蒼穹のぺうげおっと

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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第11話 「来訪者・燃ユル雪原」 感想

2010-03-17 22:38:04 | ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
やはり最も冬が深くなったタイミングに合わせて、物語の冬の部分が訪れました。
そしてその冬はこれまでの物語の流れを急激に加速させる緊迫のクライマックスへ。


最後にとってあったのはノエルの過去で、これにて小隊全員の過去が明らかになりました。
ちょうどこの感想でも第四話の感想(ガラスの話)のときに、ノエルの過去は多分過去に人を殺すことに何らかの形で関わってしまったのかも、なんてことを書いていたので、そこがここにきてビンゴ。

そういう意味でノエルがタケミカヅチを修復していたのは、自分が復活させた過去のテクノロジーで多くの人を殺してしまったことに対する贖罪で、今度はそのテクノロジーで人を守りたい、とかそういう意味なのかもしれないなぁ。

アイシャに対する態度はまさに贖罪。

次回、最終回において、(脚本吉野さんの)予告どおりのタケミカヅチ完全起動。

これが悪魔となるのか、天使となるのか。

最後のポイントはやっぱりリオかな。
フィリシア隊長が賭けたのは、自分の運とかじゃなくて、リオの存在なんだよね、きっと。

辺境での大軍同士の対峙。
ここに決着をつけることが出来るとすればリオなんじゃないかと思いますし、やはりそこで揃うカナタをはじめとした砦の5人の乙女が伝説の再現となるのか?というところかな、クライマックスは。

非常に気になるのが、アイシャの言葉。

ヘルベチアからすれば悪魔。

ローマからすれば天使。
#ドイツ語をしゃべるローマ・・・(笑)。

この相反する伝説。

そして説明の途中となってしまった炎の乙女の伝説。

これもきっと違う語りになっているのかもしれないですね。

果たして真実とは?


こういったシリアスな展開をしている中で、それでもやはり一番大きな奇跡を呼び込む可能性があるのはカナタ。

カナタがこれまで小隊のみんなの本心を引き出してきたのは、カナタの素直に心、素直な音に共鳴したから。

敵対する国同士でも、音楽は同じ。

伝説は悪魔と天使で違っていたとしても、音楽を通じて伝わる感動はきっと国境を越える。

カナタがきっと奏でるであろう「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」は、そして五人のハーモニーは、何かしらの奇跡を呼び込んで、冬の終わりを告げて欲しいところ。

春を予感させるエンディングが来たならば、もう言うことはありません。

ちょうど前述の第四話の感想を書いたときに描かれた素晴らしい青空=蒼穹。

あの蒼穹の描き方に、少なからず感動を覚えました。


その蒼穹に響く「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」。

次回、最終回。

楽しみに待ちたいと思います。

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