オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

使い分けて楽しむ二つのネットワーク

2022年08月18日 09時21分17秒 | オーディオ


現在二つのネットワークで楽しんでいます

 

前回のネットワークの投稿の説明ではチョト分かりずらかったですね

 

7Aもどきオートトランスを使ったネットワークは二組あり

オートトランスはインピーダンスマッチングを取ったりしているのではありません



中高域の594ドライバーのローカットで使っているのは

「コイルとコンデンサーの並列共振回路」

を使って低域をカットしています


因みに高域はカットしていません

 

 

低域の415ウハーも、コイルとコンデンサーを使っての回路ですが


これは単なるローパスフィルター回路で高域をカットしてます

 

 

 

高域に付け足している594は、2μ~4μのコンデンサーだけでローカットしています

 597は二つ同時には鳴らしません、曲に合わせて使い分けてます

 

二つのネットワークは、回路は全く同じ共振回路を使ったネットワークで、

低域と高域はコイルやコンデンサーの部品も全く同じ方式ですが

 

中高域の594のハイパスの「コイルとコンデンサーの並列共振回路」に使っている


オートトランスのコイルの素材の違いとコンデンサーの違い

 

それにもう一つ中域の減衰も兼ねてですが跳ね返りを抑えるのに、


二種類のコイルを使い分けています

わかりますでしょうか?、

このコイルとコンデンサーの並列共振回路で素晴らしいカーブでローカットはできますが

 

問題はV時でまた、かなり低い低域が594ドライバーに入ってきてしまいます

これがこの共振回路方式の欠点です

 

因みにオリジナルの7Aオートトランスを使ったTA 7257はこの跳ね返りをそのままにしていますが

7Aオートトランスの共振回路でこのようなカーブが描けるのは1ワット未満だと言うのがわかりました


当時の1ワット未満のアンプではそれほど問題にならない程度の低域信号なのかもしれませんが

 

 

やはりこの低域信号が入ってくるのは気になります


そこで大出力のWE91Bの8ワットでもこのカーブを描き、

しかV字の跳ね返りの超低域信号を抑えるコイルを付け足したネットワークの制作

 

 

これが今回のオートトランス並列共振回路ネットワークです、

発案制作はTオーディオ、流石です


T氏が以前7A同様のコイルを巻いたものが倉庫から発掘され、

「七恵とななえ」、と名前は私がつけましたが

 

これはコアに高級金属「パーマロイ」を使った

7Aオートトランもどきの「七恵オートトランス」です

 

 

この七恵と2μのコンデンサーで素晴らしいカーブを描くローカットが行えますが、

この共振回路の問題は先ほどから何度もすみませんが、書いた通り

 

 

50Hzくらいまでは綺麗に下がりますが、その後またV字で上がってきて、

低い周波数がドライバーに入ってしまう事です

この跳ね返りを抑えるのにもう一つのコイルを使い抑えます、アッテネーター兼用で

 

前回の投稿ではこのパーマロイの七恵にファインメットのコイルを使い組み合わせていました

パーマロイとファインメットは音は最高なんですが、何と言ったらいいのか

良い音が体質に合わない私としては、この良い音は「楽しくない」

 

この楽しくない音を何とかしようと、

組み合わせるコイルをコンデンサーをとっかえひっかえしてみました

 

 

意外だったのはこの共振回路でパーマロイコアに古いWEコンデンサーは合わない、音の濁りが出てしまいます

それとパーマロイコイルとファインメットコイルの組み合わせは力が出ない、なにかが抜けてしまうような音

 

結局パーマロイコアオートトランスと、この安っぽいコンデンサー、と鉄心のコイルの組み合わせ

これが楽しくていい音でした

 

 

 

それともう一つ、F様から譲って頂いたトライアッドS46Aオートトランス、これもかなりいいカーブを描きますが

注、この良いカーブとはだらだらと減衰ではなく、

 

スパッと切れるほうが励磁型スピーカーには合う気がします

トライアッドs46AとWEコンデンサー(注、トライアッドと組み合わせると濁りや鈍さを感じません)

それにファインメットコイルの組み合わせで作ったのがもう一つのネットワークです

 

このトライアッドとファインメットの組み合わせは力が有ります、大迫力です

 

これは楽しいのですが、いかんせん比べると音が悪い、私が聴いても音が悪いのだから、多分かなり悪いと思うが

でも、この力と楽しさはなかなかのものです

 

どっちのネットワークが良いか、随分悩みましたが、

結局、二つ使って曲によって使い分ける事にしました

 

それでネットワークが二台並んでいます

 

七恵パーマロイ&シズキペーパーフィルムコンデンサー&鉄コイルと

 

 


トライアッド鉄&WEオイルコンデンサー&ファインメットコイルの組み合わせ



 

これだけの違いですが、音は全くの別物のサウンドを奏でます

 

クラシック系の時は七恵

ジャズはトライアッド

 

ジャンルによってカートリッジやスピーカーを変えて楽しむのも良いですが

ネットワークを変えて音楽を楽しむのも楽しいものですよ~


永遠のテーマ「良い音」とは

2022年08月17日 16時30分10秒 | オーディオ

ブログを書く間を惜しんで買い込んだ、キャンピングカーでの初旅です
 
 
群馬から九州迄、ちょっとドライブしてきました
 

5日間で2600キロを超える日本半周の旅^_^

 

 

群馬を出て、まずは山口で瓦蕎麦


唐戸市場で海鮮と悩みましたが、たかせの瓦そばにしました
 
 

北九州に入り能古島を望む浜辺で




美味しかった〜、
 
 
ご馳走様でした^_^
 

湯布院のエメラドブルーの素晴らしい温泉を堪能して


たぶん行かないと思うので疑似体験で
 
 

大分でべっぷ地獄めぐり、七つの地獄を巡ってきました
 

祭り大好きなので、四国に入り徳島の阿波踊り

観客ガラガラでしたが楽しかったです

予定外でしたが、
 
鳴門の大塚美術館でディープステートの絵画鑑賞等々楽しんできました

ここはチョ〜ヤバい美術館ですね
 

やっぱり地獄は嫌だなー


1日かけてみる価値有り?だと思います
 
因みに本物は何一つ有りません
全てレプリカで出来た博物館です、因みに拝観料だけは本物並みです
 
 

勿論、九州のオーディオファイルも訪ねたのも、前回のブログで書きましたが

 



 

 

旅の目的地は日本神話の始まり「高千穂渓谷」でした


九州は凄い処ですね、神話と伝説の地ですね

 

以前からなぜ九州は竹田の子守歌、島原の子守歌、五木の子守歌などの子守歌が何故多いのか不思議でした

 

が、

あまり神話と子守唄は関係無かったですね、

竹田もどうやら京都らしいし・・


でも、実際に走ってみると、

神話の里がうなずけるような雄大な地でした


事前に予約しなかった人はボートになれなくて、上からだけです
くそ〜、でもその代わりと高千穂神社までのハイキングは、なかなかの探索でした

 

神話以外にも人を祀った、神社の始まりも九州で

菅原道真(すがわらのみちざね)公のを祀った太宰府天満宮が最初だそうです

 

さてさて問題の高千穂ですが



天皇家のルーツをたどると

天照大神アマテラスオオミカミが先祖であると言われています、

 


日本神話によると、

太陽の神とされた天照大御神が、虐めにあったのか、人間界に愛想をつかしたのか

定かではありませんが、人類初の引きこもり症候群を発症して

 

天岩戸に引きこもってしまい、太陽の神が隠れてしまったので

 

その後、日本は闇に包まれてよくない事ばかり起きてしまったそうです

 

闇に閉ざされた国を何とかしようと八百万の神たちが

天安河原宮に集まり、

 

天照大神を天岩戸から引きずり出す作戦会議を開き


お祓いや、儀式に使う勾玉等三種の神器が作られ、
神楽等の舞が生まれたそうです

 

いじけて、お隠れになったていた天岩戸から、

楽しそうな神楽の舞を見ようと

 

顔を出したアマテラスオオミカミを八百万の神が引っ張り出して、

日本に光が戻ったそうです、

 

そして二度と岩戸に入らないようにしめ縄を張って結界を作ったのだそうです

 

めでたしめでたしですね〜


因みに、この神話で生まれたのが

榊、御幣、しめ縄、祝詞、神楽だと言われています

 

 

そんな高千穂に舞い降りた太陽の神、天照大神を御神体とする神社が

天岩戸神社なんです

 

 

通常の参拝では、隠れた天岩戸を見ることはできませんが

 

突然、

笑うセールスマンのような語り口の宮司さんが現れ

 

普段は閉められている戸を開けて、拝殿の奥へと進み

向こう岸の「天岩戸」を見ることができました

撮影禁止でしたので写真はありませんが、

ありがとうございました

 

 

現在の天皇家の祖先、天照大神の話も

その「笑うセールスマン調の宮司」さんが教えてくれました

 

因みに天照大神も生きているときは普通の人間で、

お米の作り方を広めた人だったそうです

 

成る程今も皇室で田植えをするのは、そういった意味があるのですね

 

高千穂はその発祥の地で、天照大神が祀られいるのは、

明治神宮の内宮です

 

勉強になりましたね〜

 

 

 

 

さてさて、ブログの本題

永遠のテーマの「良い音」について書かせて頂きます

 

 

綺麗な音、透き通った音、力強い音、心に浸みる音

 

良い音とは何か・・・・・

 

今回の旅でも様々な音の出会いがありました

阿波踊りの迫力の踊りと踊り子さんの掛け声、それに演奏も素晴らしい音でした

 

でも一番心に残ったのは

天岩戸神社の「笑うセールスマン調に語った宮司さんの声」

抜けは悪く、活舌も悪く、モゴモゴトと澱んで濁った語り声

 

ですが、この声は心に響くものがありました

阿波踊りの踊り子さんが発する、活気溢れる甲高い声も心に響くものがありましたが

 

笑うセールスマン調宮司さんのボソボソと語る声が

どうしても忘れられないものがありました

 

あの声はオーディの音で言えば「酷い音」なのに「心に残る」

 

音はより忠実に、そして綺麗に切れよくクリアーに

所謂ハイファイを目指しましたが

 

派手さは無いですが、ぬくもりの有るサウンド

これも、ある意味いい音と呼べる音なのかなー

 

情報量豊かなワイドでクリアーなサウンドよりも

 

ぬけなくて、ちょっと籠り気味でも、

かえってそのほうが「余分な音」が聞こえなくて

 

美味しい処だけを心に響かせる良い音になるのかなー

 

 

以前から思っていたことですが

WE555と15Aの音は

良い音なのか、悪い音なのか

判断は難しいですが

 

声を発すれば、

心にスーッと入ってくる、そんなサウンドを奏でるときがあります

 

 

何が何でもHIFIじゃなくて、

美味しい処だけを響かせるこんなオーディオがあってもいいのかなー

 

 

良い音の定義とは、、、、、、


オーディオは人柄を纏い、想いを奏でる

2022年08月16日 21時02分00秒 | オーディオ




久々にオーディオマニア宅訪問をさせて頂きました



キャンピングカーで群馬から神話の里、九州まで遠征してきました




まずは陶芸家の鬼丸サウンド


「美」


そんな印象を見た目も、サウンドも感じました


正統派のWEサウンドで、バッフルを纏った見た目の整った美しさは


音を聞かずともそのバランスの良さ、整った美が感じられました


聞かせて頂いたサウンドも、

思ったっ通り雑味や歪みを取り除いた乱れの無い


中高音重視の美しく優雅なサウンドでした



確固たる伝統を活かし、新たなサウンドを試み


その感性でスピーカーを作り上げる姿勢は素晴らしいですね


持ち前の美を持って作り上げた陶器スピーカー


でも音はまだまだ伸び代があるようで、我がP610励磁も是非試してみて下さい






続いては森山サウンド


「力」


迫力、圧力、底力、などの自然の雄大な力を感じました


常に先を夢見て、それを一つずつ実現してゆく


ロマンチスト


きっと常に夢見て、それを実現していかいと、気が済まないのでしょうね




こんな無垢のホーンは世界に一つでしょうね



無垢のバッフルが奏でる大らかで雄大なサウンドも

森林の雄大な自然を感じ素晴らしかったです



ご自宅のWEサウンドも、バッフルを纏いまとまりの良いサウンドですが


鬼丸さんと違い、低音重視の力のピラミッドサウンド


お二人ともバッフルを使って音の纏まりを得ていらっしゃるようですね



私は出来るだけバッフルを使わない方向で楽しんでいますが


バッフルを使った方がやはり音のつながりは良いようですね


ただ・・・・・、


私はやはり部屋も狭いし、

スッキリクリアなバッフル無しの方が好みです






最後は町田さんサウンド


「極」


励磁サウンドここに極まる、と感じたサウンドです



我がサウンドもなかなかだとは思っていますが


我がサウンドをよく聞く方もご一緒させて頂きましたが


その方曰く、

貴方の音から「邪気を取り除いた聴きやすい優しさを感じるサウンドね」


なんじゃそりゃ〜


「貴方の音はキツいし長く聴いていられないもの」


あっそ


確かに技術と理論とアイデアが見事に融合した

「励磁を極めた透明感とクリアなサウンド」

励磁を語るなら、是非こちらの町田さんを訪ねてみて下さい


素晴らしい励磁サウンドです

脱帽