里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

第12回里山フェステバル盛況に無事終了

2014-10-13 06:35:05 | Weblog

10月12日(日)ついに里山フェステバル本番の日だ。 心配された台風19号は速度が遅く、まだ沖縄を過ぎたところで、幸運にも五郎助山は穏やかで日差しまで森に差し込んでいた。当初12日は雨の予報で、場合によっては「中止」という可能性もあったが、私たちの強い祈りが天に通じたのか予想外のフェステバル日和になった。 

朝7時 花火の打ち上げの時間だ。糸井さんが鉄管の中に玉を入れ、火を落とす。シュパッという音と共に白い煙が上がった。間もなく空にパッパーンという乾いた音が響き、閃光が走った。昨年と同じ光景である。

 

丁度 居合わせた方も一部始終を私と見ていた。「イヤー初めて見ました。すごい迫力ですね。」とおっしゃる。どちらから?「ツリークライミングジャパンのものです。」「後藤も間もなく到着すると思います。」「これは失礼しました。今日はよろしくお願いします。」と笑顔を交わした。

昨年もツリークライミングの後藤さんたちは五郎助山に一番乗りで到着し、すぐさま準備に取り掛かっていた。今日は、全員7:30分集合である。ほどなく次次と車が入って来た。お湯はすでに沸いており、全員が揃ったところで、とっておきの美味しいお茶が女性会員より振舞われた。出席人員と役割分担の最終確認をする。細かい指示を出し、午前8時に各自持ち場に移動開始

  ドラム缶ピザの準備

 

 釣り体験 模擬店のテント

 いよいよオープニングセレモニー

午前9時からオープニングセレモニーが開催されたが、今年は来賓者が多数お見えになった。赤荻教育長を始め、西小の武井校長、東小の須藤校長、関城中の齋藤校長、認定こども園 箱守所長 そして生涯学習課の大谷課長、前、西小校長の北澤先生(現・学校指導員)更に各学校の教頭、里山担当の先生まで実に10名を超える教育関係者にご臨席頂いた。

そして設楽恵美子県議、鈴木聡県議、大島茂市議も激励に駆け付けてくれた。西小の樋山先生(現・筑西市教育委員会)も来てくれた。

こんなに大勢の来賓者は初めての経験である。この日は来賓者もさることながら、子供たちや家族連れも出足が早く、馴染みの方から初顔の

方まで、切れ目なく森の中に入って来た。午前10時前に駐車場の担当者から満車になったので臨時駐車場(選果場)に誘動するとの連絡入った。

これも初めてのことである。今日のお天気に そして神様、仏様に感謝したい。

イベント 開始 (9:30分)

各コーナーのイベントがスタートした

 ツリークライミング体験コーナー

ツリークライミングジャパンの後藤さん率いるツリークライミングの体験コーナーではすでに申し込みの列が出来ていた。昨年初めて導入したが、子供たちに人気を博し、2年目となる今年は昨年の経験者はもちろん、今回ぜひ体験したいという親子で あっという間に予定者数(25名)が埋まってしまった。4人の指導員が1組(7~8名)を約1時間 紐の縛り方から登り、降りるまで指導する。

 ロープの使い方、登る方法、降りる方法を学ぶ

   登ったどー 

 

 

〔竹とんぼ、竹でっぽう体験コーナー〕

  1対1

〔釣りコーナー〕

 多くの釣り人でにぎわう  

 〔ネーチャーゲーム〕                  

〔木工クラフト〕

 

 木工クラフトは結城の小林さんとそのお仲間が担当してくれた。今年もこちらも大盛況。

午前中、体験コーナはどこも大盛況で、スタッフはお昼を食べる暇さえないほどである。模擬店(ドラム缶ピザ、焼きそば、カレー、焼き芋(初))の材料も昨年より多く準備したがお昼前に、ほとんど、なくなってしまった。過去最高の人出であった。

そしていよいよフェステバル第2部

森のコンサート 

大和田夕紀さん(ソプラノ、ソロ) 穂積慶子さん(伴奏)

      

二胡奏者 酒井和嘉子さん、オカリナ・フルート奏者 八木谷由梨さん

 

二胡奏者の酒井さんとはネットでお知り合いになったが、ディナーショーや、華やかなホテルのコンサートの出演が多い方が 田舎の里山の小さな舞台に立ってくれることが信じられなかった。しかも音楽仲間の八木谷さんまで誘っていただき、夢が叶った思いだ。

 最初の曲「蘇州夜曲」が始まると観客席は静まり返り、二胡独特の哀愁を帯びた音色が里山の木々の間をゆっくり流れた。想像以上に二胡の音色は里山の風景に溶け込んだ。

 

3曲目は、二胡とオカリナの「風の通り道」という曲である。八木谷さんとの呼吸もピッタリで観客席からも思わず拍手が沸いた。

私がリクエストしていた「賽馬」は6番目に登場したがとてもリズミカルな曲で、最後に馬の「いな啼き」も見事だった。

最後の曲(10曲目)はお二人で賑やかに「情熱大陸」で締めくくった。

あっという間の2時間だった。成熟した演奏は時間を感じさせない。そして心に栄養を与えてくれた。

大和田さんも再登場し、出演者全員、そして観客全員で「ふるさとを」を合唱した。

  全員で「ふるさと」を歌う 

最後に小学生3名から大和田さん、酒井さん、八木谷さんに会より心ばかりのブーケの花束が送られた。

 

第12回里山フェスティバルは幸運にも台風の影響も無く、盛会に終了することが出来た。

準備の段階から会員の皆さんにはご苦労をかけた。誰か一人欠けても成立しなかったと思う。

この感動を忘れず、またこの活動が長く継続できるように後継者づくりにも気を配りたい。

ご来場の皆様、そして素晴らしい歌と、二胡とフルートそしてオカリナのデユオを聞かせて頂いたご出演者の皆様に心から御礼申し上げま

す。

追伸

 ご出演頂いた酒井和嘉子さん(二胡奏者)のブログに里山「森のコンサート」の記事が掲載されています。

 http://ameblo.jp/wakako-erhu/entry-11938693593.html

 

 八木谷由梨さんのブログです ↓

http://ameblo.jp/oyuriyuri/entry-11939836730.html 

 

 

 

 

コメント (2)
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