オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

私のWEは全てニセモノです

2024年07月03日 15時01分10秒 | オーディオ

WE597A型ツイーーターはウエスタンラボ製です

WE594A風の、ドライバーは594Eのエルタス製です

ホーンはパラゴンホーン風の偽物です

WE22A風のホーンは、高橋オーディオ製のレプリカです外側には自動車用の防音マットが張ってあります

置き方はへそ曲がりなので横向けて、励磁に改造したALTEC288Cを使っています

 

TA7396型のバッフルはホームセンターで刻んで自分で作りました、オリジナルとは別物の寸法の偽物です

ウーハーはLanshing415型をウエスタンラボで作ったニセモノLanshing415を4本使っています

ネットワークTA7257型も7Aコイルから何から何までニセモノで作ってあります

励磁電源も勿論

 

全てニセモノです

アンプ類もすべて偽物です

パワーアンプはWE91型でウエスタンサウンドインクのキットで私が組んだものですから

 

本物の音はなに一つ奏でません

ラインアンプはアーデン製でWE120A型の偽物です

各アンプの電源も全てニセモノです

使っている真空管も偽物だと思います

多分トランスも偽物だと思います

本物をお使いのWEファンの方が大変紛らわしいブログを書いて申し訳ございませんでした

 

私のは使っている機器は全てニセモノで、皆様のようなWEサウンドは全く奏でません

 

誤解を招いた製品名を書いたことを深くお詫び申し上げます

 

皆様のお使いの本物のWEは、わたしが書いたような現象は一つも起こりません

 

WEの本物を使った貴殿らのサウンドが本物のWEサウンドだとおともいます

 

ニセモノでWEサウンドを語り、大変失礼致しました

 

 

 

 

 

 

 

あ~やだやだ、めんどくせええ

 

だけど一言、言っておきます

WEを投資目的で買い込んで、情熱も技術もなくただ適当に並べて鳴らしている

俺のは本物だと称す方々へ、そんなサウンドをたくさん聞かせて頂きましたが

ほとんどが位相ズレ、タイムアライメンがズレて

盛大にエコーがかかり、にじんだひどい音ですが

 

ボーカルにはそれが最適なんでしょう、

ボーカル以外は聴けないサウンドでふるいお歌を楽しんでください

 

ホーンサウンドは本来そんなサウンドは奏でません!

鋭くシャープなサウンドを奏でるのが励磁ホーンサウンドです!


ホーンでやってはいけない配置

2024年07月03日 10時50分31秒 | オーディオ

仮想同軸配置これは最悪の設置法でした

 

私が行っていることが全て正解とは思っていませんが

これはやらないほうがいい、またはこれは違うと思ったことがありますので書き留めえおきます

 

まずはWE597A型ツイーターの設置についてですが

 

組み合わせる中域ホーンが木製であった場合は別として、WE22A型等の金属ホーンは

ホーンロードの中にツイーター配置は最悪です

 

お互いが反響し合い殺し合い、597A型の良さも22A型の良さも失います、金属のホーンロードから出してください

 

上記写真のようにホーンロードの外側でも共振しあうようで音は煩くなり、高域も伸びませんでした

ホーンロードの延長も避けたほうが良いと思います

 

 

WEの歴史を調べても、金属ホーンの中に設置した例はありません

日本のWE大家が行ったことを皆さん真似しています、がその真似設置ではなく

 

試行錯誤でご自分の部屋に合った設置法を見つけたほうが良いと思います

劇場ではバッフル板に付いていましたが、バッフルを使用すると音は下寄りになり、強くなります

 

劇場で使用するには、強く遠く飛ばすためにバッフルは有効でしょうが、

至近距離の家庭でバランスよく広がりの有る空間描写を描くには、バッフルを外したほうが、とても上手く描けます

 

本来の使い方では無いかもしれませんが、むき出しで使うととても奇麗な音像を描き、

響きもよく、の良さが発揮されると思っています

 

WEでは上から紐のようなもので吊っていた設置もあったようです、いかにうまく597A型のラッパを響かせるかが大切だと思っています

ネットワークはコイルは使わずWEにコンデンサーで低域をカットしているだけです、

コイル式のアッテネーターも付けていますが殆ど全開なので外しても良いかと思っています

 

それと大切なのが励磁電源です、

スイッチング電源などの電源は音があまり良くないです

 

以前医療用の高精度電源を使ったところ、尖って硬くて、とても疲れました

タンガーとは言いませんが、

出来るだけ、ロスの多い無駄食い電源が音が良いように感じます(笑)

 

 

 

それとホーンスピーカーで一番問題だと思うのが、タイムアライメントです

私は、物理的に全てのユニットの振動板の位置を合わせました

 

22A型ホーンのスロートをまっすぐに伸ばすとウハー・中域ドライバー・中高域ドライバー・ツイーター

の振動板が同じ位置になるように、配置しました

 

 

ホーンは開口部の80%の位置が振動板の位置と仮定する方式とか

クロスを音速で割って一周期の長さを出して、半周期で逆相で位相を合わせるとか

 

様々な方式を試しましたが、旨く行きませんでした

 

時々ホーンらしい音とは、柔らかくふわーッとして耳あたりの良い音と言われていますが

 

とんでもありません、本来ホーンは指向性も強く、音もとても強い音なんです、韓国の拡声器がそれを物語っていますが

何故、ボワーンとした柔らかい音がホーンの音だと勘違いされているかというと、タイムアラメントのズレです

 

古いWEは殆どタイムアライメントがずれています、

このズレが功を奏してなのか「人の声を」拡声していた時代は問題になずに、エコーが掛かって聞き易い声だったのですが

楽器が入ってくると、この音ヅレはかなり問題になります、これを1934年のフレッチャーシステムが解消し

翌年ミラフォニックでWEも解消し、現代のスピーカーへと繋がるわけですが

 

 

私は、フレッチャー以降の、タイムアライメントを揃えた、強い音のホーンサウンドが好きです

ボーカルしか聴かない方、ソロ楽器を優雅に聴かれる方は、それ以前のアライメントがズレているほうが良いのかもしれません

 

アライメントのズレを物理的に解消した鋭いサウンドはWEマニアの方々からは「これは違う」と批判されますが

 

それは仕方の無い事でしょうね

 

私はWEサウンドは奏でませんので

 

ついでにもう一つ、私は家庭用にはマルチセルホーンは合わないと思っています

 

マルチセルを使って家庭でビシッと音像が揃った音を聴いた事が有りません

 

家庭で至近距離使うと、音像を濁らすだけのホーンとしか思えません

指向性の強いホーンで多くの人々に音を届けるために、「いっぱい付ければどれか当たるだろう」的な発想で作られたようにしか思えません

 

丸いホーンが理想的で綺麗な音だと思いますが、私は変形ホーンを魅力的に鳴らす方が楽しく、丸いホーンはあまり使いません(笑)

 

それから、WEのバッフルと云われるバッフル板ですが

これをホーンと思ったら大間違いです、これは反射拡散装置ですこの周りにバッフルが必要ですが

私の所は狭いので、この拡散装置だけ使ってウーハーの雑味除去を行っています

 

製作途中の写真ですが、真ん中のデフェーザーが入った状態で後ろでしゃべってみると、良い声だねーと言われましたが

ディフェーザーが無い、写真の状態で同じように話してみると、「少しこもるね、あまりいい声に聴こえないね」との事でした

 

WEのストレートフロントホーン形状のバッフルは使い方を誤ると、音を濁すだけの板になってしまうかもしれません

 

 

 

まだまだ試行錯誤の連続です、良い情報が有りましたら教えて下さい宜しくお願い申し上げます

 

お前のはニセモノだろうと、本物をお持ちの方からご指摘がありましたのでWE型と直させて頂きました

ブログ書くのが嫌になってきました

 


良い音の正体とは

2024年06月28日 14時36分52秒 | オーディオ

永遠のテーマでもある良い音を語るに、まず反対の音から考えてみます

良い音の反対は、悪い音ですが、

 

わかり易く表現すれば「煩い音」ってことになると思います

 

うるさい音って何だろう、どんな音だと思います?

物理的に周波数Hzで表せるのかか、それも音圧レベルのdbで表すのか

 

世間一般的の煩い音「騒音」などは、測定器のdbで測定することが出来ますが

 

音楽を楽しむオーディオで「うるさい音」とは何かをネットで調べると

ノイズ、いやな音、嫌いな音、不快な音等々とあります

 

爆音は煩い音と言われる方もいますが、小さい音でも煩い音はうるさいですから

周波数のHzや音圧のdbの単位で客観的に表現することが出来ない

 

 

感性が嫌う音だと思っています。

感性が判断するであれば、これは人其々で違って来ると思います

よく料理の「味覚」に例えて五感の感性の事を書きますが、

 

 

 

今回は「嗅覚」で例えてみます

 

私、いちおうお客様と接する接客業で、臭いに関して気になり調べてことが有ります

臭いも一応数値はあるようですが、

 

その表現判断は心理的な判断で、生理的レベルでの感性の表現となるようです

まず、匂いを様々な香りと判断し、生理的にいい匂いとか、悪臭とか判断するのですが

 

匂いは「音より」難しいです、支障が無い方なら「音」は大体どんな音で認知出来ますが

匂いは、物理的に匂いが有っても、それを認知できない「自分の匂い」という匂いがあるそうです

 

自分の匂いは何故か自分では分からない事が多く、そのため自分は無臭だと思っている人が多いですが

それは間違いです、年齢と共にしっかり臭っています、が

なぜ「自分の匂い」が分からないのかというと、

単純な理由でいつも嗅いでいるからだそうです

 

何時も嗅いでる匂いは、匂いが有っても、「脳が匂いと判断しない」のだそうです

 

匂いが無いと脳が判断するから「どんな強烈な香りを放っても自分では分からない」

なるほど、

 

いつも嗅いでいる自分の家の玄関の匂いは無いと思っているが、他人の玄関は匂う事があります

その他人が、我が家に来れば、きっと全く同じことを思うのでしょうね

 

また、一週間ぐらい家を空けて久々に帰ると、玄関が匂ってることがあります

人が居ないと臭ってくるものなのか?なんて、勝手に考えますが、

違います、脳が自分の匂いを忘れただけです

 

久々にかいで匂いが有るなら、それが貴方の家の匂いです!

 

「嗅覚は」良い悪いの前に、まず匂いと感知する必要があります

普段あまり嗅いだことの無い、何かチョッと違いがある匂いであり

 

脳が「匂いと」感知して、心理的・生理的レベルで判断し、

感性が「快感」に感じると「いい香り」、逆に「不快」に感じた場合は「悪臭」となるそうです

あくまで一般的な理論ですが

人間の憧れでもある、甘味を感じられるような「淡い匂い」は、

 

「いい香り」となることが多く、逆に

 

 

「濃度の濃い強い匂いは」不快を感じ「悪臭」となる傾向が強いそうです

 

一般的なにおいの傾向は有りますが、そ

 

れを感じる「五感」は全ての人が同じではありませんから

良い悪い、好き嫌いは、その人其々で多少の違いはあると思います

 

 

悪臭でもいい香りでも、普段嗅いでる匂いは、あまり感じなくて、

あまり嗅いだことの無い匂いを、生理的にどう感じるかですからその判断に大切なのは

より多くの匂いを嗅ぐ経験値が必要な気がします

 

匂いは、その経験値を基に生理的レベル心理的レベルで感性がどう感じるか

で良い悪いが決まってくるように感じます

 

 

 

如何でしょうか?私は、「音」も同じようなものだと思いますが

 

「いい音」とは、感性が「快感に感じる音」であり

不快や、うるさく感じるのが「悪い音」だと思っています

 

単なる空気の振動だった音が、聴く人の経験で作られた感性によって

なじみの無い不快な音として認識されたのが、煩い音の正体だと思っています

 

普段小さい音で聴いている方が、大きな音を聞けば

大きな音は唯それだけでうるさい音と判断されるかもしれません

自分が聞いたことがないジャンルの曲を聴かせられれば、それもうるさい音となるかもしれません

 

 

「いい音は人其々」その人の経験値で違って来ると結論付けると

理系の方々から「いい音は単なる好みではない」と云われてしまいますが

 

 

 

 

そうです

私も仰る通り、人其々の好みだけとは思っていません

 

 

「本当にいい音は単なる個人の好みでは無い」と思っています

 

いい音は誰が聴いても、物理的にいい音なんだと私は思っています

 

だから私は、我が家に聴きに来られる方々に

 

「こんな大音量は聞いたことがないが、大音量もいいもんですね」

「初めて聞くジャンルですが、いい音楽ですね」

 

等々、

初めて聴いても、感性が喜んでいただける音

 

そんな、音作りを目指しています

 

 

 

私は清流のせせらぎのようなサウンドだと・・・・、

2024年06月25日 19時11分29秒 | オーディオ


ときより、我がサウンドが聴いてみたいと

 

ご奇特な方々がお見えになり、楽しいオーディオ談議に華が咲きます

 

 

 

お帰りになった後、皆様から様々なコメントを頂きます

ありがとうございます

 

 

まぁ、確かに多少は音が大きいかもしれません

刺激的といえば、多少刺激的かもしれません

耳あたりが良いかと言われれば、多少鋭さもあると思いますが

 

床をゆすぶり

心臓をえぐり出し

耳から血が噴き出す

 

「そんなサウンドが好きです」

 

といわれても・・・・・、(笑)

冷静に考えると、あまり聞きたくないような気がするが

 

まあお褒め頂いているので、皆様ご満足はして頂いていると思います

 

 

やはりこの言葉で想像してしまうのが

軍事兵器のサウンドですよね



この音は聴いたことは無いですが

多分これより聞き易いとは思っています

 

 

もしかしたら、似たような音なのかなー

 

 

皆さん大音量を楽しまれていると思います

オーディオマニアは大音量が好きなんだと思います

 

WEサウンドは奏でませんが

励磁らしいサウンドを奏でると思っています、

 

励磁は大音量が得意なんです

だからこんなコメントも頂きます



蕎麦を目当てに来る方もいらっしゃるが
 
食べながらもちゃんと聴いててくれているようです
 
 
 
音飛びが良いい、弾んだ音
 
これは高音質なハイエンドオーディオではなかなか奏でられないと思います
 
音の質や密度を高めると、どうしても弾む音は難しくなります
 
綺麗な高音質も大切ですが、密度を高めすぎると・・・・
 
 
かといって、歪ませたり、音を省いたりしては
 
感激して頂けるようなサウンドを奏でることもできません
 
 
密度の濃い音で弾む音を奏でなければ、こんなコメントは頂けないと思っています
 
コメントありがとうございます
 
 
 
他にも

「音がすっ飛び出してくる」とか

「心臓に良くない」とか言われる方もいますが

 

 

「強烈なサウンド」とかのお言葉も、



感動して頂き、また聴きたいと言って頂ければ、
 
煩いだけではない、魅力が有ったのかと嬉しい限りです
 
 
聞いて頂いた皆さんのコメントありがたく頂き、これからの音にも反映していき
 
益々精進して行きたいと思っています
 
 
 

でも、玄関で立ち止まり

「あっ!すみません耳栓忘れました、大丈夫でしょうか?」

と本気で言いながら入ってきた方もいますが

 

皆さん怖がらずに、これからも聴きに来てください

蕎麦を食べに来てください

私も皆様の所にキャンカーで遊びに行きたいです

 

ありがとうございます、感謝、感謝!


改めてWE91Bは音が悪い!狭い!品が無い!

2024年06月20日 18時53分22秒 | オーディオ


 

先日アンプビルダーの方や、ハイエンドオーディオマニアの方々がお見えになり

 

こんなに色んな真空管アンプが有るなら、其々聞かせて欲しいと言われ

 

いつものWE91レプリカアンプ以外のアンプにも繋げて比較してみました

 


まずはWE91B型の兄貴分と言われるWE86型アンプから

 

入力の電圧増幅はWE262Bを二段で使い、他の真空管や部品や出力トランスも

出来るだけWE製品で作り、オリジナルに出来るだけ近いサウンドを奏でているつもりです

 

WE86はオリジナル・レプリカも含めて様々な所で聴かせて頂きましたが、

 

それらと比較してもわりといい出来のアンプだと思っています

 

1988年製のWE300Bをプッシュプル動作で増幅するアンプで

元々WE300Bは、この86アンプの為に作られたと言われています

 

出力も15W近くあり、大出力なアンプが奏でる豪快で力強いサウンド

と、思われている方も多いと思いますが

 

WE86は、パワフルなサウンドというより

 

綺麗で繊細なバランスの良い音のアンプだと思います

まさにWE91Bの兄貴分の風格と気品を持ち合わせた音色で

 

比べて聞くとWE91Bは

WE86から「音を間引いて」「気品を削り落とした」ようなサウンド

若々しくフレッシュとも云える音だが、ヤンチャ坊主的な荒々しさにも感じます

 

WE86は風格が有り、ゆとり有り、音も本当に音の良いアンプですが

 

ただ私に云わせると、チョットだけ面白みが足りない

迫力が少しだけ足りない、音が飛んでこない、だから躍動感に欠ける、、、、、

 

 

気もしますが

 

それでもやっぱり、それなりの交響曲を奏でれば圧巻ですね

WE91Bでは明らかに低域の役不足を感じます

 

86の豊かな低域に支えられた落ち着きの有るサウンドは、

これはこれでとても魅力的なんです

 

普通~に、音楽聴くにはとても落ち着いた、素晴らしい音のアンプなんです

が・・・、

 

・・・・・・・、

 

 

 

 

  

さてさて、お次は大型送信管のGEの211送信管アンプ



このアンプはWE43風バッファーアンプを目指して作ったもので

 

バッファーアンプだから前段を持たない、単弾のトランス入力アンプなので

使うには、前段の小出力のアンプが必要になります

 

元々はWE91Bのバッファーとして作ったのですが、思うような音に鳴らずに

 

ウエストレックスのRA1474回路で前段アンプを作ったのですがこれもイマイチ

思案の末にWE120Aラインアンプの出力トランスをパスした出力端子を作り

WE120Aの電圧増幅部をそのまま前段アンプとして使っていたのですが

 

これも当初なかなか思った音は奏でないので、最近はあまり使っていませんでしたが

 

WE120Aラインアンプのドライブ真空管をWE348Aに変え、出力管もWE349Aに変えてから

その魅力的な音に驚きました、

もともとこの組み合わせで2Wぐらいのアンプが出来たのですが

この組み合わせが、WE史上最高の音質を誇ると噂されるアンプでもありました

 

やはりアンプは初段の電圧増幅で決まりますね、 

 

おかげで出力管211の良さもさらに良く出るアンプになりました

水銀蒸気整流管のRCA872Aもいい仕事しています

パリんと力強く張りの有るサウンドで、これが鳴り出すと流石、大型送信管

 

なんとWE300Bの音のスケールが、小さい、狭い、きつい

そんふうにさえ思えてしまうのが211バッファーアンプです

 

 

この211シングルは43アンプのようにAC点火は無理でしたので、DCで点火しています、その静けさが今まであまり好きではなかったのですが

 

WE348とWE349に変えてから何やらいい感じです、静けさの中にクッキリとした力強い安定感のある音になりました

 

 

これまた交響曲を聴くとWE86とは違った、なにやら優雅に張りがある音

いや、柔らかさがあるのかな?

 

和太鼓のレコードをかけてみるが、これもヒジョーに良いではないか

 

改めて、俺こんなに音の良いアンプ持ってたのに



なんでいつもWE91Bレプリカばかり聴いてるんだろう

 

 

リビングルームにも、RCA245シングルアンプ、91型初段単段増幅アンプ、WE142型350Bプッシュプル

がありますが、今回はこの三台の中から、今回はRCA245アンプを運び入れ聴いてみました

 

そのシンプルで素直な音色にビックリ!

この濁りの無い音の純度は鳥肌もの

だが、チョットだけパワーが足りない

 

約2Wは希望的に出ていると思うが、心地よい大音量には足りない

以前2A3で3Wのアンプで行ったが、やはりこのくらいは欲しいところです

超高能率なスピーカーですが、大音量で楽しむにはある程度の出力は必要だと思います

 

 

 

4台のアンプを聴いて、元のWE91Bレプリカに戻すと



とにかく、うるさくて、音域は狭く、音に品が無い!

 

低域の量感を少し出そうと、外してあった電源のチョークトランスを入れてみると

 

量は出るが、音が遅くなるのが分かる、91Bらしさを出すには、

電源チョークではなく抵抗方式のほうがスピード感がある

 

暫く聞いていて、その雑味ばかりの音になれてくると

この音の表現力はやはり一番このスピーカーに似合っている気がしてきた

 

音が良いわけではない

音域が広いわけではない

心安らぐ気品のある音ではない

 

煩く、刺々しく、しつこい位に色濃く力強く

そんな音色で

表現力豊かな音の表情を聴かせるアンプが91Bだと思う

 

この表現を聴き楽しむにはやはり

励磁型スピーカーは必需品かもしれませんね

 

 

残念ながら、我がシステムに?

いや、私の音楽の楽しみ方に一番似合うアンプは

 

この音の悪いアンプのようだ(笑)


アナログ・オーディオ新時代

2024年06月20日 10時00分09秒 | オーディオ

少し前だが

久々の開催の、アナログ・オーディオフェアに行ってみました

 

以前のこのオーディオフェアは、真空管オーディオフェアと並び

昭和の香りが漂う

「親近感があるサウンド」が楽しめたオーディオフェアでしたが

 

今年は、音の次元が変わったというか

「アナログ新時代の移り変わりを感じました」

 

昭和のアナログレコードから、デジタルCD、デジタル配信、ハイレゾを経て

 

再びアナログの時代がやってきましたが

 

数年前までの「昭和の懐かしい香り漂う」なかでの

新しさもあるアナログサウンドと云った感じでしたが

 

 

今回のフェアは、そこから脱皮して往年のアナログは感じなかった、

「定着した新世代アナログ・サウンド」の時代を感じました

 

 

良くも悪くも、力強く、色濃く、ガサツな雑音も音楽として楽しんだ昭和アナログから

 

 

一瞬聴くと、力の無い透明感は、物足りないサウンドと感じましたが

 

そうではない、無駄な力の抜けた、垢ぬけたサウンドと云えばいいのかな

何処までも透き通るような「透明感ある解像度」は気持ちいいですね

ディレクターの狙いどおりに、ビタッと微動だにせず「安定して定位する音像」

 

「聞き易く、素直で鮮度の高い本来の音であろう音色」

明らかに、機器の進化と共に、音も進化している

注、DDになったTD124に魅力が有るのか無いのか何とも言えませんが

 

フラッターや偏心、回転ゴロ等々の無駄な付帯音が相まって

個性豊かな雑味と旨味となり、それが混在して何層にも重なり合い作り上げた「昭和アナログ」から

 

 

雑味を取り除き、更に徹底的に良い音だけを抽出した「大吟醸サウンド」

音に、苦味や渋みは一切感じない

余分な雑味の味は必要なし、と排除したのが現代サウンドなのか

 

確かに素晴らしくいい音を奏でている

しかもそれが、一つのブースだけではない

 

多くのブースからその進化が伺えるサウンドを奏でているのが驚いた

 

今までも、最新オーディオでその「雑味排除の進化」は感じてきたが

雑味と共に何か大切な旨味を失ってきた、何か物足りなさを感がさせる進化だった気がするが

このフェアの各ブースの奏でるサウンドは定着した進化を感じさせる、

 

新しいいアナログサウンドを奏でていたと感じたフェアでした

 

 

 

 

 

 

 

 

まいった、な~

俺の好きな、余分な雑味と旨味が重なり合って造られる様々な「力」

力感、躍動力、魔魅力、そんな「力」は不要の時代が来たのかな~

 

 

ある意味参った・・・・、

 

 

でもね

透明感も繊細さも安定した定位感もわかるけど

 

やっぱり俺は、未完成ともいえる「昭和の破壊力が好きだ」

どんなもんだい!

 

 

すげ〜だろ〜

ちきしょうめ〜、バカやろ〜これでもか~

 

てきな昭和の破壊力?

 

 

 

う〜ん、書いててそんな音聴きたくない気もするが

 

 

床を揺すぶり

心臓をえぐり出し

耳から血が吹き出す

 

 

ぎゃ~!

そんなサウンド(笑)

 

 

 

やっぱ聞きたくない〜

と、普通は避けると思いますが、

 

怖いもの見たさにハイエンドオーディオを楽しむ方々も

いちど聞いてみたと、時々耳栓と胃薬持って遊びに来ます

たんに蕎麦目当てもいるけど

 

 

 

そんなハイエンドサウンドの皆さんは

現代サウンドが失った何か、音の楽しみとは本来何だったのかを

思い出しておられるようです


原音再生とは何か?

2024年06月17日 10時05分47秒 | オーディオ

以前、SNSの書き込みで

「生演奏以上の音楽はない」

との投稿をお見掛けました

 

オーディオmaniaのグループでの投稿だから、

当然オーディオマニアの方のコメントだと思いますが、音楽マニアと言われる方々なんでしょう

 

 

私もSNSでそんな音楽マニアの方々から批判のコメントを頂きます

私は音楽が分かる音楽好きで、「音楽を聴いているので」

 

「音」を聴く「あなたのようなオーディオマニアと一緒にしないでほしい」等々書き込まれますが

 

そんな、音楽好きなオーディオマニアの方々へ一言

音楽が嫌いなオーディオマニアは居ないとおもいますよ~(笑)

 

「音楽好きを自称する」方々は

生演奏こそ「最高の音で、本当の音楽だ!」

 

 

と、冒頭の言葉を発するようです

まあ、ある意味否定はしませんが

 

そもそもオーディオの再生と生演奏は比較するものでは無いと思いますが

 

音楽を聴くのが趣味で、好きだと言っても

「レコード再生で自宅で楽しむのと」と「生演奏を聴きに行く」は

 

全く別の、「其々の音楽の楽しみ方」だと思います

 

 

音楽好きな方々に言わせると、所詮オーディオ再生は

生演奏をコピーし、追体験を得る程度のものであり

 

「再生」が「生を」超えることはあり得ない

と、仰り

 

 

生演奏以上の音楽は無いとなるのでしょうが

・・・・・、

 

 

 

バカこくでねぇ!

 

レコード再生音楽は

生演奏では、絶対に!聴く事の出来ない

 

 

魅力あふれる「幻想音楽でのLIVE演奏」だい!

 

そこの音楽マニアの貴方、いま「所詮、幻想音楽なんか・・・、本物じゃない」

と、心で呟いたね

 

あんただよ!あんた、

 

 

じゃ、そんな貴方は映画を観て感動したことが無いんですか?

映画はみんな幻想の映像ですよね、貴方が戦場や刑務所や結婚式場などで実際に体験してる事じゃないよね

 

たかが映画のスクリーンで疑似体験をしているという幻想だけど

 

 

そんな、幻想の映画のスクリーンでも

疑似体験で「感動を得る」ことは出来ると思います

 

 

感動を得るという「感情が乏しい人」は、自宅で一人で見るより

映画館で観たほうが他人と感情を共有することで

多くの方の感情のパワーを共有し、より感動が得られると思います

  

映画の疑似体験で、実際にその場に居ないのに、

あたかもその場に居てその行動をしているような気持になり

その映像疑似体験の出来事を、自分の体験のように感じる

 

「自身が体験しているような気持になる」事で

「映画の感動」が生まれるのだと思います

 

 

 

私は再生音楽もこれと同じで


恰もその歌手が、我が家に居て歌っているように感じられる音楽を奏でる

 

単に生演奏をコピーした、疑似演奏とかではなく

 

自宅にいながら、コンサート会場では味わえない距離感や音圧で

「リアルに目の前で、演奏している音楽を奏でる」事が、大切だと思います

 

ライブ以上の感動的な音楽を奏でる

 

 

 

勿論、オーディオマニアの皆さんはそれを目指しているので

そんなこと当たり前と言われると思いますが

 

 

目をつぶれば、私設ステージで「確実にそこに居て歌ってる」リアルな歌声や演奏に酔いしれていて

 

 

ハッとして目を開けたら、

演奏者が居なく「スピーカーがあった」、

あっ!そっか、ここは俺んちだった(笑)

そんな音を目指しています

 

 

 

言葉だと簡単ですが、実現には至難の業です

 

では、どうやってそれを実現するかと云うと

勿論ソフトは大切です、単にコピーした程度の音楽では

絶対にそのような再生演奏は出来ないと思います

 

エンジニアが手塩に兼ねたソフトであることは大切です

 

 

 

 

ハード面のポイントは、

「生演奏では絶対に得られない何かを演出する事」

だと思っていますが

 

本物には無い、何か本物以上のものを演出する必要があると思っています

 

 

私の演出は、以前も書きましたが、ヘップバーン方式です

 

かつてオードリーヘップバーンは、その自身の美貌に不満があり、それを隠すためにも

自分の最も美しい「目」を、更に印象付けるメイクを施し、その究極の美貌を得たそうです

 

 

自分の美を知り、それを更に印象付ける事を行い「至高の美」を得る

この印象付ける演出を行い

美音を求める事はオーディオに大切な事だと思います

 

 

 

 

キャンカーで素晴らしい風景を目にしますが、

そのまま写真に撮って後で見ても特に感動はありません

 

実際に比べて、空気も香りも無く、彩の鮮度も落ちるし、視野も狭く

あ~、そういえばこんな所に行った事もあったなー、程度

 

 

音楽マニアの方々が、言うコピー再生であり、追体験に過ぎない

 

が、実際には無かった色合いを加えて、調光を調整すると、

あれ?こんな素晴らしい景色を観に行った事あったかなー、

見逃していたなーまた観に行ってみたいなー

 

 

なんて、ことにもなる

 

 

実際のものをただ写しただけでは、映像も音も何の感動もない

現実の映像はそのとき限りで、二度と得られない貴重なものだが

 

 

保存再生はその「特徴を上手く演出」することで

「現実では得られない感動を得られる」ものだと思っている

 

 

 

話があちこちに飛んで纏まらないが、タイトルの「原音再生とは何か」とは

 

私のレコードは古い物は70年ぐらい前の物から

最近レコーディングされた物まで様々な年代のものが有ります

録音した時代の音を原音として比較する事は無理だし

意味がない事だと思う


私の原音とは、レコードに刻まれたサウンドの事だと思っています



その原音の美を更に印象的に演出し奏でることで得ることが出来る


「幻想音楽」が原音再生を楽しむ事だと思っています

 


響きの良さであったり

煌びやかな輝きかもしれない

低音のド迫力かもしれない



ときに強調しすぎて「WEは中高音が張り出して現実には無い音」

と言われる事になるかもしれませんが

それも、再生の楽しみなんです

 

絵画には、実際をより、抽象的に描いたり、自分の感じたまま印象的に描いたりします。

抽象的に描けば誰でもわかりますが、個人の印象を描くと時に難解な絵も存在しますが

印象派も抽象派も絵画は楽しめるものだと思います

 

オーディオも様々な派閥がありますが、何故か他人の派閥の音は否定してしまいますね(笑)

 

「生演奏も再生音楽」も、其々音楽の楽しみ

 

「抽象的な原音再生派」も「印象的な演出再生派」も

オーディオマニアとしての音楽の楽しみ方だと思います


オーディオの始まりはWE?

2024年06月12日 08時17分37秒 | オーディオ

FacebookにてWEについての様々なコメントがあり静観しておりましたが
 
若干異議があるので少しだけ書かせて頂きましした。
 
 
殆どの方がWEを見た事も無く、勿論そのサウンドを聴いた事もなく
 
他人から聞いたり、本を読んだりして得ただけの
 
「オーディオの起源となったのがWE」そんなイメージを多くの方々が持たれたようです
 
 
 
違いますよね
 
 
80~90年前にスピーカーで拡声・再生がスタートした時点で
 
音の頂点にまで到達してしまったのがWEです
 
 
当時は「音」が軍事的にも民衆の娯楽としても重要であった時代です
 
国の勝敗を左右し、巨額の利益を生みだした「音」
 
 
音が最も重要視された時代
 
WEは物理的な技術面が優れていただけではなく
 
音が人に及ぼす様々な心理的影響まで実験研究し尽くし
 
人の心を掴む「音」を作り上げたのがWEサウンドと云われています
 
プラシーボ効果の元となったと言われるホーソン実験は
 
WEのホーソン工場で行われた心理実験だというのは有名です
 
 
たかが音に国家予算を注ぎ込んで、与える心理面迄研究したのだから、
 
その音は当時最強で素晴らしいモノだったと思われます
 
 
 
戦後は、音の質そのものよりも、一般大衆への普及が主目的になり
 
その技術はコストダウンと量産化へと注がれ、時が経過しました
 
 
 
音の全盛期と言われたのは1930~50年迄の僅かな期間の製品でした
 
しかしその全盛期の時代に作られた製品は素晴らしものが多く
 
それを、現代のオーディオに数億円つぎ込んだ猛者のマニアの方が聴いても
 
「WEの音はむしろ新しい音だよ」と驚かれて評価されていました。
 
 
WEの遺産は、現代でも通用するではなく
 
現代では聴く事の出来なくなった、最高の音質を追求した時代の遺産なんです、
 
 
なかなか本物に出会う事も無いかもしれませんが、聴いてみたいと望まれればいつか機会があると思います。
 
 
また音を聴かずに、噂話で評価するのは危険です
 
時々WE300B真空管が素晴らしいと聞きますが、
 
WE300B真空管を現代のアンプで使っても素晴らしいWEサウンドは全く奏でません
 
少し良いかな?、程度です。
 
 
 
それからWEは装置トータルで「音」を売っていた会社です
 
確かにそれらの部品一つ一つも素晴らしいですが
 
部品の評価はご自分でなさったほうが良いです、雑誌の記事は参考程度に留めるべきだと思っています
 
WE618BやWE755A等々、現代には無いハイクオリティーな音の魅力を持った部品もあり楽しめます
 
オーディオの「音」は出会いだと思っています
 
特性で比べたり偏見を持たずに多くの音を楽しみ、自分が良いと思う音に巡り合えれば
 
 
それが一番幸せだと思っています。

実はアンチWEだったりして

2024年06月06日 10時33分59秒 | オーディオ
大きな声では言えないですが
 
私はアンチ「WEスピーカーシテム」派なんです~(笑)
 
 
 
 
何度か書いてきたことですがFBに投稿したのでそれを載せます
 
 
1930年代の映画産業で当時のNASAに匹敵するような
 
国家産業的技術力と財力で圧倒的シェアを誇ったWE社
 
 
 
高すぎるレンタル料と傲慢さに異と唱えて、対抗して作られたスピーカーが
 
いち映画会社MGMのダグラスシャラー氏率いる
 
シャラーホーンシステム」です
 
このスピーカー・システムは、なんと当時絶頂期で「絶対王者WE」の牙城を崩し
 
1936年に映画音楽アカデミー賞を受賞してしまったのです。
 
 
すばらし~
 
 
これは国家的産業WEを、いち映画会社が破った偉業でした
 
これを成し遂げたスピーカー・システムの、ユニットの制作を担当したのがかの
 
 
 
J・B・Lanshing氏です
 
 
後にALTEC社で288や515の成功を経て、
 
 
JBL社を興したランシング氏です
 
 
彼がこの時制作したユニット
 
 
 
高域284ドライバ―と、低域15Xsウーハーの
 
 
改良レプリカである287-Tドライバーと
 
 
Lanshing415ウーハーが私の愛用のユニットです。
 
 
 
このシャラーホーンシステムで初めて
 
 
「タイムアライメントを揃え」「スクリーン中央に音像を配置する」
 
 
「音像定位」の考えが生まれました
 
 
それまでのWEはユニット単発の音は良いが
 
「スピーカーシステム」としては、ある意味使い物にならない
 
と言って良い、滲んだ音だったと思います
 
 
 
特に現代の人が聴けば「ボワーンと膨らんだ柔らかく古い音」
 
この「滲んだ音」の正体は位相ズレです
 
 
当時タップダンスの曲をかけたところ、エコーが掛かってタップが二重に聴こえたそうです。
 
 
この滲んだエコーを「音が良いと勘違い」しているWEファンもいるようです
 
 
 
悲しい事ですね
 
 
 
WEも、シャラーホーンの受賞で目が覚めたのか
 
タイムアライメントを揃えたスピーカーで対抗しました
 
 
 
それが「ミラフォニック・サウンドシステムです」
WEが始めて、その「音だけ」でなく
 
 
スピーカーシステムとしてタイムアライメントを合わせて
 
 
原音に対し鏡のように写し出す音を作り出しだしたすのですから、
劇場では当然素晴らしいサウンドを誇ったと思います。
 
多くのWEファンがこの素晴らしいサウンドを自宅で奏でようとしていますが
 
至近距離の家庭での使用は、WEが劇場で行ったことをそのまま持ち込んだのでは、
 
 
現代では通用しないノスタルジックサウンドでしかないと思います
 
 
 
 
 
我がシステムの話になりますが
 
劇場の多くの人に届けるではなく、一人で劇場のサウンドを楽しむにはの観点でシステムを構築しています
 
結果としてユニットは低域中域はLanshing高域はWEレプリカで
 
バッフルやホーンはWEのレプリカを使っています。
 
 
音の主を構成する、低域中高域はLanshingが好きです、
 
WEではなくALTECやJBLに近い音です
 
 
無論すべてのユニットのタイムアライメントは物理的に揃ています、
 
家庭の使用では不向き(WE24.25除く)のマルチセルホーンも使っていません、
 
 
 
 
その他にも家庭で使う様々な工夫を施しています。
 
 
現代でも家庭でそのままで楽しめるWEは
 
コーン型と555Wとホーンの組み合わせをフルレンジ使用ぐらいだと思います。
 
 
 
555Wと13Aや15Aホーン組み合わせの素晴らしさに、感銘し多くの方々が、
 
下を足して上を伸ばしてシステムとして組み上げ、幸運にも何件か聴かせて頂くことが出来ましたが、
 
 
素人がWEをスピーカーシステムとして鳴らすのは難しいです
 
宇都宮のエンジニアの方は流石その点素晴らしい工夫とメンテナンスで魅力的な鳴らし方でした。
 
 
 
埼玉の
博物館的に大金をかけて揃えた音の何とか館も聴かせて頂きましたが、
 
正直WEを名乗る人がこんな音出していいの?と言いたくなる音でした
 
 
劇場以外でWEを奏でるのはとても難しい事です
 
PAとして考えた場合はWEを使わなくても良いと思います
 
PA(パブリックアドレス)とは、
 
一言でいえば、原音を超える拡声音を多くの人に伝えるシステム
 
原音を超える「魅力がある音に変換」し、
 
拡声するのがPAだと思っています
アメリカ、ヨーロッパ(ドイツ)で、戦時下に民衆を引き付けるために開発発展したもので
 
各国に素晴らしいPAはあります
 
 
 
 
話が違う方向に行ってしまいましたが
 
WEの音色は素晴らしいがシステムとしては魅力に欠ける
 
 
 
シャラーホーンが、1936年の映画音響アカデミー賞を受賞した事はとても意味のあることだと思います
 
ユニットそのものはWEをコピーしたものでだと思いますが
 
 
奏でる音には、彼らが受賞した歓喜が加わっている気がします
 
 
WEの麻薬的に酔わす音、惑わす音
 
 
そんな単に音が良いだけではなく
 
様々な表情豊かに奏でるのが、ランシングらの手がけたシステム、シャラ―ホーンシステム
 
 
これは現代のスピーカーの模範と云えるスピーカーだと思います。
 
 
 
WE555Wより音は悪いですが、我が287-Tのほうが表情豊かです
 
 
 
 
 
 
私は豊富な国家的資金に飽かして機器を作り上げ、
 
売らずに貸し出した傲慢なWEも凄いと思うが
 
 
 
その技術を盗み取り、それ以上のものを作り上げ
 
民衆から受け入れられる「大賞を受賞し」
 
それを多くの人々に、安価に販売提供した
 
 
ランシング手がけたシステムが好きなんです

真空管マニア御用達スクワラン・オイル

2024年05月31日 09時19分51秒 | オーディオ


真空管の美脚のお手入れは長年スクワランオイルを使っています
 
以前もこのことは書きましたが、繰り返しですみません
 
 
 
 
 
以前と書いたことが違うかもしれませんがご了承ください
 
まあそんなブログですから(笑)
 

 
真空管の脚にスクワランが良いと誰に教わったのか忘れましたが
 
 
WEや真空管アンプでは諸先輩方に教えて頂いた多くの事があり、大変参考になっています
 
 
 
古い真空管の脚の手入れは大切だよ、長く真空管を使いたいなら大切に手入れしないとサビて使えなくなるよ
 
 
 
と、最初は「腐食しないで長持ちさせる為に」と教わった気がしましたが
 
 
使ってみると、「これが実に音が優雅で良い」
 
 
 
 
 
 
古い真空管、特に
 
WE310やWE348等の真空管はこの黒い脚が特徴ですよね
 
脚が黒くなければWE310じゃない!
 
 
 
と言われる方もいますが、それも分かります
 
 
以前ネットで黒くならないWE310スモールを買いましたが
 
それもそのはず、WEシールを貼ったニセモノでした(笑)
 
 
ノイズで使い物になりませんでした
 
 
 
やはり本物のWE310Aの脚は黒いほうが良いです
 
 
 
若い頃は、黒い脚に騙されて、夜の街で大金を失った経験のある私は
 
 
やはり素足が良い!
 
 
と、徹底的に磨いて使っていましたが
 
 
 
 
 
この綺麗に磨いた「素足に騙されると」
 
 
もっと手痛い事になるとは・・・・・・、
 
 
 
 
まあ、
余計なことは思い出さずに、オーディオの話に戻るが
 
 
実はオーディオも同じで、スッピン素足にすると何か失う気がしますので
 
この、黒い脚は無理に磨かなくても、いい音します
 
 
 
通常の真空管の汚れであれば、スクワランオイルで擦るだけで充分汚れが落ちます
 
そして、酸化しませんから、腐食を防ぎ
 
保護して、しかも音も良くなりますので
 
 
 
美脚のお手入れには最適です、
 
 
 
 
一つ買えば、オーディオで使うだけなら通常はかなり保ちますが
(メーカーでは1年以内は酸化しませんとの事)
 
 
我が家では、以前居た誰かさんが自分の美脚にも大量に塗っていたので
 
消耗が早くお陰でいろいろ試せました^_^
 
 
 
スクワランオイルをもし使うなら、混ぜ物の入った怪しい「高純度」では無く
 
純粋な高純度を探したほうがいいです
 
 
 
冒頭のスクワランⅡは植物性で純度ではちょっと低いそうですが
 
何故か理由は分りませんが、
 
Ⅱのほうが汚れが落ちる気がして使いだしました
 
 
 
 
通常の深海ザメのスクワランは純度99.9%の高純度です
 


当然保護という点では当然純度が高いほうが酸化しませんので
 
 
通常のスクワランのほうが保護性は高いと思います
 
 
 
どのくらい金属が腐食しないか、メーカーに様々な質問をしましたが
 
 
当社のスクワランは「人の肌に塗るために作られた製品」ですので、
 
そのような用途での使用にはお答えできません
 
 
 
と、ごく当たり前の回答が帰ってきます(笑)
 
 


化粧品をオーディオに使うのが心配な方は
 
 
 
値段はちょっと高いですがオーディオ用にも作られていますので、そちらをお買い求めください
 
 
 
オーディオ用は、高純度スクワランに手を加えて、オーディに使えるようにしたと謳っていますが
 
何かを加えたならば、高純度では無いと思うのですが・・・・
 
 
ご心配な方はオーディオ用と書かれていた製品が安心でしょうからオーディオ用を使って下さい

 

 

 

以前「高純度」と書かれた、結構量が多いモノを買った事がありますが

 

あまりいい印象はありませんでした、汚れも落ちないし

良い音しなかった気がします

 

 

そのオイルは、全部誰かさんの脚にタップリと塗られた気がします

 



どうせ使うなら、純度のスクワランを使ったほうが良いと思います
 
 
 
 
 
古来から真空管マニアの間では音が良くなると使われてきましたが
 
 
音が良くなるとは
 
音が滑らかになります
 
 
 
電解コンデンサーの音がオイルコンデンサーの音になった
 
 
 
そんな違いです、
 
 
 
ゆったり滑らかになりますので
 
 
過激なキレのサウンドを求める人はやめた方がいいかもしれませんね
 
人によってはヌルイ音に感じるかもかもしれません、
 
 
 
 
私も若い頃は
 
 
えッつ!遅くなった
 
 
と思った事がありましたが
 
 
 
 
 
今は、年取ったのか
 
 
真空管の脚や接点掃除は、スクワランを使うのが
 
「最高の音です」
 
と断言できるようになりましたので
 
 
 
再度書かせて頂きました

 


オーディオは、僅かな音の違いの蓄積

2024年05月23日 23時01分12秒 | オーディオ

良い音の秘訣は何ですか?

 

時々そんな質問がきますが、お答え致しましょう!

 

そんな秘訣が有るわけないでしょう~

 

日々精進し、日進月歩で良い音を目指しますが、山あり谷ありの険しい道のり

此処を変えてみたら、おっ思い通りに少し良く鳴ったそ

 

よし!更に良くしよう、と他も変えてみると、

あら?、なんで〜

逆に悪くなった~!

そんなことを繰り返しながらも

 

時にはチョッピリ進んでいく、そんな事をただひたすら虚しく繰り返す

それが正しいオーディオマニアの姿ですよ

 

相手は分っているようで、全然わからない「電気」と

天邪鬼な空気振動の「音」

 

昨夜徹夜で仕上げた最高のお音が、朝になって聴いてみると

「たいしたことない」なんて事はよくある事、

 

昨夜の最高に良いと酔いしれた音は

真空管が最高に温まった時の音だったのか

 

励磁コイルが熱を持って動きが最高に良かったのか

 

部屋の空気の温度と密度が最高に融合されたのか

 

長時間聴いていて、聴き手の体調や興奮が最高潮だったのか

 

 

それとも、アルコールの飲み過ぎで幻聴を聴いていただけだったのか

理由は分らないが、二度と奏でられないような感動の演奏も何度かあった



 

良い音の秘訣が分かっていれば、いつでも感動的な最高の演奏が奏でられるが

なかなかそんな訳にはいかないですね

 

多くの様々な不確定な要因が重なって、感動的な音を奏でる事が有るが

その音が毎日続くわけではない

 

音は一期一会

 

今日はネットワークの部品を交換しました

 

 

古いWEのコンデンサーよりも新しい部品の方が、数値が正確で

音も狙い通りだと思うが

 

どうなんだろう^_^

 

出来ることならこのサウンドが

明日も素晴らしいサウンドで鳴り響いて欲しいと

 

祈りながら今日も電源を切りました

 

おやすみなさい


オーディオは原体験が全て

2024年05月22日 11時19分56秒 | オーディオ


キャンピングカーで旅していて「日本の原風景」

と看板があったので寄り道してみました

 

新潟の星峠の棚田の写真です、もう数日後だったらもっといい写真が撮れたかもしれませんが

 

 

なるほど、日本の原風景ね~

 

確かに今はきちんと整地された四角い田んぼも、俺が子供の頃はこんなふうだったな~

 

 

と眺めていましあが、近くに同年代の方もいて同じように感じたのか、子供や孫にその頃の事を語っていたが

 

子供や、孫たちの反応は「へ~そうだったんだ、和だったんだね」

そんな気のない返事で、早く次へ行こうと話していたようだった

 

 

なるほど、日本の原風景、と言って昔を懐かしんでこの風景を眺めるのは、

我々昭和の世代だけなのかもしれない

 

平成世代、令和世代の日本の原風景はまた違うのかもしれないですね

 

 



原体験とは、心の底に刻まれた思い出なのでしょうか

 

心に刻まれるには、やはり何か心動かされた「感動が」あったからかもしれません

 

 

そう、心が動く感動があると「原体験」として心に刻まれ思い出に残るのかもしれません

嫌な事は忘れて、良い思い出の「原体験」を残したいものです(笑)

 

 

 

オーディオの話になりますが、

ちょっと大げさですが、オーディオは原体験が全てだと思っています

 

 

私がオーディオにのめり込んだのは、中二で連れて行って頂いた「オーディオフェア」で

JBL L200Bのサウンドを聴いたのがオーディオ原体験です

 

小学生の頃、叔父からセパレートステレオを頂き、FMを録音するために

中一で新聞配達をして、SONYを辞めた同級生の父親の店でカセットデンスケを購入、

その、同級生の父親が連れて行ってくれたのが、そのオーディオフェアでした

 

愛読書「レコパル」でしか見た事のない数多くの日本製のスピーカーやアンプが並ぶ姿は壮観で感激しました

すげ~、とか言ってその製品の姿を眺めていましたが、とあるブースの裏の荷物と一緒にあったような一角

派手なブーストのすぐ隣の、ちょっと古臭いイメージのスピーカー(カッコいいとは思いませんでした)

 

そのスピーカーが奏でる音のリアルな事、驚きました

他のブースとは根本的に何かが違う

 

私:店員さんに、なんでこれはこんなに音が違うんですか?

店員:これは世界一のJBLのスピーカーなんだよ

私:JBLかすげー

 

もう私のオーディオはJBL一筋でした(笑)

デンスケのローンが終わると、直ぐに憧れのJBLをローンを組んで購入することに

 

JBLは高い~、とても新聞配達では買えない、大人になるまで新聞配達をする気がした(笑)

何とか手が出たのはLE8Tのユニットのみ、それでも一年半ぐらいのローンだったと思う

SONYの店では扱っていないが、取り寄せてもらえることになった

 
叔父さんに頂いたセパレートステレオの、げんこつユニットを取り出し
LE8Tを無理やり押し込んで、JBLとオーディオをスタートしたのが
 
 
 
そんな訳でオーディオ原体験はJBLのL200Bとの出会いだった
 
その後リアルな歌声に驚いた4310との出会いがあって、




購入することは出来なかったが、あれがJBL 43シリーズの原体験となった気がする
 
 
 
「多感期に感銘を受けた音」、これがオーディオを続けるにあたって絶対に必要だと思っています
 
 
 
憧れのJBLは様々なLシリーズ、4343等々を使ってきました
 



その後、B&W801Fやシルバーシグネチア、アポジーカリパー、マーチンローガンCLS等々
 
様々なスピーカーを使ってきましたが、何故か友達からは
 
お前のアポジーはJBLみたいな押し出しするね
お前のCLSはまるでJBLモニターサウンドみたいだね
 
と言われてきました、


結局何を使っても原体験のJBLサウンドの延長で鳴らしていた気がします
 
 
原体験は大切ですね
 
 
 
原体験のJBL L200BはまだALTEC臭が漂うJBLだったので
 
 
ALTECにも素直に入って行けました、A7、A5、815システムと進みました
 
アンプもMLAS・クレル・チェロ・その他もろもろのアンプを使いましたが
 
カートリッジはオルトフォンを愛用、トランスは様々なトランを経て
 
最高のべリオン(コッター)を使っていた時、聴いたのが
 
小汚いWE618Bトランス、
 
派手やかな艶やかな、音の色遣いが全く違った、これはまさに音の世界が違った
 
これが「WE原体験」
 
 
ご年配の方は子供の頃映画館で聴いた「WEサウンド」が原体験の方もいるでしょうが
 
我々の世代は、映画館ではほとんど残っていなかったそうです
(裏情報では日活ロマンポ○○系の映画館では,撤退後もWEが使わていたところがあったそうです、15Aと555でないとリアルなあの声が出ないのが理由だったとか)
 
 
 
その後も多くのWEサウンドに出会いましたが、
ほんとに古臭い位相ずれ、タイムアライメントづれの
音色だけは良いWEサウンドに散々出会いましたが
 
 
これらのサウンドが「WE原体験」が無くてほんとによかったです
 
 
位相ずれのボワーンとしたWEサウンドが「WE原体験」なら、多分WEには入って来なかったと思います
 
キレがあってリアルな歌声、躍動感豊かに色濃く、まさに「原体験JBL」の更に源流のWEサウンド
 
 
それまでのハイエンドと云われるレビンソンやチェロ等のオーディオ機器は、
殆ど処分され
 
 
 
WEとの付き合いの始まり
 
 
でもWEのスピーカーを使っても、WEアンプを使っても、WEワイヤーで配線しても
 
 
 
 
私の奏でるサウンドはJBLモニターサウンドなんです!
 
 

私が思い描くPAスピーカー

2024年05月13日 16時52分00秒 | オーディオ

コンサートの良し悪しを、大きく左右するがPAだと思います

 

様々なLIVEやコンサートがありますが

オーケストラなどのクラシックは、ホール自体による影響が大きいと思いますが

 

 

その他の多くのコンサートでは

そのPA装置によって「コンサートの良し悪しの印象」は大きく変わると思います

 

先日の、宇崎竜童さんのエネルギッシュなソロアコースティックLIVEのPAは最高でしたが

PAで苦い思い出も沢山あります、有名な中島○○○のコンサートで厄介(夜会)では素晴らしいサウンドなのに地方のコンサートだと酷いもんでした、スピーカーの前に座ってしまいその音の悪さに耐え切れず、途中で逃げ出した事があります、わりと高額なチケットでしたが悔しい思い出です

1,000人規模のコンサートホールは座る席によっても大きく変わってきますね

 

 

我が街には、事務所から歩いて5分程度の所に500人弱の小規模のコンサートホールがあります

前橋市との合併前の大胡町の時代は、ここで多くのコンサートが毎月のように開かれていましたが

今はつまらない催しばかりで殆ど行きません

 

素晴らしい響きを誇るとまでは言えませんがそこそこの音響で

当時は出来る限り毎回のようにコンサートに参加さて頂いていました、あの頃は楽しい時代でした

 

この程度の小さなホールでもPAの影響は大きく、その印象は大きく左右されましたね

 

故河島英五さんも、亡くなる前年だったと思いますがこのホールに来てくれて、彼は

 

私はプロだから生声で皆に感動してもらいと、

 

客席まで上がってきてマイクを使わずに数曲歌ってくれました

流石プロです、今も心に残る感動的な歌声でした

 

その後、ステージでマイクを使っても殆ど生声と変わらぬ声だったのが印象的でした

きっと素晴らしいPA装置だったのでしょうね

 

 

そんな心に残るコンサートの良し悪しを印象付けてしまうPA装置

 

 

 

 

まずPAの語源は

Public Address、直訳すると公衆伝達という意味だと言われています



何のこっちゃ?、ですよね

1917年にマグナボックスからPAの特許が出されていますが

 

Addressには「演説」という意味があります

要は当時の権力者や政治家の「演説用拡声器」ですね

 

当時の米国大統領が広場で民衆に向けてPA装置を使って演説を行ったのが始まりと言われています

 

集まった多くの民衆へ支配者がその思想を語るのですが、

生声では届かない隅々の人々まで、拡声し演説を届けた装置がPublic Address「PA」

 

当時、このPAによる拡声はとても効果的とされ、米国と対立するヨーロッパのドイツでも

当時の有名な独裁統治者がその思想を多くの人に植え付けるたっめに

PAを効果的に使って人々を洗脳したと言われています。

 

ドイツと米国の国家思想の違いは、音色の違いとして今でもそれを伺えます

 

 

当時の支配的実力者がその思想を民衆に伝えるために使われたPAですから

生の声よりより効果的に、美的に、官能的に

 

その声を使って、民衆の人々に思想を「洗脳」したと聞いています

WEでは、更に効果を高めるため心理学も研究されて

 

人が嫌う音はどんな音か、

魅力に感じる音はどんな音なのか

 

聞く人を酔わせ洗脳する「音の研究」が行われたと言われています

戦時下ですから、音による兵器としての心理的研究が行われたらしいです

 

 

思想を広める「演説の声」も、同盟国と無線ではなく有線で結んで「話す声」の為に

当時、国家予算を掛けて同盟国に電話線を張り巡らした電話会社のWEでしたから

より音についての研究は長けていたと思われます

 

ベル研と共に、WEのホーソン工場で行われたホーソン実験の心理作用では有名です

 

この実験は、その後のプラシボー効果等の元になったとも言われています

 

「声」が国を動かし、「音」が最も重要で利益を生んだ時代だったと思います

 

 

そんな、「人々を魅力する音」がいちばん効果的に発揮されたのが

当時絵だけの無声映画から、音声を加えたトーキー映画の出現だったのでしょうね。

人々は俳優の声に魅了され陶酔し映画が発展たとき聞きます

 

あくまでも私的な意見ですが、この様な背景からも、

 

 

PAとは、聴きての人々に「より良い音で印象的な美音」を使って

 

 

生声よりも 

人々の「心に印象深く刻まれる音造り」

が施された拡声装置が「PA」

だと思っています

 

 

聴き手の人間にどう伝わるか、それを考えて作られた装置です

 

 

聴くのは「人間」です

求めるのは「印象深く心に刻まれる」ことです

 

 

ですから機械的に特性がどう優れていても意味が無く

性能や特性等ではなく

 

聴いた人がどう感じるか、それが重要だと私は思っています

 

 

 

演じるミュージシャンや演奏家がその音に酔いしれ

多くの聴衆もそこに引き込まれていく

 

そんな感動の共有ができる拡声装置が

本当の「PA」だと本気で思っています


WE755A・WE728Bにツイーターを加えるなら

2024年04月22日 10時38分30秒 | オーディオ

フルレンジスピーカーは、勿論フルレンジ一本で使うべきだと思います

 

フルレンジの魅力は言うまでも無く、同一振動板による空気振動が行われますので

 

 

音の位置ズレや、音圧の違い、音色の違い、等々音を濁す要件が無く

ネットワーク等の音を分離するモノも使わないので

 

濁りの無い、正確で綺麗なサウンドを奏でます

 

 

が、WE755AやWE728Bは今となっては少しだけ

音の帯域的に狭く感じてしまいます

もう少し雰囲気を出したい

ほんのチョットだけ高域を足したい、そんな気持ちで様々なツイーターを試してきました

 

過去に合わせてきたのが

WE597A、ムラタES103、TOAホーンツイーター等々の

特性の優れたツイーターでした

 

 

フルレンジはそのままに、低域コンデンサーカットのみでツイーターを足してきたのですが

 

 

ツイーターをプラスした場合ツーウエイ・マルチユニットのスピーカーになりますが

ここで大切なのは、帯域や構造、特性の優れたものではなく

 

互いの振動板の素材を、出来る限り同一素材を使った

音色の違いが生じないユニットが良いと思います

 

コーン型のフルレンジであれば、追加するのはコーン型のツイーター



これが一番音に違和感が無く、バランスの良い音色で音楽を奏でますね

 


昔WEの劇場用では、WE555Wと使って声を主体に音造りをしていたそうですが、

時代の流れでワイドレンジが必要になり、ツーウエイに分けたネットワークは

 

声の帯域を切らないように250Hzに指定されたそうです

 

500Hzや800Hzでは声が両方のユニットから出てしまうので鮮明に聞こえない

その対策としての250Hzだったと聞いています

 

当時の755Aはもともと劇場用ではなくアナウンス用のスピーカーですから

ツイーターはありませんが

 

 

728Bはツイーターをプラスして757モニターとして使われていましたが・・・

今は超高値で取引されていると聞きますが、これは劇場用ではなく

検証用モニタースピーカーとしての組み合わせだったと思います

 

この時代の多くのモニタースピーカーはウーハーではなく

フルレンジに高域を付したものでした


BBCモニターと言われたB&Wの801Fも、フルレンジに

低域カットのスコーカー、ツイーター の追加でした

 


私がマルチユニットでの同一素材の良さを、一番最初に感じた

JBLの最高傑作モニター、4310も同様でした


このJBL4310は本当に素晴らしいモニタースピーカーでした


全体域にわたりユニットの違和感を感じない、音の纏まりの良さ

統一した音色で力強く奏でたスピーカーでした

 

 

ボーカルが見事なまでに色濃く密度の濃い音で

艶やかに色っぽく鳴り響いたのを覚えています

 

当時高校生だった私は、4310が欲しくって、

愛車のバイクを売って現金を手にして買いに行ったが

中古で出ていた4310は結局、他に売られてしまい二度と出会えませんでした

 

 

代わりに手に入れた当時最新型の4311Bでは、4310とは似ても似つかぬその悲鳴のような歌声に耳が痛くなり

販売店に勧められた、布団をかぶせて押し入れでFM放送を流しっぱなしのエージングを行いましたが

ゴジラのような悲鳴は変わらなかった気がします、短命な付き合いでした

後でユニットがフェライトに変わっていると聞かせれフェライト拒否症状が発症したのを覚えています

 

 

その後も、あの4310の美声を手に入れようと、

手を伸ばしたL300でも、これぞ究極と手に入れた4343でも

あの4310の歌声を再現することが出来なかったです

 

仕方なくLE8Tで十分だと自分に言い聞かせて、

その事をすっかり忘れていました

 

その後、LE8Tの元祖とも云える究極のフルレンジWE755AやWE728Bも手に入れ

三つの似たような音を奏でるアルニコ・フルレンジ・スピーカールームも完成しました

美声を求めて、再びツイーター探しを行ったのですが

WE597Aは素晴らしいのですが声の一体感は奏でられませんでした

 

ムラタのツイーターは音色は違和感が無いのですが、年代の違和感?

何か音色ではない、なにかが合わないんです(笑)

他にもJBLの076を使いましたが、キツさは和らぎますがあの歌声は奏でない

 

 

ダメもとで使ってみたLBLのL220から取り出したLE5-2スコーカー

 

残念ながら高域用ツイーターではないが

これ十分です、歌声に違和感は全くありません

 

紙のコーン型フルレンジに、当たり前だがコーン型の高域ユニットが

いちばん合いますね

そういえば、手が出ないような超高級器も、低域と高域は同一素材のようです

 

素晴らしい音を奏でるユニットの持つ、特徴的な音の良さよは

ときにお互いの魅力を打ち消しあうのかもしれません

 

フルレンジユニットで広帯域を求めるなら、まず音のバランスを求める

 

マルチユニットをマルチアンプで鳴らした時の声のバランスの難しさ

 

スピーカーに求められるのは、やはりトータルバランスなのでしょうかね

 

 


WE618Bと励磁は音の麻薬

2024年04月17日 23時13分25秒 | オーディオ
 


 

一度だけ使ってみよう

たった、いちどだけ、ほんのチョット・・・・、

 

 

その、たった一度の過ちを犯し、もし使ってしまったら

人生おしまい

 

もう、それ無しじゃ生きていけない

 

それを手にするために、様々なものを失ってでも

 

手に入れ、使い続けなければ気が済まない

 

 

 

まさにそれが麻薬です

 

 

 

そんなオーディオ製品があったら使ってみたいですか(笑)

 

 

JBLとの出会いも衝撃的だったが、レビンソンやクレルとの出会いも衝撃的だった

まだ、真面目なオーディオマニアだった頃の事・・・・

 

 

もうSPUやEMTは卒業だなこれからはもっとキレて伸びて鮮明なカートリッジが主流になる

 

アームもシリーズVが出たころだったと思う、MCカートリッジもより繊細に鮮明になった頃

 

MCトランスも、ヘッドアンプもベンデッタリサーチやらベンツマイクロやらと聞き比べていた時代

 

フォノアンプはアンコールだったかな?ML6Lと比べると、明るく薄くも感じたが現代的サウンドを気に入っていた

最終的に選んだのはべリオンから名を改めたコッターでした、

 

付属の銀線ワイヤーが折れたのを安く買って修理して使っていました

 

これ以上のMCトランスは無い!そう断言していた若き私に

 

 

 

根暗でひねくれもので、まさに因業爺の言葉がピタリの「お客様がいた」(笑)

 

「WE618Bを聴かずしてMCトランスを語られてもな~」

 

 

あのね、私は貴方のように懐古趣味じゃないの!最新のハイエンドオーディオの話をしているんですよ

貴方の言う555以上のフルレンジは無いだとか、音の力はWE聴いてから語れとか、

JBLモニターは偽りのサウンドだとか、言う事欠いて我がLE8TをWE755Aの成れの果ての姿とか言いやがって

 

あんたもう少し現代的なハイエンドオーディオ聴いて、古~い耳クソの詰まった耳掃除したら?

 

 

と、心で呟き

へ~、そうなんですか、機会があったら是非聴いてみたものです

 

バカヤロー二度と来るな!

と、また心で呟き、笑顔(偽りの)でお見送りして

 

ホッとした、翌日だったか?その翌日だったか?また来やがった

 

 

ほら持ってきたよ、聴いてみな

 

 

と、置いて行った紙袋に入ったMCトランス「WE618B」

そんなもの聞いても仕方がない、と思いながら家に持ち帰り聴いてみた

 

 

やっぱり音はコッターのほうが良い、分解能も高い、やっぱりWEなんてこの程度のものかよ

 

でも・・・、

何だか・・・・、音が違うなんだろう?

 

スピーカーから音が飛び出して、音が踊ってる

 

 

えっ!?、このレコードこんな音だったかな?

 

あれ?、このレコードこんなに楽しい演奏だったかな?

 

えッつ?

 

 

なるほど、これは何と表現したらいいのか、618Bは確かにある意味音が良い

でも密度はコッターのほうが、それにあの低音の迫力は618には無い

 

 

コッターのほうが音が良いと思う、と元に戻してみると

 

あれ~?なんで、こんなくすんだ音なの?低域詰まっているの?壊れた?

 

 

いや違う、今までコッターの魅力と思っていた分解能やキレ、低域の量感

全てが霞んでしまった・・・・

 

くそ~、こんなモノ貸しやがってあの爺め・・・、

 

後日、お返しに上がりましたが、何故か音の感想は聞かれなかった気がする

悔しいから俺も何も言わずにお礼だけ言った気がする

 

くすんだ音に聞こえるコッターは手放し

違った魅力のJS6600とSTX20でごまかして聴いていたが

 

目の前で聞こえる、リアルな歌声はどのトランスを使っても聴けませんでした

 

その後、仕事も変わり忙しくなりちょっとオーディオから離れていたが

再び熱が高まると、どうしても618Bが欲しくなり手に入れることになった

 

WE141Aを入手して618Bを取り出して聴いた歌声、スピーカーはALTECの405Aだったと思う

スピーカーの間に、シンガーが歌う姿が浮かんできた

 

あ、ヤッパリ~

そうか618Bは決して音が良いわけじゃない、音に活力を与えるんだ

 

単なる信号であった音が、歌声に蘇る、

 

ちょっと大げさだが「命を与えられたように、音が生き生きする」

そんな気がしたのを覚えています

 

その後、いくつかのMCトランスを使ってみたがどれもWEトランスは素晴らしいが

私が聴く限り音が生き返るのは「618B」だけの現象のようです

 

 

 

それと、もう一つの音の麻薬は「励磁」

知人のT氏の「288を励磁改良したから、ちょっと聞いてみない?」この誘惑に負けた

 

 

当初

そんな戦前の励磁方式なんて良い分けないでしょう?

自然淘汰されて、消滅した恐竜みたいなものでしょう?

 

寝ぼけた、昔のラジオみたいな雑音だらけのキリの彼方の古い音でしょ?

まあTさんが音が良いというなら、聴いてみても良いですけど・・・、

 

 

自宅の288Cと288励磁を聴き比べて、驚いた

 

心のなかで何故か「バビル二世の」テーマソングが流れた

「砂の嵐にかくされた~バビルの塔にすんでいる・・・、」
 
 
まさに今まで聴いていた音は、砂嵐に隠されていた音だったんだ
 
 
 
何だ~、この滑らかで艶やかな音は

 

ホントにアルニコ288に戻したら砂嵐で音の情報が消えているのが分かった

いちばん消えているのは「音のニアンス」雰囲気がアルニコでは全く伝わらない

これは、全て励磁にするしかない!

 

 

結局、

 

287-T×2

515B×4

Lanshing415×4

288-16G-FC×1

594E×2

597A×4

結局597Aは1っ本余っているが17本の励磁ユニットで

ステレオとモノラルシステムの励磁スピーカーで楽しむ羽目になった

 

当然、励磁電源も沢山所有することになる

励磁スピーカーあれも強烈な麻薬だった