Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

金沢・おとめ系ツアー

2010-10-06 | 旅行
 いつだったか、どこでだったか、ようこ姫さんの親戚の青年の津軽三味線コンサートの話を聞いた。 私は、生まれた土地柄のせいか、三味線は好きな楽器の一つで、リタイア後は習いたいとさえ思っていた。 なぜか太鼓になってしまったが…。
 その青年が、永村幸治くん。 金沢でコンサートがあると言うので、お茶教室の5人がツアーを組んで出かけることになった(ちょっと追っかけの気分)。 こんな話はすぐまとまる。 それが、10/2(土)のこと。 まず、ようこ姫さんがわざわざ買った”るるぶ・金沢・おとめ系”(おとめ系に笑ったが、本屋にそれしかなかったとか)を参考に元おとめ達はコースを練った。

 午前は「ひがし茶屋街」、そこで昼食、午後は「しいのき迎賓館」を経て、「県立美術館」へ。 夜は「コンサート」。 ざっとこんなプランを立てた。

 当日、出発前からハプニングがあり、9時半の出発が大幅に遅れた。 トヨタ’プリウス’で、ドライバーはようこ姫さん。 私は助手席に座ったが、ナビの役目も果たさず喋ってばかり。 付き合いの長い仲間同士で、気安く喋れ、喋りたくない時は誰かが喋るのを聞いている、気楽な雰囲気だが、ドライバーさんは気が散って大変だっただろう。

 金沢市内の永村家に直行し、車を止めさせてもらう。 お母さんが近くのバス停まで案内してくださり、ふらっとバス(100円バス)に乗ったら、石川県立美術館へ先に着いた。 企画展”加越能の美術~縄文から江戸時代へ”を見る予定だったが、チケットを買う前に、ランチに変更。 昼近くなっていたし、噂の
スゥイーツの店 ”ル ミュゼ ドゥ アッシュ” にランチもあり、値段も手ごろとわかったのだ。 5人いると、誰かが、何かを見つける。

 H 
(アッシュ)は、博啓(ひろのぶ)のH、石川県出身の人気パティシェ、辻口博啓さんのお店らしい。 店内はいかにも美術館風だ。

         

         

 ランチメニューが二つあった。 「加賀野菜のクロワッサンプレート(スープ付)」が850円、と 「米粉のパスタ J麺 金沢風ボスカイオーラ(スープ付)」が1,050円。 
              

 下は、クロワッサンプレート。 ”発酵バターが香るサクサクのクロワッサン、加賀蓮根の歯ごたえが心地よいミュゼ風とうふハンバーグ、大根おろしとバルサミコソースでさっぱりと”とメニューに注釈がついている。 バルサミコソースとは、ブドウの果実酢で作るソースとのこと。 運ばれてくると、つんと大根おろしの香りがした。
         

 次は、米粉のパスタ。 同じく、メニューには、”アオサ海苔のフォカッチャとカボチャの濃厚なスープ 石川の旬が味わえるパスタセット。 旬のカブ、たっぷりのキノコ、秋の味覚が存分に味わえるソースに色どり鮮やかな野菜を盛り込んだやさしい味わい”と注釈が…。
                

 ボールのように丸いのがフォカッチャ(イタリアのパン)。 ボスカイオーラは’木こり風’の意味だそうでキノコたっぷりのパスタのこと。 蕪、ニンジン、菜っ葉など野菜もたっぷり。 J麺とは、辻口氏が開発に携わった世界初の日本の米100%の麺だそうだ。 柔らかなうどんのような舌触りだ。 わからない言葉だらけで、ウエイトレスさんに質問攻めだった。
           

 とろりと濃厚なカボチャスープは、絶品だった。 なめたいほど、とはKaさんのことば。 喋りながら、味わいながら、取材しながら、時間をかけていただく。
 満足して店を出た時は、もう誰もが美術品は見なくともいい、心境だった。 意見はすぐ一致する。 で、広阪の「しいのき迎賓館」まで腹ごなしに歩いた。