オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

今更ながらスピーカーセッティング3

2013年11月28日 19時07分35秒 | オーディオ

いや~ビックらこいた!

最近使っていなかった、ネオジュウムを使った高級

マグネフロートボード

アクリル画板が曲がってしまったので使ってなかったのだが



ネットワークの振動対策にソルボセインゴムではなく

このボードに乗せてみた


このボードは良い!


正直今まではフロートよりもピンスパイクが好きだったのだが

この違いはまいった




以前のALTECの小さいネットワークでもこのボードは試したが、

その時はこんなに差が出なかった


しかしオイルコンネットワークに変えて、この大型空芯コイル

たぶん振動には弱いだろうなと思いながらも

何も対策を講じてこなかったのだが



やはり気になるので、コイル両側を板で固定しようかと考えていたが

そもそも、振動でそんなに音が変わるのかなー



と思い、試しにフローティングボードに乗せてみたところ



あらまっ!


声が浮き立った


楽器が響いている


トランジェントも良い


スッパスッパ切れる感じだが、硬くは無い





へ~


今更ながらこんなに違うんだ



そう言えばそこそこのメーカー製のネットワークは

ほとんどがマグネットやスプリングでフローとしてある


古いJBLやALTECを使っているうちは気がつかなかったが


そこそこのメーカー製スピーカーシステムは対策済みだ


恥かしい


これほどのネットワークを只、ポンと置いていたのではいけない

やはりセッティングが大切


ネットワークセッティングもスピーカーセッティングの一つ



細心の気持ちでセッティングし直そう


でもやっぱり真中がたわんでボードがしなっているのが

カッコ悪い!

WE755A、スピーカーの魅力って何だろう?

2013年11月18日 13時07分14秒 | オーディオ

WE755Aの携帯で撮った写真が出てきた


これはたぶん10数年前に、当時オーディオを辞めようと

数々のオーディオ製品をオークションで売ろうとして

撮られた写真だ



最初にオークションで売られたのが

新藤ラボラトリーのRA1857プリアンプの

プリ部を抜いた、フォノイコライザーアンプ

プリアンプではなくフォノイコライザー


として、改造してしまったので

当時ジャンク扱いで出品してしてしまい


何と5万円からはじめて、5万円で落札されてしまった


はじめてのオークションで無知とはいえ

勿体ない事をしたものだ

今も悔しい


当時、落札者は喜んで、我が事務所まで取りに来たのだが

私は5万円の安さに落胆してその人の来る時間は外出したのを覚えている

落札者は私に会いたいと言ってきたが

私は会いたくない、5万円で買い直したい想いだった

本当に悔しい、オークションの思い出である



そんなことがあって、このWE755Aも

梱包され

オークシュンの準備をしていたのだが



また、新藤ラボのアンプのように

低価格で落札され

落札者に喜んで取りに来られても悔しい

と思いなおし出品をやめ、そのまま梱包され



シアタールームのA5センタースピーカーの箱の中で

ひっそりと格納されたいた



本当にあのとき売らずによかった

これが感想である




先日も書いたが

今は毎日のようにこの長い間しまわれていたスピーカーで聴いている


音楽もシアターも

満足である




話の本台、タイトルにもあるように、スピーカーの魅力って何だろう


大音量

音質

定位

原音再生

色々言われてきたが、結論は無いであろう



魅力については色々答えがって良いのであろう


でも私の場合は”感動”


いくら定位の良いスピーカーがあっても”感動”は無い

感心はするけれども



感心する音は私にとっては”魅力”ではない


では感動って何だろう?



感じて心が動くもの


感じて心が動くほどのものはやはり刺激的なものではないか


この刺激がスピーカーには大切と考えている



この刺激はひじょーに難しい


きつ過ぎてはいけない



昔は刺激を求めるあまり、

JBLで耳から血が出そうになるほど刺激的な音を出したこともあった


が、今は多少大人になったので



心地いい刺激が必要だ



このWE755Aは心地良い感性を動かす刺激を持っている


人の声が本当に素晴らしいのだが

原音再生とはまた少し違うような気がする


無論ウエスタンエレクトリックなのだから

原音に忠実なのは当たり前



そのうえで、たぶん原音よりも彩付けがなされている


張りがある

響きが良い

色気がある

感情が伝わる

心が通い合える

そんなチューニングがあるかどうかは分からないが

そんな気がする


こんなアナウンス用のスピーカーと言っては言い過ぎなんだろうが

少なくとも劇場用に作られた音響システムではない


客船や駅や列車で、アナウンスや客のために音楽を流していたもの

WEでスピーカーと表記されたのもこの755Aが最初と聞いている


劇場音響システムではない、単なるスピーカーを当時ウエスタンでは

どんな思想で開発製造したのだろう



そんなことを楽しく考えながら


今宵はマリアカラスを聴いている

WE91Bレプリカでもコンデンサーに拘ると凄い

2013年11月05日 18時19分41秒 | オーディオ

なんちゃってウエスタンサウンドの中心WE91B-TYPE AMPLIFIER

このアンプ、元はキットの品です
最初に付属のカラフルな線で配線した時はスッキリ整った綺麗なワイヤリングでしたが

あの部品を変え、この部品を変え
いややはりあれがいい

他の部品を変えると、あそこはやっぱりあれの方がいい

てな具合で

だいたい週一ペースで改良?が行われ、部品が交換され、たどり着いた?(成れの果て?)のが上記写真



友達のお供でショップに行き、その場の思いつきで

WE91Bの名前は聞いたことがある程度の知識で買ってきたアンプだ



当時、私の周りの皆さまからは冷やかな罵声を浴びせられた


WEで、いきなり91Bかい、へっえ~普通はさ

真空管をあれこれと試して、300Bに行き着き、

その300Bを試行錯誤してやっと辿り着くのがWE91Bなんだよ、


へ~最初からね~・・・・


と言われ



”お前ごときが使うアンプじゃない”



そうは口に出しては言われなかったが


表情には何人か書いてあった



まあ確かに当時から、何をやっても中途半端な、なんちゃってで、当時は


何かの音を求めて、新しいアンプやその他の装置を使う



のではなく




偶然出会って、気に入った音を、自分流にさらにアレンジする



だから私のオーディオの出会いは積極的だった


どこの店にも行ったし、機会があれば何処のお宅へでも行った。

そのお陰で友達も増えたが、敵も増えた

だからやはり、

”あいつは91Bアンプなんて仕上げられない”


そんな陰口が気にはなっていた


だが私は、たかだかキットのアンプ、


所詮オリジナルは遥かに及ぶはずもなく


WE91Bの雰囲気だけでも味わえればいいじゃないかと思っていた

レプリカアンプなんてそんなもの


オーディオ製品は絶対にオリジナルで無ければならない


これは私の信念だ

だから初期型のレビンソンのアンプも自宅で何台も聴き比べた

JC2も何台も、ML1、ML6、LNP2Lもいろいろ聴き比べてきた



オーディオ製品は世に出て最初の製品が一番

後はだんだん・・・手抜きが増えてくる

勿論改良されよくなる場合もたまにはあるのだが・・・・・



昔々、クレルのKSA50と言うアンプがあった

当時我が家のプリはAGI511Bだったがこの組み合わせは

非常によく鳴った


これは前にも書いたが衝撃的な出会いがあり

購入したものだが


すぐ購入を決めて本当に良かった


私の家でクレルを聴いて、これは良い俺も買おうと

言って買った知人がいるのだが



私に言わせると、KSA50は繊細さと密度の詰まった空気感、鮮度それを支えるまとまりの良いパンチの利いた低音

兄貴分のKSA100だと腹のあたりに体脂肪が付くというか少しメタボぎみ

私はスリムなKSA50が好きだった


友達の購入したKSA50はパネルの色も違い

トランスもEIコアからトロイダルトランスに代わっていた


わずか半年で

もちろん販売店は「効率的に優れてるし、さらに音が良くなりましたよ」


音は綺麗になったと言えば聞こえはいいが

サッパリし過ぎ、力が無い、キレが悪い


”えッつ”もうダメになっちゃったの


これが当時の感想であった


当時新進気鋭のメーカーさんが沢山あって、dbシステムズの初期なんかもホントに良かった

本当に初期の製品はその個性の主張が明確であった

あまりの音の追及のために安全装置をパスしたり

確かにオーディオ製品としては

改良された後期方が良いのは分かるが


私はこういう性格なので



製品としては未完成でも音の主張の明確なものが良い


これが私の考え方だった


だからオーディオはオリジナルが一番


音が気にいったオリジナル製品、それに手を加えず楽しむ


これが最高と考えていた





前置きが長いが



だから最初からこのキットの91Bで本当のウエスタンサウンドが聴けるわけは無い


楽しめればいいんだ

こんな気持ちで作成が始まった


まずは一度は図面通りについてきた新しい配線で制作

カップラーメンじゃないが


すぐできた


音ははっきり言って”ふ~ん”だった


勿論悪い音はしない、明快で通りの良い音だ


はっきり言って私は


なんだやっぱりウエスタン信者どもが最高と騒ぐのはこんなものか


と言ってやりたかったが


やめた、


私を罵った取り巻きには


「やっぱりウエスタンは上品な音で最高ですねー,ほ~ほっほっ~」



と言ったかどうかは忘れたが、かなりホラ混じりに吹いてやったのを覚えている、

だが、


冷静に考えて、もし誰かが俺の事務所に来て

勝手に91Bを聴いて「なんだ全然大したことない」

やっぱり奴はMLASとJBLいじってればいいんだよ


と言われそうで、

ヤバい何とかいい音にしよう、と考えた


バカだと思われる方もいるだろうが


オーディオも趣味、他の趣味そうだが


ライバルの居ない趣味は無い!


これが私の生き方


奴らには負けたくない



てな訳で、91Bの大改造が始まった



私は以前から特にプリアンプはコンデンサーが重要と考えていた



当時オーディオパレットを都合20年以上使って


幾度もオーバーホールを重ねてきたが

一度、事もあろうか”ニチコン”のコンデンサーを使われたことがある

それを知らずに自宅にセットしてすぐにその、ペラペラシャリシャリな音質に気付き

大クレームの後、再修理となったが

コンデンサーは大切


ウエスタンの音質は真空管も素晴らしいし

トランスも文句なしに素晴らしいのだが

実はコンデンサーも素晴らしい


てなわけで

まず91Bの真空管を探すより先にコンデンサー探しに入った

このタイプを取り外し

電解以外のすべてのコンデンサーを変えた

このタイプかそれに準じたオイル、ペーパーオイルのもの

アンプの中側に2個、外側に穴をあけて2個立てた

91Bの前には

WE141Aのコンデンサー部品も交換していた、



コンデンサーを取り替えたこの効果は絶大であった



91Bのすべてのコンデンサーの交換までには、かなりの月日がかかった



ワイヤリング配線の素材ももちろん重要で、これは激変したので何度もやり替えた

線材も古いハンダの乗らない、扱いずらい寄り線も試したが


結局ある程度太い単線がベストマッチング



抵抗も新しいZEAL?を


古い板抵抗に変えて、(この抵抗はぼられた!)


出来ることは考えられる事は



すべてやったつもり


無論私はプロではありませんので、図面や回路から


この部品を使う


なんて判断は全然できない



じゃあどういったチューニングかと言うと



元は何の機器から取り出された部品か分かれば有難いのだが

これ以外に重要


容量さえ合えば後は観たくれと感!

例によって



こっちの部品ほほうが高いし、かっこいいし

良い音するんじゃないかな?



てな感じで交換していった


結構色々なコンデンサーを試してみた

まだ使っていないものもストックはあるのだが・・


コンデンサーの変更により


オリジナルの91Bでは音は聞けない、それなりにいいサウンドを奏でている

可愛いやつだ




何が本当に言いたいのかと言うと


あんな苦労して手に入れたコンデンサーがいよいよダメになってきた


前にも書いたが


日に日にボボと音が大きくなってきた

コンデンサーが破裂したなら


発がん性部質がPCBが我が家に飛び散ることになるかもしれない

いや、もう既に飛び始めているかもしれない


新しいコンデンサーに交換しようか

古いのを探そうか


そこが悩みどころだ