オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

最強のALTEC 288 物語 妄想編

2018年11月29日 18時09分11秒 | オーディオ

このLansing287』ほど数奇な運命をたどった製品はない・・・・・、

(横須賀の極道様のHPより)

 

 

ALTEC-288を語るのに外せないのが

その原器 Lansing287・285や、オリジナルの-284であろう

 

 

 

コンプレッションドライバーの名器 288は

 

288、288B、288C、・・・・288G、288H、288K・・と続いた

 

歴史ある高域コンプレッションドライバーシリーズ

 

 

288はアルニコVマグネット方式だが、これは「WEの血を」引いている

 

その前進は、ALTEC・LANSING-287で励磁型ドライバー

これもWEの恩恵を受けているが、ランシングの怨念を感じる

 

 

さらにその前身285は執念を感じ、284では無念を・・・

 

 

 

288の元となったLansing284、その起源を更に探ると・・・・・・、

 

 

スピーカーの始まり事はやはりフレッチャーシステムにあったようだ

 

 

 

 

1933年4月にウェスタンが行った、フィラデルフィア~ワシントンD.C.600マイルの間を

 

三本のマイクと、三本のスピーカーで

立体音響伝送実験を行った際に使われたツーウエイ・スピーカーシステム

それがフレッチャーシステム

 

この実験は今で言えばNASAの実験なみの

国家規模で行われた壮大な音響実験だったそうだ

 

 

 

今でいう実況LIVE中継、その実験用に作られた最高の音質を誇ったスピーカーシステムが

フレッチャーシステムだ

低域にはジュラルミン製の巨大な振動板に、11フィートのホーンを装着したもの

 

 

 

高域に使われた3フィートのマルチセルホーンに取り付けられたドライバーが

 

のちのWE594で、これが高域用コンプレッションドライバーの始まりの様だ

それ以前のドライバーは555Wフルレンジスピーカー

 

ドームの湾曲の使い方は逆だが、コンプレッションの方法はほぼ同じ方式

 

 

 

 

フルレンジの555Wと大きく異なるのは

低域を出す必要がないためか、ダイヤフラムが大きいためか分からないが

 

 

振幅の少ない高域特性の良い「ロールエッジ」が使われ、

フェイズプラグも555の一体型の物から、より細かよりく精度の高いものに変わっている

 

 

 

それまでのフルレンジのドライバー555Wは

低域まで音を出す必要のあるフルレンジドライバーのため、

 

振幅の取れるタンジェンシャルリングエッジ形状(WEの特許)であった

 

設計が高域ユニットである594では低域を必要とせずロールエッジが採用され他のだと思う

 

 

 

 

 

 

話は1930年代に戻って

 

当時3,000~5,000席もの大映画館を多数所有していたMGM社という会社が

 

 

このフレッチャーシステムの高性能ぶりを聞聞きつけ

 

このシステムを自分たちの映画館で使おうと、すぐに大量のオーダーを出したのだが

 

 

 

 

 

 

しかし、WE社からの返事は期待に反するものであったらしい

(注※、前回も書きましたが、WEではこのフレッチャーシステムはエコーが掛かるため、商品化されず実験用だけにとどまったとのこと、記録によるとフレッチャーシステムの音質は素晴らしかったらしいですが、低域ホーン長11フィート、高域ホーン3フィート、8フィートのズレ、インチに直すと92インチの音源のずれが位相を乱し、タップダンスのタップ音が二重に聞こえるほどひどかったそうです)

これ以降のWEシステムはタイムアライメントを最小限にすることを定義しています

 

 

 

 

WEの気のない返事に業を煮やしたMGM社は、

その実験用システムのコンセプトを基に

 

自ら新しいシアターサウンド・システムを創ることを決意したのである。

(※想像ですが、気のない返事の原因は、王者WEはフレッチャーの音質は素晴らしいが、位相の問題でスピーカーシステムとしては失敗で使い物にならなかった事を、恥と考え公表せずにいたためだと推測)

 

 

1935年、ダグラス・シャーラーDouglas Shearer(MGM映画会社の音響責任者)が、

中心となり、かの有名な「シャーラー・ホーン・システム」が完成したのだが

 

 

 

この「シャーラー・ホーン・システム」のスピーカーユニット製造を担当したのが、

ランシング率いる(James B.Lansing)

 

 

ランシング・マニュファクチャリング社であった

 

 

このシャラ―ホーンシステムの高域に使われたのが、J.B.ランシング初のコンプレッション・ドライヴァー

 

284(フィールドコイル型)なのである。

※284ユニットの基本的な発想は『594-A』を踏襲するものだと言われていて

技術的な理由だとは言われているが594-Aの4インチ(10.16cm)径ヴォイスコイルを採用できず

2.84インチ(7.2cm)径にとどめられたとあるが、(注、当然これが284の名前の由来です)

 

私はこの大きさののヴォイスコイルがランシングの好みでもあったのだと思う、

後に再度自らの名前を冠した会社JBL社を立ち上げ

家庭用ではあるが、ランシング理想のドライバーを作ったときは、

さらに小さな1.75インチの175DLHだった事からも想像できる

 

注、その後JBL社で作られた4インチの375はランシングの作ではない

 

 

 

 

Lanshing284で当初採用したイコライザーは

リング状の円形イコライザー(フェイズプラグ)だったようだが

 

 

このリング状のフェイズプラグイコライザーは、

ライバルWEの特許で、594でも使われていたために

 

ウェスタンからの強烈なクレームで、284のフェーズプラグの設計変更を余儀なくされ

 

 

 

結局WEのクレームで、エッジをロールに変更し

 

フェイズプラグをラジアル(放射状)型とした

『285』にリプレイスされたらしいです

注、もう一つの資料ではこの284を共同開発したブラックバーン氏が

特許調査を行い類似の技術論文を見つけ特許問題をすり抜けた

284E型もあったとのこと

 

 

 

 

 

 

※※

ここでちょっと疑問なんだが、

284の作られる前年に作られた、フレッチャーシステムの594ドライバーは

 

当時のWEは販売を行っていないようだ

 

MGM社やランシングがフレッチャーシステム超えるものを作ろうとしても

 

WEのそのスペックはベールに包まれていた、トップクラスの企業秘密だったと思う

 

 

 

ランシングが効率のいい圧縮が行える、リング状の「円形フェイズプラグ」を考えたのも

 

動きのいい「タンジェンシャル・エッジ」を考えたのも

 

WE社と同じ技術の進歩で、偶然なのか

 

 

 

それとも誰かスパイがいて、

 

「ほらこれがWE594だよと、ランシングの前に出したのか」

・・・・・・・・、

 

 

う~ん

妄想が働きます・・・・・、

 

 

 

 

 

 

が、

その答えは簡単な事でした

 

 

先日のスピーカー100年の歴史の本にちゃんと書いてありました

 

 

ランシングは下済時代に、WEスピーカーの修理の下請けを行なっていたんだそうです

 

そこでWE555wのメンテナンスも行なっていて、

WEのスピーカーについてはその構造も熟知していたとのことです

 

 

だが構造を知っていても、下請けのランシングの名前で製品を作るとなれば話は別

WEとベル研の特許の壁にランシングは苦慮したのだと思います

 

 

 

が、

結局284E、もしくは285を高域に使い、低域には後の515の元祖15Xsを使った

シャラホーンシステムで

 

1936年のアカデミー映画芸術科学技術賞を取っている

 

 

 

 

 当時の絶対王者WEに、一泡吹かせたのだ

 

 

注、ここで重要なのがランシングがMGM社の依頼で作ったシャラホーンシステムと

WE社は完全にライバル関係にあることです、

 

シャラ―ホーンがアカデミー賞を取った翌年に

 

 

怒りに燃えたWEは王者奪還を目指し、

 

最強兵器ミラフォニックサウンドシステムを投入したのです

 

その、鏡のように音を写し出す「ミラフォニックサウンドシステム」の音は伝説となっていきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話が戻りますが

 

当時WEが売ってくれないから、MGM社がシャラホーンを作ったのです

 

 

これは

 

また脱線します

どこかの耕運機メーカーの社長が、素晴らしいい馬の車が欲しくて買いに行ったら、

田舎者には売らないよ~~、と玄関払いされ

 

腹が立って、くそったれ~めと、それならば「馬」に対抗して

馬より早いクルマ「牛」を作ったのは有名な話ですが、

 

これに近いのかな?

 

 

 

話が飛び飛びですみません

 

284のエッジは当初は、タンジェンシャル・エッジを採用と書いてある資料もありますが、

 

このタンジェンシャルエッジも当時、ウェスタンの特許であり

 

 

結局使う事ができず、

実際の284は上記写真にもあるようにロール・エッジで作られたようである。

 

 

 

 

 

脱線

ランシングがこの2インチクラスの高域用ダイアフラムにはタンジェンシャルが適していると確信があったっのだと思います、

 

伸びやかで低域とのつながりもよく聴きやすい音質面にも惚れ込んでいたことは、

 

先程も書きましたが後に自らの名を冠したJBL社を立ち上げた際に

 

最初に作った作品175DLHのエッジもタンジェンシャルでしたが

 

が、

 

WE社の特許、自分がALTECランシング社に残した特許にも阻まれ

 

様々な壁に阻まれたが、苦悩の末タンジェンシャルエッジの向きを逆にする、まさに逆転技を使ってまでも使っていることからも、ランシングがこのエッジに拘っていたと想像できる

※注※もちろん私の勝手な思い込みですが

 

 

 

 

話は昔に戻って

 

つまり何が言いたいかというと、この時点でランシングの理想のドライバー284は

 

 

 

594-Aと同様のリング状の円形イコライザー(フェイズプラグ)と

 

勿論響きのいい金属製のフェイズプラグで

 

 

タンジェンシャルエッジのボイスコイルを使いたかったのだが

 

その両方共に、強烈なライバルWE社がその特許を持っており

 

 

 

 

 

ランシングは理想のフェイズプラグと理想のボイスコイルが使えづ

 

 

妥協して作ったものと、勝手に想像している

 

 

 

そんなランシングのジレンマが、なんと一転したのである

 

 

 

ミラフォニックサウンドシステムで一人勝ちの王者ウェスタンは1937年

 

集中排除法の適用によりE.R.P.I.のシアター部門を売却することになってしまった

 

 

 

 

WEを引き継いだのは

 

E.R.P.I.の主要メンバーだった、キャリントン氏(George Carrington)ら役員によって

オール・テクニカル・サービス(ALL Technical Service Company)を立ち上げられ

 

ALTEC社として従来のウェスタンのシステムの保守・管理を行う業務を開始するのだが

 

 

 

1941年、altec社は保守だけに飽きたらず、

音響システムを「新規開発販売する野望」を抱いたが

 

もはやWEやベル研の協力は得られなかったため

 

 

新機種を開発するには新たな技術者の獲得が必要であった

 

 

 

 

ちょうどその時、技術力はあるのに、販売側の不運で業績が悪化して

 

倒産寸前の、身売りせざるを得ない状態に陥っていた、ある会社を買収し

 

 

技術開発を行ったのだが

 

 

 

 

その会社がなんと

 

「ランシング・マニュファクチャリング社」

 

そう、ジェームスBランシング氏が社長を務める会社であった

 

 

 

そのランシング社を会社設備ごと従業員(23人)も全て買収し

 

 

JBランシングを技術担当副社長として(5年契約)

 

開発技術者としてJKヒリアードを迎えて

 

 

 

 

 

1941年、アルテック・ランシング(Altec Lansing Corporation)社が誕生したのです

 

 

これは実はランシングにとってとんでもないことだったのです、

 

 

 

 

かつてMGMの依頼で「シャラホーンシステム」を制作するときは

 

ランシングの理想のコンプレッションドライバーはWEとベル研の特許の厚い壁に阻まれ、

 

 

 

取り敢えずのフェイズプラグと

 

取り敢えずのロールエッジ284ドライバーを作るしかなったのが

 

 

 

この吸収合併で、いきなりその特許が全てランシングの物になった

(注、5年の契約期間中だけ)

 

ついでにフェージングプラグも、同軸ツーウエイもエッジワイズ巻きボイスコイルも

マルチセクトラルクホーンも

 

 

喉から手が出るほど欲しかった権利も研究成果も

 

ぜ~んぶ、手に入れたランシングは

 

 

 

 

 

ふざけんじゃねーぞ~、と叫び

(注、私の想像です)

 

 

 

それまでの自らの理論と技術を注ぎ込み

 

直ぐに理想のコンプレッションドライバーを作ったのではないでしょうか

 

 

 

 

それがランシング理想のコンプレッションドライバー、の第一段

 

287だったのではないでしょうか

 

 

 

・・・・・、

 

 

 

 

ランシングは

さあ、これから最高の特許技術と自らの理論で、

WE594Aをも凌ぐ最高の音質のコンプレッションドライバーを作るぞ!

 

と、意気揚々とJKヒリアードと共に開発を始めようとしたが

 

 

 

 

 

 

しかし悲しいかな

 

開発技術者のヒリアードと制作技術者のランシングは、単なるいちエンジニア

既に経営者でも最高責任者でもない

 

 

 

 

新しい会社の経営方針には逆らえない

 

キャリントン社長の声

「もっと簡単な装置で、いっぱい作れて、いっぱい売れる製品を作れ~」

 

 

 

常に新しい技術と利益を求める会社の方針に、

 

倒産寸前の状態の会社を買い取ってもらったランシングは、

 

 

新しい会社の方針に答えなければならなかった

 

最高の音質を求めるのではなく

利益を出す製品を作ること、そんな会社の要求に

 

 

結果を出すしかなかったのです

 もちろん私の妄想ですが

 

 

 

悲しい事ですが

就任の翌年、二人は技術的にも大きな変革を起こしてしまったのです

 

会社の膨大な利益を生む「新素材を手にし」新たな計画を立てたのだと思います

 

これに優秀な二人が答え、想像を超える結果を出したことで

 

 

悲しいことにある優れた音響技術文化の、

 

「終焉を迎える」事になってしまったのです

「励磁の消滅」

 

 

 

 

 

 

キャリントン社長が持ち込んだのは、戦争の軍事産業の副産物で入手が可能になった

 

超強力で磁力が永久に続くとんでもない磁石「アルニコ5型マグネット」

 

 

 

売れる、メンテナンスの要らない

利益の出る製品を作る、そんな結果をもめられていた二人はやむを得ず

 

 

 

1942年に

自ら作り上げた理想の励磁型、287ドライバーのコイルを取り出し

そこにアルニコVマグネットを装着し

 

287では製造が間に合わなかったのか、何故か使わなかった

 

WEの特許であった、低い周波数での歪を最小限に抑え

ランシング理想のタンジェンシャルエッジをここでやっと採用し

 

 

288型ドライバーとして発表することになった

 

 

 

電磁石と違い磁力の切れないマグネット方式になって

裏蓋の開閉が困難になり、故障時に簡単に振動板が交換できるようにと

 

 

 

要の振動板を押さえる響きのいい金属リングを、

 

 

ぺっかぺかのベークライトリングに接着固定して

 

簡単に誰にでも交換出るように変更することになった

 

 

残念な事だが

 

ランシングは最高の音質を得るための技術が使えるようになったが

 

 

 

 

その場は、

 

ベル研やWEのように、良い音ために惜しみなく技術を投入する

 

 

エンジニアの楽園の場所ではなく

 

 

 

五年の刑期の間(契約期間)に売り上げを伸ばさなければならない、

 

そこは質より、量を求められた厳しい民間のマーケット競争の場

 

 

 

ゴーンならぬ、キャリントン支配の利益追及の場

 

 

多少音が悪くなろうが、ざらつこうが仕方ない、

 

コイルを巻く手間も、

 

電源も要らない画期的スピーカー

 

 

メンテナンスも簡単で誰でも使える方式を採用するしかない状況だったのだと思われます

 

 

 

 

そして同時に

 

これも自ら開発した理想の励磁ウーハ15Xsを改良した、名機415型ウーハーも改良され

 

WEの特許、3インチ径のワイズエッジ巻きヴォイスコイルを採用し

 

 

515型ウーハーも誕生してしまった

 

 

 

もちろん515ウーハーも、簡単に振動板が交換できるように、

デッドチューニングが各所になされた

 

 

 

 

 

 

その後、映画の発展とと共に、音響技術も進歩?し

 

特に電源の要らないスピーカーは重宝された

 

 

 

 

 

製造もメンテナンスも簡単に

 

 

しかも励磁型は発熱を伴いBOXに入れられないことが多かったが

 

 

 

発熱の心配のない画期的なスピーカー515を、

 

位相反転型(バスレフ)エンクロジャーに入れ

 

低域の特性改善が可能・・・、

 

 

 

また折り曲げホーンではクロス付近でディップが生じる分解能が悪くなる

 

等々の理由を付けて

 

 

 

 

安くて、簡単、手間いらず、故障してもすぐ直せるシリーズとして

 

 

ヴォイス・オブ・ザ・シアタ-=Vottシリーズが完成する

 

その絶頂を迎えたランシングは、

5年の刑期(契約期間)を終え自由の身となるのだが

 

 

自由の身となってから、WEやベル研の特許と共に

 

今度はアルテックランシング社での功績も大きな壁となり

 

 

 

鉄壁の映画音響技術の壁の外に、一人で放り出されたことを知る

 

 

 

 

まあ彼の本当の凄さはこれからのなのだが・・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話はランシングでは無く、288シリーズの話なので288に話を戻します

 

 

 

 

 

これも当然私の勝手な推理ですが、

 

ランシング自身もフィールド型の音の良さは分かっていながら

 

エンジニアとして技術の革新を行わなければならない使命感を持っていたし

 

 

民間企業のアルテックランシング社ではかなりの利益を持てめられていたのだと思う

 

時代の中でアルニコの使用は仕方ない事だと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、やはりランシングの理想のコンプレッションドライバーは

 

 

 

 

切れが良くて透き通ったリアルな音質、それは

 

 

フィールドコイルで

 

 

高域特性の良い、歪が少ない2.84インチ振動板で

 

 

低域とのつながりが良く、低い周波数での歪を最小限に抑えられ、音質も柔らかい

 

タンジェンシャルエッジを使った振動板で

 

 

 

磁力が切れるので、がっちり振動板を抑え響きのい

 

金属製のダイヤフラムリングで

 

 

 

音を濁さず、響きのいい、理想的なコンプレッションが行える

 

真鍮製リング状の円形フェイズプラグを使った

 

 

 

 

 

Lansing 287T

 

✳︎「T」はタンジェンシャルエッジのTです

 

 

 

 

 

それがランシングの理想のドライバーだと思いませんか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あら?

 

何故か我がユニットと同じではないか

注、妄想ですからね( )

 

 

 

 

 


音の神様は確かに細部に宿って居ました

2018年11月25日 23時34分44秒 | オーディオ

ALTEC288Fcのヴォイスコイルを抑えるリングを




プラスチック製から真鍮に変えました





以前神器WE594Aの、あそこもここも安っぽいプラスチックにデッドチューニングされ


エッジも動きの鈍い形状になって、



やっと普通のスピーカーとバランスが取れてきた


成れの果ての375と、気持ちよく本心を書いたら



パラゴン375

猛烈に反論してきた方が、某パラゴンさん





パラゴンさんの375は
パラゴン375
問題のプラスチック製イコライザーをなんと金属製に変え




動きの鈍いダイヤモンドエッジを、

マイラーエッジに張り替え

静かで力強い375を作り上げた、強者








まあ

でも、ここまでは我がALTEC 288FCでは金属製にイコライザーと

動きのいいタンジェンシャル形状エッジで問題がないのですが




成れの果ての

375、288共に問題なのがボイスコイルを支えるダイヤフラム・リング


これが双方共にプラスチック製







先日FBで私に反論を返してきたパラゴンさんの写真を見て

パラゴン375

そうかパラゴンさんはこれも真鍮製に改良している




594を目指して改良されたパラゴンさん、流石です


あの写真を見てハッとしました、美的に良い、音の良さが伺えます



そうだ俺も持っている、いつかやろうと思って手に入れたったもの

だが


周知の事実だが私は不器用でめんどくさがり

たかが抑えのリングを変える為に、接着されたプラスチックリングを振動板から外さなければならない

それと、大変なのがこのリード線

288もいくつか種類があって、簡単に交換できる平に出るリード線のタイプもありますが




これはものすごく面倒臭いタイプのリード線


しかもプラスチックのリングを貫通しているのを取り外さなければならない



JBLは割と簡単に交換できるALTECはかなり大変


リングを制作したT社長に取り付け方を聞くと





T氏の返答は



リスク覚悟で

息を止めて神経を集中して行ってください

でも剥がすのに失敗する事がありますので

自己責任でお願いします

ちなみにおすすめはしません、むしろ止めた方が良いと思います!


との回答





私:やってもらえませんか、もちろんちゃんと料金は支払います

T氏:イヤです(速攻で)





・・・、


仕方なく自分で交換しようと、さんざん眺めて考えましたが

勇気が湧かず、諦めていましたが、



パラゴンさんの写真を見てどうしても変えてみたくなりました



そうだ丁寧な仕事をする、ご近所のS氏に頼もう




だが今度ばかりはS氏も簡単には手を出さなかった


かなり大変なことに加え、「その効果が期待できない」のが理由のようだ





それでも強引にお願いして、やって頂けました、ありがとうございます





出来上がりを見ただけで、確信が持てました

いい音しそう




細部にこだわりますので、もちろん内部配線もWE単線


本当に神は、細部に宿っていました







結果は期待どうり






音が綺麗で


透明感がすごい〜〜


響きが繊細になった〜〜




なるほど〜〜


たかが振動板を抑えるだけの、ただのリングだと思っていたが


心臓部のヴォイスコイルと振動板を直に抑える重要な部分でした

プラスチックと真鍮ではその差は歴然です





WE594Aが諸事情で買えないのでALTEC 288Cを改良していますが

目指すはオリジナルのlanning 284



なのかな?







今宵も歌声に酔いしれています


300Bシングルで大音量?

2018年11月24日 23時47分07秒 | オーディオ

前回、大音量を楽しむなら励磁は最高!


と先日書いたこの発言に異議を唱える方々がいらっしゃるようです





「励磁が大音量に向いてると言われても、やっぱり小出力のシングルアンプで繊細に歌い上げるイメージが強いよね」


こんなコメントを頂きました、また以前別の方から、


「昔の大出力のアンプなんかなかった時代の、励磁スピーカーだものね・・・、」






ばかこくでねぇ!




なんだか皆さん大音量を誤解されていらっしゃるようですね




申し訳ありませんが我が91Bレプリカは、300Bシングルの高音質でありながら

8ワットもの大出力を誇る、大出力アンプなんですよ






?、えっ?っと思ったあなた、あなたは毒されていますね~~





ここで重要なポイントは「能率」です






先日も書きましたが音のいい、最近のスピーカーは殆ど80bd台のスピーカーがほとんどです
(わが愛用のマーチンローガンCLSⅡも新品で86db、残念ながら使えば使うほど下がると思いますが)


高能率スピカ―というと95dbぐらい、

驚異的な超高能率として紹介されるEvのTX1152あたりが100dbで一般のスピーカーとしては最高の能率を誇るらしいです








その名の通り、能率のいいスピーカーは、

機械的に能率が良くて、でかい音が出ます!



音質や雰囲気、好みは別として






スピーカーの能率が3dB違うと、実は音量が2倍違います。




3db違えば倍の音量と覚えてください、倍の音量ですよ




では、今回のオーディオフェアでも、わりと良い音していた、YGアコースティック「Sonja2.2」値段見なかったけど超高級品だと思う


見た目も下半身が安定していて音も繊細で素晴らしい、

いい音のこのスピーカーの能率が87dbです
(わがマーチンローガンCLSよりも1db高能率です)


87db、最近の一般的なスピーカはだいたいこのくらいの能率のものが多いのでこれを基準と致しますね






3db違えば倍違いますから、能率90dBのスピーカーと比べると同じワット数を入れてもYGは半分の音量しか出ません。


90dbだと今回はお手頃な1千万円を切ったお値段の、マジコM3あたりでしょうか
(1dbの誤差は雰囲気で読んで下さい)



マジコM3で20Wで楽しめた音量を、

YGアコースティックでは40Wのアンプが必要です






逆に、これもお手ごろなお値段の千五百万円の Focal 「Grande Utopia EM」は93dbありますので、

マジコM3と同じワット数入れても二倍の音量で楽しめます

当然YGアコースティックとは6db違いますので、2×2=4倍違います




すごい音量ですよね,同じワット数でありながらスピーカーの能率が6db違うのであれば音量は四倍大きさです





さらに、もはやお手頃価格にも思えてきた300万円のウエストミンスターロイヤルは99db

YGアコースティックとの違いは12db



2×2×2×2=16倍の音量の違いが生じます



ウエストミンスターロイヤルが10ワットのアンプで、いい音を奏でれば、同じ音量をYGで求めるならば160Wのアンプで鳴らさなければならないんです






今時160Wのアンプなんて大したことはないでしょうが






ところが、我が愛する激情型PAスピーカーはちょっと桁が違います、

有名どころではA5あたっりで105db
YGと比べると、2×2×2×2×2×2=64倍違います!




わがなんちゃってWEスピーカーの原型,ALTEC817で108.5db
(悔しいがアバンギャルドのフルシステムに.05負けている)

2×2×2×2×2×2×2=128倍




比較に使って申し訳ないがALTEC817で10Wの大音量を楽しむなら

YGアコースティックなどの87dbスピーカーでは1280Wの大出力アンプでなければ楽しめないことになります





因みに、わが敬愛する本物のWEスピーカーは115dbを誇るスピーカー



その流れを汲んでいる、わがなんちゃってWEスピーカー、

測ってみたわけではないので、いつもの適当な理論だが、110db以上はあると思う
(たぶんアバンギャルドより高能率)






お分かり頂けましたでしょうか?、

わがWE91Bレプリカの8Wが奏でる爽やかな爆音再生を





現代の80db後半のスピーカーで鳴らそうと思ったら

2,000Wクラスのアンプが必要なのです





WE91BレプリカとなんちゃってWEが

いかに大音量であったかお分かりいただけましたでしょうか?




昔のアンプは小出力

だから音も小さかった




これは誤解だと、わかっていただけたでしょうか










因みに高能率が、いいスピーカーだとは言い切れません




私は、能率は鮮度だと思っています





能率の高いスピーカーは音の鮮度が高くリアリティーがあります




逆に能率の低いスピーカーは鮮度は有りませんが音の深みはあります






大好きな

魚で言うと、鮮度のいい魚は歯ごたえ、パッと光る新鮮さ、鮮やかさだと思います


逆に鮮度の低いものの方が、旨味はあると思います


熟した深みのあるので、音のバリエーションも豊かです






どちらがいいとは言い切れません









私は、寝かしてタンニンが多いワインより、鮮度のいい若いワインも好きです


魚も、白身は多少寝かした方が好きですが、他は採れたてが好きです





何より、女性は熟女より、若い方が圧倒的に好きです





だから私は、高能率スピーカーが好きなんです






・・・・・、


いい音を求めると、失われていくのが躍動感?

2018年11月20日 08時30分07秒 | オーディオ

先日、最新オーディオの勉強に国際フォーラムへ行ってまいりました





大昔、数十年前の九段坂ホテルで開かれた夢のオーディオショーでは、

ほんとに胸をときめかせていた、

あの頃が懐かしいです





まあ昔話は置いておいて、時々聴きに来ている各種オーディオフェアだが、

WEもどきを始めてからはほとんど来なくなったてしまった、




インターナショナルオーディオフェア



流石インターナショナルオーディオフェアですね規模が違う





マニア・オヤジ達の自慢会、

真〇管オーディオフェアなどとは全く違う規模のオーディオフェアです(笑)

親父臭ではなく、高貴な香漂う会場では、



流石に自慢会オーディオフェアとは違い「音が◯い」ブースはありませんでした



そう、みんな音がいいんです










いい音・・・・、それは

私自身もかつて踏み込んだ世界ですが、いい音を求めると





急に嫌になる音が、ありました

雑味というか、暴れというか、ざわつき感、軽い、うわついた・・・

そんな音を嫌った時期があり




もっと「重く」「深みと・静けさ」を求めていったとき





出会ったのはB&W801F、だるまさん(笑)、


それからシルバーシグネチア、アポジー、マーチンローガン、





そう、踏み込んだのは90db未満の世界でした

低能率それは、「いい音の世界」




それに伴いアンプも大型化
KSA50、カナミチPA70CE、チェロパフォーマンスと大型に
(ほかにもムンドやレビンソンもいろいろ使った気がするが短期間で音を覚えていない)(笑)


そういえばトーンアームもシリーズVを使ったり、ワイヤリングは7Nや、ぶっとい8Nなどの当時の高額ケーブル


そうそう、いい音には必需品のチェロ・オーディオパレットも






自慢じゃないが、我がサウンド、それはそれはいい音でした・・・・





いい音を求めては、オーディオフェアなどへ出かけて、また次のいい音を求めて・・・・頂きの見えない流浪の旅





まあ旅なんて、頂きが見えないほうがいいのかもしれませんが


いい音を求めての流浪の旅の終は大抵、金銭尽きて放置その後朽ち果てるか、全部売却


たいがいこんなもの






勿論、いい音を求めて、それが自分の欲求を満たすものであれば何の問題ない

ひたすらいい音を求めればいい




もうお分かりだろうが、いい音には、たどり着くゴールは・い

頂へ登ったと思えば、次から次へといろんな理論で、いろんないい音の頂きが出てくる




しかもそのいい音は、本質のいい音を求めてだけではなく、

希少的、技術的、コスト的、本来の音楽を聴く楽しみとは無縁の新しい音も多いような・・、








私もかつては

迷い、ぶち当たり、振り返り、強引に突き進み、やがて疲れ果てお決まりの「全て売却」



売却から数年が経過し、もぞもぞと手放さなかったレコードが聴きたくなり

自分で作ったため、売れ残ったWE91Bと自宅AV用のALTECを繋いでみて驚いた






音楽で久々に興奮した、音楽の躍動感、興奮、感動

レコードで聴く音楽はやっぱり楽しい、それがこのブログとともに始まった第二期オーディオ


なんちゃってWE物語が始まったのですが





よく考えると、

大昔オーディオを初めた頃、あるイベントで聞かせていただいた


JBL L200Bを初めて聞いたときのあの興奮




友達の紹介で、温泉街の本屋さんで初めて聞いた、あこがれのパラゴン、

マニア宅でMC3500+マランツ7が奏でたハーツフィールドの、驚きのトランジェントと響


一度だけCDで興奮したことがあるmarantz cd-63とサイテーションXXの爆音再生で、ドライバーを飛ばしたUREI 813B


我がシアターを作った時に借りてきたマッキンC22+240でドライブしたA-7で見た映画の迫力








私がオーディオに引き込まれていったのは「生々しい・躍動感に溢れたサウンド」




オーディオは楽しい、音楽は楽しい・・・・そう思えたあの頃、私がオーディオに興奮しのめり込んだきっかけを与えてくてたスピーカーは

高能率スピーカー、だったのかもしれません






100db、そんな高能率スピーカーが私のオーディオにのめり込むキーワードだったのかもしれません





が、なぜか


魅力を感じていた躍動感から、

「質」や「品位」「静寂」「定位」そんなものを追い求め、



やがて音楽が「楽しく無く」なり、オーディオから離れ、使わなくなった機器を売却

・・・・・・、





私は、その時にWEに出会えていて、ほんとに幸せだったのかもしれないですね



売れずに残ったWEもどきの機器があったからからこそ、

楽しくオーディオが再開できた







ALTEC改良で始まった励磁型だが、私の音楽のオーディオの趣味の楽しみを満喫している



超高能率スピーカー、WEはかつては115dbと言われる驚異的な高能率、

そして膨大な実験に裏付けされた、励磁型による高音質




驚異のオリジナルの115dbは無理としても、

我がシステムもかなりの高能率を実現していると思う





今が

「いい音」?かと聞かれれば、・・・・・・・、


でも「躍動感あふれる楽しい音」?かと問われれば・・・・・YES







今回のオーディオフェアで再確認した、自分の求める音

この目的があって始めて楽しめるのが「オーディオフェア」なのかもしれない





弾まず、たたずむ量感たっぷりな低音に支えられた安定感ある暴れない高音質

まあ、流れている音楽も「癒し系」の「音」だから・・

良くも悪くもこれが最先端の音

それは否定はしません





ですが


私の求めるのは、

低域も中域も高域も、弾んで、音が加速するような


「躍動感」溢れるサウンドなんです・・・、














































それは、ここにはなかった(笑)

大音量で音楽を楽しむなら「励磁型スピーカー」

2018年11月18日 11時09分38秒 | オーディオ

巷で聞く励磁型スピーカーの奏でるサンドは




バランスのいい綺麗な音のイメージ、


キレと透明感ある繊細なサウンド




そんなふうに思に思われている方が多いようですね

仕方がないことだと思います、前回も書きましたがそれは巷で聞く殆どの励磁型スピーカーは

フルレンジスピーカーが主で、


雰囲気よくバランスよく奏でる励磁サウンドだと思います


勿論励磁型はフルレンジスピーカーとして誕生したので、



フルレンジで普及して当然ですし

音楽を聴くにはこれが最適で最高だとの意見にも賛成です
















しか〜〜し、


私の好きな励磁型はPA用



劇場用で映画と共に「音声拡声器」として発展してきた

「PA励磁型スピーカー」で爆音再生



大音量でも「潰れず」「濁らず」透き通った美しい声が響き渡り



劇場の隅々まで声が通り、映画の感動を運ぶ



そんな励磁PAは、素晴らしいサウンドを奏でます






前回のブログで「励磁型の音の良さ」の理由は書かせて頂いたとおりです


音がキレイな理由を簡単に言うと



逆起電力によりブレーキが掛かり、ヴォイスコイルが余分な動きをしないので

立ち上がりも早く、音切れもよく、余分な音が出ない、だから音が綺麗


スピーカーの心臓部、ヴォイスコイルの制動力を正確に動かすため

正確にヴィオイスコイルを動作させる事ができる要素の「透磁率」が良い素材が使えること

マグネットとは比べ物にならない飽和磁束密度の高い、純鉄などの飽和しずらい透磁率の高い素材が使えるのも、

励磁型音のいい秘訣だとおもう



音が良いのは分かったと思いますが、


それがなぜ大音量に適しているのかといえば






話はちょっと変わりますが

大音量が好きか嫌いかは別問題として


オーディオマニアは大音量の欲求はかなりあると思っています

私が勝手な思いかもしれませんが、大型スピーカーを使う人は、

大音量が楽しみたくて使っているのだと思います

小音量が楽しみたくて、わざわざ大型スピーカーをあえて使う人は稀だと思います



大型スピーカの殆どは高級額スピーカーで

また、高級スピーカーのほとんどは「大型」だとも言えます


高級だから「音がいい」とは私も思っていません

ですが、大きいから高額なのか、高級だから大きいのか、わかりませんが




例外なく、大型スピーカーは大きな音が出せます

※注、小さなスピーカーを否定しているのではありません




小さなスピーカーでも大きな音は出せますが、限界があります


※大音量の賛否はここでは問題にしていません、
実用の音量が出せれば十分と言われれば、
そのとうりだと思います、しかし、
自動車も制限速度が出せれば十分だと言う事だと思いますが、
大パワーBIGトルクのスポーツカーは実用性はなくとも、
とても魅力的です
趣味は、実用性だけで無く「

魅力」

も大切だと思います






小さなスピーカーで大きな音を出すと、大量の空気を整って揺らすことができず

音が割れたり歪んだりして煩くなってしまうことが多いですよね



大きな音を出すには、より多くの空気を、乱さず動かすことが大切だと思います




空気が乱れた状態の音は、

まるでお湯が沸騰したように乱れてしまいます

音が沸騰してしまっては綺麗な音楽は鳴りませんよね





空気が乱れずに、整った空気を多くの揺らすには、


当然大きな振動板が必要になってきます



極論からいえば、大きな音を出すために、大型スピーカーが必要になるのだと思います




大型スピーカによる、大音量再生はオーディオマニアの夢、憧れなんだと思います






でも、現代のスピーカーでその夢を叶えるのは大変ですね

良くも悪くも低能率、低インピーダンス・スピーカーですからね




高額なスピーカーと大出力のアンプが必要になります、また、

そのワイヤリングもそれ相当の質量が必要になります

アンプの大出力を得るには増幅素子を連ねて、使うしかありません、

連ねれば当然質が落ちます

質が落ちないように高精度な素子が必要で、

結果超高額な金額となってしまうようです




最近の低能率のスピーカーで大音量は大変な事ですね





本来、高能率スピーカーで大音量、これが最もシンプルで簡単な事なのですが



なかなか問題も多かったのか嫌う人も多いようですね






反応の早い高能率のスピーカーは

低音が出ない、

粗くて質が悪い

周波数特性に乱れが生じ易く、ピークディップが出て、音に癖がある




高能率なユニットはコーン紙も軽く作られていて粗が出やすい

素材の音も、特性の乱れも、そのまま音に出てしまい、


結果「音が悪い」となってしまい






やがて特性を重視したメーカーも、低能率なら、周波数特性をフラットにしやすい

質量の重い素材を使い、低い周波数の低音が出せる

結果癖の無い特性の良いスピーカーを作るには

低能率のスピーカーが良い




となっていったのだと勝手に想像しますが





たしかに巷のマグネット型の高能率スピーカーで大音量を出すと

魅力はあるが、暴れて聴きずらい、低音が出ない

そんなふうに思われても仕方ないのかもしれません





でもね、本来の励磁PAはチョット違うんですよ


多くの聴衆を引き付けたであろう励磁APの、本来の実力を発揮するのはやはり


「大音量」


マグネット型と違い特性的に飽和磁束密度の高い素材を使っている事は書いた通りですが




特性的に飽和磁束密度が高いことは、音の飽和も高い時点で起きます

と言うか、殆ど音が飽和しません、暴れません、乱れません




「低音が出ない」とのお声は、軽いコーン紙を、フラフラのダンパーと、

ゆるゆるのエッジで支えれば


たしかにスカスカの軽い音で低音は出ないのかもしれませんが、

それらを克服するためにオリジナルのユニットは



FIXエッジ、ベークライト蝶ダンパーでしっかりコーン紙を支えたのでしょうか


オリジナルに準じれば、フラフラエッジでとは比べ物にならないならないほど、

とてもしっかりしたキレの良い低音が出ます






本気で大音量再生を楽しみたいとお考えの方がいれば

是非、弾けて歪まない「励磁」を試してみて下さい





聞くところによると、最高級な超高級超大型の最新型スピーカーの低域は励磁型だそうですね

私では、とても買える値段では無いようですが

踏み込んだら戻れない世界、それが励磁

2018年11月10日 16時54分46秒 | オーディオ

励磁型スピーカー愛好家として


まだまだま励磁型SPに誤解があるようなので、



一言申し上げさせた頂きます。





結構なオーディオマニアの方々でも、未だに間違った偏見をお持ちの方がいらっしゃるようですね




巷でお聞きする励磁型のイメージが


①古い磁力方式

②磁力が変えられるメリットがある

③電源が必要でめんどくさい

④紙臭い音がする



等々のお言葉を数名の方々から頂きました、




間違ってはいませんが誤解もあるようです。





①の「古い」は確かに・・・・、100年前から最盛期を過ぎて、

およそ30年間以上の間使われていた方式ですが、
 
1950年代以降は全くと言っていいほど使われなくなって、

世間一般の人からは、その存在すら忘れられてしまった磁極方式です






何故、全く使われなくなって忘れ去られてしまったのか?

時代とともに変わるものはたくさんありますが、これほど急激に衰退し淘汰され消滅した物は珍しい

それほどの勢いで衰退していったようです。








②、③はあとにして



④は偏見です、励磁型コーンスピーカーの多くが製造されてから100年から新しくても60年くらいの年月が過ぎています、



その主要部分のコーン紙、「紙」が初期性能を保っているとは思えません、



紙臭い音の原因は、肉眼では見つけられないほどの小さなひび割れや、

亀裂、ふやけ等の原因でコーン紙が損傷しているものが多いいと思います





肉眼ではなんともないのでそのまま鳴らしている方が多いことと

励磁型をフルレンジで鳴らす方が多いいと思いますが、

当然高域も同じコーン紙で奏でますので、少しでも損傷があれば、



当然音は紙臭くなります。





しかるべき方が整備調整した励磁型コーンスピーカーを聞いて、


紙臭いと感じた音を聞いたことはありません、




もし紙臭い音がする励磁を鳴らしている人がいたなら、いまだに各地にいらっっしゃる、

スピーカーの匠にお願いしたほうがいいと思います。




匠の技で整備、レストアされて紙臭い音を発する励磁型はありません!












③の電源がめんどくさい
   
これは、まあ、ごもっともなご意見です



ですが、電源を使わない、マグネットが優れているのでしょうか?。





励磁型を完全に消滅させ、時代を完全に変えてしまった


「永久磁石」





一般的には当時は効率の良い磁石がなくて、電磁型(励磁)が使われたとの意見もありますが

本当にそうなのでしょうか?








歴史を振り返ると

100年以上前は様々な極磁方式があったようです



電話機の受話器として開発された初期スピーカーはマグネット型でした


その後も小さな音が出るだけのスピーカーは磁石型だったようです、





現在でも使われているのダイナミック型スピーカーの、その重要な要素「ボイスコイル」が

1877年には開発されたていましたが、その時は永久磁石の磁力が弱かったためか、

製品化はされませんでした





ちょうど100年前の1920年ころから「拡声」の需要が生まれ、

元の声より大きくすることが求められる様になり

それに伴い歪や、音割れ、低い音も求められ、磁石と電磁コイルを使った

ハイブリッドの様なものも使われ、様々な方式でSPが作られましたが、





「拡声」の為には先ほどの、ボイスコイルを正確に動かすの最適であり、



その駆動力を得るためには、当時の磁石では実現できませんでした





このボイスコイルを正確に動かすためにフレミングの左手の法則の原理を使った

磁極方式が生まれたのです




※この動電型の駆動機構の特徴は、均一な磁場の中では信号電流に比例して動き、

機械的な直線歪が発生しません、ただ磁極内を振動するため、磁極に接触しない

支持(ダンパー)が必要・・・・、とあります。







実現したのは1925年に、ボイスコイル(ムーヴィングコイル)を、

電磁石を使って強力な磁場を作ることに成功したのがライス&ゲロッグです
※注(これは現在のダイナミック型スピーカーとほぼ同じです)







しかし、強力な磁場を作るには励磁コイルに流す多くの電流が必要であり


専用の電池や取り扱いで大変不便でした












それでも磁石なんかより全然声が自然でいい!

声が綺麗!励磁は素晴らしい!


(注、と言ったかどうかは知りませんが(笑))







分かりましたか?、

磁石を使ったものより、より良い音を求められて、生まれたのが「励磁型」なんです。

※(注、エンジニアの方々、くれぐれも私の仮説として笑って読んでください)




たぶん、振動板を揺らし音を出すだけなら、マグネットで十分だったのが、

「拡声」としてより大きな声で歪まず、聞きやすくと、

より高性能が求められ励磁型に進化したのだと思います。




そして、その励磁型のおかげで、その時代に最大の需要に答えることができ

トーキ映画の普及とともに、何百、何千もの聴衆に女優さん俳優さんの美声を届け

人々を酔わせるためにるために、進化しより良い音を求めて大型化、強力化された行ったようです





励磁型はやっぱりすごい!・・・・・、でしょ?






では、なぜ

その凄い自然で、雑味が無くて、声が綺麗な、励磁がなぜ衰退し、

曇った砂嵐の様な音のマグネットに戻ったのか






1950年以降、戦後の繁栄でアメリカ経済は順調に伸び、作れば売れる好景気がうまれ

アメリカの黄金時代が来たと思えたとき

スプートニクショックで他国に先を越されたアメリカが、その威信をかけ更に急激に技術発展するために、

より経済的な効率を求め、そんな流れで非効率的な励磁方式は姿を消したのかもしれません・・・・、



(※注、日本でも1989年WEの子会社が日本電気(現NEC)として設立され励磁型が輸入されていて、

福音電気(現パイオニア)など数社が励磁型を製作しましたがごく少量であったようです、

そしてやはり1950年(昭和30年)から始まったTV放送と共に普及したのはマグネット型でしたので、

日本では励磁は知られていなくて当たり前なのです)



※注、上記はもちろん私の勝手な推測です






衰退の理由はいくつかあると思いますが、



音が劇場という特殊な場所から、

一般の家庭への普及も大きな要因だったと思います。


もちろん、永久磁石の性能のアップも背景にあったのでしょうが







本文③の電源がめんどくさい!、こんな事を言う人が多かったんでしょうね

電気を作るのが非効率的に思えたことが原因なんでしょうね



・電気を作るには費用が掛かる

・メンテナンスも必要

・熱を持ち、故障や火災のリスクも生じる


上記デメリットを抱えながら、コイルを巻いて励磁回路を作るより




パッカーンと一発で?簡単にできるメンテナンス・フリーの永久磁石のほうが誰が見ても効率的




それでも多分当時の技術者の中には、




バカこくでねえ、今更そんな音の悪いマグネットなんか使ってはならん!

音のいい励磁型を使うべきだ!と主張し冷水を浴びた方々もいらっしゃったのでしょうが、




音質よりコストが優先され他時代、

そんな主張した技術者左遷されたであろうとは安易に想像できる、



でも、そんな事を提案した人達が、後に、時代の流れの中でも最高の製品を作ったのであろう・・・・





企業が利益のために求めたのは、音質ではなくコストであった為に、

励磁型は姿を消したのです。






お分かりになりましたでしょうか?

決して古い音を奏でる、時代遅れの古い回路、いにしえの極磁方式ではないのですよ










後なんだっけ?

あっ②の、メリットとして磁力が変えられるって意見だ



そういえば電圧を変えることで磁束密度を変えられることが、

励磁の最大のメリットだと思っている方が、意外に多いいのでまた一言言わせてください





磁束密度調整これはメリットの一つではありますが、

「励磁」の音の良さとは全く関係無い、




おまけ的な要素ですが、励磁の音の良さに加えて、磁束密度を制御することで


うまく使えば音の張り、余韻、を奏でることが出来ます


これも楽しみの一つですが





励磁型が音がいい理由は、先程も説明した通り、高音質を奏でるために作られた回路だからです




まず何が優れているかと言えば、今まで何度も書いてきましたが、

おさらいをしますね






励磁の音の良さを簡単に言えば、振動板が信号に対し余計な動きをしません

正確に瞬時に立ち上がり、キレがいいだけですが、結果、より自然に近い音を奏でます






なぜ、励磁による磁気回路はそんなに優れているのか技術的にお伝えすると。


その理由は、磁性体そのものの透磁率のレベルの違いと思います




スピーカーは、磁場の中にボイスコイルを持っています。

このボイスコイルにアンプから音声信号を送ると、

ボイスコイルは前後に振動し振動板(コーン紙)から音声が発生します。


このとき、ボイスコイルは、磁場内で振動すると同時に磁場内の磁束を切るので、

発電機の原理でボイスコイルに起電力が発生します。


この起電力は、方向がアンプからの供給電流と反対であるため「逆起電力」になります。

この逆起電力は、ボイスコイルの運動を阻止する働き、つまり電気ブレーキをかける作用になります。

ボイスコイルと振動板の慣性等の過渡作用を電気的に阻止します。


過渡作用とは、慣性によって前に100動く電気信号に対して振動板が102動いてしまう、

120戻るという信号に対して125反応してしまう、といったように「オーバーワーク」になります。

このオーバーワークは、スピーカーの性能を大きく低下させます。


逆起電力の発生効率が高い磁気回路ほど、スピーカーの性能が高いわけです。

逆起電力を発生させる交流磁束は、磁気回路の磁気抵抗が大きいほど弱くなり、

電気ブレーキが弱くなります。

この磁気抵抗は、磁性体そのものの透磁率(μ)に影響されます。

透磁率(μ)は、空気が基準で1.0となっていて、磁気回路を構成する各材料によって異なります。


フェライト磁石μ: 1.1

アルニコ磁石μ: 5~7

純 鉄μ: 4000

パーメンジュールμ: 10000

スピーカーの音質は、


フェライト磁石よりアルニコ磁石を使った方が、有利であることはよく知られています。

励磁タイプのスピーカーは、磁気回路に透磁率の大きな「純鉄」や「パーメンジュール」を使用できます。


そのため、アルニコ磁石よりもさらに圧倒的に大きい透磁率を実現でいます。

その分、励磁タイプのスピーカーの音質は非常に優れています。


強い逆起電力によって、信号電流が消えると同時に振動板の運動も停止し、

信号電源には無い音は発生しない、


砂嵐のような荒さのない、艶のある自然な音声を奏でることにより


音楽を楽しむことが出来ます。




音を出すための磁極方式ではなく、音楽を楽しむためのに生まれてきた磁極方式が


「励磁」なんです






と、励磁型の大先生が仰っていますので、原文をそのまま載せました(笑)

※、秋〇さんすみません少し誇張して、使わせていただきました





注、励磁の事を詳しく聞きたい方は
フィストレックスさん、ローヤル産業さん、聴いたことはありませんがサウンドパーツさん
大型はGIPさんあとはWEをやっている販売店さんなどで少々やっていますのでお問い合わせくださいね







だいぶ励磁のことがお分かり頂けましたでしょうか?





音楽再生において、メーカー主導の特性や量の時代は終わったと思います


特性で音楽を聴いて楽しですか?



音楽を聴くのは、心や感性で聴く時代に戻ったんだと思いませんか



励磁に変えてから、マグネットの方が良いと思ったのは「暴れる迫力」だけです


でも暴れる爆音はもう聞きたくありません







私以外でも励磁型をはじめて、

マグネット型に戻った人は私が知る限り一人もいません










経済成長と共にメーカーが繁栄するためだけに、


ただ合理的に作られたマグネット方式のスピーカーから





感性で音楽を奏でられる音響機器、




そんな励磁型スピーカーの時代が来たと・・・・・、

100年の歴史上最高のSPはフレッチャーシステム?

2018年11月07日 12時44分30秒 | オーディオ

読書がとっても楽しい秋ですね




初心に帰ってビジネス書を読み返すのもいいが、今楽しく読んでいるのが、

技術と哲学の集大成出版物




といっても「スピーカー100年の歴史」ですが、(笑)




この本を楽しく読んでいたら、思わぬ方からお声をかけて頂きました


〇大工学部の、ちよ~お偉い教授様から




あの100年の歴史は抜粋だから、詳しい説明が抜けているオリジナルをちゃんと読んでもっと学びなさい!




とのことで、

纏めるとこんな感じのです




渡されたMJ資料は5年間71冊で、MJで書かれた100年史の全文です。





膨大な資料、ありがとうございました、ほんとに勉強になります







100年のスピーカーの歴史、


それは電話の受話器としての誕生から、


様々な国の、様々な天才的な発想と共に急激に進化したことが改めて分かりました



その一番急激な発展は、トーキー映画という需要の影響が大きかったようですね



スピーカーの原型は

1925年にライス&ケロッグが、コーン型振動板をエッジとダンパーで支えボイスコイル(ムーヴィングコイル)で動かす方式を開発し


ほぼ今のスピーカーと変わらない構造がとられています、




これが我々の家庭用の一般的なコーン型スピーカーの原点といっていいかもしれませんね


また家庭用とは別の分野の、PA用スピーカー



劇場の多くの聴衆に、トーキー映画のセリフを届けるために、より大きな音量が求められました




その需要にこたえたのがホーンスピーカーと、コンプレッションドライバーです

コンプレッションスピーカーの名機、WE555Wが生まれたのもこの年のようです




映画で、人の声をより多くの人へ届けるために開発されたWE555Wとその用途に応じた各種ホーンは


いまだに人の声を拡声するPAとしてこれを超えるものは無いとまで言われています






WE555Wが開発された後も、更に高まる映画という当時最大の娯楽需要に、

各社の熾烈な競争が生まれ、技術革新とともに素晴らし製品が数多く生まれたようです






その技術革新最大のイベントが1933年4月にベル研究所が行った壮大な実験

フィラデルフィアのミュージックホールで、オーケストラの演奏を、3のマイクで音を拾い、




600マイル(141マイルとの表記も)先のワシントンDCのホールに遠距離伝送し生中継で立体音響再生を行ったそうです、


※注、この実験は多くの研究者が技術者が参加し、その規模は時代が違えばNASAの実験並みの規模だとのことだそうです


その高忠実度立体音像の再生に使われた三本のスピーカーシステム



そのスピーカーが、史上最高の音質を誇るスピーカーと言われる




「フレッチャー・システム」です




ツーウエイで、高域はWE594Aの元祖と言われるコンプレッションドライバーとマルチセルホーンの組み合わせ

低域は20センチジュラルミン製ボイスコイルのドライバーと、レフレックス型(反射型)ホーンの組み合わせ



のちのスピーカーシステムに大きな影響を与えたと言われる、

この壮大な実験のために開発された当時の最高の技術で作られた

最高音質のスピーカーユニットとされています。





この音質がどうであったのか、それを知る人は、もう当然ながらこの世にはいませんが


その時の高域で使われたドライバーは後に、WE594Aとして映画劇場でも使用され、


594Aその音質は現在も最高の音質と評価されていますが、ときにその評価が分かれる意見もあります、



※私的な意見ですがそれは多分「紙」の低域ユニット用に合うように作られていないので、
594Aを使って、ウーハーをバスレフや密閉の箱に入れ鳴らしても、レベルが違いすぎてバランスの取れるものでは無かったと思います

※②以前も書きましたが594に限らず励磁型コンプレッションホーンと、ウーハーを密閉やバスレフの箱に入れて鳴らしてもバランスよく鳴ることはほとんどないと思います





それはちゃんと評価できる低域ホーン等、バランスよく鳴る低域が無かったことが原因だと思います





そのWE594Aは、やがての成れの果てJBL375として大きくレベルダウンしたことで、通常のウーハーとうまくバランスが取れ、


今も使われているといわれているのだと思います。
※ご使用の方はおおらかなお気持ちで読んでくださいね(笑)





フレッチャーシステムの高域ユニットは、一般的にも使えるようにデッド・チューンが施され今もオーディオ界に君臨していますが


低域に使われたユニット、20センチ金属振動板ドライバーも、



円形のフォールデッド(レフレックス)ホーンも

その後はどこの劇場でも使わることはなく、姿を消していったようです



ベル研究所が膨大な開発費を費やして開発した、「最高の音質」を奏でるスピーカーなのに


商業ルートに乗ることはありませんでした







調べてみると、原因はエコーが掛かるため使われなかったとのこと



エコー?



それはタップダンスの曲を掛けた時に、ステップが二重に聞こえたそうで




その原因を探るため片方ずつ、594だけ聞いても問題はない

低音ウーハーだけ聞いても問題はない



だが、システムで聴くとタップ音が二重になる、


その原因は低域ホーンが長すぎたために

高域と低域二つのホーンの長さの違いにより音源の位置がずれて、

音が二重になることに気が付き、使用を断念したようです




高域用ユニットのホーン長が3フィート、低域用ホーン長が11フィート、その差8フィート

この8フィート、92インチ、2.3メートルの音源位置のずれが、時間のずれとなって



到達時間差が8mm/sあったのだそうです。



最高の音質を奏でる高域・低域ユニットであっても「システム」となれば音源の位置を揃えることが最も大切ということ




それは、この実験以降の翌年以降に開発されたシャラ―ホーンやミラフォニックホーンは短いロードをかけて音源の距離を合わせ

商業的にも成功している

その時間差は試聴上の検知限界1mm/s以内に設計されているとのこと



これを㎝に直すと28.75㎝、




なるほど、ホール用の大型PAスピーカーでさえ高域と低域の位置のずれは28㎝以内でなければ

エコー(音がダブる)現象が起きてしまうと記されている


スピーカーシステムとして音楽を楽しむなら、一つ一つの音質よりも音源の位置がやはり大切



これを合わせることがいかに重要な問題であったか再確認致しました





我がシステムの差は45㎝もある・・・・・・・、






まだまだ先は長いようです

秋は男の哀愁が漂う曲が似合いますよね

2018年11月01日 23時55分14秒 | オーディオ

秋の男のバラードといえば、やはりこの歌しかありません



因幡晃、わかってください


この曲が入ったレコードは数枚ありますが、ダントツでこのアルバムが音質も歌も最高です


わかってください・別れ・アパートの鍵、そして最後にS/Yさんを聞けばついつい、

ほろっと蘇るあの青春


たしかに、何かいい忘れたようで・・・、





他にも秋らしいレコードを幾つか聞いてみました

うーんこれもいいね、夕暮れどきは寂しそう

ニューサディスティックピンクのアルバムはほとんど持っていますが、この曲はこのアルバムだけ


でもN・S・Pのアルバムは他の方が好きかな〜〜






あっつ、これもいい

シグナル・二十歳のめぐり逢い


この曲の、ギターのAmの出だしだけで、

ジーンときちゃう


傷ついたひとに
手首の傷は消えないけれど、心の傷なら僕が癒してあげる、優しさで・・・、君のためなら〜〜




いいいね〜〜、

男ならこんなセリフ言ってみたいですね〜

まさにこの季節にピタリ!






ちょっと気分を変えて、風

あの歌はもう歌わないのですか・・・・・、

この歌が最高ですが




テーマが秋なので、ウインドレスブルーから、

君と歩いた青春・ほおづえをつく女・三号線を左に折れ、を聞くと何故かなんとなく秋を感じさせられます








シングルレコードも・・・

悲しい色やね、上田正樹

悲しい色とはやはり秋だと思いませんか?




古時計のロードショ-、

我夢の愛はかげろう、

伊藤敏博のさよなら模様・・・・、

震えているのは寒いからじゃないの・・・、わかって

これはどちらかといえば冬の歌かな?



でもいいね-泣けちゃうよ






お次はアリス

終止符かな〜と思ったけど、

アルバムVから、今はもう誰も、帰らざる日々もいいですが、


今日の気分は


遠くで汽笛をききながら、



自分の言葉に嘘はつくまい、人を裏切るまい・・・、何にもいい事がなかったこの街で〜〜




いいですねー、これも男のバラード





今宵のラストソングは
D・T・B・W・B

ダウンタウンブギウギバンドのバラード


Ballad・裏切り者の旅・知らず知らずのうちに・身も心も・・・

男のバラードですねー







秋は男を雄弁にさせ、

本音で哀愁を語る季節なのでしょうか








あっ浜省忘れたーでも、

秋の夜長でも日が変わりますのでもう寝ます、

お休みなさい〜