7月22日から25日まで横浜山酔会の7月山行・秋田駒ケ岳と岩手山山行にでかけました。
参加者の男性9名、女性10名は横浜を21時に出発。夜行バスなので参加者を20名に絞り、大型バスの2つの座席に一人ずつ座って休めるように配慮されていましたが、平成23年の立山、24年の鳥海山、26年の白山は同じく全体としては夜行バスでの出発でしたが、AさんやIさんたちと前泊して体力を温存して山行に備えたので、夜行バスでの参加は平成19年の八甲田山以来。多少不安を抱えながらの出発でした。
背もたれを傾けて休みました。途中で背中が痛くなり、蓮田・那須・国見・前沢のSAでトイレ休憩があったので小刻みになりましたが、何とか睡眠をとることができました。
東北自動車道の盛岡ICから国道46号を経由して田沢湖高原のホテルに到着したのは23日午前6時頃でした。ここに連泊して秋田駒ケ岳と岩手山に登ります。
部屋に荷物を置き休息。一部の人は素早く温泉に入って疲れを癒したようです。
7時から朝食。ホテルの用意してくれた栄養たっぷりの朝食を頂き、登山に備えました。
8時にホテルのマイクロバスで駒が岳八合目登山口まで送ってもらいます。
マイカー規制があり、登山者は大きな駐車場に車を留め、そこから上は羽後交通のバスで登ります。
ホテルのマイクロバスは許可を得ているようで、バスの後をついて八合目まで登ることができました。
写真はバスの発着場から見た秋田駒ケ岳です。天気は快晴!
トイレを済ませ9時10分頃、登山開始。道の両側には白い花が沢山咲いています。「ショウマの仲間でしょう」と花に詳しいK会長。
可憐な紫色の花はハンショウヅル?
白い花はモミジカラマツです。このような山道を花を観賞しながら登っていきました。
これはウドですね。
こちらはシャジンの仲間かしら?秋田駒ケ岳は花の盛り!
やがて田沢湖が見えてきて片倉展望地に到着。
左前方には男岳? シャクナゲが咲いています。
バイケイソウだったかな?
遥か彼方の独立峰は鳥海山のようです。平成24年7月に山酔会で鳥海山に登った時は山頂は雲に隠れていて、びしょ濡れで山頂にたどり着いたことを思い出します。鳥海山は雲がかかっていることが多いということですが、その鳥海山の山頂がすっきりみられるほど今日は天候に恵まれたのだと感動しました。
ニッコウキスゲの群落の向こうに田沢湖。素晴らしい風景です。さらに登っていくと10時39分、阿弥陀池が見えてきました。20年前登った時は霧の中でしたが今日はすっきりと晴れています。
阿弥陀池の左側の木道を歩いて、左側の男女岳に登ることになり、11時7分男女岳(1637m)に到着。
秋田駒ケ岳は最高峰の男女岳の他に男岳・横岳・女岳・小岳などがあり、その総称のようです。
山頂からは箱庭のような風景が広がっていました。男岳にも多くの人が登っているのが見えます。男岳と横岳の間、遥か彼方に鳥海山を臨むことができました。
男女岳を下り、阿弥陀池避難小屋の前のベンチで早めの昼食をとった後、群生しているというコマクサを見るため、横岳を経由して大焼砂の火山礫斜面を下っていきました。
小さなコマクサが一面に咲いて火山礫斜面をピンク色に彩っていました。コマクサは堪能できましたが急な火山礫斜面を登って戻るのはかなり大変で、柵のロープにつかまりながら必死に戻る途中、羊蹄山でも見られたイワブクロが咲いていました。
この後、焼森を経由して灌木が生い茂る細い道を木の枝をかき分けながら八合目まで下り、迎えに来てくれたホテルのマイクロバスで宿に戻りました。
早速、待望の温泉で汗を流しました。乳頭温泉から引いているという乳白色の温泉です。
この後18時30分から夕食。もちろんビールで乾杯。
20時からお隣の広い401号室を借りて皆さんにお抹茶を振る舞うことにしました。そのつもりでS.Hさんと2人で旅行鞄に携帯用茶道具を詰め込んできました。お菓子は水色の金平糖の中に和三盆の貝がちりばめられている干菓子「湘南の風」を用意。一緒にお稽古している気心の知れたS.Hさんと連携良くお抹茶を点てることができました。みなさん神妙な顔で飲んで下さっていましたが、喜んでいただけたようで良かったです。
明日の出発は6時と早いので、21時に明日の朝食と昼食のお弁当を受け取り、就寝。
夜行バスの後の登山で疲れていたので、皆さんあっという間に熟睡していました。
天気もすごく良くて、気持ち良さそう!