蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

天元突破 グレンラガン 劇場映画化プロジェクト始動!

2008-03-20 23:44:16 | グレンラガン
ここ1年くらいの期間で、僕が心底好きな作品の一つに『天元突破グレンラガン』があって、本当に今も大好きなんですが、そのDVDも残すところあと最終巻の第9巻を残すのみ、となりました。

もちろん、これまで全部初回限定でDVDは購入しているので、あと1巻揃えば特典がもらえる、というのもひそかな楽しみの一つだったんですよね。

同時に、そうなるとサントラも買っちゃったし、DVDはこれで終わっちゃうし、どんなに好きな作品でも、こうやってひとつひとつ終わっていくのはどこか寂しい思いがつきまとってしまうのもまた事実。

そんなとき、こんなニュースがあったんですよ。


『天元突破グレンラガン』劇場映画化プロジェクト始動!


コメント欄でも教えてもらったのですが、公開は2008年の秋を予定している模様。

しゃあ!

これであと3年戦える!!
#何と戦うんだ。


どの辺の物語を組み込むのか?というのも気になるところで、その後の時代をやるのか、それともカミナが生きていた時代をやるのか、もしくは総集編的なものをやるのか、とか色々と考えるのもまた楽しいものです。
#できればオリジナルで映画化して欲しいっす。
#大穴でロージェノムが若かった頃のアンチスパイラルとの戦いとかね(笑)。

やっぱりグレンラガン、僕は大好きです。

天元突破グレンラガン DVD第8巻

ヨマコ先生!!

天元突破グレンラガン DVD第9巻(最終巻)

天の光は全て星だ

。・゜・(ノД`)・゜・。

香辛料はどこに消えた?

2008-03-20 00:43:23 | Weblog
最近の自分の記事を見るに、いかに自分が『狼と香辛料』にハマっているかが手に取るように分かってしまいます。

それくらい好きなわけですが、ストーリーとして面白いのも当然ありますし、ホロとロレンスの若夫婦?のいちゃいちゃぶりも大好きですし、またこの作品をひときわ際立たせているのが、経済をベースにしたお話しだから、というのもありますね。

経済を取り扱っている、とは言っても、非常に分かりやすく丁寧に書かれているので、ハードルは低く設定されていると考えてもらって良いのではないかと思いますし、むしろこれを機会に少しでも経済に興味を持ってくれたなら日々の生活が少しだけ楽しくなるのではないでしょうか、なんて思ってしまいます。

世の中の仕組みとか、経済の仕組み、なんていうのは、知らなければ知らないで何とか生きていけるのですが、こういうご時勢ですから、知らないよりは知っているほうが良いですし、何故?とか思える機会が単純に増えるだけでも目の前にあいてる落とし穴にみすみすはまらないで済んだり、とかそういうことはあるんじゃないかと思うんですよね。

僕の場合、大学でそういうのを勉強していたというのもあるんですが、そのときの「きっかけ」とか「モチベーション」、「発見」なんかがいまだに役に立ってるなと思うこともあるんですよ(もちろんその応用という意味で)。
結局のところ、ガンダムダブルオーの台詞じゃないんですが、自分の経験したものでしか理解できないわけで、特に失敗事例とか、死ぬほどトラブったプロジェクトで身に着けた経験はそうそう忘れない。
で、勉強してからって役に立つわけじゃないんですが、それは即物的に役にたつわけじゃなくて、そういう経験をしたときに吸収率というか、成長率というか、選択肢の幅が広がる、とかそういう意味で勉強したことが実際の経験を経て身になってくる、という感じですかね。


最近、出張が多かったので今年はあまりリクルータとして学生の皆さんにお会いする機会が減ってしまったのですが、それでも何人かの学生さんとはお話させてもらっていて、仕事の内容とかを紹介させてもらうことがあるんですよね。

僕の仕事の場合、お客様が製造業、金融業、流通業と幅がありますが、基本的には海外進出もしているし、その戦略と勢いたるや、本当にいつも勉強させてもらっています、という感じなんですよね。
だから、そのお客様の戦略に併走する必要があるわけで、そういう点をお話させてもらっています。

最近も何人かの学生さんに会っていて、丁度その日、1ドルが90円台に突入した日だったんですよね。

当然、僕は自分の仕事の紹介もするわけだから、お客様の戦略やこういうニーズがあって、こうしていくべきなんだよね、なんて話をしてたんですよ。
で、入社の動機なんかも聞かれるわけですよ、当然。

で、僕が学生のときは1ドル79円に突入した時代でね、なんて話をすると、学生さんのほうが「???」という感じになってしまうんですよ。

つか、そんな昔の話すんなよ!って感じなんでしょうけど(笑)。

つまり、その前日のニュースで何故トヨタの社長がしきりにインタビューを受けているのか?ということがピンと来ないんですね。

当然と言えば当然なんだと思うんですよ。

僕もそれを実感するのはやはり社会人になって、お客様のところに行って、怒られていたりするときに、お客様の本音として、非常に厳しい競争化で勝ち抜いていかないといけない、そしてそれに応えていかないと僕らはお金をもらえない、というリアルに触れて初めて理解し始めるからなんだよね。

だから学生さんには面白おかしく、ええっー!!みたいなエピソードを交えながら、お客様のニーズ&戦略に応えていく仕事ってのはこんな感じっすよ、とできるだけ興味を持ってもらうこと重視で説明するようにしてるんです。

・・・・・・、それで本当に興味を持ってくれたら僕も本当に嬉しいんですが(笑)。

と、そんなリアルに仕事の話で興味を持ってもらうのも面白いと思うんですが、その下地として『狼と香辛料』とか読んでもらっても面白いんじゃないかな、と思うんですよね。
#もちろんそれは学生さんには決して言わない事なんですけどね(笑)。



最近だと、サブプライム問題とか言われてるじゃないですか。

これって何なの?自分に関係するの?
つか、そもそも海外の話でしょ?

と思う人も少なくないかも・・・、しれません。

でもね。

大きな問題なんで個人には関係なくない?と思っていても、どこかで必ず関係してくる、というのが経済の面白いところでもあり、怖いところでもあるんですよね。

例えばバブル経済。

「バブルへGo!」なんて映画もあったから、バブル経済とかバブル崩壊とか、そういう言葉は耳にしたことがあるんじゃないかと思いますし、多分僕と同年代、もしくはもう少し上の世代の人なんかはよーくご存知だと思うんです。

今学生の皆さんにはたぶん、過去の遺物っぽく聞こえるんじゃないかと思うんですが(笑)、実体の無い経済、とか、バブルが崩壊してそこから不況がずっと続いたんでしょ、という感覚はお持ちになってるんじゃないかな、と思います。

では、このバブル経済はどうやって始まったのか?
というのに興味を持ってもらうと、今起きているサブプライムローン問題も理解しやすくなると思います。

バブル経済のハジマリは85年のプラザ合意(プラザホテルで合意したからプラザ合意)から始まるわけですが、このプラザ合意とは、当時経済の強かった日本、ドイツ(正しくはG5)に対してアメリカが貿易赤字の解消を目的として、みんなでドル安誘導しましょう(ドル安になると輸入が減るから貿易赤字も減る)、という協調政策を取ったことから始まるんですよね。

当時、もともとインフレ抑制のために金融引き締めで金利を上げてたアメリカなんですけど、資本(つまりお金)っていうのは、金利の高い国に集中するものなんですよ。
そりゃその国の通貨を買えば金利が高い、というだけでも低いところに預けるよりはマシですから。
いわんや大規模経済をや、ということです。

でも逆に金利が下がると資本は逃げるんですよ。
もしくはもっと金利が高いところがあれば、そっちへ逃げてしまう。

インフレは何とか脱したけど、金利を下げてドルの魅力が薄くなっちゃうと、今度はドル売りになって不安定になっちゃう。

そうなると世界経済はアメリカという巨大なマーケットに向ってモノを流しているわけだから、そのドルが不安定になっちゃうと世界経済が混乱しちゃう(それは避けたい)。

そうすると今度は日本は金利を上げられない。

プラスしてドル安基調ということは、円高になってるわけで、日本の輸出産業は思いっきり為替差損をこうむるわけです。
#トヨタなんかは当時為替が1円違うだけで物凄い数字が変わってきてしまう、という状態だったわけです。
#北米市場にめっちゃ輸出してたのでね。

だから内需拡大を期待して低金利政策を取ることに。

だから異常な低金利が続く、ということになるわけですね。

そうすると何が起こるか?というと、低金利だから銀行からお金を借りるにはもってこいなわけで、そこに不動産投資ブームがやってきて拍車をかけるんですよ。

銀行もバンバン貸す。

企業も民間も、円が強いから海外でブランド品も安く買えるし、消費しまくるわけですよ。

これがバブル経済。

別に稼いでいるわけじゃないのに、不動産とか勝手にどんどん値があがってっちゃう。
#「狼と香辛料」で言えば、黄鉄鉱の値段がどんどんあがっていったシーンがまさにそれ。
#そしてそれは大暴落を起こす、まさにバブル崩壊っと。

まあ、そんな実体の無い経済がいつまでも続くわけがなく、あまりのバブルっぷりに不動産売買に関する抑制が90年に通達され(いわゆる総量規制)、消費税導入と連鎖するような形で急速に経済が縮小、91年にバブル経済は終焉を迎えるんですね。


で、さらにここから92年か93年くらいだったと思うけど、BIS規制っていう国際的規制が始まって(これも元を正せばデリバティブのリスク管理とかで、アメリカの大手銀行とかが破綻したのがきっかけ)、自己資本比率の低い銀行は倒産の危険性が高いってゆうので、導入されちゃったんだよね、たしか。

これがどういう結果を生むかというと、いわゆる「貸し渋り」になるわけですよ。

何故か?

自己資本比率8%以下の銀行は国際業務ができなくなるっちゅー内容なので、日本の金融機関は自己資本比率が低かったから、長期プライムとかの筆頭が取れなくなって、儲けも無くなるし、そもそも国際業務もできなくなっちゃうと困るので、体質の改善とか融資内容の見直しが始まるんですよね。

プラスしてバブル期の不動産融資のツケ。
これが回収不可能の焦げ付きをたくさん出して、銀行も窮地へ。

融資内容の見直しと相まって、貸し渋り、つまり中小企業とか融資リスクの高いところには貸さなくなって、それで資金調達が出来なくなって、どんどん不況が深刻化していく、と。
#その貸し渋りを解消しようと思って出来たのが、新銀行東京だったんだけど……。

つまりですね、バブル経済なんて、普通に生活してたら関係ないじゃん、と思っていたのに、崩壊の余波は普通の生活にまで及ぶことになってしまうわけなんですよね。

不況になると、給料が上がらない。
だって、モノを買わなくなるし、モノを買わないということは、モノを作ってる人、売っている人に給料が入らない。
給料が入らないと余計にモノを買わなくなる。
という悪循環を繰り返すことになっちゃうからですね。


ひじょーに長くなっちゃったけど(笑)、サブプライムローンの問題も、対岸の火事じゃないわけですよ。

日本もそろそろ金利上げようとしていたじゃないですか。

でも、それも先延ばしになっちゃう。

今、アメリカの金融はサブプライムローンの焦げ付きで信用を失ってるし、アメリカはしばらく金利下げたままになると思うんですよね。
すると日本が金利上げたら、資本も流れちゃうし、そうなるとドル不安に拍車がかかっちゃう。

ここ数日の円高、ユーロ高は、それにプラスしてもともと火種だったオイル不安とかが重なった結果ともいえますよね。

で、円高が進むと、やっぱり製造業は厳しい。

80年代、90年代に比べると、そういう為替リスクや人件費を考慮して、かなりローカル化が進んでいるけれども、それでもやはり厳しい。
その円高基調で商売をするんだから、価格を下げないと売れない。
#ローカル化を進めるということは、日本から仕事も無くなる、という側面もあるわけですし。

価格を下げるためには人件費をカットしたり材料費をカットしたりしないといけない。

すると、今仕事をしている僕らの給料が下がったり、ヘタをすると職を失いかねないわけです。

もう全然対岸の火事じゃない。


という感覚も仕事をし始めるとすぐに体感できるので(笑)、そういう仕組みを予め知っておくとそれなりに対処できることもあるかもしれません。

やっぱりそういう状況下で凄いなと思うのは、お客様たる製造業の皆様。

彼らは物凄く考えてる。

本当に頭が良くて、いつも僕らは怒られてる(笑)。

マーケットを常に意識して動いているのは強いですね。

僕にとってはこういうお客様がマーケットそのものなんだけれども、こんな感じのダイナミズムを感じられる、というのが仕事の面白さでしょうか。


もう書き始めたら止まらなくなってしまって申し訳ないんですが(笑)、つまり何が言いたかったか、というと『狼と香辛料』が面白いです、ということだけだったんだけどなぁ、おかしいなぁ。
#しかもうろ覚えで書いてるから、間違ってたらごめんなさい。

最も、僕は個人的にこの『狼と香辛料』で一番面白いと思っているのは、ホロとロレンスの若夫婦?のいちゃいちゃぶりなんですが(経済関係ないじゃん!!)。


というわけで(どういうわけだ)、『狼と香辛料』、個人的に超・お勧めです。

狼と香辛料 DVD1


狼と香辛料 第5巻(電撃文庫)


清浦夏美 旅の途中

狼と香辛料 第5巻 感想

2008-03-18 00:43:15 | 小説 感想
『狼と香辛料』については、第1巻を読んだときからこれは素晴らしい、面白い、これは感想を書かなきゃ、くらいの勢いで大好きになってしまった、というか、その前にアニメ版を観て、ぐっと来てしまっていたので、詰まるところ、超・大好き、になってしまってるんですよね。

そして大・好きになってしまった直接のきっかけが、アニメ版の第6話「狼と無言の別れ」だったわけで、このラストの後味の良さにしばらく余韻に浸っていたほどでした。
うーん、素晴らしい。

これが決めてでこの後、超・品切れ状態に陥った小説版第1巻を探す旅に出るわけですが、その第1巻をようやく見つけて、そして読み終わったときの読後感の清清しさ、やはりぐっとくるものでした。

だから第1巻の感想書かなきゃ、なんて思っていたのですが、既に原作は5巻まで読み終わって、現在第6巻目に突入という状況。

面白くて、ついつい先を読んでしまうんですよね。

感想は結構ホットなうちに書かないと、その感動が言語化しづらくなってくるので、できるだけ早いうちに、とか思うのですが、中々出張とか行ってたりして書けなかったんですよね。

だからかなり自分への言い訳なんだけれども(笑)、第1巻の感想はやはりアニメ版第6話「狼と無言の別れ」を見た直後に書いた短い感想と同じく、いたく感動したものだったので、それを第1巻の感想として置き換えよう(うん、そうしよう=逃げた)。

とは言え、第1巻は今読み返しても面白くて、既に何度か読み返しているところです。

で、です。

もう5巻まで読み終わったところなんですが、この第5巻が非常に素晴らしかったんですよ。

もちろん第2巻~第4巻も、十分に面白い、素晴らしいわけですが、それにも増して個人的にこの第5巻はかなりキタ、というか、かなりしびれてしまいました。
すげー良かった。

ゆえにここから唐突に本題なんですが(笑)、この第5巻の感想が書きたくて、ここまで書いたようなものなんです。
#短いけど。


この第5巻、読み終わって思ったのは、もうこのままここで終わったとしても文句ないよ!つか、ここで終わっても良いよ!!くらいの結び方。

そう来たか。

そう来ましたか。

素晴らしいよ。

というくらいに。

詳しくはここでもまた書きませんが、二人の旅のハジマリからここまで積み上げてきたもの、そして出会いと別れ、孤独、寂しさ、楽しさ、嬉しさ、それがまた難題として降りかかり、そしてラストへ帰着する。

素晴らしいね。

この第5巻のラストを読み終えて、第1巻のラスト、そしてアニメ版の第6話を観終えた後の清清しさをまた思い出しましたよ。

ここで終わっても構わない、でも、また次も読みたい。

まるで「甘い塩」のようです。
#この言葉の意味は第5巻にて。

そう、「甘い塩」。

飲めば飲むほど渇きが増してしまう。

けれども口当たりがよく、その甘さからまた欲しくなってしまう。

第5巻ではこの「甘い塩」をダブルミーニングで利用している、というか、「塩」というキーワードで行けばトリプルミーニングくらいを兼ねているわけで、この物語全体で言えることですが、こういったものの使い方、言葉の使い方、伏線の貼り方、というのが非常に上手いんですよね。

そして、この本全体が読者にとっては「甘い塩」であるかの如く、飲めば渇くと分かっていても、それでも先を読みたくて仕方が無い、という気持ちにさせてくれました。

だからこそのラストシーン。

そうか、そう来たか、なんです。

いや、ほんと素晴らしかった。

僕の中では一端ここで区切っても全然良かったのだけれども、それでもこの二人の旅が続いていくのなら、その笑顔で別れるその日まで、僕らも一緒に旅をしようか、という気になりますね。

このアニメ版の主題歌『旅の途中』の歌詞の中で、


差し出すその手を つないでいいなら

どこまで行こうか 君と二人で

どこへも行けるよ まだ見ぬ世界の

ざわめき 香りを 抱きしめに行こう



と、あるのですが、この部分の歌詞は泣かせる、というか、二人の旅を考えると、ぐっと来てしまいますね。
この主題歌はお勧めですね。

逆に小説を読みながら、この歌を思い出すとまたぐっときます。


最近では、この二人の旅が終わって欲しくないのと同じように、読みたいんだけれども、先に進めば進むほどこの文章を読むのがもったいなく感じるようになってきてしまいました。

重症です。

ということで、『狼と香辛料』第5巻、大満足でした。

狼と香辛料 DVD1


狼と香辛料 第5巻(電撃文庫)


清浦夏美 旅の途中


機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第23話 「世界を止めて」 感想

2008-03-17 01:50:06 | ガンダム00(ダブルオー)
ロックオーン……。・゜・(ノД`)・゜・。


刹那の叫びだけじゃなく、視聴者の叫びも聞こえてきそうな第23話「世界を止めて」。
激しい戦いの中、自分の信念とともに散っていったロックオン・ストラトスに合掌。


ガンダム各機がフル装備で出撃、まさに第1期のラストが近づくに相応しいほどの激戦、圧倒的な数的不利をトランザムという切り札で切り抜けていくマイスターズ、しかしトランザムシステムを利用した代償は機体性能の一定期間低下、その結果、誰もロックオンの支援に行けないという演出的にも効果的な制約+仇敵アリー・アル・サーシェスの登場により……、という30分間息をつかせない展開、そして最期の最期まで狙い撃ったロックオン、やはりアニキ的ポジションはいつの時代も先に逝ってしまうのか……。・゜・(ノД`)・゜・。


ソレスタルビーイングは第1期ラスとで一端解散、という形が面白いとずっと思ってはきたのですが、そして数ある死亡フラグを踏みまくってきたロックオンアニキ、さすがに蒼い地球をバックにしたラストシーンはぐっと来てしまいました。・゜・(ノД`)・゜・。。


■ロックオン・ストラトス

26機対3機の圧倒的不利な戦いは、たまたまフルハイビジョン&大画面で見たということもあって、大迫力&しびれました。
各機フル装備で文字通り死力を尽くしての戦いは、残り話数を考えても、ここから最後まで殲滅戦の様相を呈するんじゃないかと思いますし、第1期のラストはソレスタルビーイングの一端解散とか、あるいは軌道エレベーターの崩壊とか、そういうとこまでいくんじゃないかな、とか思っちゃいますね。

それにしても今回、ロックオンの最期の最期まで、一息もつけない、そんな感じでした。

いつの時代も、どんな作品もそうなんだけれども、アニキポジションにいるメンバーの最期、というのはいつもぐっと来てしまいます。
それは同じチームに所属する仲間に大きな喪失感を生むだけじゃなく、観ている視聴者の僕らにも大きな喪失感をもたらすからですかね。

最期の最期まで、この地球の現状を変えたかった、(地球に住んでいる人々へ、そして恐らく視聴者も含めて現代を生きる人々へ)お前らそれで満足か?と。

刹那はまだ答えは出ていないと。

ロックオンの死が残したものは、残りのマイスターズ、そしてフェルトを含めトレミーのクルーにもたらしたものは?

大きすぎる喪失感。

そしてその先は、というと、明けない夜が無いように、グレンラガンでアニキを失ったシモンが見事復活したように、ソレスタルビーイングも何かを見つけて、そして復活して欲しいところです。

ということでアニキのラストに再度合掌。

。・゜・(ノД`)・゜・。


それにしても、ロックオンとアリー・アル・サーシェスのバトルは色んな意味で見応えがありました。
ガンダム同士の戦い、というのもあるし、またそれ以上にお互いの理念がぶつかり合った、そこがまた迫力というか気迫を生んでいました。

またこのバトル、非常に興味深かったのが、アリー・アル・サーシェスの言った「同じ穴のムジナだろうが!」という言葉。

一緒にすんな!!というのがロックオンの言葉ですが、作中でもソレスタルビーイングは稀代のテロリストという位置づけであり、ソレスタルビーイングがやっていることは、本人たちがどう思っていようとも結果的には同じテロ行為であるということ。

いくら世界を変えたかったから、と言っても、9・11のような行為が許されるわけもなく、作中の沙慈くんから言わせれば、絶対に許せない存在なんですよ。

特に今回ロックオンが突出してしまったのは相手が因縁のあるアリー・アル・サーシェスだったから、というのもありました。

心情的にはロックオンを猛烈応援中ではあったんですが、この激しいバトルを観ながらも、ロックオンがソレスタルビーイングに参加する大きなモチベーションの一つが家族を失ったことにあって、それが世界変革への彼の原動力でもあったわけですが、仇敵を目の前にしたときに、その思いと、家族を失ったことに対する復讐の思いが先に立ってしまっていたんですよね。

こうなっちゃうともう憎しみの連鎖は断ち切れず、という形に。

制作サイドの意図とは全く違うかもしれないけれども、今回ロックオンがトランザムシステムを利用しなかった(タイミング的には利用してもおかしくなかった)のは、(本人の意思というよりは)こういう憎しみ連鎖的な復讐劇にはトランザムは使わせない、ということだったのか……、とかいらんことを思ってしまいました。

逆に言うと、ロックオンが持っていた太陽炉は、まだその真の力を発揮していないわけで、彼の思いを継いで、そして彼とは違う形でその思いを実現しようとする後継者が現われれば、そのとき真の力、トランザムが発動するのかもしれません。

そういう意味では、作中一度だけ登場した、ロックオンの双子と思われるキャラ、彼が搭乗するというのが一番しっくりくるのか?
#つか、そもそもその双子と思しき人物が出たのが一番の死亡フラグだったわけですが(笑えない)。

今回のロックオンの走馬灯のシーンでも、食卓にはもう一人分の用意があったので、あそこに映っていたのは自分ではなく、双子の方だったのかもしれないですね。


■答えは出たのかよ?

ロックオンの最期のシーン、そこで眼に映るのは蒼い地球と、ガンダムエクシア。

そこで刹那への問い掛け。

答えは出たのかよ?

そしてその質問に対する答えはまだ刹那自身出せていない。

この答えは第2期含めてずっと模索していくべき類のもので、こうだ!!と決め付けて突っ走るのが一番危険な考え方。
だから刹那には求道者レベルでずっと模索して欲しいものです。

その答えらしきものが出たとき、ロックオンも浮かばれるのかもしれない。

恐らくこの答えはアレハンドロと対極に位置するものになると僕は思うんだけれども、やはりイオリア・シュヘンベルグの遺志を託された者として悩んで、そして(たぶん第2期の)ラストではアレハンドロと(もしくはリボンズと)そのイデオロギー対決とかになってほしいと願っちゃいますね。
#脅威としてそこにあることが大事で、実効的な支配を目論むものではない、とか、この辺は色々考えられるけれども、監督含めてこの結末に期待します。
#一度崩壊した世界からアレハンドロが新秩序を作る、という展開であっても面白いと思うし、そうであれば、それを凌駕する人間の意地、なんてのが描かれても面白い。

またその対決をするのは刹那経由でマリナさんであっても面白い、と思うんですよね。


この世界は本当にこのままでいいのかい?

そのトリガーを引いた男、ロックオン・ストラトス。

さらば、です。


第1期ラストまであと2回。
どんな結末を迎えるのか、期待して待っています。
個人的には第1期はソレスタルビーイング含めて、既存世界の崩壊くらいまで持っていってくれると面白いと思っています。
#この辺はコードギアスと同じ期待なんだよな。既存世界の崩壊、そのトリガーを引くところまで、というので引き、が美しい。

それにしても今までアナログ放送で観ていたのですが、これってガンダムダブルオーについては大損していたかも。
50インチのフルハイビジョンで観たら、感動的なまでに美麗、美しい過ぎるよ、画像。

こ、これは、新しいTV買っちゃう……よ?
ブ、ブルーレイも買っちゃう……よ?

やばい。

何かに火が付いてしまった(笑)。

ガンダムOO DVD第3巻

リザルツ オブ グレートエスケープ(花粉)

2008-03-15 02:07:59 | Weblog
上海に花粉は無かったので、そのとき花粉症自体は大分症状が緩和されていたのですが、その分、何か違うアレルギーになりそうな気がした燕。です、こんにちは。
#行くたびに新しいビルが建ってる・・・。

日本からちょっと離れると不思議なほど花粉というものは飛んでおらず、あれだけしんどかった花粉症も少しましになったかな、と思いつつも、やはりゴルフに行って1日中花粉をアビまくっていた後遺症で、上海滞在中は体が超・ダルかったです。
#実は本当は風邪を引いていたんじゃないか?という疑いありですが。

で、帰りの飛行機に乗るくらいになると、大分花粉も抜けてきたのか、ダルさも抜けて、快方の兆しが。

もちろん帰りの飛行機では『狼と香辛料』の原作をせっせと読んでいたのですが、ホロが毎回あまりにもおいしそうにビールを飲むものだから、もう直帰の予定だし、ビール飲んじゃえ、と言って飲んでしまったのが大失敗。

飛行機の気圧差と、花粉症の鼻水、これにビールの血行の良さを足し合わせてうたたねをした結果、耳が聞こえなくなりました。

うたたねから覚めると、周囲がえらい静かなのでビックリ。

あれ、ここはどこの世界?

飛行機のエンジン止まってるの?

とか思うほどに。

冷静になった結果、高音は聞こえるけど、低音がかなり聞き取りづらい状況だという事が判明。

どうも耳の中が腫れてる感じ?

早速耳鼻科に行ったのですが、どうも花粉症で鼻水が多いときにとかに、飛行機とかにのって気圧の変化が激しいところに行くと、こういう症状になるそうです。
鼻の炎症が引いてくれば自然治癒するとのことで、現時点では大分楽になりました。

いやー、ほんとビックリしましたよ。
今まで何度も花粉の時期に飛行機乗ってきたけど、こんなのは初めて。

それにしてもプレミアム・モルツは美味しいですね(全然懲りてません)。


『狼と香辛料』の第5巻では、ロレンスとホロがシチューを食べているシーンが出てくるのですが、耳が聞こえないながらも、シチュー食べたい!シチュー食べたい!!と思っていたら、家に帰ったら本当にホワイトシチューだった!!!

耳のせいで変な感じだったけど、お代わりしちゃいました(元気です)。

つか、第5巻、非常に良かった。
凄く良かった。

これは後ほど感想書きますよ。
うーん、しびれました。ラスト。

今年度を乗り切る元気を貰いました。
ありがとうロレンス!
ありがとうホロ!!

狼と香辛料 DVD1


狼と香辛料 (電撃文庫)


グレートエスケープ フロム 花粉

2008-03-11 00:32:12 | Weblog
花粉症の症状と、風邪の初期症状は似ていると思う燕。です、こんにちは。

いやー、これまで上海、ヨーロッパと、花粉から逃げてきたのですが、やはり捕まってしまいました。
今年も花粉症、本格発症です。

ボーっとして、体が微妙に痛くて、と本当に風邪引いてるのか分からないんですが、やっぱり辛いですね。

普段はマスクとかしてて、防御しているんですが、週末にやってしまいました。

ゴルフ行っちゃったんですよね。

もう花粉、吸いまくりです。

帰ってきてから大変なことに(笑)。

あまりに辛かったので、オデッセイのパターを中古で買ってしまいました(花粉症関係ないし)。

というわけで、明日から花粉症が辛いので3日間ほど上海へ避難します(花粉症関係ないし)。

仕事に身が入らないのも、ゴルフのスコアが良くないのも、全部花粉のせいです(そういうことにしたい)。

というわけで、花粉症の皆さん、辛いですが頑張って乗り切りましょう!

機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第22話 「トランザム」 感想

2008-03-10 00:39:20 | ガンダム00(ダブルオー)
ガンダムの時代は終わった、と言うように、捕獲対象から殲滅対象になったソレスタルビーイング+トリニティ。
ガンダムの殲滅は一見世界が一つに纏まって動いているように見えるけれども、それは表も裏もアレハンドロの差配によるものだった、というのが明確に作中宣言され、その逆風の中、イオリア・シュヘンベルグが最期にGNドライブを有する者たちへ託した「トランザム」はパンドラの箱に最後に残った希望となるのか?という第22話。

トリニティは擬似GNドライブを搭載して登場した当初からフェイク、という感じがあったので、恐らく捨て駒にされるのでは?なんて思いながら観ていたのですが、その予想を遥かに上回るスピードでの急展開。

また、アリー・アル・サーシェスはアレハンドロと組んでいるというのもアザディスタン編あたりから考えていたのですが、これも今回を観るに恐らくビンゴ?

イオリア・シュヘンベルグがまさかコールドスリープしていたなんて、と驚きつつも、ここで退場なのか・・・。
やっぱりイオリアの希望は、争いを宇宙にまで拡大するな、ということと、逆説的には、もし一つになったならば宇宙へ上がってきて欲しい、と思っていたんではなかろうか、と考えているのですが、何となくそんな気がするなぁ。


■トリニティ

トリニティについては擬似GNドライブ、という存在が明らかになったときからフェイクっぽく感じていたので、やはり捨て駒扱いされてしまいました。
#やはりアニキ@小西さんは長生きできないのか(exグレンラガン)。

しかしながら、その中でも作中一番視聴者的罪の印象が強いネーナを残すあたりがストーリー的にはかなり残酷というか試練というか、沙慈くんなんかと出会ってしまったりするんじゃないだろうか、とか色々考えてしまいますね。
#刹那にくっついてまわって、沙慈くんと会ったり、とか。

ネーナがもしこのまま生き残れば、トリニティの出生の秘密なんかも明かされるんじゃないかと思いますが、ストレートに考えるならば彼らはデザインベイビー的存在でティエリアと同じように生み出された存在、という形なんじゃないでしょうかね。

もしアレハンドロがそういう駒として産み落としたならば、こういうのは展開として面白くするなら、ネーナは駒なりに一矢報いる、とかいう展開があっても面白そう。
#でも同時にルイスの左手と家族(一族)を奪っているのだから、何かしらの罪と罰があって、それはどこかで拮抗しそうな気もしますね。

トリニティ、もっと悪役っぽくても良かったけれども、彼らの早すぎる退場に合掌。


■アリー・アル・サーシェスとアレハンドロ・コーナー

刹那のライバルとしてずっと描かれるであろう因縁の相手、アリー・アル・サーシェスにどこかで擬似GNドライブが渡らないと、刹那と拮抗しないと思っていたのですが、まさかこういう形で手に入れるとは・・・。
#30基のうちの1つをちょろまかすかと思っていましたが、残りの1つはグラハムさんのフラッグに搭載?

戦う気は無い、とか言っておいて、それはMSで戦う気がないだけで、最初っから殺す気満々だったんじゃん!
#しかも自分が一度負けた機体を奪っていくあたり、食えない人です。
#で、一人殺して奪って、一人を手負いにして機体の性能チェック、慣れたところでネーナの機体(戦闘能力は他より低めを狙って)を打ち倒す、みたいな。

しかもMSの扱いについては、マイスターズよりも上、というのを今回実証した、という感じ。

また、もう一つ分かったことは、やはりアリー・アル・サーシェスのバックにはアレハンドロがいた、ということ。

これは第15話~18話くらいの感想で、アザディスタン編のテロ自体もアレハンドロが仕組んでいたっぽいと感じていたのと、テロ支援組織のバックアップならびに、アリー・アル・サーシェスのバックにはアレハンドロがいるんじゃないか?というのを丁度20話あたりで確信してきたところだったんだけれども、今回の「余興」という一言でやはりビンゴ、と思います。
#東京やその他の主要都市でのテロが発生したときに、アリーは事前にその情報を知っていて、それはかなりの上位からの連絡と見えますし、あれはテロっぽくない(恨みが行き詰った、とかそういう感じが匂わない)感じもあって、やはりあのテロはアレハンドロが仕組んだもの、と考えるのが妥当かな、と。

アレハンドロはこのシチュエーションを作り上げるために、テロによる危機意識の増大を煽り、(たぶん自分の代でコーナー家の願いを成就させるために)自分でテロのマッチポンプを起こした、そしてそのトリガーを引いたのはリボンズ、というヴェーダへの介入の切り札を得たから、ということなんでしょう。

アザディスタン王国のクーデター介入については、個人的には3つ理由があったと思っていて、

1.紛争介入の口実を作るため&ガンダムマイスターの実力を観たかった

2.特等席でそれを見物したかった(国連大使としての地位を利用&太陽光システムを導入するとなれば、保守派が暴動を起こしやすくなるから)

刹那たちの行為にいちゃもんをつけたのは、自分の目指す方向性と違うこと(=アレハンドロの目的はイオリアとは異なっているから)を刹那たちがしようとしたから、じゃないですかね。
#紛争根絶じゃないんだよね、彼は。もっと紛争を起こしてソレスタルビーイングが介入して世界が疲弊した状態で、コントロールしやすい状況を作ることなんだろうね。
#だからその流れを加速させるためにトリニティをコンティンジェンシープランとして投入して、そして使い捨てた、と。

で、3番目の理由なんだけれども、ここはかなり妄想が飛躍してるので微妙だけれども(笑)、

アレハンドロは最終的には軌道エレベーターの破壊=太陽光エネルギーの破壊をして、エネルギーコントロールまでするんじゃないかと思っていて、そのときに化石燃料国家が力を持っていたんでは困るでの疲弊させておいた、とか、そのまま太陽光エネルギーを享受してしまえば、コントロール下におけるから、と思ったんじゃないか、くらいに思ってるんですが・・・。


アリーは、アレハンドロと組んでおけば常に世の中が戦場になると踏んで組んでいるという感じかなぁ。
彼は生粋の戦争ジャンキーかもしれない・・・。

というわけで、たぶんアレハンドロとアリーは組んでいて、大分前からマッチポンプを仕組んでいたんじゃないかと思います。たぶん。


■イオリア・シュヘンベルグとトランザム

ま、まさかコールドスリープしていたとは!
しかも目覚めることなく退場!

しかし彼はあれですね、アイザック・アシモフのファウンデーションにおけるハリ・セルダンみたいな人ですね。
こうなったとしたら、こうなる、みたいなのを全部予測して動いている。

イオリア・シュヘンベルグの真の目的は現時点でついに本人から語られることはなかったんだけれども、そのうち刹那たちがアレハンドロまでたどり着いたらアレハンドロ自身が語ってくれるんじゃないかな。

個人的には、イオリア・シュヘンベルグは、紛争の種を宇宙に持ちこもうとする人類に対する警告としてソレスタルビーイングを組織し、結果として、人類が一つになれたならば宇宙まであがってきなさい、そのときGNドライブを手渡そう(永久機関としてのエネルギーを保障しよう、とかそんな感じ?)、みんなで宇宙に出るんだ、という感じで、人類の成長に賭けていたんじゃないだろうか、と思うわけです。

ここがアレハンドロと(たぶん)大きく違っている点で、(たぶん)アレハンドロは人類なんて所詮ひとつにはなれやしないんだから、誰かが宇宙からコントロールしてやらないとダメなんだよ、選ばれた人間だけが宇宙からコントロールして、それ以外の奴は地球に閉じ込めておくべきなんだ、という対極の考え方にあったんじゃないかな、と妄想するわけです。

まあ、そういう人もいるかもしれない、と思って、最悪のケース(ヴェーダを乗っ取られて自分が殺されるケース)を想定して、一か八かの切り札を用意していた、と。

これから察するに、ヴェーダはやはりリボンズにハッキングされるまでは、イオリアの考えを忠実に実践するコンピュータだったと思われ、その思想に適した人材をガンダムマイスターとして(いつの時代になるかは分からないが思いを託したヴェーダが)選んだ、という自負がきっとイオリアにもあったんでしょうね。

だから、イオリア自身の考えは倒れたけれども、その思いを、自分が選んだに等しい人材、つまりガンダムマイスターに託し、そのマイスターの考えに基づいて真のGNドライブの力を使って欲しい、ということだったのかも。

それにしてもこのシーンは意図した点としては凄い演出だと思いました。

ダブルオーではこれまで見下ろす、見上げるのシーンを効果的に使ってきてますけど、今回もちょっと唸りそうになりましたよ。

最初はチェックメイト!と言う感じで、柩(じゃないけど)の中にいるイオリアを見下ろすアレハンドロ。
で、王を取った!と思った瞬間、こんどはアレハンドロの頭上からイオリアの最悪のケースを予想した映像がアレハンドロを見下ろす。
・・・・・・、もうこれでどちらが上になったのか?分からない状態=混沌へ、みたいな。

予想とか予測とか予報とかじゃなくて、人間の意志の力に任せた、その贈り物としてトランザムを贈る、みたいな。
#これは戦術「予報士」のスメラギさんや、予測・預言者的なヴェーダ信仰のティエリアにも当てはまると思います。

そしてそのトリガーとなったのが、皮肉にもアレハンドロがイオリアを殺す、という行動で、それをトリガーに窮地に陥った刹那を救う、というここにもまた逆転の構図が。
うーん、もうオセロのようだ。
果たして誰が「角」を押さえるのか?

状況としては全世界対ガンダムマイスター、という圧倒的不利な構図なんだけれども、この最後の逆転&逆転の構図から考えるに、第2期へどうつながっていくのか?どこでまた逆転があるのか?というのが楽しみになりました。


■ロックオンとフェルト

とりあえず、ロックオンが無事で良かった(ふぅ)。
でも、利き目負傷ですか、やばいですね。

にしても、「優しいんだ」のあとに「誰にでも」と続くとは思わなかった(笑)。
これは相当ガッカリきてるですよ。

フェルトはずっと宇宙にいたのかもしれないですね。
で、同年代もいなくて、他人とのコミュニケーションの取り方が分からなかったのかもしれない、これまで。
だから、親以外に優しくしてくれる人がいなかったから、ロックオンの行動も期待しちゃったんだろうなぁ。
罪な男です。

にしても、この伏線はいったいどうなるんだろうか?
ほのぼの伏線にもシリアス伏線にも取れるので心配だ(笑)。


ガンダムOO DVD第3巻


Yes!プリキュア5 GoGo!第5話「生徒会長かれんへの手紙」感想

2008-03-07 00:19:51 | アニメ 感想
最近、感想が準レギュラー化しつつある「Yes!プリキュア5GoGo!」なんですが(笑)、やっぱり面白いですねー。

まだ新キャラと言えば、シロップくらいしか大きくは登場していないのに、飽きの来ない面白さがあります。
お話がしっかりしていて、きちんと30分の枠の中で収めてくれるあたり、子供と見ていてもみんなで楽しめる面白さがあります。
#笑いを入れつつも、基本的には道徳的にしっかり作ってあるのがポイント。

今回は作画も凄く綺麗で、ぐりぐり動いた前回のうららがメインの回とはまた違う、かれんさんの表情なんかが結構しっかり変化するように描いてあって、大人目線で感心していました。
#たぶん子供的にはそういう細かいところにぱっと気が付くことはないかもしれないけれど、こういう細かさが作品全体のレベルを上げて、子供が1話見終わったときに、全部含めて「ああー、今週も面白かった!」に繋がってるんだろうな、と思います。

今週はかれんさんがメインで、アクアの新必殺技が炸裂する回だったんですが、プリキュア5時代の最初のかれんさんと比較すると、本当にかれんさん、大人になられたというか、柔らかくなったわね(byスメラギ・李・ノリエガ=キュア・ブラック)、と言う感じで、キャラの細かい成長が前作から通じて対比されて描かれてるんですよね。

そこが素晴らしい。
またしても今回、「手紙」というキーワードで思いを伝えるのがストレートに描かれていて、それをかれんが大事に受けとめた、という何気に美しいストーリーでした。

うーん、良いですねぇ。

いつもは子供の観察眼とか、気付きにハッとさせられることが多いのですが、今回は娘ともこういう会話が出来て、

燕。 「かれんさんはプリキュアになってよかったね。」

娘  「何で???」

燕。 「前はね、生徒会長だから何でも自分でやらなきゃって思ってたでしょ?」

娘  「そうだよね、だから蝶々(変身できるようになった力の化身?)が逃げちゃって、プリキュアになれなかったもんね。」

燕。 「そうそう、でも、今のかれんさんは違うよね?」

娘  「そっか、のぞみたちがいるもんね。お友達、増えたもんね。」

燕。 「だから、かれんさんはプリキュアになってよかったと思うんだよね。」

娘  「でも、シロップがシロウってどういうこと?」

燕。 「・・・・・・・(いきなりその質問ですか)。」

シロウだけにそのうち「無限の剣製」でもやるんじゃないかと思ったり思わなかったりしたのですが、うちの奥さん曰く、かれんさんが「シロウ!」と言った瞬間に苗字は「あまい」だと思った、とのことです。やるな。


それにしても、アクアとミントの変身シーンのカットが他の3人に比べて若干時間が短いのは、この2人が卒業して抜けちゃう、とかいうことも考慮してるんだろうか・・・?とか、毎回年長組の変身シーンを観るたびに思ってしまいます(笑)。


そして、ラストで「このことは無かったことにしてやる!」と言って逃げていくブンビーさんが素敵過ぎた。

新シリーズになってパワーアップしたのはプリキュアだけじゃなく、もちろんブンビーさんも違う意味で進化してると思った瞬間でした。
#つか、スーツから作業服になってるあたりが芸が細かいんだよな(笑)。

ちなみに今回、日曜日に出張で居なかったので、わざわざ録画したやつをみんなで一緒に見たのでした(そこまでするか)。

まるで長い旅のようでした

2008-03-06 00:45:08 | Weblog
第1巻を探すのから非常に苦労した『狼と香辛料』ですが、続巻を揃えようという気持ちは思ったそのときに実行しないとダメ、というのを痛いほど実感していた今日この頃です。

つまり、5巻以降が見つからない(売り切れている)、ということなんですよね。

コメントで情報も頂いたのですが、僕が行った書店も5巻と6巻が完売状態で、7巻はまだ残りがあるという感じ。
僕が中々ゲットできなかった第1巻は重版がかかったのか、ようやく見ることができる感じでした。

アキバにはまだあるという情報も貰っていたので、まず神保町よってから無ければアキバだな、と思っていた矢先、灯台下暗しのように、オフィスの近くの書店で見つけることができました。おお、何たる幸運。

でも平置きされている場所に5巻はラスト1冊、6巻は残り3冊、と本当に危ないところでした(ふぅー)。

新しいオフィスに最近引っ越したので、まだ周辺の書店をチェックしていなかったんですよね。
いやー、本当に灯台下暗しですよ。

読みたい、と思うときに手に入らないのも結構辛い。
それがまた面白い小説であればあるほど。


まるで長い旅のようでした。


また来週に上海に行くんですが、そこまでに全巻読んでしまいそうな勢いです。

ちなみに個人的なお勧めは、まずアニメ版を第1話だけでも良いから観て、ロレンス=福山さん、ホロ=小清水さんの声を脳内にインプットしてから小説版を読むとなんちゅーか、かなり楽しめます。
#素晴らしいキャスティングだと思いますよ。


そして在庫状況を教えてくれた皆様、本当にありがとう!!
まじ助かったっす!!

狼と香辛料 DVD1


狼と香辛料 (電撃文庫)


時差マジック

2008-03-05 00:09:06 | Weblog
欧州出張から帰ってくると、約12時間のフライト+時差9時間のせいで約20時間くらいアヘッドな感じになるので、えっ、えっ、僕の1日はいったいどこに!?という感覚に毎度陥る燕。です、皆さんこんにちは。

具体的に言うと、ロンドンヒースローを出発したのが3日(月)の19:00なんだけれども、日本に到着するのは4日(火)の16:00くらい。
で、成田空港から家に帰って、シャワーとか浴びてご飯食べてゆっくりしていると、あらこんな時間。
自分の認識としては、まだ月曜日なわけだから、明日は火曜日、さあ頑張るぞ、みたいな。

そう、明日って水曜日なんだよね・・・。

やっぱり幻の4日(火)状態。

というのを毎回やってる気がします(笑)。

ちなみに、ヨーロッパに行くときは約13時間のフライト-時差9時間なので、その日の昼に出たとしたら、その日の夕方着いちゃう感じ。

うわーい、1日がいっぱいあって得した~、とか思っちゃいけませんぜ。
ここで無理すると、時差ボケ攻撃に晒されて、20時くらいに超・睡魔が襲ってきます。
で、それに負けると、次の日から大体14時~17時に超・睡魔が襲ってきますから。

個人差はあると思いますが、僕の時差ボケ対策は、飛行機の中できっちり無理やり寝て、現地についたら24時を回るまで絶対寝ない。
#それより早く寝ると、多分午前2時~3時に眼が覚めて、今度は寝れなくなるので。

次の日も、頑張って遅くまで起きておく。
つか、みんなで遅くまで飲みに行くのが一番だぜぃ。

という感じで時差ボケ調整をしてるんですが、今回は今のところ欧州滞在時は成功。
あとは、日本での生活でどのくらい時差ボケが出るかなぁ。

というわけで、日本に帰ってきても早く寝ちゃうとすぐ眼が覚めちゃうので、これから撮り貯めた作品をみるです。

特にアニメ版「狼と香辛料」が楽しみ、楽しみ。

今回丁度ヨーロッパ出張の中で小説版を読むことができたので、凄く幸運だったのかもしれません。
雰囲気あるもんなぁ。

帰国して全巻揃えるべし!と思って地元の書店に(小さい奴だけど)スーツケース引きずって買いに行ったら、5巻以降全部売り切れだった・・・。

やはり予想通りだったか(泣)。
#第1巻がかなり品薄で、手に入れるのに苦労したということは、続巻もその現象が起きるということですよ。面白ければ尚のこと。

というわけで、とりあえず第4巻だけゲットして、明日から頑張りたいと思います。

ふふーん、楽しみ、楽しみ。