鳴らしこみに悩んでいるオール励磁システム
まあ、ツイーターはマグネットだから突っ込まれるかもしれないが
ツイーターはほとんど音出していないので
2ウエイシステムではALL励磁システムとなる
前回も同じように鳴らしこみとして
電圧調整にて音創りを行ったがその続きで
ALTEC288Cのオリジナルの磁束密度は16,000gauss
それを励磁にした288FCでは
オリジナルのアルニコ515Cのペアで使っていたときは少し上げて、25V18,280ガウスで使っていた
励磁に改良した515FCを使用時は24V18,120Gauss
それにシルバーマイカコンデンサーを0.8μつなげて繋いでいる
こちらのほうが彩りが良い
25Vでこのマイカを使うと少し音がキツくなる傾向になる
0.8μfは視聴の結果のベスト数値なわけではない
このシルバーマイカコンデンサーの音の良さを教えて頂いた
パラゴンさん宅にあった物をかき集めてきてやっと集まったのが
約0.8μしかなかった、以前の視聴で1μはほしい所である
が無いものは仕方ない
ドライバーの調整としては、アッテネーターの量と共に電圧とコンデンサー
量と、張り硬さと、彩りが調整できる
コンデンサーを入れると彩りと共にまとまり
いや、塊?
悪く言えば音がダンゴになる
励磁スピーカーは音やリアリティーは勿論良いのだが、こと
エネルギー感、我々が聴きなれた歪み感と言えば良いのかな
これが足りない
コンデンサーの追加により、このエネルギー感も加わる気がする
今度は低域
ALTEC515Cアルニコのオリジナルの
磁束密度は 14,750gauss
我が515FCの磁束密度を測って頂いたが
28Vで15.270
27Vで14.950
26Vで14.680
25Vで14.540
24Vで14.220
23Vで14.080
もっと下まで測れば良かったが測ったのはここまで
前回も書いたが、いまの使用状態はオリジナルの磁束を下回る
23Vの14.080Gaussにて使用している
マグネットでのメーカー公称値の14750は26Vにすれば出るのだが、
音が硬い
下げて下げて下げてこの数値に今は収まっている
高域の288FCでは少し上げて使用し
低域の515FCでは逆に少し下げて使用している
おもしろいものである何がベストなのかまだわからない
オリジナルの数値は無視できないと思うが
数値や特性がそのまま音に反映されるわけではない
整流電源も数値的は全く無駄が多く特性の優れていない
タンガーバルブ電源が音が良い
特性や数値だけではない音創りの愉しみ
今はインターネットで色々な情報が溢れていて
スピーカーの鳴らしこみでも、様々な鳴らし込みの
テクニックが公開されていて参考になるが
残念ながら15インチダブルウーハーの励磁はあまり行っている人がいない
大音量、大迫力の鳴らし込みの情報があまり入手できない
そういう馬鹿げたオーディオやる人は
励磁の世界に入ってこないのかもしれない
だがオリジナルと言えば怒られるかもしれないが
更に大きなTA-4181Aの18インチをダブルウーハーでフロントロードをかけたシステムが存在する
多分私は聞くことは出来ないだろうが
先人たちの情報を頼りに手探りで何とかしてみるしかない