オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

コンプレッションドライバーと紙ウーハーの異臭除去

2019年09月28日 21時15分00秒 | オーディオ



2回にわたってホーンスピーカーの異臭原因と除去の必要性を書かせて頂きましたが

いよいよ我がシステムでの対応策を書かせて頂きます




殆ど以前のブログでも書いてきた事で大変恐縮ですが、
お浚いだと思って読んでください


まず最初は
① 、タイムアライメント



何回も書かきましたが、

フレッチャーシステムの最大の失敗は、

音源発生位置が合わなかったことによるタイムアライメントのズレが原因だとはっきりしています




音源位置が合わないと、ズレが生じ、音が二重になったり、

キレが悪くなり、ものすごい異臭を放ちます



我がシステムの対応策は、ちょっと見た目がみっともなかったですが




415ウーハーの上に置いてあったWE22ホーンを下ろして、




ウーハーの前にホーンを置き、タイムアライメントを揃えています


上下に設置してあったものを、前後に配置した形です




低音部は幸いディフェーザー(スピーカーの前に◇箱を置いてある)を装着しているので、





スピーカーの正面から音が出るわけでは無いので何を置いても、もうあまり影響がありません

勿論高域の出ないWE597Aツイーターも

かなり後方に置き同じく振動板位置を合わせています



以前の817システムはヴォイスコイル位置を縦軸に合わせていてとてもピントのあった音でした

そこまではさすがにピントは合いませんでしたが

振動板位置を物理的に合わせることでなかなかのフォーカスが得られました





② 、振動板素材

この解決は、実は③の音圧とセットで解決していますが


高域の高音質な金属の振動板と、それに加えて更に空気を強烈に圧縮して音圧を高めて、

より遠くへ音を飛ばすことが出来て

音の浸透力が魅力のコンプレッションドライバーと




歪みやすく鈍く、紙臭いコーン紙の振動板の低域で音を合わせるのは至難のワザです




異なる振動板で同じ音楽を奏でると、音楽によってはかなり異臭を放つことがあるんです


それは空気を直接振動させて音に変える振動版の材質が違うのだから当然

違和感が生まれ、音の濁りがおき、そして異臭を放ちます




同一素材を使うことが理想で、解消ることもできますが、ホーンスピーカーではかなり困難な事です


PAという割り切りで、声だけを聴くなら声の帯域を分けずに250Hzクロスで合わせるのも一つの手段だと思いますが


そうもいかないので、高域と低域の振動板の違いによる異なる音色を合わせる対策を行っています



我がシステムでは、低域の紙臭除去装置を設置して違和感を解消しています


TA7396バッフルの特徴でもある、ウーハーの正面に大きな菱形の四角い箱のデフェーザーが紙臭除去を行います







最初はこんなものスピーカーの前に置いて音がいいわけないじゃ無いか

と思っていましたが、


入れてみてビックリ


これを入れないストレートのフロントホーンバッフルは、ちょっとクセがああって、

かなり臭いますが、



このディフェーザーを入れると、あら不思議綺麗で素直な音になります


このTA7396本来の目的とは違うと思いますが、このディフェーザーを入れると、


雑味が消え、音質が綺麗になります
金属振動版と同じ音とは言いませんが、


かなり違和感の無い高品質な音質になります


このディフェーザーでかなり異質振動板による異臭は、違和感の無い音色になっていますが






まだまだ異臭除去は続きます


異臭の原因、三要素には書きませんでしたが、


実はホーンとコーンの指向性の違いも大きいと思います。


コーン型は180°くらいあるのでしょうか?

いや、後ろにも出るから300°くらいあるのでしょうか?



広い指向性をうまく使いユニットを上に向けたy◯◯9などは見事にステージを描きますが


あれをロードの長いホーン型でやったら大変、土管の中で聞いてる様な音になります





ホーン型は指向性が極端に狭いんです、実はこれも大きな問題点なんです

特に私の使っている22Aは指向性のクセが強い音軸はあるが、



量によっても軸が動くというとんでもない代物




このホーンをスロートを盾のロールで至近距離で使うととんでもなくシビア


私は個人の家庭で使うなら横向きの方がいいと思い横に向けている

それでも聞く角度によって大きく音質が変わる


今の角度は女性ボーカルを聴きながら、声が一番好きな位置にあわせている





最後の③の問題点のコンプレッションによる、音圧の違いですが




実は空気を伝わる音の速さは一定で同じなんです

高校の物理で学んで覚えれるかもしれませんが、
実は音は一定の速さで、速くなったり遅くなったりしないんです


どんなに早く振動板を動かして、音の波を速く出しても最初だけで

すぐに一定の音の速さになってしまいます、


だから実際はハイスピードサウンドなんてあり得ないんです



これはドミノ倒しと同じだそうで、

最初の駒を速く倒そうが、ゆっくり倒そうが最初のほんの僅かの違いだけで、

途中からは一定の速さになるのと同じだそうです、



違いが出るのはドミノは間隔、音は温度の違いだけだそうです



コンプレッションをかけた早い音でも、

ノンコンプレッションの遅い音も、


数メートル離れた視聴位置では同じ速さになり違いは出ない、

はず




なのだが・・・・、


私はコンプレッションの音と、ノンコンプレッションの音は大きく違うと思っています



その最たるものが

こんな事書くとまた怒られそうですが、



使っている人がいたら、ごめんなさい


私は、コンプレッションドライバーと、バスレフウーハーの組み合わせの異臭が

物凄く臭うと思います


綺麗に鋭く伸びて引き締まった浸透力のある高域と、


締まりなく量だけは多い、鈍く淀んだ弾まない低音



これら全く違った音を奏でるユニットで、音楽を聴いて
異臭を放たず上手くなっているのを、



あまり聞いたことがありません


中域をショートホーンにして低域を密閉にしたものだと、かなり異臭は防げますが


まあ、異臭を放つモノは外見を見ると大体分かりますね、

スピーカーのコーン紙がまるまると丸く見える箱に入った低域スピーカーと

高域ホーンの組み合わせは難しいですね



私が聴いて異臭が殆ど無いなーと感じたスピーカーは

ハーツフィールド

クリプッシュ

ヴァイタボックス

ザ・パトリシアン、等々







低域に何らかの処理を行って、高域とのバランスを取ったものでした


私はポイントは弾む低域だと思っています



これが出来たスピーカーシステムはコンプレッションドライバーの高域とのバランスがとれて異臭を放たなと思います



上記の弾む低音を叶えるのは、ウーハーにも高域と同様に絞りを加えてコンプレッションを掛けたもの



目に見える形でウーハーの若干の絞りコンプレッションが見えるのはALTECのA7やA5それと817ぐらいだと思うが、





先ほどのハーツフィールドやクリプッシュ・ラスカラ、ヴァイタヴォックスCN191などもしっかり絞りコンプレッションとロードが掛かっている



金属振動版の圧縮比と同じには出来ませんが、ある程度のコンプレッションは

バランスの上で絶対に必要だと思っています




音は張りと力が出て、浸透力が生まれるが、

反面、低域に絞りを加えてコンプレッションを掛けると量感は減る



最も多くつまり狭い絞りでコンプレッションをかけた、

ラスカラは弾んで気持ちいい低音を奏でますが、

量が出ない、低い音が出ない

で、一般的にあのスピーカーは低音が出ない、


と言われてしまいます


量を出そうと安易にスーパーウーハーを付け足すと、




魅力的な弾ける中低音が食われて無くなってしまう


このへんの兼ね合いが難しいところです



我がシステムでは現在このラスカラではなく、



CN191並みの絞りでコンプレッションをかけています



ある程度の量感を求めたからです、後面も密閉ではなく、



後面ボックスには大きな穴が空いています。

WE文献を辿ったり、様々な装置をお聞かせいただいたり、



楽しみながら音を仕上げているつもりですが、

まだまだ異臭は完全には消えませんね





★注追記、現在、ご近所様がたは、Tオーディオ制作の低域コンプレッションドライバーとホーンを製作し、理想の低音を奏でているようです
なるほど、たしかに金属振動版の低音ホーンが奏でる低域は奇麗だ




だが、私は紙のコーン紙に拘ろうと思います

上品にふわっとクリアに浮き立つ低音ではなく

下品と言われようが何と言われようが、紙のウーハーの音圧・破壊力とも言える力強い低音に魅力を感じるからです^_^

システムでは評価されなかった孤高のユニットWE594A

2019年09月26日 15時18分03秒 | オーディオ

マルチスピーカー異臭除去の続きです

 

 WEホーンシステムなどのマルチホーンスピーカーは異なる複数のユニットで、

一つの音楽を奏でるため、いくつかの問題点が生じます

 

 その問題点が解決されない音は、個々のユニットがどんなに素晴らしい音を奏でようとも、

 

 

スピーカーシステムとしては異臭を伴います

 

 

 マルチスピーカーの悩みの種、お使いの皆様それぞれに対処されていると思いますが

 ・・・、 

                               

 異臭を消すのは大変ですよね、異臭を嫌う人は除去や解消は、

 

 

無駄な時間とサッサとフルレンジで音楽を楽しむ方もいらっしゃるでしょうが、

 私はまだまだ悪あがきを楽しみます

 

 

異臭とはどんなもので、どんな異臭を放つかというと

かつて、最高の音質を誇りながら、スピーカーシステムとしては使い物にならなかった、



至高のコンプレッションドライバーと言われる音響機器があったのをご存知でしょうか

 

WE594A

 

それは90年ほど前の映画が最大の娯楽産業だったころ、アメリカの国力を結集したともいえる力作

 

 一切の妥協を排し当時の米国中や、ベル研究所が総力をあげ最高の技術で作り上げられた、

 

 

大口径4インチ振動版を持つ中高音用コンプレッションドライバーです

 

 

 90年経っても未だにこの594Aを超えるものは作られていない、

と言われる最高傑作コンプレッションドライバーです

 

 だが悲しいかなこのユニットは、孤高のスピーカーと呼ばれていて、

 

 

 バランスが取れた完璧な状態のスピーカーシステムとして、WE594Aを聴いた人は

 

いないのかもしれないです

WE594AはWEが1933年に行った3チャンネル立体音響再生用の高忠実度再生用の

 

フレッチャーシステムと呼ばれる幻のスピーカーシステム

 

 

 

その高域用に開発されたもので、16セルのマルチセルホーンを用いて

 

300Hzクロスで高域用に使うために作られた、最初のコンプレッションドライバーです

 

594Aの相方の、低音部はこれまた最高の技術が注がれ、

 

20インチの巨大な金属振動版を使った、折り曲げ低音ホーンが作られました

 

 低域・高域それぞれ最高の技術で製作され、 高域・低域それぞれ最高の音質を誇ったとのことですが

 残念ならが、スピーカーシステムとして鳴らしてみたところ

 

 

高域ホーン3フィートと、低域ホーン11フィートの音源位置(タイムアライメント8ms)の大きな違いでエコー現象が現れてしまい、

 

 フレッチャーシステムはまったく使い物にならず、

実際に業務用の装置としては量産されることはなかったなかったそうです

 

システムとしては使いモノにならなかったが、 当時この最高傑作594Aを範として、

多くのコンプレッションドライバーが製作さたようです

 

 

その 代表作は、全盛期のWEに一泡吹かせた男

 

後のJBL社長のランシングが手掛けた

 

LANSING 284コンプレッションドライバー

低域用ウーハーに15XSを使った、

名器シャラーホーンシステムなどの素晴らしいスピーカーシステムが製作され

 

当時の映画音響技術アカデミー賞なども受賞したが

 

 

勿論これらの優れたホーンシステムは、ホーンの問題点であった

 

タイムアライメントなど、様々な異臭の原因を様々な独自の方法で解決した

 

異臭を除去したシステムだったと思います




だが、 相変わらず本家の、WE594Aだけは孤高のコンプレッションドライバーだったようです

 

 その理由は、

 

 

スピーカーシステムとして成功したLansing284や、

 

その後594Aの後継ともいえるJBL375は

 

 

紙のウーハーを使うことを前提に良くも悪くもデッドチューニングが行われたものだと言っていいと思う

 

本来鏡面仕上げされていた、大切なフェイズプラグを、

ザラつかせてみたり、

フェルトを張って殺したり、

果ては

響きを殺してすためプラスチック製にしてみたり、様々なデッドチューニングが施され

 

低域の紙の素材に音を合わせてきたが

 

 

 

 

594Aは高音質で上下の音質を揃えるために、高域も低域も一切の妥協を排して

最高のものが作られたのが不運だった、

 

 

大型ジュラルミン振動版の奏でる、歪や曇りなきクリアーで反応の良い高音質な低音は、

 



 

その後の主流となった、「紙」の振動版では再生不可能だった      

 

 

 

 

紙の振動板ユニットの歪んで軽い音の低域では、高音質594Aとは音質が合わなかった、

 

多分この後書きますが、音圧も合わなかったであろう

 

 

 

結局、音質の合う高音質な低域ユニットが現れなかったのが、

スピーカーシステムとしては評価されない、孤高の594Aユニットと言われた所以だろう

 

兄貴分ともいえるWE555はフルレンジ用に設計されたものなので、

上下は基本的に付け足す程度で問題ないが

 

 

594Aは高域用に設計されており、バランスの取れた低域と組み合わせて初めてスピーカーシステムとなるのだが

 

 

 バランスは大切で、どんなに高音質の中高域であっても低域が合わなければ全くその良さが出ないばかりか

かえってバランスの悪い、音の悪いスピーカーとなってしまう

 

 

 

確かに自動車などでもそうだが、どんな超高性能のF1エンジンが完成しても

それを載せるフレームやボディー、足回りが普通乗用車並みでは、まともに走らない

かえって遅い車になってしまうが、これと同じようなものなのだとおもう

 

 

まあ流石にオリジナルWE594Aも90年の時が経ち

劣化して紙のスピーカーともマッチングが取れるようになってきた

と言われる方もいらっしゃいますが

 

※注、私はWE594Aを持っていないので今現在どうなのかは分かりません

 

 

 


 

多くの問題を提議したフレッチャーシステムだが、

 

既に異臭の原因のほとんどがこのシステムに詰まってたのだとおもう

 

 

前回も書きましたが、ホーンスピーカー異臭の原因三要素

①    タイムアライメント(振動板位置)

②    振動板素材(アルミ振動板と紙)

③    コンプレッション方式(空気の圧力)

 

 

 

 これら異臭の原因三要素を、解消できるものは解消し、

できないモノは努力と根性で異臭を除去しなければ、マルチスピーカーシステムは完成しないと思う

 

 

 

 

異臭を放つホーンスピーカーシステムは、単に良い音のする個々のユニットの音色を楽しむ

スピーカーユニットの寄せ集めとなってしまい

 

一般的なスピーカーシステムとしては、世間一般の方々に全く評価されない

 

 

WEのサウンドに洗脳された信者?

変な因業な趣味人の楽しむ、「ちょっと変わったスピーカー」の烙印を押されてしまう

 

 

※ (ここでの写真の掲載はやめました)

ここの写真は皆さんの想像にお任せいたします。

 

 

 

 

 

確かにWEやその他のホーンスピーカーシステムは、官能的で心を引き付けるような

 

魅力的なサウンドを響かせるホーンスピーカー

 

 13A・15A・16A・・・などのホーンを、WE555との組み合わせで聴くと

ほんとに素晴らしホーンスピーカーだと思います

 

 

が・・・、

 

 

オーディオマニアが、家庭でいう狭い空間で

 

WEホーンスピーカーのロマンを奏でるなら

 

 

 

 

WEサウンドの音色・色艶を楽しむなら

 

 

間違いなく「ユニットは一つ」が良いと思う

 

・・・ こんなことをまたブログで書くと反論が絶えないだろうが、

 

 

 

 

 

 

 

  ※注、ここからは妄想の独り言です、WEファンの方々はつまらないですから、

絶対に読まないでくださいね 

 

 

 

 

 

独り言ですよ

 

13Aは絶対一発のほうが違和感なく歌い上げると思う

 



 

15Aだって一発で聴く吟醸酒の様な余分な音を削ぎ落した歌声は絶品

 




16Aも一台555を二つでモノラルのほうが厚み・力・太さ・濃さどれをとっても絶対一発が良い

 

 

間違いなくこれが一番WEのサウンドの魅力を最大限に引き出すと思います

 

 

 

 

 

魅力的なWEサウンドを楽しめると思うなら

 


「よ・く・ば・る・な!」

 


WEの何に惚れたの?、


中域の厚みを中心とした色濃く魅力的なサウンドでしょう?



それを壊したら何にもならないでしょう

 

 

:えっ、どうしても我慢できないから、「ちょっとだけ上と下を足す程度」だからって?

 

 

 

だめだめ、「足せば薄れる」音の魅力です

 

 

 

 私は今までWEはいいな~、と聞いたのは殆どWE一本のシステムです

 

あなただってきっと、

「あれ?WEって良い音だな~~」なんて思えたのはきっとユニット一つでしょ?



家庭で聴くなら

MONO1本が良いです

 


:えっ、 二本でSTEREO?

 

だめだめ、

バカコクでねえ、時代背景を考えなはれ、

二本にすれば音は薄れ、音は滲んで素晴らしい音の魅力が薄れちゃいますよ


 あの魅力はユニット一個、ホーン1ッ本でええやんか~

 ※上記は独り言です。

 


 

※注2、上記を読んで「ならお前もホーン一つで鳴らせよ」と、心の中で思った、あ・な・た!へ

言っちゃ悪いですが私のはWEシステムではありません!



 しいて言えば打倒WEに燃えるLANSIGシステムとでも言いましょうか、


宿敵WEの22ホーンとTA7396バッフルと似たよなものを使い、

LANSING最強のユニット、415ウーハーと、287風コンプレッションドライバーを使った


いわばミラー・シャラ―ホーンシステムとでも言いましょうか、



いいんです、現実にはあり得ないシステムだから何でもありなんです

 

 ありえないシステムだから、我がシステムではWEでは行わなかった(行う必要が無かったのかも)方法で





異臭除去を試みています

詳細はまた次回・・・・


スピーカー異臭除去装置

2019年09月14日 17時02分08秒 | オーディオ

「除去装置」といえば

言わずと知れた「放射能除去装置」正式名称を

「コスモクリーナーD」

 


 

私の年代は除去装置は、地球を救う「萌え」~のキーワードなんですねー

 

 

 

遥々イスカンダル星迄この除去装置を取りに行く物語、行く道中は長かったが、

帰りは早かった(笑)

 

 

 

 

 この物語は、一話で「ゆきかぜ」の沖田艦長の

「明日のために今日の屈辱に耐えるんだ、それが男だ」

 

と言ってサッサと逃げかえったが、

 



その後

 

 

「わしは絶望はしない、たとえ最後の一人になっても絶望しないで戦う」

 

の台詞


なるほど~死んだら戦えないものな~、


なんで古代兄にその台詞を言わなかったのか


言えば古代も従ったもしれないのに・・、

そんなことを思った記憶がある

 

 

そんな艦長の男の決断の言葉に始まり、

 

 

 

「地球か・・・・、何もかも皆懐かし・・・、」

 

で終わる、


沖田十三艦長物語だと思っている

 

 

私は沖田艦長が大好きだった、必要以上に語らず素早く決断し、

男の生き方とは、を強烈に子供心に刻み込まれた気がした・・・・・、

 

 

沖田十三艦長、享年52歳

子供心に52歳はすっごい偉大な大人で、無理すると病気で死んでしまう年齢なんだと思っていたが

 

 

 

もう5年も沖田艦長を超えているが、

全~然、子供の時のまま歳だけとりました



明日の屈辱を味わいたくなくて、今日をもがいている日々・・・・、

 

 

あの時思い描いた50代とは、雲泥の差の今だが仕方ない

 

 

夢であふれていたあの頃が、懐かしです、

  

 

 

 

 

男の戦いは正義のための戦い、愛する家族のために戦う・・・・

 

 

はずだったのに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が大人になって、今も戦っているのが、ガミラス帝国ではない

 

まだ少し臭うスピーカーの、異臭除去 

 

 

戦う相手はマルチスピーカが放つちょっと臭い音(笑)

 

 

 

愛する家族を守る戦いどころか、

 

妻:「どうせ今日も部屋で何かしてるんでしょ?夕飯要らないよね」

私:「えっ?」

 

家族から見捨てられそうになるりながらも、

薄暗い部屋に閉じこもって戦いを続けている

 

暗闇の戦士 

 

 

なんだか地球を守るヒーローから、家庭崩壊を招きそうなスケールの小さいしょぼい話だが、

 

仕方ないこれが現実

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ? 

スピーカーの異臭?、

そんなのわからない?

 

そう言ったあなたが使うスピーカーは、

臭わない素晴らしいバランスの取れたスピーカーなんです

 

 

 

なぜ音が臭いのか、それは異なった音で、一つの音楽を奏で感じる違和感


大音量になればなるほど、それが異臭となり、悪臭となる

 

 

 

だから異臭は根本から取り除くか、除去しなければならない

 

 

 

 

 

いろんな意味でフルレンジスピーカーは、異臭は感じない

 

 全部がその匂いだから異臭ではなくそんなに、気にならない、

 

 

もっともそれ自体が「臭う」と思う人は使わないだろう

 

 

 

 

 

ホーンユニットの個性的で、魅力的なサウンドを奏でる各ユニットを使ったマルチスピーカー

 

 

マルチスピーカーの放つ、異臭の原因はなんなのか

 

 

 

 

 

臭いの原因は大きく分けて三つあると思う

 

 

①  タイムアライメント(振動板位置)

 

②  振動板素材(アルミ振動板と紙)

 

③  コンプレッション方式(空気の圧力)

 

 

 

これら異臭の原因を、解消できるものは解消し、できないモノは除去しなければならない

 

除去方法はまた後で、

 

 

 

 

 

 

 

さあ今宵は、一杯やって「真っ赤なスカーフ」でも歌おう


アルニコとフェライトの違いは僅差で、好みの違い程度?

2019年09月07日 17時23分01秒 | オーディオ

 


先日FBである方が投稿されたのですが、

 

同じユニットでマグネットをアルニコとフェライトに交換してその違いを聞き比べていました

 



元のフェライトをアルニコに変更して聴き比べていたようです

聴き比べた方は、かなりオーディオ通の方ですが、

 


その差は僅差で、好みの違い程度との事でした

その方の意見を否定する訳ではありませんが、私は全然違う意見です

 

 


写真は40年前の我がオーディオです






私の中で、アルニコとフェライトは雲泥の差、天と地、

閻魔大王とうちの奥様ぐらいの差がある(笑)

 

 

 

またまた昔話で恐縮ですが


あれはまだ高校生の頃だったから約40年前に、とあるショップの薄暗い片隅でものすごいリアルな歌声が流れていた、

奏でていたのはJBL4310で、とにかく女性ボーカルが際立って良かった、


そのころ既に生意気にも中二でバイトしてLE8Tを買って、それをメインに使っていましたが、


4310のあまりのリアルさに鳥肌が立ちその音が忘れられず、


バイトでやっと買った愛車スズキGT38を売却して

 

 


そのスピーカーを買いに行ったのだが、もうなくて

店員さんいわく「あれは中古で古いし、同じ音がして最新の4311Bが最近発売されたからそっちのほうが全然いいよ、新品の方が全然いいって」

 

と勧められ

人生初めての詐欺にあい、



納品された新品の4311Bを聞いてビックリ、

 

女性ボーカルの色艶の際立つ歌声ではなく、まるでゴジラのおたけび

 

 

耳から血が出るような

ガサツイた薄っぺらい

尖ったサウンドが納品されました

 

 


販売店に文句を言うと、それは新品だものしかたないですよ、


布団に包んで一ヶ月くらいはラジオを全開にならさなきゃエージングできないですよ

 


常識でしょう?と言いたげな対応だったっと思う

 

やってはみたが結局使い物にならず短期間で売却された悲しいスピーカー



 

あの頃、同級生皆の憧れGTサンパチを手にして、仲間内ではヒーローになれたのに、

それを売ってGT50で我慢して、同級生には、

どうしたの?また学校にばれたの?今度はやばいんだろう?とか言われても我慢したのに・・・、




引き換えに手にした、あの音は酷かった



4310と新品4311Bの違いがマグネットの違いと知って、

 

 

「生涯二度とフェライトマグネットは使うまい」と心に決めたときでした(笑)







 



話は現代に戻って

私が使っているALTEC 288の励磁、アルニコ、フェライトの歴史を振り返ってみます



288の原型は

1937年の映画芸術・科学アカデミー賞を、当時全盛期のWEを抑えて受賞したスピーカーが「シャラ―ホーンシステム」

 



1935年に完成したこのシステムに使われたコンプレッションドライバーが、コイル径2.84インチ、スロート径1.5インチの

Lansing「284」ドライバー

この284が285・287へと進化し



ランシングがALTECに移ってから、キャリントン社長が持ち込んできた軍事兵器を使うことになる、

超強力永久磁石アルニコvマグネットに改良され288となり、

 


技術の進歩の名の下に、進化?してB・Cやがて大型で、最強の288-16Gとなり

フェライトのH・・K、と退化し終焉を迎えた






同様にシャラホーンシステムに使われた、低域ユニットLansing「15XS」は改良され、

Lasing415となり

この415が、やがて蝶バンパー・FIXエッジはそのままに、

288と同時期に同じ理由で励磁からアルニコVマグネットに改造され

 

515シリーズとなった

オリジナルの515Aから、バスレフ用になり515B、振動板が代わりフレームが強化され、

やがて最強と言われる、なれの果ての姿Cへ


その後フェライトマグネットに変更になり「E・・、」


288も515もフェライトになりその進化が世の中に認められず、

やがてメーカーと共に消えていった様な記憶があります

 

 

 

 

当時、励磁型から殆どすべてのスピーカーがパーマネントに変わり、

励磁型は姿を消すことになった

アルニコマグネットにはメリットが沢山あったからだろう

 

最大のメリットは、電源が必要ない、発熱しない

一度セットしてしまえばその磁力は永久的

 

それにスピーカーの性能に大きく影響する、磁力が強力だということだと思う

 

励磁がアルニコに変わったのは時代の流れだけではない、

性能が良くて、簡単に作れて、メンテナンスが不要

 

しかも、音もそこそこに良い

 

 

 

これだけ良いことづくめなら、励磁が消えてしまったのも、うなづける

 

作る側も、使う側にも

明らかに、励磁からアルニコに変えるメリットはある

 

 

 

 

 

でも、

フェライトに変えるメリットは?

 

 

当時、フェライトが優れているという話は、聞いたことがない

 

 

単に、コストダウンなだけ?、

コバルトが手に入らなくなって、代用品として使われたと聞いている

 

 

その後、そのフェライトの特性を生かした回路(SFG回路)等が作られ

貧弱なマグネットでも、効率よく磁力を使い、良い音が出せるようになってきたと思う

 

 

たしかに最初からフェライトで設計されたスピーカーは、そこそこの音がすると思う

 

 

 

 

でも、当時アルニコの「代用品」としてフェライトマグネットが使われたスピーカーは

 

ほんとに音が悪かったです