オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

天然素材が奏でる音は違和感を感じない

2022年10月21日 09時13分12秒 | オーディオ

当たり前ですが、人工的に作られたオーディオ機器

 

 

ですが

音に直接影響が出るスピーカー等で使う素材はできる限り

 

「天然素材を使った方が、違和感を生まない」サウンドを奏でる気がします

 

 

音の影響が大きい振動版には

天然素材の紙を使った「コーン紙」が自然だと思います

 

まあコンプレッションドライバーでは紙って訳にはいかないですが

金属でも自然界に存在する金属のほうが良いと思います

 

 

スピーカーBOXも天然素材を使った「木製の響き」が

一番自然だとお思います

 

 

それは、自然界に存在し人の手の施しようがない「空気」

その超天然素材の「空気を振動させ音に変換する」のがスピーカーの役目

振動する素材は自然界の天然素材のほうが違和感を感じません

 

 

オーディオ機器で、特にスピーカーで大切なのが

「バランス」だと思います

 

バランスがとれた音とは

「違和感のない」サウンドを奏でることだと思います

 

 

では、違和感のあるサウンドとはどういったものだろうか

「違和感とは」ハッキリした定義ではなく、

 

感性が不自然に感じることだと思う

 

 

自然にない音、作り上げられた音、創作された音、似せられた音

造られたモノでも本物に近ければ、違和感は生じない・・・・

 

 

本物か偽物化は別の問題と云う事で

(エルタスではWEサウンドは奏でない)

そんな議論になってしまうので、一応エルタスでも違和感のないサウンドを奏でていますので

ではどんな音が違和感を感じるのだろう?

 

聴きなれていない音だろうか?

 

 

そもそも、自分の声を録音して聴くと違和感を感じますが、

録音した声が本来の声で、自分の声は、発した空気を伝わる音と同時に

体を伝わる音も聞こえてしまうので

 

本当の自分の声は聴くことはできないのだそうですね

 

自分の声にですら違和感を感じるのですから、

「違和感」は人それぞれかも知れませんが

 

 

 

やはり聴きなれない不自然な音に違和感を感じるのだとおもいます

 

勿論人体が受け付けない不快に感じる超高域、超低域も違和感を感じますが

聴きなれない「素材の音に違和感を感じ」ますよね

 

 

聴きなれない素材の音、

それは自然界には無い素材の音だとおもいます

まあ、不自然な素材の音に慣れてしまうと、それが自然に聞こえるかもしれませんが

不自然に感じるサウンドを奏でるもの

 

私はポリプロやケブラーなどの素材を使ったユニットで

プラスチック製のBOXに入ったものがやはり違和感を感じますね

 

違和感を強く感じるときは、機器の鳴らし方に問題が多いのも確かです

どんな素材を使っても、「上手く鳴らす人は」違和感を奏でません

 

機器は道具で、

その使いこなすオーナーの感性次第なのかもしれませんね

 

 

そんな意味でも、良質な音と私の感じる違和感の因果関係は私的な感覚かもしれません

 

 

594のダストカバーと称するディフェーザーで様々な素材を試してみた結果

金属や硬い樹脂の方が「音の分解能は高い」ですし、力のある音です

 

 

ある意味、化学繊維も音で言えば

悪い音ではないのかもしれませんが

私には「違和感」を感じる音にしか聞こえませんでした

 

天然素材の

シルクや麻のほうが段違いに「自然で違和感の無い」バランスの良い音で奏でます

 

不思議なもので、触った感じがそのまま音に出る気がします、

 

シルクのほうが少し音が奇麗です

麻は、肌触りがいい優しい音ですが、少しボケるようにも聞こえます

 

が、この強烈なドライバーにはこのほうが、女性ボーカルを聴くにはちょうどいい(笑)

 

 

今回は、いわゆるダストリングでの天然素材と人口素材の音の違いを確認しましたが

この違いはほとんどのオーディオ機器に言える音の違いだと思います

 

でも不思議なのは、CDではこの違いがあまり感じられない事がありますね

アナログのほうがこの天然素材の音の違いを表現します

 

だからプレーヤー周りにも使う物は、出来るだけ天然素材のほうが

自然で、違和感を覚えない音の鳴り方をすると思います、

 

あくまでも私の私感ですのでご参考までに


優れた音響機器は、空気の制動力に優れている

2022年10月07日 09時14分26秒 | オーディオ


WE594やALTEC288、JBL375等のコンプレッションドライバーには

 

防塵フィルターと称されるネットがスロートに取り付けてありますが

 

付けていますか?、それとも外していますか



いろいろ試してみましたが、このネットによるこの音の違いは

 

単なるゴミ避けなんかで付けらてたものじゃないですね

 

目的をもって

空気を制御して、音質変化の目的で取り付けられたものだと思います

 

古を探ると、WEでは555の時代には無かったもので、

594から採用されたものらしいです

 

555はフルレンジでもあり、振動版の振幅を大きくする必要があり

バックチャンバーに空気抜きの穴があり、その開閉で空気の量を調整できました

 

後期型となってからは低域の信号を入れない、中高域型として使われるようになってからは

このバックチャンバー穴は蓋をされて、振動版の振幅を抑えるようになったのだと思う

 

フェイズプラグと振動版の微妙な間隔の違いも、絶妙な空気制御だと思っています

フェイズプラグがシンプルな設計だったのでスロート出口の調整は不要だったのかもしれませんが

 

555でも空気の量を調整して上手く音を作っていたのが、その作りからも良くわかります

 

 

これは持論ですが

良い音を出すには「歪まない、乱れない、で多くの空気をうまく動かす」こと

だと私は思っています、ホーン型を使うのも同じ理由ですが

 

時よりコーン型で「振動板は激しく動いていて」も上手く空気が動かせず

「音にならない」そんなユニットを目にすることがあります

 

振動版が大きく動けば、比例して大きく空気が上手く動き

良い音が出るといったものではないと思います

 



名機と言われるユニットは「最小の動きで巧く空気を動かして」良い音を奏でてると思います

 

素晴らしい音楽を奏でるユニットを目で見ると

動いているのかどうかわからない程度の動きが殆どです

 

コンプレッションドライバーで、この空気を乱さず上手くコントロールする工夫と思われるのが

594で採用されたスロート出口のメッシュ・スクリーンだと思っています

 

リングを取り外すと確実に音は乱れて、暴れ

立体感や奥行き感といった「表現力が」確実に失せると感じます

 


マニュアルには、スクリーンリングアッセンブリとしか書かれていないですが

オリジナル594はシルクであったと様々な研文で記されています

 

私が現在使っているエルタス製は見た目は似ていますが、

シルクではなく塩ビのメッシュかな?



シルクの布製であったから、

「単なる埃除け」とされたのかもしれませんが

 

確かに「埃は問題」だと思いますが、最大の問題点・天敵は、「結露」だと思います

この対策を行わないと、励磁型は朽ち果てます、結露対策はいずれ書かせていただきます

 

 

埃対策と聞かされていたためか

実は私も当初「こんな塩ビの埃除けは音が悪くなるだけ」

と思って聞く前から外して使ってしまいました

 

当然ALTEC288の時も外していました

 

今回、サウンドパーツの水谷さんのお店に伺って

音は通すが空気は通さない金属メッシュを使った、

コーン型のコンプレッション方式について教えて頂き

いくつかの金属メッシュ板を譲って頂きました

 

水谷さんから譲って頂いた、その金属メッシュを使って

エルタス594についていた塩ビメッシュと聴き比べてみました



交換してみて改めて「このメッシュの重要性」がわかりました

金属メッシュはきめ細かく、低音は弾み

音の力は凄まじいものがあります



が、ちょっと、音力が強すぎますね

もともと、音力の強いエルタス594が、更に金属質な強音になります

 

いやーすさまじいサウンドです

 

それを和らげるためにも

「エルタスが塩ビメッシュを選んだ」のも分かる気がします

 

 

 

最近の様々なメッシュ素材は「湿度は通すが熱は通さない」とか

「水は通さず空気を通す」などの様々な「不思議な透過率」を誇る素材が存在します

 

音に圧力を掛けるドライバーにおいては

音は通すが、空気は通さない

そんな素材が良いのでしょうか?

 

探してみようと、思いついたのが女性のパンスト



これはある意味そんな技術の結晶だと聞いたことがありましたので

試してみることにしました

 

勇気をもって買って、いろいろ引っ張ってテンションを確認し張ってみました

注、テンションの確認に履いたり、かぶったり・・・・、してませんよ

 


いい感じにテンション掛けて張ってみましたが

 

音的にこれはダメ、

薄っぺらく、しかも不自然な音色になりますね

 

 

 

ならば今度は、天然素材の「麻」でやってみました



お~!、聴き易い
金属メッシュで絞られた高域アッテネーターの位置が、元に戻りました
 

これはいいですね、やはり天然素材のほうがいいのでしょうか?

とても自然でバランスの良い音です

 

金属メッシュのような正確性はありませんが

 

チョッと物足りなくもあるのですが・・・

 

 

程よく、適度に、加減が良い

硬すぎない、きつすぎない、といった「聴き易いサウンド」



う~ん、

過激なサウンドを売りしてきた我がシステムを

 

更に力強く過激にすることも出来るし

瞬時に

穏やかで聴き易いサウンドにも変化させてしまう

 

 

スロートメッシュリング

・・・・・・・、

空気を整えて、良い音にする

 

空気の動きを制すれば、良い音を制するってことなのか?

これはとんでもなく大変なところに手を出してしまった気がします