10月21日の大雨により大瀬川が増水し、やなが流され全壊・・。新聞報道で知った時、胸が痛く
なりましたが、延岡水郷やなが10月31日に再架設
されたと聞き、延岡に住む義母と一緒に家族で鮎やなへと行って
きました。
日(日曜日)、お昼前に行きましたが、正午を過ぎる頃には、広い店内も満席
となりました。
(鮎やなについて)
鮎やなは川の流れを堰き止め架設するため、大事業になります。杉や松の丸太を組み合わせた「ウマ」と称する高さメートルほどの柱を川を横断する形に立てていきます。ウマにはムシロで編んだ袋状のカマス(かまげ)に石を入れたものを重しとして載せます。
また、水につかる部分には、鮎が下流に下れないように、竹で編んだ立て簀(ス)をウマに立てかけます。最も神経を使うのが、落簀の前の棚つくりです。鮎は、落簀に水が流れていないと落ちてきませんので、段差を上手に細工しなければなりません。(延岡観光協会ホームページより)
アユは美しい色と香ばしい味わいから「香魚」ともいわれており、五ヶ瀬川で焼かれるアユの香りは、「かおり風景
選(環境省)」に挙げられるほど延岡を代表
するものとなっています。
鮎料理の他にも、チキン南蛮などの料理も揃えてあったり、オープンスペースの場所があったりと、楽しめる工夫がたくさんありました。進化しているんですね。お店の対応もとてもよかった
。
延岡に立ち寄りの際は、ぜひ味わっていただきたい郷土料理のひとつです
★住所:宮崎県延岡市大貫町3-718
★TEL:0982-23-1905 (国技館) 0982-23-1193(鮎乃茶屋)

11月3日(木)文化の日。「KITEN」ビル


朝9時30分に受付を済ませ、フロアーで待つもののたくさんの人であふれる


オープニングは、橘太鼓「響座」の太鼓演奏。勇壮な太鼓の音


その後、新しいお部屋の香りと素敵な笑顔


1階がローソンや宮交バスセンターやおみやげ

7階は宮崎商工会議所。まちづくりの核


表彰される西健次さん
正午からは、宮崎観光ホテルに会場を移して祝賀会。会では「KITEN」の愛称が選ばれて経緯などが紹介されました。ちなみに読売巨人軍の原辰徳監督が応募総数3,919点から選んだものです。
選ばれたのは、宮崎市在住の西健次さんが寄せた愛称



(ロビーの見学で見つけた人形)
会では、今週日曜日にTBS「がっちりマンデー!!」に出演



(みやざきてげうま国際夜市について)
また、KITENビル周辺の高千穂通りでは、みやざきてげうま国際夜市が明日から開催されます。
今月の



8階 コンベンションホールより
(Massage)
最近話題の少なかった宮崎では、久しぶりのシンボル的なビルの登場です。宮崎の活性化、中心市街地の活性化へのキックオフ

まちづくりって、ドーンとホームランのようなイベントや仕掛けではなく、今日の、そして今の仕事にどれだけ「感動



がんばろう

地域住民に愛される「本谷昭和橋」は昭和2年に架橋。美しい3連めがね橋。
宮崎県日向市富高川上流、本谷地区に架かる秀麗な3連の石橋は、門川町の石工 小山宇太郎によって設計・施工され、多くの住民が作業
に加わったそうです。(写真は守田陽子さん撮影)
橋長17.2m、幅員2.8m。現在も現役のめがね橋です。
小山宇太郎は、鹿児島県川内市で石橋づくりの修行したと言われています。
2重に積んだアーチを支える橋脚は細くなっています。橋面を低く保ち、また、偏平なアーチを避けるためにわざわざ3連にしたものと推測されます。要石の上はすぐ橋面となっており、土被りの部分が薄いことも特徴
です。(土木遺産in九州のホームページより)
使われている石は、隣の門川町産、阿蘇溶結凝灰岩(門川石)が使われていると言われています。
この地区では、住民達がみんなで「春には菜の花、夏にはひまわり、秋にはコスモスを植えているよ。橋の写真撮るなら、花が綺麗な時期に連絡
を入れるよ」とおっしゃっていただきました。地域の宝もののように、話してくださったことが今でも印象に残っています。
(感想)
90年以上も地域の人達に利用されている本谷昭和橋。架橋時にこの本谷地域の方も作業に参加されたことと思います。その子孫達がまた橋をともに生きていることに、地域で生きていくということを改めて考えさせられました。橋や神社が地域の絆のシンボルとして、今後もこの橋が末永く残っていくことを願いながら、橋を後にしました。
第三五ヶ瀬川橋梁は、森林セラピーロードで第二の人生をおくる。
日之影町八戸ダム上流に架かる11連のコンクリート桁橋と鋼トラス及び8連の方杖形のラーメンからなる珍しい橋梁。
ダムの湖面に映える人工美のトラスの赤と自然美の緑が織りなすコントラストは圧巻です。
第三五ヶ瀬川橋梁は、今は廃線となった高千穂鉄道が走っていました。
この高千穂鉄道には、この他にも当時の技術の粋を集めた橋が架けられており、橋ファンにはたまらない撮影
コースです。
■所在地 西臼杵郡日之影町 日向八戸 ~吾味(旧高千穂鉄道)現在は廃線。
■施工年 1939年(昭和14年)
■設計者:熊本建設事務所 設計: 椋本修造/施工者:鉄道省(直轄施工)
■規模等 橋長274.8m、径間/トラス46.8m、ラーメン17.2m(19連)、形式/鋼ワーレントラス及びRC方杖ラーメン、橋台・橋脚/鉄筋コンクリート
現在は遊歩道として余生を送っています。歩道にはベンチを配置され、ゆたかな緑と水面をみながらのんびりしました。
夕方は早く日が暮れるので、遅くても3時位までに行かれることをオススメします。
この付近は、日之影町の森林セラピーロードのコースのひとつです。「TR鉄道跡地散策ウォーキングコース」所用時間50分。距離2.2キロ
http://www.hinokage.jp/therapy/index.shtml
(町の紹介文より)
高千穂鉄道から無償譲渡された「吾味駅」~「日向八戸駅」~「八戸観音滝」間を「森林セラピーロード」として整備しました。
線路には、駅舎、鉄橋、レール、枕木など昔の姿をそのまま残しています。
かつて、列車が駆け抜けた鉄道に思いを馳せて、列車での旅気分を楽しむことができます。
第3五ヶ瀬川橋梁をはじめ高千穂鉄道・日之影線の主要橋梁の設計施工には、コンクリートの権威であった九州帝国大学の吉田徳次郎博士、関門トンネルで生死を共にした釘宮磐、吉田朝次郎、古賀登の各技師、後に京都市に移って今日の地下鉄の基礎を築いた椋本修造技師等、それぞれの分野で日本の土木技術を支えてきた人々の活躍があった。(守田久盛「九州の鉄道100年」より)
棚田100選に選ばれた石垣の村
(周辺観光地)
石垣の村、見立渓谷。森林セラピー基地として、さまざまなイベントが開催されています。
紅葉の季節に訪れたい鹿狩戸橋(かがりどばし)
1931年(昭和6年)、国道218号に架けられた橋。現在は、県道下野・鹿狩戸線にあり、深い谷を駆け抜けるようなシャープで洗練された姿
を見せています。橋梁設計のパイオニアとして知られる増田 淳氏の設計。
上路式鋼2ヒシジアーチ橋 橋長61.7m、幅員8m
紅葉の季節に訪れました。国道218号線を延岡市から北上。旧TR高千穂線に架かるたくさんのキレイな橋
を見ることができます。高千穂町には、橋梁の他たくさんの土木遺産
があり、見所がいっぱいです。
高千穂夜神楽、高千穂峡、天の岩戸神社が有名な宮崎県高千穂町。同町は、スピリチュアルスポットとして、全国からたくさんの観光客
が訪れています。
今日は、「クラシック音楽の日」。一ヶ月前は「橋の日」で忙しい
毎日を過ごしていたことが懐かしい・・。さて、クラシック音楽を生演奏で聞いたのは、20歳の頃
。友人とともに旅行した井の頭公園(東京)で聞いた音楽会だった。
すごい・・自然と音楽が溶け込んでいる
。クラシックって敷居が高く、遠い存在だとこれまで思っていたが、違っていた。こころからの感動だった
そんな感動がいつか、自分の住む街で開催したい・・・自然の中でそして緑に包まれて素敵な音楽が聞けたら誰でも気軽に聞ける音楽会はないだろうか・・という想い
に変わり、気付いたらその夢を語っていた・・。
しかし、その単純な発想も具体的な形になるまでには、10年の歳月
がかかった。
いつ、どこで、どんな風にと、思考錯誤の末、4月29日(みどりの日)に新緑あふれる城山公園で、人と音楽と自然がひとつになるような音楽会を開催しようということになった。 今、考えると会場が城山公園ということが音楽とともに来場者のハート
をつかんだと思っている。
(野点のお茶会他、市内のまちづくり団体が参加して城山は一日賑やかに)
音楽祭のコンセプト「音楽と自然が一番近くなる日」はこのような趣旨から考えられたものだ。そして平成2年4月29日みどりの日に、仲間達
とともに、「みどりの音楽祭」を開催することができた。
(まちづくり絵画コンクールも同時開催)
それから約7年間にわたりさまざまなテーマのもと、音楽祭を開催した。またいつか機会があれば、音楽と自然、たくさんのふれあいができるような楽しいひとときをつくってみたい。
(音楽祭オープニングセレモニーのテープカット)
第2回目の音楽祭からはマタニティウーマンによるテープカットを毎年を実施。最後となった第7回目の音楽祭りでは写真の子ども達が参加してくれた。
。今年は、この子達も二十歳を迎える。月の経つのは本当に早い
(新聞に紹介していただいた)
(音楽祭の活動が宮崎ブロック青年会議所から認められて賞をいただく)

青島の青島海水浴場で本日7月2日「海開き」と「青島トゥクトゥクトローリー オープニングセレモニー」が行われました。

友人の杉田さんや3人の素敵なスタッフの応援のために駆けつけ

ユニークなデザインの三輪自動車は、「トゥクトゥク」と呼ばれ、主に東南アジアから南アジアにかけて普及しています。あのハワイでも走っているんですよ!

ネーミングも非常に可愛らしくて、青島の南国ムード

ぜひぜひ宮崎へ遊びにいらして

サイトはこちら
http://www.facebook.com/aoshima.fan
宮崎市内を悠々と流れる大淀川は、宮崎のまちに豊かな表情をつくっています。 この大淀川に架かっていた初代橘橋は、明治13年医師福島邦成により私財を投げ売って架けられた橋としても有名です。 その人物像について九州朝日放送とMRT宮崎放送に出演し紹介しました。 放送日は下記の通りです。
放送の様子はホームページでも見ることができますので、ぜひご覧ください。
■九州朝日放送(九州管内のみ)
未来への羅針盤
(九州にかかわりのある著名人の、その土地にまつわる逸話や、九州に住む一般の人々の、心温まる物語などを毎回ひとつのエピソードとして取り上げる番組)
6月26日(日曜日) 正午から15分間 (KBC・NCC・KAB・OAB・KKB)
http://www.kbc.co.jp/tv/rashinban/
(ひとこと) 福島邦成の人物像を追っていく企画。スタッフの皆さんの真摯な姿勢に番組づくりへの想いを感じました。
■MRT宮崎放送(宮崎県内のみ、一部鹿児島)
わけもんGT(情熱と好奇心を持ち続ける宮崎の人々へ送る情報番組)
6月30日(木曜日)午後8時から約1時間
http://mrt.jp/television/wakemongt/
(ひとこと) 木曜日のゴールデンタイムの番組。福島邦成と宮崎とのの関わりなど、スタッフの皆さんの地域への愛情というか意気込みを感じました。 番組では初代仮面ライダー本郷猛こと藤岡弘さんが番組にレギュラー出演しています。 記念撮影時、ベルト「タイフーン」の風車(ダイナモ)が無いので変身のポーズをとったものの、友人からはその姿を「ショッカーみたい・・」と言われ、ショック(-_-)
イーッ♪
藤岡弘さんオフィシャルサイト→http://www.samurai-hiroshi.com/
ぶらり、田舎の風景に出かけてみる・・・。
そんな感覚で遊べる場所がある。宮崎神宮周辺だ。
博物館周辺には、鬱蒼として森や古民家もあり懐かしい気持ちにさせてくれる。
(蒸気屋さんの龍馬ラテ)
宮崎神宮といえば、忘れてならない偉人がいる。高木兼寛。彼が郷土宮崎に残した偉業の一つが宮崎神宮の大造営と言われている。
資料によれば、神武天皇御降誕大祭の祭典を行うことと同時に、当時の宮崎宮(現在の宮崎神宮)を大きな神殿に建て替えること、そして神武天皇御降誕の地と言われる宮崎県高原町の狭野神社の神殿も改築しようとするもの。
高木兼寛は、歳でこの大造営に幹事長として就任し、明治
年(1898年)より全国から多額の寄付金を集め、明治
年(1907年)に完成させた。この時に行われた奉告祭が現在、神宮大祭の起源。まちづくりのハードとソフトを一体としてつくった点が、非常に
素晴らしい。また、たくさんのパートナー達が彼を支えたのだろう。先人へ思いを馳せながら、明治人の英知
を感じている。
(この橋は、「ホテルから見える橋、ベスト2」に入っており、マニアの間では有名)
現在、私が所属する宮崎「橋の日」実行委員会と宮崎県との協働事業で、宮崎県内のはし土木遺産を紹介するポスター制作を進めている。
限られた予算の中で作成するため、撮影は自前。
先日、はし土木遺産のひとつ「大淀川橋梁」へ撮影に出かけたときのこと。
写真のテーマは、「大淀川橋梁」「日南線海幸山幸列車」「青い空」「橘公園」「宮崎市街」。撮影する「絵」は、頭の中で描いていたが、撮影現場にいくと、何かが足りないと感じた。しかし、それは目線の高さだとすぐにわかった。
三脚があれば・・と、思ったが、時間がない。撮影する列車は「海幸山幸列車」。列車は週3便、それも一日1回、それもあと10分
。もう間に合わない。
周りを見渡した。あった・・・。マンションを三脚代わりにしようと決めた。
早速、マンションの入り口へ。タイミング良いことに、管理人さんがそばにいる撮影のため、入館を了解いただいた
6階の高さがベストアングルだとわかるのに、そう時間はかからなかった。
待つこと1分。大淀川へ列車が近づいて来るガタンゴトン、ガタンゴトン。小さな列車が、だんだんと大きく見えてくる。
ここだすかさず、シャッターを切った。
(これが成功したショット!)
撮影成功。現場に来てから約15分、短い時間の中で思い通りのアングルをカメラに収めることができた。その後、日向市の美々津橋も撮影したが、こちらも何とか満足いく撮影ができた。想いというものは、通じるものだ
と改めて感じた。
(昭和9年に完成した美々津橋)
この「はし土木遺産PRポスター」を通して県内の市町村を元気づけたい、精一杯のことをしたいとメンバーで話している。4月、ポスターは県内を始め、全国へ
配布の予定だ。
余談だが、この橋の完成後100年を迎えようとしている。
補修を繰り返しながら活躍している橋だ。列車が鉄橋を走る音が、朝の町に
響いている、いわゆる「サウンド風景」のひとつ。大切にしたい故郷の宝物
のひとつ。
(鉄桁も風情がある・・・)
(スタート直後の模様)
2月13日(日曜日)、延岡市で「第49回 延岡西日本マラソン大会」が開催された。
全国各地から新進気鋭のランナーを多数迎えて開催されるこの大会は、「福岡国際マラソン」「別府大分マラソン」とともに、日本陸上競技連盟公認コースで行われる九州三大マラソンのひとつだ。過去に重松森雄、廣島日出国、宗兄弟、川嶋伸次、小島宗幸らなどの日本長距離界を代表する数々の名選手を輩出している伝統ある大会でトップアスリートの登竜門となっている。
(華太鼓のこども達が会場を盛り上げる)
私の所属する「NPO法人アスリートタウンのべおか」では、市内で行われるスポーツイベントや合宿など、全国から来るアスリートに快適な環境づくりとおもてなしを10年以上続けている。
先週も延岡市西階陸上競技場で合宿している「ベガルタ仙台」の歓迎レセプションを企画開催した。
この「延岡西日本マラソン大会」では、資金援助や看板制作の他、参加選手を写真撮影し無料で提供するサービスもおこなっている。
今年も晴天に恵まれ、アスリート達の熱い姿を撮影した。
(ゴール瞬間の竹内選手)
優勝は、トヨタ自動車九州の竹内健二選手(2時間12分44秒)。途中、嘔吐した場面もあり、苦しみながらトップでテープを切った。表彰式でもきっと、苦しかったと思われるが、最後まで残ったのが印象的だった。
(親子での出場!UMKテレビにて取材中)
尚、この大会は「NEC」「南九州コカ・コーラボトリング」に特別協賛していただいており、大会の模様は、地元UMKテレビを通じて、九州7局ネットで放送された。
(新燃岳の被害への募金活動をする
延岡工業高校の生徒達)
共に汗を流した数百名のボランティアの皆様ご苦労さまでした。
カメラの手伝いをしてくれた九州保健福祉大学の大海さん(鹿児島奄美大島出身)向かって左。池田さん(横浜出身)。NATSのメンバーだ。
(橋脚は鉄筋コンクリート。ディテールも美しい。)
美々津橋は、宮崎県日向市幸脇~美々津に架かる2連アーチの姿は近代的で美し橋。完成年は、1934年(昭和9年)。
この形式の(スパンドレルブレーストアーチ橋)橋は、全国に7つしかなく、九州では唯一。現在、日向市の有形文化財構造物や土木学会選奨土木遺産の認定を受ける。
(立派な親橋)
美々津橋は、橋梁設計の天才といわれ、景観に配慮した設計で知られる増田淳氏の設計。
橋長:168.7m、幅員:7.6m。2連のアーチ部分は、1スパンが64.4m。
(細い鋼材を上手に組み合わせている)
話変わって、ここ美々津は神武東征伝説や西南戦争、戦国時代耳川の戦いで有名な場所で交通の要所であったところ。
河口近くには、美々津の歴史的なまちなみ地区は、江戸時代高鍋藩の商業港として栄えた場所。古き良き佇まいを味わえるスポットだ。
宮崎県内には、土木学会西部支部が推奨している、32の土木遺産がある。
この土木遺産を2年前、業務で調査を行ったことがあり、取材や写真撮影のため、幾度となく現場にも足を運んだ。
この土木遺産についての話や取材で感じたことなど、今後紹介していきたい。
今年、「2010年宮崎県「土木の日」パネル展」を業務受託し、約2ケ月間準備を行った。
テーマは「災害復旧に果たす土木の役割」。
河川やダム、港湾や道路など多方面の写真とデータを通じて、被災後に「土木工事」が果たす役割を紹介するパネル展だ。
特に、平成17年の台風における県内の爪痕は深く、地方のインフラ、生活基盤をメンテナンスするという役割は、とても大きかったように思う。普段、現場にかけつけて、当たり前と言われている分野なので、日頃から目に見えないところで頑張っている業者の方や関係者の努力に敬意を払いたい。
一番印象に残っているのは、宮崎県建設業協会資料だ。一文を紹介したい。「目の前で殺処分され横たえた家畜一頭一頭の運搬、床堀りを行う。穴に順番に並べ作業、消毒剤の振りかけ作業、埋め戻し作業までの一連の作業まで、多くの重機が活躍した。家畜の断末魔の鳴き声や屍を目の当たりにしながらの埋却作業で、一人が担当する作業は2~3日が限度であり、食欲もなく食べ物も喉に通らないとの報告もあった。(以上)
今月の29日(月)まで、イオンモール宮崎のウェストコートで開催。週末の27日~28日は、土石流体感3Dシアターが設置されるので、子どもさんにはぜひ体感
してもらいたいものです。