![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/92/8e3e93fd3c81008932799f632c7741e1.jpg)
なんちゃってWE、究極のミラフォニックスピーカー遂に完成!
何の予定もない日曜日が来た、やることは一つ
究極のスピーカー、ミラフォニックサウンドシステムに少しでも近付けるために
817の後面解放を行おう
もっと早くすればよかったかもしれないが、実は後面解放には少し抵抗があった
ずいぶん前だが、以前も817を後面解放にしたことがあった
その時の印象は、音がボケた、エネルギー感が失せた印象だったので、今回は二の足を踏んでいたのだが
あの時とはずいぶん変わっている、一番変わっているのは
515ユニットが、アルニコマグネットから、励磁のコイルになっている
確かに励磁は後面解放やバッフルが多い
だがこれは、メンテナンスの問題があるのではないかと思っていた、
それと励磁の場合は、電気を使い熱を持ちます、
マグネットのスピーカーでは考えられない、コイルの部分が熱くなるのです
その冷却の為に、後面解放なのかとも思っていました
しかし、励磁は後面解放だよ!、多くの方々のお言葉を信じてやってみることにした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/ed/259d14c931c607fad3e565d263fc2642.jpg)
用意したのはダクトを塞ぐための、板8枚
板8枚ぐらい簡単だろうとお思いでしょが、何と言ってもこの817は米松合板手作りの特注品!
左右のBOXで僅かながらサイズが違う(笑)
1ミリ程度の誤差ですから手作りにしては完ぺきなんですが、この8枚の板もびみょーにサイズが違います(笑)
ふたができればあとは簡単裏板を外せばいい
あれ?無い、どこにもない
なんとか、さあこれからって時に、電動ドライバーを人に貸したのを思い出した
手動でがんばるしかない!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/e2/accc431acc0a1e1328376027f9f38f0f.jpg)
腕がつる~、手が痛いです~
なんでこんなにいっぱい、ねじが付いているんだろう
やっとの思いではずし終わった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f2/0e719626c97731f873c375548801da68.jpg)
後面解放の場合、何度かやってみたがうまくいったのは
P610とWE755Aだが、二つとも共通するのは奥行きがあまりない箱だった
奥行きのある箱で後面解放すると、音がこもるような気がする
この箱817は奥行きがあると言えば、ある
だがユニットは殆ど裏板にくっついた位置にあるので、ユニットから見れば、奥行きが無い
さあ、結果はどうなるか
後面解放の場合は、当たり前だが、当然後方にも同じ音が出る、
余計な高音が前に回らないようにしなければならない
本物のWEミラフォニックシステムでは布のような膜を張って対応していた
本物の真似は出来ないので、膜を張るのではなく、
取りあえずバスタオルを1枚上から垂らして対処しておこう
バスタオル1枚で効果があるか無いかは分からないが、これで裏側は終わり
次はダクトの穴塞ぎ!
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うーん
なんかかっこ悪い
バッフルを付けると、ただのグレーの得体のしれない箱にしか見えない
これはまずい
塗り直し決定、817らしくここは艶消しの黒にしよう
塗料を買ってきて、再塗装、その塗装が乾くまでのあいだ
フロンとダクトがあるまま、後面解放を聴いてみる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/85/accd6bcb7761ad69a4de4ec60c890c77.jpg)
なんと
お見事!
動く空気の量が、今までとまったく違う
圧倒的に多くの空気が動いていることが分かる
これはWEサウンドを、うまく鳴らされている方々特有の空気の動きである
これは俺も、なんちゃって卒業の予感
・・・・
ほんとに励磁は後面解放がに合う!
というか励磁ユニットを、箱に入れるのは愚の骨頂に思えてきた
全く無駄なことを悩んできたものだ
なんて自然な空気の動きなんだろう、
スピーカーの存在が消えた?
関係ない高域まで音にゆとりが出てきた
心配して音の力感も全く問題ない、
アルニコ時代の、あのガツンと出た低音は偽りの音であったと思われるような柔らかな
量もあり自然な低音だ
か・い・か・ん~
中年オジサンが放つ言葉ではないが
今までに経験したことのない低音質です
もう少しこのまま聴いていたいが、早く完成型を聴いてみたい、ダクト板が乾いたかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/02/45f6ece4e3f3bdf39e12f18a09d44483.jpg)
ぴったりだ
流石に何度も測り直して作ったダクト板
隙間なくはまった、密閉ではないのであまり隙間を気にしなくていい気がするが、几帳面なA型ですから・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/2c/75a9b106d18355ff9ffce9337f760557.jpg)
おお、間違いなくALTEC817
黒のダクト板は正解のようだ
かっこもいい、この見たくれも大事だと思う
:じゃあグレーの箱なんか使うなよ、
と、言われそうだが、グレーがカッコいいと思ってるんだからいいんです!
さあこれでフロントにはスピーカ前面の音が、
後方は取りあえずバスタオル1枚で、高域を減衰したつもりの音が前後に分かれて出るはずだ
あれ?
バスレフダクトがあったほうが、抜けがよく、音がクリアな気がするが
・・・・・
いやそんなことより、さっきより、より多くの空気が動いている
こちらのほうが大切
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/28/e8f5e13dd671e1ab4aa11f4eded115b1.jpg)
時間がたつにつれ
なんなんだ、この自然な音の鳴り方は
音のエネルギー?
力感?
打感?
そんなものはこのリアルな音には必要ない
いや、これはほんとにいい音です!
こんな自然な、全くストレスのない、いいサウンドが
我がナンチャッテWE システムから奏でられるなんて
幸せです!
なんちゃってミラフォニックサウンドシステムここに完成
大きな声じゃ言えないけど
○ルタスは抜いたね(笑)