蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

昨日の読了1冊

2004-07-16 12:33:48 | マリみて
昨日読了。
『マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物』(前編)

後編も既に半分まできました。
ものすごく読みやすいため、2時間で1冊読了ペースでしょうか。

特に後編、ここまで素晴らしい出来、電車の中でニヤつきを止めることができません(周りの皆様、どうか放っておいてください)。
詳しい感想は後日。

今日の懺悔
マリア様、電車の中で挿絵ページがあるとすぐに次ページをめくってしまう小心な私をお許しください。
いずれは、きっといずれは・・・(涙)。

マリみて いばらの森 感想

2004-07-16 10:08:39 | マリみて
うーん、切ない。
いばらの森のエピソードから一転、白き花びらはマジ切ない。
ああ、ロサ・ギガンティア(さま)・・・って感じ。

従来のロサ・ギガンティア(さま)を読者は知っているだけにそのギャップがまた切ないなぁ。
いばらの森→白き花びらの2段構成ってほんと反則だよ。効果絶大。

■やはりポイントは
「相互依存」では駄目でどうやって「相互理解」への道を拓いていくかなんでしょうね。
そういう意味で前巻の黄薔薇革命で「相互依存」に陥りそうになって何とか回避した黄薔薇の二人と今回のエピソードがリンクしていてこの巻を跨いだ作者の構成力に感服いたします。
過去と現在で持ってくる結末まで対比されているし。

■そして冷えてしまった
聖さまの心に手を差し伸べる(というか必死で救い上げた)水野蓉子さまに拍手。
いやー、このお方読めば読むほど素晴らしい方ですね。
一読者としての心まで救われた気がしました。

■でも本当に凄かったのは、
学園長ではないでしょうか。
かつての自分とかぶるから聖さまと栞さんが大事に至る前にポイントを設けることができたわけですが、心中複雑だったことでしょう。
学園長のように栞さんも将来的にシスターとして復活して頂きたいものです。

■できれば、
クリスマス後から祐巳が妹になるまでの聖さまの心情の変化を先代ロサ・ギガンティア(さま)やつぼみ時代の水野蓉子さまを交えて語って頂きたいものです。

■呼び名について
どの巻かすぐ思い出せませんが、薔薇様たちの呼び方についてあとがきに解説がありました(さまを付けて呼ぶかどうかについて)。
TV版を見ても分かるんですが、ロサ・ギガンティアであればそれだけで敬意を込めた呼び名だとのこと。
それでもロサ・ギガンティアさまと呼びたくなる、つか呼ばせてください(懇願←誰に)。