5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

高齢者よ、笑え

2015-10-26 22:20:20 | 健康
「笑門来福」というが、よく笑う高齢者は健康状態が良さそうだ。

NHKのニュースによると、平素ほとんど笑わない高齢者は、よく笑う高齢者に比べて、健康状態が悪いと感じる人が1.5倍以上に上ることが千葉大や東大の研究調査で分かり、「笑い」が健康に役立つ可能性を示すものだという結論になりそうだという。

調査では、全国2万人の65歳以上の高齢者に「日常生活で声を出して笑う頻度」を尋ねた。「ほぼ毎日」という回答が男性38%女性49%、「ほとんどない」という回答は男性10%女性5%。このうち「健康状態が悪い」と答えた割合は「ほとんどない」が「ほぼ毎日」に比べ、男性で1.54倍、女性で1.78倍と差が付いたのだという。

すでに、これまでの調査で「健康状態が悪い」と答える人は、その後寝たきりになったり死亡したりする率が高くなることが判っているというが、今回の研究では、笑いと健康の関係が示された。笑いのメカニズムについてはさらに調べる必要があるというが、笑いが健康に役立つのだというのなら、高齢者のひとりとしても、それを心掛けた方が良いようだ。

ニュースでは「笑いヨガ」の講座が人気を集めているとレポートしている。笑いは腹筋を使うから、呼吸法として年寄に適当な運動になるというのは判らぬではないが、「作為的な笑い」というのはどうも心情的にしっくりこない。他人のはなしを聴きながらつられて笑いだすという方が自然な気がする。

他人のする話を聴くといえば「噺」落語はどうだろうか。

異文化のお仲間ISさんから、落語会の誘いメールが飛び込んだ。お寺が企画した定例の寄席らしい。米丸門下の桂竹丸という落語家の独演だという。知らない名前だからWikiで調べてみたら真打昇進1993年、今年58歳の盛りだ。落語芸術協会理事というポストまである。名古屋にも縁がありそうだが、いまひとつポピュラーではない。それともこちらが知らないだけのことだろうか。

ISさんによると、竹丸は「紀州」という演目が得意なのだそうだから、今回の落語会に「尾州継友と紀州吉宗の将軍跡目争い」を題材にしたこの演目が選ばれれれば、異文化連には面白い「江戸史」の勉強になりそうだ。

Youtubeにも竹丸の「紀州」がアップされているのを見つけた。どれほど「笑わせて」貰えるのか楽しみにして聴いてみよう。ちょっとは健康になれるかな。





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