空の境界 The garden of sinners 上

先日購入したノベルズですが、

■これ面白いかも。
万人にお勧めできるたぐいのものではないですが、こういう世界観を作れるっていうのは凄いね。

■ちょっと文章にクセがあって、
最初は入りづらいなぁなんて思ったのも束の間、読み慣れた頃には心を掴まれた感じでした。
描写にはグロイところもあって抵抗を感じつつも、主人公「両儀式」の「危うさ」と黒桐幹也の「バランス」が読みたくてページをめくっています。

■時系列をバラバラにして
フィードバックさせる構成が深みを作ってるんだろうな。
洗練さは足りないけどこれはこれで秀逸。
#ただあくまで万人受けはしないと思います。僕は抵抗ありながらも好きですが。

■これで
一旦最高潮になりかけたマリみて購入の波から遠ざかったわけですが、今心配しているのは読後のことです。
きっと買ってしまうに違いない。
今度こそマリみてを。
しかも本屋で。
そんな自分に怯えつつ今日も空の境界を読むことにします。

爆裂天使 第14話 感想

■ジョーとメグの過去話
については期待していただけに今回は残念。
どんな任務よりもメグの命を優先するジョーだけに、それを納得させるエピソードが欲しいところ。
できればもう1話取って、人間性を無くしたジョーがメグとの交流で人間性を少しずつ取り戻すなんていう過去エピソードを期待してしまうところです。

■ジョーは昔から
義理堅いのかもしれない。
小さい女の子に気を許していたのは河に浮いていた自分を助けてくれたからであり、メグにも一応助けられているわけで、自分の命を助けてくれた人間に対しては義理堅いところがあるみたい。
恭平に対してもそういところあるしね。

■ジョーはやっぱり
生体兵器の実験体だったわけですが、実験途中での逃亡により化物化は免れたというところか。
第2話でメタルブレインを凝視するシーンや、第4話でメタルブレインに寄生されかけたシーンとかの伏線がここで繋がってくるわけですね。
No.2の奴が化物化するシーンでは第4話のジョーの台詞「弱い奴は喰われる、自分の中の魔物に喰われて」がオーバーラップしてきたのですが、ジョーメインのストーリーの時はこの辺の「危うさ」みたいなのを描いて欲しいところです。

■世界情勢
メグが育ったのがN.Y.ってことはあの空母は米軍のものか。
イシ○ラ都知事のRAPT結成っていうのは背後に米軍があるのか、それとも生体兵器を開発している米軍に対抗するためなのか。
イ○ハラ都知事の性格からして後者のような気がするが。
#あれほど右よりな人物なのに非難されないってのはある意味すごいっつーか怖いな。
次回予告に彼の顔があったので次回を待つことに。