らかに無い方がいい

 

え〜

 

 

じゃあパワーアンプのシールドも変わるのかな?

 

 

と思ったが、今日は実験の日では無く「試聴会」

 

 

 

ラインアンプとフォノイコライザーのシールドを外した音で

楽しんで頂いた

 

冷や冷やものだったがなんとかご満足して頂いているようだ

 

 

青○さんは一晩でお帰りになったが、三○さんは泊まられてもう一晩聴いて頂ける

 

夕食でさんざん飲んだ後だが、またまた夜なべでシールド外したり付けたり

真空管を変えたりして調整、

 

 

翌日はなんとか元のサウンドを楽しんでもらった

 

この手のアンプはノイズがつきものなのか

ノイズを失くせば無くすほど音も・・・・・

 

いい勉強になりました

 

うまくノイズと付き合っていくしか無いですね


オーディオは仲間がいるから楽しい 

2021年12月21日 14時00分59秒 | オーディオ


我がオーディオは、多くの友人たちと語り合い

 

 

ときに友達のところへ出かけて学び

 

ときに来て頂いた友達からの意見で、修正したりして進化してきました

 

 

友がいたから我がオーディオは前に進むことができたと思います

本当に感謝!感謝!のオーディオフレンドです

 

 

オーディオは、普段は自分が楽しければそれだけで良い

 

自分だけの楽しみそれが、オーディオと思いますが

 



 でも誰か特別な方が聴きに来るとなれば、話は別です

 

 

特別な方とは、私がWEに興味を持ち始めたとき

 

 

WEを調べるのに参考にさせて頂いたホームページがあります

「オーディオ極道」のホームページ主

 

今は閉鎖されてしまったHPですが

WEやLanshing等、様々なオーディオ機器を使いこなし

 

ご自身の経歴も含めて、機器の歴史や成り立ち進化など

 

 

様々なオーディオ機器の歴史を学ばせて頂いたHPです

「オーディオ極道」HPの親分様 〇上様

 

貴重なオリジナルのWEシステムを複数使いこなし

各部屋ごとに劇場システムやモニターシステムを使いこなし

 

新しいもの、古いもの、様々な憧れのオーディオ機器を使いこなし

それを自伝のHPに記載してきたM氏 

 

 

機器もすごいが、生粋の音楽愛好家であり

レコード演奏家のM氏 

 

注、極道は、ごくどうではなく、きわめみちだそうです

そこのあなた、くれぐれも顔で判断しないように

 

 

 

 

 

もうお一方は古いWEを完璧にメンテナンスされる青〇氏

日本よりも海外で有名な方で、

 

間違いなくWEメンテナンス第一人者です

完璧なまでにWEメンテナンスするA氏は、

ご自分でも様々なWEシステムを使いこなします 

 

中でも陣笠の3Dサウンドは、

ここでしか聞くことができないであろう生々しいセリフ 



当時の映画をこのサウンドシステムで聞くと、

 まさに当時の華麗な絶品シネマサウンドです 

 

 

そんなWEの大御所お二人に、

 

縁あって今回お越し頂くことになりました



お二人ともにWEサウンドにほれ込み、使いこなす方々 

「その使いこなす」の半端ないレベルに辿り着く方には、とてつもない情熱や、

運命的な出会いが無ければなかなか辿り着けない、

 

オーディオの原点であり最高峰を使いこなす方だと思います

 

 

私なんざその高峰を憧れ、見上げながら「なんちゃってWE」を楽しんでいるわけです 

 

先日、譲り受けたマイクキタ氏のWEシステムを

M氏はマイクキタ氏の所で二度ほど聞いているそうです

 

M氏は再会したマイクキタ氏のシステムをどんな気持ちで聴いたのだろう

なんとなく聞きそびれてしまいましたが

 

 

何度もご自分でレコードを選んで聞かれていましたから

多分気に入ったのだと思います

 

 

わが劇場用スピーカーシステムは

正直、長時間聴くと、正直ちょっと疲れます

 

 

私は、WE音響システムは、

 

映画という

「短時間で聴衆を”魅了”し”感動”させ、”満足”させる必要があった」

 

だから長時間聴けば疲れるのは当たり前

 

と思ってセッティングしていましたが

 

 

 

M氏によれば「それは勝手な解釈の言い訳だね」とのこと

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

「本当のWEサウンドは長時間聞いても疲れないものだよ」、

との優しい口調でのお言葉

 

 

確かにこちらのマイクキタ氏のシステムは何時間聞いても疲れない

M氏の処も大音量だが、わがシステムほどは疲れない

A氏宅も重低音が響くが疲れない

 

 

 

う~ん、本当の”WEサウンド”か~

 

疲れないWEサウンドシステムね~

 

 

 

難しい~

 

 

がこの課題を克服すればまた一歩

わがシステムも進歩するかもしれませんね

 

お二人とも長時間お聴きいただき、ありがとうございました


シックなRCA-245 派手なWE300B

2021年12月14日 22時28分07秒 | オーディオ


WEアンプビルダー、マイクキタ氏が作り上げた

二つの直熱型3極出力管シングルアンプを毎日リビングで楽しんでいます 

 

 

氏が最後に手掛け、その集大成としたRCA-245シングルアンプ

 



最初はちょっと地味に感じていたアンプですが

 

聞けば聞くほどにその良さが、心に響いて来るようになりました



さりげなく自然で、少し優雅な響きを聴かせてくれます

 

そのさり気なさを、最初は非力で表現力不足と感じていましたが

 

聴きなれてくると、素朴で誇張せず自然と心に響く、そんなサウンドなのですね

 

 

 



WE300Bシングルのほうが、立ち上がりの速さ、強さ、スピード感 

 

力がある分、気持ちよく音の演出力は流石WE300B ですが

 

 

時にこの300Bの演出力は「ケバイ」と感じさせてしまうことがあります

 

非力で地味だが、実に優雅な響きに感じられるRCA-245 

う~ん、何気にこれは私に似合わないような「お品のある」サウンドです 

 

 

RCA-245という真空管は今回初めて使う真空管です

 

 

以前、小さな45は何度か聴いたことがありましたが 

あまりパッとしか感じは無く興味を持ちませんでしたが

 

この245という真空管は実に良いですね

 



 

外観もいい、マグネシュウムゲッターで、刻印ナス菅のWE300Aは

今や天文学的な金額になってきてしまいましたが

 

 

UX-245は、この外観や、この音からすれば、ちょ~~~~ー安い

 

こんな安くて音がいい球があるなんて知らなかったです

 

 

 
 

調べてみると

 

UX-245は,1928年にRCAから発売されたもので 

 

米国のWH(Westing House)が開発した(ナス型の)直熱型3極出力管 

 

 

1931年からは小さくなって、よく見るUX-45(ダルマ型)に代わってしまったそうです 

 

UX-245の発売が1928年

 

2A3が発売されたのは1936年だそうで 

 
WE300Bの発売は1938年 

 

 

詳しい方の説明では2A3は245の改良版というか

パワーアップ版なのだそうです

 

 

新型2A3、よりも旧型UX-245方が良い音がする、とも言われていたそうです

 

245はオーディオ用に開発された真空管で

 

45になってからは日本でもラジオ付き電蓄や

高音質の音楽再生用アンプに多用されたそうです

 

 

UX-245とWE300Bを、比較するのは本来ではないかもしれません

 

WE300Bと比較するならUX-250かもしれません

  

 

UX-250は家庭の電蓄で個人的に楽しむような真空管ではなく、劇場用

 

当時、米国では劇場用のアンプはWestern Electricが90%以上のシェアで

 

 

RCAが巻き返しを図って食い込んでいたが250だと言われています,

 

いずれ250も聴いてみたいと思っています

 

 

これも一説には245のほうが音が良いとの噂もありますが

機会があったら聞いてみたいものですね

 

 

RCA245とWE300Bを毎日聞いていますが

 

この音作りの違いは両社のスピーカーの音作りの違いとよく似ていますね

 

 

ちょっと派手な演出のWEサウンド

 

 

控えめにシックで自然なRCAサウンド

 

 

 

 

俺もいつかは、

俺が好きなのは、チャラいWEではなく、

 

渋く濃いRCAサウンドが好きだね

 

 

 

なんて言葉を言ってみたいと思います

 

 


デジタル・レコードってホントにアナログ?

2021年12月12日 22時34分14秒 | オーディオ

 



時々考えるのですが、「デジタル・レコーディング」のレコードは

 

アナログなのかデジタルなのかと

いらぬことを考えてしまいます

 

 

 

もともと音の発生は、楽器や人の声はアナログです

 

デジタル機器で音を出すのシンセサイザーもアナログです 

 

「全ての音が発音」した時点では音は「アナログ音声」です 

 


簡単に言うと、このアナログ音声信号を録音する際に 

磁気テープなどでアナログの「波形信号」で録音するか

 

PCなどにデジタルの「数値信号」に変換して録音するかの違い 

 

 デジタルのメリットとして数値信号にすれば、

何度音を出しても、複製しても劣化は殆どありませんが

 

 

アナログ信号はどんどん劣化します

 

そういった意味では音の保存方法としては

デジタル方式は優れているのでしょうか?

 

アナログのテープの擦れや、歪も少なく正確に確実に音を録音出来る

ダイナミックレンジも広くとれて、音にメリハリが出るとも言われていました

 



優れた録音方法「デジタル録音」

それがホントにすごいと思ったは「デジタル録画」

 

昔の男性なら、皆お世話になった○○〇VHSテープ

天然モザイクのかかったビデオテープから

 

デジタル録画の高画像を見たときは感動した(笑)

 

デジタル録画、デジタル録音は劣化がなくて素晴らしい

AVでは素直に受け入れるしかなかった・・・・・・

注、AVはオーデオ・ビジュアルの略です、お間違いなく

 

 

 

このデジタル信号を、レコードに溝を刻むには

残念ながら数値信号をそのまま刻めませんから、アナログに変換して音溝を刻みます

 

当然レコードは全てアナログ信号になります

 


カートリッジも通常はアナログです、アンプも一般はアナログです

 

素晴らしいデジタルアンプもありますが

 

オーディオアンプはほとんどがアナログです

 

スピーカーが「再生する音」これは完全に「アナログ」です

勿論我々は人間はデジタル音声を聞くことはできません

 

耳で聞くのは「全てアナログ音声」です

 

 

 
昔のレコードは 

楽器等の音の発生「アナログ」

磁気テープ録音「アナログ」

レコード「アナログ」メディア

真空管アンプ「アナログ」

スピーカー再生音「アナログ」

 

 

これがデジタル録音レコードは

音の発生「アナログ」

録音「デジタル」

レコード「アナログ」メディア 

アンプ「アナログ」

スピーカー再生「アナログ」

 

 

最近のデジタル配信オーディオでは

音の発生「アナログ」

録音「デジタル」

メディアなし

デジタルアンプ「デジタル」

再生音「アナログ」

 

最初と最後だけがアナログです

 

仮に

音を発せずに録音⇒配信⇒増幅、全てフルデジタルだといっても

 

 

最後の再生音は必ず「アナログ音声になります」

 

フルデジタルはオーディオでは不可能なんです

 

 

問題の一部デジタルのアナログレコード

 

このデジタル・レコーディングのレコードの頃から

プレスもデジタルというか・・・

 

技術の進歩でプレ工程を簡略化できて、

アナログの溝自体も劣化が少ない方式が主流となってきました

DMMなどのレコーディング技術がそうですが

 

明らかに溝が浅く、幅が狭い

 



この手のデジタル・簡略プレスレコードはレコードの中心に空きが多い

 

レコードの再生の構造から言えば、これはありがたいこと

 

 

 

内側に行けば行くほどアナログレコードは音が悪いですから

 

ではデジタル録音の、浅溝レコードは音が良いのか?

 

 

理論上、信号的にも、物理的なプレスでも劣化が少なく

 

音が良いはずであるが・・・・・・

 

 

 

 

さて、

 

これからが今回のブログの本題です

 

この音が悪いデジタル録音レコード

 

もとい、時々技術の進歩が音に現れない物がある

 

 

売り物のガサツな迫力だけで、

「優雅」とか「気品」とかいう言葉が出てこないレコードが沢山存在する

 

音が〇〇いデジタルレコーディングレコードですが

 

 

 

悔しいけど「素晴らしい演奏」の録音が沢山あります

 

もし少し品よく滑らかに奏でられないかな~と

思ったりするレコードも多く存在します

 

 

そんなギザギザ音質のデジタルレコードを、少しでも滑らかに奏でようと

様々な工夫を行ってきました

 

時代背景を合わせたデッカロンドンや、デッカVを愛用してきましたが

 



究極の音の悪いギザギザ音質レコードを

 

滑らか音質に変換する方法は

 

 

 

まずカートリッジは、まろやかなデッカ・マーク1(笑)

 



そしてフォノイコのカーブをRIAAではなく、

 

 

デッカカーブのFFRRに変更、

注、デッカ版だからFFRRというわけではありませんよ

 

 

荒々しいギザギザ音を

 

まろやかな針で拾って

 

フォノイコでさらに味付けする手法です

 

 

理にかなっているでしょう?(笑)

 

 

マーク2やマーク3でもいけますが、やはりマーク1が一番ですね



滑らかさの欠ける、デジタル臭さをどう消臭するか

 

 

これもレコードの楽しみですね

貝〇さんがこれを読んだらとんでもない邪道な聴き方だと言われるかな?読まれないことを祈ろう

 

 

 

 

 

 

 

 

そこの笑った「あなた」、やってみなはれ

 

 


Western Erectrc社の名が付いた「KS製品」とは

2021年12月12日 01時03分48秒 | オーディオ

殆ど「なんちゃってWE」の、

 

まがい物だらけの我がシステムですが

 

 

注、ここのところ大切なんです、

我がシステムを聴きに来られる方へ申し上げておきます

間違っても我がシステムはオリジナルWestern Electric SOUNDを奏でるシステムではありません

想像し妄想し創造のWEサウンドに近いかもしれない、可能性のある

サウンドですのであまり期待しないように宜しくお願い申し上げます

 

 

 

()でも、実は最近一つだけ「WE社のオリジナル製品」を

 

しかも、なんとオリジナルのまま、オリジナルの使い方で使っています

 

 

 

まあオリジナルといってもWestern Erectrc社の名が付いた「KS」ですが

KS-20312L1 AMPLIFIER

真空管ではなく、石のラインアンプです

 

 

L1とL2があるようですが、その違いはよく分かりません

 

 

 

AVシステムのJBL?を、MLASJC-2から

 

この「KS-20312L1」に変えたらびっくり

 

 

 

MLASがボケボケの貧弱なサウンドにしか聞こえなくなってしまいました

 

KS-20312は骨格のしっかりた豊かなサウンドで、切れ味もそこそこ

 

 

 

 

思い起こすと、どこか35年前の昔にレビンソンの音で興奮した

 

あの時の音にも似ているような気がします

 

 

 

太さ、濃さ、力強さ切れそのレベルの違いはあれど、

 

往年のMLASサウンドに酷似したサウンドにも思えます

 

 

 

レビンソンJC-2を、もっとスケールがでかく、圧倒的な力感にパワーアップしたようなKS-20312

 

 

 

最もプリアンプとしては失格ですね、

 

ボリュームも無音状態まで絞れず、ゲイン調整のボリュームが三個も付いていますが

 

大雑把、中途半端、意味が無い、の三段活用ボリューム

 

 

 

入力にはセレクターもなく、ゲイン調整だけが可能な初段増幅アンプ、といったものだが

 

トランジスターらしい力強さと、シャープさを持ち合わせています

 

 

 

先ほどレビンソンと酷似していると書きましたが

 

時代を考えればレビンソンが1970年代で、1950年代のKSの音の影響を受けたものだと思います

 

レビンソン自身は元々ミュージシャンで、録音テープのモニターや、ミキサーやモニター用に

 

往年のLNPや、後にパレットなどを作った人です

 

 

 

劇場用のWEサウンドよりも、スタジオで使われたKSなどの音の影響を受けているのではないかと

 

勝手に推測してしまいました

 

 

 

もしかしたらMLASの元になったのはKSアンプ?

 

まあ、当時のアンプは殆どWEの影響を受けているといってもいいと思います

 

 

KSが素晴らしいと言っても、純粋なWEオリジナル派の方々からすれば

 

KS製品はウエスタンの製品では無い」

 

 

 

KSWEサウンドを語るな」と昔、言われたことがあります

 

だいぶ前だが、そんなことを俺に言ったあの憎らしい、

くそオヤジは今も元気にしているのだろうか?

 

 

確かにKSは、オリジナルWEとは違った音作りの製品が多いですね

 

 

KSWEからみれば「下」ですが、

 

市販製品からみれば、かなり「上」の製品だと思います

 

 

 

当時のアンプはWEの影響を受けていると書きましたが、

 

1949年創立のマッキントッシュもその一つだと思います

 

創立者のフランク・H・マッキントッシュ氏は、WE傘下のベル研究所の出身

 

 

 

その縁もあってか

 

WEからのOEMで、創業間もないMcIntosh社が制作したアンプがあります

 

KS-16575」アンプが最も有名だと思います

これがMcIntosh製品の最高傑作、と今でも言われています

 

他にも「KS-19602」 等もMcIntoshが制作したものです

 

 

 

KSナンバーのアンプは、WEが設計し、使用部品等もWEの指示で

 

製造のみ外注先のMcIntoshが制作したものです、

 

 

マッキントッシュのアンプが音が良かったのは、当たり前といえば当たり前ですね

 

 

 

また今でもJBLスピーカーとMcIntoshアンプの相性が良いといわれますが

 

どちらも元を糺せば「WEサウンド」ですから、

 

相性が良いのは当たり前ですね

 

 

 

 

 

JBLの話が出たところで、そのJBLのルーツALTECでも

 

当然ながらKSブランドはあります

 

有名なところでは、「KS-14703

 

 

 

これは元々のWEが作っていたときは「WE-755A」です

 

 



WE社が解体され、WEのメンテナンス会社として、

 

ALTEC社ができて、

 

 

 

 

その

 

ALTECが作って販売した「ALTEC-755A」で

 

ALTECが作って、WEに収めたものが「KS-14703

 

 

 

私は3台を同時には聞き比べていないが、それぞれ別々には聞いたことはあります

 

 

 

「音」以外の違いとしては、

 

ALTECは普通の金額をPRICEとして「一般に売っていた市販製品」ですが

 

 

WEPRICEは、訳の分からない記号で、

 

売らずに「レンタルをしていた製品」の違いだと思います

 

 

「市販製品」ALTEC

 

「リース器機」WEこの違いは、

 

 

音にも勿論はっきり表れています

 

例えば、市販製品と家庭用製品の違いこれは現代でも、家庭用コピー機、家庭用FAX、家庭用・・・・

 

家庭用と、業務用コピー機、FAX、プリンター等々を比べると精度や耐久性もそうですが、出来上がりも含めて比べ物になりません

 

 

 

この違いが業務用WE-755AKS-14703と、

市販製品ALTEC-755Aの違いだと思います

 

業務用のリース器機と、市販品、その目的の違いは「音の精度」の違いに表れていると思います

 

 

 

緻密で高精度なWE-755AKS14703と、

 

良く言えば「おおらかさ」の加わったALTEC-755A

 

 

 

同じ業務用のWE-755AKS-14703の違いは、

 

どうなのでしょうか精度、熟練度の違いなのでしょうか

 

 

トヨタ車とレクサスの作りの違いのようなものにも思えますが

 

KS14703のほうが特性上は上と言われていますが・・・・

 

私が聞く限りでは、音の精度はWE755Aのほうが高精度に聞こえます

 

 

 

 

KSの性能、品質はWEそのものと言われていますが、

 

やはりWE社で作ったものからみると、ワンランク質が落ちる気がします

 

 

他にも「KS-16617」アンプはDUKANE製の製品ですし

 

WEのコーン型スピーカーは、殆どJensen社が製造しWE社にOEM供給されていました

 

 

WEの自社製品と

 

KSブランドのWE製品

 

ワンランク落ちるKSですが、そのサウンドは本物だと私は思っています

 

 

 

KSとしてWEがOEM生産を依頼したからこそ

 

現代のオーディオメーカーは成長できたと思っています

 

 

WEと現代オーディオの懸け橋となった「KS」ブランド

 

 

 

 

様々なメーカーの生い立ちを思い描き妄想しながら、今日もオーディオを楽しんでいます