Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

男声合唱団 ”K&Crew” 演奏会

2012-12-03 | 合唱

 連休に風邪をひいた後も、ボランティアや観劇などの予定が入っていてゆっくり休めぬままずるずる日を過ごしているうちに、お隣に不幸があり通夜、葬儀の受付のお手伝いをした。だが、そのうち熱っぽさもとれたので、予定通り”K&Crew”の演奏会を聴きにウイングウイングへ出かけた。12/2(日)の午後である。

 ギリギリに着いたら、満員御礼でパイプ椅子を出すので待ってくれと言われ、最上席で聴くことになった。前MiTU代表のSAさんがオープニングのステージを返上して椅子のお世話をしておられた。

 ステージの上に、トップ写真のパネルが置かれている。結成40周年記念、第34回演奏会、高岡での演奏会は初めてだそうだ(市民会館サロンコンサートや合同のものはあるが)。活動の場は主に呉東らしい。
 指揮は、桑谷泰之さん。合唱団名の”K”は、桑谷さんの頭文字らしい。女声や混声に比べ男声合唱の楽譜はとても少ないと、両手の幅で量を示し、次に親指と人差し指で1センチ幅を示し、笑わせておられた。自然、指揮者自らが編曲せざるを得ず、桑谷さん編曲のものがほとんど。(写真は、最上階からではっきりしないが、↓は第1ステージ
           

 まず、男声合唱の定番(だそうだ)の組曲「富士山」(草野心平作詞 多田武彦作曲)。
 ♪麓には桃や桜や杏さき…♪の第1曲から、♪降りそそぐそそぐ 翠藍ガラスの 大驟雨…♪の第5曲まで富士の変化を一気に。ここでも気になったが、一曲ごとに拍手が起こり、曲想が途切れる気がした。ましてアカペラだし、シンフォニーと同じように、組曲も全体で1曲かと思うが。歌っている人や指揮者はどうなのだろう。拍手がある方が嬉しいのかな。

 ↓は、第2ステージ。K&クルー愛唱歌より、「秋の日暮れ」、「夜空ノムコウ」、「筑子唄」、「落葉松」、「12人の盗賊」、”Ride the Chariot”。             

 「12人の盗賊」はロシア民謡、”Ride the Chariot”は黒人霊歌。ロシア民謡と黒人霊歌は男声でしか歌わない曲、と紹介された。地の底から響くような歌声がロシア民謡であり黒人霊歌なのだろう。ダーク・ダックスを始めとする男声カルテットの愛唱歌を思い出した。

 第3ステージで初めてピアニストが登場。老月千晶さんである。赤いドレスと力強いピアノの音色。ここまでずっとアカペラだったので、ピアノの存在感がずっしりと。              

 曲はすべて桑谷さん編曲の「地上の星」、「少年時代」、「北の宿から」、「秋桜(コスモス)」、「あの素晴らしい愛をもう一度」、「見上げてごらん夜の星を」の6曲。間に、「みんなで歌おう」コーナーがあり、「この街で」と言う新しい曲を教えてもらい、皆で歌った。他の曲も一緒に歌いたくなるほど楽しく、素敵なハーモニーだった。最上席の私からは団員の顔の表情は見えなかったが、最前列にいたMiTUのKAさんによると、「みんなとても楽しそうに歌っておられたよ~」。