![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ee/9c061ca15b9f02e0db4101a5b6dea80f.jpg)
音楽を聴くにはステレオの電源スイッチを入れる
当たり前
我がシステムは、マルチアンプでもないシンプルなシステムのわりに
いろんな電源スイッチが非常に多い気がする
電源を入れる順番は、まず励磁スピーカーの電源が3台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/29/d79198b02b611ae84f3e545a69428f95.jpg)
一番最新作の515FC用セレン整流電源が二台
なんとも折れそうな、頼りないプラスチックのスイッチだが
このスイッチはT氏がどこかで見つけてきた、ロシアの航空機用の軽量スイッチ
なぜここに航空機用の軽量スイッチが必要なのか
T氏以外その答えを知らない(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/08/8aaefa6b2353004110540c76f43cbc83.jpg)
同じ帯域の音を再生するのになぜか違う電圧のもう一つの電源、
無論同じ電圧に合わせることもできる
左右のそれぞれのユニットに供給してるではなく
上下の各ユニットに供給している
電圧を変えるアッテネータもどうやらロシアの軍用らしい
何の拘りがあるのか誰もわからない
電源が出来上がった時T氏は「米軍の機械みたいでカコイイ」とメールしてきたが
なぜかロシアテイストに仕上がっている
eベイでイギリスから仕入れた整流器のセレンも種類が違うが、
これは私が揃えたので文句は言えない
そしてつぎに、A5の形をした、眩しさを防ぐ専用ケースに入った
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/08/e86cff2e237941d1a9d26aa277a7435b.jpg)
288FC用タンガーバルブ整流電源を投入、これもT氏作
バスレフダクトの穴から手を突っ込んで回すスイッチ
このスイッチは、抜き差し可能なキースイッチが付いている
なぜ、タンガー電源にわざわざ取外して持運べる、キースイッチにしたのか聞くと
T氏曰く「たまたま手元にあったんだけど、カッコいいでしょ」との事
よく分からない
この励磁スピーカーの電源を入れる作業が、普通のシステムより余分な作業だろう
スイッチも様々で面白い
次に電源を入れるのがフォノイコライザーの電源
フォノイコライザーといっても、
WEのオリジナルLINEアンプ141Aを改造したもの
その名の通りWEのコンデンサーと抵抗を使いCR型のイコライザーに改良した
これが今もっぱらのお気に入り
このイコライザーに電源を供給するのが、
WEー18A電源、むろん泣く子も黙る274Bによる整流
このWE141A、WE18A共にオリジナルだが、
このブログで知り合った
WEエンスージストのWE22様に教えて頂いた方式で、フォノイコに改良したもの
自分で改良を始めたが、上手くいかずT氏に泣きすがってやっとのことで
渋々イコライザーに改良してくれたもの
T氏曰く「こんな簡単なものでいい音がしたら、一生懸命フォノイコ作っている人の立場がないよな~~」
と、かなりブツクサ文句を言いながら、嫌々仕上げて頂いたもの
このフォノイコは物凄くいい音です、WEの音の濃さがかなり滲み出ています
つぎにLINEアンプwE120Aレプリカの電源
WE120Aを作った方はお亡くなりになってしまったが
供給している20Aレプリカ電源を作ったのもT氏、
この時は真面目に作ったか、まともなスイッチが付いている
20A電源なのだが予算の関係で
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/11/e0bc9955c96f0122a396a74dead364dd.jpg)
300Bは使っていないが、ここでも整流だけは贅沢にWE274Bで整流している
この20Aアンプはもう1台のLCRイコライザーのアンプ部にも電源を供給している、
次に電源を入れるのがターンテーブルのモーター
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/18/6586046f2a5e4b70aa99ded18a653e4e.jpg)
モータースイッチを入れるとバチと音が出るので、
あらかじめモーター電源を入れてモーターを回しておく
自称プロのS氏の手により完ぺきに調整しあるので、モーターが回っても回転音は全く無し
ただ赤いパイロットランプがつくだけです
このターンテーブルは、モーターを回しておいて、後から手動でギアをガシャンと入れるタイプ
ガラードのようにモーターとギアが同時に入るのが理想的なのだが
こいつは電源とギアが別々なので
たまにモーターを切るのを忘れてしまうことがあるのが欠点だ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/0c/19386bbad4cd6de8fce9910b179322ef.jpg)
そしていよいよパワーアンプ91Bレプリカに電源を入れる
この91BはWSIで昔キットで発売されたものを、私が組み上げその後
素晴らしい薫りの、古い単線でワイヤリングし直して
コンデンサーや板抵抗など、ななりの箇所を拘って改良したもの
使っている真空管もそれなりのものを繋いでいる
整流は当然ながらWE274A
WE300Bを使うのに274A以外の整流は考えられない
91B電源投入と同時にボワ~ンという音がして
しばらくすると、シャーという、心地よいノイズが聞こえてくる
真空管の灯はほとんど見えない
これで全ての機器に灯が入った
電源を入れたのは8台の電源
セレン二台、タンガー一台、274B二台、274A二台、
そしつ211アンプの時は、水銀整流
我ながらなかなかの整流機マニアぶりだ
アンプは交流点火に拘り、パワーアンプ、イコライザーアンプともに交流点火
励磁電源もわざわざリップルを残し交流テイストを入れている
灯が入ったことは、パイロットランプや真空管の灯などの目に映るよりも
残念ながら耳で確認ができる(笑)
人間は静かだが、装置はおもいっきり騒がしい
だが不思議なもので、音楽が掛かれば全く気にならない
天空のWEから見下ろせばまだまだの音でも、
地上のALTECから見上げれば、なかなかのもの、
かなかなの音に仕上がってきた、皆様、感謝感謝です