オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

「美味しい」と「旨い」の違いについて

2022年03月31日 18時34分00秒 | オーディオ

私の朝食です、2日以上かけて作る醗酵玄米に

鰹節をかけ納豆と烏骨鶏の有精卵
 
これが美味しいのですよ
 

 

さて、「美味し」と言える時はどんなときでしょうか

 

 

a、美味しいと知らされた(教えられた)

b、美味しいと味覚が判断した

c、美味しいと心が感じ、快感を得た


蕎麦打ちも少し上手くなってきました、時々美味しいのがやっと打てるようになりました
 

 

aの仮設、美味しいには絶対的な定義があって、その定義をクリアしているので「美味しいと知らされた」のか


bの仮設、経験上の知識や情報分析で味覚が「美味しいと判断」したのか


cの仮設、美味しいと心が「感じて」、興奮したとか、心が揺れたとか、幸せな気分になったとかの「気持ちが動く」ことなのか

 

 

う〜ん、やはり、私は「美味しい」とはcの「感じて、何かを得る」ものなのだと思います

 

 

「美味しい」とは一般的にはどういったモノを食べたときなのかを調べてみると


一説によれば「美味しい」というものや定義が、あるわけではないそうで

美味しいと思う感情があるだけ、との説もあり、


なるほどわたしもそう思います

 

 

美味しいと感じるには「味」「外観」「彩」「香り」「触感」「体調」等々の様々な要素を五感で感じて



 

「美味しい」と感じるのだとおもう


 

同じ所で同じものを食べても、美味しいと感じる時と、こんなものだったかな?

と、あまり美味しくないと感じる時があります


美味しいかどうかは自分の体調や気持ちなど様々な要素によっても感じ方が違うと思います

 

 

「美味しい」は感性であり、

条件を満たす定義があるわけではないと思います

 

 

 

 

 

 

対する「旨い」

これは「あじ」という定義に基づいたものだと思います


砂糖は「甘い」と教わりました、塩は「しょっぱいと」、「酸っぱい」や「苦い」も教わった「味」の定義です
 

今はこれに「旨味」が加わって味の五大要素と云うらしいですね

「旨い」は、これらの「味が良い」事の総称だと思います


積み上げた知識、情報を分析し「味が」「旨い」と理解するものだと思います

 

因みに「 旨い」をどんどん足しても「美味しい」になるとは限らないそうです

 

 

こう考えると

もしかしたら、「旨いは左脳」が判断し

 

「美味しいは右脳」が感じるものなのでしょうか

 

 

 

そういえば目、も同じような働きがあり

 

左目は右脳に働き、右目は左脳に働く、なんてことを聞いたことがあります

自分の気持ちを相手に伝えたければ、

相手の左目を見て、感情込めて伝えるとより効果的、だなんて事もほんとかウソか(笑)

 

 

感性の「美味しい」

知性の「旨い」

だと、私は思いますが・・・・・

 

 

 

 

 

さてさて、本題どえ~す


いつもどおり私の勝手なオーディオ持論ですので、何のエビデンスもありません

 

美味しいは=「楽しい音」

旨い=「良い音」

 

だと私は思っています

 

 

オーディオの闇の部分に

「答えの無い良い音」の定義があります

 


なぜか音楽を楽しむ、多くの一般の方々には認知されないのが

「趣味人が愉しむオーディオ・サウンド」

今までも、そんな方々が「良い音とは何か」と、散々議論がされてきましたが


なかなかその明確な答えはありませんでした

 

議論を尽くしても、結局最後は「好み」となってしまうとこが多かったからです

 

 

聴く人の「好みで違う良い音」の追求


これでは他人や世間一般から趣味のオーディオが認知されることは無いと思います

 


勿論趣味ですから、「認められなくても、まあそれはそれでよい」のだ、と言われる方もいらっしゃいますが

 

私は他人から、認められないようなオーディオは意味が無いと思っています

誰からも認められるような、「美味しい音」を我が装置で奏でたいと思っています

 

 

先程、「旨い」は左脳が判断し、「美味しい」は右脳が感じるものではないのか

右目と左目の、右脳と左脳への影響説を書きましたが

 

 

耳も、もしかしたらそんな働きがあるのではないでしょうか

一般的に音や色は右脳で判断されるというが、

聴力も右脳派、左脳派に分かれのではないだろうか

 

利き腕、利き目、と同じように利き耳もあって

 

左耳が良く聞こえる人は右脳が敏感に反応し、感性が強く反応する

なんてことは無いのかな?

 

 

料理の天然の素材と違って、オーディオ機器は誰かが

良い(旨い)と思って作られた工業製品

 

 

メーカーの工業製品は感性を作れない、販売店もできない

オーディオ機器は「良い音の機器」と、「それほどでもない」機器の二種類

ダメなものは製品として作られることは無いと思います

 

このアンプはとても音が悪くて、大飯食らいで、歪んで、増幅もろくにしないアンプ、

なんて売れないですよね(※うちのアンプはみんなこんな感じ(笑))

 

その良い音の機器(旨い素材)を組み合わせて

楽しい音楽を奏でるシステム(美味しい料理)を作ることが

「趣味のオーディオ」だと思います

 

 

 

いよいよ、本題のメインテーマです(笑)

美味しい料理(楽しいサウンド)って

旨い素材(良い音の機器)を繋げただけでは

 


けっして奏でないのです


594Eその圧倒的な音圧に、四苦八苦の始まりを予感

2022年03月28日 23時38分00秒 | オーディオ



さあいよいよ594Eの音出しです


今までもそうでしたたが、音響機器を入れ替えて、音の進化?強化?を行うと


必ず”何か失うもの”が伴いましたが、

その違いをまずしっかり把握していないと、折角「進化のための機種変更」が


何のために替えたのか、または意味の無いものになってしまう恐れがあるので・・


まずは、今回は何を失ったのか、それを聞き比べながら音出しをはじめました



音を出してまずは、その「圧倒的な音圧に驚きました」

厚み、深み、重み、音質、力強く優雅で

どれをとっても、今までに無い音に圧倒されました


音のよさ、そのモノは比較にならないほどの違いです



低域は、ウーハーとの繋がりを考えてカットオフを低めに設計した

その効果もあったのか、ウーハー其の物を交換したかのような量と厚みが増えました

 


高域は、今まで鳴っていた597ツイーターの音が聴こえないほど594は伸びている

 

594E恐るべし



 

そうだ、浮かれる前に、失うものをチェックしなければ

 

 

 

今までの、エネルギッシュで過激、すこし尖ったところもあった288Fc

その尖った処も魅力的で、情熱的な力強いサウンドを奏でていましたが

 

今思うと22 Aホーンと288は、バランスが上手く噛み合ったサウンドというよりも

お互いの魅力をぶつけ合った魅力的なサウンドと感じます

 

 

分りずらいかな?、スピーカーは

乱れ無く「整ったバランスの良い」良い音も、もちろん楽しいですが

その音にチョット、「個性とも云えるアンバランス的な”魅力的”要素」を加えて

ウキウキ・ワクワクな「音の楽しさを」演出するのも、大きな楽しみの一つでした

 

そういった所謂、バランスよく、よりも、より魅力的に、と云った組み合わせで

今までの力強くエネルギッシュな音を作り上げてきましたが

 

 

594Eでは、そのういったものは「無駄な努力の小技」、と思えるような

ホーンとの調和を伴った「バランスの良さ」の風格が感じられました

 

 

そんな小技の積み重ねで22+288では、高域のキツさとも云える音の暴れも手伝って

若々しく荒々しくも奏でていた「力強いエネルギッシュサウンド」は

 

影を潜めました



何だか寂しい気もしますが、これが「進化」でもあると思います

 

人も同じだと思いますが、何かを知識や、情報、人脈、等々を歳と共に得れば

失う、若さや情熱、無謀、挑戦欲、様々な物を失いながら、

進化して、落ち着いて大人になって行くのだとお思います



(笑)先日Tオーディオでいつもの強者達(60歳代以上の先輩方)の会話を楽しんでいましたが

:「この店もオーディオ機器が山のように置いてあるけど、俺、先日おふくろに、少しはこの機械片付けなさいよ、”全く子供の頃から何も変わってなわいね!”、って怒られちゃってさ〜」

:「俺もだよ、子供の頃からさらに拍車がかかったとか、まだあの頃は小さなもので済んでいたけれど・・、確かに金が使えるようになれば拍車はかかるよね、やってる事は、あの頃と確かに何も変わってないよね」

:店にいた強者全員同じだと大笑い

 

子供がそのまま大人になったTオーディオ強者達の会話でした

 

 

 

まあ、それはおいておいて

通常の人達は、何かを失いながら進化して行くのだと思います

 

今回失ったものは、荒々しいとも云える「情熱サウンド」、

それとフレッシュな「音の若さ」

いままで、我が情熱的で若々しいサウンドを聴きに来るなら、

「耳栓と・胃薬は」持参して下さいと言っていましたが

 

 

これからは”要りません”(笑)

 

 

288FCも魅力的でしたが、失ったモノを差し引いても、

594の魅力が圧倒的に勝りました

 

これで気が済みました、

 

 

注、

V8ミッドシップこそがフェラーリの魅力

と思っていましたが

フロントV12モデルは、また別な魅力なのだね~



となった想いです

 

 

 

大いなる魅力も十分に感じましたが

反面手強そうなサウンドも随所に聴かれます

 

さてさて、ゆっくりと落ち着いて、たのしみながら

594Eの魅力を引き出していこうと思います~


音が出るまでの時も楽しいものです

2022年03月25日 06時55分09秒 | オーディオ

 


いよいよWE22Aホーンと594ドライバーを繋ぐスロートが完成しました
 

少しずつ一つ一つ手作りでやっとここまできました

 

594Eを落札して金策に一週間

調整とホーン選択で一週間

スロート製作に数週間

 

長い道のりでした(笑)

 

本来のWE24Aホーンがとんでもなく高くて買ずに、レプリカ24Aは作られていない

22A を24ふうに改良しようかと思いましたが、それも虚しく

 

結局そのまま22Aホーンを使うことになり、そのスロート製作に入りました

 

紙型の模型でチョット分かりずらいかもしれませんが

円い入り口から6センチくらいの40と書かれた所に絞りを加えています

 

本来ホーンはスムーズに広がるのが理想です、

ドライバーから出た音をホーンでまた圧縮することはありません

 

 

ここに絞りを入れた理由は

そのスムーズな広がりのためのものなんですが、分かりずらい話ですよね

 

 

スロートの入り口は○、出口は□の形をしています

ドライバーは円形

 

ホーンは四角、だからそうなります

この○と□を綺麗に調和させ、スムーズに音が流れるようにする必要があります

 

このために入り口の○マルに合わせて

 

□の角にパテを塗って整形し調整しました

このパテの使用を踏まえて、外見上絞りが入っています

流石T氏の設計

 

綺麗に整形しスムーズな内部のスロートになってきました

 

パテは自動車補修用のホルツの二色混合のパテを使い

 

 

厚めに塗って、ひたすら磨き上げました



我ながらなかなかの仕上がりだと思います

 

WEやベル研でもここはかなりのノウハウがあるようなことを聞いたことはありますが

 

私にはノウハウがないので、とにかく綺麗に、スムーズにを目標に磨き上げました

 

 

そして、デッドニングは、徹底的に鳴きドメを行いました



自動車のアンダーマットというのでしょうか?
 
ボディーの下に貼ってある振動吸収材で粘着剤の付いたタイプのもの
 
 
 
鳴きどめを行おうと思ったらこれが効果的です
 
 
ホーンの鳴きを止めるべきか
 
ある程度鳴かすべきか議論はありますが
 
 
私は至近距離視聴では、ホーンは余計に鳴かない方が良いと思っています 
 


鳴かすと、個性的で555をお使いの人は音がさらに太くなって良い
 
なんて言われる方もいますが
 
 
 
あいにく私は555を使いません
 
綺麗なサウンドの288や594ですから、鳴きどめは完璧に行います
 
 
 
さてさて、いよいよ準備完了です
 

 

 


最高の変換効率を誇るのがコンプレッションドライバー

2022年03月22日 21時14分18秒 | オーディオ

音楽の「電気信号」を「空気振動」に変える、スピーカー

 

この「信号を音に変える」ときに、大きなロスが生まれ音の純度が鈍ってしまいます

 

入り口のピックアップで得た、信号を増幅し

ロス無く音に変換することが求められる、オーディオ機器ですが

 

 

残念ながら多くの「ロス」を生むのが、ケーブルやネットワーク

そして、更に大きなロスを生むのが「スピーカー」ユニットそのものです

 

 

一般的にロスの少ないスピーカーを高能率型と云っていますが

 

此のことを書くと、「ロスが多くても低能率のほうが音が良いと」、怒る方々がいるのでこれ以上は書きません

その方たち言わせるとスピーカーの変換効率が悪くても今はパワーアンプが出力が高いから問題無いのだそうです、

 

 

私は変換効率が最も良い音響機器は「蓄音機」だと思っています

※先日蓄音機の音色をじっくりと堪能してきましたが、蓄音機はピックアップで拾った音をそのまま拡声しているのが良くわかります

入り口のピックアップ振動板の音と、出口のホーンの音はほとんど同じ音がしています、

 

蓄音機の変換効率は100%に近いと思っています

が、

 

電気を使ったオーディオ機器の場合、変換率はとても低くなります

10%から良くて30%、WE555でも50%が最高と言われています。

 

 

スピーカーで音の変換時のロスを最小に抑えるには、

振動板が無駄な動きをせず必要最小の動きで

大きな音圧を得る事が必要となります

 

 

様々な手法のなかで最も優れていた方法が、先ほどの蓄音機と同じ


メガホンのようなホーン・スピーカー方式
 
 

ホーンの起源はとても古く

 

紀元前300年代のアレキサンダー大王の時代から既に使われていたそうです


小さな音を、効果的に大きくすることができる、

 

 

 

ホーン方式

 

そのホーン効果を、更に高めるための手法として

こんなイメージでしょうか、

 

 

音を一旦圧縮してホーンで解き放つことがより効果的な方法であることが分かってきて

 

それを踏まえたホーンスピーカーの研究が行われてきました


振動板の面積より、スロート出口を小さく絞って音圧を高めた空気圧縮方式が考え出され
 
 
これを「コンプレッション方式」と呼ぶようになったそうです
 
 
ホーン効果を更に高め音圧得るための圧縮には、振動板に一定の負荷をかける必要があり
 

圧縮した場合の音の乱れ、振動板を湾曲させた場合の、真ん中と両端の位相の乱れ、均等な音圧、等々


様々な圧縮の実験を経て1926年

 

コンプレッションドライバーの決定版

WE555Wが完成となったのです

 

写真左側が555W、その右側が数年後発表された594Aです


話はちょっと脱線しますが、
 
この二つのコンプレッションドライバー、音の出口は左右逆ですが
 
実は二つのユニットはある法則の基に、同じ向きを向いた図で描かれています
 
 
 

構造の違いや、いくつもの理論やその進化がこの二つ図に詰まっていますが

取り合えず二つの理論を書きます

 

まず、位相極性

L2にプラスの信号が入った場合は、

コイルは磁界の外へ出るのが「WEルール」

注、実はJBLの古いアルニコもこの位相極性理論は守っています、JBLの逆使用は、L1・L2の逆利用ではなく

N極とS極の極性の逆配置です(まあ結果的には振動板は逆に動くのですが、この理論は大切なんです)

 

音の出る方向では無く、「磁極の極性を中心に図を書くと上記の図」になります

 

 

次に先程の理論で

L2にプラス信号が入った場合、555Wの振動板は音の出口向かって動きます

この出口方向に振動板が動く方式を「フロント・ドライブ方式」と呼びます、

 

一般的なコーン型スピーカーは殆ど、フロント・ドライブ方式でドライブされています

 

 

かたや594のようなL2にプラス信号が入ったときに

594の振動板は音の出口と反対側に動きます

 

この方式を「リア・ドライブ方式」と呼びます

(なんちゃってWE理論ですから他人に語ると笑われますよ)

 

 

 

ですからWE555WとWE594Aを、音の出口を同じ方向に向けて

ご丁寧にタイムアライメントを合わせるため、ボイスコイルを同じ位置で設置した場合

振動板は其々逆方向に動きますのでL1、L2の極性を逆にしないと

 

位相は合いません

 

 

通常のコーン型ウハーと、555wを使った場合は「同じ極性」ですが

 

リア方式の594やその子分の288を使った場合は「極性は逆に」なります

因みにWE597Aツイーターはフロント方式ですから、555と同じ極性です

 

初期JBLは、何度も書きましたがN・S磁極の極性が逆ですので

注、磁極が反対なのはアルニコ時代の初期JBLだけです

 

WEやALTECのウーハーで、上にJBL375を使う場合は

同相でOKになります

 

 

フロント・ドライブ、リア・ドライブの方式の違いに加えて

JBL磁極の極性の逆使用なんて全くめんどくさい話です

 

 

めんどくさいと言えば、フロント・ドライブとリア・ドライブの違いを、昔は湾曲した振動板の

表と裏で使うからだと単純に考えていましたが、その後磁極から見ての事だと学び、その違いを改めました、が

 

 

最近594Aのルーツを勉強していくと、何と555Wの振動板を両面使う実験が

594Aの始まりとの事で、その特許もありました


左側が通常の音道で、右側の本来のバックカバーを外して
 
フェージングプラグを使い高音を取り出そうとした「振動板の両面使い」
 
 
この実験で、フロント方式、リア方式の呼び名が生まれたとの事
 
あながち振動板の裏表も間違ってはいなかったのかな(笑)
 

 

we555W一つのユニットで中音と高音二つの帯域を奏でようとしたこの実験は


同軸型スピーカーの走りだと思いますが、実用化はされなかったようです

 

 

 

 

 

 

話が脱線したままですので、コンプレッションに話を戻します

 

WE555WとWE594Aの進化でフロント方式バック方式以外に大きな違いは

 

555の一体型に対して、594の分割かされたフェイズプラグの構造

効率的に振動板に負荷をかけて、位相の乱れを整えるフェージングプラグ

 

様々なメーカーが様々な、素材や圧縮方式を開発してきました


ホーンスピーカーとその効果を最大限に引き出す
 
コンプレッションドライバーの組み合わせ

 

この組み合わせを、遠くへ音を飛ばす為だけのPAやSRとして考え出された組み合わせという方もいる

その方々に言わせると、”劇場型スピーカーを家庭の持ち込むのは馬鹿だ”というかもしれないが

 

私はコンプレッションドライバーの音の良さを、

 

ただ単に遠くに飛ばすだけでの方式ではなく

リアルな音を奏でるのに最適な方法だと思っている

「人工声」装置、なんて呼べるコンプレッションドライバー

 

WE555wとその進化版WE594 Aは変換ロスの最も少ない、

最高に高音質なスピーカーだと思っています

 

 

何より私はコンプレッションドライバーで奏でるサウンドが

大好きです!

 


594–E準備完了です

2022年03月18日 23時23分54秒 | オーディオ

この写真にはオーディオマニアがやってはいけないことがいくつか映っています、さて何でしょうか?
 
 
音が出るまで、もう少し時間がかかりますね
 
 


シリアルナンバーが製造年月日との事で、36年が経過している594E
 

音出しの前にバラしてメンテナンスを行いました


フェイズプラグは綺麗な真鍮製で
 
 
 
 
流石ギャップの寸法はオリジナルの図面通りのようですね
 
 
以前に、WE594Aをこよなく愛するマニアの大先輩に
 
 
「何故594は音が良いのですか?」と質問したところ
 
 
 
三〇大教授:
 
ここを見ろ!、この計算し尽くされたフェイズプラグを
 
555の一体の一体型から、円形の分割フェイズプラグに変わって
 
全て理詰めで、理論通りの設計がすでになされていて
 
それを基に超高精度に制作されていたんだぞ!
 
 
 
これが音の秘密だ!
 
と、熱くビール片手に語って頂いたことがある
 
 
 
 
594Aの音の良い秘密は、真鍮製の高精度のフェイズプラグがあってからこそ
 
私もそんな想いを持っていました
 
 
 
 
フェイズプラグの真鍮、ジュラルミン、プラスチック
上記はJBL375です、375は594Aのコピーと言われていますが、
以前も書かせて頂きましたが至近距離での試聴を目的として製作されたためか
フェイズプラグは最初からプラスチック製です
 
 
 
「プラスチック」はホーン無しで聞き比べると、375が一番聴きやすい「お・と・な・し・い音」ですね~、〇×△□・・◇????、(注、大人になったので本音は書きません)
 
 
「ジュラルミン」(アルミ合金)は元気が良いですね(Tオーディオの594MDKはこれを採用)
 
 
「真鍮」は音が奇麗だと思います(上品な私には一番似合っているように思います)
 
 
 
 
 
そんな違いがあると思いますが、(あくまで私感です笑って読んでください)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一つ残念だったのは、振動板には補修の跡が見られました
 
 
音出しテストでは問題はありませんです、良しと致します

振動板のエッジやフェイズプラグには、若干のサビが出ていましたが
 
 
サビ落としはしませんでした
 
貴重な振動板ですので下手に触って壊すといけないので
 
 
 
もしかしたら、375の振動板と互換性があるかと思って
 
 
はめこんでみましたが、流石594はでかいですね、375の振動板とは規格が違いました
 
 
 
やはり同じ大きさの振動板は、昔エール音響がアルニコで作った594とGIP,エルタス
 
しか作られていないようです、誰か情報がありましたら教えてください
 
 
 

私が手を加えると何故か変形するので、今回は磨かず軽く拭き上げ、
 
ギャップやVCの掃除をして、メンテナンス終了
 


勿論リード線のハンダもチェックしました


 
 
ついでにTオーディオに持ち込み、磁束密度を計ってもらいました
 
ポールピースに謎の金属が使われたオリジナルは18,400ガウスですので
 
 
 
それを超えているか、興味津々でしたが、
 
ちゃんと超えていました、よかった~、
 
 
 
素材はたぶん純鉄だと思いますが
 
当時の記事で、どこかの大学に運び込みその素材を研究したような記事を目にしたことがあります
 
パーメンジュールを使用したと明記しているGIPと違って、
 
 
 
やはり謎の金属の磁気回路、としておきましょう(笑)
 
 
 
 
それでも磁束密度18,750は立派なものだと思います
 


使っているネジはインチではありませんでしたが
 
その他、見えるところはオリジナルとほぼ同等のスペック、
 
重さもほぼオリジナルと同じ594-E
 
 
 
流石に、真面目に作った594Aレプリカだけのことはあります
 
 
 
さてさて、ホーンを付けた状態では、如何なものでしょうかね?
 
 
 
 
 
 
WE594Aを取り付けるホーンと言えば

当然ながら「WE 24ホーン」しかない!
 
 
 


が、
 
問題は「WE24はレプリカが作られていない」


「WE製品を使わずに、WEサウンドを奏でる」
 

そんな悲しいポリシーの私にとっては、大問題
(笑)
 
※ちゃんと読んでね、
「買えずに」ではなく「使わずに」だからね、これはポリシーだから
広島のほうで昔は「自作でウエスタンエレクリックを愉しむ」なんて言ってながら
結局、全てオリジナルWE製品で揃えた、軟弱なんちゃってWEの方とは違い
私は筋金入りの「なんちゃってWEサウンド奏でる派」です!
(Fさ~ん24ホーン貸して~)
 
 

仕方がないので、
 
 
22ホーンの中に鉄板で、24ふうにスリットを入れるて
なんちゃってWE 22、4ホーンの制作を始める事に
 
 
 
 
・・・・・、
 
 
 
 
 
 
と、思いましたが
 
虚しいだけなので、やめました
 
 
 
 

結局今使っている22Aホーンをそのまま使う事にしました

これなら必要なのは、取り付けるスロートアダプターだけで済みます
 
 


 
我がシステムは、ホーンスピーカーとして珍しく「タイムアライメントを揃えている」ので
 
 
今以上のにあまりスロートを短くしたく無いが、かといって長いとカットオフが低くなってしまう
 
 


 
理想の長さの30センチでは、計算するとCFが70HZぐらいに下がってしまった、
 
これではいくらなんでも低すぎ
 
 
 
 
ツイーターとして高域だけ使えばいいものを、
 
やっと買った貧乏人そのサガで、高級品594にできるだけ広帯域を持たせたい


 
そんな想いのスロートの長さと、カットオフの妥協点で
 
 
スロート長21センチ、111HZのカットオフで製作することになりました
 
 
 
 
勿論設計は私には不可能なのでT氏に依頼し、設計と型紙を作って頂きました
 
その型紙を基に実寸大でスロートを作って頂きました、チョンマゲスタイルの短いバージョンといったところでしょうか
 
 
 
 
知人の鉄工場へ持っていって製作をお願いしましたが
 
 
露骨に「忙しいので月内にはやりますよ、それで良いですか?」
 
 
 
まあ、仕方ない、「はい、それでお願いします」と頼んできました
 
 
 
あとの準備は大丈夫かな、低域のバッフルの角度も変えたいが、
 
実はこれは重労働で両側面、上面を塞いでいるので、解体して作り直すぐらいの労力がかかるので、
 
パス
 
 
 
電源はどうしよう、288FCの24V、1Aでは低すぎるようだ
 
24V、1.2Aが適正だと思った、でもこの程度の違いならなんとかなりそうだ
 
 
 
電源を作り直すなら48V、1Aで作りたい
 
以前もテストしたが、WE597Aツイーターは6.5Vをそれぞれ繋ぐより
 
12Vを直列で繋いだ方が音が綺麗で、繋がりもよく感じた
 
 
 
今回も直列を試したいが、まあそれは一旦鳴り出してからにしよう
 
 
 
 
スロートが出来上がる日が待ち遠しいです
 
 
 
 
 
 
 
 
追伸
ほんというと、フェイズプラグは錆が生じていましたし
表面はザラザラしていましたが

機能美は音に現れるとの想いで、ひたすら磨き上げました
ピッカピカのつるっつるに根性で仕上げました、腕が痛い
 
 
 
 
皆さん、冬場の石油ストーブはオーディオ機器の天敵です
 
 
石油ストーブにやかんなんて使って
 
「暖かくて、湿度たっぷりで乾燥しなくていいねー」
 
なんて、奥さんに言われるまま、暖をとっていると
 
 
 
数年後は
 

こんなフェイズプラグになっちゃうかもしれませんよ~
 
 
 
因みに最初の写真の答えは、
①594は鉄アレイではありません
②オーディのある部屋では石油ストーブは使わない
③スピーカーの上にプレーヤーを置かない
④働かないものオーディオをやる資格無し!
皆さん当たってましたか?

至高の銘器594に魅了された方々

2022年03月14日 22時40分00秒 | オーディオ

変わり者が書いてるイカサマブログを、チョーひまな時に読むと

 

けっこうWE 594Aのことについて何度か、テキトーな事が書かれていましたね

 

 

WE594Aと言っても私が手にする事ができるのはWEのオリジナルは無理で、

レプリカや改造品のことばかりですが

 

もう一方の銘器WE555は、様々な多くのメーカーが励磁やアルニコでも

多くのコピーやレプリカをが作られてきました、が

 

 

 

555を超えると言われるWE594は、

ほんのわずかなメーカーしかレプリカやコピー作りに参入しませんでした

何か理由があるのでしょうか?

 

 

単に555より音が悪いのか

音の魅力に欠けるのか?

構造が困難なのか

材質が超高価だからなのか

・・・・・・、

 

 

何故かレプリカ594は意外に少なかったですね

 

 

WE 555との、音の違いは

「音の太さ」や、「音の濃さ」は555の方があると思います

555は感情までも音で演出するような魅力溢れるコンプレッションドライバーだと思います

 

そんな555より、早くて綺麗で、クリアーで、滑らかで、

ありながら、厚みがあって、華やかさがある594

 

 

 

解像度も含めて「音が良い」のは明らかに594Aだと思いますが、

何故か知名度的にもイマイチで、「知る人ぞ知る」程度の知名度なのでしょうか

 

 

開発されたのは1933年のフレッチャーシステムでその原型が使われ、

それを製品化したのが594です

555Wが製造を開始したのは1926年だそうですから

その10年後の1936に594Aと名付けら製品化されたようです

 

 

フルレンジユニットの555に対して、

2ウエイを前提にした、中高音域専用のドライバー

 

振動板は555の2インチの、倍の大きさの4インチの大型振動板

エッジは555の低域まで伸びる稼働範囲の広いタンジェンシャルに対して、

594は可動域の狭いロールエッジを採用しています

 

 

そして最も違うのは555の一体整形のフェイズプラグに対して

円形5分割のフェイズプラグだと思う

 

このフェイズプラグの精度の高さが、

594Aの高品質な音色に貢献している気がします

 

更に励磁のユニットの魅力を最大限に引き出す、ポールピース等の

磁界を作る素材、私はパーメンジュールが使われていると思いますが

 

 

下手な事を書くと、

もっと勉強しろ、木下氏がロカンシーに594の素材を訪ねて返答は「アイアン」

と答えたのを知らないのか、あれは鉄だ、バカやろー

とか、また誰かに書かれるので

透磁率の良い「謎の鉄素材」が使われたと書いておこう

 

注、そういえば先日FMレコパルが出てきたのでそれをFBでも書きましたが、

レコパルを読んでいた連中はわりとミハーで育ったように思えます、憧れオーディオの手引き

でもFMファンの方々は、そのごMJに通じたと言うか・・・、

レコパルは、憧れでステサンに通じそれは流行誌でありよく言っても参考書だが

FMファンの無線と実験の読者は「MJは教科書」扱いだと思う、

MJに書かれていた事が真実だと信じているオーディオマニアが実に多い、

この方々、にMj教科書と違うこと言うと、大変なことになる・・・

まあ、ステサンの欧米志向、欧米絶対主義もどうかと思うが・・・

 

あまりかくと、また怒られるので、

 

話を戻すと「謎多き孤高のサウンドを奏でるWE594A」

このレプリカは、あまり多くのメーカーが手を出さなかったのは事実

 

リスクが大きすぎたのでしょうか?

 

 

 

だが、これほど魅力的なオーディオ機器も、珍しいと思います

そしてその魅力の深みにハマった人たちが、

商売を度外してそのレプリカを作り上げたのだと思います

 

有名なところでは「GIP」と「エルタス」という日本のメーカーが

WE594の素晴らしいレプリカを作っています

 

両方とも縁あってじっくり聴かせて頂きましたが

正直、「G 594A」は凄い!、本当によくできています

 

 

まさに本物を越えようと作り出したレプリカの名にふさわしい出来です、

振動板やフェイズプラグどれ一つとっても全く手抜きなし、素晴らしい仕上がりです

 

 

 

 

 

 

 

 

かたや世間の評価では594Eはちょっと落ちますかね

振動板の絞りの甘さ、各部の仕上がりや精度、どれをとってもGに、

ちょっとだけ及ばないとの評価ですが、

 

このフェイズプラグは真鍮製で高精度です

 

「G」も「E」どちらの594もこのフェイズプラグの出来は素晴らしいですね

 

 



 

音質で言うと

オリジナルの気品の高い、濃さ、力強さ、華やかささ

 

 

それに加えて、「G」は色艶が良い、貴賓がある、華やかさが強調された

そんなサウンドだと思います

 

 

対する「E」はアク抜きされた、嫌味のないサウンド

キツさや粗さを除去して、取り除いたような優しさのあるサウンド

 

正直この優しい音を「物足りなさに」感じる方も多くいらっしゃるかと思います

 

 

 

オリジナル594Aを基に、惚れ込んだ二人の男が作り上げた

二つのレプリカ594は、最高の音質で奏でるコンプレッションドライバーだと思います

 



 

 

すごいですねー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?、そうか、忘れちゃいけないもう一人594に魅了された男がいた

「T」氏

謎多きT氏だが、594Aが誰よりも好きなことは周知の事実

 

オリジナルを仕入れて販売しようとしても、

「Tオーディオの客層が』それを許さないのだろうか

 

「超高額商品」の言葉に、T氏のポリシーがそれを許さないのだろうか

 

 

一般人が手にすることもできぬ高嶺の花、594サウンドをリーズナブルに再現しようと

JBL 375や、ALTEC 288を改良して、近いサウンドを奏で私たちに提供してくれました

 

ありがたいことです

 

 

そんなT氏の想いがこもった集大成T 594との音の比較は

また機会を見て書きます

 

 

フェイズプラグや振動板はJBL製ですが、このドライバーはとにかく重い

 



 

重い原因はコイルの大きさと透磁率の高いケースにあります、

 

 

磁力の強さは最強です

 

聴き比べる日が待ち遠しいです

 


オーディオは生き物、会話が大切

2022年03月05日 13時04分24秒 | オーディオ


生意気にも、最近複数のオーディオ機器で音楽を楽しんでいます

 

リビングでは二つのプレーヤーで、二つのフォノイコを使っています

アンプは300Bシングル、245シングル、350Bプッシュの三台

 

そしてスピーカーは WE728B+WE597AシステムとWE755Aフルレンジの二台

 

 

 

気軽に聞くつもりのリビングのステレオシステム

 

実はこれも結構「気難しいシステム」なんです

気に入ったアンプとスピーカーの組み合わせでばかり聴いていると

当然、使わないアンプとスピーカーが出てしまいます

 

 

使わないと言っても数週間程度なのだが

機嫌を損ねる

 

繋ぐとアンプが機嫌を損ねている

 

それも左右交互に

 

腹が立つが真空管の抜き差しや

 

時には手荒くアンプへの、

ジャブやストレートパンチで目を覚ます時もあります(笑)

が、やはり優しく対話すると機嫌良く鳴りだしますね

 

RCA245ちゃん、まだ100年しか経ってないよまだまだがんばれ~

とか

98年製WE300Bちゃん、若いお前には名前を付けてない名無しくんだけど

すねてないで、フレッシュで元気だけが取り柄の歌声聞かせてよ

とか

WE350ちゃん、お前は調子が出ると、力も音色も最高の真空管だね、

でもお前は寝起きが悪くて、一時間ぐらいぶつぶつ言ってるね

血液型はB型かい?

 

などと会話しながら機嫌を取って聞いています

 

 

 

そんな手を焼くリビングの「WEサウンド」ばかり聴いていて、

 

最近はメインオーディオシステムに火を入れていませんでした

 

 

 

 

 

エネルギッシュなサウンドを楽しもうと、

久々に火を入れました・・

チョー気難しいB型丸出しオーディオシステム

 

出てくるサウンドをイメージしながら聴き始めましたが

 

 

 

出てきたサウンドは、イメージからかけ離れた、

とんでもなく酷いサウンドでした

 

 

バランスはめちゃくちゃ、右側のサウンドは歪んでいる

 

 

どどどどどうしたんだ、この酷い音は

 

 

 

かれこれ2週間、は火を入れていなかったシステム、

二週間前には数名の友達が聞きに来て

 

 

皆を、唸らせたばかり

western electric 91Atype設置 #westernelectric#ウエスタンエレクトリック#ビンテージオーディオ

 

youtube#video

 

一人は完全に感化されて、翌日には同じアンプ買ってしまい

その後ドライバーや、22Aホーン迄も揃えたようです

(笑)

また一人引きずり込んじゃいました

 

 

 

その時のそのままの状態で、

あれから聴いていないのだから何も問題がないはずだが

 

 

チョー酷い音

 

ネットワークの調整を行いながら、我慢してしばらく聴いてみる

 

 

今までも機嫌を損ねたときは何度かあるが

 

今回は、かなり重症、特に中域の歪が取れない

 

 

カートリッジを代えて、トランスを代えて、フォノイコも

代えて機嫌を取ってみるが、ご機嫌が治らない

 

何でだろう?

 

 

 

あれ?もしかしてあれが原因?

先日594Aを落札したので、288FCがヒステリーを起こしているのかな?

 

 

「馬鹿だな~、288FCちゃん」

俺がお前を捨てるはずないだろ~

 

お前あっての我がシステムだよ、これからもよろしくな

 

 

 

 

 

そんな言葉が通じたのか、

 

気持ちが通じたのか

 

単に時間と共に機器が馴染んできたのかわかりませんが

 

 

 

通電後3時間かかり

やっといつものサウンドを奏でてくれ始めました

 

 

10個の電源スイッチを入れて稼働する我がシステム

気難しいオーディオ機器だが、

 

単に機械とは思えない、ご機嫌で奏でることが時々ある、そんな気がします。(笑)

 

 

 

 


期待して下さい

2022年03月02日 22時22分00秒 | オーディオ



皆さま、これからのブログ


期待してください



夢がまた一つ叶いました


とりあえず明日から金策に走ります



先日300Bを大量購入した後で、一文なしです



誰か私に投資しませんか?、お礼はいずれタップリと^_^



ほんとに金策に走ります

もし

無事に手元に届いたら、ブログに書きますね




更新が無かったら・・、