オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

実はアンチWEだったりして

2024年06月06日 10時33分59秒 | オーディオ
大きな声では言えないですが
 
私はアンチ「WEスピーカーシテム」派なんです~(笑)
 
 
 
 
何度か書いてきたことですがFBに投稿したのでそれを載せます
 
 
1930年代の映画産業で当時のNASAに匹敵するような
 
国家産業的技術力と財力で圧倒的シェアを誇ったWE社
 
 
 
高すぎるレンタル料と傲慢さに異と唱えて、対抗して作られたスピーカーが
 
いち映画会社MGMのダグラスシャラー氏率いる
 
シャラーホーンシステム」です
 
このスピーカー・システムは、なんと当時絶頂期で「絶対王者WE」の牙城を崩し
 
1936年に映画音楽アカデミー賞を受賞してしまったのです。
 
 
すばらし~
 
 
これは国家的産業WEを、いち映画会社が破った偉業でした
 
これを成し遂げたスピーカー・システムの、ユニットの制作を担当したのがかの
 
 
 
J・B・Lanshing氏です
 
 
後にALTEC社で288や515の成功を経て、
 
 
JBL社を興したランシング氏です
 
 
彼がこの時制作したユニット
 
 
 
高域284ドライバ―と、低域15Xsウーハーの
 
 
改良レプリカである287-Tドライバーと
 
 
Lanshing415ウーハーが私の愛用のユニットです。
 
 
 
このシャラーホーンシステムで初めて
 
 
「タイムアライメントを揃え」「スクリーン中央に音像を配置する」
 
 
「音像定位」の考えが生まれました
 
 
それまでのWEはユニット単発の音は良いが
 
「スピーカーシステム」としては、ある意味使い物にならない
 
と言って良い、滲んだ音だったと思います
 
 
 
特に現代の人が聴けば「ボワーンと膨らんだ柔らかく古い音」
 
この「滲んだ音」の正体は位相ズレです
 
 
当時タップダンスの曲をかけたところ、エコーが掛かってタップが二重に聴こえたそうです。
 
 
この滲んだエコーを「音が良いと勘違い」しているWEファンもいるようです
 
 
 
悲しい事ですね
 
 
 
WEも、シャラーホーンの受賞で目が覚めたのか
 
タイムアライメントを揃えたスピーカーで対抗しました
 
 
 
それが「ミラフォニック・サウンドシステムです」
WEが始めて、その「音だけ」でなく
 
 
スピーカーシステムとしてタイムアライメントを合わせて
 
 
原音に対し鏡のように写し出す音を作り出しだしたすのですから、
劇場では当然素晴らしいサウンドを誇ったと思います。
 
多くのWEファンがこの素晴らしいサウンドを自宅で奏でようとしていますが
 
至近距離の家庭での使用は、WEが劇場で行ったことをそのまま持ち込んだのでは、
 
 
現代では通用しないノスタルジックサウンドでしかないと思います
 
 
 
 
 
我がシステムの話になりますが
 
劇場の多くの人に届けるではなく、一人で劇場のサウンドを楽しむにはの観点でシステムを構築しています
 
結果としてユニットは低域中域はLanshing高域はWEレプリカで
 
バッフルやホーンはWEのレプリカを使っています。
 
 
音の主を構成する、低域中高域はLanshingが好きです、
 
WEではなくALTECやJBLに近い音です
 
 
無論すべてのユニットのタイムアライメントは物理的に揃ています、
 
家庭の使用では不向き(WE24.25除く)のマルチセルホーンも使っていません、
 
 
 
 
その他にも家庭で使う様々な工夫を施しています。
 
 
現代でも家庭でそのままで楽しめるWEは
 
コーン型と555Wとホーンの組み合わせをフルレンジ使用ぐらいだと思います。
 
 
 
555Wと13Aや15Aホーン組み合わせの素晴らしさに、感銘し多くの方々が、
 
下を足して上を伸ばしてシステムとして組み上げ、幸運にも何件か聴かせて頂くことが出来ましたが、
 
 
素人がWEをスピーカーシステムとして鳴らすのは難しいです
 
宇都宮のエンジニアの方は流石その点素晴らしい工夫とメンテナンスで魅力的な鳴らし方でした。
 
 
 
埼玉の
博物館的に大金をかけて揃えた音の何とか館も聴かせて頂きましたが、
 
正直WEを名乗る人がこんな音出していいの?と言いたくなる音でした
 
 
劇場以外でWEを奏でるのはとても難しい事です
 
PAとして考えた場合はWEを使わなくても良いと思います
 
PA(パブリックアドレス)とは、
 
一言でいえば、原音を超える拡声音を多くの人に伝えるシステム
 
原音を超える「魅力がある音に変換」し、
 
拡声するのがPAだと思っています
アメリカ、ヨーロッパ(ドイツ)で、戦時下に民衆を引き付けるために開発発展したもので
 
各国に素晴らしいPAはあります
 
 
 
 
話が違う方向に行ってしまいましたが
 
WEの音色は素晴らしいがシステムとしては魅力に欠ける
 
 
 
シャラーホーンが、1936年の映画音響アカデミー賞を受賞した事はとても意味のあることだと思います
 
ユニットそのものはWEをコピーしたものでだと思いますが
 
 
奏でる音には、彼らが受賞した歓喜が加わっている気がします
 
 
WEの麻薬的に酔わす音、惑わす音
 
 
そんな単に音が良いだけではなく
 
様々な表情豊かに奏でるのが、ランシングらの手がけたシステム、シャラ―ホーンシステム
 
 
これは現代のスピーカーの模範と云えるスピーカーだと思います。
 
 
 
WE555Wより音は悪いですが、我が287-Tのほうが表情豊かです
 
 
 
 
 
 
私は豊富な国家的資金に飽かして機器を作り上げ、
 
売らずに貸し出した傲慢なWEも凄いと思うが
 
 
 
その技術を盗み取り、それ以上のものを作り上げ
 
民衆から受け入れられる「大賞を受賞し」
 
それを多くの人々に、安価に販売提供した
 
 
ランシング手がけたシステムが好きなんです

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