5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

モルダ

2018-02-28 21:25:14 | 韓国

「モルゲッソヨ」

は日本語で「知りません」という意味になる韓国語だ。「世界の街海外リポート」の韓国特派員氏は今回も平昌オリンピックの話題を送ってきた。

これは、平昌のプレスセンター前にある男性裸像の呼び名だといい、これがSNS上で話題になっているらしい。ある日本人が韓国人のスタッフに訊ねたら「モルゲッソヨ」と云われて、それが像の名前のように流通しているのだそうだ。

正式のタイトルは「弾丸マンたち」で、2013年に行われた平昌ビエンナーレの出品作だ。TVで作家の顔を見たが、いまどきのソウルにいそうな若者の典型といっていいちょっと女性的な顔立ちをしている。「欲望の殻の中には弱い人間の本性が存在する」というのが作者の制作意図らしい。

女性の特派員氏らしく「頭に弾丸を被った」と婉曲に表現しているが、これはまったくの男性器Pである。初めてこの像をTVで見た時には、卑猥な感じの方が先にきた。デジタル空間の中なら近頃はいとも簡単に似たような意匠のものがたくさん見つかる。平昌ではなかったが、近隣のどこかにも男性器を屹立させた公園の紹介があった。

韓国は、男にせよ女にせよ公共の場で自分の裸体をそのまま見せることにおおきな抵抗感があったはずではなかったのか。今日は国府宮の「はだかまつり」だったが、日本人はすぐに裸になりたがると批判的だったのは韓国人だったではないか。

彼らの特性である儒教的節度はどこへ行った。済州島の石像、トルハルバン程度でちょうど良いではないか。なんでも欧米式に「開チン」をして見せびらかす必要はなかろう。若い作家の作品だから許されるというのなら、韓国人シニアたちの意見が聞いてみたいものだ。

最近のソウルの街中にはオブジェが目立つという。新ビル建設には建築費の0.5%から1%程度のアート作品を設置する義務が課せられるからで、歩いていると思わぬ有名作家の作品に出くわすこともあるという。まさか弾丸マンが並んでいるのではあるまい。

「理解できようができまいが」さまざまな作品を見られる環境があるのは悪くないと特派員氏はまとめているが、これは、頭に弾丸を被った像が理解できなかったという意味だと理解しておくことにする。

モルゲッソヨの原型「モルダ」には「悟らない、わきまえない」という意味もある。




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