ゴールデンウイークのお題として取り組んでいた
フローティングボードが今頃になって完成した
もとはと言えば厚手の合板がホームセンターの切れ端コーナーに
大量にしかも1枚150円にて販売されていた
これを6:4に切断してカット料50円、板1台分合計200円、4台分で800円
マグネットは以前Tオーディオで大量に仕入れてあったもの
これで、ちょー安価なマグネットボードの制作に取り掛かった
フローティングボードの始まりは、借りてきたマグネットフロートボードに
空芯コイルを使った、WEオイルコンネットワークを乗せた際に、
ふわっと、声が浮き立ったのがきっかけ
これは良いと作成を始めたのだが
最初に製作したのは一番効果がありそうな
プレヤー台
ガラード301のプレーヤーをマグネットでフローティングしてみたが
失敗とは言わないが、失礼ながらトーレンスみたいな音になってしまった
ガラードの持つ、響き、エネルギー、キレ、音の芯、等のガラードの良さが
半減してしまった
もちろん音が悪くなったわけではない
ただ私のガラードのイメージの中での良さが半減してしまった
結局がラードはフローティングした状態では使わずに、スペーサーを挟んでリジッドにて使用している
フローティングの魅力は
雑音が消える?濁りが無くなるのか
SN比が上がったように感じ、声が浮き立つ
高域が伸びたように感じる
様々なメリットはあるが
我が家の一番の問題は、軟弱な床で床を足でドンドンと叩くと
いろんな音がスピーカーから出てくる、この雑音を無くすのが最大の目的
だが当然フローティングのデメリットもある
最大の難点は
低音の量感が無くなる、ズッドーンとか
の迫力が無くなってしまう
ズッド-ンの、エゲツないこれが良いか悪いかの議論はまた別に
とにかく低域の量感が無くなる
これらを踏まえたうえで今回のフローティングボードの導入を決めた
同時に作成した4台のマグネットフロートボード
一番効果があったのは最初に載せたプリアンプ
なんちゃってWE120Aラインアンプ
音のにぎやかさが失せた、
かなり静かなアンプになった気がする
その分ガサツとも言える迫力は多少色を薄めたかな
ボードは全て三点支持のフローティング
なぜ4点支持にしなかったのと言えばマグネットの数が足りなかった事と
ほとんどの真空管アンプはトランスが後方に積んであるので
前方が軽く、後方が重いので前方一組、後方二組の
三点支持で設計、置く場所でバランスを取った
これは意外にバランス良かった
左右を支えるのはボールベアリングにて支持
支柱がボード本体にあたり、当初動きがぎこちなかったボードもあったが、
全てこのボールベアリングと支柱の微調整にて解消、
かなりの重量の重りを載せても
ギシギシいわずにスムースなベアリングの動きで解消、我ながら良い出来だ
このボールベアリング1個350円を1台につき4個使用、出来の悪い2台はもう一個追加して5個使用した
このベアリングの部分が接触しているので、
完璧なフローティングでは無いと言われればそれまでだが
上下の動きを支持するところは無い
左右にこのベアリンがあるだけなので、90%のフローティングシステムと言っていいのかな
でも効果はかなりある
パワーアンプ91Bも完ぺきにフローティングした
配置も多少変更して放熱空間を広げた
パワーアンプのフローティングは音そのものよりも
へたくそな配線ワイヤリングからだと思うが
片方のアンプのパネルを叩くとスピーカーから音が出ていたのだ
ソルボセインゴムを挟んで、二重の板で対策していたが
それでも床をドンドンとやるとスピーカから音が出ていた
これがフローティングボードの設置で全く無くなった、
どんなに床を蹴りつけてもスピーカーから
音が出ない、これは当たり前の事だが、すばらしい
もちろん
タンガー電源も行った
一番効果は薄かったが無論効果はある
ほとんどの真空管アンプをフローティングして
静粛さを手に入れたが、
失ったものは、エネルギーと量感
もう一度セッティングをに詰めよう!