薄氷ながらもロロを口説き落としたルルーシュ、相変わらずの騙し騙されあい&思惑絡みあいまくり展開。
ラストのルルーシュの笑い方とかみながら、こっちも笑ってしまいました(なんというシーソーゲーム)。
先週に引き続き、ロロとヴィレッタ先生の心情面についてはセットでスポットを当てて考えていたので、その辺も答えとして今週は描かれたので、まず第1段階的には個人的に満足。
■ロロ
何度書いても■のあとにロロと書くと、記号が並んでいるようにしか見えない(笑)。
#クチロロと同じ効果だ・・・。
さて、今回見事にルルーシュによって口説き落とされてしまったロロですが、やはり予想通りというか、予想以上に自分というものを失っていた存在だった、というのが判明した、というのが結構意味的には大きかったかな、と。
先週の予想だと多分家族か、記憶あたりを失っていて、自分を失っている状態なんじゃないか?と思っていたのですが、それ以上の失いっぷりで、実はギアス能力以外、彼自身のアイデンティティーを支えているものは何も無かった、自分は何者でもない、自分の存在意義をギアス以外に持っていない、という究極のアイデンティティーロストキャラだった、ということが判明。
で、ルルーシュがそれに気が付いたきっかけというのは、機密情報局(キジョウ、キジョウって言うから最初何のことか分からなかったよ(笑))にあったロロのデータと、それを裏付ける写真の中のロロの表情、と。
自分すらも失ってしまっていたロロに、偽りであっても、ロケットというプレゼントで誕生日を与えられたルルーシュとの生活。
偽りと知りつつも、任務と知りつつも、自分に初めて絆みたいなものができてしまった。
ゼロであって欲しくない、と先週言っていたのも、この生活を実は大切に思っていて、出来るならば続いて欲しいと思っていた、かもしれない。
アイデンティティーゼロの状態のロロが手に入れた、ルルーシュの弟というアイデンティティー。
で、ルルーシュはそこに付け込んだ、と(笑)。
それにしても、ダールトン(息子)にそんなギアスをかけていたとは(笑)。
最初、理解できなかったよ。
えっ、何でヴィンセントを撃つの?って。
しかしそれすらも仕組んだことであって、ヴィンセントを庇うことも計算のうち、というか、それがロロを口説く決定打として狙っていたことだったんだよね。
#かなり薄氷、な感じだけど。
ルルーシュは心の中で、こんな(ナナリーの場所に居座る)不届き者はけしからん、使い倒してやるって言ってるわけですが、その辺はコードギアス、それだけで終わるとも思えません。
結局ルルーシュはロロにもギアスは使ってないし、偽りの兄弟生活が、もう一変して、さらに偽りの兄弟生活になったわけで、もう何回転かするかもしれないし、決裂するかもしれない。
でも、意外と最後の最後は、ルルーシュがロロに、今までの暗殺の記憶を忘れろ、とかギアスをかけても面白いかな、とも個人的には思いますけどね。
#つまり、偽りで始めた兄弟生活だったけれども、互いを知るうちに、本当の兄弟のようになってしまった、とかね。
意外とルルーシュは、大切な人に対してはギアスの使い方が優しい(状況は非常にシビアなときに使わざるを得ないのだけれども)。
偽りの生活でも、そこに芽生えた絆はホンモノ、というのはあっても良い気がしますね。
で、それが成立するのも、互いに抱えていた虚構や嘘を取り払った(強制的に取り払われた)後に到来する、という法則性があるとすると、このコードギアス、かなり僕は面白いと思います。
■ヴィレッタさん
上述した法則性ですが、これがまたヴィレッタさんにも当てはまると思うわけです。
先週の扇さんを見る微妙な表情。
これは、今週明らかに、扇さんを気遣っていた表情だった、というのが今週判明したわけです。
殺されるなら仕方ない、けれども、出来るなら生き残って欲しい、そして生き残ってホッとする女性らしい仕草。
素敵すぎる。
ヴィレッタさん、良かったですよ。この表情&この仕草。
先週からロロとヴィレッタさんの対比は面白いな、と思っていたのですが、今週はそれであたりだった気がします。
偽りの記憶、正確に言うとヴィレッタさんの場合は記憶喪失で、これもまたアイデンティティーロストだったわけですが、そこから始まった扇さんとの関係。
記憶が戻った時点で破局、というのは目に見えていて、事実第1期のラストではヴィレッタさんは扇さんを撃つわけですが、それでもひょっとしたら急所は外していたのかも…。
で、互いの素性がわかって(ヴィレッタさんの場合は意図して隠していたわけじゃないんですが)、それでも偽りの生活の中でも確かに絆みたいなのは残っていて・・・、今度は全ての脚色・虚構を取り払ったその上で・・・、という展開は実はコードギアス的テーマの最終形なんじゃないか、と大分気が早いですが思い始めたところです。
これは多分ルルーシュにも当てはまる法則、と踏んでるんですが、いかに?
■中華連邦
皇帝が小娘、という事実が判明。
えー!!(それイイかも)と思ったんですが、だから大宦官が中華連邦を実質支配している、という設定になってるのかなー。
黎星刻(リー・シンクー)はその辺が以前から気に入らなかったわけなんですね、多分。
で、黒の騎士団の介入&ガオハイの奇行をチャンスと捉え、排除した、と。
つか、ガオハイにギアスかかってること、気が付かなかった・・・。
で、ガオハイの死は黒の騎士団のせいにすればよい(むしろ寄生虫(ガオハイ)を排除できて助かった)&その辺については借りということにして、今回の救出劇が上手くいくようならばそれをさりげなく手伝うことで借りを返す、というなかなか義理堅い人です。
#ただ失敗するなら助けないよ、という現実派の人でもあります。
野心家、というより、実は皇帝に非常に忠実な人、とかそういうのかもしれないですね。
「ルルーシュ並みの知性とスザクに匹敵する戦闘能力を有す傑物」という設定らしいので、今回は助けてくれましたが、いずれ敵に回る人物なんだろうなぁ。
難敵ですな。
この他にもEUとかも相手にしないといけないんだよね。
…コードギアスは人気が続けば第3期とかもあるんじゃないの?つか、終わらないんじゃない?とか思っちゃいますね。
にしても、今回は薄氷。ギリギリ。
でも、コーネリアさまは行方不明、ということになってるのね。
コーネリアさまファンとして複雑。
ロロのバックグラウンドというか、何故ブリタニアにいるのか?というのも気になるところ。
まだまだ謎は山積ですが、何となくこうだったら良いな、というテーマ的展開は個人的に見えてきたようなそうでもないような、そんな気がします(どっちやねん)。
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 (Blu-ray Disc)
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02 (Blu-ray Disc)
Blue-Ray版を購入予定です。
ラストのルルーシュの笑い方とかみながら、こっちも笑ってしまいました(なんというシーソーゲーム)。
先週に引き続き、ロロとヴィレッタ先生の心情面についてはセットでスポットを当てて考えていたので、その辺も答えとして今週は描かれたので、まず第1段階的には個人的に満足。
■ロロ
何度書いても■のあとにロロと書くと、記号が並んでいるようにしか見えない(笑)。
#クチロロと同じ効果だ・・・。
さて、今回見事にルルーシュによって口説き落とされてしまったロロですが、やはり予想通りというか、予想以上に自分というものを失っていた存在だった、というのが判明した、というのが結構意味的には大きかったかな、と。
先週の予想だと多分家族か、記憶あたりを失っていて、自分を失っている状態なんじゃないか?と思っていたのですが、それ以上の失いっぷりで、実はギアス能力以外、彼自身のアイデンティティーを支えているものは何も無かった、自分は何者でもない、自分の存在意義をギアス以外に持っていない、という究極のアイデンティティーロストキャラだった、ということが判明。
で、ルルーシュがそれに気が付いたきっかけというのは、機密情報局(キジョウ、キジョウって言うから最初何のことか分からなかったよ(笑))にあったロロのデータと、それを裏付ける写真の中のロロの表情、と。
自分すらも失ってしまっていたロロに、偽りであっても、ロケットというプレゼントで誕生日を与えられたルルーシュとの生活。
偽りと知りつつも、任務と知りつつも、自分に初めて絆みたいなものができてしまった。
ゼロであって欲しくない、と先週言っていたのも、この生活を実は大切に思っていて、出来るならば続いて欲しいと思っていた、かもしれない。
アイデンティティーゼロの状態のロロが手に入れた、ルルーシュの弟というアイデンティティー。
で、ルルーシュはそこに付け込んだ、と(笑)。
それにしても、ダールトン(息子)にそんなギアスをかけていたとは(笑)。
最初、理解できなかったよ。
えっ、何でヴィンセントを撃つの?って。
しかしそれすらも仕組んだことであって、ヴィンセントを庇うことも計算のうち、というか、それがロロを口説く決定打として狙っていたことだったんだよね。
#かなり薄氷、な感じだけど。
ルルーシュは心の中で、こんな(ナナリーの場所に居座る)不届き者はけしからん、使い倒してやるって言ってるわけですが、その辺はコードギアス、それだけで終わるとも思えません。
結局ルルーシュはロロにもギアスは使ってないし、偽りの兄弟生活が、もう一変して、さらに偽りの兄弟生活になったわけで、もう何回転かするかもしれないし、決裂するかもしれない。
でも、意外と最後の最後は、ルルーシュがロロに、今までの暗殺の記憶を忘れろ、とかギアスをかけても面白いかな、とも個人的には思いますけどね。
#つまり、偽りで始めた兄弟生活だったけれども、互いを知るうちに、本当の兄弟のようになってしまった、とかね。
意外とルルーシュは、大切な人に対してはギアスの使い方が優しい(状況は非常にシビアなときに使わざるを得ないのだけれども)。
偽りの生活でも、そこに芽生えた絆はホンモノ、というのはあっても良い気がしますね。
で、それが成立するのも、互いに抱えていた虚構や嘘を取り払った(強制的に取り払われた)後に到来する、という法則性があるとすると、このコードギアス、かなり僕は面白いと思います。
■ヴィレッタさん
上述した法則性ですが、これがまたヴィレッタさんにも当てはまると思うわけです。
先週の扇さんを見る微妙な表情。
これは、今週明らかに、扇さんを気遣っていた表情だった、というのが今週判明したわけです。
殺されるなら仕方ない、けれども、出来るなら生き残って欲しい、そして生き残ってホッとする女性らしい仕草。
素敵すぎる。
ヴィレッタさん、良かったですよ。この表情&この仕草。
先週からロロとヴィレッタさんの対比は面白いな、と思っていたのですが、今週はそれであたりだった気がします。
偽りの記憶、正確に言うとヴィレッタさんの場合は記憶喪失で、これもまたアイデンティティーロストだったわけですが、そこから始まった扇さんとの関係。
記憶が戻った時点で破局、というのは目に見えていて、事実第1期のラストではヴィレッタさんは扇さんを撃つわけですが、それでもひょっとしたら急所は外していたのかも…。
で、互いの素性がわかって(ヴィレッタさんの場合は意図して隠していたわけじゃないんですが)、それでも偽りの生活の中でも確かに絆みたいなのは残っていて・・・、今度は全ての脚色・虚構を取り払ったその上で・・・、という展開は実はコードギアス的テーマの最終形なんじゃないか、と大分気が早いですが思い始めたところです。
これは多分ルルーシュにも当てはまる法則、と踏んでるんですが、いかに?
■中華連邦
皇帝が小娘、という事実が判明。
えー!!(それイイかも)と思ったんですが、だから大宦官が中華連邦を実質支配している、という設定になってるのかなー。
黎星刻(リー・シンクー)はその辺が以前から気に入らなかったわけなんですね、多分。
で、黒の騎士団の介入&ガオハイの奇行をチャンスと捉え、排除した、と。
つか、ガオハイにギアスかかってること、気が付かなかった・・・。
で、ガオハイの死は黒の騎士団のせいにすればよい(むしろ寄生虫(ガオハイ)を排除できて助かった)&その辺については借りということにして、今回の救出劇が上手くいくようならばそれをさりげなく手伝うことで借りを返す、というなかなか義理堅い人です。
#ただ失敗するなら助けないよ、という現実派の人でもあります。
野心家、というより、実は皇帝に非常に忠実な人、とかそういうのかもしれないですね。
「ルルーシュ並みの知性とスザクに匹敵する戦闘能力を有す傑物」という設定らしいので、今回は助けてくれましたが、いずれ敵に回る人物なんだろうなぁ。
難敵ですな。
この他にもEUとかも相手にしないといけないんだよね。
…コードギアスは人気が続けば第3期とかもあるんじゃないの?つか、終わらないんじゃない?とか思っちゃいますね。
にしても、今回は薄氷。ギリギリ。
でも、コーネリアさまは行方不明、ということになってるのね。
コーネリアさまファンとして複雑。
ロロのバックグラウンドというか、何故ブリタニアにいるのか?というのも気になるところ。
まだまだ謎は山積ですが、何となくこうだったら良いな、というテーマ的展開は個人的に見えてきたようなそうでもないような、そんな気がします(どっちやねん)。
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 (Blu-ray Disc)
■コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02 (Blu-ray Disc)
Blue-Ray版を購入予定です。
間違えて、また報道特集を見ようとテレビを見ると
やっていたので、洗濯物の整理をしながら見てしまいました(笑)。秋からは、この時間帯で00の第二期が
放映されるんですかね? いやあ、間違えない様に
しないと、危ないですね。笑
ところで、先々週は見て無いんですが、その前のは、
見たんで、どうも、話が飛んでますが、それ程
進んでいなかったのか、なにが起こっているのかは、
判りましたが、実は、そんな事はどうでも良くて、
この話の主人公は、物凄い悪ですねえ!! それに、
あの声、あの笑い方、あの台詞。 ぼろ雑巾の様に
ぼろぼろになるまで使って棄ててやる、はははっ
て、どういう漫画なんだろう? と呆れるというか、
笑っちゃうというか、なんか、いいんですかね、
こういうのって? どうも気を付けないと、嵌って
しまいそうです。私、実は、途轍も無い「S」で(笑)、
物語がどうとか、メカがどうとか、余りどうでも
いいですが、それより、この吸血鬼みたいな洋装の、
吸血鬼より酷そうなサディストに、なんか興味が...
毒々しいですなあ。久しぶりに、悪いやっちゃなあ、
と笑わせて貰いました。笑 こんなん、好きです。
(最近、可也関西弁を覚えました。笑)
こっちの記事でもStrike Daggerさんのコメントを見ることができるというのは嬉しいですね。
コードギアスR2の反応がどうなるかによるかもしれませんが、00の第二期は基本的にこの時間枠だということですよ。
コードギアスの主人公、ルルーシュは悪であったり、時に正義であったりと、二元論的に判断できない、というのがこの作品の特徴でもあります。
また、作品全体的に善悪の判断を視聴者に委ねるところがあり、作中キャラクターが何らかの裏と表の感情を持っています。
#ルルーシュは実は三面性を持っているのだけれども。
そういう中で、Strike Daggerさんの仰るとおり、ルルーシュはSなんですが、時にMです(笑)。
これは作品を観ていくと分かるのですが、この辺のどSっぷりと、時折見せるどMっぷりが素敵です。
やはりギャップ萌えなんです(違)。
あと、関西弁を覚えると、多分英語にも関西訛りが出ると思います(えー)。