オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

オーディオサウンドは最新技術より、夢を諦めない情熱と努力

2023年10月30日 07時02分00秒 | オーディオ



シェヒィールドは凄いレコードですね
 
 
音も演奏もほんとに素晴らしいです
 
 
まあ、オーディオマニア用レコードと言われれば其れ迄ですが
 
 
 
 
40年も前の話ですが、当時の売り文句は
 
「マスターテープを使わないダイレクトカッティング方式」
 
との事で、全く新しい技術と思いましたが
 
 



 
詳しい先輩の説明では
 
遥か昔のSP時代の録音方法を再現したものだと知りました。
 
 
 
調べてみると
 
このレコード会社はオーディオマニアのエンジニアが立ち上げた会社で
 
どうしても、マスターテープを使った録音方式には不満が残り
 
 
エンジニアであった兄に、テープを使わずに録音してみてはどうかと持ち掛けたが
 
 
「鼻で笑われ相手にされなかった」との事
 
 
 
素人の思い付きの、音の良いはずのレコーディングは
 
録音を編集して録音するマスターテープ方式が当たり前のエンジニアにとっては
 
 
夢物語で、その時点で既に実現不可能な録音方法だったようです
 
 
 
それでも夢を諦めきれずに、古い録音機材を修理して録音を試み
 
 
その難しさを実感したようです、
 



マスターテープ方式とダイレクトカッティング方式の違いは
 
 
 
言わずと知れた「録り直しがきかないこと」
 
 
 
SPが音が良いのは、ダイレクト録音は勿論のことだと思いますが
 
何より演奏が凄い、と感じます
 
 
 
これはやり直しが効かない緊張感の中で、
 
鬼気迫る演奏が録音されたと想像できます
 
 
 
既に編集が当たり前のマスターテープに慣れた演奏者に
 
ダイレクトカッティング方式のレコーディング方式は
 
かなり難易度の高い事だったと想像します
 
 
 
勿論、当時の最新技術も使ったと思いますが
 
管球式マイクや、当時の機材も一部使いカッティングされたとの事
 
 
まさにアナログな機器だけではなく、演奏家の緊張感ある演奏や、技術者の努力で
 
 
 
 
最高演奏と、最高の音質を追求し、
 
録音されたレコードがシェフィールドレコードだと思います
 
 
 
当時私は、猪俣猛のLIVE演奏で興奮と感動を覚えて
 
様々なドラムのレコードを買い求めましたが
 
 
このシェフィールドのドラムセッションのレコードは更に衝撃的でした
 
 
初めて聴いたたのはウーレイの815だったかな?
 
 
 
その後も私は、このドラムレコードを鳴らし切る為にシステムを追求してきた気がします。
 
ある意味、お笑いですね
 
 
でも、後にも先にもこんなドラムの演奏の録音は聴いた事が有りません
 
 
 
 
ミュージシャンの一発勝負の真剣味が感じられるレコードですが
 
 
そこにはマスターテープ編集等の技術の進歩で失った「何か」を
 
 
夢と情熱で蘇らせた
 
 
そんなレコードだと思っています
 
 

伝説のWEケーブルは再生産されていません

2023年10月20日 11時33分18秒 | オーディオ

伝説のスピーカーケーブル

ウェスタンエレクトリック WE 14GA(復刻版)

 

そんな広告のWEケーブルを信じて絶対に買わないでください

 

 

このブログをんだ人やFacebookのコメントで

 

「WEケーブル買ってみたけど大した音はしないね」

と言われる方の殆ど全員が BRO CABLEを買った人でした

 

 

これはホントに名前の通り「ボロケーブル」で屑ケーブルです

 

私も聴いた事が有りますが、ボケた音でWEの魅力の欠片もない無い音です

 

 

この販売店の広告では

「これぞ本物中の本物の「復刻版」でうちのは本物だ!」他は偽物だ

 

と繰り返していますが、これは詐欺師の常套手段です。(笑)

 

 

そもそも、伝説と言われたWEケーブルは復刻されていません!

 

過去にOEMされた会社が作ったただの電線を、伝説のWEケーブルなどと称して販売する詐欺的商法です

 

 

 

それにスピーカーケーブルは単なる抵抗です、「推奨片側6~8m」なんてありえません、

 

どんな素晴らしいWEケーブルでも、少なければ少ないほど音は絶対にいいです。

 

 

出来るだけ多く買わせて、音の笑点を出すのに短く切らせる

とんでもない商売、そんなWEケーブル悪徳業者にはお気お付けてくださいね。

 

 

クレームばかりだから、店の住所も、電話番号も代表者も書かないで

店を持たずに偽物を通販するのは悪徳業者です。

 

信頼のおける店で買うか、いろいろ買ってみて本物を見つかるか

 

 

 

 

 

WEは世界をケーブルで結ぼうとした会社です

とてつもない在庫があるとは思いますが

私はロールで巻かれたものでは無く

 

WE機器から取り外したケーブルを狙って買っています

殆どが二メートル以内で、

 

ロウでべとべとしています

絹巻が良いですが、

 

内側が油紙のような紙巻はオーディ用には不向きだと思います

高域がかなりピーキーです

 

 

太さは20より数字の大きな細いケーブルが良いですね

私は22か24ぐらいの単線が好みです、撚線はフラットです、単線は纏まりと力が有ります

細い単線の響きは素晴らしいです

それから、出来るだけ緩く巻いたほうが好きです、きつく巻くとエネルギー感が失せます

編んだら最悪です、全く魅力が無くなります

それから、当然ですが束ねると撚線の音になります

束ねず、出来るだけ巻かずに使うと単線の魅力を味わえます

それから、能率の低いスピーカーには合わないと思います

良いWEスピーカーケーブルに出会えなければパソコンのLANケーブルをバラしてもいい音します

5m以上の長いランケーブルは単線が使われています、短いものは撚線です

寄り方が違いますので、緩いのを使ったほうが良いと思います

昔チェロのアンプを使っていたころはラインケーブルではベルデンのマイクロフォンコードがとても良かったです

いろいろ試して、素晴らしい音色のケーブルに出会えるといいですね


音と音楽の関係性について

2023年10月12日 14時04分58秒 | オーディオ

以前ある演奏家の方に「良い音楽」の定義とは何かを聞くと

 

音の良い楽器を使って、その楽器を意のままに良い演奏が出来て

聴衆の感動が伝わった時」かな~、と言われました

なるほど

 

 

また、ある記事で有名な指揮者の方に「良い演奏」とは何か?、との質問に

水と油のような関係の演奏者から実力を引き出し、良い音を奏で

初めて聞いた方が「感動する」演奏、と書かれていました

 

 

なるほど、操るものは違っても、演奏する側の方が共に求めるものは

「聴きての感動」なんですね

 

当然、作曲や作詞される方も同じ思いで作っていると思います

 

 

当然オーディオマニアと云われる我々も

レコードやCDを操り「感動を得る」為に音楽を聴いています

 

演奏や指揮をしないオーディオマニアが良い音を求めると、良い演奏だけでなく

良い録音がされたソフトと、良い再生装置が必要となります

 

良い音を奏でるには、再生オーディオの我々の方がハードルが高いようですね

 

 

演奏者も、指揮者も、オーディオマニアも

基本は「良い音で」音楽を奏で、「感動を得る」事だと思いますが

・・・・・・・・、

 

 

 

演奏も指揮も作曲もしない私が、あれこれとブログやfacebookに投稿すると

たんにオーディオマニアの「音」についての投稿とみなされ

ある「一定の方々」から返ってくる「お決まりの言葉」が有ります

 

 

お前は「音を聴いているので」で「音楽がわからない」奴だ

そんな言葉を返されます

 

 

先日もストーカーのように纏わりついてきた輩も、音の議論が詰まると

「音楽知らずに音ばかり 笑っちゃう」とか

 

音の笑点とかいうBOROケーブル店主も

「音は良いかもしれないが、まるで指揮者のいないオーケストラのようだ」とか

 

リアル〇×工房の店主からは

「生演奏を前の席で聴く方で話が通じる、最近のオーディオマニアとは違う」

 

アンプを造られる方からは「音ばかり聞いているから、音楽が消えてしまう」

「日本人と欧米人は聴き方が違う、欧米人は音楽を聴くが、日本人は音だけを聞く」

 

また、独自の考えで連ねたスピーカーを作る方は

我がスピーカーはオーディオマニアの方からは「きついといって敬遠される」

しかし一方で、音ではなく演奏を聴く方には愛される、

 

果ては

「オーディオマニアは聴き方が違うから、音楽性に優れたスピーカーは理解できない」

と書き込こみが有りましたが

 

 

 

さてさて、音楽家が良い音を求めるのは当然なようだが

オーディオマニアが良い音を求めると

 

 

「音楽」からは、離れていくと思われているようですが

それは何故なのでしょうか?

 

最も、これらの書き込みをしてくるのは、殆どがオーディオ業界の方々で

ご自分の製品を否定された時の、お決まりの文句にも思えますが

 

 

「音と音楽」の関係を最近ちょっと考えていたのですが

先日、オーディオ合宿を行い、大先輩方がこの議題についても論議していました

 

要は、楽器で良い音を奏でるのと

オーディオ機器で、「電気的に良く聞こえる音を造る」のは確かに別物のようですね

 

 

 

「自然」な音色で鳴り響く様々な楽器

 

その原音を「拾い、圧縮や補正・修正し、信号として記録」した場合

 

それを、再び空気振動により「音」に戻す時には

もう「自然」は存在しないのですね

 

 

機械的に疑似的に作為的に「造られた音」で再生するしかない

 

一例で、自然のまま再生すると高域が先に聞こえたりすると

人はそれを「煩い音」と判断する場合が多く

 

その為、アンプを造る方は周波数特性を変化させて、

低域がチョット先に聞こえるようにするにはどうしたらいいかと考え音を造り

 

スピーカーを造る方々も同じような事を考えて「音を」作っているようです

 

なるほど空気振動を捉え電気信号に変え更に別の素材で空気振動に変える

これはコピーした音ではなく、確かに造られた音ですよね

 

 

しかも、先日も書きましたがスピーカーの構造上振動するコイル振動板は非接触で動いています

人がおもいっきり叩く太鼓等の打楽器を再現するのは、どう考えても無理な事です

 

振動板は打楽器のように叩けませんからね

しかし、あくまで疑似的な音ですが前回書いた

 

軽い振動板と強力な磁力と透磁率の高い磁場&金属ホーンで

「打楽器の演奏を彷彿する音は出来る」私はと思っています

 

 

結局、生音を再現することは出来ませんが

技術や鳴らす方の努力で「生音を彷彿するサウンドを奏でる」ことは出来ると思っています

 

 

演奏者や指揮者、作曲者が聴く人を感動させようと作り上げた「音楽」

それを「より良い音」で再生するオーディオ

 

演奏する側も、再生する側もどちらにも求められれるのが

「経験と努力と感性」だと思います

 

この「感性」ですが測定器の多用は「オーディオ感性を鈍く」させます

機器の進化は、能力の退化だと思っています

 

電話番号も地図も覚える必要が無くなりました

 

 

オーディオも便利な測定器と補正する機器で簡単に調整出来るようになりましたが

そんな「測定器でバッチリ完璧に補正しました」と云われるお宅で素晴らしい音楽を聴いた事は有りません

私が、素晴らしいと「感動したオーディオサウンド」は

 

オーナーの感性が豊かに反映され、オーナーの意を持って設置されたオーディオ機器のみです

 

 

 

音楽を「生でも」「オーディオ再生でも」「良い音で奏で」

聴く人を「感動」させる、その目的は同じだと思います

 

 

楽器やオーディオ機器、使うモノは違っても

「経験と努力と感性で」

聴く人を感動させる

 

私は音楽マニアもオーディオマニアも

良い音を求めるのは当然だと思っています

 

 

 

追伸、これは偏見かもしれませんが

私に「おまえは音楽が分かっていない、お前は音に拘り過ぎだ」

と書いてく人ほど音に拘っているようにも感じます(笑)


最速最強のスピーカーとは

2023年10月11日 23時06分37秒 | オーディオ

 



オーディオにはケーブル等の様々なロスが有ります

 

音楽信号を「音」にするには、電気信号を空気振動に変換しますが

この変換ロスがオーディオの最大のロスと云われています

 

この方式は1876年にグラハムベルが発明した受話器がルーツです

 

コイルに電流を流し、フレミングの左手の法則で発生する動力で

コイルに付けられた振動板が動き、空気を振動させ「音」になるのですが

 

元々は受話器の原理ですからイヤホンやヘッドフォンでは変換率は高いですが

 


スピーカーで部屋の空気を振動させる場合、その際のロスは非常に大きく

どんなに変換率が高くても半分以上はここで失われていると云われています

 

 

ある方の説では70%とも90%以上ロスするとも云われています

伝わるのは10%以内?

ほとんど抵抗の無い電気信号から

 

「圧」や抵抗だらけの空気振動に変える作業は大変な労力が必要なのですね

 

受話器の理論なんだからヘッドフォンで聴けば良い、それで十分だ!

とおっしゃる方はここまで、これから先は読む必要ありません、それで楽しんでください

 

 

 

 

 

話は変わって、祭り好きの私は先日も東北のお祭りに行ってきました

祭りと云えば太鼓がつきものですが、

 

この太鼓の音は五感に響きます

 

見て、聴いて、半被が震えて、焼きそばとお好み焼きの匂いと味に満たされる

 

 

まさに五感で祭り太鼓を感じました(笑)

 

 

結構離れていましたが、ハッピが太鼓で震える速さは尋常では無い速さで震えますね

決して大きな量が出ている訳でもないのですが、

 

強く早い「圧」の波が感じられます

 

 

 

スピーカーに求められるものも同じだと私は思っています

思いっきりコーン紙を後ろから叩ければ良いのでしょうが

 

 

そんなことをすれば、当然破けてしまいます

 

超強力な磁力を使って動かしても、人が思いっきり叩くほどの力と瞬発力は得られません

 

大パワーアンプで大きな振動板を動かせば「出る」、と思うかもしれませんが

量ではなく瞬発力の世界ですから、それはアンプでは出せません

 

 

実際の太鼓のようにはいきませんが、これに近い再生音を可能にするのが

コンプレッションドライバーと金属ホーンの組み合わせだと「私は」思っています

・・・・「私は」ですよ・・・・

 

 

その理由は、約150年前に発明された磁力とコイルのを使った

接触しないでモノを動かす方式では打楽器を奏でるのは無理です

 

が、近い音を出すことは出来ると思っています

 

モノを動かす物理の原則で

強い力で軽いものを動かすのが最も効率的です

 

クルマも軽くパワーがあるのが速いです、が

 

スピーカーで振動板を動かす瞬発力は、アンプの出力ではありません

 

アンプの大出力は、いわば量が出るだけですね

 

大出力アンプで、ロングストロークの重い振動板のスピーカーが重低音を奏でると思われる方も多いでしょうが

あんな音は測定の世界の音で、自然界の音楽には無い、偽造された偽物低音です

(まあ、スピーカーの音全てが造られた音には違いありませんが)

 

やはり軽い振動板を使い

ダンパーやエッジの余計な抵抗を出来るだけ省き

 

磁力を効率的に伝える透磁率の高い金属が造る強力な磁場

で狭いギャップで動かせるコンプレッションドライバーは最強です

 

コーン型は振動板が重く(どんなに軽くても30グラム以上有ります)重い振動板を支えるためにエッジだけでなく

ボイスコイルの周りにダンパーが必要になります

 

重いコーン紙、抵抗となるダンパー、エッジ、そしてコイルと振動板そのものが多くの抵抗となる

空気の圧力を直に押さなければ音にならないのです

が、コンプレッションドライバーの振動板は1グラムから重くても3グラム

そしてその軽さからダンパーを必要としませんので、反応が全く違います

 

微細な信号でも素早く反応します

 

イコライザーと振動板の間の最小の空気を効率的に動かし

フェイズプラグで圧を掛けて金属ホーンで増強します

因みに金属の振動は、空気の振動より早いので

金属ホーン全体が一つのスピーカーと言って良いと思います

(木製ホーンは素材にもよりますが空気振動より遅いです)

 

 

如何でしょうか、

 

反論は覚悟の上の

私の「コンプレッションドライバー&金属ホーンが最速最強論」です

 

 

 


スピーカーの歴史は1926年の555Wから始まった

2023年10月04日 14時39分56秒 | オーディオ


と、言っても良いのではないだろうか(笑)

 

やっぱりその前年、1925年のGEのライス&ケロッグのダイナミック型が原点かな?

 

 

 

まあ、とにかくその辺、1920年代からスピーカーの歴史は始まり

 

最需要期とも云えるの数年後に、「音」のピークを迎え

 

その後は簡易型・量産型をキーワードに「コストダウンの残念な歴史」と言って良いと思う

 

 



「音」の

「伝達」「拡声」が時代を変え、その後華やかな「映画産業」を支えた

 

「音の黄金時代」は1920年代から1930年代までの僅かな間だったのかもしれません

 

 

 

1910年代、当時激化するドイツとの対戦で、米国と同盟を結ぶ国々と軍事機密情報の連絡を取るために

当時の米アメリカ大統領が「大陸間横断通信網」を国家事業としてAT&T社に命じ

 

多くのノーベル賞受賞者クラスの科学者が、WE研究開発部門の「ベル研究所」に集められ、

数年後にこれを実現し、これは後のNASAの宇宙開発に匹敵する国家事業だったそうです

 

 

その優秀な科学者らが当時では壮大な大陸間通信網を実現するために

音質劣化しない高品質なケーブル開発、中間地点での増幅の為のアンプ

そのアンプの増幅素子である良質な「真空管」等々様々なモノが製造され

 

 

これがWE社の財産となって行ったのだと思います

『スピリット・オブ・コミュニケーション』と言われる像です

何故か地球が描かれていないですね

 

 

ケーブルで世界を結ぶことを実現し

また、その通信網と同時に必要だったのが「拡声装置」

 

 

実力者(国によっては支配者)や国家の思想の演説を

集まった多くの群衆に明瞭で適切な音声を拡声する装置

 

「PA」スピーカーが開発されました

Public Address(パブリック・アドレス)直訳すると公衆伝達装置です

民衆を動かし、国繁栄のために、「声を」効果的に伝達し拡声する

 

まさに「音」が国の繁栄を支えた時代でしょうか

 

 

WEでは、さらに効果的に伝達・拡声するための様々な「心理的な実験」等も行われていたようです

プラセボー効果の基となったホーソン実験はWEのホーソン工場で行われました

 

音を効果的に拡声し民衆を動かす為の「PA」これは一つの軍事兵器だったと私は思っています

 

単に原音再生では無い、人の心を掴み、動かすことができる

美な「音」、酔わす「音」、惑わす「音」、心を動かす「音」

そんな音を奏でる目的で造られたのが、PAスピーカーの正体だと

 

 

私は思っています

 

 

勿論敵対したドイツでも同様に、同時期の1923年からのナチスの同大会で6万人の聴衆に向けて

ワーグナーの音楽と共に、支配者の演説の為の「PA」が使われたと言われます

 

 

両国のPAの差であったかどうかはわかりませんが 

やがて第一次世界大戦が終結し、

 

 

米国家は内政の安定化を推し進め

 

民衆が平和を実感する新たな文化として「娯楽映画」

 



無声だった映画から、トーキー映画システムを開発し、WEも本格的に映画産業をはじめる事になり

 

国家の莫大な開発資金と、多くの技術者により長年の歳月をかけて完成した「WE」の奏でる

 

WE映画サウンド

その驚愕的な高感度スピーカーと、桁違いのエネルギー感で聴く者を圧倒し

 

ほぼ全ての映画館で使われていたと云われています。

 



WEでは電話産業も映画産業でもその終焉迄、機器を販売せず「音を」リースしていて

全てのメンテナンスや、故障した場合の補償はWEが行ったそうで

 

その為、高性能でありながら「圧倒的な耐久性」を誇ったそうです

 

特に設計・製造を自社で行った1920年代から1930年代の

WE製品の信頼性・耐久性は驚異的でだったそうです

 

それは現代の先進的な技術をもってしても尚、超えることのできないほどの性能との事。

 

 

これら伝説とも称されるWE神話は、今も幾つかの機器を使ってみて身に染みて感じています

WEは「オーディオの原点であり頂点」だと思います。

 

 

 

 

 

話は最初に戻って、

「音」が世界を動かした時代

 

 

ベル研究所で最高の研究が行われ、WEで造られた最高傑作が

WE555W型レシーバーと言われています

 

 

ムーヴィングコイル型のダイナミックスピーカー

 

まあWEは電話会社なので音を発する装置をレシーバーと呼んでいたが、

 

 

ホーンと組み合わせて使うことが前提のコンプレッションドライバーです

組み合わせる一般拡声用ホーンとしては5-A、6-A、7-A、11-Aが有りましたが、

 

 

これらはその構造からも分かりますが低域は殆ど出ませんでした

 

劇場用としては、12A、13A、14A、15A、の大型木製ホーン

 

 

金属ホーンでは16A、22A等多くのホーンと組み合わせて使われ、

WE黄金期を支え続けたまさに傑作コンプレッションドライバーです

 

 

 

僅か「1グラムの振動板」を駆動するために使われる磁力は

 

純鉄の飽和ギリギリの「2万ガウス」で駆動します

 



この555Wドライバーを超える物は、その後もこれからも造られることは無いだろうと言われています

 

そんな

 



最高のコンプレッションドライバー555wを我がシステムに

 

装着・・・・・・