オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

新年装置紹介②コンプレッションドライバー、288FC

2019年01月08日 10時33分11秒 | オーディオ


コンプレッションドライバーを語るなら、

マニアなら必ず持っている名機があります


オーディオ界の頂点、神器WE594A


このコンプレッションドライバーを使わずにはWEサウンドは語れない・・・・







・・・・・、

だが残念ながらこのドライバーは数多く作られたわけではないので、

オーディの神に選ばれし者しか手にすることはできない






運に恵まれず、神に選ばれなかったものは・・・・・




大丈夫、そんな貧〇人方の為に、救世主が我が町にいます

時代が時代なら天才!と言われた、かもしれない・気がする・ような雰囲気のオーディオマニアが店を開いている




その店の名は「Tオーディオ」、店主はT氏、Tは歪の無い綺麗なサウンドでなければオーディをやる意味はない

と綺麗な音色のスピーカー、アンプ、その他オーディオ機器に拘ってきた


だからスピーカーは「紙」のコーン紙は嫌いで使わない、

振動板は金属に限る、



その金属の振動板を正確に音にするコンプレッションドライバー方式、

それを正確に拡声するホーン方式でなければならない

この信念の元数十年間オーディオと取り組んできた猛者


最近は夢の低音ホーンをいくつも実現し、その仲間と至福の日々を過ごされているが


オール・コンプレッション・ドライバー+ホーンを理想とするその方の研究の末に




やはりコンプレッションドライバーはWE594Aが最高

の結論になり

多くのユーザーに594A使ってもらおうと考えたが、周りの客は貧乏人ばかり



「そんなバカ高いもの買えるわけないだろ~」安くていいものはないのか!



そんな都合のいい事言う客ばかり、考えた末に彼は同じようなものを作ろうと決意し

様々な名機を壊してきた、もとい改良してきた


諸般の事情で594ドライバーが買えないなら、まずはその末裔JBL375となったが・・・

これがかなり多くの問題を抱えていた、


それもそのはず、


594Aは一切の妥協無く最高の音質を目指してベル研で開発された至高の機器

対する375はそれを模範にローコスト、簡単メンテナンスを命題に似たものを作ったもの



数台の改良を行ったが、594Aのレベルにするにはかなりの労力を必要とし断念

一番の問題はコンプレッションの要、フェイズプラグが375はプラスチックで出来ているため、

この音質が気に入らなかったとのこと





次に目を付けたのが、Altec288C、



これはもともと励磁の287を、上記と同じの命題を掲げられ、

この方がやむを得ずアルニコマグネットにデッドチューンしたもの




振動板の大きさはちょっと小さくなるが、


フェイズプラグも594Aとほぼ同じ真鍮製

元の287も、当時594Aを目指して開発されたもの、

だから近いものにはなるはずと



288Cを改良することになった、磁力の強いというか容量の大きい16Gも作ったが、


重くて大変なのもであったので、288Cが大きさも手ごろだったらしい

財力の乏しいオーディオマニなの夢を叶えるべく

大量の288Cを改造するのに、まず大変なのが「蓋を」開けること



やったことがある人は分かるだろうが、人力ではまず蓋は取れない

この蓋は、オリジナルの287は励磁であった為、電源を切れば磁力がなくなり、簡単に蓋が外せた名残だと思う

常時磁力のある288の蓋をきれいに開けるのは、まず不可能

そこで氏は、脱磁器なるものを開発、


普通のオーディオショップは着磁装置だがここではその反対のとんでもない装置

本体は撮影禁止であったので映せないが、

この無数のコンデンサーを使って、この上にそのナゾの装置がある

この脱磁器装置を使い瞬時にアルニコVマグネットの磁力を落としてしまう恐ろしい装置



通常のアルニコV信者には、信じられない悪行装置だ




とにかくこの装置のおかげで励磁改良が飛躍的に簡単になり

多くの名機がここで、改造手術を受けたらしい





わが愛器288Cもここで手術を受けて、

Feld Coilの288FCと型番が変わった

やっと本題に入るが、



そんな経過を経て我がシステムに最初に入ってきた「励磁」ユニットは288Fcなのです

改造は約二日ほどを要したが、それまで使っていた288Cをそのまま改良したので



その音の違いは歴然であった








え〜〜、しっしっ静か〜〜


滑らか〜〜


クリア〜〜〜〜



一昨日までのアルニコ288Cの奏でたサウンドは、

砂嵐の中で聴いていたようなサウンドだったんだ~





砂嵐が去り、晴れて、艶やかな緑のなかで、雫が煌めく様なサウンドが広がった


なっなっなるほどー、これが「励磁」の世界か―





とにかく綺麗で音が良い!・・・・・・・






今まで、レビンソン、クレル、チェロ、などで奏でていた、マーチンローガン、アポジー、B&W・・・

などの音が良いとはちょっと世界観が違う音の良さ




だが、いままで経験したことのない音の鮮度に戸惑ったのも事実






俺はこんな「良い音に」耐えられるのだろうか?



耳から血が出る〜〜


太田胃散くれ〜〜、胃が痛いー


握りこぶしから汗が滴り落ちる・・・・、ついでに赤いあせも落ちてきた〜〜




聞きにきた人にそんな喜びを提供してきた我がシステム




過激で量感たっぷり


そんなオーディを楽しんでいたのに、何故か励磁の世界に入ってしまった



場違いな音に戸惑いながらも、

闘いつづけて

ふと気がつくと、それまでのエネルギッシュな量感が偽りに思えてきた



迫力は歪みであり


量感は余分な動きから出る付帯音であったことがわかってきた







なるほど〜

どんなにボリュームをあげても歪まずに、余分な音がしない、


最初は物足りなく感じていた音にも慣れ



今まで奏でられていなかった、新しい音が聞こえてきた




実は、やっとその凄さに気がつくまでに数ヶ月を要した





その後も、様々な電源を試したり

さらに音を良くしたり


また悪さをして、悪くしたり





音色を変えるために、コンデンサーを並列に入れてみたり

様々なコンデンサーを試したりもましました


コンデンサーを噛ませると


煌びやかになったり

ウエットになったり


いろいろ試してみたが、結局今は全て外してしまった






電源はダイオード・セレン・と試しましたが

やはりタンガーが一番自然で響きが良くかったです


何より声が聞きやすかった







今はこの電源と288の間にはWE1048Bインダクタンスコイルをチョークとして入れている




一番の問題は



ドライバーを生かすも殺すも・ホーン次第

以前使っていた911-60がこの部屋にはベストだった





でもかっこよさだと

やっぱり311-90のほうがカッコいいかな〜〜






はっきり言おう、ALTEC311-90や60は最高のホーンである!



音が濁らずクリアーで、定位もよくビシッと音像が決まる最高のホーンである






だが、

何故か今は





ピントの甘い




怨霊によって・・・・、違った音量によって


定位が動くというか変わる、最初はホーン臭いホーンと思っていたが


実はとても、

めんど臭い







訳の分からないWE22Aホーンと格闘している毎日です~(笑)





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