今年も1月7日から8日に京都への歴史探訪ツアーに参加しました。
今年のテーマは「源氏物語の舞台を訪ねて」です。
講師のH先生が来られるのは8日だけなのですが、もったいないので前日から京都入りし、7日は宇治十帖の舞台の宇治を訪ねました。
「のぞみ」の中で昼食を済ませ、荷物をホテルに置いて、一行13人は、昼頃、京都駅からマイクロバスに乗って、まず伏見稲荷に参拝してから、いよいよ宇治に入りました。
最初の見学場所は「浮舟」の古跡がある三室戸寺。参道から風情のあるお寺でした。
奥まったところにひっそりと浮舟の石碑がたっていました。
境内には蓮の鉢がずらりと並び、参道脇はツツジの刈り込みが見事で、花の時期にはさぞ美しいのではと想像できました。三室戸寺は花の頃にもう一度訪ねてみたいと思いました。
次にバスは平等院に向かいました。宇治橋から朱塗りの朝霧橋・白い橘橋が美しく眺められました。
バスを降り、平等院を散策。あいにくどんより曇ってしまって、極楽浄土の雰囲気ではありませんでしたが、三十数年前訪れた時より境内はきれいに整備されていました。
さらに橘橋・朝霧橋を渡って宇治上神社に向かいました。この辺り一帯は宇治十帖でヒロイン達が集まった八の宮の山荘があったところとされています。
宇治上神社はしっとりと上品で、清らかな気が流れているようでした。
次に源氏物語ミュージアムにいきました。
源氏物語が映像で見られて、光源氏が四季の邸宅を作り、春の屋敷には紫の上を、夏の屋敷には花散里を、冬の屋敷には明石の上を住まわせたことなどが説明され、浮舟が薫と匂宮の狭間で苦しんだ末、悲しい最後を迎える物語などが見られました。
恥ずかしながら、源氏物語は一部しか触れたことがないので、宇治は平等院のあるところ、宇治茶の産地くらいの印象しかありませんでしたが、千年前には王朝絵巻の華やかな世界が繰り広げられたところという認識に変わりました。
この後、京都に戻り、三十三間堂近くのお菓子処・柏庵に寄って頂いて、初釜のために季節のお干菓子を求め、昨年と同じおばんざいの店ふくざわで夕食を済ませ、新都ホテルに戻りました。
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