音が良い
音が良いのは、もちろん良いことなのだが
どういったら良いのか、今までも何度も書いてきた事ですが
音が良いといっても、困りものの時がある
思いこせば、ALTEC515Bを励磁に改良して、得たものは多い
艶やかさ、滑らかさ、音の立ち上がり、切れの良さ、音の張り
逆に励磁にして、音的に失ったものは
砂嵐のようなざらつき感、
制動が正しく動作しない為に、余分な歪みによる、ど迫力
ざらつきと、歪み
良い音を求めるオーディオには、あってはならない表現であろう
切が良いのではない、ざらつきの
「ジャーン」
制動の効かない、余分に揺れ続けるコーン紙が出す
「ドッカーン、ずっど~~ん」
懐かしい音だ
自然界に存在する音も、良い音ばかりとは限らない
ギギギぎ~~、ぐわんぐわん、バリッンバリン
嫌な音も自然界には、たくさんある
嫌な音があるから、人は美しい音色が聴きたくなる
美しい音色に、心癒される
美しい音色、楽しい音色、良い音、と
いろんな音があると思う
だが
この
大型セレン整流機で電源供給された、515が奏でる音は
良い音
整った、淀みや、濁りのない、良い音
誰がどう聴いても間違いなく、天下一品の、良い音だ
素晴らしく良い音・・・・・・・
困った
私はあまり良い音には、興味が無いようだ
外野:良い音に興味が無いなら、なんでWEなんか目指すの?言ってる事が矛盾してる!
そう言われるかもしれませんが
WEが好きで、目指しているのは
単に音がいいから、だけじゃないんです
WEの音は「魅力的」なんです
膨大な費用と時間をかけて、優秀な技術者達が創り上げた音は
説得力のある、魅力溢れる音
それが、たとえ原音とは違う真実でない音で
多少演出された音でも構わない
演技や演出でも、
例え騙されても
あの「引き込まれるような魅力的な音」なら俺は騙されても良い
偏見と無知かもしれませんが、それが私にとっての、WE
むろん、音が悪ければ話にならない、
音が良いのは当たり前、その上での魅力
良い音の条件の一つは、歪まない整った音?
WE274Bという整流管をご存知でしょうか、300Bを上手く鳴らす必須アイテムだ
この整流管を使うと音が整う、
当たり前だが整う、
だが、ただ整うのではない
その音の整い方が感動的なのだ
並みの整流管は、
幼稚園児に先生が「はーい、良い子はちゃんと並んでね」
ハ~イ、といった類の整い
よく出来た整流管は、高校の体育部のようにきちんと整う、普通に整然と
WE274Bは、日体大のあの行進のように、ただ整うだけでなく
その整いに「誠の演技力と躍動感」が加わる
だから聴衆に「感動」が与えられるのではないだろうか
オーディオ機器を使って音楽を聴く真の目的それは、
やはり音楽を聴いて「感動を得ること
良い音が出て、聞きながら「感心」するもの良いかもしれないが
聴き終わったとの、感動と充実感
オーディの醍醐味であろう
さて、話は戻って
今の我がシステムはこれがない、
要は良い音なんだが、なぜか感動がない
チャチな電源のときは、晩度ではないが
結構感動が得られた
セレンに変えて数十枚のレコードを聴いたがまだ、なぜか感動する様なことがない
聴いてて、ワクワクどきどきしないから
つまらない
つまらないのに聴くから、余計つまらない。
だが、元には戻せない、
進むしかない
なぜなら、それがオーディオマニアだから・・・・・・・・・・・・