『狼と香辛料』については、第1巻を読んだときからこれは素晴らしい、面白い、これは感想を書かなきゃ、くらいの勢いで大好きになってしまった、というか、その前にアニメ版を観て、ぐっと来てしまっていたので、詰まるところ、超・大好き、になってしまってるんですよね。
そして大・好きになってしまった直接のきっかけが、アニメ版の第6話「狼と無言の別れ」だったわけで、このラストの後味の良さにしばらく余韻に浸っていたほどでした。
うーん、素晴らしい。
これが決めてでこの後、超・品切れ状態に陥った小説版第1巻を探す旅に出るわけですが、その第1巻をようやく見つけて、そして読み終わったときの読後感の清清しさ、やはりぐっとくるものでした。
だから第1巻の感想書かなきゃ、なんて思っていたのですが、既に原作は5巻まで読み終わって、現在第6巻目に突入という状況。
面白くて、ついつい先を読んでしまうんですよね。
感想は結構ホットなうちに書かないと、その感動が言語化しづらくなってくるので、できるだけ早いうちに、とか思うのですが、中々出張とか行ってたりして書けなかったんですよね。
だからかなり自分への言い訳なんだけれども(笑)、第1巻の感想はやはりアニメ版第6話「狼と無言の別れ」を見た直後に書いた短い感想と同じく、いたく感動したものだったので、それを第1巻の感想として置き換えよう(うん、そうしよう=逃げた)。
とは言え、第1巻は今読み返しても面白くて、既に何度か読み返しているところです。
で、です。
もう5巻まで読み終わったところなんですが、この第5巻が非常に素晴らしかったんですよ。
もちろん第2巻~第4巻も、十分に面白い、素晴らしいわけですが、それにも増して個人的にこの第5巻はかなりキタ、というか、かなりしびれてしまいました。
すげー良かった。
ゆえにここから唐突に本題なんですが(笑)、この第5巻の感想が書きたくて、ここまで書いたようなものなんです。
#短いけど。
この第5巻、読み終わって思ったのは、もうこのままここで終わったとしても文句ないよ!つか、ここで終わっても良いよ!!くらいの結び方。
そう来たか。
そう来ましたか。
素晴らしいよ。
というくらいに。
詳しくはここでもまた書きませんが、二人の旅のハジマリからここまで積み上げてきたもの、そして出会いと別れ、孤独、寂しさ、楽しさ、嬉しさ、それがまた難題として降りかかり、そしてラストへ帰着する。
素晴らしいね。
この第5巻のラストを読み終えて、第1巻のラスト、そしてアニメ版の第6話を観終えた後の清清しさをまた思い出しましたよ。
ここで終わっても構わない、でも、また次も読みたい。
まるで「甘い塩」のようです。
#この言葉の意味は第5巻にて。
そう、「甘い塩」。
飲めば飲むほど渇きが増してしまう。
けれども口当たりがよく、その甘さからまた欲しくなってしまう。
第5巻ではこの「甘い塩」をダブルミーニングで利用している、というか、「塩」というキーワードで行けばトリプルミーニングくらいを兼ねているわけで、この物語全体で言えることですが、こういったものの使い方、言葉の使い方、伏線の貼り方、というのが非常に上手いんですよね。
そして、この本全体が読者にとっては「甘い塩」であるかの如く、飲めば渇くと分かっていても、それでも先を読みたくて仕方が無い、という気持ちにさせてくれました。
だからこそのラストシーン。
そうか、そう来たか、なんです。
いや、ほんと素晴らしかった。
僕の中では一端ここで区切っても全然良かったのだけれども、それでもこの二人の旅が続いていくのなら、その笑顔で別れるその日まで、僕らも一緒に旅をしようか、という気になりますね。
このアニメ版の主題歌『旅の途中』の歌詞の中で、
差し出すその手を つないでいいなら
どこまで行こうか 君と二人で
どこへも行けるよ まだ見ぬ世界の
ざわめき 香りを 抱きしめに行こう
と、あるのですが、この部分の歌詞は泣かせる、というか、二人の旅を考えると、ぐっと来てしまいますね。
この主題歌はお勧めですね。
逆に小説を読みながら、この歌を思い出すとまたぐっときます。
最近では、この二人の旅が終わって欲しくないのと同じように、読みたいんだけれども、先に進めば進むほどこの文章を読むのがもったいなく感じるようになってきてしまいました。
重症です。
ということで、『狼と香辛料』第5巻、大満足でした。
■狼と香辛料 DVD1
■狼と香辛料 第5巻(電撃文庫)
■清浦夏美 旅の途中
そして大・好きになってしまった直接のきっかけが、アニメ版の第6話「狼と無言の別れ」だったわけで、このラストの後味の良さにしばらく余韻に浸っていたほどでした。
うーん、素晴らしい。
これが決めてでこの後、超・品切れ状態に陥った小説版第1巻を探す旅に出るわけですが、その第1巻をようやく見つけて、そして読み終わったときの読後感の清清しさ、やはりぐっとくるものでした。
だから第1巻の感想書かなきゃ、なんて思っていたのですが、既に原作は5巻まで読み終わって、現在第6巻目に突入という状況。
面白くて、ついつい先を読んでしまうんですよね。
感想は結構ホットなうちに書かないと、その感動が言語化しづらくなってくるので、できるだけ早いうちに、とか思うのですが、中々出張とか行ってたりして書けなかったんですよね。
だからかなり自分への言い訳なんだけれども(笑)、第1巻の感想はやはりアニメ版第6話「狼と無言の別れ」を見た直後に書いた短い感想と同じく、いたく感動したものだったので、それを第1巻の感想として置き換えよう(うん、そうしよう=逃げた)。
とは言え、第1巻は今読み返しても面白くて、既に何度か読み返しているところです。
で、です。
もう5巻まで読み終わったところなんですが、この第5巻が非常に素晴らしかったんですよ。
もちろん第2巻~第4巻も、十分に面白い、素晴らしいわけですが、それにも増して個人的にこの第5巻はかなりキタ、というか、かなりしびれてしまいました。
すげー良かった。
ゆえにここから唐突に本題なんですが(笑)、この第5巻の感想が書きたくて、ここまで書いたようなものなんです。
#短いけど。
この第5巻、読み終わって思ったのは、もうこのままここで終わったとしても文句ないよ!つか、ここで終わっても良いよ!!くらいの結び方。
そう来たか。
そう来ましたか。
素晴らしいよ。
というくらいに。
詳しくはここでもまた書きませんが、二人の旅のハジマリからここまで積み上げてきたもの、そして出会いと別れ、孤独、寂しさ、楽しさ、嬉しさ、それがまた難題として降りかかり、そしてラストへ帰着する。
素晴らしいね。
この第5巻のラストを読み終えて、第1巻のラスト、そしてアニメ版の第6話を観終えた後の清清しさをまた思い出しましたよ。
ここで終わっても構わない、でも、また次も読みたい。
まるで「甘い塩」のようです。
#この言葉の意味は第5巻にて。
そう、「甘い塩」。
飲めば飲むほど渇きが増してしまう。
けれども口当たりがよく、その甘さからまた欲しくなってしまう。
第5巻ではこの「甘い塩」をダブルミーニングで利用している、というか、「塩」というキーワードで行けばトリプルミーニングくらいを兼ねているわけで、この物語全体で言えることですが、こういったものの使い方、言葉の使い方、伏線の貼り方、というのが非常に上手いんですよね。
そして、この本全体が読者にとっては「甘い塩」であるかの如く、飲めば渇くと分かっていても、それでも先を読みたくて仕方が無い、という気持ちにさせてくれました。
だからこそのラストシーン。
そうか、そう来たか、なんです。
いや、ほんと素晴らしかった。
僕の中では一端ここで区切っても全然良かったのだけれども、それでもこの二人の旅が続いていくのなら、その笑顔で別れるその日まで、僕らも一緒に旅をしようか、という気になりますね。
このアニメ版の主題歌『旅の途中』の歌詞の中で、
差し出すその手を つないでいいなら
どこまで行こうか 君と二人で
どこへも行けるよ まだ見ぬ世界の
ざわめき 香りを 抱きしめに行こう
と、あるのですが、この部分の歌詞は泣かせる、というか、二人の旅を考えると、ぐっと来てしまいますね。
この主題歌はお勧めですね。
逆に小説を読みながら、この歌を思い出すとまたぐっときます。
最近では、この二人の旅が終わって欲しくないのと同じように、読みたいんだけれども、先に進めば進むほどこの文章を読むのがもったいなく感じるようになってきてしまいました。
重症です。
ということで、『狼と香辛料』第5巻、大満足でした。
■狼と香辛料 DVD1
■狼と香辛料 第5巻(電撃文庫)
■清浦夏美 旅の途中