音楽を聴くにはステレオの電源スイッチを入れる
当たり前
我がシステムは、マルチアンプでもないシンプルなシステムのわりに
いろんな電源スイッチが非常に多い気がする
電源を入れる順番は、まず励磁スピーカーの電源が3台
一番最新作の515FC用セレン整流電源が二台
なんとも折れそうな、頼りないプラスチックのスイッチだが
このスイッチはT氏がどこかで見つけてきた、ロシアの航空機用の軽量スイッチ
なぜここに航空機用の軽量スイッチが必要なのか
T氏以外その答えを知らない(笑)
同じ帯域の音を再生するのになぜか違う電圧のもう一つの電源、
無論同じ電圧に合わせることもできる
左右のそれぞれのユニットに供給してるではなく
上下の各ユニットに供給している
電圧を変えるアッテネータもどうやらロシアの軍用らしい
何の拘りがあるのか誰もわからない
電源が出来上がった時T氏は「米軍の機械みたいでカコイイ」とメールしてきたが
なぜかロシアテイストに仕上がっている
eベイでイギリスから仕入れた整流器のセレンも種類が違うが、
これは私が揃えたので文句は言えない
そしてつぎに、A5の形をした、眩しさを防ぐ専用ケースに入った
288FC用タンガーバルブ整流電源を投入、これもT氏作
バスレフダクトの穴から手を突っ込んで回すスイッチ
このスイッチは、抜き差し可能なキースイッチが付いている
なぜ、タンガー電源にわざわざ取外して持運べる、キースイッチにしたのか聞くと
T氏曰く「たまたま手元にあったんだけど、カッコいいでしょ」との事
よく分からない
この励磁スピーカーの電源を入れる作業が、普通のシステムより余分な作業だろう
スイッチも様々で面白い
次に電源を入れるのがフォノイコライザーの電源
フォノイコライザーといっても、
WEのオリジナルLINEアンプ141Aを改造したもの
その名の通りWEのコンデンサーと抵抗を使いCR型のイコライザーに改良した
これが今もっぱらのお気に入り
このイコライザーに電源を供給するのが、
WEー18A電源、むろん泣く子も黙る274Bによる整流
このWE141A、WE18A共にオリジナルだが、
このブログで知り合った
WEエンスージストのWE22様に教えて頂いた方式で、フォノイコに改良したもの
自分で改良を始めたが、上手くいかずT氏に泣きすがってやっとのことで
渋々イコライザーに改良してくれたもの
T氏曰く「こんな簡単なものでいい音がしたら、一生懸命フォノイコ作っている人の立場がないよな~~」
と、かなりブツクサ文句を言いながら、嫌々仕上げて頂いたもの
このフォノイコは物凄くいい音です、WEの音の濃さがかなり滲み出ています
つぎにLINEアンプwE120Aレプリカの電源
WE120Aを作った方はお亡くなりになってしまったが
供給している20Aレプリカ電源を作ったのもT氏、
この時は真面目に作ったか、まともなスイッチが付いている
20A電源なのだが予算の関係で
300Bは使っていないが、ここでも整流だけは贅沢にWE274Bで整流している
この20Aアンプはもう1台のLCRイコライザーのアンプ部にも電源を供給している、
次に電源を入れるのがターンテーブルのモーター
モータースイッチを入れるとバチと音が出るので、
あらかじめモーター電源を入れてモーターを回しておく
自称プロのS氏の手により完ぺきに調整しあるので、モーターが回っても回転音は全く無し
ただ赤いパイロットランプがつくだけです
このターンテーブルは、モーターを回しておいて、後から手動でギアをガシャンと入れるタイプ
ガラードのようにモーターとギアが同時に入るのが理想的なのだが
こいつは電源とギアが別々なので
たまにモーターを切るのを忘れてしまうことがあるのが欠点だ
そしていよいよパワーアンプ91Bレプリカに電源を入れる
この91BはWSIで昔キットで発売されたものを、私が組み上げその後
素晴らしい薫りの、古い単線でワイヤリングし直して
コンデンサーや板抵抗など、ななりの箇所を拘って改良したもの
使っている真空管もそれなりのものを繋いでいる
整流は当然ながらWE274A
WE300Bを使うのに274A以外の整流は考えられない
91B電源投入と同時にボワ~ンという音がして
しばらくすると、シャーという、心地よいノイズが聞こえてくる
真空管の灯はほとんど見えない
これで全ての機器に灯が入った
電源を入れたのは8台の電源
セレン二台、タンガー一台、274B二台、274A二台、
そしつ211アンプの時は、水銀整流
我ながらなかなかの整流機マニアぶりだ
アンプは交流点火に拘り、パワーアンプ、イコライザーアンプともに交流点火
励磁電源もわざわざリップルを残し交流テイストを入れている
灯が入ったことは、パイロットランプや真空管の灯などの目に映るよりも
残念ながら耳で確認ができる(笑)
人間は静かだが、装置はおもいっきり騒がしい
だが不思議なもので、音楽が掛かれば全く気にならない
天空のWEから見下ろせばまだまだの音でも、
地上のALTECから見上げれば、なかなかのもの、
かなかなの音に仕上がってきた、皆様、感謝感謝です
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます