5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

猛暑の夏は永劫に

2021-02-01 21:15:20 | 天候・気候

コロナ関連2月最初の数字は、全国で1792人(延392475人)が感染確認、80人(累5846人)が死亡と発表された。愛知県では80人(延24127人)が感染確認、5人(累人)の死亡が発表されている。東京都は393人と数字が急落したが、週明けだからなのだろうか、それとも緊急事態宣言の効果が出たということなのだろうか。

新しいアメリカ大統領に就任したばかりのバイデン氏。今日は雪の降り積もるホワイトハウスの外部廊下を歩く自身の写真に「こんな日には通勤距離が短いのはほんとうに有難い」とツイート、33万イイネを獲得した。

大統領に就任した直後の1月21日から積極的に前政権の軌道修正を進める新大統領だが、その政治判断の最初に行ったのがトランプが離脱した、地球温暖化対策に対する国際協定、いわゆる「パリ協定」に復帰することだった。「21世紀後半までに世界の温室効果ガス排出をゼロにし、平均気温上昇を2度未満に抑える」ことが目標とされる。

それより少し前、1月19日付の中日夕刊には「国立環境研 日本近海の異常高温を解明」というニュースが報じられている。

「日本近海が夏に異常高温になる頻度が15年に一度となり、地球温暖化の影響をもろに受けている」と国立環境研究所の研究チームが解明したという。「パリ協定の目標達成があっても二年に一度以上と頻繁に起きる」という予測だというからタイヘンである。

分析の対象となったのは本州南側の海域の8月の海面水温。結果はその8割が28度以上を記録した。これは台風が強力化し大型化するという証拠だ。この海水温は産業革命以降の温暖化がなければ千年に一度しか発生しないような異常高温だったらしい。そういわれれば、たしかに去年の夏は暑かったなあと寒波に震えながら考える。

海面水温は1980年代から上昇傾向にあり、現状の温暖化対策のままで進めば、去年8月の水温が2年に一度は起きる。パリ協定の目標達成があってもこの発生頻度のままだというレポートの警告だ。

ということは「暑い夏が永劫に続き日本列島は巨大タイフーンの餌食になる」というありがたいご託宣をいただいたに等しいではないか。巨大地震にも巨大台風にも、さらに感染症にも強いスーパー生活環境なんていったい何処にあるのだろう。

 


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