オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

デジタルがもたらす”音の病”、感性のオーディオ崩壊

2023年04月27日 14時20分44秒 | オーディオ


友達が全て居なくなってもいい、やっぱりこのことは書こう

 

 

実は今まで何度も書いてはボツにしてきた、ブログのテーマがあるんです

 

①「天然素材のレコード」vs「化学調味料のCD」
 
②カップラーメンCDが美味しいと言う人に旬の天然食材レコードは理解できない
 
③感性を崩壊させるキーワード「おてがる・簡単」
 
④命を頂く「食も」魂を聴く「音」も同じだと思う

⑤コンビニ大国日本vsヨーロッパ文化
 
⑥雑味の取り除かれた音が防衛本能を狂わせる
 
 
等々・・・・
 
 
 
過去にこんなテーマでブログを書き始めたのですが、書き終える事なく
 
公開しないで「下書き」のまま放置されていたブログを
 
 
今回勇気をもってまとめて紹介させて頂きます
 
 
 
①「天然素材のレコード」vs「化学調味料のCD」
 
 
レコードは「天然素材の音」を凝縮させたものです

大昔の録音風景ですが

これがアナログ録音の原点だと思います

 

 

ダイレクトカッティングレコード、も古来からの方式

その録音は音楽信号のみならず「空気の振動を記録する」これがアナログ録音だと思います

 

人は五感を使った感性で情報を得る動物です、情報を得るのに重要な「感覚」

音でこの感覚を得るのに大切なのが、音の情報だけでなく「空気感」だと思います

 

アナログではこの、無駄とも云える「空気感」をも録音し、保存する事が出来ます

 

 

そして何よりアナログが素晴らしいのは、料理で例えて言うならば

天然の素材」を使い「天然の調味料」で作られている料理に例えられます

 

天然調味料は季節や作られた場所で味が変化し、作る人のさじ加減で大きく味が変化します

 

デメリットと言えばデメリットでしょうが、何時でも何処でも簡単に同じ味に、とはいかないです

 

天然素材を使った料理、その多くは伝統的な料理でもあり、料理人の技術や

魂が宿るような道具も必要になると思います

 

しかもその素晴らしい味も、時間が経てば劣化して、美味しさも半減してしまい

一定の味を保つのは難しい事だと思います

 

季節と場所と伝統的な文化が伴う、職人技の料理は「感動的においしいです」

 

私は、この天然調味料の素晴らしい味の料理は

「アナログ」の音とよく似ていると思っています

 

 

カートリッジが発電した、活きの良いエネルギーッシュサウンド

繋ぐワイヤーが悪ければ、劣化が激しく、使い物にならない音になります

オーディオ機器やオーナーの経験・技量でも大きく音は変わり、

 

感動的な再生音楽は大変な努力が必要です

 

しかも、アナログ再生で一番重要な要素といわれているのは

オーナーの人間性と言われています

 

アナログオーディオは、不思議とオーナーの人柄を奏でると言われています

オーディオ機器に魂が宿り、人柄を奏でるのがアナログオーディオ

と言われています

 

幾ら機器がよくても、それを使いこなすオーナーの人間性が伴わないと

聴いた人を「感動」させるサウンドを奏でるのは難しいようです

注!あ~そうですよ、言われなくても分かっています、どうせ私なんざまだまだですよ(笑)

 

 

かたやCDは言っちゃ悪いが・・・・、言っちゃおう

「デジタルは化学調味料」

本来の素材は何も入っていない、化学合成された信号音で作られています

 

 

いつでも安価に手に入り、大量生産できる「工業製品のCD料理」ですから

 

メリットは、時期も場所も問わず、どこでもいつでも一定の同じ味が出せます

作る人の「さじ加減」はあまり影響しませんので、初心者でも誰でも簡単に同じ味が出せます

 

簡単ですね

 

また、化学調味料は劣化は殆ど少ないですので時間がたっても、味に変化は少ないです

 

便利ですね

 

注、またあとで書きますが、この「簡単・便利」のキーワードは、人間性や感性を崩壊射させる悪魔のキーワードです

 

 

もう40年も前の昔話ですが

これからのオーディオは新時代の”凄いデジタル時代”が来る

デジタル時代になるとオーディオは大きく変わる、その最大のメリットは、

 

デジタル信号は音質が劣化しないので、ケーブルの引き回し距離が長くなっても

ノイズの影響を受けにくく、音質を劣化させない凄い技術なのだ!

 

と、とあるオーディオショップの社長に言われていました

 

 

アナログ信号の場合は、空気振動録音と書きましたが、伝えるのも「振動電送」であり

その歪みがそのまま信号波形として表れ、確かにある意味「音質を悪く」します。

 

そんなアナログから見れば、CDはメリットだらけのはず・・・

と、期待の新時代のCDが発売されて、聞いてみてびっくり・・・・

 

えッ!これが・・・・、当時の印象を思い出すと・・大きな声では言えないですが

カサカサでトゲトゲ、艶も色気も何もない「殺風景な音」

一番良くないと感じたのは、聴いた後に「感動も何も感じない、あ~聴き終わった!」

感想はそれだけでした、CDで音楽聴いた後は、時間を無駄に過ごしたような感覚さえあった

 

レコードを聴いた後の

良かったなー、また聞きたいなー、この人の次の演奏は同なんだろう

この人の音を継ぐ人は居るんだろうか?いろいろな思いが巡ったが

 

CDは何も感じなかった、

簡単に作れて、便利に使えて、コンパクトに収納出来るCD

これ(C)はダ(D)メだぞ~・・・、と当時の想いです

 

これ以上のコメントは敵を更に作るのでやめます・・・が

 

レコード好きの皆様の感じたのと同じ印象でしたね

 

 

 

その数年後、その「デジタル技術」は更にどんどん進化して、光ケーブルによるデジタル電話なるものが登場してきました

 

当時私は「B&O」の電話機を使っていました、何を隠そうこの電話機は「相手に自分の表情が伝わる」という特殊な機能が備わっていました(笑)

勿論そんな特別な機能があるわけではなく、この電話で話すとハッキリよく聞こえて話の意味が通じやすい、言ってることが分かり易い

と、話す相手から言われて、職場でも自宅でもこの電話機を長年愛用していました

 

 

それが、光回線のデジタル電話に変わると、何度話しても「相手に言葉の意味が」うまく伝わらない

そして一番の問題は「長時間使うと耳が痛くなる」機能が搭載されていた?気がする

 

私は電話会社に

「この電話は相手に言葉が通じないし、耳が痛くて長く話せないから元にもどしてくれ」

と、電話会社に怒ったが、アナログには戻せませんと言われ、相手にされませんでした

 

 

また、あの時もデジタルで何かを大きなものを失った気がしました

 

ただ、映像の分野でのデジタルの進化は凄まじく、新製品がでると絶対的に素晴らしくなり

製品を買っても、次の製品が出れば旧製品は「使い物にならないくらいに進化」していた

 

そんな時代で「簡単・便利」のキーワードと共にどんどんドンドン次から次えと新商品が出て消費せざるを得なかった時代でしたね

 

 

そんなことがあったからなのか、私はどんどんドンドンとデジタルが嫌いになっていきました(笑)

 

私が当時強く感じたのは

 

デジタルは工学的に知る「知的感覚」

アナログは五感で感じる「感性の感覚」

 

デジタルは「知る」

アナログは「感じる」

 

そんな感覚が備わってきて、デジタル嫌いが進みました

 

レコードで音楽を聴くと言う事は、音の快感を感じる事でもあると思います

CDで音楽を知っても、知識にはなりますが、感動や快感はなかなか得られないのではないでしょうか

 

 

当時ソフト購入は、しばらく続いていたCD・レコード並行販売の時代から

CDのみの発売が多くなりましたが、多少残ったレコードもデジタルとなり

 

素朴な味のレコードから、なにやら味気ない薄味だったり

過剰な味付けだったり、味の偏ったデジタル録音のレコードが増え

 

まるでどこぞのハンバーガーのように、一口二口食べれば、飽きて食べきれない

そんなレコードも増えてきました

 

聴けるのは最初の数分だけの、超過剰な味付過多のデジタル処理が施され

高域・低域ボリュームたっぷり、違和感たっぷりのそんなレコードも増えてきました

 

仕方なくそんなソフトを買っていましたが

ある日こんな楽しく感じない音聞いても仕方ないと、デジタルレコードやCDを箱にしまってしまいました

 

そしてそんなデジタルが等々主役になり、

「薄味の素材」に「調味料で不自然な味付けを施された」オーディオに嫌気がして

一旦はオーディオを辞めてしまいました

 

チェロやレビンソン、クレルなどの高級オーディオ機器は売却され手元に残ったは

私が手を入れたばかりに、売却しても買い手の付かなかった、WEもどきのオーディオ機器だけ

 

 

 

やがて10年が過ぎて、誰も買ってくれなかった、売れ残ったWEもどきのオーディオ機器と共に

もう一度ちゃんとしたオーディオをやろう!

俺はレコードでオーディオを楽しむのが好きなんだ!

 

「オーディオ再開、レコードで音楽を楽しもう」

 

と、ブログと共にオーディオを再開したのでした~

 

 

私のデジタル嫌い分かって頂けましたでしょうか?

 

 

 

その後人生いろいろあって「やむを得ず料理を自分で作る羽目になり」料理の世界にもハマっていったのですが

 

料理と音楽はよく似ていますね、手間の掛かった料理や音楽は、

食べたり聴いたりした後に「感動」も有りますが、

 

簡単便利なCD音楽や化学調味料料理は、食べて聞いても、

心が揺れ動く事も無く、取り合えずその場を満たすだけの感覚です

 

音楽を聴いて感動し心が喜ぶ

料理を食べて力が湧く

これからも手間のかかるアナログな人生を送っていきたいと思います

 

簡単・便利なキーワードの選択場面が来たら

手間が掛かり、不便なもを選びます!

 

 

 

②”カップラーメンCD”が美味しいと言う人には、旬の”天然食材レコード”の旨味は理解できない

レコードは天然素材の「旨味の波を」パッケージしたものです、味は千差万別です季節、場所、食材、職人の腕により千差万別の味わいが楽しめます

CDは化学調味料と食品添加物の「化学物質」で作られた工業製品です、

インスタントラーメンで、○○味のラーメンと有りますが、この○○味には、○○は入っていません!その味になるように合成されているのです。

その食材を入れないで、その食材の味に添加物を合成したCDの味付けは簡単、分量を変えればどのような味付けも簡単にできます。

お好みの音楽は?音圧、高め?低め?、低音ボリュームは?、高域音のお好みは柔らかめ?硬め?

どの音域でも、どのようなお好みの音にも「自由にお好みの味付け出来ます」


食材と云う素材を使っていないので、自由自在で作れます、それがCD



 

 

③感性を崩壊させるキーワードは「おてがる・簡単」
 
既に書きましたが、お手軽でカンタンは実に危険です
 
インスタント食品、キレてる野菜、コンビニ弁当、焦げ付かないフライパン、よく効く除草剤、よく効く痛み止めの薬、簡単調味料・・・・・
 
これらのお手軽なものを使い、得るものは忙しい「時間」
 
失うものは「感性」や「健康」だと思います
 
 
そんなに急がなくていいのでは?
 
野菜ぐらい切れば・・・、
 
熱した中華鍋に非遺伝子組み換え油を敷けば・・・・、
 
熱が出たら体を休めて寝てれば・・・・、
 
 
「感性や健康などの大切なものを失って得た時間」、それはそんなにも大切なものなのでしょうか?
 
 
 
 
④命を頂く「食も」魂を聴く「音」も同じだと思う
・・・・
 
⑤コンビニ大国日本vsヨーロッパ文化
・・・・
歴史や文化を大切にするヨーロッパでは、コンビニが出店しても
 
成り立たないで撤退している国が今でも沢山あります
 
 
 
培ってきた文化を捨てて、「何でも手軽に早く済ませれば」それで良いのでしょうか?
 
豆腐屋、八百屋、魚屋、駄菓子屋、電気屋、呉服屋
 
かつて我が街にも様々な専門店が存在していましたが、今は全て大手のスパーとコンビニのみです
 
 
俺は地元の保険屋を頑張るぞ~(笑)
 
 
 
 
⑥雑味の取り除かれた音が防衛本能を狂わせる
 

アナログオーディオの秘訣は「振動」なのです、この振動を上手く使う事が大切

 

「有益」な振動をさせることが、アナログオーディオを楽しむ秘訣だと思う

 

 

 

確かに振動は「有害」だが、この有害は時にとても大切で

 

「害」を全て無くした「無害」にすると、「魅力」が無くなることも有るんです

 

 

 

音も料理も同じと書きましたが

 

料理も、旨味だけで料理を作ると、「実は美味しくない」です

 

 

渋味や酸味も上手く加えるのが、旨い料理には欠かせないと思います

 

 

音も同じで、良くあることだが

何処か一か所だけ、「コードを変えてみたら」ものすごく音が良くなった

ので、全部をそのコードにすると

 

あら?

 

なんで?

 

となる事が多い、雑味を全て取り払うと「旨味が」分からなくなり

結果つまらない音になるのだと思う

 

 

それに人間の本能が嫌う音があり、それを脳が判断して認識しないようにしているらしいが

意図的に取り除くと、自然界で機能してきた脳の判断が分からなくなるような気がする

 

人間の能力は凄いもので、余分なものは能力がカットしてくれる

しかも足りないものは脳が付け足してくれる

 

普段連続で見える動きも、実は1秒間に4~5枚程度の絵しか認識していなくて

その数枚の絵を、脳が不足部分を埋めて連続の動きに見せているのだそうです

チコちゃんで知りました

 

 

頭にカメラを取り付けて撮った動画を見ていると、気持ち悪くなりますが

あれと同じで全ての動きを実際に見てしまうと、脳がオーバーフローしてしまい危険なのだそうです

 

 

自然界の中には様々な音があり、様々な動物が必要な帯域を聞き分けている

人間には不必要な、身体の害になる危険な低音と余分な高音は

 

「能力がカット」している

 

一番大切なのは、人間のコミュニケーションだから、

人の話す会話の帯域の音が一番重要ですね

 

この帯域に密度があって正確で聴き易く綺麗な音

これがオーディオでは一番大切な音だと思っています

 

私はアナログレコードで録音される程度の帯域が丁度いいと思っています

 

 

だからこれからも

レコードで音楽を楽しみま~す

 


WE120Aラインアンプ最終計画始動

2023年04月20日 21時42分00秒 | オーディオ

 

我が愛用のWE120A 型アンプ

勿論WEオリジナルではありませんが20年以上愛用しています

 

お世話になったオーディの大先輩、

高崎にあったオーディオショップアーデンの故押川氏の作ったアンプ

故人押川氏とは共にWEに感銘しのめり込んで行った

古き良きオーディオフレンドでした

 

氏が手掛けたシリアル番号000号、


これから大儲けしようと彼が夢を描いて制作したアンプの一作目

何体が作られたのかは知らないが、

結局作ったけど誰も買ってくれないと嘆いていて、

仕方なく我が家にやってきたアンプでした


このアンプを手にしてから、私もオーディオから離れたことも有って

氏とは疎遠になり何体作られたかは聴きそびれてしまった

 


作られた当初はWE348Aが高くて使えなくて、

WE 328Aと6v6で組み上げられたアンプでした


このWE120Aの真空管のバージョンはいくつかあって

WE347AとWE348AかWE349Aを組み合わせたもの


勿論6J7や6F6を組み合わせたバージョンも有った

10年くらい前だったと思うが、それをWE 328AとWE 329Aの組み合わせに変えて見たところ


その音の強さに惚れ込み今日までそれを使い続けてきました

 

 


先日、知人から連絡が入り、

「あなたWE 349A持ってたよね、どうせ使わないなら譲って」と連絡が入り


ちょうど飲んでいたこともあって、酔っていたのでつい、

「良いよ、言い値で譲るよ~」


と言ってしまったが、言った後から後悔がはじまり、酔いが覚めてきました

あのWE349Aは、我が120Aアンプの数あるバージョンの最高作を夢見て集めたもの


WE 120Aアンプの最高作を

WE 348AとWE 349Aの組み合わせで作りたかったので集めたものだった

 



翌日

やっぱりごめんWE120Aの最高傑作を作ってみたくて、・・・とお断りの連絡を入れて

 


夢の計画を実行する事になった

今までの328と349の組み合わせも小型パワーアンプ並みの出力が得られたが

 

今度の348と349もちょっとしたパワーアンプになる組み合わせなんです

 

多分2W程度のパワーアンプが作れると思います、これで初段アンプを作ります



ラインアンプの役割を単なる入力セレクターや、

せいぜいトンコントロール機能のアンプと思っている方も多いと思いますが


確かにCDなどの出力の高い機器が出てからは、

ラインアンプが不要と考える方が多くなりフェーダーなどのボリュームが持て囃され


直接でパワーアンプ内蔵のボリュウムで十分との風潮になり


ラインアンプはノイズが増えて、音を悪くするだけ、そんなふうにも言われて来ましたが



 

私は、

バカこくでねえラインぷがなくてオーディオが語れるか〜


と考えるラインアンプ主義者です

 

ラインアンプの役目は、その名の通りレインレベルの微少信号を

パワーアンプの必要レベルまで引き上げる


前段増幅アンプ、電圧増幅アンプと言えば良いのでしょうか、ゲイン増幅器



音の骨格はラインアンプで作られると思っています


音の力感

音の厚み

音の音色

音の響き


これらはパワーアンプではなく初段増幅アンプで造られると思っています


ラインアンプを使わない、味気ない、薄味サウンドは


我がオーディオにはあり得ません


AGI 511B、クレルPAM2、JC2、ML1L、ML6L、アンコール、スイート、WE141A、WE120A

様々なアンプでラインアンプの音造りを楽しんできました


今度の最終形アーデン120Aが奏でる力強いサウンド


考えるだけでワクワクドキドキしています














少し不安もあるのですが・・・・・・・・・


MC昇圧トランスで大切なのはΩマッチング

2023年04月12日 14時59分55秒 | オーディオ


もう30年近く使っているWE618B昇圧トランスですが

 

今はとんでもない値段になっているようですが、

本当にそんな価値があるのかいささか疑問に思う事があります



過去にも検証してみてブログにも書きましたが、

全てEMT XSD15との組み合わせでの検証だったと思います

 

EMTとWE618BやWE285Lはベストマッチングだと先日も書きましたが

 

 

もう20年くらい前だがとある雑誌でもSPUと618Bがベストの組み合わせだと

絶賛されて以来、私もSPUでの検証も実は何度か行ってきたのですが

 

ここでも書かれている「バランスよくベストマッチング」?

これにはかなり疑問がありました

 

 

以前から見ると何故か数が減った、手持ちのSPU AとGで
 
MC昇圧トランスのインピーダンスマッチングを重点に聞き比べの検証をしてみました
 
 
 
 
基準としたのはSPU-GTを基準の音として検証を行いました
 
私のSPU-GTは当然ながら
 
 
プラシェルで刻印が大きく、白塗装で半透明のダンパカバーの掛かった
 
最初期物の超貴重品
 


 
 
ではありません、ハーマンが入れたころの普通のGTで~す(笑)
 
 
実はかつてもっといいSPU-GTがあったんですが・・・・・、
 
涙無くては語れないある事件があって・・・・
 
 
 
 
まいいや、でもね普通のSPU-GTでも、あのエネルギッシュなサウンドは十分奏でますよ
 
SPU-GシェルならGTが良いと思っています、アームはGシェル専用のRM309Gでまずは聴いてみると
 


 
うーん、流石にちょっとうるさい、(笑)
 
普段SPU-Aを使っていますので、Gシェルにすると高域のアッテネーターふたメモリ、4dbぐらい下げないとバランスが取れないです
 
 
いや~おおらかで、膨らんで緩んだ打楽器の音ですが、
 
力強いサウンドは流石SPUですね
 
 
 
 
 
次は私のお気に入り、これはハーマンのシェルに入った中身はニックス時代のSPU-AEです
 


アームはこれまた純正?RF297、トランスはいつものJs6600でまずは聴いてみる
 
 
 
お~引き締まった、ドラムの革が張った(笑)
 
なるほど、音の傾向は先ほどのSPU-GTとさほど変わらない
 
 
 
AシェルとGシェルの違いが良くわかる聞き比べです、Aのほうが高域が静かで透明感があります
 
なんと言っても引き締まった力のある音が魅力的、打楽器がぶれないです
 
 


音色もGTのトランスとよく似ている、流石純正と言われたトランスだけのことはあります
 
 
 
 
さてお次は絶賛されたWE618Bで、う~ん、確かに華やかなサウンドだが・・・、
 
 
派手で華やかなサウンドに騙されるのも分かるが
 
なんか高域がスカスカになって音がチラつくというか・・
 
 
なにか抜けているような気がする
 
 
低域も少し上に持ち上がって、団子になり、力が失せ弾まない
 
 
 
やはり聞き比べると明らかに「何かが違っている」気がする
 
大切な何かのエネルギーをロスしたようなマッチングに感じます
 
 
 
WE285Lにしても少し大人しくなるが、傾向は同じに感じます
 
 
 
 
もう一つ、EMT STX20で検証してみると
 


 
あらら、これはダメだ、霧が掛かってきた、全体に音がかすんでボケる
 
 
なるほどSTX20もWE618BもWE285Lも、EMTのカートリッジで聞き比べたときとは別物サウンド
 
 
一次側の入力インピーダンスはWE618Bと285Lは入力が30Ω、STX20は85Ω~ある
 
注、余談ですが618BはWEのマイクで使われたトランスで、STX20はノイマンのマイクに使われたトランスなんです
 
 
 
どちらのトランスもEMTのカートリッジでは魅力的だが、SUPとの組み合わせでは
 
音色がどうのこうのという前にミスマッチなロスを感じる組み合わせだと感じました
 
 
 
 
やはり、低インピーダンスの静けさと力強さを両立するには
 
3Ωの入力トランスがベストマッチングなんですね
 
 
真ん中の「Tオーディオ製の銀線トランス」も爽やかに綺麗な素晴らしいサウンドを奏でました
 


以前聞いたT30も素晴らしかったです、何か世界が広がったような感覚を覚えています
 
今思えばオルトフォン純正のトランスは全てバランスが良かった、気がします
 
 
 
 
と、こうなるとAシェルを愛用する方は、
 
当然ながらSPU-GTのトランスでAシェルを鳴らすのが良いのではないか
 
と、誰もが思いませんか・・・・
 
 
 
当然です!かつてやりました、写真は有りませんが
 
 
 
 
同じことを考えるおバカなオーディオマニアの方々へ忠告です
 
このブログは真実が何も書かれていない妄想ブログだと決めつけている方が居ますが、まあ否定しないのですが
 
 
これだけは聞いて下さい
 
SPU-GTのあの素晴らしく力強く奏でる、音の鮮度の良いあの小さなトランスは
 
あの場所だから、あの音を奏でるのです
 
 
あの数センチのリード線だからあの音なんです
 
 
 
あんな狭い処にムーヴィンぐコイルと昇圧コイルの二つがくっついていたら音が悪いだろ、もっと離したほうが良いとか
 
あのトランスでSPU-AGTを作ろう、なんて馬鹿な発想はしないほうが良いです
 
 
 
 
ハッキリ言って、「音が悪いですあのトランスは」
 
取り出すと寝ぼけた音しかしません
 
 
 
 
 
 
 
ここから数十年前に話は戻ります、若い頃の話です・・・・・、
 
イヤー残念、やっぱりGシェルのあそこでしか威力を発揮しないトランスなんだな~
まあいいや気が済んだ元に戻そう、明日からまたあの元気なサウンドを奏でてくれ
そうそうカートリッジのカバーや、埃よけのゴムカバーは外したままでいいや、このほうが音が良いし
そうだこのスプリングのリード線なんて絶対に音が悪いに決まってる、余っている8Nのリード線に替えよう
ハンダを付けて・・・・
 
コテを近づけると、コイルの磁力で、きゅっ、かちッ
 
付いていたハンダがコイルに、ぴゅっ
 
 
 
ぎゃ~!、先っぽ替えるの忘れてたー
 
 
 
裸のSPUのコイルにハンダが飛んで断線し
 
二度とあのSPU-GTが素晴らしいサウンドを奏でる事はありませんでした・・・
 
思い出したくもない悲しい事件でした・・・
 
 
 
教訓、
SPUのアンダーカバーは外してはいけませんよ~、ゴムカバーを外せば音は良いですが寿命がちじみますよ~、GTはあのスプリングも含めての音ですよ~

WE入力トランスの音の良さは、神話か実話かウソか

2023年04月04日 19時13分12秒 | オーディオ


少なくとも嘘ではありません、確かにWEでなければ奏でられない魅惑の音があります

 

が・・・

 

修理・調整から帰ってきたEMT XSD-15で、

このところWE285LとWE618Bの美魔女の幻想的な誘惑に心奪われ

夜な夜な黄泉の世界でサウンド陶酔しているのも事実です

 

 

が、ほんとにWEトランスの「魔音」は音が良いのかと聞かれれば

音が良いとは言い切れません

 

特にSPUとの相性はいいとは言えません

 

 

私の愛用のカートリッジは、オーディオニックスが輸入していた時代の
 
古い「SPU-AE」です、ダンパーはオリジナルのままです
(先日FBで古いSPUはダンパーが硬化してまともな音を聴いている人はいない、と書かれた投稿がありましたが、ダンパー交換するのが簡単かもしれませんが、オリジナルの素晴らしい音を保つのは日々大変な事で・・・・、と書こうと思いましたがやめました)
 
 
このSPU-AEの昇圧にはJs6600のトランスを使っています

 

巷でSPUとWEトランスがベストマッチングと高値で販売している店がありますが

 

確かにオルトフォンとWEトランスは「煌びやかで魅力的なサウンドを奏でる」ときも有りますが

 

それは決してベストマッチングで奏でているのではありません

 
ミスマッチングなのですが、ミスマッチングが酷い音になるとは限らないのが
 
オーディオの楽しい処でもありますね
 
 
 
煌びやかな音になりますが、それで違和感なく聴けるのであれば
 
それは他のオーディオ機器の調整が今一つなのだと思います
 
 
 
オーディオ機器が問題無ければこの組み合わせは、双方の魅力を奏でません
 
 
 

WEトランスは入力30Ω、SPUの出力は3Ωこれでは、トランスの入力インピーダンスが高すぎます

 

EMT等の出力の大きなカートリッジで無いと

WEトランの評価は出来ないと思っています

 

 

 

個人的にはSPUのあの音が好きなので、

SPU&Js6600これが私の音楽再生リファレンスカートリッジであり

 

バランスも良く最も魅力的で、

私の求める力と躍動感のある音楽を奏でてくれます

 

 



では、EMT XSD-15の魅力はというと、何というか



正しい音のリファレンスというか、

スッキリさっぱり味付けの少ない、素直なサウンド

 

SPUに比べるとフラットで味気ないサウンドにも聞こえますが、その分正確性があると思っています

 

 

 

SPUは音楽性があると云えばありますが・・・・・、ハッキリ言って分解能が低いです

大きな声では言えませんが、かなり低いです

 

低域がもごもごという時もありますし、ピーキーな金切り声を上げるときも有ります

音がはっきりせず、籠ったような曇ったような時も有りますが

 

 

でも、それが音楽性があるというか、

音楽を聴いていて一番楽しいカートリッジなんです

 

 

そんなSPUと反対の「正確な音の確認」を楽しめるのがEMT XSD-15でした

素直なだけに、

 

WEの二つの昇圧トランスの魅力的なサウンドの違いを見事に奏でてくれています



個性的なSPUと違い、素直な音のXSD-15のほうが

トランスの音の違いを明確に奏でますね

 

WEトランスだけでは比較にならないので、

XSD-15純正のトランス、EMT STX20も加えて聞き比べてみます

 

 

このトランスを簡単に言うと、血液型

 

A型で端正な美魔女285L 

B型で年齢不詳の魅魔女618B

O型のスッピン美人STX-20

 

といった感じです

上記写真は前回のSPUでの聞き比べの時のです、新井さんのトランスもよかったです

 

 

 

WEはどちらも音が良いというか

魔女ですね、騙されているだけかもしれません

 

 

しかも魔女は自意識過剰

自分の美しさを表現できる環境が調っていないと

 

とんでもなく気難しい悪の魔女になる

カートリッジの整備・調整が完璧、アームの調整はもとより

その美を汚してしまうノイズがあっても上手くならないWEの魔女トランスです

 

ほんとに気難しい魔女たちですね

 

 

何故か、STX20はハムノイズが多かったですが、それが気にならないサウンドでした

 

STX20は素直ないいトランスですね、正直これで十分と思えます

 

 

WEのトランスはどちらも艶やかで、派手です

確かにWEでしか奏でられない色合いになります

 

 

若い魔女285Lと、歳喰った618B魔女ですね。

まあどちらも魔女です、

その美に疑問を持たず、惑わされてもいい、

酔わされているだけでいい

底なしの沼に落ちてもいい

 

 

そんな危険を冒すより

素直なスッピン美人が一番いいかもしれませんよ~

 

 

 

まあ自己責任で楽しんでください

 

ただ私は、

なんだかWEを更なる神話ブームにしようとして一儲けをたくらむ方々に

一言いたいことがあるのですが・・・・、また今度にします、

 

 

 

一言いいます、WEや聴いていない良いものは世の中に沢山あると思いますが

 

が!

 

私が言う事ではありません、が

モノを探すより、今を楽しみましょう

 

 

オーディオは不思議なもので、次はあれが欲しいなー

これを入れたら音が良くなるだろうなー

と、思った瞬間に音が悪くなります

 

他に欲しいものがあるうちは絶対に鳴りません

 

 

オーディオ機器を上手く鳴らす秘訣は、

ただ一つ

今自分の手元にあるオーディオ機器が世界一!

そう思い込んでオーディオ機器と対話して機器を使いこなしましょう

 

私はいつもそう思って聞きこんでいます

 

雑誌や販売店の方に

「これすごくいいですよ~」

「これにすると世界が変わりますよ~」

「この世界をしらないなんて・・・・・」

 

そんな言葉で誘われたら

 

大きなお世話、

俺んちは世界一のサウンドが鳴り響いてるんだぞ~

欲しいもののなんざ何もねえ!

 

そう心で叫んでください

 

きっと、あなたのオーディオ機器はそれに答えてくれると思います

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・たぶん

 

 

 

 

・・・・・・・・・、

 

 

 

・・・274Aだれか譲ってくれー