5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

韓国人のアニメ好き

2017-03-08 22:15:23 | 韓国
夕刊ラテ面には10Dのカラー広告。3月10日封切りのディズニーアニメ《モアナと伝説の海》の広告だ。

北国が舞台の《アナと雪の女王》が大ヒットだったから、こんどは南国の海のハナシにしようということなのだろうか。海といえばスタジオじぶりの宮崎駿監督にも海をテーマにしたヒットアニメが多い。

こうしたアメリカや日本のアニメーション映画が映画大国の韓国でも人気を呼んでいるのだという中日夕刊の〈世界の街海外レポート〉のソウル便り。

《君の名は。》の観客数は350万人を突破する勢い。300万人が観てくれたら韓国を再訪するという約束を守った新海誠監督の人気もあってのことだろうか。

新海監督はインタビューでアニメ制作にかかわるスタッフの中には韓国人アニメーターたちも沢山加わっており、若し彼らがいなければ《君の名は。》は出来上がらなかっただろうとまで言い切ったという。

それだけ優秀なアニメーターが多い国柄なのだから、韓国製のアニメにも高質な作品をつくる実力はあるのだが、日本のアニメがもてはやされるのはどうしてか。

自称「ジブリ博士」を名乗る韓国人のアニメおたくは「アニメは幼児のためのもの」という考え方がつよい」からだと云う。大人も楽しめる作品は日本やアメリカ製しかないからという訳だ。

隣の家のような身近さと韓国を評価した新海監督に言わせると、両国の文化的共通点の多さが《君の名は。》ヒットの背景にあるらしい。

日韓の政治的なギクシャクが続いているうちに、チャイナマネーを持った中国人観光客に席捲されたような韓国だったが、ここへきて、米国との防衛網を固めようとする韓国に中国政府が猛反発。とばっちりが「禁韓令」という北京が発動したきわめて政治的なイジワル措置。

中国人団体の催行中止もあれば、KPOPコンサートの中止まであって、韓国、特にツーリズム関連業態は困った状況らしい。

こんな時こそ日本のアニメが映画好きの多い韓国人の気持ちにしっかりと寄り添えるような気がする。建前としての「嫌日」は続いても、本音の「親日」がすこしくその勢いを増すチャンスである。



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