オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

ホルン型15A トランペット型22A、音色の違いは反射と共振

2024年01月30日 14時28分51秒 | オーディオ

スピーカーで良い音を表現するには、あまのじゃくな特性を持つ音の波を

「音圧」を使い表現することが大切と言うことを前回までのブログに書きましたが

 

覚えていますか?なんとなく今年はお勉強になりそうなブログ書いてるんですよ

 

 

天邪鬼な特性の音に音圧をかけて良い音を奏でるのは、ホーンスピーカーだけではなく

楽器も同じですよね、

 

人の吐き出す小さな息の音の圧力を

ホーンと云う原始的な拡声機能を通すことで、音を何倍にも大きく出来る「管楽器」

 

小さな振動板の小さな振幅を、大きな空気の波に変えるホーンスピーカー

共に原始的なラッパ形状のホーンですが

 

では何故この形状にすると音が大きくなるのでしょうか?

 

 

前回のブログの音の天邪鬼な特性では「反射」「屈折」「回廊」「干渉」を上げましたが


これらの特性だけで、これが「音が大きくなる特性」だとは言えないと思います

音の波がホーンスロートや管楽器をの中で「反射」を繰り返ただけで

 

音が大きくなるでしょうか?むしろ反射だけでは、素材にもよりますが「減衰」も招きますので

音圧の小さい音波だと波が消えちゃうような気もします

 

 

狭いところから広い出口に向かうホーン形状により

音の波が大きくなる現象は、「共振」によるものだと言われています

 

 

共振現象とは 

物体の固有振動数と同じ周波数の振動を外部から受けると、静止していた物体が振動し始めるのが「共振」だそうです

よく振り子で表現されていますね、Aを揺らすとCが揺れだす現象が「共振」

「共振」は、同じ周波数の振動を繰り返し外部から加え続けると

振幅が増し、振動はどんどん大きくなる」特性を持っているそうです

 

 

なるほど、ホーン状の筒に、連続して「息や」「音楽信号」を加え続けると共振現象で振幅が増し

音の波が大きくなる、これが音が大きくなる現象を起こす原理ですね

 

ちなみにこの共振現象を「音波」に置き換えたのが「共鳴」ですね

 

共振現象で起きる「共鳴」は勿論「音の波」ですから、「波の特性」で

波はぶつかり合うと消えたり、重なり合うとさらに大きくなったりする特性を持っています

 

殆どの楽器はこの共振、共鳴、振幅増進で音を大きくする現象を使って音を大きくしているとおもいます

 

バイオリンやアコースティックギターなどは、弦と胴体による弦共鳴

 

トランペットやホルンなどは、吹いた空気を「楽器の管」による管共鳴

 

共鳴はその振動周波数共鳴点が違いますので、楽器により形状も違ってきますが

 アコースティックな楽器は殆ど共鳴を利用して音を大きくしていると思います

 

 

では管共鳴で、鳴らす帯域幅や構造により現れる「音色の違い」はなぜ出るのか?

 

音の高低差は管の長さで決まるとはおもいます

トランペット:約140cm
テナートロンボーン:約120cm
ホルン:約280~360cm
チューバ:約540cm

だいたい管の長さはこの違いだそうですが、

管の長さがだけが「音彩の違い」とは言えないと思います

 

 

 

前置きが長かったですが、今回の「オーディオの」主題に入りますね

 

音が大きくなるのは、音はその圧力を加え続ける事により

共振を繰り返し振幅増進し音が大きくなると言う事ですが

 

「音色は」楽器の「管や、ホーンスピーカーのスロートの」共振現象だけでは無いと思います

 

 

今回タイトルの比較に出したWE15Aホルンと、WE22Aトランペット

 

大きさも違いますが、

この二つの音の大きな違いは「スロート形状による音の違い」だと思っています

 

 

トランペットは、明るく繊細で華やかな音色で、しかもパワフル

ホルンは、柔らかく深みのあるしっとりとした、落ち着いた音色になりますよね

 

管の長さよりもその形状で大きく音は変わると思いますが、

トランペットは直管にカーブが付いたものですが

 

ホルンはなだらかなコイル状の管です、その形状の違いが音色の違いになります

 

何故スロート形状で音が変わるか

 

天邪鬼な音波は、「カーブでは音が反射し」、ストレートに近い形状では共振がおきる

のだと思っています

トロンボーンはこの共振点を変えることで音を変えているのではないでしょうか

 

 

直管が無く、渦巻きカーブばかりのホルンでは、管の内側で音がずっと「反射しあい」共鳴するので

 

だんだん角が取れていって、柔らかく独特な深みのある音になるのだとおもいます

トランペットは反射するカーブが少なく、音圧をそのままに奏でるので

力のある音が出るのだと思います

 

 

15Aと22Aの音の違いはそんな感じだと思いませんか

WE22Aでもスロートを渦巻き状のカールにしたものは

15Aのホルンサウンドに近いと思っています

 

 

WE22Aはトランペット状に「スロートをストレートとカーブ」で作ったから

あの強い音を奏でるのだと思います

オリジナルスロートカーブはとても大切ですね

 

 

 

 

それから楽器は共鳴で音が大きくなると書きましたが

その一番大きく作用した波を「倍音」と呼びます

 

音波の第一波(基音)、を基に波の特性で重なり合い大きくなる特性

この倍音を使い上手く増幅すると綺麗で大きな音を奏でます

 

無論この倍音の音波の増幅はスピーカーでも同じ現象が起きます

よく、パイプオルガンが鳴らなければだめだとか、マーラーの三番が鳴らなければとか書き込む人がいますが

この倍音を使えば16センチのP610でパイプオルガンやマーラーは簡単にならせます

 

また倍音の共振はもろ刃の刃でもあります、上手く倍音を使えば綺麗に大きな音になりますが

ちょっと誤れば、お寺の鐘のように、ぐわーんぐわーんとうねりこもった音の響きも加わります

 

ホーンスピーが嫌いだという人は、このうねり現象の音を挙げますよね

如何でしょうか?天邪鬼な特性、音圧、そしてスロート形状の音の違いの理論

 

 

スッキリはっきり音を奏でたければ直管ストレート

少しやわらげたければ反射と共振が程よい朝顔形ホーン

もっとやわらげたければ反射を繰り返す渦巻きスロートにすればいいのです

 

 

因みに私は10代の若いころは35FOURやGT38でも直管好みでした

注、その節はご近所の皆さまご迷惑をおかけしました

 

 

そうなんです、直管は周りに迷惑を掛けるほど煩いのです!

 

WEでも24や25は至近距離では強烈すぎます

 

直管に一つカーブを付けた

このホーンがなんだか一番いいような気が・・・・・、(笑)

 

 

 

 

 

それから

 

物体が持つ固有振動数を、同じ構造を持つ他の物体に加えると、その別の物体も振動を始める共振現象が起きると書きましたが


この「共振」をつかい「共鳴」させて音を出す方式を、私は採用しています

 

 

共振ツーター回路と呼ばれ、たぶん日本では私だけ、世界にも類を見ない方式ですが

WE597Aを並べてそのホーン部分を使い、音叉(おんさ)の如く響かせて

 

うっとりするような綺麗な音を奏でるのが

 

「狂信ツイーター」

これみよがしに597を二つ並べてホーンが共鳴しあい、なんとな~く、綺麗な音が出ているような気がする・・・・

 

 

いや、実際に振動板を動かすと、音が滲み煩いですが

音を出さないで飾っておき、その優越感と共に音が出ていると信じる

 

「狂信ツイーター」使用、エッヘン!

 



注、そんな回路は存在しませんので、口にすると笑われますよ

 

でも共振対策は必要です、天邪鬼な音をうまく響かせれば唯一無二となりますが

複数のスピーカーを、無駄に配置した部屋でスピーカーを鳴らすと
どれも同じような音になってしまい、音を濁すことにもなりますので、

共振するものはあまり部屋に置かないほうが良いですね

 


ジャズと餃子とLRT宇都宮

2024年01月28日 21時41分00秒 | キャンカー



ジャズの街宇都宮に来ました^_^

週末はどこかで必ず生ライブをやっていると言われて
久々に夜の街をウロウロとしてみました

昔はよく行ったそういった店にも気を惹かれましたが、今宵はじっと我慢してジャズバーを探しました


B.Jジャズバー
なんとなくさまよっていたら、看板にライブがやっていると言う店を見つけました。

とてもフレンドリーなライブでした。ラスト曲何がいいですが?と聞かれるスローバラードを聴かせてもらいました



宇都宮はキャンピングカーにとてもフレンドリーです

街の真ん中の市役所駐車場で車中泊でき、繁華街まで歩いて直ぐです、

良い街ですねー^_^

昨夜市役所駐車場に車を停めて夜の街を探索しましたが

朝、警備員さんと👀があって怒られるかな〜と思ったら、
平日や行事が無ければ無料で大丈夫ですとの事、


話序でに宇都宮の観光地図って何かあります?と聞いたらこんなに持って来てくれました、

ごゆっくりと言葉を添えて

何で良い街なんだ、
毎週来ちゃうぞ〜^_^

取り敢えず餃子食べにいきま〜す



5店舗の餃子が1軒で食べられるキラッセ



たのしみ〜
^_^


たくさん食べましたが


やっぱり、餃子は餃子ですね

🥟
のあとは



新たな名所?、LRTに乗ってきました

普通に自動車と同じに信号待ちするので

駅に停まるぶん電車の方が遅いですが。なかなかの加速でした

夜、焼肉を食べて

店の人に、あとはどこを回ったら良いかと聞いたら








大谷石資料館しか無い!

と断言され行って来ました



ラーメンたべて

栃木市の蔵の街を自転車で探索、

栃木旅終了〜








天邪鬼な音波の特性

2024年01月25日 09時22分54秒 | オーディオ

天邪鬼という鬼がどんな鬼だかわかりませんので、もしかしたらこんな奴?

当たり障りのない「友達」の写真にしておきました

しかしこの人は何時もこんなシャツで恥ずかしくないのかね?、俺だったら「仕事命」ってシャツにするけどね

 

さて、

前回は空気中を音波という波で伝わる「音」を

聴き手に、その「感情までも認識」できるほどに伝えるには

 

その波の「強弱」「濃淡」を表現する「音圧」を豊かに奏でる

そんなスピーカーが優れている、と前回書きました

 

音圧もそうですが、良い音を測定器で測り目に見える図式にするのは難しいです

そもそも私は測定器は、聴く側では「あまり」意味が無いと思っています

 

個々の機器を測って数値が出ても、参考程度で殆ど意味が無い

数値に頼れば頼るほど、測れば測るほどに「迷いが」出て音が纏まらず

「思い描き求める音」を奏でないと思っていますいます

 

オーディオで音を聴く側は、やはり自分の「耳」で情報を集め「聴」いて

「脳」で判断し、経験を基に試行錯誤でリスニングルームを調整するしかないと思っています

 

測定器があまり意味をなさい、測れば自分の感性を弱めて迷いが出る、と言う理由は

 

音は天邪鬼だから

「俺は」、とは書いてないですよ、「音は」ですよ

その天邪鬼な音の特性を踏まえて、自分の感性で調整するしかないと思っています

 

天邪鬼な音の特性・・、そもそも音って、素直だと思います?

私は音は、ぜんぜん素直ではないと思っています

 

いつも頼りになる「高校生・物理の部屋」で「音の特性」を調べてみると

 

「反射」もすれば「屈折」もする、また

「回廊」もするし「干渉」しあうのが音の特性だそうです

 

「どれか一つにしてくれ~」と言いたいが、どれも起きる現象で

それら現象がおきた「トータルの音を聴く」ことになりますから

 

測定では難しいと思っています、頼れるのは己の感性のみ!

 

まず、音波は「反射」すると言われています

入射角と反射角は等しくなり、θ1=θ2となるとのこと、なるほど

 

・音は「反射」を繰り返して聞こえる理論

 

同角度で反射するのであれば、我が低域ホーンではこの図のようになると思う

振動板からバッフル出口まで実際は60㎝だが、反射で音は届くと考えれば74㎝~118㎝の間と言う事になる、中間をとれば95㎝

私はこの「音を聴いて考慮する」と、この反射理論が正しいと思っているので、タイムアライメントもこの反射方式の寸法で合わせています

 

それは音が裏付けています

TA7396は振動板から発した音波が正面のディフェーザーに当たり、入射角で反射して

バッフルやサブバッフルに当たり、最低二回以上の反射を経て音となりますが

 

以前、両サイドのバッフルのみで、真ん中のディフェーザーを外して音を出した事が有りますが

これだと「振動板の紙の音」がモロにします、しかも何故かバッフルのみの低音は少し「癖が乗る」ようにも感じました

 

四角いディフェーザーを再び入れてみると、見事に紙固有の雑味が消えて「クリアーで素直な良い音」になるのが分かり

 

なるほどTA7396はフロントロードホーンだけではなく

 

・反射バッフル方式で

バッフルとサブバッフルで音波を上手く反射させることで振動板の紙固有の音の解消も行っているのだと理解しました・・・・、

 

・いや、音は反射ではなく、押し出され流れるだけ、という見解もできる

ホーンロードと云う流れを使った拡声方式

 

特性で言う「屈折」ではない、空気と云う同じ媒体での音波だから、屈折はスピーカーでは起きないと思うが

 

・音の道(ホーンロード)で音波が拡声される理論

この理論も否定できない気がする、特に低域の音波はバスレフやバックロードでも聞いてわかる通り、

反射よりも、このように押し出されている音だと思える

 

注、関係ない話ですが時々コーン型の背面の音は逆位相の音でバスレフやバックロードで出すと位相が乱れると書かれてる方がいますが

振動板は一周期の前後運動で波になります、半分の半波では波が起きません、ですからスピーカーの後ろから出る音も含めての波なのですよ

 

・押し出される音波は、凸凹なくスムーズに押し出されれば、綺麗な音になるのかと思えば

・「回廊」と呼ばれる回り込む現象があり、出口で音の乱れを引き起こします

 

ストレートホーンが音が奇麗かというと、意外にそうでもなくこの現象が起きやすいようで

出口はストレートではなく、様々なカーブでこの解消を行わないと綺麗な音波にはならないようですね

 

 

・ダブルウーハーや、マルチユニットなど複数のユニットを使うと

互いの「干渉」も起きます

特にこの現象は同じ周波数の音波が干渉すると濁りや、音を打ち消して量感を無くすことになります

 

セッティングの位置や、聴くポイントは大切です

 

低域は特にこの干渉が起きますので私は、縦ダブルウーハーの配列して、その真ん中の高さに耳の位置が来るように設置しています

 

実際は、床や壁の反射がありますから、これが正しいとは断言出来ませんが、真ん中の高さで、定在波のかぶらない位置が聴きやすいですね

 

以前817BOXで横ダブルウーハーの配置を試しましたが、ボワンと量感は出るのですが、望むシャープな音に聞こえるリスニングポイントはなかなか見つけられなかったです

 

 

更に「屈折」ではありませんが、私の使うホーンの低域は木製で、中域・中高域・高域は金属振動板の金属ホーン

 

中域のホーンロードは1.5m有り、音波の速さは「空気より金属の振動のほうが早い」のですが

まあ、かなりデッドニングしてありますので、金属振動は殆ど無いと思っています

 

でも反射や振動は木製とは明らかに違う信号伝達速度の違いが、音に出ますね

 

 

「音は天邪鬼」と書いた理由がお判りいた頂けたでしょうか?

「反射」「屈折」「回廊」「干渉」の特性を経た音を聴いて

 

うっとりするような歌声や、力強い打楽器を奏でるには、測定器ではなく

 

己の感性を磨きセッティングを行うのが最善の方法と思うのです

・・・・・・・が、


音の良し悪しとは「音圧の表現力」

2024年01月23日 10時02分54秒 | オーディオ

音の三大要素は「音色」「音程」「音量」だと言われていますが

 

私はもう一つの大きな要素「音圧」、音の「圧力の強弱」を上記三要素

に加えて奏でることが、良い音には大切だと思っています

 

 

永遠のテーマ「躍動感を伝える音の良いスピーカー」の要素とはなにか・・・、

良い音を再現するスピーカー・・・・、「音」ってとても難しいですね

 

 

まず、聴き手に伝える音の伝達に於いて大切なことは何か

 

私は究極の「音伝達」表現法も、音の「圧力の違いが伝わる」かどうかだと思います

 
 
人の意思伝達に於いては、「五感の多くを使って伝達」したほうが、より正しく通じると思いますが
 
再生スピーカーは「聴力」のみで情報伝達することになります、がその場合
 
 
 
重要な事は「音の圧力」の違いによる「トーン」「ニアンス」を伝えることが
 
最も大切だと思っています
 
 
 
 
事故の事を取り上げるのは不謹慎かもしれないですが、先日羽田空港で航空機同士の接触事故が起きました
 
その後、この事故を巡り多くの報道があり、その情報伝達の実態を知りましたが
 
 
管制官とパイロットの基本的な伝達によるセキュリティーはアナログな
 
お互いの会話で意思の疎通を行っていたのだそうです
 
補助の計器はあるそうですが、基本は管制官とパイロットの会話のみであれだけ多くの航空機離着陸を行っていたそうです
 
 
パイロットや、管制官が「最終的な決断」を行うためのお互いの情報伝達は
 
アナログな「声のトーン」を含めた「音声伝達が最適な手段」だった、とのこと
 
 
専門用語でしょうか「コミュニケーション・コンピティー」を得るには生の声が一番効果的だそうで
 
 
現在の状況を分析し、将来起こりうる事象を予測し、それを解決するための行動を起こす「決断」をするためには
 
 
「声のトーンはとても大切」だそうで、その口調で、テンパっていることや、
 
迫りくる切迫感の度合いが伝わってくるのだそうです
 
 
メーデー・メーデー、文字で書けばこの通りだが、怒鳴り声や、叫び声等の違いで更にその緊迫度合状況が伝わるのだそうです
 
 
 
けたたましく鳴る警告機器の音はかえって「パニックを招く」可能性があるため、やはり会話のほうが有効的だったとのこと
 
 
互いの肉声会話での声のトーンの違いで「感情が伝わり」、互いの状況がいちばん掴み易い手法だったのだと思う
 
まあそれで事故が有ったのだから改善はされると思うが、
 
 
 
 
この会話の意思疎通で大切な「声のトーン」ですが、ネットで声のトーンとはと調べると
 
ある方は「音色」、またある方は「音程」、またまたある方は「音の量」の違いがトーンの違いと書かれていて
 
 
確かに音の高さや大きさで伝わるイメージも大きく変わると思いますが
 
 
私はそれ以上に大切なのは「音の圧力」の違いだと思っています
 
 
 
音の波形では音程や音量は波形になりますが、圧力や音色は波形にはしづらいですので、言葉で説明します
 
圧力とはその名の通り、空気を圧縮したその濃淡の違いです
 
 
 
 
 
前置きが大変長かったですが
 
この空気を圧縮した濃さの違いを表現できるスピーカーが私は音の良いスピーカーだと思うんです
 
 
スピーカーの良し悪しは最終的に好みの音色を問う事になるという意見もありますが
 
わたしは「音圧」の表現力がスピーカーの音の良し悪しの基準だと思っています
 
あいまいなお前の言葉ではなく、ちゃんと理論的に説明しろ
 
と、よく言われますが
 
 

 
無理ですので続けます
 
再生オーディオで、演奏者の伝えたい感動を、聴き手に伝えるのは「表情豊かな音の再現」ですよね
 
 
「音圧表現」がそれには必要不可欠な要素だと思っていますが
 
 
勿論、
その音圧の違いは「ソフト」に詰まっていて、そのソフトの「音圧」の違いが
 
正しく伝わるスピーカーが良いスピーカーであり、ハードであるスピーカー自体が音圧を奏でる必要はない
 
 
と云われる方もいると思います、
ごもっともないご意見ですね
 
 
 
 
すみません、そんなご意見は無視して続けます
 
では音圧の違いを奏でるスピーカーに求められる要件とはなにかというと
 
 
微小な信号であっても、はっきり反応する必要があると思いますので
 
 
 
「反応が早いスピーカー」=「高能率のスピーカー」
 
振動板が軽く、素早く、無駄に動かない
 
強力な磁力で、動かす動力に力がある
 
透磁率の高い磁場で、伝達が正確である
 
 
 
大切なのは、これらの要素がバランスが良くとれて
 
上手く多くの「空気を歪まず乱れず動かす」ことが出来るユニット
 
 
これってとても大切で、物凄く大きく動いているのですが
 
その割に空気が動かない残念なユニットってありますよね
 
 
 
確実に空気を正確に動かすことが出来るユニット
 
それを更にバランスよく配置したスピーカーシステム
 
 
 
そんなスピーカーが音圧の違いを奏でることが出来る
 
音の良いスピーカーの条件になると「私は」思っています
 
 

瀬戸内、九州、四国めぐりの旅

2024年01月20日 00時41分03秒 | キャンカー




令和5年12月27日皆様に感謝を込めて蕎麦打ち完了

12月28日旅のスタートを切りました

初日は唯々高速を走るだけで旅の始まりは30日の岡山県からスタート

桃太郎伝説の吉備津神社へお参り、長ーい廊下も歩いてきました

勿論桃太郎にもあってきました

 

その後は映画でも有名な尾道へ

川のように流れる運河の説明を他のグループのガイドさんに説明して頂き

村上海賊が何故必要だったのかよくわかりました

千光寺公園を鎖を使って登り更なる絶景に大満足

行く先々で海鮮を食べますが、

瀬戸内海の白身魚は何故にこんなにうまいのか!

ってほど美味しかったです

 

31日は宮島へ渡り、厳島神社で一年の感謝参りをさせて頂きました

前の晩の夜中の出来事ですが、キャンカーが停められるか確認に見て回っていたら

同じく駐車場を探すヂュカトに遭遇、しかもなんと群馬ナンバー!

お近くの方でした、偶然の出会いに乾杯してずいぶんと深酒をしてしまいました

朝一で宮島に渡り潮が引いていたので、こんなショットも取れましたが

帰りは全部海でした

宮島名物のアナゴ飯もちゃんと頂いてきました

 

宮島を出て、いよいよ山口県に、まずは錦帯橋

例によってほかのグループのバスガイドさんの説明を聴きながら橋を渡ってきました

なるほど、学校の跡地なんですね

岩国城を眺めながら、お茶とだんごを食べて、秋吉台カルスト台地へ行きましたが

雨と風でどこだかわからない状態

関門海峡大橋を眺めながら最高のロケーションで宿泊

令和6年の初日の出もここで見ました

火の山公園は若いカップルで一杯でしたが

負けずにおじさんも写真を一枚

楽しみだった唐戸市場は残念ながらお休みで食べられませんでした~

いよいよ1月1日九州に入りました

 

対岸の平和公園から暫くその景色を眺めて、いよいよ福岡へ

1日の初詣に選んだのが学問の神様「太宰府天満宮」

今年孫が小学校に入るのでお守りを買おうと向かったのですが

想像を絶する大渋滞、しかも民間の駐車場は何処も彼処もお断りされてしまい

うろうろ2時間以上

こんなとこ二度と来ねーぞ!、と怒鳴りながら

仕方なく乗用車の倍以上のバス料金を払いやっと駐車しましたが

今度は三つの橋を渡るのにまたまた大渋滞!

こんなに人がいたんじゃご利益が薄れちゃう~

まあ、ここは一年中込み合っているそうです

ここでも名物、梅ヶ枝餅を食べ歩きで比べてみました、いろいろあるんですね

 

翌日は唐津で同僚のお店と唐津城を見学して

呼子の朝市で美味しイカでランチ、

 

小さな焼き物屋さんを探したがなかなか無いものです

 

佐世保では

約1キロも続く日本一長い四ケ町商店街のはずれのお店で

佐世保バーガーを注文なんと60分町との事で、商店街を探索してきました

 

飛鳥二世がドック入りしていて、軍艦とのコラボもカッコ良かったです

大満足、ハウステンボスを横目で見ながら

 

夜は、長崎ちゃんぽんを食べて、

稲佐山へロープウエイで登って絶景の夜景

夜はこのロケーションで

朝を迎え

長崎の夜はとてもロマッチクでした

 

広島では原爆ドームは見られなかったので

長崎で平和公園原爆資料館を見学

天候の関係で急遽長崎になったのですね

 

各地の戦争が早く終わりますようにとお祈りしてきました

伊万里、有田で焼きもゲットお気に入りの器がたくさん増えました

事務所のコーヒーカップは全て古伊万里になりました

 

再び大宰府に戻りオーディオ訪問の後は

熊本から阿蘇山へ

 

日本とは思えない雄大な大地に感動です

ここは見所がたくさんありますね

火口までは行けませんが、迫力は満点でした

ニンニクたっぷりの熊本ラーメンもおいしかった

熊本から長湯温泉で日本一の炭酸泉を堪能

温泉三昧の後は、夜中のフェリーで四国へ

宇和島で友達のコーヒーショップで音楽を聴くのを楽しみにしていましたが

残念ながらお休みでした

日本最後の清流四万十川を狭い道で対向車が来ないことを祈りながら上流から土佐湾まで

途中季節外れのアユでしたがなんとうまいこと

 

土佐では

カツオのたたき丼、これもなんでこなにうまいの~

 

高知へ行く途中でも二か所で食べてしまいました

高知城では派手なイベントで若者とにぎやかな夜を過ごしました

はりまや橋が見つからなくて苦労しました(笑)

 

翌日は香川に入りうどん巡り

うどんはいいが、これが蕎麦か~と怒鳴りたいが

ジッと我慢で頂いてきました

三軒回ったがこれが限界です

うどんで膨らんだ腹をへっこまそうと

金毘羅山山頂へ挑みました、

途中の

200段ぐらいがきつかったですが1368段の石段を登り切りお参りできました

徳島ではオーディマニア宅訪問で、またまた美味しい瀬戸内海の魚を頂きました

 

曰く、徳島には阿波踊りと渦潮と美味しい魚以外は何も無いと断言され

 

小さな船で渦潮見物

迫力満点でした

 

いよいよ玉ねぎで出来た淡路島に向かい

 

牧場ののあと伊弉諾神社へ

日本神話では、日本国発祥の地と言われていて

その謎を探るべく探索してきました

意外に賑やかな神社でしたが

なるほど、こういう訳があったのか~

 

納得

 

神戸に戻り

探索の後

有馬温泉で一泊

金の湯

銀の湯と堪能して旅は終了

最終日も雪でしたが無事に帰ってきました

11日間の長旅でした皆様ありがとございました

 

今度はちゃんと事前に連絡してオーディオ巡礼に行きますね


WE594、声に華やかさと力を加える中高域

2024年01月19日 10時25分35秒 | オーディオ

我がシステムは4ウエイ、いちおうオール・ホーンシステムです

 

ホーンスピーカーと云うと丸いラッパ型のストレートホーンをイメージすると思いますが

 

円形のホーンはツイーターのWE597Aのみで、

あとはチョット変形したホーンばかりを私は愛用しています

 

 

WE22Aも変形ホーンでその設置方法は前回書いた通りで、

過去に様々な設置法を試して、分かったのは設置のホーンの向き次第で

音色や音圧、音像、位相が大きく変わり、その結果

 

ピントが合ったり、音がぼやけたり、ピーク・ディップが変わったりと

バランスの良い音とは、

これらの音を乱れなく上手く響くように設置する事なのだと知り

 

更に他のユニットの組み合わせも含めて、上手く使いこなすことで

その個性的な音色は、「とても魅力的な音色」になる事が分かりました

 

 

劇場用ホーンを家庭で使うには、自分の聴き方で、

自分の好きな音が、綺麗に鳴るように試行錯誤を繰り返すしかない

と悟りました(笑)

 

 

 
今まで使ってきた代表的な変形ホーンは

311-90のセクトラルホーン

これはビシッと音像が締まり素晴らしいホーンだと思います

 

ただ、家庭で使うには指向性の狭い311-60がベストだと思います、

カッコいいのは311-90ですが(笑)

 

60の方が間接音も少なくすみ、結果音が奇麗で良いですね

 

またいつか311-90を引っ張り出すかもしれません

 

 

 

805のマルチセルホーン、これは前にも書きましたが

私はどんな向きに設置っしても「家庭で使うには向かない」と思っています

もともと指向性の強いホーンの音を劇場等で

多くの聴衆に届けるために開発されたのがこのマルチセルホーンだと思いますが

 

ショートホーンを拡散目的で無理やり多数つけただけのものにしか思えなく

各ホーンの音が均等とも思えず、私が個人宅で聴いた限りですが

まともに音像が定位している音は聴いた事はありません

 

モノラルで使っても音がばらけて、使いづらいホーンです(まだ使っていますが)

 

他にもJBLのラジアルホーン等も過去には使ってきました

 

 

様々なホーンを使ってきましたが、では、いちばん音が良いホーンは・・・・、

と、何か書くと問題が起き、怒られますので

 

 

では、癖が無く、いちばん素直で奇麗な音がするホーンはと問われれば

間違いなく、「円形のストレートホーン」です

 

 

この円形ホーンを中心に音を描く方々は

温厚で、人柄も優しい方々ばかりです、

 

奏でるサウンドも、歪や乱れの無い綺麗な音を描く方が多いですね

 

 

はじめていくお宅円形ホーンを使っていると、

ホッと安心します

円形ホーンを使われる方で過激な性格・・・、

もとい、

過激なサウンドを奏でる方はほとんどいませんから、安心です

 

 

 

でも、変形のしかも金属を使う方々は要注意!

(写真掲載はやめますが)

 

音も性格も個性的な方が多く、奏でるサウンドも刺激的です!

しかも、俺が、俺のが、俺の奏でる音が、の「我」が多い方がが殆どですから、

 

 

リスニングルームに入って、変形の金属ホーンがその中心に有ったら要注意

 

間違っても

「この音はキツくて刺激的ですね~」

なんて言おうものなら出入り禁止は当たりまえ

 

あいつは良い音が分からない、耳が腐ってるやつだ

 

なんて、こと言われますからね~、ご注意ください

 

 

お勧めは

「とても個性的で、音の鮮度が抜群ですね~」

「ある意味オリジナル音源を超えていますね~」

「初めて聴く目が覚めるよなサウンドに圧倒されました」

 

 

等々です・・・・、刺激しないようにね

 

それからこれに続く言葉も大切です

そのままだといい気になって更に音量が上がりますから

 

「ボリュームもっと下げて下さい」これは失礼な言葉で「禁句」です

 

 

例えば・・・・、

私、田舎の育ちなもので静寂な空気と共に音楽をたしなんでいるものですから

いつもコンサートに行くと二階の席で音楽を楽しむのが好きなんです

ライブハウスでは隅のカウンターで聴くのが好きなんです

等々、

 

決して「耳が痛くなるから音量下げてくれ」なんて言っちゃだめですよ

 

 

まあ、冗談とも思える本音はさておき

 

 

 

我がシステムでWE22Aホーン用ドライバーの座から外された594

 

594Aをワイドレンジで使った場合、
 
重い低域になってしまい、求めるトランジェントが得られなかった為
 
594をWE22Aホーンから取り外し、しばらく放置してありましたが
 
 
 
 
フォーウエイにして高域の密度アップを求めて、本来のツイーターとして
 
「ストレート円形ホーン」を使って復活させました
 
帯域としてはWE597Aと多少被りますが
 
流石、中高域ツイタ―として594を癖の無いホーンで使ったサウンドは
 
 
抜群です!
 
 
透明感が有りながら、太く厚く素晴らしい美声が響きます
 
 
 
16μのコンデンサーカットでWE22Aホーンと、WE597Aツイーターの間に入れ
 
その歌声に惚れこんでいたのですが
 
 
 
 
 
 
何故だろう?
 
何か物足りなさを感じてきてしまいました
 
音的に不満は無いのだが
 
 
なんというか、厚み深みが増すのは良いのだけれど、
 
 
 
明るい音彩なのだが、何か違う
 
この明るさは軽さと云うか、華やかな音ではなく、何か軽薄さを漂わせるような金属音
 
 
そりゃそうだなんたってAMAZONで買ったカーステレオ用のホーンだから
 
 
 
 
丸く癖の無いホーンに魅力を感じないわけでは無いと思うのだが
 
何かしっくりこない
 
 
かといって今更、24A等の大型ホーンではなく
 
 
ショートホーンで良い響きのものは無いか探していたところ
 
パラゴンの自作用にレプリカホーンが作られていたのでそれを落札
 
 
徹底的に磨き上げ(知人に頼みました)完璧なパラゴンホーン完成
 
 
これを早速取り付けて聴いてみたところ
 
 
なんと、あの「癖のあるパラゴンの音」がする(笑)
 
あの「音の怪獣パラゴン」の癖のある音は、低域ホーンが奏でると思っていましたが
(因みにパラゴンの意味は「正当な使い方」ステレオ創成期に正しいステレオ再生をするために造られ名付けられました)
 
 
違いました、中域のあの変形金属ホーンが
 
あの癖のあるサウンドを奏でていたのです
 
 
 
まさか、パラゴンサウンドを奏でるわけにはいかないので
 
直ぐの元の素直な円形ホーンに戻しましたが
 
 
ヤッパリ音色が軽薄で594の魅力的な音色を増強しているホーンとは思えない
 
 
純正とも云えるWE31ホーンも試したが
 
 
正直、籠ったような伸びやかさに欠ける歌声
 
 
女性ボーカルでは、素直な円形ホーンに比べると10歳くらい老けた歌声になる
 
落ち着いた歌声と云えばそうなのかもしれないが・・・・、
 
 
何故これが純正なのか疑問に思ったが、これもすぐに取り外し
 
 
 
音色的にはやはりパラゴンホーンが良かったので、
 
今度はこれを縦に使ってみたところ
 
 
意外に素晴らしい(笑)
 
 
歌声が伸びる、音の響きが良い
 
 
 
パラゴンホーン縦置きがサイコー!
 
 
と、思っていたが、曲によっては響きすぎて煩く感じるときもある
 
が、これは他のユニットとの繋がりのバランスを調整することで解消
 
 
 
 
変形金属ホーンは癖が強く、置き方次第で音は大きく変わります
 
 
ホーンの特性では、「音色は」分かりません
 
 
向きや角度、方向を少し変えるだけで、太く力強い歌声も奏でれば、
 
伸びやかな歌声も奏でます
 
 
 
これも、やはり好みの音が得られるまで
 
試行錯誤でトライ・トライ!ですね
 
 
 
 
 
 
 
 
 
文中に変形ホーンを使う奴は因業者が多いと書いた気がしますが
私のように例外もあることは付け加えさせて頂きたいと思います

WE22A.心に響く音はリアルな中域の声が要

2024年01月17日 22時22分24秒 | オーディオ

前回書いたしっかりキレと量感のある低音に支えられて

人の心に響く音域を奏でるのが中音域です

 
 
人は会話の動物で日常の会話で知識や情報を沢山得ます
 
犬や猫や鳥などが聴き取る帯域ではなく、
 
私は人の声の帯域がスピーカーでは最も大切な帯域だと思っています
 
 
心に響くサウンドを奏でるスピーカーとして最も重要な中音域に選んだホーンユニットは
 
WE22Aホーン、勿論レプリカですが
 
 
カールホーンとしては最小で、カールホーンの殆どはフルレンジ用に造られていましたが
 
WE22Aは初めから中域の人の声をリアルに再生する目的で造られたホーンです
 
 
歌声等、人の声は一般的に300~3000Hzと言われています
 
過去にWEでこの帯域を最も忠実にリアルに再現しようと製作された傑作ホーン
 
 
と、
言われていましたが、実際は鳴らすのが最も気難しいホーンと言われていました
 
上手く鳴らないホーン、私の挑戦意欲が搔き立てられたのは言うまでもありません(笑)
 
 
 
悪戦苦闘の末に使いこなすことができ、今は素晴らしい歌声を響かせています
 
まず、このホーンが鳴らないと言われる方は設置方法が間違っているかもしれません
 
モノラルの音源を鳴らす為に造られたものですから
 
 
 
ステレオで鳴らす場合は特に設置方法を吟味する必要があると思います
上記設置の仕方は「最悪です」、上手く鳴ることは無いと思います
 
 
 
WE22Aで絶対にやってはいけないと思うのが、「仮想同軸」と「縦ロール設置」
 
 
仮想同軸とはホーンロードの中や延長上にツイーター等のユニットを入れて
 
点音源で奏でようとした設置法です
 
 
WEでも15A等の大型「木製ホーン」ではこの方式を行ったようですし
 
私も15Aではそんなに気になりませんでしたが
 
 
金属製の22Aでは最悪です
 
これは絶対にやってはダメな設置法だと思います
 
 
何度もホーンの向きを変えたり、ツイーターの配置を前後の動かしたりして試してみましたが
 
金属ホーンロード内に、金属のツイーター等を配置した場合
 
中域の乱れ暴れが起きて音が強烈に濁ります
 
 
しかも低域が喰われたり、高域が喰われたりと
 
他のユニットの帯域にも影響が出て魅力は半減します
 
 
金属ホーンのロードには絶対に障害物を置かない事が大切だと思います
 
木製ホーンであっても、置いた場合と置かない場合では聞き比べると違いがはっきり分かります
 
無理にバーチャルな点音源を目指すより、視聴を繰り返すことで点音源を達成することは可能です
 
 
 
それにこの方式は、確かに見た目は点音源ですが
 
タイムアライメントもズレた見た目だけの点音源です
 
 
 
それとWE22Aを使いこなすうえで重要な事はのホーンの向きです
 
 
当然ながらこれは四方向の設置方法が選べますが、
 
 
意外にこの置き方の向きに拘る方は少なく
 
WEのメンテナンスを行ったI氏の設置法が標準の置き方と言われています
 
木製ホーンと違い金属の22Aは音が加速しますし、その指向性は強く
 
至近距離の家庭で聴く場合、この向きが間違っていると
 
 
 
上手く鳴ることは、まず無いと思います
 
四つの向きを仮にホーン開口部が下で
 
スロートが上に配置された、よく見かける一般的な置き方ですが
 
 
仮にですがこれを「縦ロール設置」と呼ばせて頂きます
 
 
この逆にロールを下にしてホーンが上を向いた、「逆縦ロール設置」
 
 
 
 
ホーンを横向きにして開口部が外を向く「横外設置」
 
同じく横向きでホーンが内側を向く
 
 
「横内設置」の四種類の置き方が出来ますが
 
私は四種類全て試してみましたが、驚くほど音が変わります
 
 
 
しかも置き方で音像の大きさや、定位が全く違いました
 
 
 
 
私が聴く限りでいちばん至近距離視聴に向かないのがこの
 
「縦ロール設置」です
しかも何度も書きますが「仮想同軸」が加わると最悪ですね
 
 
 
WE22Aが難しいのはホーンの開口部の場所で位相が変わる事です
 
 
 
「縦ロール設置」の向きだと上下で位相が変わります、置く角度にもよりますが
 
位相が合わせずらいとんでもないホーンと言う事になります
 
 
 
更にめんどくさいことにこれが怨霊によっても位相の位置がズレる気がします、
 
音量でしたね
 
 
 
 
ステレオで使うと指向性も強く狭くなりますから、ピンポイントでしかステレオ再生はしません
 
少し横にずれると片方が聴こえなくなるくらいシビアです
 
 
 
22A一発で使うにはそんなに問題ないのですが
 
ステレオで2本使って、更に低域や高域にユニットをつけた場合は
 
 
 
音量や音域によって位相ずれが起きてしまい
至近距離視聴でベストポイントを探すには大変な努力が必要だと思います
 
 
 
私は横向きでホーン開口部が外側を向いた「横外設置」が
 
いちばん定位も音像も安定していると思います
 
 
横内の方がピントがシャープだと思ったのですが
 
横外のほうがピントが合いました
 
 
あくまで置き方の検証はボーカルを基準に聞き比べました
 
 
 
それとシビアなこのホーンは物理的にアライメントを揃えないと音は安定しません
 
 
 
よくホーン開口部の80%の位置を音源として計算したほうが良いとか
 
カールスロートの目に見える反射位置が音源と云う方もいますが
 
 
これは全く根拠無しと云うか音的に無意味な理論だと思います
 
 
 
カールスロートのホーンスピーカーであっても、音源はVcの位置です!
 
まず物理的にウーハーと同じ位置に中域ドライバーのヴォイスコイルを合わせる事が大切です
 
試行錯誤で辿り着いた現在の「外横向きでVC位置を合わせた」設置位置です
 
 
 
 
このホーンに使うドライバーも実は苦労したんです
わが22Aのスロートは3種類あります
 
 
555用のオリジナル以外は特注品です(笑)
 
 
 
WE22Aの設計は勿論WE555Wで設計されていますから
 
当然ながらWE555とWE22の組み合わせは一番バランスが良いですね
 
声のリアルさはドキッとするものが有ります
 
 
 
何れはこの音に落ち着くのかもしれませんが
 
いまはまだ「物足りなさ」を感じます
 
 
 
WE594との組み合わせは音が低く太くなって「落ち着きすぎ」
 
とにかく音は良いが躍動感が出ない
 
 
 
現時点では低域Lansing415との組み合わせも考えると288を改良した
 
287-Tがベストな組み合わせです
 
 
 
好みもあると思いますがWEよりLansingのほうが
 
聴かせ処が上手いというか、楽しく躍動感も素晴らしいです
 
 
 
因みに音の良さはWEが上です

躍動感を支えるのは「弾む低音」

2024年01月15日 17時02分51秒 | オーディオ

「暗い低音は好きじゃない」故ダブルウーハーズ会長の遺された言葉ですが

仰る通りです!

 

目指す「躍動感演出の為に」選んだ我がユニットは

残念ながらオリジナルではなく、全てレプリカと改造品で構成されています(笑)

 

 

躍動感を演じるスピーカの音域で、最も重要なのは「低域」だと思っています

 

低域が明るく心地よく弾まないと、いくら高域の歯切れが良くても全体の音は、

暗く沈んだ音になってしまいます

 

トランジェントの良い、張りのある低音でありながら

聴きごたえのあるように、しっかり量感も得られるウーハーが重要になります

 

くすんだような、澱んだ低音でなく「透明感ある低音」にしなければならないのですが

実はこれがなかなか難しことなのです

 

一般的に低く量の出るウーハー素材は、塩ビやポリプロピレン、ケブラーや木製なんてのも使われていますが

当然これらの質量の重い素材の振動板で量を出せば、キレが悪くなり弾んだ音はなかなか奏でられなくなります

 

中高域に合わせて、金属振動板の低域コンプレッションドライバー+低域ホーンが奏でる綺麗な低音も魅力的で

これも素晴らしいと思いますが、私にはいまいち迫力が無いのです・・・・

 

量感が有ってキレて弾む低音を求めると

 

やはり「紙」の「コーン型の励磁」がベストだと私は思います

 

 

励磁型ウーハーの定番と言えば、WEの使ったTA-4181AやTA-4151Aが有名ですが

 

出会いの縁も有り、私が使っているのはWEではなくLansing415です

Lansig415とは、当時の映画産業で絶対的のシェアを誇ったWEの牙城を崩し

最高の栄誉である映画音楽アカデミー賞を奪った「シャラ―・ホーンシステム」で使われた

低域ユニット「15XS」ウーハーを改良したものです

 

ALTEC lansing社に買収される前のランシング・マニュ・ファクチャリング社時代のランシングが設計したものと言われています

 

 

WEご愛用の18インチTA4181、その凄まじいほどの勇逸無二の重く響く量感は素晴らしいのですが

正直言って一般家庭で聴くには「鈍い」が気になってしまい、キレの甘さが聴こえてしまいます

 

それと18インチの低音は中域のコンプレッションドライバーとの音の繋がりで、

その音色にかなり違和感を感じていました

 

 

13インチのTA-4151の方はこれはウーハーというよりフルレンジに近くて

とても反応が良く中域との繋がりも良いのですが、圧倒的に低域が出ないのが欠点です

 

それとこれは偏見かもしれませんが、電源付きの励磁ユニットは何故か音が粗く感じてあまり使う気になりませんでした

 

 

やはり一般家庭では15インチコーン型ユニットが最適だと思っています

他に手持ちのユニットはALTEC-515Eを励磁に改良したものを持っていますが、

 

515は初期の515A以外は

エッジに、ゆるゆるの布エッジにビスコロイドを塗ったモデルしかありません、

勿論ダンパーも布製です

 

励磁改良でかなりクリアーで反応の速い音になりますが

 

それが、求める張りのある躍動感を奏でる音かと言われると・・・・、

 

ゆるゆるダンパーゆるゆるエッジでは、やはり音もゆるゆる・・・

 

無理

 

 

やはりFIXエッジ、ベークライトダンパーを使ったウーハーを上手く鳴らした時の

ビシッ、バシッっと瞬発力の有る低音には、ぜんぜん届かないと感じました

 

 

そんな理由も有って出会ったご希望のFIXエッジ、ベークライト蝶ダンパー、励磁型15インチの理想的なユニットが

Lansing415なのです

 

後にアイコニックシステムでも使われ、後のアルニコ515に改良されたVC4インチのセンターキャップ穴あきの物や

VC2インチのセンターキャップ無しのモデルや、センターキャンプが有ったモデルなど幾つかのモデルが存在したようです

(4インチと2インチの違い、詳しい方是非教えて下さい)

 

私のはVC2インチ強の、センターキャップ有りのモデルをWEラボで復刻したユニットを使っています

 

そのスペックはField Coil:D.C.R 1600Ω D.C 220V 125mAで、消費電力はなんと35W

 

これは一回りデカい18インチのTA4181の30Wを上回る消費電力なのです

消費電力で言えば「最強の励磁型ウーハーLansing415」(笑)

 

4本使っていますからユニットだけで140W電気代1時間、約4円もかかる計算です

更に無駄は続き、その励磁型Lansing415で重要なのが、当然ながら「励磁電源」

 

5Z3整流管を使ったF820や、F-500、F501が標準でこれも素直でいい音なのですが

ちょっと物足りない(笑)

 

 

私は更に強化して、超高圧・小負荷電流のWE705Aを使った、無駄飯ぐらいの半波整流器

を使った電源で、下部の415ユニットを動かし

 

 

キセノンガスを使った3B22整流管を使った電源で、上部の415ユニットを動かしています

3B22の電源は一旦320Wの出力を出し、それをコイル五個連ねて220Wに落とした

 

浪費型(笑)励磁電源で強烈な音を出しています、

これは強い制動がかかり、下ユニットとは違う動きが目で見ても触ってもわかります

 

言わずと知れた事で、励磁スピーカーはその電源で音が大きく左右されます

 

 

電源がセコイ整流器だと、痩せたセコイ音しか出ません

どうせ時代錯誤なんだから、大量電力消費の、大食いスピーカに更に輪をかけた

「大量電力浪費型」の励磁電源をお勧めします、

 

非効率に浪費すればするほど音が良くなるようにも感じます(笑)

 

 

35Wの大ぐらいスピーカー4個を、信号はシリーズ配線で同じ帯域を奏でますが

上下のユニットに傾向がちょっと違った電源を使う事で、同じ帯域ながら

 

違ったVCの動きで、ちょっと異なる音を奏で、迫力ある音の演出しています

 

 

 

更にこの消費電力最強のスピーカーにコンプレッションボードを付けて

圧縮して、強烈な音圧を加えています(これも上下で多少違いが有ります)

 

※低域コンプレッションは必要かと言われる方が時々いますが

中高域にコンプレッションドライバーを使う場合は、音色を合わせるより

前回も書きましたが、音圧を合わせなければバランスの良い音は奏でません

音の違いは振動板の違いも有りますが、圧力の違いで音の違いによる違和感が生じます

 

 

低域コンプレッション方式は様々な方式がありますが

これが一番手軽で効果的なコンプレッション方式だと思っています

 

圧の掛かった音をディフェーザーに当て

バッフルで反射してロードの掛かった音を出しています

 

 

ですが

ボード穴幅を狭くして「コンプレッションをかければ」掛けるほど「量」は減ります

 

 

そこで今度は量を求めるために、設置方法も悪戦苦闘の試行錯誤

 

最終的に本来は後面開放の使い方が基本のTA7396バッフルなのですが

これを私は後ろの壁に押し付けた「コーナー設置」方式を行っています

 

しかもバッフル上面と両サイドは完全に密閉していて塞ぎ

ユニット後方の背圧の音はバッフル下部からのみ前に出てきます

 

 

WEでもケープで高域と低域が混ざらないように覆いをしていたようですが

 

至近距離で聴く場合は通常の後面開放で聴くよりも

悪戦苦闘を繰り返し、何らかの方法で音が混ざらないように工夫したほうがいいです

 

 

量感も有りながらスッキリした、キレの良い音を目指すのに

低音をどこまで求めるかも大切な基準です

 

私はウッドベースを弾く音が出ている事が大切だと感じています

 

 

クラシックをメインで聴くにはパイプオルガンが上手く奏でられる事も大切だと思いますし

 

ホール感を出すには確かに、緩やかで豊かな低域が有ったほうが良い場合も有ります

弾む超低域をなんとかうまく鳴らそうと、

手持ちのヤマハのスーパーウーハーのユニットをJBLに変えたり

 

二台のスーパーウーハーを30度くらいの角度でぶつけ合い

通常よりトランジェントの良い低音域を加えたことがあるのですが

 

 

不思議と超低域が上手く鳴ると、先程のウッドベースを弾く音感が消えてしまう

 

その帯域の音はちゃんと出ているのですが弾ける音が聞こえなくなる

超低域の波形に喰われてしまうと言えばいいのかな?、結局超低域を求めるのはやめました

 

何処まで低域の量を求めるかはそのオーナーの聞き方次第ですね

 

 

オーディオマニアとして圧倒的な量も求めますが

私は躍動感が感じられる「弾む低音」が感じられる量迄ですね

 

 

それから能率の高く、高音圧の劇場用スピーカーをそのまま家庭に持ち込んで音を出すと

 

その音の魅力よりも先に音の粗のほうが目立ってしまう事が多いです

 

 

魅力的な劇場用スピーカーを、家庭で自分の好みの音で奏でる場合は

そのメリットデメリットをはっきりと見極めて使い熟す工夫が必要だと思います

 

 

大きな声では言えませんが、大昔に劇場でやっていた方式をそのまま家庭に持ち込んでも

ボワンボワンの滲みと乱れで膨らんだ音で上手く奏でません

 

ホーンらしいビシッと引き締まったホーン本来のサウンドを奏でるには

 

 

 

 

 

 

試行錯誤、悪戦苦闘、で

 

トライ、トライ、トライ!(笑)


あらためて、今年も躍動感あふれるサウンドを追い求めて

2024年01月11日 12時18分51秒 | オーディオ


大変ご無沙汰をしております
 
日本中をキャンカーで旅して楽しんでいました
 
 
 
今回の旅の途中で北陸地震が有り、我が家も大きく揺れたと隣の家から報告が有り
 
心配していましたが、何事も無く無事に音が出ましたので
 
 
本年の初音出しとなりました
 
 
 
 
今までもオーディオを愉しんでいましたがブログを休んでFacebookでの投稿ばかりでした、
 
すみません
 
 
 
昨年はお陰様でSTEREO誌にも出させて頂き、その紙面でも書きましたが
 
 
 
私が励磁システムで目指す音色は艶やかで煌びやか、誰をも虜にするような
 
「ヘップバーンのような魅力的な音」そんな音彩を目指し
 
 
 
魅力的な音彩で、奏でるサウンドは
 
今年も更に「躍動的なサウンド」を目指します
 
 
何度も書いてきたことの繰り返しになり、申し訳ありませんが、
 
まずは目指す音の確認から今年のオーディオのスターを切りたいと思います
 
 
 
 
私の感覚的な言葉ですが「躍動感溢れるサウンド」の意味は伝わりますでしょうか?
 
「躍動感」をネットで調べると
 
 
「生き生きとしていて、そのものの動きがはっきりと分る様子」という意味です。

主に生き物に対して使われ、活動している時の身体の動きや筋肉の様子、顔の表情から周囲の雰囲気などが、他の人に良く分ることを言います。
 

「生き生きとした様子がよく伝わる様な表現などのこと」で、文章で読んだり、説明を聞いたりした時に、対象となるものがいかに生き生きとしているかが、他の人によくイメージできる様な表現のことを言います。
 
などとあります
 
 
 
目指す「再生音楽で」、「躍動感あふれるサウンド」とは
 
「生き生きと、そこで奏でているのがはっきりと感じられるサウンド」
 
 
 
これが私の求める「オーディオ・サウンド」です
 
 
 
 
今まで様々なスピーカーを使ってきましたが、魅力的な音彩で「躍動感」を可能にするのは
 
やはり励磁型ユニットスピーカーしかないと思っています
 
 
注、良い音のスピーカーは他に沢山あります、ハイエンドスピーの奏でる良い音は否定しません。
 
音が良いのは大切な事ですが、音の良さだけでは求めるような躍動感は得られないと思っています、
 
ですから私はもう音が良いオーディオ機器は使うことは無いと思いますが
 
 
 
様々な考え方があり、目指すサウンドがあると思いますが、私が目指すサウンドを奏でるためには
 
「スピード感ある音で奏でる」事だと思います、
 
 
 
実際には音は速くなりませんので、あくまで「スピード感を、感じることが出来るサウンド」と云う事になるかと思いますが
 
 
これはシンプルが良いとかだけではありません、スピーカーユニットは複数個必要ですし
 
アンプなども、シンプルよりも多段増幅でNFBも必要不可欠だと思っています
 
 
 
 
まずはスピーカーユニットですが、ダイナミック型でスピード感を感じる励磁型は
 
素早く反応し、余分に動かないので、一般的な音の表現としては
 
 
「クリアーでリアル」なサウンドと言う表現になると思います
 
 
(各ユニットのVC位置は同じ位置に配置されています)
 
 
 
スピード感を出すには、まず反対の「遅い」の解消が大切だと思います
 
 
 
遅い音を考えると、
 
①、まずは音が膨らんだり、エコーが掛かり、「ゆったり、おおらかに」聞こえる、
 
これがホーンスピーカーの特徴と思っている方も多いですが、「それは間違い」です!
 
 
ホーン型は指向性が強く鋭い音がするのが特徴です
 
大きな規模のホールでは感じないと思いますが、至近距離で聴くとよくわかります
 
因みに私はこの音が大好きです
 
 
 
ホーン型は鋭い音がするのが良くわかるのは、選挙などで使われる単発のメガホン型の拡声器を聴くとよくわかると思います
 
 
その鋭い音のホーン型が「ゆったり優しくおおらかに聞こえる」原因は
 
「タイムアライメントのズレ」によるエコー現象です
 
 
これは複数使用したユニットの音源発生位置のVC位置のズレにより、
 
タイムアライメントのズレが生じて音の到達する時間のズレがその原因だと思います
 
 
 
WE15AやWE13A等もモノラルのシングルホーンスピーカーで聴くと、
 
クリアーでスッキリした素晴らしいボーカル・サウンドが楽しめます
 
 
が、ボーカルだけというわけにはいきませんから、低域も高域も足してマルチユニットにしています
 
私は物理的に各ユニットのボイスコイルの位置を合わせるのがベストだと思っています
 
 
注、そんなことせずにマルチアンプでデジタルディバイダ―でピタリと合わせた音が良いと、
多くの方が言われその音を聴いた事は有りますが、私はその音が最善だと思ったことは私はありません、
マルチは音は良いのですが・・・、何度も書きますが音の良さだけでは「躍動感」は演出できません
 
 
私が様々な場所で、躍動感ある音と感じたマルチユニットシステムは全て「工夫を凝らしたネットワーク方式」でした
 
私も過去に何度もマルチアンプを試みましたが、良い音は奏でられましたが、求める「躍動感」は感じませんでした
 
 
 
私は、「ネットワーク方式」に拘り、各ユニットは物理的にVC位置を合わせたほうが、
 
音のまとまりも良く思った音が奏でられると思っています
 
 
 
 
 
②、「音のズレ」の他に、「音色の違い」と「音圧の違い」の解消が必要です
 
これは、中古高域ドライバーの「金属振動板」と、低域コーン型ウーハーの「紙の振動板」の異なる振動板により生じます
 
 
「音色の違いの解消」
 
 
③ 同じくコンプレッション(音圧縮型)ドライバーと、コーン型ウーハの異なる方式により生じる
 
「音圧の違いの解消」
 
 
  
 
 
この二つの振動板の違いを解消しないとバランスのいいサウンドは難しいですね
 
 
振動板の発する音の違いを、完全に合わせるのはかなり大変な事ですが
 
「音色」と「音圧」を出来るだけ合わせないと、音のバランスがとれません
 
 
 
コンプレッションの「音圧」の二つの違いは、野球に例えるなら
 
ライナーの鋭い打球と、ボテボテのゴロを同時にキャッチするようなものだとおもいます
 
 
感覚的にかなりの違和感がありますので、その解消を行います
 
 
古来からの名器と云われるスピーカーで、コンプレッションドライバーとウーハーの組み合わせた名器は
 
殆ど何らかの方式で「ウーハーにコンプレッションを」掛けています
 
 
私も、それに倣ってウーハーに古来からの方式で
 
 
 
 
 
サブバッフルを使った圧縮板で一番簡単なコンップレッションを掛けています
 
 
そのコンプレッションの掛かった力のある音を
 
木製のディフェーザーに当て、
 
 
 
 
その反射をバッフルに当てて音を出しています
 
 
この、ウーハーコンプレッションと、ディフェーザー&バッフルの活用で
 
「音圧の違いの解消」「音色の違いの解消」を行っています
 
 
 
 
無論、ディフェーザーを使っても金属振動板の音にはなりませんが
 
「紙」固有の音は無くなり、金属振動板と紙振動板の違和感のある音の解消にはなっています
 
 
 
 
 
 
ホーンスピーカーで「躍動感」を演じるには「スピード感」が大切
 
それを奏でるには「タイムアライメント」、「音圧」「音色」等の
 
 
 
 
「ズレや違和感」をどう解消するかが大切だと思っています