オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

ALTEC-817

2013年02月28日 10時26分35秒 | オーディオ

気持ちよく、うたい始めた!ALTEC817システムだが

このスピーカは、ほんとに鳴らすのが難しい


今までも簡単に鳴るようなスピーカーとは出会わなかったが

こいつもかなり手ごわい


なぜなら、このスピーカーはみたくれが、迫力がありゴツイ!、
スゴイ音でなりそうに見えるのだが


なかなか、見た目の凄みのあるダブルウーハを、
生かしきれるような音が出ない


そういえば今までダブルウーハは使った経験がない
始めてのダブルウーハーSPではある

しかし過去にシングルウーハーで鳴らしていたスピーカーのほうが、

はるかに低音は出ていた気がする


B&Wー801や、シルバーシグネチアはほんとに下まで伸び切っていたし

JBLはその重いコーン紙のおかげで低音の量が出ていたし、重低音は出しやすかった


だが


38センチALTEC515Cダブルウーハーのこのすごく低音が出そうな


817システムは難しい

普通に鳴らしたのではなかなか低音が出ない

一つユニットを外しシングルウーハーにしようかとも思ったがそれではカッコ悪い


あれこれ試してみた思い出が蘇る


以前は
昔ながらの強引なやり方で

出ない低音は、
力ずくで鳴らすのが一番

と思って

チェロのパフォーマンスをつないでみたことがあったが

鳴らない

この組み合わせはお互い魅力が出せない、

いや、パフォーマンスの音は出るが、ALTECの音は出ない

力ずくではこのスピーカーは鳴らない

少なくとも当時は(10年前は)

ネットワークを使ってトランジスターアンプでは

思うように鳴ってくれなかった



それでデバイダーを入れて

マルチアンプでプロ用パワーアンプ2台で鳴らすことで何とか落ち着いた状態がつづいたが、

JBLはこの方法でよくならせたのだが

ALTECでは満足のいかないまま、
放置され、やがてオーディオから離れていった

あの頃は満足はいかないが、
それでもそれなりには鳴っていると思っていたのだが

ツーウエイなのにバランスが取れなかった



低音はトランジスターアンプでもマルチアンプでドライブ力のある

パワーのあるアンプで鳴らせば

どうにかなったのだが


そうすると高音がきつい

小さいネットワークでは余計にきつい

仕方がないので
見た目には分からないが

実は311-90ホーンは鉛テープだらけだ

砂袋や

いろんなモノでデットニングを試した思い出がある


うるさいホーンをどう抑えるか

そもそも311-90ホーンはデットニング済みのホーンなのだが

家庭用で使うには、うるさい

我が家のスチュワートのサウンドスクリーン超しでもうるさい



しかし


今はトランジスターアンプではなく
ウェスタン91Bレプリカで、
今でにない音で鳴りだしたので

ALTECもトランジスターアンプの仕様では

間違いなのではないかと思い

ホーンに貼り付けた鉛をはずしてみることにした



たくさん張ってあった

鉛をはがして

砂袋も降ろした


これでどうだろう


う~ん


良い音だ!

全然うるさくない^_^

いい


うたうねー、!このホーン

なんで今まで殺していたんだろう

このおいしい音色を


デットニングなんかしていた事に罪悪感を感じてきた


311-90さん、ごめんなさい!!

今まで真価を発揮させてやれなくて

鉛や砂袋で今までさぞ重たかったろうね
軽くなって、邪魔が剥がされたから
思う存分うたってください



しばらく

またレコード聴こ~う!




まてよ

そうだ!思い出した!

ウーハーにも鉛を張ったんだ

515Cの足に全部


どうしよう

はがすとなったら箱を開けなければならないが、かなりめんどくさい

恐ろしい


思い出さなかったことにし~よう

大好きだったクイックシルバー8417が・・・・

2013年02月23日 12時05分30秒 | オーディオ
クイックシルバーMONOブロック8417
このアンプをご存知の方も多いのではないでしょうか

当時、何年前でしょうか27~8年は経つでしょうか

当時、コンデンサーでもダイナミックでも低インピーダンスのスピーカーでも、ほんとになんでも鳴らせ、音もよく
伝説的なアンプでした

8417の立体感とリアリティには、始めて聞いた時ぶっ飛びましたよ

あの感動は今も覚えています。


今でもお気に入りのQuickSilver8417を

恐る恐る、久々につないでみたのだが


予想どうりであった


困ったー


大好きだったアンプが全然面白くない

ショック
音はいいのだがとにかく面白くない


聞きごたえがない
エネルギー感が


ダメもとで、もう一組ある
クイックシルバ-MONOブロックKT88

これをつないでみるが

もっとだめ

全然ダメ

音の量は出ているが力がない
ただダラダラと締まりなく音量が出てるだけ


やっバーい


予想どうりもう元には戻れない、


入力トランスを入れる前のWE91Bではこんなに違わなかったのに

WE618Bをいれたことで、音圧、濃い音色のために満足度が格段に違ってしまったようだ

トランスをいれる前は、どちらもその良さを味わえたのに、入力トランスを入れたことで世界が変わってしまった




もともと我が家のALTEC-817はマルチアンプ駆動で鳴らすのが基本で

トランジスターアンプも業務用の同じプロ様パワーアンプを2台使って鳴らしていた

真空管アンプで鳴らすときは
クイックシルバーモノブロックが4台で

288-8Gドライバーをクイックシルバー8417で駆動し
515CのダブルウーハーをクイックシルバーKT88

同じアンプのようだが年代が違うし真空管も違うし音も当然違う


外見の違いはトランスのカバーが黒いのが8417
光っているのがKT88
もうひとつコンデンサーも大きさが違う


KT88モデルは8417の後継モデルであるが、

音は古い8417使用のモデルのほうが断然良い


マルチアンプでは通常同じパワーアンプを使うのがベストだが
うちではちょっとだけ雰囲気を変えるために新旧を使っていた


旧型の8417クイックシルバーの立体感とリアリティは凄いが
力が少し足りない

KT88モデルをGE6550に変えた新クイックシルバーは
力があるがリアリティが全然ない

球を古いゴールドライオンのKT88やいろいろ試したが
古い8417モデルにはかなわない


この二つの利点ををうまく合わせた
自分なりに理想的なマルチアンプの組み合わせで

当時はかなり気に入っていたアンプなのだが


クイックシルバーは出力も1台あたり60Wもあり、それを4台も使っている
マルチアンプでスピーカーをダイレクトに駆動し
理論上ネットワーク使用より効率的にも音が良いはずであるが



WE91Bには敵わない


ネットワークもALTECの安い小さい普通のネットワークで
たかだか8ワットの小出力アンプ、実測は9Wだったが

そんな小出力のアンプなのに

ぜんぜん音圧が勝てない

音の力が、8Wのシングルアンプに、

60Wプッシュプルのアンプが負けた~


聴いた満足感が全然違う



どうしよう



もう戻れない




恐るべきは、ウエスタンエレクトリック、モデル91B

レプリカながら入力をWE618Bで信号を受けた音はほんとに大したものだ

次元の違いを感じてしまった



まずい展開だ


おれもこのままウエスタンの世界に引き込まれるのかな~

トーレンスTD150

2013年02月19日 08時18分40秒 | オーディオ

頭の上にあった巨大なプロジェクターが無くなったので

落ちてきて潰される心配が無くなり


安心して音楽が聴ける
もう一度プレーヤーのセッティングを考えてみよう


今回はメインのガラード301ではなく

トーレンスTD-150ターンテーブルとSME-3009が我が家のサブプレーヤーだ

このプレーヤーはかれこれ30年以上も前に、初めて購入した本格的な?、思い出深いプレーヤーだ


クラシカルでオーソドックスなプレーヤーだが、見た目はリンのLP12に似ている、

いや、こちらの方が古いので、あちらが似ている、


大きさはこちらのほうが少し小さいかな

この初めて買った本格的なプレーヤーの後、いろいろなプレーヤーを聴いてきたが

この手のプレーヤーとしては特に不満を感じない、とてもよくできたプレーヤーだが

いかんせん木製のボディーが貧弱で弱い
三点支持なんかしたら歪んでしまう

それを補強するために今まで何種類かの台を作成してきたのだが


今回その一つを取り出しててきて、色まで塗ってセッティングをしてみた


今までは

床がもろいところでプレーヤーを使いたいんだけど

何かいい方法はないかと

友人に相談したところ


友人から
「マグネットフロートの台があるので貸してやるから使いな」


有難くそれを借りて

何の疑問も抱かずにそのまま使っていたが

フローティングプレーヤーに、マグネットフロートの台の組み合わせは

あまり相性のいいものではなかったようである


フローティングプレーヤーを、マグネットフロートの台に載せると

振動を消すどころかかえって増幅してしまうような気がする

音もかなり曖昧な音になってしまう



昔作ったこの台は、
木製の板二枚を三本の真鍮の足で支えてそれを

真鍮製の棒で固定した響き重視の台である。

台の天板はプレーヤーのアンダーカバーと同じ寸法にして
すっぽり入るTD150専用の台だ

我れながら良くできたと思っている

響き重視、この思いは的中し、この台にしたところかなり音が澄んできた

響きすぎるきらいはあるが、
曲によってはこの方が良い


うん、すばらしい、

台によってこんなに音が違うんだ、


カートリッジのSPU-GTこれも実にいい

音がストレートだし音の鮮度が良い

SPU GTは年代でかなり音が違い、お前のは大した音がしない
と言われたことがあるが、

大きなお世話

私は十分満足していますから



しかしWE-91Bのトランス入力にしてこんなに音が楽しくなって

何だか戻れない世界に入ってきたようなきがしてきている
今日この頃である

このままいい音続いてください

さようなら SONY VPH-1272QJ プロジェクター

2013年02月12日 17時57分15秒 | オーディオ

いきなりウエスタンの話題からシアターの話へ変わるが


わがシアタールームに君臨し続けたSONY 1272Qjとの別れの時がやってきた


良くも悪くもこのプロジェクターの購入で私のAV人生は大きく変わった

思い起こせば冗談のような話だが

知人のショップで凄いプロジェクター
(1252)が、何かのイベントでちょっと使っただけなのに売りに出たんだけど、
絶対にお買い得だから買いなよ、と連絡を受け

AVもやって見たいと思っていた矢先だったので


「そう、じゃあ送って」

と安易に買ってしまったものだが


届いた現物を見てビックリ、

巨大なその物体はとても我が家には置けない


考えた末、オーディオの先輩でもあり、仲人でもあったS氏の所に


悪いんだけどこれ使ってくれない?

と言って強引に置いてきた、
出来た人で、やがてそれを使ってくれた、

偉い!


だがそこに映された映像を見てビックリ、

しまった!無理しても俺が使えば良かった、


しかしお金まで払ってもらった物を返してくれとは当然言えず、


ショップに、またでたら教えて下さい

との伝言

やがて更に上級機の1272を手に入れた


当時、意地でこいつを買っってしまったために、小さいながらも住みやすかった我が家を離れ

多額の借金を抱え、贅沢にも大きな家を新築する羽目になった

当然ホームシアターを作ることを前提にした家造りだった


今考えると安易な決断であった


防音
当時の最新再生AC-3
大画面必需品ふぁろーじゃのラインダブラー

見たことも聞いたことも知識も何もないまま突き進み


いきなりシアター付きの家を造ってしまった

あの頃は若かった!


その馬鹿さ加減に
HiVi誌もどこで聞き付けたのか取材にやってきた、いい思い出である。

今は使われなくなった過去の主役たち、ファロジャーは高かった!


でもあれが今思えばALTECのA-7との出会いでもあった


シアターを作らなければALTECを使うことは無かったであろう



しかし忘れられない哀しい別れもあった


いろいろ出費が重なり(計画性の無い新築計画であったため)


シアターにとって重要なスクリーンの購入が予算に入っていなかった


どうせシアターを作るなら大画面、
最大限に部屋の大きさを使うなら映画館と同じにサウンドスクリーンでやろう

サウンドスクリーンで最も優れてると当時言われていたのがスチュワート、
ハイヴィジョンの画質に対応し音の劣化がほとんどないと言われていた

それを個人では当時最大級の16:9で150インチ、当時はまだ基準は4:3の時代


そのスチュワートの電動サウンドスクリーンの購入を決めていたが

すべてローンを組んだ後にスクリーンを買う金が無い事に気がついて


大慌て

やむを得ずに泣く泣く、見合う金額のオーディオ機器を売ったのだ

EMT930stとB&Wシルバーシグネチアとの悲しい別れであった


だいたいスクリーンが120万以上するなんて思わなかった


120万で売られていったEMT930STとB&Wの写真が懐かしい


ほんとに手放さなければよかった~

このころの音が一番好きばったなー
毎日音楽聴きながら楽しく仕事もできたし

好きなオーディオ製品に囲まれそれだけで

充実した日々だった

あの時は「またいつか買えるさ」と思って手放したが


結局買えなかった


後の祭りである


何であんなにお気に入りだったスピーカーを売ってしまったのか本当に悔やまれる


そう言えば、最近そのやっと買ったスクリーンがモーターの不良で上まで上がらなくなってきた


途中で止まってしまうのだ、音にはあまり影響ないが、見た目によくない


練馬の輸入元のマルチフォニ・・に連絡したところ

「10年以上使えば壊れますよ、次は接着剤がはがれてきますから新しいのに買い替えてください」


え!、治らないの?買い替えるといくらするの?

「治すのにアメリカに送りますから60万位、同じものだと150万ぐらいですね」


聞き覚えのある声だ、しゃあしゃと平気で言いやがって、なんだこのメーカーは


くっそ~!!、お前んどこでは2度と買わん!

スチュワートはキクチでも扱っているサービスは比較にならないようである



話がそれたが
そんな思い出があった1272Qjも時代と共にその座を

液晶プロジェクターに奪い取られ


それでもシアターにその存在を誇示してきたが

いかんせん音楽を聴くときも私の頭上にいつもこのプロジェクターが
あって、最近少し怖くなってきた

もし落ちたらどうしよう~


誰か使ってくれないかな~


いくら当時の最高機種でも今は使い手もいない

降ろそうにも65キロの巨大な物体を天井から降ろすのは大変

4人は必要だ

脚立でやぐらも組まなければならない
君臨してきたというよりも、めんどくさいからそのまま放置

が正直なとこであった


よし!
降ろそう

そう決断したが
この、「降ろそう」は=捨てようであった


数人に事情を話し、
YM電気で工事をしている友達が「降ろして片付けてやるよ」


と引き受けてくれ、4人がかりで苦労の末取り外せたが


帰りのトラックの荷台に乗せる際に


買った時の空箱が大事に取ってあるんだけど使いますか?


と言いかけた瞬間に


「せーの~!」

ド~ン、

バキ!、

ボキ!

ガシャ

片付けるとはそういうことか~😂

いやな音とともにまた一つ思い出が終わった!

WE618B→197A→618B→171A信号系に四っもトランスが入ってる

2013年02月07日 16時45分02秒 | オーディオ

EMT TSD15 MCカートリッジの昇圧にWE-618B(これだけオリジナル)

プリアンプのWE-120Aの出力で197A

今回追加したパワーアンプの91Bの入力にレプリカWE618B

そして91Bの出力に171A


う~ん

よくわからんが信号にすごくトランスが多い気がする


きっと全部オリジナルだったらスゴイ価値があるんだろうなー


そういえば、昔読んだ記事でウエスタンのファンが、ウエスタンのトランスを入れればいれるほど音が良くなる、

だから至る所にWEトランスが入っている


その記事を当時は、「そんなバカな」と、その時は思ったが


今は頷ける



197Aを出力に使ったこのプリアンプは、15年くらい前に知人のオーディオショップで試作したもので


WE-120Aのレプリカである




残念ながらこのアンプの制作者には詳しいことを訪ねることがもうできないが


当時部品があるだけ何台か製造して販売しようとしたんだろうが

パネルデザインのせいかだれも買い手が付かず、最初の一台が私の手元に残ったものである


オリジナルWE120Aで使われている197Aは丸いトランスだが


なぜかこのアンプで使われている197Aレプリカは四角い!


どうせレプリカを作るなら形くらい同じにすればいいのに


と言いたくなるが、これも仕方ない。




モノラルで、ボリュームつまみも別々で使いずらいがこれも慣れてくると


なんとなくバランスがとれるようになってくる



そういえば制作途中でボリュウムは2連にしようかと聞かれたが


マニアックに、モノにこだわってくれと頼んだような気がする


余計なことを言ったものだ、今となっては

めんどくさいので2連のほうがよかったが、いまさら改造するのはよそう


でも


このプリアンプは凄くいい


120Aレプリカながら音に力がある。



音色も良い、響きも最高である


スピード感はさすがにないが、そんなものはいらない


さすがにオリジナルの音は聴いたことが無いが

オリジナルはきっと凄いんだろなー



でも今はこのプリで良い

レプリカでも球や使えそうな部品はオリジナルのウエスタンで作ってあり


彼のことだからオリジナルに敬意を表し忠実に再現して作成したんだろう



今はとても気に入っているが、もう少しデザインを考えるべきであった


このアンプが出来あがったときは、


WE141のオリジナルを改造した
プリアンプがお気に入りで、それを専ら使っていたので、


このレプリカ120Aプリアンプを使うことはほとんどなかった


しかし大型のスピーカーで使いこんでみると実に良い!


それに加えて今回のWE91Bのトランス配線による素晴らしさ



このアンプの製作者は残念ながら数年前に亡くなってしまったので


今鳴っているこの音を聴かせることができないが残念である、

WE91Bの魅力は、音が良いだけではない

2013年02月04日 09時41分41秒 | オーディオ

WE91Bが普通のアンプになってしまった!



入力を618Bのトランス結線をするにあたって幾つか実験を試みてみました



自作をされる方々や、真空管の先輩方に前から言われていたことですが



WE310の二段増幅ではゲインが高すぎる!


二段増幅は必要がない!


WE310を一本にして一段増幅にすれば音がピュアになる


あんなに深くNFBが掛かっていて音が良いわけがない、


NFBは音が死ぬ


Etc





私も言われた時はもっともなご意見だと思った


一度試して見たかったのだが、なかなか機会が無かった


今回トランス入力を試すにあたって、ついでなので


初段の310を外して、NFBのかからない状態に配線して、

310一本の一段増幅で音出しをしてみた、





おォ~、


音が良い!


すばらしい~


本当に音がピュアになった



なるほど

言われた通りのいい音だ





う~ん



良い音だが、でもよく聴くとつまらない!



音が飛んで来ない

スピーカーに音がへばりついているようだ


音のレンジは広くなったように感じるが

エネルギー感が全然違う


音色も透明度が増しきれいだが、


ウエスタン特有のコクが無い、あの音の濃さが消えてしまう


綺麗ないい音だが楽しい音がしないと言うか、音の説得力が無くなってしまう



これではただの音の良いシングルアンプ



音楽のジャンルを変えて一応数曲聞いてみるが結論は同じ


世間一般のピュアな音の良い300Bシングルアンプである


なるほど


同じWE300Bを使ったシングルアンプでもこんなに音作りが違うんだ

これではいろいろな店や記事で見る一般的な


91型のアンプがあのような評価なのはうなずける



ほかにも入力を試したが、結論は


WE310を2本使った二段増幅の後300Bで増幅し

NFBをたっぷりかけないと


あの張りのある、前に押し出し、音の濃い説得力のある音色は聴けない


そう、WE91Bは音が濃いのだ



618Bの入力トランスを入れると

それに輪をかけて、コクと張り、彫が深くなり音の説得力が更に出る


音の切れトランジェントが素晴らしく良く纏まりバランス申し分なし


618Bの受け入力はこれまた別世界だ



いや~

貴重な体験をしたもんだ、同じアンプで同じ球で、同じ部品で


91型の回路をちょっと変えただけなのに


しかも入力回路をシンプルにして、球を減らして、NFBもかけないで

いわゆる、シンプルisベストの状態にしたのに、


ウエスタンの世界では違うんだ、音が良いだけでは済まない世界なんだ



このアンプで聞いていると今まで出会ってきたアンプとは、基本線が違うような気がしてきた


単に技術や発想だけでは語れない


音色付け、音創り、表現力、説得力


このアンプは劇場で聴き手が


泣いたり

笑ったり

驚いたり


それを演出する


音によって、聴き手に映像以上に感動を与えるための、演出装置のひとつ


それがWE91Bなのかもしれない


そんなきがしてきた