オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

音を描くレコード演奏家

2022年02月18日 00時09分24秒 | オーディオ


連続で同じタイトルですみません

なんだか前回のブログは、タイトルを決めて書き始めましたが

 

 

例によって、思っていた内容とだんだん文面が変わってしまいました

深く反省し、オーディオマニアに謝罪し、もう一度改めて書きますね

 

 

 

音を描く、

サウンドステージとも言うのかな?

 

 

二本のスピーカーを使って「空間のキャンパス」に「音で音像を描く」

 

それがステレオサウンドの楽しみだと思います

画家では無く、音楽家でもない、

変わり者のオーディオマニアが描く・・・・、

 

おっと、この辺から脱線してしまうので、もとい

 

 

 

 

通常の車の運転をするのは「ドライバー」と呼びますよね

 

それが特殊な車だと「操縦士」、さらに高度技術を要する飛行機などは「パイロット」

 
 
操る技術の技能に応じて呼び名が変わります
 
 
 
 
 
 

オーディオ機器の奏でる音を自由に操り、素晴らしいサウンドステージを描く方々を

なんと呼んだら良いのだろう?

 

 

オーディオドライバー、じゃおかしい、オーディオパイロット?

 

オーディオ・マエストロ?、オーディオ・コンダクター?

 

 

機器を操る?オーディオ・オペレーター?

 

音を操るサウンド・オペレーター?

 

 

 

 

いや、音を誤魔化すなら、サウンド詐欺師?・・・、それを平ったく言うとオーディオマニア?

 

危ない

また違う方向に行ってしまう(笑)

 

 

 

 

う~ん、チョット見方を変えて

 

音響機器を作る人は「エンジニア」

 

その音響機器を販売する人は「悪人」

 

 

 

じゃなかった、えーと「悪徳売人」?

 

でもないか、

言葉が見つからないから、いいや

 

 

良心的なオーディオショップとしておこう

 

そんな良心的なショップから購入したオーディオ機器を健気に揃えて、音楽を奏でる

 

 

 

そんなオーディオマニアをなんと呼べばいいのか、

 

 

難しいですね

 

 

 
 
 

 

奏でるオーディオ機器とは

 

針・アーム・フォノイコ・ラインアンプ・パワーアンプ・スピーカー

それらを結ぶ配線ケーブルといったところだろうか

 

アナログレコードはこれだけの機器が必要だと思うが、

 

更にターンテーブル、MCトランス等々、アナログを上手く奏でるのには、

かなり多くの機器を必要とする場合もあります

 

 

 

でもCDはわりとシンプルにできると思う

 

CD・ゲイン付きパーアンプ・スピーカー、なんてシンプルな方も多い気がする

使いこなす機材も多く必要で

 

 

 

音が変わる要素も多いのがアナログ・オーディオ

多い機材は「ごまかしが効く」のか、

いや「鳴らすのが難しい」のか明確な答えはわかりませんが

 

そんなアナログレコードを思いのままに演奏し

聞き手に感動を与えられる、オーディオマニアを

 

「レコード演奏家」と言います

 

 

この言葉は、ある意味オーディオマニアの中では定着しています

 

評論家の菅野さんのおかげかもしれませんね

 

 

 

でも、CD演奏家と言う言葉はあまり聞きませんね、

CDもレコード演奏家に入るとの意見もありますが、・・・・すみません持論を展開します

 

 

 

演奏とは、演じて奏でることですよね、

演奏会では皆さん、服装も正装で、姿も音も演じて奏でてくれます

 

 

レコードは、演ずることができると思うのが持論です

 

演ずるとは、表現すると言う意味でもあります、

まず、ジャケットが大きく、正装とまではいきませんが、見た目も演じますよね(笑)

 

そしてアナログのレコード奏でる音楽は、その要素の多さから

音色を変化させることが出来て、音を自分なりに表現できて

 

「演じて奏でる」ことができる、と思っています

 

 

:ちょっと待て、CDでもそれは出来るぞと言われる方々へ

 

私は、デジタルの技術では音色を「演奏というコントロール」するのは根本的に難しいと思います

勿論、様々な機器で音色を付ける、着色、

または「変色」はデジタルは簡単だと思います

 

 

一般的に言われる1と0のデジタルの世界では、

 

アナログのように音色を「好みに奏でる」といった表現ではなく

 

デジタルは音が「良い悪い」の表現になってしまう気がします

 

 

 

あくまでも私の私感ですが

デジタルCDの世界では「答えを求めて」しまい

結果として「音が良い悪い」となってしまうようなな気がします

 

 

 

対するアナログは、良い悪いもありますが、

響きが好き嫌い、音色が合う合わない

 

 

ごまかしや、逃げ口上と言われれば、そうかもしれないですが

 

 

表現力は、デジタルよりアナログのほうが豊かだと思います

 

 

だからレコードを演奏するなんて言葉が生まれるのかもしれないですね

 

 

 

 

 

デジタルが始まった80年代から

オーディオ機器は、より良い音を求めたように感じる

 

 

その音のよいオーディオ機器は90年を経て2000年代に熟成したが

SACD・ハイレゾ等々、良い音のピークを迎えたのではないでしょうか

 

 

良い音のピークから、その後ユーザーは「表現力豊かな音」を求めだしたのではないだろうか

 

そこには、古来からのオーディオ機器「真空管アンプ」や「アナログレコード」、

そして「励磁型スピーカー」があったのではないかと勝手に感じます

 

私は最も色濃く再生音楽を楽しむのは、この組み合わせだと思っています

 

 

オーディオ機器は、

技術的に機械を使いこなす「操縦者」「オペレーター」から

 

それらの機器を上手く使って、楽しい「再生音楽を奏でる」方々

 

そんな方々によって、これからも進化してゆくと思っています

 

 

 

オーディオ機器が技術や特性を謳った時代は、もう完全に終わりましたね

 

これからのオーディオ機器の進化は「レコード演奏家」のような

表現力豊かに音楽を楽しみ、奏でる方々によって

新たな道が拓かれる気がします

 

 

メーカーの望む、低コスト、大量生産、大幅利益生むそんなオーディオ製品はもう生まれてきません

 

 

 

メーカー主導のオーディオから、使い手主導のオーディオへ

 

 

 

ユーザーの願う本当の意味での、「表現力豊かで音楽が楽しいオーディオ機器」は

これからも、もっと作られていくと思います

 

新しい製品も楽しみです

 

 

ただもう少し、リーズナブルにと願う今日この頃です


音を描く、レコード演奏家

2022年02月15日 16時25分00秒 | オーディオ

先日のニュースで、将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」で挑戦者の藤井聡太四冠(19)が

渡辺明三冠(37)に4連勝して5つめのタイトルを獲得し、最年少記録を28年5か月ぶりに更新する

「19歳6か月」で「五冠」を達成しました。との記事がありました、すごいことですねー、

 

また北京オリンピックでは、新たなメダリストが活躍しています

 

ときどき思うのですが、我々オーディオマニアにも「王将戦」のような戦いがあったり

貴族の爵位や、軍隊の階級のように階級が与えられたり、

金・銀・銅のメダルが与えられたりしたら面白いのになー、なんて思ったりします(笑)

 

そういえば、ときどき自作アンプのコンテストなんてやっているところもあって

そこではメダリストも生まれているようですね

 

 

オーディオは将棋のような戦いはないので、「王将戦」のような位は無い

 

出世魚のように成長の度合いで変わる名でも無いかな?

 

学校のように学んだ年数で変わる名でも無い

 

松・竹・梅でも無い

 

公(デュークduke),侯(マーキスmarquis),伯(アールearl),子(バイカウントviscount),男(バロンbaron)

 

そんな呼び名も、ちょっと違うな

 

 

 

 

さてさて、オーディオ・マニアの位はどうやって量り、どんな称号があるのか

 

ハマった深み、その深さよって呼び名が異なる?

えっ、使ってドブに捨てた金額?

え~っ、失った幸せな家庭の・・・、

 

ととととんでもないそんなことは、私には書けません!

 

 

 

う〜ん、でも曲の聞き方で、一括りにオーディオマニアと言っても無理がある

 

確かに楽しみ方の派閥はありますよね

その派閥ごとに聞き方も違えば、奏でる音の描き方も違うし、

呼び名も変わるのかな?

 

 

 

①、音楽を聴いて変に拘らず「良い曲だね」「楽しい音楽だね」との言葉で音楽を聴かれる方を

「音楽好き」「音楽愛好家」と呼びます

位は、〇〇好き、〇〇ファン、熱狂的な〇〇ファン、・・・等の称号でしょうか?

 

 

 

②、あっこの人の演奏なら「〇〇年のもある」、「どこどこでの演奏もある」、「○✖️レーベルもいいよね」

等の言葉が出れば

 

「音楽マニア」または

「レコードコレクター」と呼びます

 

位は、「詳しい方」から始まって、「熱狂的な〇〇ファン」や、「コアなファン」もいれば、「尋常ではないファン」までいますね

 

これらの方がは、どちらかというとオーディオマニアには分類されませんね

音の描き方は「実写的な描い方」とでも言えば良いのでしょうか

 

 

 

 

 

 

③、あ〜ノイズが出てSN悪いね」「○○Hz辺りが乱れて高域伸び切ってないね」

「〇〇Hzあたりの山が気になるね」「このトランジェントの悪さは○○だからだろうね」等々、こんな訳の分からない言葉が出るのは

 

「エンジニア派オーディオマニア」

 

回路がどうの、部品が何々だから、真空管を○○に変えれば・・・・、等の言葉が続きます

 

位は、「へたくそ」から、「素人並み」「プロ級」「職人技・神業」、等の称号でしょうか

まあ理論派だから、屁理屈は捏ねない方々が多いですね

 

絵の描き方で例えるなら「デッサン力の優れた絵」と例えれば良いのでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

④、この演奏は〇〇アンプがいいよね」、「もっと〇〇のスピーカーなら雰囲気でるよ」

「この手の曲は〇〇で鳴らすのが似合うよね〜」等の会話が出るのが

 

「オーディオ機器マニア」

 

クラシック系、ジャズ系、ボーカル系、の三種音が標準セットで、更に〇〇系音楽用とか、〇〇部屋用セット

または、ブランドや設計者に拘りを持つ方々も多いようですね

 

 

位は難しいですね、どんどん機材が増えていく人が多く、セットの数で称号が決まるのでしょうか?

「宝の山」から始まって、「キカイ部屋」「電気倉庫」「ゴミ屋敷」と続くのでしょうか?

 

描く音はわりとまともで、印象的にも、象徴的にも描くのそんな描き方でしょうか

 

 

 

 

 

 

⑤、「俺ならもっと張りのある声で奏でるね」、「この響きでは教会の高さが表現できてないね」

「これはA席のホール感だね、俺ならSS席で出せるね」、「情熱が伝わらなきゃオーディオじゃないね」・・・・・、

 

好きな楽器を強調してとか、自分流に音楽ソフトに味付けをしようとする方々、これはちょっと・・

 

音楽ソフトを、更に「自分らしく」とか、「もっとそれらしく」とか、「より○○的に」・・・

なんて言葉が出る奴らは危ないね

 

これが一番タチの悪い・・・、もとい、称号の難しい「オーディオマニア」だと思う

 

 

音楽愛好家からは勿論、オーディオマニアのエンジニア派からも

機器マニアからも白い目でみられ、敬遠される方々

 

 

エンジニアや機器グループのような派閥に属さずに、

自分の感性に任せて音楽を奏でようとする輩

 

これが実は「オーディオマニア」の正体だと私は思っています

 

 

 

音ってある意味、正解は無いからタチが悪い、聞こえ方も様々、それを己の感性のみで奏でてしまう・・

しかもこのてを語るオーディオマニアは「プライドが高く、他人の忠告など耳を貸さない」

 

 

そんなオーディオマニアの最上位の称号は、

 

レコード演奏家?から始まって・・・・・言葉が難しい

 

そうね、芸術的なサウンド、独創的なサウンド、理解不能なサウンドまで様々かな

 

 

描き方も、独特で自分だけのイメージを「遠慮なく表します」

問題なのが、このちょっと変わった表現方法が「本人は普通」だと思っている感覚

ここに問題があると思います

 

友達が居ないから仕方ない( ^ω^)・・・、ではなく

グループに属せなかいら、どんどん己の感覚に磨きがかかる

 

 

絵で表現すると・・・、難しい

チョット危険な、印象を強調した、抽象的画法?う〜ん訳の分からない画法ですね

色彩色豊かといえば豊かだが、豊かというより・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・、

これ以上書くとまずいかな?

・・・・・・、

 

 

 

やっぱり

趣味の世界だから、争いも、位も、地位も、メダルもいらないかな?

オーディオマニアは「皆、俺が一番いい音」だと思っているのだから

 

 

全員が「勝者」「金メダリスト」だとおもいます!

好きに聴いて、好きな音像を描けばいいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ、おれの描き方を知りたい?

ひ・み・つ💛

 

いや、もちろん原音に忠実に、機器は無色透明で、しら~っと音楽が楽しめるシステムを目指しています!

①の普通の音楽好きで、実写派ですよ私は

 

 

^_^信じる?


JBLが世界一になったのは音響レンズのおかげ?

2022年02月04日 22時15分07秒 | オーディオ

 



JBLの特徴ともいえる音響レンズ

 

最初に発表されたのは1949年に、新しいトーキーシステムの高域指向特性を改善するために

「ベル研究所」で発表されたそうです



1949年といえばランシングが亡くなった年ですから、ランシングはこの音響レンズを知らなかったのですね

 

 

あれ?

 

ランシングの初期の作品と言われる175ドライバーでよく目にするのは、円形のレンズですが

 

あれは後からつけられたものだったのですね、当初はマルチセルホーンも使えずにストレートホーンだったのですね

以前、私の勝手な妄想でランシング物語妄想編のブログで書き、真面目なオーディオマニアの方から

 

大変な批判のコメントを頂き、酒飲んで適当なブログは二度と書くまいと思っていました

 

・・・が・・・

 

 

 

すみません

でも、いいですか、私のブログには「オーディオの真実は」一つも書いていません、「全て私の妄想です」

 

アルニコマグネットスピーカが一番ですよ、能率の高いスピーカーなんてスカスカでだめですよ~、能率は88db以下が最高それを300Wのパワーアンプでならして、レコードなんてひどい音です、今はPCの時代です、私の書いてる励磁だ小出力アンプだアナログが良いなんてブログは「うそばっかり」ですよ~

 

ここまで書けば、何も言われないだろう

 

実は私はJBLが当時世界一になったのは「音響レンズ」のおかげだと思ってるんですよ



こらっ、そのこのあんた、あんな音を悪くする金属とその反響を消すフェルトを張った、

叩くとビーン、ビ~んとうるさいホーンのおかげでJBLが世界一になった、そんな馬鹿な(大笑)

 

 

なんてコメント書くなよ

これは、妄想なんだからね

 

 

 

ぐびっと、スコッチ飲んで書きます、ある酒場で愚痴ってる男、トーマスさんの物語・・・

 

 

トーマス:ランシングよ~なんで自殺なんてしたんだよ~

ト:うちの航空会社に資金援助を求めたから、支援して経理部長だった俺が手を貸して、一緒にJBLを立て直そうと思ったのに

ト:俺が来たから自殺するなんて、俺は監視役で来たんじゃなくてほんとに助けようとおもったんだぜー   

ト:よし、音響のことは何もわからないが、責任を取って俺が会社を引き継いで、JBLを世界一の会社にしてやるよ、それで勘弁してくれ

 

てなわけで、ランシング亡き後はトーマスがJBL社の社長に就任しました

 

トーマス:やっぱり憎っくきはキャリトンのALTEC社だよな、ALTECを離れたらALTECで彼が作った製品もWEの技術も

ト:ランシングの名前さえ使えないなんて酷過ぎる、しかも得意の映画音響理論まで封じられて

彼は過去のものすべてを奪われて、やむなく家庭用の中途半端なスピーカーを作ったけど、

結局全然売れなくて、それが原因で経営不振になったからな~、

ト:ランシングって男は、恩と義理で復讐できなかったから、俺がキャリトンに復讐してやろ、ALTECをぶっ潰してやろう

 

 

てなわけで、新社長に就任したトーマスは「ランシングの本来の意思を」引き継ぎ、映画産業でALTECを抜き、ランシングの夢を叶えようと考えました、

 

 

トーマス:映画のことなんか何も知らないけど、人脈はある、よし、その人脈を使って、密かにこれからの最新映画産業の先端を研究しよう

ト:1950年になって家庭用TV放送なんてものが始まったから、あれほど繁栄して儲かった花形映画産業もさすがに少し衰退傾向になってきた

ト:映画業界の衰退傾向にわが社が歯止めをかけて、もう一度あの花形産業に盛り上げて一儲けにするには

ト:家庭では絶対に味わえない「高音質・高画質」が、これからの映画には必要だ、一つの音源のモノラルの時代はもう終わった

ト:これからは”マルチチャンネル”の「シネマラ方式」が主流になる、「立体音響時代の幕開」けだ、そこには、最新の「高音質スピーカー」が必要になる

ト:あんなALTECの軽い低音や、小さいホーン束ねればどれか当たるだろうなんて軽薄な発想のマルチセルホーンなんかじゃダメだ

ト:もっと「確実な指向性」「フラットな周波数特性」を持つ音の良いホーンを作らなければ、これからの高音質時代には対応できない!

 

 

ト:はずだ

 

トーマス:俺が極秘裏につかんだ情報では、あのWEの研究機関の「べル研究所」が、最新の研究をしているらしい、

:その名を「音響レンズ」というらしいが、俺が掴んだ裏情報では、何故かその最新の技術を「WEでは使わない」らしい、

:まあ、もうなくなる会社だからなあそこは、しかもALTEC社もいまだに発表していない、今がチャンスだ

 

 

トーマス:誰か作れる人いないかな~・・、そうだ!、ランシングの師匠ヒヤリードさんを引き抜いて・・・・、それはだめか

ト:ならば、知り合いから紹介された、若き天才「バートロカンシー」くんに全てをたくそう!、

 

ト:いいかロカンシーこれからは”たぶん”高音質なマルチチャンネルの時代が来る、

:俺が極秘裏に掴んだ最新音響情報をもとに、世界最高の音響レンズを作って、最高のスピーカーを作ってくれ

 

 

ロカンシー:わかりました、音響レンズを使って世界最高の音質特性のスピーカーを作ればいいのですね

ロ:で、今までの世界最高のドライバーは何だったのですか?

 

トーマス :俺が知る訳ないだろ〜

 

ロカンシー:調べましたよ、WEが作ったWE594Aと言うドライバーユニットが、ダントツで世界最高だそうです

トーマス :よし、それを調達してくるから、ばらして最高のものを作ってくれ

 

てなわけで、それまでの世界最高のWE594-Aの励磁をマグネットにデッドコピーして、音響レンズ使用を前提とした最高のドライバーを作ることになりました、WE 594の4インチ振動板を小さくして、エッジの幅を広げてコンプレッションドライバーを完成させたそうです

 

ロカンシー:よし、ドライバーユニットは取り敢えず出来上がった、でも、あのデカい音響レンズを付けるとなると、かなり音の抵抗になる

ロ:フラットな特性のドライバーだと、高域が落ちてしまう、ドライバーの特性は思いっきり右肩上がりにしよう、でもそうすると、煩いなー

ロ:ならば音を静かにする新素材、響かない「プラスチック」をフェイズプラグに使って、右肩上がりの特性を出してみよ、おっこれはいい

:響きの良い手間のかかる金属フェイズプラグから、静かな音で簡単に表面が綺麗に作れるプラスチックに変えて

:磁気回路も手間のかかるfieldCoilから、大量に簡単に作れるマグネットに変えて、簡単に安く大量生産が可能なドライバーの出来上がり

:でも、ベル研の資料を基に、レンズの形状を試しにいくつか作ってみたけど、どれが一番特性が良いのかわからないな~

:あの~、トーマスさん、とりあえず三つの形状の音響レンズを作ってみましたがどれがいいでしょうか?

 

トーマス:俺に判る訳ないだろ~、でも三種類も作ったのなら、「それ全部発表しょう」



トー:低域用ウーハーも、ALTECからクレームが出ないユニットが出来たし

トー:これで見事なフラットな高域特性を持った「劇場用スピーカーシステム」の完成だ

 

トーよ~し、この特性の良いスピーカーシステムで、ランシングの悲願だった映画業界へ返り咲いてやるぞ

    

「みてろよーキャリトン」

と言ったかどうかは、知りませんがトーマスはこの劇場用スピーカーシステムを

「JIm Lansihg Theater Sound System」と名づけて映画産業へ進出しました

 

 

キャリトン:なにやらJBLは、ベル研の失敗作の音響レンズを研究して製品化するらしいが、バカだね〜

キャ:以前もベル研の失敗作フレッチャーシステムをMGMで欲しがったけど、ベル研は研究所だよ殆ど製品にはならいよ

キャ:やっぱりトーマスは劇場ってものを全く理解していない、ただの「素人だね」

 

キャ:劇場の舞台の近くで聞く客なんて、ほんの一握り「一番前はお金持ちの指定席」で、一般の聴衆はみんな遠くで聞いているんだ

キャ:音は遠くまで飛ばさなければならないのに、あんな至近距離で前のほうの客だけがいい音で聞こえるシステムなんか何の意味もないよ

キャ:だめだよ、「フェイズプラグの表面綺麗に磨いちゃ」、ここを金属製で、少し荒く作るのが「音を遠くへ飛ばす秘訣」なんだから

キャ:あっ、トーマスの奴らまたLansingの名前使ってる、久々にガツンと文句言って息の根を止めてやるか

キャ:まっ、あんなシステム売れないだろうからそのうち勝手に息の根とめるかな(大笑い) 

 

 

音響レンズは、ベル研究所が開発したのだから、素晴らしい結果ならその親会社WEが当然使うはずですが、

終焉に向かっていた時代なので、WEが使わなかければその後継のAltecが使うはずだが、この音響レンズは使用されませんでした

スピーカー出口の周波数特性をフラットにしたこの音響レンズは、当時の両社の劇場理論では全く意味の無いものだのかもしれません

音を遠くへ、多くの人に、リアルに、聞きやすく、そんな目的のWEやALTECの方式のほうが、当時の「劇場」という音響産業では要求が高かったのだと思います

 

キャリトンの思い通り、JBL劇用スピーカーシステムは売れなかったと思います、(注、今は何故かとんでもない高値です)

ランシングが命を懸けて守った会社を引き継いだ、トーマス率いるJBLですが、また座礁に乗り上げたのだと思います・・・

 

トーマス:悔し〜、なんであの最高の「高音質スピーカー」が売れないんだよ、みんな耳バカばかりなんじゃないの?

ト:よし、俺が劇場へ行ってその原因を探ろう(当然、最前席に座り)聴いてみるが、よく判らない

ト:何やら後ろの方の観客は「よく声が聞こえねーぞー」とどなっているが、ここで聞く限りは良い音だと思う、

ト:う〜ん、この音がいいのか悪いのか、思いきて隣に座っている貴婦人に声をかけて、感想を聞いてみよう

 

ト:あの~、失礼ですが今お聞きになった音、如何でしたか?

貴婦人:あら、私このおと素敵だとおもうわ、いつもの(ALTEC)軽薄な音ではなくて、男らしく、重厚で綺麗な音で「ステキ」よ

ト:ですよねー、あっざす

貴婦人:ジイや、私のダンスホールにこれと同じ機械一つ買っていきたいわ

ジイや:奥様、わたくし実は恥ずかしながらオーディオマニアなのですが、劇場用スピーカーはどれも外見が醜く、

ジイや:奥様のお気に入りのホールに、お似合いになるスピーカーは一つもございません

貴婦人:あらそうなの、残念ね、たしかに私の絵画に似合わない”ブサイクな機械”は我が家には置けないわねホホホホ〜

 

・・・・・

 

トーマス:そうか、劇場がダメなら、金持ちの家庭用に作ろう、やっぱり衰退の劇場を蘇らせるのはやめよう、そのままALTECと共に衰退させて

トー:うちは、お金持ちのご家庭用に似合ったスピーカー作った方が、これからの時代は儲かる

トー:以前ランシングさんが作った、ダサいデザインではなく、あの貴婦人が「私の部屋にぜひ欲しいわ」と言いたくなるデザインのスピーカーなら売れるかも

ト:それに、どうやら我が発明のユニットの音は、「遠くでは音がはっきり聞こえない」、でも「近くで聞くと、その良さがわかる」ようだ

ト:これからの時代のスピーカーは「デザインだ」、ピカソにもモネの絵にも負けない貴賓あるデザインのスピーカーが必要だ、最高の音と最高のザインだ!

 

てなわけで、大金をかけた375+音響レンズのフラットな特性は、広い劇場よりも、比較的至近距離で聞く金持ちの家庭でその特性が発揮できることが分かった、衰退産業の映画産業よりも、新たな時代に向けて家庭用の最高音質の新たなスピーカーを作りはじめました

スクリーンの裏の限られたスペースでコンパネ板のバッフル板で響かせて奏でるスピーカーではなく、

お金持ちのダンスホールのような広いお部屋に響かせるには、部屋の壁をバッフルがわりに利用したスピーカーがいいと考え

低域は劇場用のストレートホーンではなく、最新の方式のクリプッシュコーナーホーン型の様なのホーンを使い

バートロカンシーの作ったホーンレンズに、贅沢な金色の配色を施し「ゴールドウイングと名付け」

ハーツフィールド氏、自らの名を冠したデザインによる、

音も外見も最高の名機「ハーツフィールド」の完成となった

 何やら、外見だけで十分と言う貧乏なお金持ち用にフルレンジスピーカーバージョンもあるがここではパス^_^


トーマス:やったー!ついに究極のスピーカーが完成した、あのLIFE誌からも絶賛された、よしどんどん作るぞー

 

てなわけでハーツフィールドの成功を機に、パラゴン、オリンパスと次々に成功しJBLは飛躍したのだと思います

トーマス:あの小うるさかった、上から目線のALTECも、今では対等な立場だもう文句は言わせない、それに最初の誓いをがまだだ

トー:奴らの得意分のプロ音響産業でALTECに勝たなくては、ランシングの無念が果たせない、よし、衰退しきった映画館用ではなく

トー:これからブームになるであろう「レコーディングスタジオ」、に的を絞ろう、狭い空間で至近距離で聞くなら絶対の自信がある!

 

てなわけで、その後スタジオモニターでもその音像定位の整ったサウンドでスタジオモニターでも成功を収めたのは言うまでもありません

 

 

 

注、本ブログに真実は何も書かれていません、上記ブログを信じてJBLマニアに語ると笑い者になりますのでご注意くださいませ

 

 

私の妄想にお付き合い頂きありがとうございました

 

いかがでしょう今日のJBL近距離再生の成功は

 

音響レンズがあったからだと思いませんか?

 

 

反論お待ちしています

 

 

 

 

追伸

音響レンズって何?そう思いますよね

 

音響レンズとは、コンプレッションドライバーとホーンが奏でる鮮烈な音は

円形の振動板から発せられ、ホーンで拡張されます、ですから音は平ではありません

このホーンの音の出口で円の外側に抵抗を与えて、少し遅れる音を発散させて、フラットな特性を得ています

完全に私的な見解ですが

ホーンのみの場合は指向性が強く耳に飛び込んで来るような感じになりますが、

音響レンズを装着することにより均一化され定位感があような感じになります

 

私は音響レンズ賛成派でーす

 

 

 

 

さらに追伸

この音響レンズは当時大ブームになり、ラジカセなどにもただの飾りとして解けられていました

我がL 220にも、金属製の立派な音響レンズが付いていますが、

コーン型のLH5スコーカーにこのレンズ装着は

まさに飾り以外に何の意味もありませんでした


そこでコンプレッションドライバーとホーンをつけて、音響レンズ本来の音を出そうと今回の改良を行いしました^_^

本質を求めた改良だと私は思います

 

 

JBLモニターをお使いの皆様へ、

もしレンズを外して聴いているなら、もう一度音響レンズを装着してじっくりと音楽を聴いてみませんか?

 


JBL 375を励磁改良しても、WE594には・・・

2022年02月01日 13時40分06秒 | オーディオ


WEオーディオを語る方々が、最近一段と多くなってきましたね

 

WE単線の魅力から始まって、

再発売のWE300BなどWEを語る方々は確実に増えてきた気がします

 

いい事ですねー

 

そのWEを語る方々の頂点にらっしゃる方々、WE至上の人たちがいますが

そんな方々が使うユニットは

 

当然のように555Wと、

WE594Aを使われています

WEの真実の音を語れる方々は刻印真空管か、

これらのユニットをお持ちの方だけなのでしょうね

 

私は何も持っていないので、好き勝手なWEを語らせて頂きます

 

 

 

 

発売からすでに約100年を経過する555Wですが

 

人の声を奏でたら、このフルレンジユニットを超えるユニットは未だに

一つも無いといっても良いと思う、傑作ユニット

 

最初の作品が既に頂点の傑作ユニットだと思いますが・・、

 

100年前のユニットが最高で頂点なんて書くと、

また多くの方から反論を書かれそうですが

 

それも気にせず書きます、このユニットを超えるフルレンジユニットはありませんが

 

 

高域のWE 594Aコンプレッションドライバー、


これを超える中高域ドライバーも無いと断言しても良いと思います

555Wほどある意味名が知られていないのは、

あまりにも特性が良すぎてスピーカーシステムとして合わせる

低域ユニットが無かったからです

 

 

孤高のユニットWE594Aその魅力は

惚れ込んだ方のホームページが有りますので

 

http://mikami.a.la9.jp/audio/we594a/we594a.htm?.tok=bcwjY6SBu.hmxIxe&.dir=/594A&.src=ph

こちらを参考になさってください

 

こういった超マニアから見れば、私なんざ可愛いもんだと思います

 

 

オーディオの歴史にその名を遺す、WE594Aですがオリジナルは生産台数も少なく、

あっても超高額ですから、多くのレプリカが造られてきました

 

 

 

一番簡単なのはJBL375を励磁に改良したものですが

どれも残念ながら、のサウンドでした

 

 

元々JBL375は、バートロカンシー氏が「音響レンズを使ったホーンドライバー」を制作するために



WE594Aをモデファイして、作り上げたもので、

375の歴史に励磁モデルはありません

注、ALTEC288は元々Lansing284・285・287の励磁で開発された物を、アルニコマグネットを使った288に改良したものです

詳しくは書きませんが、



 

遠くへ最高の音質できれいに音を飛ばそうとした594と

至近距離でフラットな特性を求めた375は全くコンセプトが違います

 

 

375を励磁に改良してもけっして、WE594Aにはならないと思っています

 

594Aに魅了された方々が作ったレプリカ594A

GIPさんのは、ほんとに綺麗で研ぎ澄まされたサウンドといえば良いのでしょうか

オリジナルに更に華やかさが加わったような輝きのあるサウンドです

 

 

力強く華麗なサウンドに魅了されました

でもちょっと高額ですね

 

 

 

またエルタスさんの真面目に造られた594Aも魅力的です

派手さは無いですが、歪みや嫌な音が一切しない、

 

音の良い594Aといえば良いのでしょうか

どこか「和」を感じるところも有るエルタス594A

 

値段もそこそこの機種でした

 

 

 

 

 

そして、もう一人WE594Aに魅せられた男がいます

T氏、



GIPやエルタスさんから見れば、乏しい資本でしょうが、

 

熱意と情熱、根性そして奏でるサウンドは負けていません

 

フレーム加工は専門業者で行いますが、

コイル制作加工、絞り塗装、振動板の製作から、組み立て

 

その作業を全て一手に担う、稀代のオーディオ請負人「T氏」

本職はアンプ職人ですが、

 

過去にはアームやMCトランスやフォノイコもアンプもスピーカーも

 

最近では低音ドライバーまで作る「オーディオ職人」

が、手掛けた最高傑作「AT〇594」

 

オリジナルから、様々な594Aレプリカを聴いてきました

 

 

値段では、松・竹・梅、

GI〇から○オーディオ製迄、

等々ありますが音と値段では、コスパ抜群、


これはなかなかのものですよ

 

 

なにやら、

もうオーディオショップは辞める!と言い張っている「T氏」だが

たぶんユーザーが許さないと思います

 

 

今年も新作待ってます!