蒼穹のぺうげおっと

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昨日までの読了 3冊

2004-09-15 10:28:19 | 小説 感想
昨日までの読了 3冊。

『十二国記 華胥の幽夢(ゆめ)』
『マリア様がみてる バラエティギフト』
『マリア様がみてる チャオソレッラ!』

これにて十二国記、マリみて既刊分は全て読了となりました。
#マリみてはプレミアムブックが残ってますが、今日あたり購入しようかな。

■十二国記 華胥の幽夢(ゆめ)
小野不由美先生には読者の気持ちを先読みされているようで嬉しくなりますね。
以前の感想にもこういうテーマを取り上げて欲しい、しかも短編だといいなぁ、なんて書いたのですが、今回はまさにそれでキターって感じでしたよ。

泰での泰王帰還の話をやるかどうかは分かりませんが、これにて私が残りやって欲しいと思うテーマは残り一つになりました。
十二国記は各登場人物が果てない自分との戦い通じて様々なテーマを消化しているんですが、恋愛についてはまだテーマとして消化されていない部分だと思うのです。
予王が景麒に恋してしまったという伏線があるので、そこをフューチャーしても面白いかも。
#為政者の孤独という点については本書の「帰山」で消化されていて、それ自体やって欲しいと思っていたので嬉しいのですが、「孤独」と「思慕」は対をなすと思うので、やはり恋愛系をやって欲しいと思うのですよ。
#ただ、十二国記の世界の人々は結構自立している文化を背負っているのでちょっとやらないかもしれませんねぇ。

■バラエティギフトとチャオソレッラ!
どちらもエンターテイメントに徹した作品で、ほんと気楽に読めました。
しかし、学園祭へ向けて(つまり祐巳の妹探しへ向けて)ものすごいタメを作ってますねぇ。
もしかして学園祭エピソードを描く気持ちを作者自身が高めているのか、それともまだ時が満ちていない(読者側のタメが十分ではない)と感じているのでしょうか。
瞳子、可南子に笙子という新キャラも登場させたし、可南子に至ってはチャオソレッラのエピローグで祥子さまとのわだかまりをリセットさせて、妹選びのスタートラインにフェアな形で並ばせているし、実はまだ作者の中でも誰か決まってなかったりして。
それはそれで読者としてはまた引っ張られて、つまりまだまだマリみてシリーズが楽しめるので嬉しかったりもするんですが。

どちらも感想は後日。
十二国記は3つほど感想のストックがあるので順次アップしていきます。

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