Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

本 「好日日記 季節のように生きる」

2019-03-08 | 

 昨年映画化された、森下典子さんの「日日是好日」の続編が出版されたと新聞で知り、すぐに図書館に予約した。 長い間待って先日ようやく案内が届いたので借りてきた。

 タイトルは、「好日日記・季節のように生きる」である。 

 ” 春になれば、至る所で草が芽吹き、草木にいっせいに花が咲く。 そんなこと、誰もが幼い頃から当たり前だと思って暮らしている。 だけど、ある日、まぶしい若葉を見て、卒然として気づくのだ。 私たちはものすごく不思議なことに囲まれ、それを不思議とも思わず暮らしているのだということに… ”

 👆は、表紙カバーの内側に書かれた本文中の言葉です。 「冬の章」、「春の章」、「夏の章」、「秋の章」。「ふたたび冬の章」まで、一年を二十四節気にわけて日記風に一年の生活をお茶との係わりのもとに綴っておられる。とても読みやすく、親しみやすい文だ。 茶道を通して、毎日の暮らし、人の生き方を考えさせてくれる。

 私もやがて30年余り、茶々姫さん宅に通い茶道を習っていながら季節の変化さえ無頓着な生活を送っている。 床に茶花を生け、季節ごとのお軸やお茶碗などの茶器、主菓子など毎週木を配って用意してくださる茶々姫先生の気配りもその場限りで聞いている。
 昨年から弟子の交流も兼ねて、「禅deさろん」と言うお便りを手書きコピーで発行し始めた。 私も時には、主菓子やお茶碗などの写真をこのブログにアップするが、ただの気まぐれにすぎない。 この本に書かれているように、もっと季節に寄りそった目で暮らしを眺め、茶道の記事を載せていきたいと思った次第です。

 今は、「啓蟄」の頃、やがて「春分」になる。 👇は、著者の描かれた絵「菜種の里」。

 👇は、「圓窓桜図茶碗」。
 👇は、図書館で借りた他の茶道の本とともに…。