オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

WE755A・WE728Bにツイーターを加えるなら

2024年04月22日 10時38分30秒 | オーディオ

フルレンジスピーカーは、勿論フルレンジ一本で使うべきだと思います

 

フルレンジの魅力は言うまでも無く、同一振動板による空気振動が行われますので

 

 

音の位置ズレや、音圧の違い、音色の違い、等々音を濁す要件が無く

ネットワーク等の音を分離するモノも使わないので

 

濁りの無い、正確で綺麗なサウンドを奏でます

 

 

が、WE755AやWE728Bは今となっては少しだけ

音の帯域的に狭く感じてしまいます

もう少し雰囲気を出したい

ほんのチョットだけ高域を足したい、そんな気持ちで様々なツイーターを試してきました

 

過去に合わせてきたのが

WE597A、ムラタES103、TOAホーンツイーター等々の

特性の優れたツイーターでした

 

 

フルレンジはそのままに、低域コンデンサーカットのみでツイーターを足してきたのですが

 

 

ツイーターをプラスした場合ツーウエイ・マルチユニットのスピーカーになりますが

ここで大切なのは、帯域や構造、特性の優れたものではなく

 

互いの振動板の素材を、出来る限り同一素材を使った

音色の違いが生じないユニットが良いと思います

 

コーン型のフルレンジであれば、追加するのはコーン型のツイーター



これが一番音に違和感が無く、バランスの良い音色で音楽を奏でますね

 


昔WEの劇場用では、WE555Wと使って声を主体に音造りをしていたそうですが、

時代の流れでワイドレンジが必要になり、ツーウエイに分けたネットワークは

 

声の帯域を切らないように250Hzに指定されたそうです

 

500Hzや800Hzでは声が両方のユニットから出てしまうので鮮明に聞こえない

その対策としての250Hzだったと聞いています

 

当時の755Aはもともと劇場用ではなくアナウンス用のスピーカーですから

ツイーターはありませんが

 

 

728Bはツイーターをプラスして757モニターとして使われていましたが・・・

今は超高値で取引されていると聞きますが、これは劇場用ではなく

検証用モニタースピーカーとしての組み合わせだったと思います

 

この時代の多くのモニタースピーカーはウーハーではなく

フルレンジに高域を付したものでした


BBCモニターと言われたB&Wの801Fも、フルレンジに

低域カットのスコーカー、ツイーター の追加でした

 


私がマルチユニットでの同一素材の良さを、一番最初に感じた

JBLの最高傑作モニター、4310も同様でした


このJBL4310は本当に素晴らしいモニタースピーカーでした


全体域にわたりユニットの違和感を感じない、音の纏まりの良さ

統一した音色で力強く奏でたスピーカーでした

 

 

ボーカルが見事なまでに色濃く密度の濃い音で

艶やかに色っぽく鳴り響いたのを覚えています

 

当時高校生だった私は、4310が欲しくって、

愛車のバイクを売って現金を手にして買いに行ったが

中古で出ていた4310は結局、他に売られてしまい二度と出会えませんでした

 

 

代わりに手に入れた当時最新型の4311Bでは、4310とは似ても似つかぬその悲鳴のような歌声に耳が痛くなり

販売店に勧められた、布団をかぶせて押し入れでFM放送を流しっぱなしのエージングを行いましたが

ゴジラのような悲鳴は変わらなかった気がします、短命な付き合いでした

後でユニットがフェライトに変わっていると聞かせれフェライト拒否症状が発症したのを覚えています

 

 

その後も、あの4310の美声を手に入れようと、

手を伸ばしたL300でも、これぞ究極と手に入れた4343でも

あの4310の歌声を再現することが出来なかったです

 

仕方なくLE8Tで十分だと自分に言い聞かせて、

その事をすっかり忘れていました

 

その後、LE8Tの元祖とも云える究極のフルレンジWE755AやWE728Bも手に入れ

三つの似たような音を奏でるアルニコ・フルレンジ・スピーカールームも完成しました

美声を求めて、再びツイーター探しを行ったのですが

WE597Aは素晴らしいのですが声の一体感は奏でられませんでした

 

ムラタのツイーターは音色は違和感が無いのですが、年代の違和感?

何か音色ではない、なにかが合わないんです(笑)

他にもJBLの076を使いましたが、キツさは和らぎますがあの歌声は奏でない

 

 

ダメもとで使ってみたLBLのL220から取り出したLE5-2スコーカー

 

残念ながら高域用ツイーターではないが

これ十分です、歌声に違和感は全くありません

 

紙のコーン型フルレンジに、当たり前だがコーン型の高域ユニットが

いちばん合いますね

そういえば、手が出ないような超高級器も、低域と高域は同一素材のようです

 

素晴らしい音を奏でるユニットの持つ、特徴的な音の良さよは

ときにお互いの魅力を打ち消しあうのかもしれません

 

フルレンジユニットで広帯域を求めるなら、まず音のバランスを求める

 

マルチユニットをマルチアンプで鳴らした時の声のバランスの難しさ

 

スピーカーに求められるのは、やはりトータルバランスなのでしょうかね

 

 


WE618Bと励磁は音の麻薬

2024年04月17日 23時13分25秒 | オーディオ
 


 

一度だけ使ってみよう

たった、いちどだけ、ほんのチョット・・・・、

 

 

その、たった一度の過ちを犯し、もし使ってしまったら

人生おしまい

 

もう、それ無しじゃ生きていけない

 

それを手にするために、様々なものを失ってでも

 

手に入れ、使い続けなければ気が済まない

 

 

 

まさにそれが麻薬です

 

 

 

そんなオーディオ製品があったら使ってみたいですか(笑)

 

 

JBLとの出会いも衝撃的だったが、レビンソンやクレルとの出会いも衝撃的だった

まだ、真面目なオーディオマニアだった頃の事・・・・

 

 

もうSPUやEMTは卒業だなこれからはもっとキレて伸びて鮮明なカートリッジが主流になる

 

アームもシリーズVが出たころだったと思う、MCカートリッジもより繊細に鮮明になった頃

 

MCトランスも、ヘッドアンプもベンデッタリサーチやらベンツマイクロやらと聞き比べていた時代

 

フォノアンプはアンコールだったかな?ML6Lと比べると、明るく薄くも感じたが現代的サウンドを気に入っていた

最終的に選んだのはべリオンから名を改めたコッターでした、

 

付属の銀線ワイヤーが折れたのを安く買って修理して使っていました

 

これ以上のMCトランスは無い!そう断言していた若き私に

 

 

 

根暗でひねくれもので、まさに因業爺の言葉がピタリの「お客様がいた」(笑)

 

「WE618Bを聴かずしてMCトランスを語られてもな~」

 

 

あのね、私は貴方のように懐古趣味じゃないの!最新のハイエンドオーディオの話をしているんですよ

貴方の言う555以上のフルレンジは無いだとか、音の力はWE聴いてから語れとか、

JBLモニターは偽りのサウンドだとか、言う事欠いて我がLE8TをWE755Aの成れの果ての姿とか言いやがって

 

あんたもう少し現代的なハイエンドオーディオ聴いて、古~い耳クソの詰まった耳掃除したら?

 

 

と、心で呟き

へ~、そうなんですか、機会があったら是非聴いてみたものです

 

バカヤロー二度と来るな!

と、また心で呟き、笑顔(偽りの)でお見送りして

 

ホッとした、翌日だったか?その翌日だったか?また来やがった

 

 

ほら持ってきたよ、聴いてみな

 

 

と、置いて行った紙袋に入ったMCトランス「WE618B」

そんなもの聞いても仕方がない、と思いながら家に持ち帰り聴いてみた

 

 

やっぱり音はコッターのほうが良い、分解能も高い、やっぱりWEなんてこの程度のものかよ

 

でも・・・、

何だか・・・・、音が違うなんだろう?

 

スピーカーから音が飛び出して、音が踊ってる

 

 

えっ!?、このレコードこんな音だったかな?

 

あれ?、このレコードこんなに楽しい演奏だったかな?

 

えッつ?

 

 

なるほど、これは何と表現したらいいのか、618Bは確かにある意味音が良い

でも密度はコッターのほうが、それにあの低音の迫力は618には無い

 

 

コッターのほうが音が良いと思う、と元に戻してみると

 

あれ~?なんで、こんなくすんだ音なの?低域詰まっているの?壊れた?

 

 

いや違う、今までコッターの魅力と思っていた分解能やキレ、低域の量感

全てが霞んでしまった・・・・

 

くそ~、こんなモノ貸しやがってあの爺め・・・、

 

後日、お返しに上がりましたが、何故か音の感想は聞かれなかった気がする

悔しいから俺も何も言わずにお礼だけ言った気がする

 

くすんだ音に聞こえるコッターは手放し

違った魅力のJS6600とSTX20でごまかして聴いていたが

 

目の前で聞こえる、リアルな歌声はどのトランスを使っても聴けませんでした

 

その後、仕事も変わり忙しくなりちょっとオーディオから離れていたが

再び熱が高まると、どうしても618Bが欲しくなり手に入れることになった

 

WE141Aを入手して618Bを取り出して聴いた歌声、スピーカーはALTECの405Aだったと思う

スピーカーの間に、シンガーが歌う姿が浮かんできた

 

あ、ヤッパリ~

そうか618Bは決して音が良いわけじゃない、音に活力を与えるんだ

 

単なる信号であった音が、歌声に蘇る、

 

ちょっと大げさだが「命を与えられたように、音が生き生きする」

そんな気がしたのを覚えています

 

その後、いくつかのMCトランスを使ってみたがどれもWEトランスは素晴らしいが

私が聴く限り音が生き返るのは「618B」だけの現象のようです

 

 

 

それと、もう一つの音の麻薬は「励磁」

知人のT氏の「288を励磁改良したから、ちょっと聞いてみない?」この誘惑に負けた

 

 

当初

そんな戦前の励磁方式なんて良い分けないでしょう?

自然淘汰されて、消滅した恐竜みたいなものでしょう?

 

寝ぼけた、昔のラジオみたいな雑音だらけのキリの彼方の古い音でしょ?

まあTさんが音が良いというなら、聴いてみても良いですけど・・・、

 

 

自宅の288Cと288励磁を聴き比べて、驚いた

 

心のなかで何故か「バビル二世の」テーマソングが流れた

「砂の嵐にかくされた~バビルの塔にすんでいる・・・、」
 
 
まさに今まで聴いていた音は、砂嵐に隠されていた音だったんだ
 
 
 
何だ~、この滑らかで艶やかな音は

 

ホントにアルニコ288に戻したら砂嵐で音の情報が消えているのが分かった

いちばん消えているのは「音のニアンス」雰囲気がアルニコでは全く伝わらない

これは、全て励磁にするしかない!

 

 

結局、

 

287-T×2

515B×4

Lanshing415×4

288-16G-FC×1

594E×2

597A×4

結局597Aは1っ本余っているが17本の励磁ユニットで

ステレオとモノラルシステムの励磁スピーカーで楽しむ羽目になった

 

当然、励磁電源も沢山所有することになる

励磁スピーカーあれも強烈な麻薬だった


オーディオ・レシピ

2024年04月16日 09時08分51秒 | オーディオ

日進月歩

確実に我がオ―ディオは最高の頂に到達しようとしている!

 

 

 

 

 

 

な~んて言葉を

一度でも行ってみたいものですね~(笑)

 

新しい試みが閃いて、

これはあの音が改善され絶対に音が良くなるはずだ!

 

考えていても、音の答えが出ない、早速やってみよう

取り合ずやってみて、もしダメだったら「元に戻せばいいや」

 

 

いつも、そんな優柔不断な思いで行ってしまい

「音が元に戻った事が無いのも分かっているのに」

またやってしまう

 

そんな事の繰り返し

やがて元の音が分からなくなる

 

物理的に元に戻したはずなのに、

何故か「心理的に音は元に戻らない」

 

 

こんなはずでは・・・、以前はこんな音では無かったはず

 

いや!、あれ?、え~とー

もとはどんな音だったかな~?

・・・・、

 

こんなことを繰り返していては「最高の頂に到達する日」は来るはずが無いと

その対策を少しは考えてみる

 

 

料理人は最高の料理をレシピに書き留めておくことが出来るが

オーディオ人はレシピをなかなか書き留めておかないですよね

音は、文章として書き残すのが難しいです

 

 

「スマホで録音して」この音はこのレシピ

こんな音にしたければ、これを使わない

また、あんな音にしたければこれをこう使う

そんな思いで、ユーチューブにもアップして音を保存しているが

 

 

不確定要素が多すぎてその音の再現は難しい

 

おおよその音レシピは経験から、だいたい出来るが・・・・、

最近、その経験も記憶もあてにならない(笑)

 

 

音レシピ・・・・を作るといっても

 

そのレシピの目的は

若い頃のチョン・キョンファのバイオリン協奏曲を情熱的に奏でる

とか、レコードを目的を持って奏でるレシピなのか

 

このセッティングは音は粗いが、どのレコードも力強く奏でる

といった、スピーカーや機器のセッティング側からのレシピなのか

 

 

やっぱり音のレシピは不確定要素が多すぎる

それに、以前パレットを持っていた時も、そのレコードに合わせて

各帯域のベストレシピを書き留めておいたが

 

 

あんがい当てにならないもので、結局やめてしまいました

 

 

結局、一期一会なのかな

 

その日の機器のご機嫌や、聴き手の体調、会社の業績、天候やら

様々な要因でベストサウンドの要素が変わることが分かった

 

 

機器のご機嫌は電源を入れてからの時間にもよると思う

昨夜の最高のサウンドレシピは昨夜だけの物

 

今日はもう得られないサウンドなのかもしれない

 


TA-7396はホーンでは無く、反射板による雑味除去システム

2024年04月11日 08時53分52秒 | オーディオ

WE22Aホーンの後ろにある

我がスピーカーシステムの特徴でもある「TA-7396型バッフル」

 

 

恥ずかしながら当初、私はこのバッフルを全く理解せずコピーして製作しました

 

使ってみて、このバッフルについて誤りがあったことが分かりましたので

誤りを書いた過去のブログを訂正するべきでしょうが

 

キリが無いのですみません、そのままです

 

 

 

訂正を含めて改めて書かせて頂きます

 

 

いちばんの誤りだったのは

このTA-7396を、「フロント・ロードホーン」だと勘違いしたことでした

 

 

 

このバッフルが作られた背景は

当時映画音響では圧倒的なシェアを誇った、

 

WEのワイドレンジシリーズを破り

 

 

Lanshingらが作り上げた、

 

シャラーホーンシステムが映画アカデミー賞を受賞し

 

映画音楽業界の最高のシステムを作り上げたからです

シャラーホーンの成功により

 

 

絶対的王座から転落したWEは

その、翌年に王座奪還の命を受けて発表されたのが

 

TA-7396buffle等を使ったミラフォニック・サウンドシステムでした

 

このTA-7396はてっきりシャラ―ホーンに対抗した

 

フロントロードホーンシステムだと思っていましたが

ホーン効果による(拡声)とは全く違ったものでした

 

 

 

バッフル(Baffle)とはその名の通り「邪魔板」であり

「撹拌」を行うモノであり、更に

ディフェーザーと言われる障害物を使った「拡散」を行う音響システム

 

 

 

音を「撹拌」し、「拡散」し、音の流れを作る

反射板システムがTA-7396だと今は思っています

 

 

ミラフォニック・サウンドシステムの正体は、単に音を大きくするのではなく

 

 

音(空気)を正しく「撹拌」し「拡散」する

「雑味除去システム」なんですが

 

 

 

そもそもの間違いは・・・・・、

某雑誌で紹介されているシャラーホーンのフォールデッド(折り曲げ)ホーンと

 

ダイフォニックシステム(ツーウエイの意味だと思った)のストレートホーン

と比較として書かれているが

 

これは大きな間違いだと思っています

 

 

ここに書かれている「音道」も、フォールデッドホーンではこれに近いとおもいますが

 

 

 

ダイフォニック、(ミラフォニック)の「音道と書かれたものは」

間違いで、音はこのように通らないと思います

 

 

真ん中の四角いディフェーザーが無ければ、

確かにフロントストレートホーンでしょうが

 

 

 

TA-7396はこの「ディフェーザーとバッフルの反射音」で音を奏でます

何度かブログで天邪鬼な音の特性で書いてきましたが

このシステムでは音を「押し出し続けて共振で拡声」するホーンではなく

 

 

反射を使って音の雑味を除去しているのだと思います

※一度ボロボロのオリジナルTA-7396バッフルの後ろで、知人の話し声を聞いた事が有りますが、生声よりも綺麗な声で驚きました。

その後、自分で作って組み上げた直後に自分の声を人に聴いてもらったら、あまり変わらないとの事で、自作じゃダメかとがっかりしましたが、数年たってスピーカーユニット交換時にバッフル後方で声を発したところ「あれ?いい声になるね~」と言われ、ホッとしました

 

私は、音の「雑味除去」がこのバッフルシステムの目的だと思っています

 

 

ついでに、ミラフォニックも、「鏡のように音を写し出す」のではなく

反射板で音を作る、ミラーフォニックシステムなのかもしれない

 

と、勝手に思っています(笑)

 

 

 

 

それと、これは偶然の産物でもありますが

 

音の反射、更にその効果を上げているのが

サブボードによる、「圧縮された音」によるものだと思っています

 

中高域のコンプレッションドライバーの音圧に合わせる為に

 

 

サブボードでウーハーの低域も圧縮したのですが

 

勢いの付いた音が、ディフェーザーとバッフルの反射効果で

「音の雑味」を取り除き「響きを加え」て

 

バランスの良いサウンドを奏でています

 

 

作った当初はその効果を知りませんでしたが

使い続けて、手を加え続けて、やっとその正体が掴めてきました

 

 

 

Lanshing415と287ユニットを使い

WEのミラフォニックシステムを使って奏でるサウンドは

 

鏡のように音を写し出しながら、Lanshingの魅力たっぷりに奏でる

 

 

 

人呼んで

WE乱心愚システム(笑)

 

なかなかのステムだと勝手に思っていま~す

 

 

 

 

 

 

過去の発展途上で書いたブログはあまり参考にならないかもしれませんが

訂正は致しませんのでご了承下さいね

ミラフォニックサウンドを奏でるTA-7396 Baffleシステム - オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

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憧れのミラフォニックサウンド - オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

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SPUは音の神髄を、活力溢れるサウンドで奏でます

2024年04月09日 00時10分00秒 | オーディオ
 


オルトフォンが好き、SPUが大好きです
 
 
 
 
SPUの奏でるサウンドは、最高の音質!
 
 
 
 
 
かと問われれば、そんな事は無いですね
 
フラットでワイドレンジ!軽やかに爽やかに奏でる
 
 
 
 
 
かと聞かれれば、そんな事も全然無い
 
ピークあり、ディップあり、でナローレンジ、もったり、のったり
 
 
 
では、クセがなく、どんな曲もうまく、卒なく奏でる
 
 
 
 
 
かと思われるが、個性的なサウンドを奏で
 
お世辞にも素直なカートリッジとは言い難い
 
 
 
 
 
 
ステレオ初期の70年前の設計で、特性は現代の最新のものともは、
 
もはや比べようもないオーソドックスなものなので
 
 
目を瞠るような素晴らしいサウンドを奏でるわけでもありません
 
どちらかと言えば、素朴なサウンド
 
 


 
 
 
じゃあ、そんなカートリッジの何が良くて使い続けているの?、と聞かれれば
 
 
 
SPUの活力あるサウンドに魅了され続けているからです
 
 
 
音の特徴は、ぐいぐいと力強く音が飛び出してきます
 
希少で高額な、オリジナルレコード盤のそれにもにたような
 
 
鮮度の良い音が、勢いよく押し出してくるのです
 
 
 


 
ヤマハ・ニックスの最初期のSPUがあれば、
 
国産レコードもたちまちオリジナルレコードに変身・・・?
 
 
 
 
と、まではいかないかもしれませんがね(笑)
 
 
 
「音に活力」が有るとは、
 
字の如く、「活きた力のある音」です
 
 
 
活きた力が奏でる音は
 
深みがあり、味わいを生みます
 
厚みがあり、骨太の安定感が有ります
 
太さがあり、芯のある説得力を奏でます
 
鮮やかさが、艶やかで華やかなサウンドを奏でます
 
 
音に活力があるとは凄いことですね
 
情熱や、熱気、活気、気迫、レコードを楽しむのに必要な音のエネルギーを奏でます
 
 
特筆したサウンドを奏でるわけではないですが
 
 
 
 
 
分厚い中域を中心に、しっかりした低音、輪郭のスッキリした高域
 
音楽を楽しむのに、重要な帯域をしっかり奏でる
 
 
毎日聴いても飽きがこない、お惣菜のようなカートリッジ
 
 
私にとっては、ご飯(レコード)には欠かせない、味噌汁(SPU)のような存在でしょうか(笑)
 
 
似たような味和のカートリッジは沢山あるのですが
 
いつの間にかSPUに戻ってきます
 
 


 
 
Gシェルは、GEとGT-EとCG25の三種類
 
Aシェルは、ニックス、ハーマン、初期ゴールドの三種類
 
 
 
 
余韻を楽しむGシェル、スッキリクッキリのAシェル両方楽しんでいます
 
 
 
 
昔は「音の良いSPUを求めて」様々な改良を行い、結果沢山壊してきました(笑)
 
 
GT-EやCG25も「こんなクルクル巻かれたスプリングのリード線の音が良いわけない!」
 
 
と、当然考えて
 
 
 
高級で音の良いリード線に変えたり、果ては単線をハンダ付けしたりしていましたが
 
 
 
 
音を良くすれば良くするほど、SPUの価値は無くなりますね
 
 
SPUの魅力を引き出すには、オリジナルが一番!
 


 
GTやCG25のリード線はこのスプリングリード線が
 
「いちばんエネルギー感を奏でます!」
 
 
 
 
SPUの魅力は骨格のしっかりした、エネルギッシュで艶やかな骨太サウンド
 
 
良い音を求め改良すると、この音の骨が細くなり「骨粗鬆症SPUサウンド」となってしまい魅力を失います
 
 
 
 
組み合わせる昇圧トランスは、ワイドレンジで鋭く音の良いトランスも良いですが
 
コッターやWE285LやWE618BよりもJs6600が好きです、昔のオルトフォンのトランスも良いですね
 
 
 
飽きの来ない音の神髄を奏でるSPU
 
 
 
長く作り続けて頂き本当にありがたく思っています
 
 
 
・・・・・・
新しいSPUも今度試してみようと思っていま~す
 
 

特性が良いそれが、良い音なの?

2024年04月04日 09時00分40秒 | オーディオ

私は「楽しい音」を求めてオーディオをやってきましたが

 

 

楽しい音楽を奏でるには、良い音が必要なのです

「良い音」とは、私なりにだいたい正体が掴めています

 

 

良い悪いとは、人の感性で感じる、人間の感情ですよね

決まった規格や定義ではありません、強いて言えば「倫理道徳」の定義でしょうか?

 

 

気持ちが良い、ワクワクする、ドキドキする、等々と同じで

「良い音」もひとつの感情表現だと思います

 

その音で音楽を聴いたところ「心の琴線に触れ」気持ちが揺れ

「喜びを感じた」「切なさを感じた」「歓喜に湧いた」等々の

 

 

心が動き「感動」が得られた音、それが

「良い音」の正体だと私は思っています

 

 

 

そう書くと、当然反論は

 

それは「良い音」の定義ではなく、「個人の好み」の好き嫌いだ、と吐き捨てられそうですが

 

誰もが嫌う「音が悪い一定の基準」はあると思いますが、

その基準外であれば、ある意味個人の定義に頼るのは仕方が無いと思います

 

五感を使った感性の感覚は「経験値によって違います」から

 

 

料理で例えれば

私が出汁を引いて手間暇かけたみそ汁は、感動的においしいときがあります

 

でも、インスタントの味噌汁しか飲まない人に

「今朝の味噌汁は感動的においしかった」と言ってもなかなか通じないです

 

味噌汁は所詮味噌汁の味でしかない、いつも同じ味、

 

と言われればそれまで

 

残念ながら乏しい経験であったり、五感を常に研ぎすませていないと

素晴らしいモノでも、感動を感じず、見過ごすことになります

 

 

 

良い音での感動の経験値が低く、研ぎ澄まされた感性も持ち合わせておらない

良い音で感動した経験が乏しい方は残念ながら

 

 

感動を感じる音とは関係ない「特性でその良さを測るしかありません」

 

 

周波数特性がどうの、過渡特性が良いの、歪率が少ないのが良い、ノイズが少ないのが良い、チャンネルセパレーションが良いのがいいの

挙句の果てに「良い音とは高音質」だ、高忠実度だのと

 

それこそ良い音と的外れの、馬鹿らしい定義です

 

 

工業製品ですから製作者側には規格も有り、一定の基準は必要になるとおもいますが

それは、メーカーの問題であり、ユーザーの選ぶ基準とは関係無いと思います

 

 

失礼ながら

化学調味料で洗脳されて繊細な味わいが分からない、味バカ

特性の良さが高音質と勘違いしそれが良い音だと云う、音バカ

どちらもよく似ている者同士だと思う

 

 

音も、味も、味わう事が大切だとおもいます

 

一瞬の濃さやインパクトでは無く

食べ終わった、聴き終わった、後の味わいの感動も大切

 

 

良い音で音楽を聴いて

「琴線にふれ感動」し、音楽に浸ったそんな経験が大切だと思います

 

経験が無いから、様々な特性に頼るのもわかりますが

そんなものは音楽の感動とは何の関係もないことだと思っています

 

 

味も音も繊細です、うっかりすると感動的な味や音を見過ごすことにもなります

疑念や偏見をもって聴と「心の琴線に触れて」感動するのはなかなか難しいのかもしれません

 

 

生演奏でも、レコードでも、CDでもラジオでも、聴いて感動したなら

何が自分の心の琴線に触れたのか考えてみると

 

自分の楽しめるオーディオ再生の近道になるかもしれませんね

 

 

音を楽しむと書いて、音楽

楽しみましょう