お仲間Jさんのブログが更新された。題して「家族関係の意味」とある。
『十月になった途端、長い秋夕連休に合わせた民族大移動の幕が開いた。韓国特有の名節たる秋夕は、故郷の親族に逢いそれぞれの血脈を尋ねる大切な機会だ』
とJさんは云い、 幸せな家族の集う秋夕の意味を褪せさせている憂うべき最近の社会現象の例として、増える夫婦の離婚、家庭内暴行の横行、などを挙げている。罪もない子供たちはその被害者だというのだ。
OECD加盟国中、最低水準にある韓国の出生率。少子化の問題は行政にオマカセというのではなく、より健全な家庭を作ることに衆知を集めることが重要なのだと思うと書いている。
中日夕刊「世界の街 海外リポート」のソウル特派員は「旧盆の慣習から脱出」というタイトルで、秋夕に対する韓国人たちの反応を拾っている。
今年は、公休日や土日に臨時公休日もプラスした十連休の秋夕ホリディ。故郷に帰り、親族と団欒し、家庭料理を家族で囲む。昔の秋夕の過ごし方はこうだったろう。
だが今年は事情が違ったと特派員氏は云う。連休に故郷には帰らず海外に出た韓国人が増えたのだ。
帰郷を避ける心理は女性たちの手間の多さに拠るらしい。料理づくりはまだしも、親戚たちとの家事は気を遣い過ぎて大きなストレスになる。だから旦那にねだって海外へと逃避行を決めたという訳である。
今後はそういったタイプの家庭がさらに増えるのではないかとあるが、面倒な法事の参加や親戚づきあいから逃げようとする夫婦も「憂うべき社会現象」だとJさんは怒るだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます