オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

音の良さ = 低音の解像度の高さ

2021年10月28日 09時57分12秒 | オーディオ

リズミカルで、音が奇麗で、違和感の無い

「気持ちのい~低音」

 

実はこれがスピーカーの一番難しいところですよね

 

 

スピーカーのBOX、箱のほとんどは「低音の為に」在ります

 

中音域や高音は極論するなら箱なんかいりません

現実にそんな製品も多くみられます

 

 

 

「低音が魅力?あんたも古いねえ」

なんて、時々言われることがあります

 

確かに低音に魅力を感じる世代は中年以降?

若い人はシャカシャカな中高音が好きなのかもしれません

 

でもね、実際の音楽などでは低音は重要な役割だと思っています

 

 

ですから古いといわれても、低音の魅力について書きます

 

今まで出してきた答えで、「ダメな音が悪い」と感じる低音は

滲んだ低音、よどんだ低音、量だけ出る低音、膨らんだ低音、弾まない低音、違和感のある低音

 

 

「音がいいと感じた」低音は

スピードのある低音、量と圧力のある低音、弾んでキレがある低音、中域と違和感の無い低音

 

 

そんな違いがありました、音がいいと感じる低音は

透明度の高い低音で・解像度の高い低音だということだと思います

 

 

これを実現するために

反応速度が速く無駄に動かない制動が効く「励磁型ウーハー」を使い

それにコンプレッションをかけて「圧」と「違和感」を調整してきました

 

これで理想的な「大迫力の低音」が奏でられたと思っていましたが

 

 

じつはこの低音の「迫力」に少し疑問を感じていました

 

この迫力は「まだ、ひずみの力を借りている」そんな気がしていました

 

 

「迫力とひずみ」これはある程度仕方がないものだと思っています

 

生の楽器でも大きな音を出すには、「テクニックとしてある程度のひずみを利用して」音を出していると思います

 

 

過去において、有名なスピーカーのウーハーもこのテクニックを使っていると思います

 

アルニコ・ウーハーが迫力ある低音を奏でる!

 

こう思っている(昔のJBL・ALTECファンの)方は結構多いと思います

 

私もそう思います

現に私の手持ちのALTEC515Bを「励磁に改良」したときに

 

「迫力」だけは失せました

 

暴れない、乱れない「励磁型」は確かに「迫力に欠けます」

 

 

この迫力が感じないことを、どう受け取るかだと思います

 

時々「励磁スピーカーは迫力がなてさ~」なんて言葉を聞きます

味の濃いラーメンを好きになった人は・・・・・・・、

 

音を歪ませ「迫力」と感じさせる、スピーカー・テクニック

この音が好きになった、味の濃いラ~音、好きの人は励磁は理解できないかもしれません

 

 

ひずみではなく、セッティングや複数使用等、使い方で迫力を演出するほうが

結局は近道なんですが、「低音演出」方法は難しい問題だと思います

 

まあそんな「低音演出」として「ひずみテクニック」は多少有っても良いと思っていました

 

 

やはり気になります、ひずみを使った大音量での低音再生

 

一番気になるのは音の暴れ

 

この原因の一つは「ハイカットのためにつけた「コイルとコンデンサー」

 

勿論最高の部品を使ってWEのコイルとWEのコンデンサーを使っていますが

音は滲みます

 

古くから使っているB&W801Fスタジオモニタースピーカーのウーハーは

 

ハイカットされていません

ウーハーはフルレンジで、

中高域にローカットが入っているだけです

 

ですからバランスも良く音の乱れも少ないです、(音色は好きではありませんが)

 

我がLanshing415でこれをやると、残念ながら紙の音が出てしまいます

 

 

500Hz以上800Hzかな?それ以上を出すと、「紙の」音がして中音の魅力を邪魔します

 



低音も中音も同じような素材で、音に違和感がなければ低音はフルレンジでも行けると思いますが

 

励磁ウーハーと違和感なくシステムに仕上げて市販したものもありますが

天文学的な金額ですね2千7百万円という金額は

 

 

 

紙のウーハーと、金属振動板では苦労します

 

 

ウーハーのハイカットに、コンデンサーやコイルを使わない

 

これが音のいいスピーカーシステムのキーワードでした

 

 

 

 

 

 

では

我がシステムで滲みない純度の高い低域の信号をLanshing415に伝えるには・・・・・


ネットワーク VS マルチアンプ

2021年10月27日 01時30分42秒 | オーディオ

マルチ・ユニットのスピーカーシステムで音楽を楽しく鳴らす

その最大のポイントは何か?

 

 

私も元はフルレンジ派で音を分割しないその魅力は解ります

今回はフルレンジ派の方々はチョットだけ黙って読んでくださいね()

 

私は複数の帯域の楽器を使って演奏する音楽では、当然ながら、広帯域に及ぶ再生が必要でそれには

ユニット一つではどうしても無理があると思っています

 

 

欲張らないで、無理な広帯域は雰囲気でもいい、

大切な中域がしっかりしていれば楽しい音楽は十分奏でられる、

 

 

そんなフルレンジの魅力も解ります



でも、私はマルチ・ユニットスピーカーでしか奏でられない

「エネルギッシュな大音量再生音楽」の世界も魅力的で素晴らしいと思っています

 

 

この大音量を叶えるマル・チユニットスピーカーをうまく鳴らすには、

抑えるべきキーポイント、「何を最優先にすべきか」が大切ですが

 

オーナーはそれぞれにその肝となるポイントを自分なりに持って鳴らしこんでいると思います

 

結論から言えばマルチ・ユニットスピーカーで音楽を上手く奏でる最大のポイントは

 

各ユニットの魅力を最大限に引き出すことではなく

システムとして、まとめ上げることが一番大切だと思っています

 

音楽を奏でる目的では、特性上が、どうのこうの言っても仕方ありません

 

まとまりの良いバランスの取れたマルチユニットスピーカーシステムを組み上げることが

 

楽しむ音楽を奏でるうえでは最も大切なことですよね


バランスの取れたうえで、
トータルの音色や音の傾向は「好み」とも言えます

 

人が理解できない見ることも触ることも味わうことも出来ない音楽信号を

我々が理解できる「音に変換」して、その音を楽しむことが出来るスピーカーは

オーディオで最も重要なものだと思います

 

大音量再生を叶える事が出来るマルチユニットでは、各帯域を奏でるユニットを、

上手くバランスを合わせて使うことが最重なポイントだと思います

 

 

複数のユニットを使うスピーカーで「音が悪い」と言われるその理由をあげると

 

・タイムアライメントがずれている

・位相がずれている

・音の大きさがずれている

・素材の違いで音色がずれている

・方式の違いで音の圧力がズレている

 

等々、一つ一つのユニットの音がどんなに素晴らしい音を奏でようとも、

各ユニット間の「何かのズレ」が生ずればそれは

 

音が悪いスピーカーとなります

 

様々なズレの生じない音の良いスピーカーを組み上げる

これは実は至難の業なんです

 

 

音をまとめると言っても複数のユニットに、同じ信号を各ユニットに送ったのでは

マルチユニットスピーカーの意味がありません

 

低域・中域・高域等の各帯域専用ユニットに、

その帯域毎に分割した音楽信号を送らなければなりません

 

 

音を分割するにはある種のフィルターを使って、

信号をディバイディング(分割)しなければなりません

 

大きく分けてその方式は 

ネットワーク方式とマルチアンプ方式に分かれます

 

その方式による大きな違いは

 

増幅される前の純度の高い音楽信号自体を、

「チャンネルディバイダー」を使って各帯域に分けて、

各帯域毎のパワーアンプに送り増幅する

 

「マルチアンプ方式」と

 

 

パワーアンプで増幅した後の最終信号を

LCネットワーク」で分割する、いわゆる

 

ネットワーク方式があります



其々にメリット・デメリットはありますが

 

市販されている一般的なスピーカーの99.9%はネットワーク方式をとっています

 

先ほど挙げた音が悪くなる要因を、ある程度解消したうえで

LCネットワーク方式でスピーカーシステムとして売り出されるのが一般的です

 

お分かりだと思いますが「ネットワーク方式」はパワーアンプで増幅した

最終の音楽信号を分割することが目的ですので

 

音質を良くするためのモノではありません

 

正直言って使わないに越したことはありません

トランジスターや真空管を使って「最高の回路で増幅した信号」を、

コイルやコンデンサーを使って各帯域に分けて

 

更には各ユニットの音圧を合わせる為に抵抗まで使って、

増幅した音楽信号を分割するネットワーク方式

 

音が良くなる訳ありません、

 

そんな「音を悪くする部品だけで構成されたネットワーク」にも

 

実はいくつか「メリットがあります」

最大のメリット、それは「音の統一化を図り一体感を出す」ことが出来るのです

 

冒頭でも書きましたがマルチスピーカーの最も重要なポイントは「音をまとめ上げること」

 

それにはネットワークを使って「音の統一化を図る」ことが一番簡単な事なんです

 

☆注!、あなたそれは違いますよ

音の「純度を落として塗りつぶした」だけと言いたいのはわかりますが、

もっと建設的に考えて下さい

 

スピーカーシステムとして、個々のユニットのバランスを取るには最適な方法でしょう

現に多くの市販品のスピーカーが、この音が悪くなるネットワーク方式を採用していることからもそれが立証されています

 

 

 

 

 

オーディオで最も不要なものは、

 

各機器の配線ケーブル、スピーカーケーブルもそうですが

そんなわけで最も不要なものは、「ネットワーク」と言っていいと思います

 

 

 

これもまた私の勝手なオーディオ理論ですが

 

オーディオで「最も大切なモノ」は?

 

それは「要らないモノ」

必要悪なモノがいちばん重要だと思っています

 

 

これは音を悪くする、「抵抗」になる、ものほど実は重要だという事

不要なモノが実は一番音質を左右すると思いますので、

 

不要な部分には細心の注意を払い最高の部品を投じてきました

ネットワークは空芯コイルや鉄心コイルのモノなど

実はとてもとても大金を投じ、アンプ以上に情熱をかけて様々なネットワークを作ってきました

 

 

それは、は殆ど私が音楽が楽しいと感じたものがネトワーク方式だったからです

 

 

良いネットワークを作り上げることが、マルチスピーカーの成功の秘訣だと思って頑張って作ってきました

 

これに対して、市販品では殆ど使われない音が良いマルチアンプ方

純粋な音楽信号自体を「ディバイディング」して、各帯域の信号に分けて

 

それぞれのパワーアンプで増幅しますから音は最高に良いです

パワーアンプの性能も、各スピーカーユニットの性能も最高に引き出せます

 

音が圧倒的によいのは良いのはマルチアンプ方式

これに異論を唱える人はいないでしょう

 

では何故市販のスピーカーの99.9%が、この音の良い方式を取り入れないのかという事でよね

 

わたしも当然オーディオマニアですから、良い音を追及してきましたので

マルチアンプ方式を以前は行っていました

普通のALTEC817スピーカーシステムで映画を大迫力で見ていたころは

トランジスターアンプでマルチアンプを行っていました

 

 

その後、音楽オーディオでもALTECを使い始めて、トランジスターアンプでは音が硬くて仕方がないので

真空管アンプに切り替えました

 

クイックシルバー8147モノブロックアンプを四台使った、マルチアンプスピーカーシステムでした

私はマルチスピーカーシステムでマルチアンプ方式を行う場合

 

「絶対的に重要なのは同じパワーアンプを使う」ことだと思っています

 

ユニットのバランスを取りスピーカーシステムとして音をまとめ上げるには

 

傾向の違ったパワーアンプを使ったのでは、音をまとめるのが困難だからです

何度も言いますが音の良いスピーカーはバランスの取れたスピーカーです

 

 

以前の我が普通のALTEC817のマルチパワーアンプ方式が崩壊したのは

このブログの一番最初の頃に書いたことですが、WE91Bアンプを使ったことが原因でした

 

WE91BというALTECと最高に相性のいい素晴らしいアンプに巡り合い

 

それまでのマルチアンプ方式は奏でられなかった「一体感を持った楽しい音楽表現力」がそこにありました

 

市販のネットワークから、オイルコンデンサーを使ったネットワークを作りあげ

一体感、躍動感、何よりも情熱的に奏でる音楽に魅了されて、ネットワーク方式になっていきました

 

 

勿論、真空管アンプでも低域にクイックシルバー8147高域にWE91B

マルチアンプを試みましたが音圧、音色等々、共に全く合いませんでした

 

まさにバラバラの素晴らし音色のユニットが奏でる「最悪の音楽」でした

 

当時WE91Bという素晴らしいアンプを使うにはネットワーク方式以外は考えられませんでした

 

 

マルチアンプ崩壊の一番の理由は簡単です

 

私には将来どんなに頑張ってもWE91Bアンプを6台揃えられない」そんな自信はあったので()

キッパリとマルチアンプを諦め、ネットワーク方式に変更し専念しました

 

 

でも今は手元には

300Bプッシュの WE86型

おなじみの WE91Bレプリカ

入力に285LやWE348を使った音の良い WE91

EKジャパンの WE300Bを使ったシングルアンプと

 

なんとWE300Bを使ったアンプが4セットもある

 

音が似たWE350Bを使ったアンプもある

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 

何かオーディオマニアの血が騒ぎ始めた今日この頃です


憧れ夢みて、夢を叶えた”パレット”

2021年10月21日 01時13分06秒 | オーディオ


CELLO AUDIO PALETTE

私の人生を変えた、ミュージック・リストレーション・システム

 

先日のJC-2の思い出では書ききれなかったです、やはりパレットには格別な思い出がありました 

連続の思い出話で恐縮ですがお付き合いください^_^

 

 

あれはCDの登場で、アナログが終焉を迎え、世の中が一気にデジタル時代に突入し 

オーディオ業界に変革が起きたころのことでした

 

 

私はクレルのアンプとJBL4343でご機嫌なオーディオライフを楽しんでいた頃のこと

 

MLASを辞めたレビンソンが、ミュージック・レストアラー

オーディオパレットなるものを持参して、来日した事をメーカーの人から知されました

 

 

えっレビンソンが会社を辞めた?

世界のオーディオを制した、自分の名を冠したオーディオ界最高の会社を辞めたんですか?

 

何故?

 

 

私のオーディオの人生を変えたのはJC-2だったが、この時はレビンソンが

我が愛器となることは無かった

 

いつかはレビンソンと思っていたが、なんとレビンソンは会社を辞めてしまい

新たな会社で、新たな製品を作ったとのこと

 

 

幸運にも後日その製品に触れることができた・・

そして、その製品に惹かれて、何かが私を動かし我が人生が変わった・・・、

 

 

「チェロのパレット」この素晴らしい製品を自分のモノにしたい

このパレットを私は〇る側ではなく、〇う側になりたいと

決心しました

 

まあ、他にも理由はあったのですが、背中を押してくれたのはパレットでしたね

職を変えて、パレットのオーナーになるべく奮起し、

 

4年で手に入れた思い出での製品です

 

当時300万円の、(冒頭のパンフレットでは210万でしたが実際にこの値段では売ってもらえませんでした、最終は確か400万)

 

たかがイコライザーでしたが、私はこれさえあれば、

オーディオは事足りると思ったほどの惚れ込み様でした

 

 

マークレビンソンへの憧れ、それは勿論ありました

当時世界最高のアンプを作り上げ、自らの名を冠したMLAS会社を辞めてまで

 

何か新しい事をやりたかったのか、

それはレビンソンの会社ではできない事なのか

 

新に立ち上げた会社で作った製品に興味が湧きましたが

 

作ったのはアンプではなく、なんと周波数イコライザー

 

オーディオの花形、アンプ等の主装置では無く

言わば脇役の装置でデヴュー

 

これもすごいことだと思いました

 

そういえばLNP-2もマスターテープのモニターミキサー的なモノだったと思う

(私の想いではレビンソンはテープモニター、ジョンカールはレコードモニターに思えました、フォノはLNPよりJC2のほうが・・・・)

 

 

脇役オーディオ機器の周波数イコライザーで新しい会社を立ち上げるなんて、

 

レビンソンの何か強い想いを感じるものがありました

 

 

 

レビンソンの想いとは別に、

ちょうど私も「イコライジング」に強烈に興味を持った直後の事だったのです

 

帯域をコントロールする技、イコライジングを始めて凄いことだと思ったのは

マッキントシュXRT-20というスピーカーのセッティングでした

 

 

群馬で知らない人はいない、ラスクで超有名なお店の店主さん

 

当時はまだ大きなパン屋さんでしたが、その宅にXRT-20の納品のお手伝い?させて頂いたとき

 

新品を買うと無料でこのサービスが受けられるという

「ヴォイシング」の技を見せてい頂き、その驚きの効果を聴かせて頂きました

 

 

斜め横の位置からその様子を見ていたのですが、メーカーのサービスの方が

何かの部品を差し替えながらつまみを調整していくと

 

あれよあれよという間に、音の滲みが消えて、見事にスピーカーの間に

みるみる音像が浮かび上がってきました

 

 

まるで魔法を見ているような気がしました

 

思わず、「凄いですねーこれ幾らでやってもらえるのですか?」

と、つまらぬ言葉を口に出したと後悔したが

 

「14万ですよ二回目の調整から」

(35年以上前のうら覚えの言葉で多分14万と言われた気がしました、ちょっとしたスピーカーが買えると思いましたから)

 

「これは、マッキンのスピーカじゃないと出来ないんですか?」

 

ニコッと笑って、「ぜひ買って下さい」・・・・・

 

 

流石プロの技、でもこの技術料は出てきた音からすれば「安い」と思ったのも事実です

 

後日談があるのですが、このお宅に数か月だったか一年後だったか経って伺うことが出来ましたが

 

聞かせて頂くとあれ?、見事に音像が崩れていました、よく見ると家具やオーディオ機器、

その配置が大きく変わっていた

 

なるほど、ボイシングは家具やスピーカーを動かしたら、「あの人を呼んで」またやり直さなきゃならないんだ

 

それを行わないとまたこのバラバラのサウンドになってしまうんだ、ボイシング、イコライジングは凄い技だと感動していた

 

 

そんな矢先にレビンソンが、新しく興した会社で最初に作ったのは

〝音色バランスコントローラー〟のイコライザーとのことで強烈に興味が湧いたのです

 

 

新しい仕事を頑張って、事務所も構えて

四年後に夢が叶って手にしたパレットの感動は忘れられませんでした

 

 

パレットはそれまでのグラフィックイクォライザーとは全く違う使い方でした

 

周波数特性を変えるという目的は同じですが、ボイシングやグライコのように

部屋の特性をイコライジングをする目的ではなく

 

再生するレコードをイコライジング、まあ部屋のボイシングも兼ねてにはなるが

 

ソフト毎に聴きながらトータルのバランスを感覚的に調整する機器

 

通常ボリュームで最適な音量調整を行うが

そのボリュームが一つではない、15Hz、120Hz、500Hz、2KHz、5KHz、25KHzのポイントでも音色をコントロールすることが出来る

 

手に入れるまで四年を要したので憧れのパレットのカタログの隅々まで読んだ気がしていた(笑)

 

 

ソフト毎に音色を自由にコントロールする喜び。アンプを変えなくてもスピーカーを変えなくても

 

その全く違うジャンルであっても、その「レコードの最適なサウンドを」奏でる事が出来る

 

この快感を一度味わったら最後、この魔力から逃れることはできなくなるんです

 

 

声の張りも豊かさも自分の好きなように自由に変えられる

まさに自分の好きな再生音楽を堪能できる

 

 

XRT20ではプロの技を見せて頂いたが、

 

パレットは素人でもある程度「感性で決める」事が出来る。

だが、問題はその「感性が無ければ」とんでもない音を奏でることも痛感した

 

パレットを使いこなす決め手は自分の音楽的感性を磨くことだと感じました

 

生演奏をもっと聴いて、

レコードをもっと聴いて

自分の感性を磨かなければ使いこなせない、

 

間違った使い方をすればパレットに失礼だ、

 

音楽感性の鈍い私は、間違った使い方をしないように記録を残すことにしました

パレットシートを何百枚もコピーして、愛聴盤に入れて聴くたびにメモしてました

 

4343とかマーチンローガン、B&W等、スピーカーや

カートリッジ、トランスも、マーチンローガンでは湿度も書き入れました(笑)

 

因みに各帯域の特徴は

15Hz:マーチンローガンでは効き目無しで絞り気味(笑)、4343ではオルガンの低域などを調整できたが、トランジェントを良くするために結構絞っていた

120Hz:マーチンローガンの低域、4343では中低位域で音の厚みが調整できた

500Hz:これは量が一番変わった、ここは大切な帯域、500クロスのスピーカーの音が悪い理由が分かる

2kHz:マーチンローガンの肝、美声調整

5kHz:女性の声が細くなったり若くなったり、ジャズのどぎつい音も調整可能

25kHz:なんとなく雰囲気が変わる、空気感の調整

 



せっかく6帯域も調整できるのだがメインスピーカーのマーチンローガンCLSでは

4帯域ぐらいしか効果が無かった(笑)、でも雰囲気は替えられ、自由に音楽を奏でられました

 


そんな音楽を操れるオーディオが楽しかった、

つまみを回すのが楽しかった

 

 

〝オーディオパレット〟の高級なアッテネーターのつまみを回すと感性が擽られ、快感を感じました(笑)

 

これを手にしたオーナーしかわからない特殊な感性が背筋をゾクゾクさせる、回す音も触感も

 

私流のその調整は、チマチマした動きではなく、まずは大きく大胆に回して

徐々に小さく調整していく

 

 

確かマニュアルでは確か上からやれと書かれていた気がしたが

 

私は上からや、下からではなく、500から回すことが多かったです

 

500を決めてからその上下を責める

 

 

帯域ごとに調整の幅が違うが、最後の一ひねり、”カチ”で、

 

オッ!、決まったね、そんな一人語を心でつぶやきながら調整していく

 

 

これを一枚一枚のレコード毎に調整して、パレットシートに記入するのだが、


記入したものは廃棄してしまい未記入のシートです

次の再生で同じに配置に調整しても、なかなか同じ感動は得られなかったです

 

何かが毎回違う、何だろう、電圧なのか、湿度なのか、体調なのか、会社の成績なのか

 

 

同じに調整しても毎回違うので、結局同じ紙に何ども書き直すが、

 

 

大体似たような位置で微妙に違うことが分かってきた

まあ、時にはシートを無視して大胆に回して聴いてみると、

また違った出会いが有ったりしてほんとに音楽を聴くのが楽しかった

 

 

毎日レコードを聴いていた(30年経った今も変わらないが)

だが毎日音楽を聴き電源スイッチがないこの初期型パレットは約四年でノイズを発した

その都度10~15万くらいの出費が出た、

 

天板に穴をあけて空気を循環したら故障も減るよ、メーカーも新型はそうしてるよとアドバイスされたが、新型になるほど・・・・

壊れないかもしれないが、メンテナンスも楽になるように様々な改良が行われたが

 

それってユーザーへの「音をよくする」新型なのか

 

メンテナンスする人にとって「使い勝手を良くする」新型なのか、

 

 

かなり疑問に思い、オリジナルのままの姿勢を貫きました

 

 

私の事ですから当然コードもいろいろやりました

結論から言えばオリジナルが一番かもしれませんが

 

音色の変化で選んで私はベルデンのマイクロフォンコードを使っていました

これが一番音色の変化が楽しかったです、

 

当時流行ったアクロテックやオルトフォン8Nなどは音の変化が薄く面白くなかった気がしました

 

 

 


cello AUDIO PALETTEの使いこなしでもう一つ大切なのは相方に

 

cello AUDIO PERFORMANCEパワーアンプを使う事です

大きな声じゃ言えないかもしれませんが上記写真は1996年ころの我が「保険事務所の接客スペース」です

レコードが置いてあるところにお茶を出して保険契約していただいた接客テーブルです

保険契約のお客様に心地よいBGMを聴いていただこうと・・・・・・・、

 

ちょっと行き過ぎてしまった気がしましたが・・・・、あくまでBGMの装置です!

 

 

 

 

 

ちなみにBGMサブシステムも隣にあって、

チョット見えませんがマッキンの22と240とLUXでサブBGMを奏でていました

 

・・・・・ちょっとBGM装置にしては贅沢したかな~と反省しています

 

 

 

話は戻って

パフォーマンスは最初、音楽のパフォーマンスを演じる

オーディオパフォーマンスアンプだと思っていましたが

 

違いました、パレットの音色の変化を演じるための

 

パレット・パフォーマンスアンプだったのです

一度手持ちのA7にパレットとパフォーマンスをつないで聞いたことがありますが

 

見事なまでに全帯域「奇麗な優雅な響きの」チェロのサウンド、

 

全くALTEC A7の「温度感ある力強い響き」を殺して

 

パレットの奏でる滲みの無い美しいサウンドを演出しました

ある意味、凄いアンプだと思いましたが

 

A7の魅力を全く感じなくなってしまったので、この組み合わせは一夜限りで終了しました、

今思えばもう少しいろいろやってもよかったと思いましたがあの頃は

 

早いものは「秒」で、時間をかけても一時間はかからずに結論を出していました、

たとえその準備にどれほどの時間がかかろうとも(笑)

 

 

準備に丸一日かかって音が出るころには疲れ切って、どんな音だったかよく覚えていないこともありました(笑)

94年6月の上の写真はJBL#4343の時代はもう終わった、

これからは新しいスピーカーの時代が始まる、さらば#4343と思って売りに出そうと思ったが、

 

まてよ、強烈にあこがれたあの瀬川氏が行ったレビンソンマルチをまだやっていない、

4343を売る前にあの音を再現しよう、

 

あれをやらなければ#4343を使ったことにはならない!

 

でもアンプはチェロだし、レビンソン持ってないし、でもやりたいし・・・・・

 

 

あのさー、悪いんだけど君のML2L貸してくれない?

 

 

この電話を繰り返すこと何人に電話しただろう、趣旨に賛同し借りてきたML2Lは8台

とても我が家では電力が足りない、

 

ついでに部屋までお借りして、「さらば#4343」の会を開催

パレットを持っている友達にも電話してなんとパレットをモノラル使用で接続

RCA⇒レモ⇒フィッシャー⇒レモ、この複雑な配線に半日を要した(笑)

これも楽しい思い出だった

 

 

 

全てのML2Lをお返しして、また

 

穏やかなパレットとの日常が戻ったが

そんなる日、マッキンC20を使う別の友人が

 

お前のイコライジング理論もいいけど、お前のプリアンプRIAAカーブだろパレットで完璧に調整したとしても、

 

入口のLPの再生イコライジングカーブが間違ってたら、

 

意味無いよ、

 

間違ったイコライジングカーブを、さらにイコライジングしても「まともな音が出るわけないよ」

 

 

と言われて、何故か頭にきてしばらく口をきかなかった思い出があります

 

あれから30年以上経ちますが未だに私の中で答えが出ていない事でもあります

 

 

フォノ・イコライジングカーブの調整はフォノイコで行わなければ

本当のサウンドは奏でないのか

 

全体の装置や、パレットでイコライジングを行ってもいいのではないか

 

 

イコライジングする、均一化するということは、

最終的に出てきた音で評価して良いのではないか

 

その答えが出せないまま、

そんな彼の言葉から徐々に、イコライジングの行為から冷めてきたきがしました

 

 

そしてそのころから

WEにも「改めて」興味を持ち始めた

 

WEの音が悪いんじゃない、なぜか使う人たちが因業で

 

音が悪く感じていただけだった(笑)

WEサウンドの本当の音の良さや濃さに酔いしれてくると

 

それまでのHIFIサウンドが急に「薄く」「か細く」何か「偽装的に作られたサウンド」に感じてきて

WEが本物のサウンドに聞こえ始めたころ

 

 

追い打ちをかけて

知人がマーチンローガンにはこのアンプがいいんじゃないのと言って持ってきた

安っぽいアンプFoBのSD05なるアンプを繋いで「驚いた」

 

こんな元気いっぱいに乱れなく見事に歌い上げるマーチンローガンを聴いたことが無い、

 

イコライジングで楽しむ音楽から、また違う世界に入った気がした

 

 

そして更に

一人で始めた事務所でリスニングルームも兼ねていたが

あくまでBGMのオーディオだったが

 

いつの間にか社員は5人、事務所は狭くなり

 

しゃちょ~!オーディオ機器置く前に、社員の机を置かせてください!

 

と怒られ

 

当たり前だがオーディオを行う環境が無くなり、パレット・パフォーマンスなどのオーディオ機器は

売却され私のハイエンドオーディオは終焉を迎えてしまった

 

 

あの時を思うと涙が出てくる

 

しゃちょ~!オーディオの機械なんか買お金があるなら「給料上げてください!」

 

あの事務員の言葉も忘れられない

(まあ、ごもっともな言葉なんですが)

 

 

売却しようとしたが、汚い古いWEのアンプと、無骨なALTECのスピーカーが売れずに残り

 

 

私のオーディオは終わった

高校生から絶えることなく続いたオーディオのローンも終わった

 

仕事の明確な目的を失った(笑)

オーディオ機器を買うために仕事を頑張った日々が終わり

 

これからは

社員の為、もちろん家族の為に

”楽し~く仕事に打ち込む”と心に決めて

 

オーディオを忘れていた

 

 

 

子供も社員も独立、また少し余裕ができて

 

 

 

 

むらむらっと、気持ちがオーディオに気持ちが向いてきた

 

 

よし

 

オーディオ再開!して、

レコードで音楽を楽しもう

 

と、思ってこのブログと共にまたオーディオを始めたわけです

 

 

 

 

想い出話にお付き合い頂き、ありがとうございました


MLAS JC-2 が教えてくれたもの

2021年10月18日 10時24分33秒 | オーディオ

突然ですが嫌な夢を見ました

 

JC2が煙吐いて燃えた夢です

 

 

場所は何処だろ、昔の事務所かな?

 

何人かで、なぜかJC2の蓋を開けて聴いていて

 

凄いね〜、いいね〜〜、とか言いながら

 

 

誰かが、「じゃあ元に戻すか」とか言いながら電源のコンセント🔌を抜いた直後

 

基盤から煙が出て、コイルのような物が溶け出しながら火まで出たんです、

 

すぐ消えましたが

 

何故か隣にオーディオショプのスタッフさんがいて

注、今は亡き故人のスタッフさんです

 

「あ〜もうダメだね、修理不能だよ」

 

と、言われて

 

 

何故か「オーディオを辞めてしまう」夢なんです

 

嫌なゆめでした

 

 

我がシステムでも驚異的な長期間使い続けているJC2

 



思い起こせば・・・・・

初めて聞いた衝撃のMLASサウンドそれも・・・JC2だった

 
 
 
 

初めてMLAS JC2の音を聞いたのは高校生の頃だったと思う

 

いつものオーディオショップで、いつも鳴っていた

聞きなれたJBL 4301?いや、L26だっだと思った?、

そのいつものサウンドを奏でるシステムに、

 

「凄いアンプが入ってきたよ、驚くよ聴いてみる?」

 

と黒くとても薄いアンプをもったいぶってつないで聴かせてもらったのが

噂に聴いていたMLAS JC2だった

 

なんというかほんとに「音が生きていた」

「情熱的でエネルギッシュ」それでいて物凄く鬼気迫るような

迫力と活力に満ちていたサウンドだった

 

 

スゴイ!、いつかはこの夢のようなオーディオ機器を使ってみたい・・・・、

勿論、高校生の私には天文学的な金額のアンプだったが

 

「レビンソンの狂気」に出会った感動は今も忘れられない

 

 

以前も書いたが、中二の時、JBL L200Bに震えるほど感動して、憧れ、

なんとか手が届く憧れのJBLを、アルバイトしてやっと手に入れたのがLE-8T

1980年頃

高校になって最新のアンプ山水AU-607をやっと買って

 

人生最初の詐欺に会い、買わされたJBL4311と

 

これぞアメリカンサウンドと憧れのUSマランツモデル140を手に入れ

 

 

オーディオの為にバイトに明け暮れた高校生としては、

最高のオーディオマニアと自慢していたあの頃だったが

 

 

聞かせてもらったマークレビンソンンは、

雑誌でしか知らなかった、素晴らしいオーディオの世界を聴かせていただき

まさに、遥か彼方の「夢のオーディオ機器」「オーディオの頂点を知らされた」そんな気分だった

 

 

そんな愛しきレビンソンを眺めに、毎週のようにショップに行っていたら

 

 

店員Mさんに、「かなり近い音がするよ」と言われて

買った海外製高級オーディオアンプはAGI-511B

 

 

4311で懲りていたので、俄かには信用できなかったM氏だが

AGI-511Bとマランツ140が奏でるサウンドは

 

キレのある活きたサウンドだった

 

憧れのアメリカンサウンドの入門

1981年頃?

AGIだったが、何故か気分はマークレビンソンだった?(笑)

 

 

 

その後も買えないまでも通い詰め、次に店で聴かせてもらったのは

最高級LNP2L

 

JC2とは何か風格が違った、なんというかお兄さんのような豊かな余裕があった

JC2は「やんちゃ坊主」兄ちゃんにはかなわない・・・、そんな気がした

 

 

その後、ほどなくその店で聞かせてもらったのが新型の、ML-1L

 

ゲインが違うせいかスピード感があったが、圧倒的に違ったのは、「低音」

 

”すげ~何だこの低音は”、低音の量が重さが低さが桁違いに違う

 

 

重く低い低域だけではなく、高域の伸びもケタ違い

突き抜けるように鋭く伸びてくる、ML1はすげー

 

JC2はなんだかボケたような音にも聞こえてきた

これからは力とレンジ感のある広がりが大切なんだと思った

 

そんな幾つかのMLASを聞かせて頂き、絶対何時かはMLAS ML1と目標を持っていた

 

 

やがて、AGIを卒業していよいよ次なるプリアンプを・・・

ちゃんと働き出してローンも組めるようになった、

よし憧れのMLAS ML1を60回ローンで・・・

 

 

と、ちょうどそのころ最新のML7Lが発売された

運よく直ぐに聞かせてもらったが

 

 

それは今までの力と迫力・鬼気迫る緊張感のレビンソンとは違った音に感じた

はっきり・すっきり・くっきり・キレの鋭いレビンソンに感じた

 

”すげー音だ”とは思ったが、何か新しい音に大きく変わったような?、ちょっと違う気もした・・・

 

夢にも出てきた、いつもの店員Mさんの話では

 

:今までのモジュールでは実現できなかった最新の回路設計だよ、来るべきデジタル時代が来ても本格的に鳴らせるのはこのアンプしかないよ!

・・・・・・、

☆このM氏には以前中古の4310を買いに行って、売れちゃったから最新の4311Bを買ったほうがいいよ、こっちのほうが音がいいよ、と言われ買ってひどい目にあっていたので躊躇していた

 

やっぱりML1Lかな~、いや新しい7Lのほうがレンジが広く新しい音だ

と、ローンが組める金額を考えていた時

 

いつものM氏が

 

凄いアンプメーカーが出てきたよ、レビンソンより、

これからはこっちかもしれないよ・・・・

 

そんな意味深な電話の直後に、M氏が持ってきたのが

 

聞いたこともない、彗星のような名前の響きの:KRELL、クレル

 

 

KSA100とPAM2

それをJBLにつないだ途端に感じた、まさに聞いたこともない無限の広がり

 

レビンソンとは正反対に感じた、きめ細やかさ、冷淡な粒立ち、温度感は無く

つかみどころのない宇宙空間を感じさせられたKSA100とPAM-2のサウンドに

何とも言えない快感を覚えた

 

 

確かに、これからはレビンソンも熱と力、情熱ではなく、新しい時代に入った

 

 

クレルはその更に上を行くサウンドかもしれない、

これからは情熱ではなく、無の空気感が大切なんだ!、と感じ

 

それにこっちのほうが安い、これならプリとパワーを買っても、

7Lよりちょっと高い程度

 

クレルのほうが安く値引きできるよ!そんなM店員さんの言葉にもハマってしまい

KSA100よりリーズブルなKSA50を購入

1982年頃?

値段も魅力的だったが、クレルのサウンドにぞっこん惚れた

レビンソンを離れ(持ってなかったが(笑))一気にクレルに染まってしまった

 

 

試聴はシルバーパネルのPAM2とKSA100だったが

 

我が家に来て、箱から出したのはブルーでぶ厚くなったパネルのKSA50 あれ?なにこれ

店員さんも初めて見たようで、あれ?間違ったかな?確認してみるね

 

結局シルバーパネルは手に入らず、ブルーパネルのKSA50とPAM2

 

特にPAM2の電源は超寂しかった・・・

試聴用は奇麗な金色のヒートシンクが印象的な電源だったが、

届いたものは真四角のお弁当箱のような素っ気ない電源BOX

 

また騙されたかな?と疑心暗鬼になりながらも、

 

音には不満は無かったので、これでいいですと決断した

 

そんなクレルの透明感の漂う、温度感の低い

つかみどころのない宇宙空間の様なサウンドに酔いしれていたが

後からKSA100とKSA50を聴き比べてKSA50で良かったと確認できました

KSA100は下半身デブなサウンドに聞こえて、スリムなKSA50で良かったです

 

 

だがそのサウンドが、自分の求めるものとは違うかもしれない?

 

そんな違和感を感じ疑問を抱くまでに、実はそんなに時間はかからなかったです

 

 

自分の求める音は、力・エネルギー、情熱なのに、

やっぱりこれはちょっと違ったと感じ

高額長期ローン地獄を、少しでも身軽にするために

 

PAM2は早々と手元を離れた、(電源がオリジナルなら持っていたかもしれないが)

 

 

もちろん身軽にするために手放したPAM2以上の金額の7Lに手が出るわけも無く

 

下取りに出したAGI511Bが店にあったのでそれをもう一ど戻してもらったり

いろんなアンプをとっかえひっかえ使ってみました

 

結局この時の様々なプリアンプを聴き比べて

プリアンプの大切さ音の変化の大きさを知りました

 

砂嵐が舞った、さらさらサウンドの、スレッショルドSL-10

 

以外に滑っとした滑らかさがあった、GAS テドラ

 

すっぱん・すっぱん、かまいたちのような切れ味のスペクトラル

 

意外や意外、これは無骨ながらレビンソンの弟かと思い、ぞっこんほれ込んだDB-1b

 

実はこのdb-1Bで自分の好みはわかった気がしたが

 

これらのアンプのとっかえひっかえの途中で、

いつもの店で超高級機ML6も聞かせてもらったのだと思った

 

言葉がないほど透き通った、広がりを感じた奇麗で力のある音に感激した

 

 

新型アンプはどれも、どんどん音の鮮度上がりクリアーに


帯域は伸び、しかもレンジはフラットに広帯域になっていった気がしました

 

 


そして、あの頃は「それがいい音なんだ」と思いました

 

鮮度が上がり、量が増え、高域が伸びた、ワイドレンジ・クリアーサウンド

それが時代の最先端な、「良い音」なんだと感じていた、そんなころだった

 

レコードが古くて時代遅れで、CDの時代になって

 

 

スピーカーも憧れのJBL4343を卒業し

 

B&W 801F

マーチンローガンCLS

アポジー カリパーシグネチア

B&W SS25シルバーシグネチア

 

そんな音のいい、ハイエンドスピーカーこそ最高と思って

使っていた時の話です 

 

プリアンプ道楽はレビンソンを通り超えて、

 

1990年頃

当然ながらチェロ・アンコールへと進んだ、

このころから事務所の一角にオーディオ機器を設置始めた

 

レビンソンの熱き情熱ちょっと鬼気迫るような切れ味から(当時はそう感じた)

 

温度感の低い「優雅」さ、が加わったように感じました

 

 

やがて我がオーディオ史上、最も惚れ込んだミュージックレストアラー、チェロ・パレットを手にして

そのパレットの表現力を最大限に活かすためにチェロ・パフォーマンスを手に入れたました

 

マーチンローガンCLSと共に最高のクオリティーのサウンドを楽しんでいた

1996年頃

オーディオが最高潮で最も楽しかった時代かもしれません

 

 

 

この頃、また私の考えが大きく変わったのですが

 

チェロ・オーディオパレットという特殊なイコライザーが教えてくれたことかも知れません
 

音楽の感動、それを一番感感じることが出来る量は「一定量」しかないことに気がつきました

 


上手く言えませんが、感動的な音の一定量をまあるい風船だと思ってください

風船の上側を両側から押すと、下に寄るが、上は減る、もちろんバランスは崩れます

 

上下に伸ばすと、真ん中が細く、薄くなる

 

違った意味かもしれませんが、クリアーになると、色の濃さが減る様に感じました

 

 


感動的な一定量の音楽情報、とその濃さを、

 

 

どこの帯域に集めるのが音楽の感動に自分が一番感じやすいかを考えました。

 

 

パレットで「無理に伸ばした帯域」は「音が薄くなる」のです

まあ、反面ある帯域の音が濃くなるのですが

 

パレットはイコライジングで帯域を伸ばしたり抑えたりするのでは無く

 

 

その名の通り、音という色を作ったり、濃くしたりすることが出来るモノの様に感じました

 

 

オーディオ的に特定の帯域を無駄に伸ばして、オーディオとして素晴らしくても

音楽の感動は薄くなるというか・・・・、

 

 

感動的な一定量を美味く、豊かに、濃くしたほうが音楽は楽しいい

その帯域はやはり「中域」500Hzから2KHzくらいが最も大切だと思いました(当時の聴き方では)

 

 

魅力的な中域、これが私の音楽で一番大切だと、なんとなく気が付いた頃


偶然再会したのがJC2

 

1996年頃の写真

と、ある販売店から世界最高峰のフォノイコライザーが発売になるよ、

多分数十台しか作られないよ、二日本には五台しか入ってこないけど・・・・、もう数人買う人が決まっていてね

 

凄いよ、しかも君の大好きなジョンカールの作品だよ!

 

 

希少価値も相まって、何故か無性に欲しくなり、この機会を逃すと永遠に使え無ような気がして

「それ買います・・・・、」

 

といったものの、多額のローンの支払いでほんとにお金がない(笑)、

やむを得ず”このアンコールと交換でどうですか?”ってことでアンコールとベンデッタリサーチSCPを素取っ換えとなった

 

☆この素取っ換えは、ろくなことがなかった、この後シアターを作ったときにスチュワートの150インチ電動サウンドスクリーンを住宅ローンに組み込むのを忘れて、120万円必要でEMT930StとB&Wシルバーシグネチアと交換された、痛い思いでです

 

そんなアンコールプリと素取り換えで我が家にやってきたベンデッタリーサーチのフォノイコ

その頃メインプレーヤーだったEMT 930専用のフォノイコ155は低音が膨らんで弾まなくて楽しくない、

これはフォノイコが悪いと決めつけて、ベンデッタリサーチを手に入れたのだが

 

結局あのプレーヤーはどうやっても楽しくなかった、

 

長年使いこんだガラードやトーレンスのプレーヤーのオルトフォンサウンドも聴きたい

それにやっと買い込んだ憧れのWE618B昇圧トランスも使いたい

 

ベンデッタのフォノイコはヘッドアンプ方式で、音は良いが、

 

もっとレコードの力のある音が出したい

 

そんな思いが強くなり無くなったアンコールの代わりに、やっぱりプリアンプが必要になって

再びラインアンプ探し、

 

注、パレットにもアウトプットレベルはあるが、あくまでもイコライザーのアウトプットレベル、

プリアンプとしてのレベルコントロールではない、プリアンプは必要でした

 

当然流れからすればチェロ・スイートに行くはずで

 

それは当然の流れで、そうしようかと使いましたが

 

スイートが我が家に定着することはありませんでした

もはや音に必要を感じなかった、その時求めていた私の音ではなかった、それが正直な思いでした

 

もっと、エネルギーの使い方の上手アンプは無いか?

2000年頃の写真

 

そう強く思うようになったのは当時WEの618Bを取り出した後の、

WE141ラインアンプとチェロ・パレットの組み合わせ

 

実はこれがたいそう気に入っていたのです(笑)

 

☆WEとチェロの組み合わせはかなりの非難を浴びましたが素晴らしいサウンドでしたよ

 

 

しかしセレクターが無い、いちいち電源を切ってラインを変えなければいけない、

セレクターが付いたラインアンプ選びで何とも高級なセレクター選びだったが、

 

結局思い出のレビンソン JC2が収まりました

 

 

改めてJC2フォノイコを繋いでみたら

 

あらま、求めていた、

音の濃さ厚さそして熱さ、なんといっても楽しさ!

 

それがMark Levinson JC-2 プリアンプ にはありました

 

濃さ厚み熱さ力・・・、そんな「音を作る」のは「ラインアンプ」

 

WE141アンプを経て、WE120Aラインアンプをメインに今は使っていますが

 

ラインアンプの大切さを教えてくれたのは、やっぱりJC-2

 

 

 

冒頭の夢の話に戻りますが

再会から30年以上電源を落とすことなく使い続けているJC2

 

10代の多感な時期に世界の最高峰のオーディオ機器を、

オーディオの果て無き世界を教えてくれたJC-2

 

様々なワイドレンジな最新オーディオ機器を使い込んできて、

 

偶然出会い、既に古となったJC-2ではあったが

オーディオの楽しみを再度教えてくれたのも

やはりJC-2だった

 

そのJC-2が壊れたらオーディオを辞めてしまう夢

 

正夢にならないことを祈りながら

 

JC2の思い出とともに、使い込んだオーディオ機器の思い出を振り返ってみました



何事も大切なのは己を知ること

2021年10月16日 14時05分20秒 | オーディオ


オーディオで己を知るとは何を知ればいいのか

 

 

己の財力

 

己の残り時間

 

己の周りの理解度

 

家族に理解者は居なくとも突き進む、己の精神力

 

 

 

等々の、己を知ることは大切だと思いますが()

 

一番大切なのは

 



 

己の一番好きな聴き方を知ることでしょうか

※☆注、「現時点で」という注釈の言葉が付きますね

 

 

 

自分がどんな音で音楽を聴きたいのか

 

「どんな音で、音楽を聴くのが”一番楽しい”」のか

 

これを知ることが大切なことだと思っています、

 

 

己の好きに聴けばいい、自由に聴けばいい、

 

 

ルールやマナーが無い、それがオーディオの良いところかも・・・・

 

ゴルフなどのようにパーやボギー、ダブルボギー、トリプルボギ~、

 

そんなスコアーも付けなくて良い

 

 

猛獣出没・厳禁と書いたステッカーをゴルフバックに張ってるのに

 

時々、「蜂」に刺されたり、連発OBで「クマ」が出たり・・・・・

 

 

 

くそ~

 

まあいいや、とにかく一曲毎に「スコアー」をつける必要も無く

 

 

 

お前だけには言われたくもない、と思う「正しいスイング」とかや

 

めんどくさい「ルール」や、守らない奴に限って煩く言う「マナー」もありません

 

 

 

誰もが自分の「好きなように、好きな音で、好きな音楽を聴けばいい」のです

 

そう考えると、すごい自分勝手ができる趣味なんですねー

 

 

 

あっ、だから家族のだれも理解者が居ない孤独な趣味なんだ・・・・

 

 

 

話がやばい方向に行ってしまったので修正します

 

 

 

 

 

 

己の好きな「音」で楽しむオーディオ

 

音の「量」「質」「品位」「明暗」「濃さ」「重さ」・・・・人それぞれ楽しみの基準があると思います

 

 

ゴルフの正しいスイングというのがあるように

 

オーディオにも「正しい音」があるのでしょうが

 

 

 

再生音に限って言うならば必ずしも

 

正しい音「生の音」に準じなければならない

 

というルールもマナーも、ましてや審判もいない

 

 

 

生音とは関係無く、好きな音に変えて楽しむのも有りなのかもしれません

 

 

 

最近、fbに動画をアップたまにしてますが、自分の声って録音して聞くと

 

いつもの自分の声とは「全く違う声に」聞こえるのですが

 

 

他人に聞くと

 

いや「いつものお前の声だよ」との事

 



俺の声はこんな声なのか〜

 

音の聞こえ方はほんとに様々なんだな〜と思います

 

 

 

 

 

再生音の聴き方は自由だが、最低限のルールがあるとすれば

 

人間の嫌う音域はご勘弁頂きたい

 

 

オオカミの遠吠えやコウモリの音域の話をされても困るし、震度5強の話をされても困る

 

 

 

う〜ん

 

でも、やはりオーディオにもルールはあったほうがいいのかな?

 

 

アコースティックな楽器の音は、やはりその”楽器らしいく聞こえる”ほうがいいと思う

 

これが最低限の「オーディオのルール」かな?

 

 

 

音量も好みはあるがやはり、アコースティックな”楽器が奏でる音量”で聴く

 

これがオーディオ再生のマナーかも知れませんね

 



まあ、マナーやルールは「他人に迷惑をかけない」ために作られたもの

 

だからオーディオでは「人に聴かせる」場合ってことが前提ですかね

 

 

 

 

 

 

また話はかわって、私は昔のレコードが好きです

 

古のレコードには真剣身とか気迫が伝わるというか

 

 

「空気の緊張感が伝わるような」演奏に出会えるモノが有るからです

 

 

昔の録音演奏の写真を貝〇様より無断で拝借しました

 



音の大きい楽器は下がれ、小さいのは前に出ろ

 

お前の楽器は音の出口はこっちだからここにいろ

 

 

 

 

なんて会話が聞こえてきそうです

勿論、一発勝負

 

自分が失敗すれば「全員が一からやり直し」失敗できない緊張感

 

 

そんな気迫が籠った演奏が、モノラルの時代のレコードにはありますね

 

 

 

 

最近の失敗したらやり直せばいい、

 

各自が何回もやって、一番良く出来た音を

 

張り合わせ、つなぎ合わせ、補正して出来上がった「音の寄せ集め」

 

 

そんなレコードでは感動は薄いですよね

 

 

まあ、それが技術の進歩で最新の音楽なんだと言われれば、反論する気もありませんが

 

 

 

私の趣味のオーディオには入ってきません

 

 

 

 

 

 

また軌道修正

 

己の好きな音を知るでしたよね?

 

オーディオのルールとマナーの投稿では無かったですよね?

 

 

 

私の好きな音を一言でいえば・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一言では言えない()

  

音量は大きい音が好き、

 

大きな音で、音が沸騰しない、音が乱れない

 

要は音が歪まないから「励磁型」を選んでいます

 

 

 

音の良さ速さ細かさキレ等々、励磁のメリットは沢山ありますが

 

私は大音量で楽しむのに励磁型を使っています

 

 

 

 

そして、音色は「色濃く」表現力豊か

 

一番嫌いなオーディオ機器の音の表現は「無色透明」

 

 

 

同じく苦手な人は「無欲を口に出す人」

 

尊敬する人は「無欲に囚われない、無の心を持つ人」

 

 

 

難しい表現ですね^_^

 

とにかく個性を殺した音響機器は好きになれません、

 



一番色濃く音色も好きなのでWEの機器を好んで使っています

 

 

 

 

音の帯域はもともとフルレンジ派ですから、

 

中音域の厚く熱い音が好きで、金属ホーンを使っています

 

 

わりとキンキンぎらぎらな音も好きなので、金属ホーンツイターを派手に鳴らしています

 

 

最近60歳を前に、歳を取って好みが変わったのか

 

このギンギンギラギラが、少しだけちょっと煩く感じてきて、

 

ネットワークで調整でかなり絞り気味に

 

 

アンプの真空管もチョット不似合いな「静かで音の良いパーツ」を使って音出しをしていました

 

 

もういい年齢なんだから、これからはエネルギーより品質、情熱よりお品の良さ

 

そう自分にい聞かせて、なんだか知らず知らずのうちに

 

 

似合わない、良い音を出してしまっていた気がします

 

だから最近ちょっと、オーディオを聴いて楽しくなかった

 

聴いていてもああ良い音だな~、ふ~ん程度

 

 

まあ、こんなもんだろうな、もういいや

 



良い音で、刺激もないし、落ち着いた良い音

 

そんな音だと、わくわくもドキドキもしない、楽しくない・・・

 

 

 

だから最近聴かなくなってきた気がする・・・

 

 

 

 

そこで

音をよく、品をよくするために行った

 

 

思い当たるところを元に戻してみたところ

 



音の悪いお品のない真空管に戻して

 

ネットワークのセッティングも、ギンギン・ギラギラに調整してみると

 

 

 

ぎゃ~~、楽し~

 

 

これだよこれー!

 

 

下品に弾ける低音

突き刺さる高域

 

 

これが俺の音なんだよ!

 

活力、音が活きていなけりゃ俺の音じゃないんだよ

 

良い音になって、奇麗になって、弾まなくなった音は、俺の音じゃない

 

音が多少悪くたって、

 

歪んだってかまわない、

 

まずは活力がわがサウンドの基本だ

 

 

あ~うるせー、でも楽し~、

 

 

 

わくわくドキドキが止まらない、

 

やっぱり俺のサウンドを危機に来る方は耳栓持参でお願いします~

 


目指せ蕎麦打ち職人^_^

2021年10月13日 18時30分00秒 | オーディオ



最近結構そば打ちに凝ってまして

毎日打ってます



通販の安いセットを買いましたが

我慢できずに

どんどんアイテムが増えていきます




今日は寒くなってきたので

温かい蕎麦もいいかなぁと思って

今日はちょっと太麺を作ってみました



最初は酷い形でしたが

だんだん四角に広がる様になってきました


もう殆ど蕎麦打ち職人気分



たまにはダッサイ麺もありますが


太さは均一になってきました


勿論10割り蕎麦です



一袋1キロ入って1,200えん



お蕎麦美味しいです^_^


たまにはこんな簡単なブログもいいでしょ



















なに〜〜


ネタ切れじゃね〜よ




WEサウンドと対照的なRCAサウンド

2021年10月11日 18時28分22秒 | オーディオ

何方もいい音だが、対照的な音のオーディオ機器

 

スピーカーなどが専ら多くの表現をされてきましたよね

昔からJBLとタンノイは対照的だとか、西海岸と東海岸

 

アメリカンサウンドとヨーロピアンサウンド、等々

対照的に思える感じ方は人それぞれだと思いますが、

この違いを書くとまたとんでもない反論が返ってきそうなので、「人それぞれです」が

 

 

WEサウンドの対照的に感じる音ってどんな音だと思いますか?

 



同時代にライバルだった「Lanshingのシャラーホーン」?

いや、でもこれは同じ系統の同じような音と言っていい

 

パーマネント方式?、これは音色の違いではなく音の次元の違い(笑)

 

私は現存する当時のスピーカーを私が聞く限りですが、

「RCA」が対照的なサウンドだと思っています、WE VS RCA



ちょっと待て、「シーメンス」等、本場ECサウンドを忘れてないか、と言ったあなたへ

私はシーメンス等のヨーロピアン・サウンドは「RCAサウンド」の方向だと思っています

 

私の勝手な思い込みですみませんが、好きなアメリカンサウンドでは

WEサウンドと対照的なサウンドはRCAサウンドだと思っています

 

音のレベルは勿論どちらも同じハイレベルで、

魅力も甲乙つけ難い、本物の良い音

だが、奏でるサウンドは対照的だと私は思う・・・

 

どちらも劇場で活躍したサウンドで、ユニットも同じような機器を使うが

 

 

私の音のイメージは

WEは電話機や拡声器等の、人の声からの劇場voice、スタジオモニターへと

RCAは放送局、録音スタジオ等のサウンドからの、劇場サウンド

 

そんな音のイメージで・・、

 

WE 雰囲気がいい、情熱や躍動感、「音の演出力がいい」

RCA「音の純度が高い」、付帯音が少なく静寂な感じ、ホール感や響きの良さがある

 

専門的な方々は、フィルム録音方式のRCA面積型波形とWEの濃淡型波形の違いという方もいますが、この意味を無知な私は音の良さとのRCA、音の濃さのWEと思ってしまったのかもしれません

 

そんな違いが私のイメージでは、「対極的な励磁サウンド」に聞こえてしまいました

 

 

 

 

 

話は全く代わって、オーディオで不要でなモノは何だと思います?

 

アンプ類等を繋げる配線ワイヤー、スピーカーコード、スピーカーのネットワーク

等だと思っていますが

 

私の勝手な理論では「不要な物ほど音の影響は大きく」製品以上に配慮が必要だと思っています、

製品を生かすも殺すも「不要な物」の使い方が重要な役割を果たしと思っています



そんな意味で更に言うと、コーン型スピーカーの「エッジ」これも必要なのか

不必要なのか、必要悪でも必要なものなのか?

 

コーン型スピーカーのエッジの本来の役割は

振動版に付いているボイスコイルと磁気ギャップ間隔を保持する、

ダンパーの補佐とでもいえばいいのでしょうか

 

振動版を「均一に支える」ことが一番の目的だと思います

 エアーパッキンの役割も方式によっては多少あるのかな?

 

「音を出す振動板」を支えるのが目的であって

 

エッジは振動板ではない、

 

無いほうが抵抗も無くスムーズでいい

そんな考えを活かした製品も勿論あり、素晴らしいサウンドを奏でます

が・・・・、帯域的に制限があると思っています

 

それはエッジが無いと低音が出ずらいことがやはり問題ですね

スピーカーの重要な要素のひとつは「低音」だと思います

 

スピーカーのBOXやバッフルも、殆ど低音の為に在ります

 

エッジの役割もより低音を出す目的の大きな振動板のユニットで更に重要になってくると思います

 

 

エッジを使うコーン型スピーカーの起源を辿ると

約100年前の1925年4月アメリカのRCAの親会社ともいうべきGE社で、



ライス&ケロッグによって、直接放射型スピーカーとして開発されました

その構造は、ほぼ現代のダイナミック型スピーカーと同じ構造ですね

 

 


一方WEは、その翌年1926年に間接放射のホーンを使うことを前提にWE555が作られました

 

RCAの直接放射(ダイナミック型)

WEの間接放射(ホーン型)

 

この始まりの違いが、音のイメージの違いではないかと思っています

 

WEでは電話機がスピーカーの始まりで、小さな金属振動板の音を

ホーンを使って効率的に拡声させる手法

 

金属のタンジェンシャル・エッジ等のエッジは、555では振動板の一部と捉えられていたのではないでしょうか?

その後、時代の要望でワイドレンジを強いられ、

WEが最初に高域と低域にユニットを分けて音出す、マルチユニット方法をとるようになり、

 

WEでも直接放射のコーン型ユニットを使いようになってからは、

エッジ対策も行われていたようで、 



エッジの発する不要な音をカットするため、ユニットをバッフル版の後ろから取り付け

バッフル版の穴の大きさは、「エッジを除いた振動板の面積」となっていた事からも伺えますが、

基本的には何らかのホーン等を使う「間接放射型」

 

 

 

RCAは、コーン型振動板が直接音を出す「直接放射型」を当初は主として、

最初期のエッジには「発砲ゴム」が使われてとあり、次期作のUZ-3112B型ユニットが開発され、



そのユニットのエッジは「馬革」のエッジが使われていました

 

馬革を均一にテンションを張るために、スプリングで三点で引っ張って調整しながら

均一なテンションを掛けていたようです



構造からみてもリジッドに固定されていない、

固定されていないスプリングテンションのエッジが音を発するとは思えないです

 

RCAの直接コーン紙の振動板で空気を揺らすダイナミック型では、

純度の高い振動板からの音をだけを本来の音と考え、

支える「エッジは音を発してはいけない」

 

それがRCAサウンドの元になったような気がします

 

RCAが合併・統合を繰り返した時代の製品開発であり、

どういった流れが本流なのかわかりませんが 、RCAはGE傘下の会社でありながら

英国、フランス、イタリア、オーストリア等で事業を発展した会社とのことで

 

私はRCAの製品は「ヨーロッパの香りが付いた」というか、

 

 

RCAは音の純度が高く、品位が良いと感じ

 

色付けの濃いWEとは対照的な、RCAサウンドと感じるのかもしれません

 

あくまでも私感です

 


励磁スピーカーに魅せられて

2021年10月08日 13時10分04秒 | オーディオ

先日SNSのFBグループ投稿で、驚いた投稿がありましたそれは

 

マグネット型もフィールド型も磁場の素材の違いで多少音は違うが

 

基本的に

 

「マグネットの種類や、励磁型で音は変わらない」との投稿でした

 

 

投稿者は長年フォステ×▽でスピーカーを作ってきたそうで

今は真空管アンプを作ってFB等で販売している業界の方のようです

 

 

信じられない、コメントでしたが、マグネット型とフィールド型の奏でる音の

違いが判らず、同じ音に聞こえる方が世の中にはほんとにいるようです

 

 

 

私には全く違う音に聞こえて、「励磁の音は衝撃」でした

 

励磁型の音の良さを簡単にいうと

 

ボイスコイルが正確に動きブレーキが掛かり無駄に動かない

 

加えて透磁率の良い素材で作れるため立ち上がり、立ち下がりが早く

 

結果、濁りのないクリアーな音になります

 

 

 

 

 

 

それまでの私のスピーカーは、オーディオ雑誌等でも表紙に取り上げられるよな

最新の素材で、最新の理論で最高のデザインで作り上げられた

 

時代の最先端の高性能・高音質スピーカーを使っていました

 

 

 

が、

 

ある日手持ちのスピーカーを、「古の励磁方式」に改良したところ

 

それまでの「最新式スピーカーが、古い音に聞こえ」

 

 

「古の励磁方式の音が、最新の音」

 

 

経験したことの無い「未来の音」に聞こえました

 

☆注、それまでいい音だと思っていた世間で言う最新のスピーカーの奏でる音は

奇麗にも聞こえるが、キレがなく遅く淀んだ音でリアリティーが感じられず

無機質に作られた不自然な音に聞こえてしまいました

励磁はキレがあり、何よりも自然なリアリティーが有り、音が活きていた

自然に近い違和感の無いサウンド、俺は今まで何をやってきたんだ

まったく無駄な時間と費用を投じてきてしまったのかもしれない

そんな風にも感じる出会いでした

 

 

オーディオは出会いでもあると思います

 

出会いがなければ、他人の情報や数値やデーター特性

 

カタログ等の宣伝や性能等で製品を選ぶしかありません

 

 

 

他人の評価も、冒頭のように「音の違いが判らない」オーディオ業界の方もいます

 

そんな音の違いが判らない方々が作ったオーディオ機器は・・・・、

 

 

 

オーディオの楽しみ、オーディオ機器を選び、素晴らしい機器に出会い

 

素晴らしいサウンドを奏でるのは「本当に至難の業」だと思います

 

 

 

私は、フィールドコイルを使った「励磁型スピーカー」に出会えて本当に幸せ者です

 

この幸せを出来るだけ多くの方に伝えたくて今回のブログを書きました

 

 

 

何度も書いたことですが改めて、書きます

 

始めて励磁型の良さを実感したのは、

オーディオ用ではなく、映画用に使っていた

手持ちのALTEC 288Cのアルニコマグネットを取り出して

フィールドコイルに変え、ポールピースも変えて

励磁型に改良しました、その時のサウンドは

 

驚きと感動しかありませんでした

 

まるで今までのアルニコサウンドは

ガザガザ・ザラザラの砂嵐のようなサウンドと思えてきました

迫力ある映画だけなら、そんな砂嵐サウンドでもよかったのかもしれませんが

 

 

滑らかなで艶やかな密度の高い、超リアルなオーディオ・サウンドへの変貌で

 

以来、

それまでの高音質な最新式高性能スピーカに別れを告げて

 

私が使うスピーカは古の励磁型しか無いと心に決め(笑)

 

 

手持ちの515ユニットも励磁に改良を施したり

 

磁力が切れる励磁型のメリットを生かして振動板リングを砲金製に変えるなど

 

考えられる、様々な工夫で手を加えたりしました

 

 

 

「励磁改良」ではなく「古の時代に励磁型に製造」されたものを聞いてその、

 

制度の高さバランスの良さ、「色濃い説得力のある音に更に惚れ」てしまい

 

最新式と言われる物を売却しやっと手に入れたり、知人宅から脅し取ってきたり、チョット拝借してきたりと()

 

様々な努力を重ねて、今ではALL励磁型スピーカーシステムが「2セット」

 

ハイブリッドが2セットで、合計4セットの「励磁型スピーカー」を楽しんでいます

メインは

 

スリーウエイ・ネットワーク型ダブルウーハー・ステレオ・スピーカー

低域 Lansing145×2 15インチをダブルでシリーズ接続し、TA-7396バッフルに装着

励磁電源は2B33キセノンガス整流管が上側ユニット&WE 705Aを使った半波整流器が下側ユニットを駆動

 

中域は ALTEC 288Cを励磁改良した、気分はLansing 287型に(笑)、WE22Aホーンを横置きで設置

励磁電源は 4B28を使ったタンガーバルブ電源、これが励磁電源として最高の電源だと思っています

 

高域は WE597A Bostwicツイーターのレプリカ、電源は出川ダイオードを使ったマイクキタさんのお手製電源

 

ラインアンプはWE248AとWE249Aを使ったE120Aラインアンプと、WE91Bレプリカパワーで、WEのコイルとコンデンサーで組み上げたネットワークを使って鳴らしています

 

ネットワークの纏まりと、コーナー設置した15インチ励磁ダブルウーハーが奏でる低音は、

 

キレと音圧・音量、相反するものを最高レベルで奏でると思います。

 

中高域の密度の高い滑らかな音と共に

 

 

リアルなステレオ・サウンドを再生します

 

 

 

中央はモノラル専用スピーカーシステム

 

86型アンプとと91型アンプで奏でる超贅沢マルチアンプ方式

 

低域は ALTEC 515を励磁改良したもので、箱はALTEC 817を合板で制作

 

中域は ALTEC 288-16Gに目いっぱいコイルを巻きいれた励磁改良もの

 

電源はどちらも大型のセレン整流電源、標準は1A24Vですが±30ぐらいの調整が可能な電源です

 

この電圧調整で磁束密度も調整できますので、

 

磁力を弱くしたり強くしたりできます、

 

聴くジャンルによっても音質を変えて楽しむことができます

高域は ステレオシステムのWE597A2本を流用します

 

アンプはモノラルのWE86型片方で低域515、もう一台の68型で中高域288を鳴らし

 

高域の信号を二本に分けて、91B型を二台使ったマルチアンプ方式、

 

 864912本合計6本のWE300Bを使った、贅沢で

 

高音質・ワイドレンジ・ハイスピードな今までの

 

モノラルの概念を覆す、お気に入りのモノ・スピーカーシステムです

 

 

 

 

スクリーンを使った時のAV用のスピーカーは

 

JBL L220のパッシブラジエーターを、ALTEC 515励磁に交換し

 

LE14をパッシブ替わりとして使った、かなり変則なハイブリッド型

 

電源はモノシステムのセレン電源を使っています、

 

専用のスイッチング電源を使っていましたが、スイッチング電源では低域の量感が出なかったため

 

モノラル用のセレン電源を差し替えて使っています

 

ラインアンプは唯一石のアンプJC2を使います、球のラインアンプでは音が柔らかすぎてしまうきらいがあったので、球より締りのあるレビンソンを使っています

 

パワーアンプはWE142型、WE350Bプッシュブルアンプを使用し、力のある音を楽しめます、

 

BS等の録画した番組の音でも、AVスピーカーやサブウーハーの奏でるブーミーなキレのない、量だけの低音ではなく

 

 

反応の良い「励磁ウーハー」で奏でると、全く別の音源に変わります

 

この音が「ほんとにBSなのか」と思えるくらい素晴らしく切れのある

 

 

リアルなAVサウンドを奏でます

 

LIVE映像はまさにLIVE会場にいるかのような雰囲気です

 

 

 



そしてリビングのサブシステムは

 

WE728Bアルニコ・フルレンジスピーカーに、

 

励磁のWE597Aツイーターをローカットで付け足したハイブリッドの組み合わせ

 

メインシステムで使っているのと同じメーカーの597Aをここでも贅沢に使っています

 

励磁電源はアンプの音色も考えて繊細なダイオード整流で行っています

 

フォノ・ラインアンプはWE418Aとファイメットアウトプットトランスを使った

ひずみの少ない、音のキレイなアンプ

 

パワーアンプはWE49アンプのボディーを使った、RCA245ナス管シングル

 

リビングで毎朝コーヒーを飲みながら

 

夜はお酒を飲みながら等、今は一番効く時間が長いシステムでもあります

 

 

 

メインシステム、モノシステム、AVシステム、リビングシステム

 

わが四つのオーディオシステム、

 

どれをとっても私はそれぞれの分野で

最高のサウンドを奏でるシステムだと思っています

 

 

その要となるのはもちろん「励磁」

 

冒頭の方のように励磁の音の違いがわからない方はごく一部だと思います

 

励磁スピーカーを是非体験してみて下さい、きっとオーディオの概念が変わると思います

 

 

 

 

 

ついでに・・・・・、

 

 

大きな声では言えませんが

 

私はWEサウンドの愛好者ではありません

 

どちらかというと私は「WEのオリジナルシステム」は好きになれません

 

 

 

WEオリジナルは優れた「励磁システム」ではありますが

 

いかんせんスクリーン裏の狭い空間での設置という制約の中で

 

様々な手法を取り入れて作り上げられたスピーカーシステム

 

 

 

 

「タイムアライメントのずれたシステムの音」を、今の音源で聞けば

 

音の滲んだ、ぼやけた「古いだけのサウンド」でしかないと思います

 

 

 

聴き易さはあるかもしれませんが、人の心を動かす感動的なサウンドは難しいですね

注、☆555とホーン一発なら感動的なサウンドは可能です

 

 

複数のユニットを使ったマルチスピーカーシステムで

 

現代に、励磁型の魅力を伝えるなら、古い設置方法を再現するのではなく

 

過去においては出来なかった設置方法を行って、

 

その更なる魅力を引き出すほうが私は良いと思っています

 

デジタルチャンネルディバイダーでタイムアライメントを揃えるのも効果的だと思います

 

DSPを使うのも効果があると思います

 

私のように物理的にタイムアライメントを合わせるのも一つの方法だと思います

 

時間軸、音圧、音量、音色、様々なものを設置の制約無く合わせて配置すれば

 

素晴らしいい励磁システムが出来上がると思います

 

なかなか大型の励磁システムを組むのは難しいと思いますが

 

私が感動したように、若い次の世代の方々にも感動を与え

 

この魅力のサウンドが伝えられ、発展すればと思っています。

 


古の振動対策、ロウ浸けワイヤーを試みました

2021年10月06日 12時09分26秒 | オーディオ
 


古の方法を、私なりに「学び」「実践し」「楽しむ」

 

そんな我がオーディオです

 

 

※楽しんでるのだから、音の成果をそんなに期待はしていません、そんな事やっても「意味が無い」と言われれば仰る通り意味がありません

 

 

オーディオ機器で最も不要なものと言われているのが配線ワイヤー


※線が細いとか、古くて怖いとか書かれても自己責任で楽しんでいますから、ご了承下さい

 

だが不要なものほど音への影響は大きいものです

 

ワイヤーにおいても、様々な振動対策等を実践してきました

 

 

その一つ、だったのが以前行ったワイヤーのレーシング

 

アンプ名部の配線ワイヤーを「古の方法でレーシング」しましたが

プラシーボ効果も相まって効果抜群(笑)

 

グレードがワンランクアップし、音の滲みが減少したと感じました

 

 

 

 

各機器間のワイヤリングはほとんどWE単線で行っていますが



そのワイヤリング単線にも、できるだけレーシングを施しています

 

単線の滲み無き魅力的なサウンド

 

 

励磁スピーカーではとくにですが、下手な撚り線を使うと「音の滲みが」よくわかります

 

 

励磁サウンドをさらに魅力的に奏でるために



必要悪である配線ワイヤーの振動等の対策にレーシングを施し

 

 

これでかなりの効果はありましたが

 

それでもまだ多少の音の滲みが気になっていました

 

 

古から学ぶ滲みの抑え方で、やってみたいと思っていたことがあったのですが

 

なかなか実現しませんでした

 

今まで手に入れたWE単線は、電話線用に作られたもののデッドストック

これはロールで巻かれて長さも自由で、奇麗なものが多かったですが、

 

音は・・・・

 

 

 

「音の良い単線は」蝋がべったりついていた、2メートル未満の短い単線でした

 

この短い音が良い単線は、蝋でべったり「蝋付」蝋浸?けと書いたほうが良いかもしれません

 

 

アンプや音響機器等の「製品から取り外した単線」と聞いています

 

この蝋漬け単線を使い始めた時は、蝋がボロボロと落ちて、

 

床がつるっつるで、すべって危ないほどでした

 

 

100年前WEが音響機器で行っていた無き止め方法、

「ワイヤーの蝋漬け」

当時アンプ間のワイヤリングは、内部ではワイヤーを縛ったモノや

機器に蝋で張り付けていたものがあったようです

 

 

この古の方法、ワイヤーのロウ漬けを今回やってみました

 

当初いろいろな方法を考えていましたが、当初「グルーガン」を100円ショップで200円も出して買ってきて

樹脂製の接着剤の代わりに、同じような太さの仏壇用の蝋燭を使って

 

ワイヤーのロウ漬けをやってみようと思っていましたが

いまいち気が乗らずなかなか実現できていませんでした

 

 

先日アコリバの社長とお話が出来て対策の秘訣も教えて頂き



更に私の振動対策に、秘伝の鉱石パウダーを譲って頂きました

蝋も仏壇のや100円ショップでは使い物にならないとのことで様々な蝋を教えて頂きましたが

 

 

 

結局使った蝋は、

古いWEのコイルやコンデンサーから取り出した蝋にしました



Tオーディオに秘蔵してあったものを、チョット拝借してきました

 

白や透明黄色など何種類かあったのでその蝋をブレンドして、更に

 

 

アコリバ秘伝の鉱石パウダーを入れて作り上げた

 

古と現代の振動対策の知恵が詰まった「〇秘蝋」(笑)

 

心線はwe「絹巻」単線、その周りに「蝋」を流し込めば立派な「蝋燭の出来上がり」だが

火が付かないように祈りながら、まずはフォノイコとラインアンプの電源コードに

 

 

この蝋浸けを行ってみることにしました

 

ついでに発火の危険を少なくしようと、コンセントタップを例のグルーガンの合成樹脂で覆ってみましたが(蝋ではありません)



かえって「火災の危険が生じる」と

 

 

厳しいコメントを沢山頂きました、が気にしません

 

支えの板を引いて蝋付しようと思いましたが、

 

ホームセンターでほぞを掘った角材を発見んしこれを使いました

 



 

そのほぞ溝にWE単線をはめ込んで、

 

その上から秘伝の蝋を流し込みました

 

音?が良くなったか、悪くなったか?

 

 

 

 

 

 

ないしょ!

 

 

 


WEのサウンドを奏でるつもりはありません

2021年10月04日 10時32分09秒 | オーディオ


私はオリジナルのWEサウンド

奏でたいわけではありません

 

先日とあるWEショップへ行った時の店主との会話で

WE124アンプに「6J7」が挿してあったので

 

「今、私も6J7と348AをWE141で聴き比べしてるのですが、6J7って使い方でいい音しますね」



と言ったら、すかさず

店主:『はっ!?、全然比べ物になりませんね、348Aは名球ですよ、6J7なんか駄物、全然比べ物になりませんよ』

との言葉が返ってきました、

 

 

駄物なら、そんな球で音を聴かせるんじゃねえよ

と思ったが

 

「そうですね」と笑顔で返答しておきました(笑)

 

 

そうかここはWEショップだった

RCAの6J7がいいなんて事は、口が裂けても言えない店

というかWEより良い真空管があるわけない、と言った口調

 

自称世界一のWEショップらしいが

 

 

WEエンスー、WE信者、WE崇拝者、そんな方々の集う店

 

そんな方々にとってはWEの真空管は絶対的存在らしい

そういえば以前も348Aが絶対に良いと言われる方は、そのような方が多かった気がする

 

でも俺はWE348AよりRCA6J7が私の使い方では良いと思った

 

 

他にもWEより良いと思って使っているものは、沢山あります


信者の多い昇圧トランス618Bですが・・・
 

SPUの昇圧トランス用にWE618BやWE285Lも持っていますが

ほとんど使いません

 

SPU-Aで一番合うと思い、良い音だと思うのは一番奥の小さなJS-6600

WEトランスはEMTかCG25でしか使っていません

 

 

SPUに618Bは黄金の組み合わせなんて誰が言ったか知りませんが、嘘ばっか

冷静に聴けばこのインピーダンスの合わないアンバランスさは誰でもわかると思います

 

 

 

それに、リビングで毎日聞いているのもWEのアンプではなく



シンプルなサウンドのRCAの真空管を使ったアンプで毎朝レコードを楽しんでいます

 

 

他にもWEより素晴らしいと思うものはたくさん使っています

 

WEに執着や拘りは無い、自分が良いと思うものを使っているだけ

やっぱり俺はWE何とかと言われる方々とは、ちょっと違う気がする

俺にとってWEとはなんなのだろう?

 

と、時々思う

 

 

 

勿論、WEは好き、WEは凄い、今まで感動したWE製品は数知れず

WEトランス、コンデンサー、抵抗、単線、等々それらの部品で構成される

アンプや、スピーカー、その理論、数々の実験等々も素晴らしい

 

 

今日のオーディオの礎を作った功績は偉大であり

オーディオの原点であり、オーディオの到達点でもあると思っている

 

 

でも、オリジナルWEサウンドそのものを奏でよう、

WE機器の音や、その音楽を楽しもうとは思った事は

 

無いのかもしれない

 

 

 

自分の好みのサウンドを奏でようと思った時

WEサウンドが最も適していてたサウンドで、

WEを使って理想のサウンドを奏でようと思ったのだと思う

 

 

個人でオーディオを楽しむ目的は様々でしょうが

 

やはり自分の好みのサウンドを奏でようと努力しているのだと思います

 

その目指すサウンドのために、好きな音響機器を誰でも選びます、

私はそれがWEという会社の製品であっただけで

 

 

WEエンスー、等々の方々はちょっと違う気がしています

私のブログにもそんな方々のWEエンスーは様々なコメントを書き込んでくれます

 

・WEアンプは41・42・43で、これ以上は無い

・WEアンプは三桁以降でないと現代では通用しない

・劇場用アンプは家庭では使いモノにならない、モニター用が最適

・ホーンスピーカーは家庭では無理、コーン以外は実力を発揮できない

・○○のスピーカーは、この〇〇アンプでなくては鳴らない

・WE555Wを使わなければ、本物のWEサウンドは語れない

・お前のアンプはオリジナルではないのだからWEでの型番を使うな

 

・型番使うなら、○○型アンプと書け

 

 

等々様々なコメントが届きます

皆さん様々なご自分のWEサウンドや、想いをお持ちなのだと思います

 

 

そんな本格的な?オリジナルに忠実な本物のWEサウンドを奏でる皆さんに一言

 

私はWEオリジナルに敬意を払い尊重しますが、

 

オリジナルWE機器の奏でるオリジナルサウンド

いわゆる本当のWEサウンドを奏でるつもりはないのです

 

 

 

私のサウンドをWEを使って奏でるのです

 

 

だからWEオリジナルでは使っていない、行っていない事もかなりやっています

ウーハー・コンプレッションやコーナー設置で、横面・背面の壁を使った設置

WE22ホーンや、TA7396バッフルは使っても、ユニットは使うつもりはありません

 

WE555Wを使わなければ、WEホーン・サウンドは語れない

と私も思います

 

というか、WE555Wと、WEホーンがあれば、

それでWEサウンドの出来上がりだと思います

 

ただ、WE555Wが一番いい音だなーと思うのは

フルレンジで一発で大型ホーンを使った音だと思います

現代の音楽ソースに合わせて、低域不足を解消しようと

安易にウーハーを足したりすれば、たちまち魅力半減

 

下手すれば、555の魅力を全て失くしてしまうかもしれません

 

低域を足したマルチスピーカー方式で魅力的な555サウンドは奏でないと思います

少なくとも私は聴いたことがありません

 

もしかしたらサブシステムでそんなシステムを今後組むかもしれませんが・・・、

 

 

メインスピーカーの私の音量ではWE555Wは無理です、すぐ切れちゃいますよ(笑)

ウーハーも私の空間ではTA4181では、弾けたサウンドを奏でないのですよ

 

 

コーン型やフルレンジでもWEを使っていますが、JBLやALTEC、

他にもタンノイ、AXIOM、ラウザー、P610等、様々なユニットを使ってきて

自分の好みの音を奏でるユニットだから755等が残ったのですが

 

その鳴らし方もWEオリジナルとは全く別物

 

よく755Aはバッフルか、後面開放、密閉なら薄い板の密閉型の小型の箱で鳴らす

 

これが正しいWE755Aの鳴らし方で、755の音はこういう音だ!

 

 

なんて言われても、私には関係ないのです

WE755Aの音を奏でようとは思っていません

 

755を使って、好みの音を鳴らしたいのですから

厚めの合板を使い、後面バスレフのBOXです、

 

私が聴いた限りこれが一番好きな音だったからです

 

 

これからもWEのやったことは様々な形で試してみるつもりですが、

それは本物のWEのサウンドを探すためではなく

 

 

自分のサウンドを奏でる為にWEの行ったことを試してみるのです

だから正解も不正解もありません、

 

WEへの過剰な拘りも全然ありません

 

 

 

アンプもレプリカでも、91型でも86型でも全然構いません

 

91Bでも、なるほど初段を一段で310を使わないのも、NFBを外したのも

奇麗な音を狙っうなら当然だよな

 

出力をオリジナルでは無く、このトランスにしたのは

オリジナルのように音を遠くに飛ばすためにカットした低域ではなく

 

 

近距離で豊かに音楽を楽しもうと低域の量を出したかったのか

等々、

 

良いじゃありませんそんなアンプがあっても

とあるWEショップで感じましたが

 

聴きもせず、部品を見て「これじゃWEサウンドを奏でるわけがない」

聴きたくもないアンプだ!

 

 

とはっきり言いきられて

なんだかWE崇拝者ってちょっと・・・・・、そう可哀そうにも思えました

 

 

私は他人の楽しみは否定しませんので

WEオリジナルサウンドを楽しみ奏でる皆さんへ

 

私は、なんちゃってWEでも、WE・乱心愚でもかまいません

私は自分のサウンドを奏でたいだけですから、本来と違っても気にしないで下さい

 

 

WEオリジナルを奏でることは私には出来ないことです

販売を行わなかったWEオリジナル劇場サウンド

 

プロにしか扱えないサウンド

そんなサウンドは私には絶対に再現出来ません

 

 

でも、WE機器らしきものを使った

私のサウンドは最高に楽しいサウンドを奏でています~


魂の宿ったオーディオ機器

2021年10月01日 11時19分01秒 | オーディオ

 



その時の彼女はまさにトランス状態

突然、

何かに取りつかれたように、訳の分からないことをしゃべりだしたのです・・・、

 

 

 

そう!あたし

スコットランドでは貴族だったのよ!

 


その次は、・・・普通の人だったのかな~

 

 

あの時愛した、あの人とは・・・、

結局結ばれず・・


別れてしまって

 

 

でもいま、現世で生まれてきた、悠〇(自分の子供)が

実はあの人だったのよー

 

でも、やっぱり悠〇には彼女が出来て、あたしは・・・・、


結局ふられちゃうのよね~

 

〇・×▽□※なのよねー

 

そうよ・・・・・だったのよー

 

 

 

 

あの~、何言ってるか、わからない

大丈夫?

 

 

沈黙の後

 

 

 

 

あたし前世で、この音楽を聞いてたのかしら

 

この音楽聞いてたら

 

 

 

何か・・また、あたしの前世が見えてきたの

 

あたしいつもスマホでこの音楽聞いてるけど

同じ音楽なのに、全然違う音楽

 

なんでなの?

 

 

何なのこの音楽?

 

この機械のせい?

 

古いの?この機械は

 



はい、 

とても古いです、100年とは言わないけど

なんと98年前に造られた真空管で音楽をかけていますよ

 

 

流石、感性の鋭い方です

 

 

あのね1928年にアメリカのRCA Radiotronて会社が開発した直熱3極出力管と言ってね

ナスの形をしてるので、ナス管て言うんだけど

 

名前はUX-245って真空管を使ったアンプでね

 



ほら前に言ったでしょ、ちょっと病気された「マイクキタ」さんてオーディオマニアの方が、

長いオーディオ暦で、これを最後のアンプにしようと、

 

最高の音楽を奏でようと、思いを込めて作ったアンプなんだよ

 

 

向こうの部屋(メインリスニングルーム)の、他の俺のアンプは全部

 



劇場用に作られたアンプで・・・

 

 

だからあんなにキンキン煩いの?

 

 

ムカッ!、

 

・・・・・・ノー~ーコメント!(笑顔で)

チョットひきつったけど

 

 

確かに向こうの部屋の劇場用のアンプに比べると、

マイクキタさんの245アンプは、清楚で、艶やかで、しなやかで、こまやかで・・・・

 

まあ、家庭用に作られたアンプだからね、

年とってオーディオのマニアとして集大成のアンプだし

 

スピーカーも劇場用じゃないし、しょせん家庭用だし・・・・そんな感じだね

確かに、向こうの部屋より聴きやすいよね

 



 かなり失礼な言葉にちょっと腹が立ちましたが

 

私の趣味に興味を持ち始めたのだと思い一生懸命答えましたが

 

 

 

彼女はレコードでなのか?、

 

古の真空管アンプでなのか?

理由は定かではないが時頼、我がシステムで音楽を聴くと、

何か前世の世界が見えてくるようです

 

彼女のスマホや、お気に入りのグラスサンドスピーカーでは見えない

何かが見えてくるらしです

 

それが今まで二度ほどあり、前回は私のメインオーディオルームで

今回はリビングのオーディオで起こったようです

 

 

私の説明をたぶん全く聞いていなかったのでしょうが

また何やらしゃべりだしました

 

 

・・・・・・・、 

 

あなたの機械で聴くと、心に埋もれていたものが、

ときどき呼び起こされるのよね~

 

 

心の奥に潜んでいた・・・・、何かを呼び起こす

 

この機械から流れる音楽は形而上学の音楽なのね

 

はっ?、なにそれ

 

現実とは反対の世界かな?

 

え?っ、よけいわからない

 

眼に見えない世界のことが見えてくるのよ


あなたの機械から流れてくる音楽は

 

輪廻を思い出させる時があるの

 

以前もあなたの部屋(メインリスニングルーム)で同じことがあったけど



 

あそこでは「ダークな世界が蘇った」のよ

 

 

炎で焼かれたときのこととか

首を切られ処刑された時の時代が蘇ったの

 

 

 

とても怖かったわ

 

今日はね、

プレシャスでとてもゴージャスな前世の世界が見えたの

 

そうね、あなたの部屋で見たのとは正反対ね

 

まさに光と闇の違いの世界だけど

 

 

あなたの部屋の機械と、この機械は何が違うの?

 

だからさっき説明したろ~

 

何故、どちらも形而上学の音楽をなぜ奏でるの

 

 

?????????????

 

あの~すみません

日本語で言って下さい

 

 

あのね、〇×▽□’’#(&) 

 

 

説明を受けましたが、私にはさっぱりわかりません!

とても難しい話でした

 

 

よくわかりませんが、彼女が言うには

オートメーションで作られたのものではなく

最高の音楽を奏でるために、思いを込めて「人が魂を込め」作ったもの

 

 

その機械には「魂が宿る」ことがあるのだそうです

その機械で聴いていると時頼、突然心の隅に隠れていた魂が蘇るとの事

 

 

あたしにゃあ、ぜーんぜん意味が分かりませ~ん

だいいちなんで俺が作ったものは、ダークな世界で

 

北さんが作ったものは、プレシャスでゴージャスな世界なんだよ

 

意味が分からないね

 

まあ、音楽の感動は人それぞれですからね

お気に入りのSON〇グラスサンドより良い音でよかったです~

 

全く女性は「オーディオマニアのデリカシー」を理解していないね

 

と、思いながらも

わけのわからない前世の話を聞きながら、音楽を楽しむ今日この頃です