5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

2008-02-28 13:20:14 | 環境
庭の枝先に留まる鳥のバラエティが増えてきているようだ。

常連のスズメやカラスに加えて、メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ、それに、時々ハクセキレイやカワラヒワまで。交通量の多い国道が近くにあっても、平気に定期的な飛来を繰り返している。

大胆なメジロなどは、窓外に置いたリンゴの芯やみかんの皮まで、結構マメにつついて行くし、ムクドリは枝に止まったまま、猫の餌をじっと狙っている。おかげで、スズメは自分のテリトリーを奪われそうで必死である。

朝日新聞のオピニオン「声」欄(2008年2月27日)に、「鳥」のテーマで名古屋市守山区のS氏の投稿があるので無断引用してみる。

「私が住んでいる地区では《住みよい町づくり》を目指して土地区画整理事業が進められている。かつては自然に恵まれた農村地帯だったが緑の小山は壊され、田畑は埋め立てられ、竹やぶは切り倒されて住宅地に変身している。その影響か、猫の額ほどの我が家の庭先にも、これまでスズメが飛来するくらいだったのが、最近では餌を求めてヒヨドリ、ホオジロなどの野鳥がやってくるようになった。~また、今では使われなくなった近くの農業用ため池にもカルガモやセキレイなどの野鳥が水面で戯れる光景がみられるようになった。~だがかんがえてしまう。開発がすすむと、狭められた野鳥の住処はさらになくなり、将来に禍根を残さないだろうかと。庭先の野鳥の鳴き声を聞きながら手放しで喜べない複雑な心境でいる。」

我が家の鳥たちもS氏と同様の環境なのだろう。
人間の都合で木を伐り住処を奪った結果が、小鳥の増加だとすれば、かわいい姿や鳴き声をよろこんでだけいれば良い訳ではさなそうだ。このブログの《ひよどりの窓外訪問》でも書いたが、メタボ気味の小鳥が並んで枝に止まった姿は、見方をかえれば、ヒチコックの映画のようにも見えてきそうだ。

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