2月23日(土)AM10:00 恒例となった野鳥観察会。今年も石井省三氏(日本野鳥の会茨城県副会長)を講師にお迎えし、開催した。
当日、雨の予報もあり、気をもんでいたが、杞憂だった。見事に晴れ、風もなく、春を思わせる絶好の観察日和となった。
参加者はスタッフを含め、40名(定員30名)となった。 初参加者も八名おられた。
今回の特徴は、成人の方が多く参加され、ご自分の双眼鏡を持ち、そのいでたちから野鳥に詳しい雰囲気を醸し出していた方もいらした。
自然博物館の小幡先生が届けてくれた双眼鏡(35台)を参加者にお渡しし、石井先生より、使い方の説明があった。
先生ご自身が作成されたこの地域でみられる野鳥の写真と解説が載った冊子を各自に配布し、五郎助庵をいざ出発。
五郎助山を囲む外周道路がそのコースとなった。約2時間の観察会である。
大勢の人間に驚いたのか、野鳥はなかなか姿を見せてくれなかった。 先生は野鳥はもちろんであるが、道端にある野草についても興味ある話を盛り込
み、同行者の耳を引き付けた。しばらくコースをたどると誰がが、「あ、カケス」だ。と声を発した。「どこだ!、どこだ!」と指さす方向へ、一斉に
双眼鏡を向ける。
人よりも先に見つけたときの快感がこの観察会の醍醐味でもあるようだ。
私の双眼鏡も茶色いカケスを捉えていた。カケスはしばらく姿を隠さず、同行者の目を楽しませてくれた。
次に「コゲラがいる!」と誰かが小さな声で叫んだ。
また一斉に双眼鏡を手にする。捕まえた!。コゲラは止まった木の幹の周りをぐるぐる回りながら、くちばしを幹に当てていた。
まもなくもう一羽のコゲラも現れ、同じようにぐるぐる回る。
つがいかもしれない。参加者の欲求不満はいくぶん解消されたようだ。
時計を見ると12時少し前になっている。五郎助庵で里山カレーを作ってくれている女性スタッフに電話する。(準備OKとの返事)
石井先生に合図し、きびすを返し、スタート地点に戻って行く。
五郎助庵に着くと、ビンゴゲームが待っていた。先生が作ったカードに、野鳥に関するクイズの答えを埋めて行く。出題者は石井先生だ。
スタート時に先生から野鳥に関するお話しがいろいろあったが、そのお話しの中に答えがたくさんあった。
見事ビンゴとなった方にはカレーのお替りが出来ると先生がおっしゃった。(え、聞いてないな?)それとなく厨房に入り、カレーの量を確認したら、
(多めに作ってあるので大丈夫)との返事があったので安心した。
今回初めて参加していただいた成人の方に五郎助山のパンフをお渡ししながら、是非、当会にご加入くださいとお誘いした。
5月には植物観察会も予定しており、そのご案内もお送りするとお伝えした。
ささやかな縁から一生の縁が生まれることもままあるので、こうした縁を大事にしたい。
天候に恵まれ、楽しい観察会となった。
縁・・・大切ですよね、人生が変わるような縁もありますからね・・・。
今回は初参加の大人の方が多かったのが特徴でした。
筑波大学の先生という方もご夫婦で参加してくださいました。参加者に入会のご案内もさせて頂きました。