オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

プッシュブル、トランス結合LCRフォノイコライザー試聴

2014年10月30日 09時11分28秒 | オーディオ

実に大掛かりなフォノイコライザーである


以前、氏がかなり気合を入れて作ったフォノイコライザーを試聴することができました



PARAGONさんや、KIMさんら数人の恵まれた方々が所有する数少ない貴重なフォノイコである




通常シングル動作で使われるのが一般的だが


なんとT氏は完全なるプッシュプルにて動作ささせている



フォノイコライザーで、専用トランスを使ったプッシュブル動作によるトランス結合

そしてイコライジングはLCR方式による超高級品


しかも電源はちゃんとした20A電源、ともなればかなり期待ができる


いわずと知れたことだが、プッシュブルは両方の真空管のバイアスを取ることが大切


テスター片手に本来バイアスを調整するのだが、これが慣れないと結構大変



横着な人間でもこまめに調整ができるよう

調整用のメーターと調整具がついた、親切設計である



このバイアス調整をしっかり行わないとプッシュプルの良さが発揮できない


音がにじむというか、太くなると言うか音が悪くなってしまう



入力は回路上専用トランスで無いと無理であり


ローとハイの二種類の入力を備えるが、基本的にMCカートリッジ専用のフォノイコ


フォノイコにアッテネーター式のボリュームがついていますので



そのままラインアンプとして使えるようになっている


セレクターは無いので、レコード専用のフォノイコ・ラインアンプ


氏の作るアンプは私が聞く限りでは、まず懐が深い


懐が深い音、?、わかるだろうか、薄っぺらで、ピーキーでしゃりしゃり絶対しない音と言えば良いのかな?


角の無いピークディップの無い非常に上質で綺麗な音質である





このフォノイコも傾向はやはり懐深く、雄大な音である


プッシュプルのよさであろうか、実に低音が豊かで




各楽器の間に空間があると言うか


懐深いので音にゆとりがあるように感じる




氏はひずみと言った類いの音がよっぽど嫌いなのであろう


その音は歪み感が全く無い、純度の高い音質である





交響曲が実に良く似合う


低音がゆったり伸びていて、トランジェントも良いのでそう感じるのか



我が能天気なあっけらかんアメリカンスピーカーでも


実に品良く、繊細にクラシック音楽が鳴り響いている


やはり気合の入ったフォノイコライザーは、


一味も二味も味わい深いものがある・・・・・・



・・・・・・

WE-755A再び、嫌味なスピーカーだね

2014年10月24日 08時43分59秒 | オーディオ


久々の登場となりましたWE755Aフルレンジスピーカー



以前使っていた箱とは、違いオリジナルと同寸法の箱



バッフル面を大きくした密閉箱で





あまり頑丈ではない箱で、結構箱鳴きをするが、この方が鳴りがいい



この755Aは後方に出る音が大きいのだろうか、箱に入れて裏板と平行だと上手く鳴らない




今までこのスピーカーでいい音がしていたのは、大型の平面バッフルが良かった



それか、このバッフル面が傾斜した密閉箱



後面開放もなかなかいい音がするが、このスピーカーは箱を選ぶし


箱が合わないと、全くつまらない音しかしない


箱を選び鳴らすのが大変なスピーカーでもある


バッフル面の面積が大きいほうが、鳴らしやすい気がする


いつかはちゃんと鳴らそうと思っていたスピーカーだが






このWE-755Aは



ほんとに嫌味な、嫌いなスピーカーだ!







我がWE-755A様には、この部屋から一時ご退室頂いて1年くらいになるのだろうか?



部屋にたくさんのスピーカーがあると、共振してしまいうまく鳴らないので、



メインの励磁817WINGシステムを、本気で鳴らそうとご退室頂いていたスピーカーだ





その後、偶然この箱を見つけて、装着し


一度鳴らしたが、励磁515FCとの激闘の最中であったときだったので



また後で鳴らそうと、またしまいこんでしまったスピーカー






先日のラウザー・オーディオベクターの音の切れ際が忘れられず


なんとなく引っ張り出してきたが・・・・・






やっぱり755は嫌味なスピーカー





ALTEC288も励磁にして、タンガー整流


515も励磁に改良してダブルウーハーで


817には羽までつけて


ネットワークも完璧なWEオイルコンで製作して


金も時間も労力も涙も友情も詰まったこの817励磁システムを





嘲笑うかのようなWE-SOUND


バカヤロー!、


と叫びたくなるいい音




何でこのスピーカーはこうなの?



まずなんといっても音がリアル



この生々しさはいったい何なの?

まるで楽器がそこにある


そこに演奏者がいるようの鳴り方




嫌味だねー



きらいだね





今までの苦労は何だったの?


オーディオマニアを嘲笑うかのような嫌味なスピーカー



このスピーカーは、鳴りながら



俺に語りかけてきやがる





音楽を聴くのに「これ以上何が必要なの?」





と生意気にも俺に言ってるような気がする



ほんとに頭くる



セッティングも何も無い、ただ置いてつないだだけ




ただそれだけで



515二本以上の、しかもまとまりのいい低音



紙のくせに、響きのいい彩濃い音



しかも磁石のくせに励磁並みの密度の濃い分解能



低音も、高音も全く不満が無い



しかもリアルな表現力とそのバランス



音量もかなり入る・・・・・・







あーなぜだか腹が立つ




やっぱりこんなスピーカー使っていてはオーディオが終わっちゃう!


せっかく仕事サボって聞き始めたけど今日は終了!




オーディオマニアは音のいいスピーカーは使っちゃいけないんですよね





鳴らない、うるさい、めんどくさい、そんな 


某J○L、○ラゴンみたいなスピーカーをいい音に鳴らしこむのが


正統派オーディオマニアなのでしょうか?


PET検診、見参

2014年10月21日 13時57分33秒 | ゴルフ

PET検査、初受診



PET検診は高いからと、通常の安い検診をしていたが


ある医師から


バカだな~



あなた車持ってるでしょ、二年に一度は車検に十万以上かけるでしょ

たかが車に何十万もかけて車検受けて



自分の体は、数千円の安い検診なの?

どっちが大事?


・・・・・・・


難しい判断だが・・


なるほど、わかりました


でもヤッパリ10万円は高い、と思っていたら


なんと初めての方限定、バーゲンセール

半額の五万円でPET検診が出来る病院があった



やすい!

てなわけで、初PET検診




通常の健康診断の検診を受けてから、別の階へ移動

流石PET検診の受付は花からして違う、


待合室も一般のとこより広くて 静か


置いてある雑誌も違う




下の階はゴルフや車バイクの雑誌だったが

この待合室の本はちょっと格式が高い?

流石お金持ちが受ける健診、ちょっと品がいい




いよいよ健診開始!

まずスリッパを履き替え


薬の注射、写真は撮れなかったが


冷たい液体が腕から体に逆流して入ってるのが分かった

なんとも嫌な気分


体に薬が回るまで、ペットボトル1本飲むのをノルマに

45分間休憩


頭を使う事はダメですよと、本もテレビもないが


頭を使わなくていい、


なんていい響きだ


使う頭がありませんと言おうと思ったが、

やめて・・・・・仮眠

体が少しふらつくが、診察室へ

広い部屋にガー、ゴーの空調と機械音の響くなんとも言えない雰囲気


長いベッドに頭も身体もベルトで固定


いよいよ穴の中へ




20分間動かなで下さい、


と、言われ



・・・、仮眠




はい終わりました

回復室で30分休んで下さい、

と言われてまた・・・仮眠、


お昼を食べて、終了

美味しい。



なんだか初PET検診は、寝ていたら終わってしまいました。



2回にわたり、健康ほうこくです。


たまには大自然に囲まれて

2014年10月19日 15時37分03秒 | ゴルフ

あまりの天気の良さに谷川までドライブ、

渋滞に誘われて

何気なく、ロープウェイに乗ってしまい、

山頂で、さらにリフトに、


山頂の売店で、ビールを飲んで、いい気分


酔い覚ましのサンボのつもりが

「こんにちは」

と、声をかけられ周りを歩く本格的な登山者に誘われて


ここまで来たからもう少しのぼろう


あそこまで上ってみよう


ここまできたんだから上ってみよう


ど歩き続けて2時間、



すごい景色だー


上ってみると周りの人の重装備をよそに

ジーパンとスニーカー、



何も持っていない軽装備は私くらい


リフトで上がってリフトでいける山頂でビール飲んで


リフトで帰ってくるつもりだったから



着替えも飲み水も、何にも持たずに登ってしまった


山をなめてるとしかいえないこの行動



自分でも思うが、


計画性の無さもここまでくれば大したもの



この景色言葉にも写真にもあらわせないです




しかし

帰りのロープウェイは二時間待ち

優れたユニット+それを奏でる箱=名器   それがスピーカー

2014年10月16日 08時29分50秒 | オーディオ

ラウザーと呼ぶのが正しいのだろうか、最近はローサーと

呼ばれているようだが、古い呼び方ですみません、ラウザーのほうが好きですのでそう呼びますね



呼び名は難しいDENONは社名変更してデノン、でもデンオンのほうが呼びやすいけどまあいい


ものすごい長い期間作られてきていながら、あまり知られていないラウザー




ユニット自体の性能はすばらしいのだが、メーカーの方針であろう家庭で楽しむ楽しみ方を


独自の理論で提供し続けている、その奇怪な?難解な?独自の理論が


あれだけの機器を作り使いながら爆発的なブームにはならない


ごく一部のかたがたには絶賛されるが、

メインスピーカーの座にはつけない理由だろうか




難解な理論のひとつは、オーディオマニアの常識である


ユニットが正面を向かない


そんな機種が多い、もちろん珍しく正面を向く機種も多少あるが


私が印象に残っている機種は、斜め後ろを向いたり、前を向いても少し上

箱の中で下を向いたり、果ては上を向いたり



なぜ堂々とユニットが正面を向かないんだこのメーカーは!




と感じたメーカーでもある



バックロードホーンがこのメーカーの主流だが

まともなバックロードホーンは少ないのでは?


まともなバックロードホーンとはおかしな言い方だが、よく回路を見ると

かなり難解な、しかもユニットの後ろからではなく横から音を出してロードをかけるとか



とにかくユニークだと思いません?



こんな箱の頭に大口開けたホーンを載せたスピーカーなんてそうざらにはありませんよね



そう、風変わりな社風のスピーカ、それが私の知るラウザー




先日アンチタンノイの氏の話ではないが、このラウザーのボイスコイルは薄くて細い


タンノイの半分以下の細さと薄さである


これだけでもいい音がするであろうことは容易に想像できる

だがその手作り風のつくりは、はっきりって貧弱である

この薄いボイスコイルを受け止めるスロート溝もかなり狭い


これもタンノイの半分以下?


この狭い溝に、この手作り風の華奢なボイスコイルを、

あの超強力なマグネットで動かすのだから



ボイスコイルも大変だ、そりゃあのユニットはすぐ切れると悪評も立つだろう



JBLのような鋼鉄のリングの元にボイルコイルを巻けば歪むことは無いだろう



タンノイのように広くて長い溝に、あの太い銅線を三重に巻けばゆがみも少ないだろう




ラウザーのユニットは細い線を手作りの華奢な紙に行きと帰りの二回だけまかれている


どんな高精度で作られていても所詮は紙に巻かれた細いアルミ線

湿度変化の多い所では当然歪んで、コイルがマグネットにあたり簡単に切れてしまう

湿度の高い英国製とは思えない品だ

でもQUAD ESLも湿度に厳しいスピーカーだが英国製



以外に湿度が低いの?あの国は?




まあそんな理由で、このユニットを使うにはやはり湿度には気を使うべきだと思う


ついでにAXIOM80同様で、大入力にも耐えられません、

品良く大切に鳴らす人専用のスピーカーかな?






まあそんなイメージであったラウザーがいつものTオーディオにやってきた


その名はオーディオベクター

このスピーカーはメインのPM2が上を向いていて


石膏のフロントホーン(当然上向き)、そして奇怪なバックロードホーンでできている



さらに高級なこのスピーカーはフロントにもPM4がパラレルに接続されている



フロントのPM4が無いバージョンもあるらしい



珍しくユニットが堂々と正面を向いてると思ったら、正面を向いているのは


サブユニット、メインユニットは上向きのやっぱりな奇怪なスピーカーである



T氏が昔作ったチャイナ300Bシングルのアンプで聞いてみる

あまり良い音がしないように見えるが・・・・・T氏が作ったのだから・・・

これに文句を言ったら大変なことになるので

鳴らすアンプには問題ありません






ほー良いですねー


今まで聞いたラウザーの中で、一番いい!





このユニットはいわずと知れた、このクラスのユニットでは最強のマグネットを搭載している

なんと2万4千ガウスもの磁力を誇る




遠くへ音を飛ばす目的でコンプレッションを掛ける、

業務用のコンンプッレッションドライバーよりも

その目的が家庭用でありながら磁力が強い



この磁力の強さが音に出ている

言葉にすれば、音の密度だろうか、この密度がすごい



関係ないが、人間の体には1キロ当たり1兆個の細胞があるそうで

私の体は75兆個の細胞でできている、何気にすごい密度である



そう、このラウザーはその細胞の密度がすさまじくギッシリと、細かく聞こえる


私の使っているアメリカンな脳天気ユニットは桁が二桁は足りない気がする、




話がそれたが、その密度の濃い(音が詰まって響きがいい)おとは


実に心地いい、

以前聞いた、ユニットを二つ並べたバックロードの機種では


こんなに心地よくは無かった、もっと個性的な高域と取ってつけた低域な気がしたが



このオーディオベクターはしっかりまとまっている


二つの異なるユニットを使っていながら、音に一体感があり楽器もまとまっている



このスピーカーを聞くと

間接音はわりとプアーなユニットでも良いといわれていたけど




そうではなかった、


間接音で聞くユニットこそ反応の速さが求められてくるようだ



上を向いたユニットが雰囲気を作るだけではなく、ちゃんと音楽を奏でている


そして箱の中で遮断された正面のユニットがそれを補っているように聞こえる




散々聞いて最後にオーディオマニア御用達、プロプリュウスのカンターテドミノを聞いたが


はっきり言って鳥肌もの




教会の高さが感じられて声の伸びがすばらしい


そしてなによりすばらしいかったのは、



その声の消え方



・・・




教会で声が響いて、


吸い寄せられるように、スーッと消えてゆく、声



か・い・か・ん・・・・






いや~いい音楽を聞かせて頂きありがとうございました


感謝・感謝







プレーヤーの電源整流

2014年10月15日 08時47分48秒 | オーディオ

昔ビンテージでないプレーヤーを使っていたころ


もう30年近く前になるのだろうか?そのころ使っていた

J.A.ミッチェルの ジャイロデック


今でもほとんどそのまま販売されているのだから驚きである



その煌びやかな見た目とは違い、音は以外におとなしく、中域重視のプレーヤーだったが


このプレーヤーを使っていたころ一度CSEのクリーン電源を


使ったことがある




その前に使っていた、オラクルのほうが音は良かったと思ったが


何せあのプレーヤーは調整がめんどくさい、それでいてとんでもない強力な


ブチルゴムで貼り付けるものだから、なんとなく面倒になり

ゴムマットで音を殺さない
同じような方式のジャイロデックに変えた気がしたが・・


逆で、音はオラクルの方がシャープでレンジ感もあり、ジャイロの方がモッコリ、ボッコリって感じだったが


時すでに遅しだった


当時は今のような音楽を聞くには充分な帯域レンジ
(ひらったく言うとナローレンジ)

ではなく




超HIFIといわれるオーディオをやっていたころ


広帯域なレンジ感が求められ

無色透明で癖が無いほど音がいいとされていた時代?だったかな?



その頃のジャイロにCSEのクリーン電源を加えたときの印象は

音が伸びた、粒立ちが良くなった、低域がまとまった・・・

総じて、音が良くなった

そんな印象があった・・・・











時代を逆行したプレーヤーたちはこのCSEの電源を入れるとどうなるのだろう?


まずはTD150+デッカで聴いてみると


あれ?


音が少し上に上がった?


もともと出なかった重低音がさらに無くなった?



うーん音の粒立ちは良くなって整った感はあるが

WEの音の整いとは違う


日本的な整いかた、暴れない、騒がない、弾まない



良くも悪くもこのセッティングではそんな感じに聞こえる



日本的な整いとの表現がよくないのかわからないが、オーディの世界ではよくある現象


音は良いんだが、楽しくは無い・・・




ガラード301+EMT+618B

ではEMT色が強くなるというか、618Bの艶が無くなると言うか

面白い音ではなくなる



TD124+バリレラも同じ傾向

でもこれは音が良くなったといえばよくなっている

124が一番良い方向に音が良くなっている



が、やっぱり弾まない低音はつまらない


音は整うが、切れが悪い


だから楽しくないのか・・・・



もうちょっといろいろ試して見ようと思うが

たぶん結果は同じだろう



ビンテージと呼ばれるプレーヤーには


クリーン電源はその個性を薄めてしまう


ビンテージを使う意味をもう一度考えると




音の太さや力強さであり、音の切れ、響き、矛盾するが余韻も

その全てが魅力的であり


スッドーン、や、どっカーンの爆発力も私は魅力




そんな魅力を塗りつぶして、整ったいい音になる装置かな?

・・・・・・




でも音楽マニアは、やっぱりこれを入れた音のほうが良いというんだろうか・・・・・・・




ALTEC-817システム、良く鳴っている・・・・・・が

2014年10月12日 13時08分30秒 | オーディオ

あっけらかんと明朗で、陰影などは無縁なALTECサウンド


ジャズ音楽が大好きで、ALTECサウンドが好きになり、


ALTEC817システムを使っているのであれば問題ないが





前にも言ったが、実はALTECはあまり好きであったわけではない

昔、オーディオを一生懸命にやっていたころも

JBL・B&W・Mローガン・アポジーその他様々なスピーカーを使ったが

ALTECでオーディオ音楽を聴こうと思ったことは実は一度も無かったし

使ったことも無かった



オーディを一旦止めた?休んだ?10数年前に


お金になりそうなものはほとんど処分してしまい


お金になりそうもない機器や、シアター用機器は売らずに?


売れなくて持っていた?そんな残り物の機器


シアター用のAV用の機器に、残っていたオーディオ用アンプを


繋げたのが、このブログの始まりだった





つまりオーディオ用にALTECを選んだのではなく


映画用にサウンドスクリーンを通っても大丈夫な


スピーカーを選んだのがALTEC




当初はA7で始まり、その後知人からこの817システムを譲り受けたもの


映画用で使っていたときはトランジスターアンプでマルチ駆動さで


大音量映画再生に使われていたこのスピーカーだが





このブログにあるとおり、わずか8ワットの91Bアンプに初めてつないで見たところ


そのALTECの音のよさをはじめて知り


このブログとともに、音のよさを磨き上げてきた・・・・





最近になって知人のタンノイで


クラシック音楽を聞いて以来、その音楽性というか


音場、雰囲気、ホール感


音、その物のよさももちろん大切だが



そういったものがやはり重要なんだと思えてきた



我がシステムではソロのパートを主張しすぎるというか


特定の楽器が際立ってしまう


音楽全体ではなく、ひとつの楽器の音がすばらしいのだが


それが良いのか悪いのか・・



我が家のシステムは指揮者ではなく演奏者を誇張している


クラシック音楽再生用では指揮者が主となる、セッティングになるのだろうが・・





無論、持論として、クラシック用スピーカー、ジャズ用スピーカーなんてものは


存在するはずも無く、


鳴っている楽器、バイオリンもトランペットもピアノもみんな同じ楽器


ジャズ用の楽器演奏の仕方と、音場、ホールの大きさが違うくらい




だがやはりクラシックレコードを聞くと何かが違う

このフィリップスレコードだとまだ何とかいけるきがするが



グラムフォンや、アルヒーフなどのレコードをかけると



何か違う気がする・・・・・・



音楽に違和感がある


だが

こんなジャズのレコードをかけると、


なぜか悔しいのだが




良く鳴る



ほんとに「似合う」

うーん、何の違和感も無く、楽しく音で鳴ってやがる



よくなっているのだが、なにか「悔しい」



ジャズが似合う



GEバリレラ・カートリッジが


憎らしいほどぴったり似合う我がシステム





あ~、

なぜか心が沈む




ほんとはアルヒーフのあの音の雰囲気が出したいんだけどなー


こんな、あっけらかんとした、明朗サウンドじゃ・・・・・違う気がする




それらしいアルフィーフのレコードを取り出してかけようと思ったが

そのレコードの隣はシュッツ、その隣はバード・・・・・・無理!

やめよう鳴るわけが無い




そう


俺はオーディオマニアなんだから


鳴るレコードを聴けばいい!





音楽マニアのように、聴きたいレコード

聴きたい音楽、聴きたいホール

そんなセッティングではなく




鳴らない、歌わないレコードは鳴らさない



良く鳴るレコードだけを鳴らす





これが正しいオーディオマニアのレコードの楽しみ方だ!




なにかむなしい・・・・・・・・

すべては音のために、Byオーディオマニア

2014年10月09日 08時16分09秒 | オーディオ

先日の、すべては「音楽」のために・・



のブログでご紹介させて頂いたO氏よりメールが来ました。



最近忙しくてなかなか音楽が聴けなかったが、また聞き出すいいきっかけになりました。


とのこと、


O氏の「すべては音楽のために」を追記するならば


響きあるその雰囲気というか、ホール感


演奏者の存在、整列、演奏者たちの雰囲気といえばいいのだろうか


その、異常に感じる雰囲気があるのだが



その異常はオーディオマニアの感覚?




O氏はGRFを購入した目的からして違う


オーディオマニアには絶対にいない

木板に貼られたステッカー、ハンス・クナッパーツブッシュの文字は

ブッシュがバイロイトで振ったワーグナーを聴こうと思い、GRFを購入し

その目的として30年前に貼ったものだそうである


やはり目的が張られている、それはオーディオマニアも音楽マニアも同じなのか?



氏はバイロイト祝祭劇場にいつかは行きたいと思いつつも、

聴きたい演奏家が相次いでお亡くなりになり、実現してはいないようである

だが夢はいつかは必ず叶うであろう。


未知の想像の世界で、ホールを夢見て購入したスピーカーで

そんなロマンを感じさせるに充分な趣を持ったスピーカーである



その当時現実には、上野文化会館2階R1列16席の響きが好きで、そこでよく聞いていたそうである

だからGRFでもLPがいつも文化会館2階席で聴いているようなセッティングをその時は心がけていたとのこと


その後上野文化会館より良いホールが出来るようになり、それをイメージしたり

2000年に朝比奈隆のブルックナーを聴きにシンフォニーホールに行った時の


大阪フィルの極上な響きがすばらしく、

今でもその感動は忘れられない演奏だったので(上手い下手の意味では無い様で、響が)

その、シンフォニーホール(中音が伸びきる)の感動を

家のGRFで、いつでも聴きたいと思って10年以上も思考錯誤の連続でセッティングをしているとのことであった


そのセッティングはもちろん基本は音楽

音楽が響くか?


これを求めてのマグネットフロートであったり

WEの単線によるワイヤリングであったり

真空管の厳選であったようです


その甲斐あって今ではシンフォニーホールの響きに近づいているとのことでした


そのホールに行かなくても、その響きを再現することができるのが、音楽オーディオの楽しみ


まだ聞けぬホールや、もう聞くことができない、

当時のバイロイト祝祭劇場でクナッパーツブッシュやベームが演奏しているように、

熱演をGRFで再現して、感動する楽しみ・・・・・



いやきっと音楽マニアは、素晴らしい曲、素晴らしい演奏があれば

ラジカセでも、PCでも感動出来るのであろう・・・・










しかし




オーディオマニアはそうは行かない



誰とは言わないが



あのぶろぐを読んで早速、アンチ、TANNOYマニアから反論が来た



見ろよこの分厚く、長いコイル


こんなんで、いい音するわけないだろ


ここが厚ければマグネットの磁力が弱まって、反応悪いじゃない



同軸ツーウエイで定位が良いたって、せこいだけジャン


上のツイーターも、下のウーハーも同じ1っ個のマグネットで動かしてるんだぜ




こんなんでいい音するわけ無いだろ

ほら、こんなぶっとい線で三重巻き

100ボルト流しても切れないんだぜ、ありえる?


こんなボイスコイルなんかじゃ反応悪くて


ぼよよーん、どろろーんの音だよ!

はらみな

いいスピーカーのボイスコイルはみんな細い線で薄く作られているんだよ


これなら磁力の無駄なく


立ち上がりのいい、良い音がするんだよ



わかった!?





はぁはぁ・・・・・・






お疲れ様

それだけしゃべれば疲れるでしょうね



なんでボイスコイルに100V流したかわからないが・・・・


氏が、じゅうぶんタンノイが嫌いなのがわかりました








大きな声では言えないが、

誰とは言わないが、彼がタンノイを嫌いなわけは


自宅のスピーカーはタンノイらしい


もともとそんなに好きではなかったようだが、




それを毎日家で聞かされていて嫌いになったようだ




奥様は音楽家で音楽の大先生、だから音楽にはうるさいらしい


オーディオマニアとしては使いたくない、聞きたくも無いが




氏が頭の上がらない、音楽家の奥様に毎日聞かされているらしい、


だからTANNOYを毛嫌いするようになったのではないか?




まあ、あくまで私の推測ではあるが・・・・



家庭環境で好きな音がきまる、




うーん、これぞオーディオマニアの鏡


オーディオマニアはこのくらいの拘りがなくちゃ・・・・・・ね。


すべては、音楽のために・・・・

2014年10月03日 08時32分44秒 | オーディオ

久々にお伺いさせていただいた知人宅です


オルトフォンのモノラルカートリッジCG-25D プラシェルの貴重品を



2本持っているから、一本使っていいよと「貸して頂いた」O氏のお宅



このカートリッジはメンテナンスが大変で、定期的にダンパーがだめになる



その壊れていたダンパーをわざわざ修理して今回「貸して」頂いた



ありがたいことである、決して足を向けて寝られない・・・・





そのカートリッジを修理していただいた、WE22氏と一緒に今回はO氏宅にお伺いさせていただいた


WE22氏はこのブログでお知り合いにならせて頂いた、生粋のWEエンスー


WEの神様のような方である、お使いになっているシステムは


無論WEのオリジナルアンプで、WEオリジナルホーンを鳴らしている


なんちゃってではない、すべてオリジナルアンプ


真空管、部品から配線材、ねじ1本からグリスまでオリジナルにこだわる


私のレプリカと違いオリジナルアンプ、今ではとんでもない高額ともいわれているそのアンプを


3台も所有しMoNoでWEホーンシステムと、タンノイ、オートグラフを鳴らされている


一度お聞かせ頂いたが、そのこだわりの音はさすがである


その音は、私どもでは足元にも及びません・・・




そんなWE22氏とO氏の共通点はタンノイ!



WE22氏はオートグラフ、O氏はGRF、お互いタンノイとは30年近いお付き合いのようだ





「すべては音楽のために」


この言葉は、当たり前だと思われるだろうが、

ただ、オーディオマニアはちょっと違うかもしれない・・・・




タンノイや、B&Wなどを好む、音楽マニアとはチョット違う傾向がある気がする



オーディオマニアは「すべては音楽のため」とは言わない


拘りは「音」?




緻密なJBLサウンドを奏でたい、


ALTECサウンドを響かせたい!


年々買い集めて、出来上がったこのスピーカーを鳴らしたい!


この球を、この回路でこんな音を出したい!



等々・・・・・




そう、オーディオマニアは、すべては音楽のためではないのである



オーディオマニアにはこだわりがある、アメリカン・サウンド、ヨーロピアンサウンド

細かい人は

西海岸・東海岸

イギリス、ドイツ、デンマーク・・・

日本の音



皆、その個性的な「音に」こだわりを持っている



だからオーディオ機器とソフトの対比が、10:1なんて、ざら





そこへ行くとさすが音楽マニアは違う


音検聴用のJBLモニタースピーカーや、

劇場で遠くにまで音を飛ばす為のALTECは眼中に無い


余分な音は要らない、音楽のエッセンスが響けば十分なのであろう



だから、やっている事はオーディオマニアと同じ様なことをやっているが


まるで違う、




まず、何より違うのは正面の木板に貼られたステッカー


通常オーディオマニアはここにはTANNOYと書かれたステッカーか、マッキントッシュの文字が貼られる



だがここに貼られているのは、


ハンスクナッパーツブッシュ


と書かれている



こんなオーディオマニアはいない!




この違いを筆頭に、ネットワークの取り出し、マグネットフロート


各アンプのマグネットフロート


大型電源トランスによる整流



アメリカアンプと、イギリス球のコラボ


その全てを「音楽の為」に行っている



だから音楽が響く




室内楽は室内楽らしく、交響曲は交響曲らしく


各楽器は出しゃばらず音楽を奏でている



うーん



欲の塊のオーディオマニアからすると、遥かなる世界観



不思議と、レンジ感だとか、音色だとか不満はでないし


そう言った会話にもならない


不思議なものである。




ただ、オーディオマニア的に言わせて頂くと、オリジナルGRF、モニターシルバー


C-20、240、そこに使われているテレフンケン、GOLDライオン


総重量90キロはあろうかとも思える、超重量級ターンテーブル


半端じゃないオーディオマニアだと思うが





ここでのWE22氏とO氏の会話ではオーディオの話にならない



音楽とレコードの話で、半日が過ぎてしまった



不思議な人種だ、音楽マニアオーディオは
・・・・・