蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

今週は断食週間

2004-07-26 21:18:38 | Weblog
■今週は
かなり忙しいことが判明。
以前から提案していた案件が2本とも受注、さらに新規提案を依頼され提案書は急ぎらしい。

■そんな時は
ストイックにならざるをえまい・・・。
きちんと仕事と向き合うときも必要だろう・・・。

そう、今週はあることを我慢することにします。
そう、それは人にとっては禁酒・禁煙の類に近いかもしれない。
そう、それは人にとっては苦痛を伴うことかもしれない。
そう、今週はマリみてを購入することを控えます(えー)←悲鳴。

今朝の時点で『子羊たちの休暇』を読了しており、この状態で購入を控えるという決断は1週間断食をするに等しいわけですよ。
既に、自信が無い(断言)。
#まあ、その分感想とか頭の整理とかに時間を割いてるんですけどね。
#つか、仕事は?

鋼の錬金術師 第8巻 感想

2004-07-26 12:55:46 | ハガレン
待ちに待った第8巻の発売。
私の中では天上天下の12巻と同じくらい発売を待っていた単行本です(天上天下の12巻は来月…長い)。

■待っていた最大の理由は
第7巻の最後がTV版との本当の意味での分岐点だったからです。

TV版は鬱傾向に拍車がかかってきていたのですが、原作は果たしてそうなのか?個人的希望としては原作の妙に救いのある明るさを保持していてほしいと願っていたというわけです。
#以下、長文です。時間の無い方はご注意あれ。

■で感想は
良かった…。ほんと良かった。正直ホッとしてます。
ストーリーが核心に近づけば、それだけ密度が増すのは当然だし、人の命を扱うネタを含むだけにある程度の「暗さ」は仕方ないと覚悟していたのですが、この読後感にそれはありませんでした。
この作者、やはりよく考えられています。リスペクトです。

■で内容は
こちらも良かった…。
構成としては、
・グリード編クライマックス
・インターバル(大佐や中尉とバリーの絡み)
・新キャラ登場、新展開
なわけですが、

■グリード編
グリード、ほんとよかったです。
最後までグリードって感じで、その潔さに合掌です。
#脇を固めたキメラ達もカバー裏の背表紙で天に召されてツボでした(毎巻楽しみにしています)。

■もう一つ
グリード編で明らかになったのはホムンクルスの文字通り親なわけですが、これは普通に考えたらエド達の父親になりますね。
ただ気になるのは年齢です。
ガンガンを読んでないので全くの予想ですが、グリードが封じられたのは1世紀も前、つまり普通の人間なら生きていないわけです。
この辺を読んで思い出すのが『ロードス島戦記』。
つまり、エド達の父親はカーラではないか?という推測です。
めっちゃ論理が飛躍してますが(ロードス島戦記読んで無い人完全に置き去りですよ)、
賢者の石を追い求めているのは古代の練金術士から延々と繰り返されているわけで、その念・想いが何かに結集し、代々有能な練金術士に取り付く(寄生する)ということも考えられます。

多分、ほかのホムンクルスも体だけは取り替えて中身(精神・記憶など)を継承しているのかもしれません。
#グリードが溶けた後に飲んだ液体がそれか?
#ただ、体となった者の記憶は多少影響しているのかもしれませんが。

■ホムンクルス達の名前
その由来が今回ようやくわかりました。
7つの大罪からきていたのですね。納得。
今回漢字で書いてくれてようやくわかりました。
それでホムンクルスは7人なんですね。
#映画『セブン』にでてきたあれですね。

■インターバル編(大佐や中尉とバリーの絡み)
インターバルとは言っても大抵はそういうときに大事な伏線を絡めるもの。
これは伏線というより、もろマスタング大佐組は渦中へ飛び込まざるを得なくなりました。
#しかし、そのトリガーがバリーというのも気が利いてるなぁ。

■意外と
大佐は賢者の石に関する軍の動向を把握していなかった。
ということは腹心は5人しかいないわけで、この状態からどうやってブラッドレイ体制を覆していくかがマスタングサイドを見るときのポイントでしょう。
#彼は元々賢者の石云々の前に個人的な野心(理由)もあるでしょうから。

■アームストロング少佐も
ブラッドレイ体制転覆へのキーマンの一人であることには変わりなく、ひねりを入れるとすればもう一人くらい参入してくるか、もしくはなんらかのイベントが必要になるんだろうな。
近隣諸国と緊張状態にあるという伏線が開示されたわけで、第2・第3のイシュヴァールになる可能性がある。
裏を返せば、そこがブラッドレイ対マスタングのターニングポイントになるのか・・・。

■シン
新キャラ登場・新展開へ。
これって、チェスで追い詰められたと思ったらもう一枚チェス盤を追加して世界が広がっちゃったって感じですよ。
ある意味すげー。
錬丹術ですか。金ではなく水銀ということですね。
#ちなみに日本で丹がつく地名では水銀が採れるところが多いらしいですね。

■そしてセントラルへ
役者がセントラルに集いつつありますね。
俄然、おもしろい!
もう、9巻が待ち遠しい・・・。